JP2894776B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体集積回路に関し、特に、定電流源制
御用定電圧発生回路の配置に改良を加えた半導体集積回
路に関する。
[従来の技術] バイポーラ型半導体集積回路では、第3図(a)に示
されるような、トランジスタQ1、抵抗R1、R2からなる定
電流源回路が多数用いられている。同図において、8は
定電流供給端子、9は定電流源制御用定電圧入力端子、
10は低電位側電源である。定電流源制御用定電圧入力端
子9には、第3図(b)に示されるような、高位側電源
11−低位側電源10間に配置された、トランジスタQ2〜Q
5、抵抗R3〜R8からなる定電流源制御用定電圧発生回路
の定電流源制御用定電圧出力端子12が接続される。この
定電圧発生回路では、低電位側電源の電位を基準とした
定電圧が発生され、また、定電流源回路では、低電位側
電源の電位を基準として定電流が発生される。
従来、この種定電流源、定電流源制御用定電圧発生回
路は、第4図(a)に示すように配置されていた。すな
わち、チップ外周5に沿って、低電位側電源バスライン
1が配置され、その両端が低電位側電源電位供給位置3
となされ、そして、バスライン1の両端に定電流源制御
用定電圧発生回路4が接続され、また、バスライン1に
沿ってこれと接続される定電流源が設けられていた(2
は定電流源群を示す)。
[発明が解決しようとする課題] 第3図(a)に示した定電流源回路では、該回路の接
続された低電位側電源10と定電圧との電位差およびトラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間の電圧および抵抗R1に
より決定される定電流ICSが、定電流供給端子8から供
給される。したがって、トランジスタQ1の電流利得をh
とすると、トランジスタQ1のベースにはICS/hの電流
が、定電圧発生回路の負荷電流として流れる。定電圧発
生回路が、複数の定電流源回路に定電圧を供給する場
合、負荷電流による配線での電位降下によって、定電圧
電位は、第4図(b)に6で示すように、定電圧発生回
路に近いほど高く、遠いほど低くなる。
一方、定電流源回路の定電流は、該回路の接続された
低電位側電源のバスライン1に流れ込むため、その電流
による配線の電位上昇により、前記低電位側電源のバス
ラインの電位は、第4図(b)に7で示すように、電位
供給位置に近いほど低く、遠いほど高くなる。
第4図(b)に示されるように、定電流源制御用定電
圧は定電圧発生回路から離れるに従って低下するのに対
し、基準となる低電位側電源はその供給位置から離れる
につれて上昇するため、2つの電位の差と抵抗R1の抵抗
値とによって決定される定電流は、位置によって大きく
異なることになる。たとえば、定電流源制御電圧用配線
による電圧降下を約10mV、前記電源バスラインの配線に
よる電圧上昇を約30mVとすると、両者の電位差の位置に
よる異差は、最大約40mVとなる。配線による電位降下及
び電位上昇のないときの制御用定電圧と低電位側電源の
電位差を1.2Vとし、定電流源の電流供給トランジスタQ1
のベース・エミッタ間の電圧を0.8Vとすると、定電流
は、位置により約10%変動することになる。
そのため、従来の集積回路では、論理しきい値に対す
るマージンが低下したり、あるいはマージンを十分にと
った場合には動作速度が低下したりした。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体集積回路では、一電位電源(例えば低
位側電源)バスラインの電位供給点と、そのバスライン
との接続位置における電位を基準に定電圧を発生し、そ
の定電圧で定電流源を制御する定電圧発生回路の配置位
置との関係を、バスラインを流れる電流によるバスライ
ンによる電位上昇(あるいは降下)と定電圧発生回路か
ら定電流源回路へ流れる電流による制御電圧用配線の電
位降下(あるいは上昇)とが相殺しあうように配置され
る。
すなわち、バスラインに複数の点で電位を供給し、隣
り合う2つの電位供給点の中間点のバスラインに定電流
源制御用定電圧発生回路を接続するか、あるいは、複数
の点で電位を供給されるバスラインに対し、隣り合う電
位供給点の間で、供給された電位からの電位変動が最も
大きくなる点に、定電圧発生回路を接続する。
[実施例] 次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図(a)は、本発明の一実施例を示すレイアウト
図であり、第1図(b)は、その電位分布図である。
本実施例では、第1図(a)に示すように、定電圧発
生回路4を低電位側電源バスライン1の両端に接続し、
かつ前記バスラインの中央を低電位側電源電位供給位置
3とし、ここで電源電位給電を行っている。このため、
配線による電位降下、電位上昇により、定電流源制御用
定電圧と前記電源バスラインの電位がいずれも、バスラ
インの両端で最も高く、その中央で最も低くなる。この
ため、制御用定電圧の配線による電位降下と前記バスラ
インの電位上昇が互いに打ち消し合うようになり、従来
に較べて定電流の位置依存性を減少させることが可能と
なる。
たとえば、制御用定電圧の配線による電圧降下を約10
mV、低電位側電源のバスラインの配線による電圧上昇を
約30mVとすると、制御用定電圧と前記バスラインの電位
差の位置による異差は、最大約20mVとなる。配線による
電位降下及び電位上昇のないときの制御用定電圧と低電
位側電源の電位差を1.2Vとし、定電流源の電流供給トラ
ンジスタのベース・エミッタ間の電圧を0.8Vとすると、
定電流は位置により約5%変動することになる。従っ
て、本実施例によれば、従来例に較べて約50%変動を減
少させることができる。
第2図(a)は、本発明の他の実施例を示すレイアウ
ト図であり、第2図(b)は、その電位分布図である。
本実施例では、第2図(a)に示すように、低電位側
電源バスライン1の電位は、バスライン両端及び中央の
低電位側電源電位供給位置3において供給され、定電流
源制御用定電圧発生回路4は前記電位供給位置3の各中
央に接続されている。このため、第2図(b)に6、7
で示されるように、制御用定電圧と低電位側電源のバス
ラインの電位がいずれも、前記バスライン両端及び中央
にて最も低く、その間で最も高くなる。このため、制御
用定電圧の配線による電位降下と前記バスラインの電位
上昇が互いに打ち消し合い、従来例に較べて定電流の位
置依存性を減少させることができる。
本実施例では、先の実施例と較べて、電源電位供給が
複数箇所で行われているため、電源電流の大きい場合に
有利となる。
なお、特殊な場合として、バスラインが一箇所で電源
電位の供給を受け、該バスラインに接続される定電圧発
生回路が一つだけであるときには、電源電位供給位置と
定電圧発生回路とはそれぞれ互いにバスラインの反対側
に配置される。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、低電位側電源のバス
ラインの電位供給位置と同バスラインに接続される定電
圧発生回路の接続位置を、配線による電位降下および電
位上昇が互いに打ち消し合う関係となるようにしたもの
であるので、本発明によれば、定電流源の発生する定電
流の位置依存性を減少させることができる。従って、本
発明によれば、バイポーラトランジスタ型半導体集積回
路において、論理しきい値に対するマージンを低下させ
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の一実施例を示すレイアウト
図、第1図(b)は、その電位分布図、第2図(a)
は、本発明の他の実施例を示すレイアウト図、第2図
(b)は、その電位分布図、第3図(a)は、定電流源
回路の回路図、第3図(b)は、定電流源制御用定電圧
発生回路の回路図、第4図(a)は、従来例のレイアウ
ト図、第4図(b)は、その電位分布図である。 1……低電位側電源バスライン、2……定電流源群、3
……低電位側電源電位供給位置、4……定電流源制御用
定電圧発生回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源電圧印加点をもつバスラインと、前記
    バスラインに接続された複数の定電圧発生回路と、前記
    バスラインに接続されるとともに制御電圧用配線を介し
    て前記定電圧発生回路からの定電圧を受ける定電流源回
    路とを有する半導体集積回路において、隣り合う前記定
    電圧発生回路と前記バスラインとの接続点の中間で前記
    電源電圧印加点と前記バスラインとを接続したことを特
    徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】一端が電源電圧印加点であり、他端に定電
    圧発生回路が接続されたバスラインと、前記バスライン
    の一端と他端の間に接続されるとともに制御電圧用配線
    を介して前記定電圧発生回路からの定電圧を受ける定電
    流源回路とを有する半導体集積回路。
  3. 【請求項3】複数の電源電圧印加点をもつバスライン
    と、前記バスラインに接続された定電圧発生回路と、前
    記バスラインに接続されるとともに制御電圧用配線を介
    して前記定電圧発生回路からの定電圧を受ける定電流源
    回路とを有する半導体集積回路において、隣り合う前記
    電源電圧印加点の中間で前記バスラインと前記定電圧発
    生回路とを接続したことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】複数の電源電圧印加点をもつバスライン
    と、前記バスラインに接続された定電圧発生回路と、前
    記バスラインに接続されるとともに制御電圧用配線を介
    して前記定電圧発生回路からの定電圧を受ける定電流源
    回路とを有する半導体集積回路において、隣り合う前記
    電源電圧印加点の間のうち前記バスラインの電位変化が
    最大となる点に前記定電圧発生回路を接続したことを特
    徴とする半導体集積回路。
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