JP2897160B2 - 枠材の連結構造 - Google Patents
枠材の連結構造Info
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Description
と上下方向を向く縦枠材とを連結して、例えばドア枠体
のコーナー部を形成するようにした枠材の連結構造に関
する。
を向く中空の横枠材とを連結してドア枠体を形成する従
来技術としては、例えば実公平5−10139号公報に
開示されたものがある。
上端部は切り欠かれており、この切欠き部直下の内側板
外面には、切欠き部と等高をなす垂直な取付片の下端部
が固着されている。
と対向する垂直な起立片が立設されており、縦枠材の内
側板の上端部と、左右方向を向く横枠材の開口端面とを
接合することにより、縦枠材の取付片と横枠材の起立片
とを対向させ、これらを貫通するボルトにより、縦枠材
と横枠材を連結してドア枠のコーナー部を形成してい
る。
通り縦枠材の内部に嵌挿して、縦枠材の前板及び後板と
重合する前後1対のブラケットが連設されており、例え
ば横枠材がねじれて、縦枠材の取付片にねじれ荷重が掛
かったとしても、縦枠材が変形しないようにしている。
取付片と起立片との2枚の板材だけをボルトにより締着
しただけであるので、それほど大きな結合強度を得るこ
とができない。
板に重合させることにより、縦枠材が変形するのを防止
しているが、このような構造では、両枠材の板厚を大と
しなければ、横枠材の変形を防止することができず、特
に上記のように、ボルトによる結合強度が弱い場合に
は、ドア閉止時の大きな衝撃に耐え難く、横枠材が変形
するおそれが大きい。
問題点に鑑みてなされたものであり、縦枠材と横枠材と
の結合強度の向上を図るとともに、縦枠材および横枠材
が変形することのないようにした枠材の連結構造を提供
することを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 上下方向を向く中空の縦枠材と、左右方向を向く
中空の横枠材とを連結する枠材の連結構造であって、前
記横枠材の底板端部に立設した起立片を、縦枠材の内側
板の内面に重合するとともに、縦枠材の内側板の外面に
おける前記起立片と等高をなす位置に補強材における垂
直な基片を重合し、前記横枠材の起立片と、縦枠材の内
側板と補強材の基片とを、それらを貫通するボルトをも
って締着し、前記補強材には、縦枠材に嵌合する縦枠材
嵌合部と、横枠材に嵌合する横枠材嵌合部とを設ける。
る基片の前後両端に、縦枠材の内面に重合する側片を連
設し、前記基片と両側片とにより、縦枠材嵌合部を形成
する。
強材の基片の上端に、横枠材の内部に向かって延出する
水平片を連設し、該水平片の前後両端に、横枠材の内面
に重合する側片を連設し、前記水平片と両側片により、
横枠材嵌合部を形成する。
て、起立片の上端に、横枠材の内部に向かって水平に延
出する受片を連設し、該受片に、補強材における基片の
上端に連設した水平片を重合する。
枠材における内側板の上端部に、その前後両側縁部に内
向きフランジを残すようにして切欠き部を設けるととも
に、補強材における水平片とそれに連設された両側片と
に、前記内向きフランジが嵌合しうるようにした上下方
向のスリットを形成する。
片とは、これらを貫通するボルトによりとも締めされる
ので、縦枠材の内側板は、横枠材の起立片と補強材の基
片との間に挾持され、縦枠材と横枠材との結合強度が向
上する。
ア枠体のコーナー部に適用した一実施例を、添付図面を
参照しながら説明する。各図は、正面視矩形をなすドア
枠体の左上部のコーナー部を示すものであり、以下の説
明中、「内」及び「外」というときは、特に定義しない
限り、ドア枠の中央を基準として、その中央寄りを
「内」とし、反対側を「外」とする。
下方向を向くとともに、端面が開口する縦枠材であり、
ドア枠体の一側部をなすものである。縦枠材(1)におけ
る内側板(1a)の前後両端には、外側方に向かって延出す
る前板(1b)及び後板(1c)が連設され、前板(1b)及び後板
(1c)の外側端には、互いに対向する短寸の内向きフラン
ジ(1d)(1d)が連設されている。
ってコ字状に膨出する段部(1e)が形成されており、図示
を省略したドアの側縁部と当接して、ドアの回動範囲を
規制しうるようになっている。また、内側板(1a)の上端
部には、前後両側に内向きフランジ(1f)(1f)を残すよう
にして、側面視矩形の切欠き部(2)が形成されており、
内側板(1a)の切欠き部(2)直下には、後述する補強材
(7)の通孔(9)(9)及び横枠材(4)のねじ孔(6)(6)と
整合する前後1対の通孔(3)(3)が穿設されている。
向を向くとともに、端面が開口する横枠材であり、ドア
枠体の上筐をなすものである。横枠材(4)における底板
(4a)の前後両端には、上方に向かって延出する前板(4b)
及び後板(4c)が連設され、その上端部には互いに対向す
る短寸の内向きフランジ(4d)(4d)が連設されている。
コ字状に膨出するとともに、縦枠材(1)の段部(1e)と同
様の働きをする段部(4e)が形成されている。段部(4e)の
側端面は横枠材(4)の他の側端面より内方にやや後退さ
せてあるが、これは横枠材(4)の側端面を縦枠材(1)の
内側板(1a)に当接した際に、縦枠材(1)の段部(1e)を避
けるようにするためである。
基片(5a)が固着されており、基片(5a)の側端部には、縦
枠材(1)の内側板(1a)の内面と重合しうるとともに、前
後1対のねじ孔(6)(6)が穿設された起立片(5b)が連設
され、起立片(5b)の上端には、横枠材(4)の内方に向か
って水平に延出する受片(5c)が連設されている。
枠材嵌合部(8)と横枠材(4)に嵌挿する横枠材嵌合部(1
0)とを備えている。
(1a)外面と重合しうるとともに、通孔(9)(9)を有する
基片(8a)と、基片(8a)の両側に連設され、縦枠材(1)の
前板(1b)及び後板(1c)の内面と重合しうるとともに、外
側端が内向きフランジ(1d)(1d)の内面と当接する側片(8
b)(8c)とからなっている。
横枠材(4)の内部に向けて水平に延出し、取付材(5)の
受片(5c)の上面と重合する水平片(10a)と、水平片(10a)
の前後両端から垂下し、横枠材(4)における前板(4b)及
び後板(4c)の内面と重合するとともに、下端が底板(4a)
の上面に当接する前後の側片(10b)(10c)とから構成され
ており、水平片(10a)と前後の側片(10b)(10c)には、縦
枠材(1)の内向きフランジ(1f)(1f)が嵌合しうるように
した幅の異なる上下方向のスリット(11)(12)が形成され
ている。 本実施例では前部のスリット(11)を大きめに
形成してあるが、前部の内向きフランジ(1f)と整合する
位置に、後部のスリット(12)と同じ大きさのスリットを
設けることもある。
(1)の内向きフランジ(1f)(1f)を嵌合しつつ、縦枠材嵌
合部(8)を縦枠材(1)の端面から縦枠材(1)に嵌挿する
とともに、横枠材嵌合部(10)を横枠材(4)の端面から横
枠材(4)に嵌挿して、通孔(9)(3)とねじ孔(6)を整合
させた後、これらを貫くボルト(13)(13)をもって、補強
材(7)と縦枠材(1)と横枠材(4)とをとも締めすること
により、縦枠材(1)と横枠材(4)とが連結される(図
2、図3参照)。
a)は、横枠材(4)に固着された取付材(5)の起立片(5b)
と補強材(7)の基片(8a)とで挾持されるので、縦枠材
(1)と横枠材(4)との結合強度が向上する。また、縦枠
材嵌合部(8)の基片(8a)と縦枠材(1)の内側板(1a)が重
合し、かつ基片(8a)に連設された前後の側片(8b)(8c)
が、縦枠材(1)の前板(1b)及び後板(1c)にそれぞれ重合
するとともに、側片(8b)(8c)の外側端が内向きフランジ
(1f)(1f)の内面に当接するので、縦枠材(1)が横枠材
(4)に対してねじれようとした場合や、横枠材(4)が縦
枠材(1)に対してねじれようとした際に生じるねじれ荷
重が、縦枠材(1)の内側板(1a)に掛かった場合にも、縦
枠材(1)が変形するおそれは少ない。
横枠材(4)に固着された取付材(5)の受片(5c)と重合
し、かつ水平片(10a)の両端から垂下する側片(10b)(10
c)が、横枠材(4)の前板(4b)及び後板(4c)に重合すると
ともに、側片(10c)(10c)の下端が底板(4a)の上面に当接
するので、横枠材(4)が縦枠材(1)に対してねじれよう
とした場合や、縦枠材(1)が横枠材(4)に対してねじれ
ようとした際に生じるねじれ荷重が、横枠材(4)の基片
(5a)に掛かったとしても、横枠材(4)が変形するおそれ
は少ない。
ることができる。 (a) 請求項1のような構成とすれば、縦枠材の内側板
は、横枠材の起立片と補強材の基片とで挾持されるの
で、縦枠材と横枠材との結合強度が向上するとともに、
補強材に縦枠材嵌合部と横枠材嵌合部とを設けたことに
より、両枠材のねじれや変形が防止され、しかも部品点
数が少ないという利点がある。
片と縦枠材の内側板が重合し、かつ基片に連設された前
後の側片が、縦枠材の前板及び後板にそれぞれ重合する
ので、縦枠材が横枠材に対してねじれようとした場合
や、横枠材が縦枠材に対してねじれようとした際に生じ
るねじれ荷重が、縦枠材の内側板に掛かった場合にも、
縦枠材が変形するおそれは少ない。
平片の両端から垂下する側片が、横枠材の前板及び後板
に重合するので、横枠材が縦枠材に対してねじれようと
した場合や、縦枠材が横枠材に対してねじれようとした
際に生じるねじれ荷重が、横枠材の起立片に掛かったと
しても、横枠材が変形するおそれは少ない。
強材の水平片が、横枠材の受片と重合するので、横枠材
が縦枠材に対してねじれようとした場合や、縦枠材が横
枠材に対してねじれようとした際に生じるねじれ荷重
が、横枠材の起立片に掛かったとしても、横枠材が変形
するおそれはほとんどない。
強材のスリットに縦枠材の内向きフランジを嵌合するこ
とにより、補強材を縦枠材の所定位置までに嵌合するこ
とができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 上下方向を向く中空の縦枠材と、左右方
向を向く中空の横枠材とを連結する枠材の連結構造であ
って、 前記横枠材の底板端部に立設した起立片を、縦枠材の内
側板の内面に重合するとともに、縦枠材の内側板の外面
における前記起立片と等高をなす位置に補強材における
垂直な基片を重合し、前記横枠材の起立片と、縦枠材の
内側板と補強材の基片とを、それらを貫通するボルトを
もって締着し、前記補強材には、縦枠材に嵌合する縦枠
材嵌合部と、横枠材に嵌合する横枠材嵌合部とを設けた
ことを特徴とする枠材の連結構造。 - 【請求項2】 補強材における基片の前後両端に、縦枠
材の内面に重合する側片を連設し、前記基片と両側片と
により、縦枠材嵌合部を形成した請求項1記載の枠材の
連結構造。 - 【請求項3】 補強材の基片の上端に、横枠材の内部に
向かって延出する水平片を連設し、該水平片の前後両端
に、横枠材の内面に重合する側片を連設し、前記水平片
と両側片により、横枠材嵌合部を形成した請求項1また
は2記載の枠材の連結構造。 - 【請求項4】 起立片の上端に、横枠材の内部に向かっ
て水平に延出する受片を連設し、該受片に、補強材にお
ける基片の上端に連設した水平片を重合するようにした
請求項1〜3のいずれかに記載の枠材の連結構造。 - 【請求項5】 縦枠材における内側板の上端部に、その
前後両側縁部に内向きフランジを残すようにして切欠き
部を設けるとともに、補強材における水平片とそれに連
設された両側片とに、前記内向きフランジが嵌合しうる
ようにした上下方向のスリットを形成した請求項3また
は4記載の枠材の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16560295A JP2897160B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 枠材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16560295A JP2897160B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 枠材の連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913825A JPH0913825A (ja) | 1997-01-14 |
JP2897160B2 true JP2897160B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=15815478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100697591B1 (ko) * | 2004-07-01 | 2007-03-20 | 김종태 | 철재문틀 조립용 체결구 |
JP4673615B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2011-04-20 | 株式会社岡村製作所 | 枠材の連結構造、およびそれを用いた間仕切装置におけるドアフレーム |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16560295A patent/JP2897160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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