JPH022916Y2 - - Google Patents

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JPH022916Y2
JPH022916Y2 JP14346884U JP14346884U JPH022916Y2 JP H022916 Y2 JPH022916 Y2 JP H022916Y2 JP 14346884 U JP14346884 U JP 14346884U JP 14346884 U JP14346884 U JP 14346884U JP H022916 Y2 JPH022916 Y2 JP H022916Y2
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valve
egr
pressure
negative pressure
intake passage
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はデイーゼルエンジンの吸気装置に関
し、さらに詳しくは機械式過給機とEGR装置と
を備えたデイーゼルエンジンの吸気装置に関す
る。
従来の技術 排気ガスの一部を吸気通路に再循環させる
EGR装、及びエンジンのクランクシヤフトに連
結された機械式過給機はそれぞれよく知られたも
のである。機械式過給機を吸気通路に配置すると
ともにこの過給機をバイパスして形成されたバイ
パス吸気通路にバイパス弁を配置してエンジン負
荷に応じてバイパス弁を作動させるようにした構
成も公知である(実公昭49−155442号公報、特開
昭56−167817公報参照)。さらに、そのようなバ
イパス弁を設けるとともにバイパス弁を過給機下
流のスロツトル弁と連動させるようにした構成も
公知である(開昭58−6922公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 排気駆動によるターボチヤージヤの場合にはタ
ービン背圧により排気圧が高められるので排気通
路から吸気通路へEGRガスを流すことができる
が、吸気通路に機械式過給機を備えた場合には
EGRの必要な部分負荷域において排気通路内に
よりも吸気通路内の過給による圧力が高くなるた
めに排気通路から吸気通路にEGRガスを流すこ
とができないという問題がある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案によるデ
イーゼルエンジンの吸気装置は吸気通路に機械式
過給機を備え、該過給機下流の吸気通路をEGR
弁が配置されたEGR通路により排気通路に連結
し、そして、EGR弁が開かれるときに作動して
吸気通路内の圧力を低下せしめる弁装置を設けた
ことを特徴とするものである。吸気通路内の圧力
が低下されれば、排気通路から吸気通路へEGR
ガスが流れることができるようになる。EGR弁
及び前記弁装置は負圧により作動されるタイプの
ものであるのが好ましく、これらの両弁は共通の
作動負圧により制御されるのが好ましい。
実施例 第1図において、1はデイーゼルエンジン本
体、2は吸気通路、3は排気通路である。吸気通
路2には機械式過給機4が配置され、これはエン
ジンのクランクシヤフトに連結されて駆動される
ルーツポンプやベーンポンプ等から成るものであ
る。過給機4下流の吸気通路2はEGR通路5に
より排気通路3に連結され、EGR通路5には
EGR弁6が配置される。
EGR弁6は負圧作動型ダイヤフラムアクチユ
エータ7により駆動されるようになつている。ア
クチユエータ7はダイヤフラム8により隔成され
た負圧室9と大気圧室10を有し、大気圧室10
はポート11により大気に通じている。負圧室9
の負圧導入ポート12はパイプ又はホース13に
より負圧制御弁15に連結される。負圧室9内に
はばね16が配置され、これはダイヤフラム8を
第1図で右方に付勢している。ダイヤフラム8に
はEGR弁6を取付けた弁棒17が固着され、負
圧室9に負圧が導入されていないときにはばね1
6のばね力によつてEGR弁6が閉じ、負圧室9
に負圧が導入されると負圧の値に応じてEGR弁
6の開度が調整される。このような開度調整を可
能とするために、負圧制御弁15はバキユームポ
ンプ19に連通されるポートを有するとともにそ
の弁通路面積が連続的に変えられる電磁弁により
形成され、その制御信号がコンピユータ20より
与えられる。コンピユータ20は公知のデジタル
コンピユータにより形成されることができるので
その詳細な説明は省略する。コンピユータ20は
各種センサからの例えばエンジン回数やアクセル
開度をあらわす信号を受けるとともにそれらの信
号に基づいてEGR弁6を開くべき時期及びその
開度を演算して負圧制御弁15に制御信号を送
る。概して、エンジン高負荷時にはEGRは行わ
れず、エンジン部分負荷時にEGRが行われるが、
これは特定のタイプのエンジン毎に決定されるこ
とである。
過給機4がエンジンのクランクシヤフトに連結
して駆動される場合、EGRを行うべき部分負荷
時に過給機4下流の例えばAで示すEGR通路5
への連結点での吸気通路2内の圧力がBで示す排
気通路3内の圧力より高くなると、EGR通路5
を介して排気ガスが吸気通路2内に流入すること
ができなくなる。本考案においては、EGRを行
うべきとき、即ち、EGR弁6を開くときに吸気
通路2内の過給による圧力を低下させる弁装置が
設けられ、吸気通路2内の圧力の低下によつて吸
気通路内の圧力が排気通路3内の圧力より低くな
りよつてEGRガスが流れることができるように
なる。この実施例においては、前記弁装置は過給
機4をバイパスして形成されたバイパス吸気通路
21内に配置されたバイパス弁22によつて具体
化される。バイパス弁22はリンク23及び作動
ロツド24を介して負圧作動型ダイヤフラムアク
チユエータ25により駆動される。このアクチユ
エータ25の構造は前述のアクチユエータ7の構
造とほぼ同様であり、ダイヤフラム26、負圧室
27、大気圧室28、ばね29、大気ポート3
0、負圧導入ポート31等を有し、その負圧導入
ポート31はパイプ又はホース32により前記負
圧制御弁15に接続され、然も両アクチユエータ
7,25にそれぞれ通じるパイプ又はホース1
3,32は共通のパイプ又はホース33により負
圧制御弁15に連結される。従つて、EGR弁6
のアクチユエータ7に作動負圧が導入されるとき
にはバイパス弁22のアクチユエータ25にも作
動負圧が導入されることになる。斯くして、
EGRを行わない高負荷時にはバイパス弁22は
閉じられ、過給機4により大量の空気をエンジン
に供給するとともに燃料量を増量することによつ
てエンジン高出力を得ることができるようにな
る。EGRを行う部分負荷時にはEGR弁6が開か
れるとともにバイパス弁22も作動されてバイパ
ス吸気通路21を開き、従つて、過給機4が常時
駆動されていても過給された空気圧がバイパス吸
気通路21から逃げるので例えばA点の吸気圧力
はほぼ大気圧近くまで低下される。よつて、
EGRガスを排気通路3から吸気通路2に流入さ
せることが可能になる。又、部分負荷時にバイパ
ス弁22を開くことにより常時運転される過給機
4の仕事量を低下させてエンジンの駆動損失を低
減せしめることにもなる。
次に第2図を参照して上気装置の作用をさらに
詳細に説明する。エンジン負荷に対する要求
EGR量は一に軽負荷に行くほど大きくなる。こ
の要求EGR量を得るべく、コンピユータ20は
負圧制御弁15に制御信号を送る。これに応じ
て、吸気通路2内のA点圧力が負荷の低下ととも
に比較的急激に低下していき、排気通路3内のB
点圧力は比較的緩やかに低下する。その結果、第
2図のB−A圧力で示されるように、両弁6,2
2の作動開始後の短時間で吸気圧力と排気圧力の
関係が逆転し、排気通路3内のB点圧力が吸気通
路2内のA点圧力より大きくなつたときにEGR
が開始され、EGR量はEGR弁6の開度とB−A
圧力の差圧により定められることになる。
第3図は他の実施例を示し、EGR弁6を開く
ときに吸気通路2内の圧力を低下させる弁装置が
過給機4の上流に配置された吸気絞り弁35によ
り形成され、その他の構造は第1図と同様である
ので第1図と同一の参照符号を付して示してあ
る。この例の場合には、過給機4に向かう空気量
がその上流の絞り弁35によりすでに制御された
ものとなつており、その絞り弁35は第1図のバ
イパス弁22と同様にEGRバルブ6とともに共
通の作動負圧により制御され、従つて、過給機4
が運転されているにもかかわらずEGRを行うべ
き部分負荷時に吸気通路2内の圧力を低下せし
め、EGRを行うことができるようになつている。
第4図はさらに他の実施例を示し、第1図の装
置にEGRを行う部分負荷時から急加速時に応答
性よく吸気通路2内の過給圧力を復元増大せしめ
るための大気ブリード弁36を設けたものであ
る。大気ブリード弁36はバイパス弁22のアク
チユエータ25に作動負圧を供給するパイプ又は
ホース32途中に配置され、その詳細な構造が第
5図に示される。第5図において、大気ブリード
弁36はダイヤフラム37により隔成された第一
室38と第二室39を有し、第一室38はポート
40により負圧制御弁15に通じ、第二室39は
ポート41によりバイパス弁22のアクチユエー
タ25に通じている。ダイヤフラム37には第一
室38内においてストツパ部材42が固着され、
第二室39内に配置したばね43により第一室方
向に押付けられている。第一室38と第二室39
とは貫通小孔44により通じており、負圧制御弁
15からアクチユエータ25への圧力の伝達が緩
やかに行われるときには大気ブリード弁36が実
質的に存在しないような圧力伝達特性を有する
が、負圧制御弁15からアクチユエータ25への
圧力の伝達が急激に行われるときには貫通小孔4
4が絞りとなつて第一室38と第二室39との間
に圧力差を生じさせる。即ち、急加速時には第一
室38の負圧が急激に小さくなるが第二室39の
負圧は急激に小さくならない。従つて、ダイヤフ
ラム37が急加速時に第5図で右方に動く。
ダイヤフラム37には第二室39内を延びる押
棒45が固着されており、その延長線上には貫通
孔を有する弁座46が形成されている。弁座46
にはばね47に付勢された弁体が常時着座してお
り、前述した急加速時に押棒45が動くときに弁
体48を押開くことになる。そこで、エアフイル
ター49を通つて大気が導入され、バイパス弁2
2のアクチユエータ25の作動負圧を急速に大気
圧になつてバイパス弁22がすばやく閉となり、
過給機4の作用によりエンジン燃焼室への吸入空
気量を増大させ、加速応答性が向上する。さら
に、このときに、EGR弁6のアクチユエータ7
の作動負圧は予め定められた割合で低下してい
き、EGR6の全閉に要する時間はバイパス弁2
2が全閉に要する時間に比べて相対的に長くな
る。しかしながら、EGR弁6が全閉となつてい
なくても吸気通路2内の過給による圧力の上昇に
伴つて吸気通路2内の圧力と排気通路3内の圧力
との差圧が次第に小さくなつて急加速に伴う
EGR量の変化が滑らかであつて且つ相対的に急
速である。このために、急加速時のドライバビリ
テイが優れるとともにスモークが減少することに
なる。
上述した各実施例においては、第4図に示され
るように、過給機4とエンジンのクランクシヤフ
トを電磁クラツチ50を介して連結し、電磁クラ
ツチ50をコンピユータ20により制御すること
も可能である。又、第5図に示されるブリード弁
36のダイヤフラム37には、第6図に示される
ように貫通小孔44の他に一方向への流通のみ許
容する逆止弁51を設けた構造とすることもで
き、これによつて第一室38から第二室39方向
への負圧の導入は容易となるとともに、第二室3
9から第一室38方向への流れは制御を受け、前
述した急加速時にダイヤフラム44の両側に圧力
差を形成するのを助けている。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば機械式過
給機とEGR装置を共に備え、適切なEGRを行う
ことのできるデイーゼルエンジンを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるデイーゼルエンジンの吸
気装置の略構成図、第2図は第1図の装置の作動
を説明するためのグラフ、第3図は他の実施例の
略構成図、第4図はさらに他の実施例の略構成
図、第5図は第4図のブリード弁の詳細図、第6
図は第5図のブリード弁の一部の変形例を示す図
である。 2……吸気通路、3……排気通路、4……過給
機、5……EGR通路、6……EGR弁、7,25
……アクチユエータ、15……負圧制御弁、22
……バイパス弁、35……絞り弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイーゼルエンジンの吸気通路に機械式過給機
    を備え、該過給機下流の吸気通路をEGR弁が配
    置されたEGR通路により排気通路に連結し、そ
    して、該EGR弁が開かれるときに作動して吸気
    通路内の圧力を低下せしめる弁装置を設けたこと
    を特徴とするデイーゼルエンジンの吸気装置。
JP14346884U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH022916Y2 (ja)

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JP14346884U JPH022916Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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JP14346884U JPH022916Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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JPS6158650U JPS6158650U (ja) 1986-04-19
JPH022916Y2 true JPH022916Y2 (ja) 1990-01-24

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ID=30701762

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002332879A (ja) * 2001-05-01 2002-11-22 Hino Motors Ltd Egr装置

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JP4506324B2 (ja) * 2004-07-20 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 過給機付き車両用内燃機関のegrシステム

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JP2002332879A (ja) * 2001-05-01 2002-11-22 Hino Motors Ltd Egr装置

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