JP2521309Y2 - 折り畳み式コンテナ - Google Patents

折り畳み式コンテナ

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JP2521309Y2
JP2521309Y2 JP1992091686U JP9168692U JP2521309Y2 JP 2521309 Y2 JP2521309 Y2 JP 2521309Y2 JP 1992091686 U JP1992091686 U JP 1992091686U JP 9168692 U JP9168692 U JP 9168692U JP 2521309 Y2 JP2521309 Y2 JP 2521309Y2
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Inventor
幸夫 木村
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キムラユニティー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、部品等の輸送に使用
されるコンテナ、詳しくは、底枠の4辺に一対の分割側
板と一対の一体側板とを内側に折り畳み可能に立設した
折り畳み式コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品等の物品を出し入れ
し易くしたコンテナとして、実開平4−80892号公
報に掲載された技術が知られている。このコンテナは、
図8に示すように、矩形の底枠51の4辺に一対の一体
側板52と一対の分割側板53とをそれぞれ内側に折り
畳み可能に立設して、上面が開いた四角箱状に構成され
ている。
【0003】一体側板52は一枚板から構成され、分割
側板53は上板53aと下板53bとを連結金具54で
折り畳み可能に連結して構成されている。上板53aと
一体側板52との間には上段連結金具55が設けられ、
下板53bと一体側板52との間には下段連結金具56
が設けられている。そして、各連結金具55,56によ
り分割側板53を一体側板52の側面に接合する状態で
連結して、コンテナが組み立てられるようになってい
る。
【0004】折り畳みに際しては、まず、図9に示すよ
うに、上段連結金具55を外して、上板53aを外側へ
倒す。次いで、図10に示すように、下段連結金具56
を外して、一体側板52を内側へ倒す。続いて、図11
に示すように、下板53bを内側へ倒して、分割側板5
3を一体側板52の上に重ねる。こうすれば、コンテナ
をコンパクトな形態に折り畳んで容易に回送することが
できる。なお、組立時には、分割側板53及び一体側板
52が前記とは逆の手順で起こされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のコン
テナによると、分割側板53が一体側板52を挟み込む
構造となっているので、分割側板53を一体側板52よ
り先に倒すことができない。しかも、上段連結金具55
及び下段連結金具56は掛止方向が異なるため(詳細は
前掲公報を参照されたい)、これらを一挙に外して一体
側板52を分割側板53より先に倒すことができない。
従って、前記のように、上板53a、一体側板52、下
板53bの順序で折り畳み、逆順で組み立てる必要があ
り、手数が増えて作業性が悪いという問題点があった。
また、上板53aは外側からでないと起こせないため、
一人で組み立てる場合、作業員はいちいち反対側に回ら
なければならないという面倒もあった。
【0006】そこで、この考案の課題は、少ない手数で
簡単に折り畳み、組み立てできるコンテナを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案のコンテナは、底枠の4辺に一対の分割
側板と一対の一体側板と一対の分割側板とをそれぞれ昇
降自在な軸により内側に折り畳み可能に立設し、一体側
板を分割側板の側面に接合する一枚板から構成し、分割
側板を上板及び下板から折り畳み可能に構成し、分割側
板の下板と一体側板との間に下板を落し込んで双方を連
結する下段連結金具を設け、分割側板の上板と一体側板
との間に上板を落し込んで双方を連結する上段連結金具
を設け、上段連結金具をピン及び掛止板から構成し、掛
止板にはピンが通過可能な溝部と、溝部の中間でピンに
落ち込んで掛止される掛止部とを形成して構成される。
【0008】
【作用】この考案のコンテナにおいては、一体側板が分
割側板の側面に接合するため、折り畳みに際し、分割側
板を一体側板より先に倒す。すなわち、分割側板を持ち
上げて上段連結金具及び下段連結金具を一挙に外し、上
板及び下板を重ねるように折り畳んで、分割側板を内側
へ倒す。次に、一体側板を内側へ倒して、分割側板の上
に重ねる。組み立てに際しては、一体側板を起こした
後、上板及び下板を伸長して分割側板を起し、その状態
で、分割側板を落し込んで上段連結金具及び下段連結金
具により一体側板に連結する。こうすれば、分割側板、
一体側板の順序で折り畳み、逆順で組み立てることがで
きて、従来と比較し少ない手数で簡単に作業することが
できる。また、上板及び下板は一工程で同時に折り畳み
及び伸長されるので、一人の作業員が一カ所で2枚の分
割側板を容易に起伏操作できるという利点もある。しか
も、上段連結金具の掛止板には、溝部がピンを通過可能
に形成されているので、上板のみを外側に倒し、分割側
板の上半部が開いた状態でコンテナを使用することも可
能である。
【0009】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1は折り畳み式コンテナの概観
を示すものである。本実施例のコンテナは、矩形の底枠
1の4辺に一対の一体側板2と一対の分割側板3とをそ
れぞれ内側に折り畳み可能に立設して、上面が開いた四
角箱状に構成されている。一体側板2は分割側板3の側
面に接合する一枚板から構成されている。これに対し、
分割側板3は上板3aと下板3bとを連結金具4で折り
畳み可能に連結して構成されている。上板3aと一体側
板2との間には上段連結金具5が設けられ、下板3bと
一体側板2との間には下段連結金具6が設けられてい
る。
【0010】底枠1には、スケータ7とフォーク挿入部
8とコーナ金具9とが設けられている。一体側板2、上
板3a、及び下板3bは、それぞれ鋼材フレーム10の
内側にプラスチックダンボール11を張り付けて形成さ
れている。一方の一体側板2には、識別票又は伝票等を
収容するポケット12と、会社名等を表示する表示板1
3とが設けられている。コンテナの上面開放部には、内
容物の飛び出しを防止するネット14が複数の掛止具1
4aにより取り外し可能に張設されている。
【0011】図2は図1のA部、つまり、底枠1に対す
る一体側板2及び分割側板3の取り付け構造を示すもの
である。底枠1のコーナ金具9には上下に長い傾斜溝1
5が形成され、一体側板2の下端には軸孔16が穿設さ
れている。傾斜溝15及び軸孔16にはリベットからな
る軸17が挿通され、ワッシャ18を介して割ピン19
により抜け止めされている。コーナ金具9の上端には切
欠20が形成され、一体側板2には切欠20に掛止され
る掛止リベット21が突設されている。そして、一体側
板2は底枠1に対し、昇降自在な軸17により内側に折
り畳み可能に立設されるとともに、掛止リベット21に
よって起立位置に保持されるようになっている。
【0012】コーナ金具9の内側には軸受金具22がネ
ジ23をワッシャ24を介しナット25に締め付けて取
り付けられている。軸受金具22には上下に長い軸受部
26が形成され、ここに分割側板3の下面に溶接した軸
27が昇降及び回動可能に嵌入されている。これによ
り、分割側板2は底枠1に対し、昇降自在な軸27の周
りで内側に折り畳み可能に立設されている。
【0013】図3は図1のB部つまり分割側板3の連結
金具4を示すものである。下板3bには上下に長い軸受
部28を形成する側面コ字形の軸受片29が溶接され、
上板3aには軸受部28に昇降及び回動可能に挿入され
るU字形ピン30が溶接されている。これにより、上板
3aは下板3bに対し昇降自在及び外側に折り畳み可能
に連結されている。
【0014】図4は図1のC部つまり下段連結金具6を
示すものである。一体側板2の内側には平面コ字形の掛
止片31が溶接され、下板3bの側面には掛止片31に
上方から掛止されるフック32が溶接されている。これ
により、下段連結金具6は、下板3bを落し込んで一体
側板2に連結し、下板3bを持ち上げて一体側板2から
解離できるように構成されている。
【0015】図5は図1のD部つまり上段連結金具5を
示すものである。本実施例の上段連結金具5は、一体側
板2側に設けたピン33と分割側板3側に設けた掛止板
34とから構成されている。ピン33は一体側板2に溶
接した取付金具35に突設されている。取付金具35に
は前記ネット14の掛止具14aが掛止される小孔36
が穿設されている。掛止板34はアングル材で形成さ
れ、上板3aの上端コーナ部に溶接されている。掛止板
34には、ピン33が通過可能な溝部37と、溝部37
の中間でピン33に落ち込んで掛止される掛止部38と
が形成されている。これにより、上段連結金具5は、上
板3aを落し込んで一体側板2に連結し、上板3aを持
ち上げて一体側板2から解離できるように構成されてい
る。
【0016】次に、上記のように構成したコンテナの作
用を使用方法と合わせて説明する。本実施例のコンテナ
においては、一体側板2が分割側板3の側面に接合する
ため、折り畳みに際し、分割側板3を一体側板2より先
に倒す。すなわち、図1の組み立て状態において、ま
ず、上板3aを把持して分割側板3を持ち上げる。する
と、図5において掛止部38がピン33から解離すると
ともに、図4においてフック32が掛止片31から解離
して、上段連結金具5及び下段連結金具6が一挙に外れ
る。
【0017】次に、図6に示すように、上板3aを下板
3bに重ねるようにして折り畳み、2枚の分割側板3を
内側へ倒す。このとき、上段連結金具5においては、ピ
ン33が溝部37の内側から外側へ相対的に移動する。
続いて、一体側板2を把持して若干持ち上げ、図2にお
いて掛止リベット21を切欠20から解離した後、一体
側板2を軸17を支点に内側へ倒し、図7に示すよう
に、2枚の一体側板2を分割側板3の上に重ねる。この
とき、軸17は傾斜溝15に沿って内側へ移動するの
で、一体側板2がコーナ金具9に干渉するおそれはな
い。
【0018】組み立てに際しては、前記とは逆に、一体
側板2を起こした後、上板3a及び下板3bを伸長して
分割側板3を起し、その状態で、分割側板3を落し込ん
で上段連結金具5及び下段連結金具6により一体側板2
に連結する。このとき、上段連結金具5においては、ピ
ン33が溝部37の外側から内側へ相対的に移動して掛
止部38に掛止される。
【0019】こうすれば、分割側板3、一体側板2の順
序で折り畳み、逆順で組み立てることができて、従来と
比較し少ない手数で簡単に作業することができる。ま
た、上板3a及び下板3bは一工程で同時に折り畳み及
び伸長されるので、一人の作業員が一カ所で2枚の分割
側板3を容易に起伏操作できるという利点もある。しか
も、上段連結金具5の掛止板34には、溝部37がピン
33を通過可能に形成されているので、上板3aのみを
外側に倒し、分割側板3の上半部が開いた状態でコンテ
ナを使用することも可能である。
【0020】なお、上記実施例では、上段連結金具5の
ピン33が一体側板2に、掛止板34が分割側板3に設
けられているが、これとは逆に、ピン33を分割側板3
に、掛止板34を一体側板2に設けて実施してもよい。
また、下段連結金具6の掛止片31とフック32とをそ
れぞれ逆に取り付けて実施してもよい。その他、この考
案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣
旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変
更して具体化することも可能である。
【0021】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、分割側板を一体側板より先に折り畳み、逆順で組み
立てるように構成したので、手数を少なくして作業性を
改善できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す折り畳み式コンテナの
斜視図である。
【図2】図1のA部を詳細に示す斜視図である。
【図3】図1のB部を詳細に示す断面図である。
【図4】図1のC部を詳細に示す一部破断正面図であ
る。
【図5】図1のD部を詳細に示す斜視図である。
【図6】図1のコンテナの折り畳み順序を説明する概略
斜視図である。
【図7】図1のコンテナの折り畳み形態を示す概略斜視
図である。
【図8】従来のコンテナを示す斜視図である。
【図9】図8のコンテナの折り畳み順序を説明する斜視
図である。
【図10】図8のコンテナの折り畳み順序を説明する斜
視図である。
【図11】図8のコンテナの折り畳み形態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1・・底枠、2・・一体側板、3・・分割側板、3a・
・上板、3b・・下板、4・・連結金具、5・・上段連
結金具、6・・下段連結金具、15・・傾斜溝、17・
・軸、20・・切欠、21・・掛止リベット、22・・
軸受金具、27・・軸、29・・軸受片、30・・U字
形ピン、31・・掛止片、32・・フック、33・・ピ
ン、34・・掛止板、37・・溝部、38・・掛止部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底枠の4辺に一対の一体側板と一対の分
    割側板とをそれぞれ昇降自在な軸により内側に折り畳み
    可能に立設し、一体側板を分割側板の側面に接合する一
    枚板から構成し、分割側板を上板及び下板から折り畳み
    可能に構成し、分割側板の下板と一体側板との間に下板
    を落し込んで双方を連結する下段連結金具を設け、分割
    側板の上板と一体側板との間に上板を落し込んで双方を
    連結する上段連結金具を設け、上段連結金具をピン及び
    掛止板から構成し、掛止板にはピンが通過可能な溝部
    と、溝部の中間でピンに落ち込んで掛止される掛止部と
    を形成してなることを特徴とする折り畳み式コンテナ。
JP1992091686U 1992-12-16 1992-12-16 折り畳み式コンテナ Expired - Lifetime JP2521309Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584877Y2 (ja) * 1980-12-15 1983-01-27 ムサシ鋼機株式会社 組立,分解自在コンテナ
JPS6437345A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Nakayama Sangyo Co Ltd Foldable box

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