JP2898544B2 - 荷箱の天蓋装置 - Google Patents

荷箱の天蓋装置

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JP2898544B2
JP2898544B2 JP6118123A JP11812394A JP2898544B2 JP 2898544 B2 JP2898544 B2 JP 2898544B2 JP 6118123 A JP6118123 A JP 6118123A JP 11812394 A JP11812394 A JP 11812394A JP 2898544 B2 JP2898544 B2 JP 2898544B2
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善彦 長田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷箱の上方に開口する
開口部を天蓋により開閉自在に覆うようにした荷箱の天
蓋装置に関し、詳しくは、天蓋を荷箱の側壁外面に倒伏
させて開口部を開放するものの改良に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両などに搭載される荷箱の天
蓋装置においては、例えば、特公昭62−29262号
公報に開示されるように、荷箱の上方に開口する開口部
を開閉自在に覆う折り畳み可能な天蓋の一側端が、その
開口部の周縁における荷箱上部の一側縁部に回動自在に
支持され、荷箱に設けられたリンク機構により、予め定
められた荷箱の一側壁側に該天蓋が折り畳まれて開放さ
れるようにした,いわゆる折り畳み式のものが知られて
いる。
【0003】また、その他の荷箱の天蓋装置としては、
荷箱の上部に、荷箱の開口部を開閉自在に覆う板状の天
蓋が設けられ、該天蓋が、上記荷箱上部の一側縁部を支
点とする回動により、予め定められた荷箱の一側壁側外
方へ倒伏して開放されるようにした,いわゆる回動式の
ものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
折り畳み式および回動式の天蓋装置では、天蓋開放時に
は天蓋が予め定められた荷箱の一側壁側にのみ開放する
ため、荷箱内に開口部を介して荷物を積み降す際には荷
箱の他側壁側からしか作業を行うことができず、積み降
し方向が制限されて作業性が悪化するという問題があっ
た。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上記板状の天蓋を開閉す
る天蓋装置に改良を加え、左右側壁側のうちの任意の方
向への天蓋の開放を可能にして、荷箱内への荷物の積み
降し作業性の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、荷箱の天
蓋装置として、荷箱の上部に、その荷箱の上方に開口す
る開口部を開閉自在に覆う天蓋が設けられているものを
前提とする。そして、上記開口部の前縁部および後縁部
に、それぞれ左右方向に延びるガイドレールを設けると
ともに、上記天蓋の前端部左右方向略中央位置および後
端部左右方向略中央位置に、それぞれ上記各ガイドレー
ルにスライド自在に案内されて天蓋を荷箱の左側壁側又
は右側壁側に移動させるガイドローラを軸を介して支持
する。さらに、上記天蓋を、上記各ガイドローラがガイ
ドレールの左側端又は右側端に位置したときに該各ガイ
ドローラを支点とする回動により荷箱の左側壁外面又は
右側壁外面に沿って倒伏させるように構成したものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
荷箱の上部に、その荷箱の上方に開口する開口部を開閉
自在に覆う天蓋が設けられているものを同様に前提とす
る。そして、上記開口部の前縁部および後縁部に、それ
ぞれ左右方向に延びる上下2本のガイドレールを設ける
とともに、上記天蓋の前端部左右方向略中央位置および
後端部左右方向略中央位置に、それぞれ上記下側の各ガ
イドレールにスライド自在に案内される第1ガイドロー
ラを軸を介して支持する。一方、上記天蓋の前端部の左
右両側端位置および後端部の左右両側端位置に、それぞ
れ上記上側の各ガイドレールにスライド自在に案内され
る第2ガイドローラを軸を介して支持する。さらに、上
記上側の各ガイドレールに、上記各第1ガイドローラが
下側のガイドレールの左側端側又は右側端側にスライド
案内されたときに上記左右の各第2ガイドローラのうち
のスライド案内方向前側の各第2ガイドローラを該上側
の各ガイドレールの側端より抜け出させる開口を設ける
とともに、上記上側の各ガイドレールの上部位置に、上
記各第1ガイドローラが下側のガイドレールの左側端側
又は右側端側にスライド案内されたときにスライド案内
方向後側の各第2ガイドローラが上方へ抜け出し可能に
対応する切欠部を設ける。上記天蓋を、上記各第1ガイ
ドローラが下側のガイドレールの左側端又は右側端に位
置したときに該各第1ガイドローラを支点とする回動に
より荷箱の左側壁外面又は右側壁外面に沿って倒伏させ
るように構成したものである。
【0008】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1又は請求項2記載の発明の天蓋と荷箱との間を
特定し、その間に、該天蓋を閉塞位置で荷箱に係合させ
る係合装置を設ける。そして、該係合装置は、天蓋の前
後端部のうちの少なくとも一方に設けられた被係合部材
と、該被係合部材に対向する荷箱上部の前縁部および後
縁部の少なくとも一方に設けられ、被係合部材に対して
係合する係合部材と、該係合部材の被係合部材に対する
係合及びその解除を操作する操作部とを備える構成とし
たものである。
【0009】さらに、請求項4記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1又は請求項2記載の発明の天蓋を特定
し、上記天蓋の上面に沿って倒伏する倒伏位置と、その
倒伏位置から天蓋の上部外方寄りに起立する起立位置と
の間で揺動可能な手摺を設ける構成としたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
天蓋の前端部左右方向略中央位置および後端部左右方向
略中央位置にそれぞれ軸を介して支持されたガイドロー
ラは、荷箱上部の前縁部および後縁部を左右方向に延び
るガイドレールに案内されて荷箱左側壁側へスライド移
動すると、このガイドレールの左側端に位置したガイド
ローラを支点に天蓋が回動して左側壁外面に沿って倒伏
し、天蓋の左側壁側への開放状態が得られる。
【0011】一方、ガイドローラがガイドレールに案内
されて荷箱右側壁側へスライド移動すると、このガイド
レールの右側端に位置したガイドローラを支点に天蓋が
回動して右側壁外面に沿って倒伏し、天蓋の右側壁側へ
の開放状態が得られる。
【0012】請求項2記載の発明では、天蓋の前端部左
右方向略中央位置および後端部左右方向略中央位置にそ
れぞれ軸を介して支持された第1ガイドローラは、荷箱
上部の前縁部および後縁部を左右方向に延びる上下2本
のガイドレールのうちの下側のガイドレールに案内され
て荷箱左側壁側へスライド移動すると、天蓋の前端部左
右位置および後端部左右位置にそれぞれ軸を介して支持
された左右の第2ガイドローラのうちの左側の第2ガイ
ドローラが上側のガイドレールの左側端より抜き出さ
れ、右側の第2ガイドローラのみが上側ガイドレールに
案内されて荷箱左側壁側へスライド移動する。そして、
上記第1ガイドローラが上側のガイドレールの左側端に
位置した状態では、他方の第2ガイドローラは上側のガ
イドレールの切欠部に対応しており、天蓋が第1ガイド
ローラを支点にして回動し始めると、上記切欠部を介し
て第2ガイドレールより他方の第2ガイドローラが抜け
出して、天蓋の回動に支障を与えることなく天蓋が左側
壁外面に沿って倒伏し、天蓋の左側壁側への開放状態が
得られる。
【0013】一方、第1ガイドローラが下側のガイドレ
ールに案内されて荷箱右側壁側へスライド移動すると、
右側の第2ガイドローラが上側のガイドレールの右側端
より抜き出され、左側の第2ガイドローラのみが上側ガ
イドレールに案内されて荷箱右側壁側へスライド移動す
る。そして、上記第1ガイドローラが上側のガイドレー
ルの右側端に位置した状態では、他方の第2ガイドロー
ラは上側のガイドレールの切欠部に対応しており、天蓋
が第1ガイドローラを支点にして回動し始めると、上記
切欠部を介して第2ガイドレールより他方の第2ガイド
ローラが抜け出して、天蓋の回動に支障を与えることな
く天蓋が右側壁外面に沿って倒伏し、天蓋の右側壁側へ
の開放状態が得られる。
【0014】請求項3記載の発明では、天蓋の前後位置
のうちの少なくとも一方の天蓋側の被係合部材に対して
荷箱側の係合部材が操作部により操作されて係合するこ
とで、天蓋が閉塞位置で荷箱に固縛されるので、閉塞状
態における天蓋の荷箱に対する左右方向への移動が確実
に阻止される。
【0015】さらに、請求項4記載の発明では、天蓋周
囲に設けた手摺を、天蓋の上面に倒伏する倒伏位置から
天蓋の上部外方寄りに起立する起立位置まで揺動させる
ことにより、作業者が手摺を持つだけで容易に作業姿勢
が確保され、天蓋の荷箱に対する固縛作業および固縛解
除作業などが円滑かつ安全に行える。しかも、手摺が天
蓋に設けられることから、天蓋開放時に手摺が荷箱の開
口部付近に位置することがなく、その開口部を介した荷
物の積み降し作業が手摺に邪魔されずに円滑に行える。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図6ないし図8は本発明の一実施例に係る
天蓋装置を用いた荷箱を示し、この荷箱1は、図示しな
い運搬車の運転席後方の車台枠上に搭載されるようにな
っている。該荷箱1は、平面視で矩形状となる床底1a
と、該床底1aが前後左右により囲まれる前後壁1b,
1cおよび右左側壁1d,1eとで箱形に形成され、上
記後壁1cは、上記右左側壁1d,1eの後端上部位置
に設けられた左右方向へ延びる軸2を有する左右一対の
ヒンジ3,3を介して回動自在に支持されて後方へ下開
き可能に開閉するテールゲート4に構成されている。ま
た、上記床底1aの下面には、左右一対の前後車輪(図
示せず)が設けられており、地上と運搬車の車台枠上な
どとの間で荷箱1を前後方向に滑動させて積み降し作業
が円滑に行われるようにしている。そして、上記荷箱1
内には、用途に応じて塵芥や砂利などの収容物が適宜収
容されるようにしている。尚、5は荷箱1の前壁1b上
端に設けられた係合ピンであって、運搬車の車台枠上に
設けられた荷役装置(図示せず)の荷箱運搬用フックが
係脱自在に係合されるようになっている。
【0018】上記荷箱1には、複数の荷箱1が上下方向
に積層されるように枠材6が取付けられている。該枠材
6は、荷箱1の4隅に立設され、下端が荷箱1の前後車
輪よりも若干上方(床底1aよりも下方)に位置しかつ
上端が荷箱1の上端よりも上方に位置する4本の支柱6
a,…と、その互いに隣り合う支柱6a,6a間を略水
平方向に延びて連結する連結材6b,…とにより形成さ
れている。また、上記荷箱1の上面には、前後および左
右にそれぞれ水平板状の遮蔽部7a,7b,7c,7d
を存して上方に開口する開口部8が設けられている。該
開口部8の周縁は、上記各遮蔽部7a〜7dの各内端
(開口部8側端)を互いに連続させるようにそれぞれ若
干上方へ突出させた平面視で略矩形状となる縁部9(図
3参照)に形成され、断面略コ字状に形成されている。
さらに、第1図に示すように、上記荷箱1の下面後端部
左右位置には、運搬車からの荷箱1の積み降し時に後方
へかつ下方に案内ローラ10aを突出させる一方積み降
し完了時に案内ローラ10aを床底1a下面後端部左右
位置に格納する案内ローラ移動装置10,10(詳細省
略)が設けられている。
【0019】また、上記開口部8には、該開口部8を略
水平状態で覆う天蓋11が設けられている。該天蓋11
は、開口部8周縁の縁部9に対向する外殻を形成する枠
体12と、該枠体12に取付けられた板状のシート材1
3とにより形成されており、上記枠体12は、縦横に配
された枠片12a,…によって略正方形状に仕切られて
いる。そして、図2にも示すように、上記天蓋11は、
開口部8を覆う閉塞位置と、開口部8を開放する開放位
置との間で移動可能となっており、この両位置間におけ
る天蓋11の開閉操作が天蓋装置14により行われるよ
うにしている。
【0020】該天蓋装置14は、図3にも示すように、
上記前後の遮蔽部7a,7bの各内端部にそれぞれ左右
方向へ延びる断面略C字状のフレーム21,21を介し
て設けられ、その各フレーム21の上面を左右方向(幅
方向)に延びる下側ガイドレールとしての断面略C字状
の前後の第1ガイドレール22,22(ガイドレール)
と、上記天蓋11の前端部左右方向中央部および後端部
左右方向中央部にそれぞれ取付けられた略菱形形状のベ
ースプレート23と、該各ベースプレート23の下端よ
り反開口部8側に突出する第1軸24に回転可能に支持
され、上記各第1ガイドレール22内でスライド自在に
案内される第1ガイドローラ25と、上記各ベースプレ
ート23に一体的に設けられ、上記各第1ガイドローラ
25よりも開口部8側において左右側方に突出する第1
ブラケット26と、上記各第1ガイドレール22の上側
に設けられ、その各第1ガイドレール22の上面を左右
方向に延びる上側ガイドレールとしての断面略C字状の
前後の第2ガイドレール27,27と、上記天蓋11の
前端部左右側端位置および後端部左右側端位置にそれぞ
れ取付けられた略台形状の第2ブラケット28,28
と、該各第2ブラケット28に軸28a,28aを介し
て回転可能に支持され、上記各第2ガイドレール27内
でスライド自在に案内される左右の各第2ガイドローラ
29a,29bと、該各第1ガイドレール22の左右側
方に対応する前後遮蔽部7a,7bの左右側端部に前後
方向へ延びる第2軸30a,30bを介して支持された
前後一対の左右両側端のシーブ機構31,32と、その
左右両側端のシーブ機構31,32間(後述する第1シ
ーブスプロケット31a,32a間)に掛け渡され、各
端部が上記第1ブラケット26の左右端に連結された第
1チェーン33と、上記荷箱1の前壁1b右側下端位置
に前後方向へ延びる第3軸34上に基端が回転一体に連
結された略I字状の操作ハンドル35と、該操作ハンド
ル35からの操作力が伝達されるよう第3軸34に回転
一体に連結されたスプロケット36と、上記操作ハンド
ル35の上方でかつ上記右側シーブ機構32の斜め下方
に位置する荷箱1の前壁1b右側上端位置に前後方向へ
延びる第4軸37を介して支持され、上記操作ハンドル
35からの操作力を減速させる減速機構38と、上記ス
プロケット36と減速機構38(後述する大径スプロケ
ット38a)との間に掛け渡された第2チェーン39
と、上記右側シーブ機構32(後述する第2シーブスプ
ロケット32b)と減速機構38(後述する小径スプロ
ケット38b)との間に掛け渡された第3チェーン40
とを備えている。尚、1fは第2チェーン39および減
速機構38を外方から覆う断面コ字状のカバーケースで
ある。
【0021】上記右側の前後一対のシーブ機構32は、
上記第1ブラケット26右端における第1チェーン33
の連結点右側方位置に対応する第2軸30bの開口部8
側端部に回転一体に連結された第1シーブスプロケット
32aと、上記第2軸30bの反開口部8側端部に回転
一体に連結された第2シーブスプロケット32bとを有
している。一方、上記左側の前後一対のシーブ機構31
は、上記第1ブラケット26左端における第1チェーン
33の連結点左側方位置に対応する第2軸30aに回転
一体に連結された第1シーブスプロケット31aを有し
ている。上記減速機構38は、上記第4軸37の前端に
回転一体に連結された大径スプロケット38aと、上記
第4軸37の後端に回転一体に連結された小径スプロケ
ット38bとを備えている。上記第4軸37は、前後遮
蔽部7a,7b間を前後方向へ延びるシャフト42の前
端に回転一体に連結され、該シャフト42の後端には、
後端に上記小径スプロケット38bと同一径のスプロケ
ット43aを固着した第6軸43の前端が回転一体に連
結されている。上記スプロケット43aと、上記後右側
のシーブ機構32の第2シーブスプロケット32bとの
間にも、第3チェーン40が巻き掛けられている。そし
て、上記減速機構38に伝達された操作力は、小径スプ
ロケット38bから第3チェーン40を介して前右側の
シーブ機構32(第2シーブスプロケット32b)に伝
達される一方、シャフト42および第6軸43のスプロ
ケット43aから第3チェーン40を介して後右側のシ
ーブ機構32(第2シーブスプロケット32b)に伝達
されるようになっている。この場合、操作ハンドル35
側のスプロケット36は、減速機構38の大径スプロケ
ット38aよりも小径に形成されている一方、減速機構
38の小径スプロケット38bは、第2シーブスプロケ
ット32bよりも小径に形成されていて、該各スプロケ
ット36,38a間に掛け渡される第2チェーン39、
および該各スプロケット38b,32b間に掛け渡され
る第3チェーン40により、操作ハンドル35の操作力
が、減速機構38による減速と相俟ってさらに低減され
ることになる。
【0022】そして、図1にも示すように、上記各第2
ガイドレール27の左右側端には、上記各第1ガイドロ
ーラ25が第1ガイドレール22の左側端側又は右側端
側にスライド案内されたときに上記左右の各第2ガイド
ローラ29a,29bのうちのスライド案内方向前側の
各第2ガイドローラ29a(又は29b)を該第2ガイ
ドレール27の側端より抜け出させる開口44,…が設
けられている。この場合、上記第1ガイドローラ25が
第1ガイドレール22内を左側壁1d側にスライド移動
した際には左側の第2ガイドローラ29aが第2ガイド
レール27内より抜け出して残る右側の第2ガイドロー
ラ29bと第1ガイドローラ25とにより天蓋11が左
側壁1d側に移動される一方、第1ガイドローラ25が
第1ガイドレール22内を右側壁1e側にスライド移動
した際には右側の各第2ガイドローラ29bが第2ガイ
ドレール27内より抜け出して残る左側の第2ガイドロ
ーラ29aと第1ガイドローラ25とにより天蓋11が
左側壁1e側に移動されるようにしている。
【0023】上記各第1ガイドローラ25は、前後一対
の左右のシーブ機構31,32の第1シーブスプロケッ
ト31a,32aに対して第1ブラケット26の左右端
が当接することにより第1ガイドレール22の左右側端
位置で停止するように構成されている。さらに、上記各
第2ガイドレール27の上面左右両側部位置には、上記
各第1ガイドローラ25第1ガイドレール22の左右側
端位置に停止したときにスライド案内方向後側の各第2
ガイドローラ29b(又は29a)が第2ガイドレール
27より上方へ抜け出し可能に対向する略矩形状の切欠
部45,45がそれぞれ設けられている。そして、上記
天蓋11は、上記各第1ガイドローラ25が第1ガイド
レール22内の左側端位置または右側端位置において停
止したときに該各第1ガイドローラ25を支点とする回
動が可能とされ、この回動により、スライド案内方向後
側の各第2ガイドローラ29b(又は29a)を各切欠
部45を介して第2ガイドレール27より上方へ抜け出
させて、左側壁1d外面又は右側壁1e外面に沿った天
蓋11の倒伏状態での開放を可能としている。
【0024】また、図5に示すように、上記天蓋11の
後側位置における左右方向中央部と、後側遮蔽部7bの
内端略中央位置との間には、該天蓋11を閉塞位置にお
いて荷箱1に対して係合およびその係合を解除する係合
装置51が設けられている。該係合装置51は、天蓋1
1側において該天蓋11の中央部よりも上方に突出する
上記ベースプレート23の上端に設けられた被係合部材
としての開口52と、上記後側遮蔽部7bの内端部中央
位置より上端が第2ガイドレール27の上端よりも上方
に位置するように上方へ延びて設けられ、上記各ガイド
レール22,27の反開口部8側面中央位置に取付けら
れた閉断面形状の第3ブラケット50と、荷箱1側にお
いて該開口52に対向する上記第3ブラケット50の上
端に設けられ、内周面にネジ部53aを有して開口52
側に突出する略筒形状のボス部53と、該ボス部53の
ネジ部53a内に中間部が螺合され、天蓋11を荷箱1
に固縛するように開口52に対して先端が嵌挿されるロ
ッド状の係合部材54と、該係合部材54の基端(反開
口部8側端部)に一端が取付けられ、該係合部材54の
先端の開口52に対する嵌挿(係合)及びその離脱(解
除)を操作する操作部としての略I字状のハンドル55
とを備えている。また、上記天蓋11の枠体12下面に
は、楕円を短径方向に切断した断面略半楕円形状のパッ
キン56が貼着されている。そして、図4に示すよう
に、上記各遮蔽部7c,7dのそれぞれの対応位置に
は、ハッカ装置57,…が設けられており、該各ハッカ
装置57は、上記縁部7の各対応位置に対応する天蓋1
1の左右側辺部より側方に突出するピン58に対して係
合部57aを係合させた状態で下方へ付勢力を作用させ
ることにより、上記パッキン56の周囲を弾性変形させ
て左右の遮蔽部7c,7dに対応する縁部7の左右辺部
に対する天蓋11(枠体12)のシール性が高められる
ようにしている。また、上記係合部材54の軸心nは、
開口52の中心mに対して下方に偏心しており、この係
合部材54の先端が開口52に対して嵌挿された際に上
記パッキン56の後辺中央部を弾性変形させるようにし
ている。
【0025】さらに、上記荷箱1の左右側壁1d,1e
上部位置には、天蓋開放時に左右側壁1d,1eに沿っ
て倒伏する天蓋11の裏面つまり枠片12aを弾性当接
させるための当接ゴム61,…が前後方向所定間隔置き
に取付けられている。また、上記天蓋11の枠片12a
には、天蓋開放時に天蓋11を開放状態に保持する開放
状態保持装置62が設けられている。該開放状態保持装
置62は、上記各当接ゴム61の下側に対応する左右側
壁1d,1e上部位置に所定間隔置きに取付けられた略
U字状の係合具63,…と、該各係合具63に対応する
天蓋11の枠片12aに前後方向へ延びる第5軸64を
介して基端が支持され、先端に係合具63に係合される
鉤状の係合フック65を有する係合保持部材66とを有
している。そして、上記天蓋11の枠体12には、左右
一対の手摺71,71が設けられている。
【0026】該手摺71(同一構成となるので一方のみ
説明する)は、枠体12の前後端より外方(左右側方)
に突出するブラケット72,72に基端が前後方向へ延
びる軸を介して基端が回転自在に支持された略L字状の
前後のステー部73,73と、該各ステー部73の先端
側に前後端部が連結された梯子状のハンドレール75
と、該ハンドレールに対応する上記枠体12上に立設さ
れ、ハンドレール75の前後端を荷箱11(枠体12)
上で固縛する固縛部材76,76と、該各固縛部材76
よりも外側方寄りの枠体12上に立設された第1ブラケ
ット77,77と、上記各ステー部73の屈曲部分に設
けられた第2ブラケット78,78と、上記各ブラケッ
ト77,78間に連携され、上記各ステー部73の基端
(軸)回りへのハンドレール75の揺動をアシストする
ガススプリング79,79とを備えている。上記ハンド
レール75は、上記天蓋11の上面に倒伏する倒伏位置
と、その倒伏位置から天蓋11の上部外方寄りに起立す
る起立位置との間で揺動自在となっている。
【0027】尚、図8中81,…は、フォークリフトの
爪が挿通される挿通孔であって、荷箱1の積層がフォー
クリフトによって行われるようにしている。
【0028】次に、天蓋11の開閉動作について説明す
る。
【0029】先ず、荷箱1の開口部8を覆う閉塞位置か
ら天蓋11を左側壁1d側に開放操作する場合、荷箱1
の後側において係合装置51のハンドル55を一側回り
に回動させてベースプレート23の開口52より係合部
材54の先端を離脱させる係合装置51の解除操作と、
各ハッカ装置57による天蓋11側のピン58に対する
係合部57aの解除操作とを行って天蓋11の閉塞状態
を解除してから、操作ハンドル35を反時計回りに操作
し、この操作力をスプロケット36から第2チェーン3
9を介して減速機構38に伝達した後、該減速機構38
から第3チェーン40を介して前側の右側シーブ機構3
2の第2シーブスプロケット32bに伝達する。この第
2シーブスプロケット32bに伝達された操作力は、第
2軸30bを介して第1シーブスプロケット32aに伝
達された後、前側の左右の第1シーブスプロケット31
a,32a間の第1ブラケット26に第1チェーン33
を介して伝達される一方、シャフト42および第6軸4
3のスプロケット43aから第3チェーン40を介して
後側の右側シーブ機構32の第2シーブスプロケット3
2bから後側の左右の第1シーブスプロケット31a,
32a間の第1ブラケット26に第1チェーン33を介
して伝達される。これにより、第1ガイドレール22内
で第1ガイドローラ25を左側壁1d側にスライド移動
させるとともに、左側の第2ガイドローラ29aを左側
端より抜け出させた第2ガイドレール27内で右側の第
2ガイドローラ29bのみを左側壁1d側にスライド移
動させる。そして、第1ブラケット26の左側端が第1
シーブスプロケット31aに当接して第1ガイドレール
22の左側端位置で第1ガイドローラ25が停止する
と、図1および図2の二点鎖線で示すように、作業者が
天蓋11の左側端を下方に引き寄せて該第1ガイドロー
ラ25を支点に天蓋11を回動させることにより、切欠
部45aを介して第2ガイドレール27内より右側の第
2ガイドローラ29bが抜け出し、天蓋11を左側壁1
dの各当接ゴム61に当接させるように左側壁1d外面
に沿って倒伏させて、天蓋11の左側壁1d側への開放
状態が得られる。その後、開放状態保持手段62により
各係合具63に対して係合保持部材66の係合フック6
5を係合させることにより、天蓋11を開放状態に保持
して完了する。
【0030】一方、天蓋11を右側壁1e側に開放操作
する場合、係合装置51による解除操作と各ハッカ装置
57による解除操作とを行って天蓋11の閉塞状態を解
除してから、操作ハンドル35を時計回りに操作し、こ
の操作力をスプロケット36から減速機構38を介して
前側の右側シーブ機構32の第2シーブスプロケット3
2bに伝達させる。この第2シーブスプロケット32b
に伝達された操作力は、上述したように前後側の左右の
第1シーブスプロケット31a,32a間の第1ブラケ
ット26にそれぞれ第1チェーン33を介して伝達さ
れ、第1ガイドローラ25を右側壁1e側にスライド移
動させるとともに、右側の第2ガイドローラ29bを第
2ガイドレール27の右側端より抜け出させた状態で左
側の第2ガイドローラ29aのみを左側壁1d側にスラ
イド移動させる。そして、第1ブラケット26の右側端
が第1シーブスプロケット31aに当接して第1ガイド
レール22の右側端位置で第1ガイドローラ25が停止
すると、図1の二点鎖線で示すように、作業者が天蓋1
1の右側端を下方に引き寄せて該第1ガイドローラ25
を支点に天蓋11を回動させることにより、切欠部45
bを介して第2ガイドレール27内より左側の第2ガイ
ドローラ29aが抜け出し、天蓋11を左側壁1eの各
当接ゴム61に当接させるように右側壁1e外面に沿っ
て倒伏させて、天蓋11の右側壁1e側への開放状態が
得られる。そして、天蓋11の開放状態を開放状態保持
装置62により保持して完了する。
【0031】このことから、荷箱1内に開口部8を介し
て荷物を積み降しする際には荷箱1の両側方から任意に
作業を行うことが可能となり、積み降し方向が制限され
ることがなくなって荷箱1内への荷物の積み降し作業性
の向上を図ることができる。しかも、天蓋11の左右側
壁1d,1e側へのスライド移動が、各スライドレール
22,27内において左右方向に互いに離れる第1ガイ
ドローラ25および残る第2ガイドローラ29a(又は
29b)により、支持点間距離を確保した状態で行われ
るので、天蓋の左側壁側又は右側壁側へのスライド移動
を円滑に行うことができる。
【0032】さらに、荷箱1後側におけるハンドル55
の他側回りの回動操作によってベースプレート23の開
口52に対して係合部材54の先端を嵌装させる,係合
装置51の操作により、パッキン56の後辺中央部を弾
性変形させて、荷箱1に対する天蓋11の左右方向への
位置ずれを防止することができる。しかも、天蓋閉塞時
には各ハッカ装置57によりパッキンを弾性変形させて
天蓋11を縁部9に対して押し付けるので、荷箱1に対
する天蓋11のシール性を係合装置51によるパッキン
56の弾性支持と相俟って効果的に向上させることがで
きる。
【0033】また、天蓋11の枠体12左右前後端に設
けた各手摺71のハンドレール75を、天蓋11の上面
に倒伏する倒伏位置から天蓋11の上部外方寄りに起立
する起立位置まで揺動させることにより、作業者がハン
ドレール75を持つだけで容易に作業姿勢が確保され、
天蓋11の荷箱1に対する各ハッカ装置57の固縛作業
および解除作業や係合装置51の係合作業および解除作
業などを円滑かつ安全に行うことができる。しかも、各
ハンドレール75が天蓋11に設けられることから、天
蓋開放時に各ハンドレール75が荷箱1の開口部8付近
に位置することがなく、その開口部8を介した荷物の積
み降し作業がハンドレール75に邪魔されることなく円
滑に行うことができる。
【0034】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、天蓋11を上下の各ガイドレ
ール22,27内で案内される各ガイドローラ25,2
9a,29bによりスライド移動可能としたが、第1ガ
イドレール内で案内される第1ガイドローラのみにより
天蓋がスライド移動されるようにしても良い。
【0035】また、上記実施例では、天蓋装置14を枠
材6を取付けた荷箱1に設けたが、運搬車にのみ積み降
される枠材を備えない荷箱や、車両の荷台に据え付けら
れた粉粒体運搬用の荷箱などの天蓋装置として用いても
良いのは勿論である。
【0036】さらに、上記実施例では、係合装置51を
荷箱1の後側にのみ設けたが、荷箱の前側のみ又は前後
のいずれにも係合装置が設けられていても良い。また、
上記実施例では、天蓋装置14をハンドル35の操作力
により駆動させたが、正逆転可能なモータにより駆動さ
れるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る荷箱の天蓋装置によれば、天蓋略中央位置のガイドロ
ーラを荷箱側のガイドレールの左側端又は右側端に位置
させ、該ガイドローラを支点とする回動により、天蓋の
左側壁側又は右側壁側に沿って倒伏させる開放を可能と
したので、荷箱内に開口部を介して荷物を積み降す作業
時にその積み降し方向を制限させずに荷箱の左右側壁側
からの作業を可能とし、荷箱内への荷物の積み降し作業
性の向上を図ることができる。
【0038】請求項2記載の発明における荷箱の天蓋装
置によれば、天蓋開放時、下側ガイドレールをスライド
移動する第1ガイドローラに伴い上側ガイドレールをス
ライド移動するスライド移動方向後側の第2ガイドロー
ラを、下側ガイドレールの左側端又は右側端に位置させ
た第1ガイドローラを支点とする回動により切欠部を介
して上側ガイドレールから抜き出させて、天蓋の回動に
支障を与えずに天蓋を左側壁側又は右側壁側に開放させ
たので、左右方向に離れる第1ガイドローラと他方の第
2ガイドローラとにより支持点間距離を確保した状態で
天蓋の左側壁側又は右側壁側へのスライド移動を円滑に
行うことができ、荷箱内への荷物の積み降し作業性の向
上をさらに図ることができる。
【0039】請求項3記載の発明における荷箱の天蓋装
置によれば、係合装置により天蓋を閉塞位置で荷箱に固
縛したので、閉塞状態での天蓋の荷箱に対する左右方向
への移動を確実に阻止して、荷箱に対する天蓋のシール
性の向上を図ることができる。
【0040】さらに、請求項4記載の発明における荷箱
の天蓋装置によれば、天蓋に設けた手摺により作業者の
作業姿勢を確保して、天蓋の荷箱に対する固縛作業およ
び固縛解除作業などを円滑かつ安全に行うことができ
る。しかも、荷箱開口部からの荷物の積み降し作業を手
摺に邪魔されずに円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る天蓋装置の駆動系路を一
部取外した状態で荷箱を後方より視た背面図である。
【図2】荷箱の前壁右側部分を前方より視た正面図であ
る。
【図3】荷箱の右側壁前後端部分を右側方より視た右側
面図である。
【図4】荷箱の前壁左側部分を前方より視た正面図であ
る。
【図5】前側の係合装置を右側方より視た側面図であ
る。
【図6】天蓋装置の駆動系路を露出させた状態で荷箱を
斜め左前方より視た斜視図である。
【図7】荷箱の平面図である。
【図8】荷箱の左側面図である。
【符号の説明】
1 荷箱 1d 左側壁 1e 右側壁 8 開口部 11 天蓋 14 天蓋装置 22 第1ガイドレール(ガイドレール)(下側の
ガイドレール) 24 第1軸(軸) 25 第1ガイドローラ(ガイドローラ) 27 第2ガイドレール(上側のガイドレール) 28a 第2ガイドローラの軸 29a,29b 第2ガイドローラ 44 第2ガイドレールの開口 45a,45b 切欠部 51 係合装置 52 開口(被係合部材) 53 係合部材 55 ハンドル(操作部) 71 手摺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−1187(JP,U) 実開 昭59−58629(JP,U) 実開 昭62−179204(JP,U) 実開 昭51−146198(JP,U) 実開 昭49−114003(JP,U) 実開 昭48−30202(JP,U) 特公 昭62−29262(JP,B2) 特公 昭46−3610(JP,B1) 実公 昭41−10324(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 88/00 - 88/78 B65D 90/00 - 90/66 B65D 43/14 - 43/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱の上部に、その荷箱の上方に開口す
    る開口部を開閉自在に覆う天蓋が設けられており、 上記開口部の前縁部および後縁部には、それぞれ左右方
    向に延びるガイドレールが設けられているとともに、上
    記天蓋の前端部左右方向略中央位置および後端部左右方
    向略中央位置には、それぞれ上記各ガイドレールにスラ
    イド自在に案内されて天蓋を荷箱の左側壁側又は右側壁
    側に移動させるガイドローラが軸を介して支持されてお
    り、 上記天蓋は、上記各ガイドローラがガイドレールの左側
    端又は右側端に位置したときに該各ガイドローラを支点
    とする回動により荷箱の左側壁外面又は右側壁外面に沿
    って倒伏するように構成されていることを特徴とする荷
    箱の天蓋装置。
  2. 【請求項2】 荷箱の上部に、その荷箱の上方に開口す
    る開口部を開閉自在に覆う天蓋が設けられており、 上記開口部の前縁部および後縁部には、それぞれ左右方
    向に延びる上下2本のガイドレールが設けられていると
    ともに、 上記天蓋の前端部左右方向略中央位置および後端部左右
    方向略中央位置には、それぞれ上記下側の各ガイドレー
    ルにスライド自在に案内される第1ガイドローラが軸を
    介して支持されている一方、 上記天蓋の前端部の左右両側端位置および後端部の左右
    両側端位置には、それぞれ上記上側の各ガイドレールに
    スライド自在に案内される第2ガイドローラが軸を介し
    て支持されており、 上記上側の各ガイドレールには、上記各第1ガイドロー
    ラが下側のガイドレールの左側端側又は右側端側にスラ
    イド案内されたときに上記左右の各第2ガイドローラの
    うちのスライド案内方向前側の各第2ガイドローラを該
    上側の各ガイドレールの側端より抜け出させる開口が設
    けられているとともに、 上記上側の各ガイドレールの上部位置には、上記各第1
    ガイドローラが下側のガイドレールの左側端側又は右側
    端側にスライド案内されたときにスライド案内方向後側
    の各第2ガイドローラが上方へ抜け出し可能に対応する
    切欠部が設けられており、 上記天蓋は、上記各第1ガイドローラが下側のガイドレ
    ールの左側端又は右側端に位置したときに該各第1ガイ
    ドローラを支点とする回動により荷箱の左側壁外面又は
    右側壁外面に沿って倒伏するように構成されていること
    を特徴とする荷箱の天蓋装置。
  3. 【請求項3】 上記天蓋と荷箱との間には、該天蓋を閉
    塞位置で荷箱に係合させる係合装置が設けられており、
    該係合装置は、天蓋の前後端部のうちの少なくとも一方
    に設けられた被係合部材と、該被係合部材に対向する荷
    箱上部の前縁部および後縁部の少なくとも一方に設けら
    れ、被係合部材に対して係合する係合部材と、該係合部
    材の被係合部材に対する係合及びその解除を操作する操
    作部とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の荷箱の天蓋装置。
  4. 【請求項4】 上記天蓋には、上記天蓋の上面に沿って
    倒伏する倒伏位置と、その倒伏位置から天蓋の上部外方
    寄りに起立する起立位置との間で揺動可能な手摺が設け
    られている請求項1又は請求項2記載の荷箱の天蓋装
    置。
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