JP2898685B2 - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電子写真用感光体に関する。
本発明の感光体を第1感光層として他の第2感光層と
積層し、電子写真用複合感光体(2色プロセス用)とす
ることもできる。
〔従来技術〕
ピリリウム系染料と電気絶縁性重合体とからなる共晶
錯体及び必要あればトリフエニルメタン系増感剤を加え
た組成物を光導電層とした電子写真用感光体は公知であ
る(例えば特公昭46−22518号公報、同46−22519号公
報、同51−1129号公報、特開昭47−10785号公報、同51
−88226号公報、同51−93324号公報、同53−87227号公
報等)。
これらの感光体は、実用上、差支えない程度の電子写
真感度を持ってはいるが、未だ感度残留電位の点で充分
満足するまでにいたっていない。
〔目的〕
本発明の目的は極めて優れた電子写真感度を有する電
子写真用感光体を提供することにある。
更に詳しくは、正帯電時に特に優れた電子写真感度を
有する電子写真用感光体を提供することにある。
本発明の他の目的は、容易に製造できる電子写真用感
光体を提供することにある。
〔構成〕
本発明は、 (A)ピリリウム系染料1重量部、 (B)ピリリウム系染料と共晶錯体を形成しうる電気絶
縁性重合体5〜80重量部、 (C)下記一般式(I) (式中、R1及びR2は水素原子、アルコキシ基、チオアル
コキシ基、アリールオキシ基、置換もしくは無置換のア
ルキル基、ハロゲン原子および置換もしくは無置換のア
リール基よりなる群から独立して選ばれた基であり、R3
及びR4は水素原子、アルコキシ基、置換もしくは無置換
のアルキル基およびハロゲン原子よりなる群から独立し
て選ばれた基であり、Arは、置換もしくは無置換の単環
芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の非縮合多環芳
香族炭化水素基および置換もしくは無置換の複素環基よ
りなる群から選ばれた基である。) で示される化合物1〜50重量部よりなる三者が、1つの
感光層の主成分であり、かつ、この層中において(A)
のピリリウム系染料と(B)電気絶縁性重合体とが共晶
錯体を形成していることを特徴とする電子写真用感光体
に関する。
以下、図面にそって、本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の電子写真用感光体の使用構成例を
示す断面図であり、導電性基体11上に本発明の感光体よ
りなる共晶錯体感光層15が設けられている。
第2図は、本発明の別の構成例であり、導電性基体11
と本発明の感光体よりなる共晶錯体感光層15との間に下
引層14を設けたものである。
また第3図aに、本発明の感光体を用いた電子写真用
複合感光体を示す。電導性基体11上に本発明の感光体よ
りなる共晶錯体感光層15を透過する光に対して感度を有
する感光層12(以下、第2感光層という)を設け、さら
にその上に共晶錯体感光層15を設けたものである。
第3図bは、電子写真用複合感光体の別の構成例を示
すものであり、第2感光層12と、本発明の感光体よりな
る共晶錯体感光層15の間に中間層13を設けてなるもので
ある。
導電性基体11としては、体積抵抗1010Ωcm以下の導電
性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロ
ム、ニクロム、銅、銀、金、白金などの金属、酸化ス
ズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、蒸着又はスパ
ッタリング等によりフィルム状もしくは円筒状のプラス
チック、紙に被覆したもの、あるいは、アルミニウム、
アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス等の板および
それらをD.I.,I.I.,押出し、引抜き等の工法で素管化
後、切削、超仕上げ、研摩等で表面処理した管等を使用
することができる。
前述したように、共晶錯体感光層15は、共晶錯体と、
一般式(I)で示される導電性物質を主成分として形成
されている。ここでの共晶錯体は、ピリリウム系染料
と、電気絶縁性重合体とからつくられるものである。
一般式(I)の化合物は、あらかじめ重合体中に配合
しておくことが好ましい。
ピリリウム系染料には、ピリリウム塩、チアピリリウ
ム塩及びセレナピリリウム塩の3種があり、下記一般式
を有している。
上記式においてRa,Rb,Rc,Rd及びReはそれぞれ、 (a)水素原子、 (b)アルキル基、代表的にはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、アミル、イソ
アミル、ヘキシル、オクチル、ノニル、ドデシルなどの
C1〜C15のアルキル基、 (c)メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ア
ミロキシ、ヘキソキシ、オクトキシなどのアルコキシ
基、 (d)フェニル、4−ジフェニル、4−エチルフェニ
ル、4−プロピルフェニルなどのアルキルフェニル類;4
−エトキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−アミ
ロキシフェニル、2−ヘキソキシフェニル、2−メトキ
シフェニル、3,4−ジメトキシフェニルなどのアルコキ
シフェニル類;2−ヒドロキシエトキシフェニル、3−ヒ
ドロキシエトキシフェニルなどのβ−ヒドロキシアルコ
キシフェニル類;4−ヒドロキシフェニル、2,4−ジクロ
ロフェニル、3,4−ジブロモフェニル、4−クロロフェ
ニル、3,4−ジクロロフェニルなどのハロフェニル類;
アジドフェニル、ニトロフェニル、4−ジエチルアミノ
フェニル、4−ジメチルアミノフェニルなどのアミノフ
ェニル類;ナフチル、スチリル、メトキシスチリル、ジ
エトキシスチリル、ジメチルアミノスチリル、1−ブチ
ル−4−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブタジエ
ニル、β−エチル−4−ジメチルアミノスチリル等のビ
ニル置換アリール基のような置換アリール基を含めたア
リール基、 を表わし、Xは硫黄、酸素又はセレン原子であり、また
Z-はパークロレート、フルオロボレート、沃化物、塩化
物、臭化物、硫黄塩、過沃化物、p−トルエンスルホネ
ート、ヘキサフルオロホスフエートなどの陰イオン官能
基である。更にRa,Rb,Rc,Rd,及びReは共同してピリリウ
ム核に融合したアリール環を完成するに必要な原子であ
ってもよい。
このようなピリリウム系染料の代表例を下記に示す。
特に有用なピリリウム染料は下記一般式を有するもの
である。
式中R1及びR2はC1〜C6のアルキル基及びC1〜C6のアル
コキシ基から選ばれた少なくとも1つの置換基を有する
置換フェニル基のようなアリール基であり、R3はアルキ
ル部分がC1〜C6のアルキルアミノ置換フェニル基で、ジ
アルキルアミノ置換及びハロアルキルアミノ置換フェニ
ル基でもよい。Xは酸素、硫黄又はセレン原子、Z-は前
述の通りである。
電気絶縁性重合体としては電気絶縁性のものであれば
何んでも使用できるが、とりわけ、主鎖(繰返し単位)
中に下記式で示されるアルキリデンジアリーレン部分を
有するものが特に有用である。
式中R4及びR5は夫々、水素原子、トリフルオロメチル
のような置換アルキル基を含むメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、オクチル、オクチル、ノニル、デシルなどのア
ルキル基、ハロゲン、C1〜C5のアルキル基のような置換
基を有する置換アリール基を含むフェニル及びナフチル
などのアリール基であり、またR4とR5とは共同してシク
ロヘキシルのようなシクロアルカン類及びノルボルニル
のようなポリシクロアルカン類を含む環式炭化水素基を
形成するに必要な炭素原子であってもよい。R6及びR7
水素、C1〜C6のアルキル基又はクロル、ブロム、沃素な
どのハロゲンであり、またR8は、 及び よりなる群から選択された2価の基である。
また下記式の繰返し単位からなる疎水性炭酸塩重合体
類(ポリカーボネート)も有用で好ましいものである。
式中、Rはハロ置換フェニレン基類及びアルキル置換
フェニレン基類を含むフェニレン基であり、またR4及び
R5は前述の通りである。これらの重合体はUSP3,028,365
号、同3,317,466号に開示されている。好ましくは、ビ
スフェノールAから製造されるような、繰返し単位にア
ルキリデンジアリーレン部分を含有しビフェニルカーボ
ネートと2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンとの間のエステル交換によって生成した重合体を含む
ポリカーボネート類が有用である。このような重合体は
USP 2,999,750号、同3,038,874号、同3,038,880号、同
3,106,544号、同3,106,545号、第3,106,546号等に開示
されている。いずれにしてもフィルム形成性ポリカーボ
ネート樹脂類は広範囲に使用できる。特に約0.5〜1.8の
固有粘度を有するものを使用すると、満足し得る結果が
得られる。
電気絶縁性重合体の具体例は下記の通りである。
また、一般式(I)で示される化合物の代表例を下記
に示す。
本発明の共晶錯体感光層15をつくるには、上記のピリ
リウム系染料、電気絶縁性重合体、および一般式(I)
で示される化合物を、適当な溶媒、例えば、テトラヒド
ロフラン、トルエン、1,2−ジクロルエタン、塩化メチ
レン、クロロホルム、モノクロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン、ベンゼンなどに溶解し、これを導電性基体11上
に塗布し、50〜130℃で乾燥して、膜厚5〜50μmの光
導電層(共晶錯体感光層)15を形成すればよい。
塗布は、浸漬塗工法、ビードコート法、スプレーコー
ト法や、ワイヤーブレード、ドクターブレード、エアー
ナイフなどを用いて行なえる。
この塗布乾燥がなされる間に、ピリリウム系染料と電
気絶縁性重合体とで共晶錯体を形成する。
共晶錯体感光層15における各成分の割合は、ピリリウ
ム系染料1重量部に対して、電気絶縁性重合体5〜80重
量部、一般式(I)で示される化合物1〜50重量部が適
当である。
また、この層15を形成する際に、シリコーンオイルな
どのレベリング剤を、塗工液に添加してもよい。その使
用量は、電気絶縁性重合体に対して0〜1重量%程が適
当である。
さらに、層15を設けるに際して、必要に応じて結着剤
が使用される。
ここでの結着剤は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリ
ル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体及び共
重合体、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、シリコン樹脂、アルキッド樹脂、セルロー
ス系樹脂やポリ−N−ビニルカルバゾール及びその誘導
体(例えばカルバゾール骨核に塩素、臭素などのハロゲ
ン、メチル基、アミノ基などの置換基を有するもの)、
ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ピレン−
ホルムアルデヒド縮重合体及びその誘導体(例えばピレ
ン骨核に臭素などのハロゲン、ニトロ基などの置換基を
有するもの)、ポリ−γ−カルバゾリルエチル−L−ダ
ルタメート、スチロール樹脂、塩素化ポリエチレン、ア
セタール樹脂、メラミン樹脂などがあげられる。
この結着剤には、可塑剤を併用することができる。可
塑剤としてはジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
トなど一般に樹脂の可塑剤として使用されているもの
が、そのまま使用できる。
その使用量は、結着剤に対して0〜30重量%程度が好
適である。
なお、本発明の共晶錯体感光層15を形成するに際して
は、塗工液を重ね塗り方法(特開昭56−40837号公報)
や、既に設けた電気絶縁性重合体層をピリリウム系染料
に浸漬後、乾燥する方法(特開昭56−80052号公報)を
用いてもよく、また、層15中のピリリウム系染料の濃度
を電導性基体側と、表面付近で異にするように形成(特
開昭56−121042号公報)してもよい。
本発明において第2図に示されるように導電性基体
と、共晶錯体感光層の間に、下引層14を設けることによ
り、帯電性、接着性を改良することができる。
下引層14には、SiO,Al2O3等の無機材料を蒸着、スパ
ッタリング、陽極酸化などの方法で設けたものや、ポリ
アミド樹脂、アルコール可溶性ナイロン樹脂、水溶性ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂な
どの樹脂層を用いることができる。
また、上記樹脂下引層にZnO,TiO2,ZnS等の顔料粒子を
分散したものも下引層として用いることができる。
更に、本発明の下引層14として、シランカップリング
剤、チタンカップリング剤、クロムカップリング剤等を
使用することもできる。
下引層14の膜厚は0〜5μmが適当である。
また、本発明において、共晶錯体感光層15上に、保護
層や絶縁層を設けることも可能である。
保護層は感光体の表面保護の目的で設けられ、これに
使用される材料としてはABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン
〜ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリル
スルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ア
クリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン、ポ
リフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリスチレン、
AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹
脂等の樹脂が挙げられる。保護層にはその他、耐摩耗性
を向上する目的でポリテトラフルオロエチレンのような
弗素樹脂、シリコーン樹脂、及びこれら樹脂に酸化チタ
ン、酸化錫、チタン酸カリウム等の無機材料を分散した
もの等を添加することができる。保護層の形成法として
は通常の塗布法が採用される。なお保護層の厚さは0.5
〜10μm程度が適当である。
絶縁層には、先に挙げた共晶錯体感光層に使用しても
よい結着剤がそのまま使用でき、結着剤を含んだ溶液を
塗布し、設けることができる。この他、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン
などの熱収縮フィルムもしくは、チューブを用いること
もできる。
本発明の1つの実施態様例として、第3図a,第3図b
に示すような電子写真用複合感光体が挙げられる。
第2感光層12および中間層13には、公知の材料(例え
ば特開昭56−121044号公報)を用いることができ、第1
感光層には、前述した共晶錯体感光層15を用いることが
できる。
このようにしてなる電子写真用複合感光体には、公知
のプロセス(例えば特開昭56−121044号)を適用して画
像形成することができる。
実施例−1 の組成よりなる塗工液を、Alを蒸着したポリエチレンテ
レフタレート・フイルム上に塗布・乾燥し、乾燥膜厚16
μmの共晶錯体感光層を形成した。
比較例−1 実施例−1における(I)式の化合物の代わりに、下
記構造式の化合物を使用した他は、すべて実施例−1と
同様にして、感光層を形成した。
以上のようにして得られた感光体を、エレクトロスタ
ティック・ペーパーアナライザ〔SP−428(株)川口電
機製作所製〕に取りつけ、コロナ放電々圧−5.5KV、ま
たは、+6.0KVで帯電10秒後の電位Vm(V)、暗減衰10
秒後の電位Vo(V)、強度10luxでの露光15秒後の残留
電位VR(V)、さらに電位Voを1/5に減衰させるのに必
要な露光量E1/5〔lux・sec〕を測定した。
電位保持率を次のように定義する。
また上記条件の帯電と露光を同時に連続1時間行なっ
て、感光体を疲労させた後、さらに上記と同様にして感
光体特性を測定した。
結果を表−1に示す。
実施例−2〜7 実施例−1における(I)式の化合物の代りに表−2
に示す化合物を用いた他はすべて実施例−1と同様にし
て、感光層を形成した。
感光体特性の測定結果を表−2に示す。
実施例−8〜14 厚さ0.2mmのAl板上に、以下の組成の下引層塗工液お
よび共晶錯体感光層塗工液を塗布、乾燥し、下引層(膜
厚0.3μm)および共晶錯体感光層(膜厚15μm)を形
成して、第2図に示される電子写真感光体を作成した。
(1)下引層塗工液 アルコール可溶性ナイロン 3重量部 (東レ(株)製アミランCM−8000) エタノール 300重量部 (2)共晶錯体感光層塗工液 4−(4−ジメチルアミノフェニル)−2,6−ジフェ
ニルチアピリリウムヘキサフルオロフォスフェート 1重量部 ポリカーボネート 25重量部 (GE社製レキサン−141) 表−3に示す(I)式の化合物 25重量部 塩化メチレン 500重量部 クロロホルム 150重量部 比較例−2 実施例8〜14における(I)式の化合物の代りに、比
較例−1で用いたトリフェニルメタン化合物を使用した
他は、すべて実施例−8〜14と同様にして感光体を作成
した。
感光体特性の測定結果を表−3に示す。
〔効果〕 本発明により (1)新規な電子写真感光体を提供できた。
(2)優れた電子写真感光度、とくに正帯電時において
きわめて高い電子写真感光度を有する感光体を提供でき
た。
(3)残留電位の低い電子写真感光体を提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図a,bは本発明の電子写真感光体を用いた
電子写真材料の構成例を示す断面図である。 11……導電性基体、12……第2感光層 13……中間層、14……下引層 15……共晶錯体感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正臣 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 有賀 保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 島田 知幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平1−281454(JP,A) 特開 平2−178667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/06 312 G03G 5/06 388

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ピリリウム系染料1重量部、 (B)ピリリウム系染料と共晶錯体を形成しうる電気絶
    縁性重合体5〜80重量部、 (C)下記一般式(I) (式中、R1及びR2は水素原子、アルコキシ基、チオアル
    コキシ基、アリールオキシ基、置換もしくは無置換のア
    ルキル基、ハロゲン原子および置換もしくは無置換のア
    リール基よりなる群から独立して選ばれた基であり、R3
    及びR4は水素原子、アルコキシ基、置換もしくは無置換
    のアルキル基およびハロゲン原子よりなる群から独立し
    て選ばれた基であり、Arは、置換もしくは無置換の単環
    芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の非縮合多環芳
    香族炭化水素基および置換もしくは無置換の複素環基よ
    りなる群から選ばれた基である。) で示される化合物1〜50重量部よりなる三者が、1つの
    感光層の主成分であり、かつ、この層中において(A)
    のピリリウム系染料と(B)電気絶縁性重合体とが共晶
    錯体を形成していることを特徴とる電子写真用感光体。
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