JP2890986B2 - 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置 - Google Patents

自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置

Info

Publication number
JP2890986B2
JP2890986B2 JP4190587A JP19058792A JP2890986B2 JP 2890986 B2 JP2890986 B2 JP 2890986B2 JP 4190587 A JP4190587 A JP 4190587A JP 19058792 A JP19058792 A JP 19058792A JP 2890986 B2 JP2890986 B2 JP 2890986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
characteristic
vehicle speed
torque
boost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4190587A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632217A (ja
Inventor
敏夫 萩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4190587A priority Critical patent/JP2890986B2/ja
Publication of JPH0632217A publication Critical patent/JPH0632217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2890986B2 publication Critical patent/JP2890986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクコンバータを有
する自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置に関
する。
【0001】
【従来の技術】従来、負圧式のタンデム型ブレーキ倍力
装置としては、例えば、特開平1−212659号公報
に記載のものが知られている。
【0002】上記従来出典には、エンジンの吸気負圧と
大気圧との差圧を利用して、ペダル踏力を補助するタン
デム型ブレーキ倍力装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置にあっては、いかなる車両運転状態にあっても、
一義的なブレーキ倍力特性を与えられるものであり、そ
のブレーキ倍力特性は、通常走行時において良好なブレ
ーキフィーリングを得るべくペダル踏力の上昇に対し一
定のブレーキ倍力特性に設定されている為、例えば、ト
ルクコンバータを有する自動変速機を搭載した車両で、
停止〜微速範囲において、エンジンアイドリング回転に
よりトルクコンバータで大きなクリープトルクが発生す
る(エンジン回転数上昇時例えば、冷機時あるいはクー
ラコンプレッサ作動時等)においては特に著しい場合、
制動時にこの駆動トルクに対抗するだけの大きなペダル
踏力を要し、ブレーキフィーリングが悪化する。
【0004】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、トルクコンバータを有する自動変速機搭
載車のブレーキ倍力特性制御装置において、大きな駆動
トルクが発生する停止状態の時に通常時と同等の良好な
ブレーキフィーリング得ると共にブレーキ操作中に車両
の飛び出しを防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置
では、ブレーキ倍力特性の倍力比を少なくとも2段階
更可能なブレーキブースタを用い、大きな駆動トルクが
発生する停止状態の時には、通常時の倍力比よりペダル
踏力に対し液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性の倍
力比に変えると共に、液圧増大ゲインの高いブレーキ倍
力特性に変更されている時、ブレーキ操作中であれば検
出される駆動トルクが低くなっても液圧増大ゲインの高
いブレーキ倍力特性をそのまま維持する手段とした。即
ち、図1のクレーム対応図に示すように、アクチュエー
タaへの指令によりブレーキ倍力特性の倍力比を少なく
とも2段階変更可能なブレーキブースタbと、車速を検
出する車速検出手段cと、駆動トルクを検出する駆動ト
ルク検出手段dと、前記車速検出手段cで検出した車速
が設定車速以下で所定の駆動トルクが検出された時、
常時の倍力比よりペダル踏力に対し液圧増大ゲインの高
いブレーキ倍力特性の倍力比に変更する指令を前記アク
チュエータaに出力すると共に、液圧増大ゲインの高い
ブレーキ倍力特性に変更されている時、ブレーキ操作中
あれば検出される駆動トルクが低くなっても液圧増大
ゲインの高いブレーキ倍力特性をそのまま維持するブレ
ーキ倍力特性制御手段eとを備えていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】例えば、エンジンアイドリング回転数上昇させ
る時には、車速検出手段cで検出した車速が設定車速以
下で、駆動トルク検出手段dにより所定の駆動トルクが
検出されることで、ブレーキ倍力特性制御手段eにおい
て、通常時の倍力比よりペダル踏力に対し液圧増大ゲイ
ンの高いブレーキ倍力特性の倍力比に変更する指令がア
クチュエータaに出力される。一方、エンジンアイドリ
ング回転によりトルクコンバータでクリープトルクが発
生し、このトルクが駆動輪に作用する。
【0007】この状態でブレーキ操作を行なうと、ブレ
ーキ倍力特性が一定である場合は駆動輪に作用するクリ
ープトルクによる駆動トルク増大分だけ大きなペダル踏
力を要するが、ブレーキブースタbのブレーキ倍力特性
が液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性の倍力比へ変
更されることによる制動トルクの増大で増大駆動トルク
分が補填されることになる。従って、アイドリング回転
数上昇時であっても通常のアイドリング回転時と同様な
ペダル踏力によりブレーキペダルの踏み込み操作を行な
うことでブレーキを効かせて車両を停止させることがで
きる。
【0008】そして、ブレーキ操作中は液圧増大ゲイン
の高いブレーキ倍力特性の維持、つまり、液圧増大ゲイ
ンの高いブレーキ倍力特性から液圧増大ゲインの低いブ
レーキ倍力特性への倍力比の変更が禁止されることで、
トルクコンバータで発生する残留クリープトルクに対応
することになり、アイドリングアップが終了すると直ち
に通常のブレーキ倍力特性に戻す場合のような車両飛び
出しを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】まず、構成について説明する。
【0011】図2は本発明実施例の自動変速機搭載車の
ブレーキ倍力特性制御装置の全体システム図であり、実
施例装置は、トルプル型ブレーキブースタ1(ブレーキ
ブースタに相当)と、車速センサ(車速検出手段に相
当)2と、エンジンアイドリング制御ユニット3及びイ
ンヒビタースイッチ4(3,4は駆動トルク検出手段に
相当)と制御ユニット5(ブレーキ倍力制御手段に相
当)を有している。
【0012】前記トルプル型ブレーキブースタ1は、第
1シェル6と第2シェル7と第3シェル8と第4シェル
9とから形成される本体10内部が第1センタープレー
ト11と第2センタープレート12で3分割されてい
る。前側の室はダイヤフラム13を備えた第1パワーピ
ストン14により第1負圧室15と第1大気室16とに
画成され、中間部の室はダイヤフラム17を備えた第2
パワーピストン18により第2負圧室19と第2大気室
20とに画成され、後側の室はダイヤフラム21を備え
た第3パワーピストン22により第3負圧室23と第3
大気室24とに画成されている。また、第2シェル7に
は、図示しないインテークマニホールドあるいはバキュ
ームポンプ等の負圧源と第2負圧室19を接続するため
の負圧導入管25が設けられている。26はバルブボデ
ーであって、先端には出力軸27が接続されている。第
1,第2,第3パワーピストン14,18,22はバル
ブボデー26に取付けられており、また、第1,第2セ
ンタープレート11,12はシ−ル部材28,29を介
してバルブボデー26に嵌合されている。第1シェル6
とバルブボデー26との間にはリターンスプリング30
が介装されており、バルブボデー26を介して第1,第
2,第3パワーピストン14,18,22が常時後方に
付勢されている。バルブボデー26内にはプランジャ3
1が摺動自在に嵌合されており、プランジャ31の一端
と出力軸27との間にはリアクションディスク32が介
装され、プランジャ31の他端には操作ロッド33が連
結されている。この操作ロッド33にはブレーキペダル
(図示せず)が連結されている。34は大気弁であっ
て、ブレーキペダルの踏み込みによる操作ロッド33の
前進で大気弁34が開放されると、大気が第3大気室2
4に導入されるように構成されている。35は真空弁で
あって、ブレーキペダルの踏み込み解除によるプランジ
ャ31の後進で真空弁35が開放されると、各大気室1
6,20,24と各負圧室15,19,23は連通し、
リターンスプリング30により各パワーピストン14,
18,22は元の位置に戻るように構成されている。バ
ルブボデー26にはバルブボデー26の内側と第3負圧
室23を連通する通路36と、第3大気室24を連通す
る通路37が形成されている。さらに、バルブボデー2
6には第2負圧室19と第1,第3負圧室15,23を
連通する通路38,39、また第2大気室20と第3大
気室24とを連通する通路40が形成されている。第1
大気室16及び第2大気室20にはそれぞれポート4
1,42が設けられており、これらポート41,42は
制御バルブ43により連通及び遮断可能に連結されてい
る。制御バルブ43は本発明のアクチュエータに相当す
る。
【0013】この制御バルブ43の連通及び遮断は制御
ユニット5により制御される。この制御ユニット5はエ
ンジンアイドリング制御ユニット3よりエンジンアイド
リングアップ信号が出力され、車速センサ2により所定
速度以下の信号が出力され、インヒビタースイッチ4に
よりニュートラルレンジ以外の信号が出力された時、ポ
ート41とポート42を連通する指令を制御バルブ43
に出力するように構成されている。
【0014】次に、作用を説明する。
【0015】図3は実施例装置の制御ユニットで行なわ
れるブレーキ倍力特性制御作動の流れを示すフローチャ
ートであり、以下、各ステップについて説明する。 ステップ101では、エンジンアイドリング制御ユニッ
ト3よりエンジンアイドリングアップ信号が出力されて
いるかどうかが判断される。 ステップ102では、車速センサ2からの車速Vが予め
定められた設定値VO 以下であるかどうかが判断され
る。 ステップ103では、インヒビタースイッチ4からのセ
レクトレンジ位置信号がニュートラルレンジ以外の信号
かどうかが判断される。 ステップ104では、ポート41とポート42を連通す
るON指令が制御バルブ43に出力される。 ステップ105では、現在、制御バルブ43への信号が
ONかどうかが判断される。 ステップ106では、ブレーキストップランプスイッチ
44がブレーキ操作を示すONかどうかが判断される。 ステップ107では、ポート41とポート42を遮断す
るOFF指令が制御バルブ43に出力される。 (イ)通常時 エンジンアイドリングアップが行なわれない車両停止時
や走行時には、ステップ101→ステップ105→ステ
ップ107へ進み、また、エンジンアイドリングアップ
時であるが設定値VO 以上の車速による走行時には、ス
テップ101→ステップ102→ステップ107へ進
み、また、エンジンアイドリングアップ時で車両停止〜
微速時であるが自動変速機がニュートラルレンジに入っ
ている時は、ステップ101→ステップ102→ステッ
プ103→ステップ107へ進み、いずれの場合にもス
テップ107にて制御ユニット5から制御バルブ43へ
の信号はOFFとなり、ポート41とポート42は遮断
される。この通常時において、ブレーキ作動前は、イン
テークマニホールドからの負圧が負圧導入管25を介し
て第2負圧室19に導入され、この負圧は通路38,3
9を介して第1負圧室15、第3負圧室23にも導入さ
れ、第1,第2,第3負圧室15,19,23は負圧状
態になっている。したがって、図示しないブレーキペダ
ルを踏み込むと、操作ロッド32が前進し大気弁34が
開放し、大気が通路37を介して第3大気室24に導入
され、この大気はさらに、通路40を介して第2大気室
20に導入される。これにより、第2負圧室19と第2
大気室20及び第3負圧室23と第3大気室24との間
には差圧が生じ、第2パワーピストン18及び第3パワ
ーピストン22は前進するので、バルブボデー26は大
きな力で前進することができ、その力は出力軸27に伝
達される。つまり、第1パワーピストン14は作動せ
ず、トルプル型ブレーキブースタ1のブレーキ倍力特性
は、第2,第3パワーピストン19,23により決定さ
れることになる(図4実線特性)。
【0016】なお、ブレーキペダルの踏み込みを解除す
ると、プランジャ31の後進で真空弁35が開放され、
各大気室16,20,24と各負圧室15,19,23
は連通し、リターンスプリング30により各パワーピス
トン14,18,22は元の位置に戻る。 (ロ)車両が停止〜微速範囲でのアイドリングアップ時 冷機時やクーラコンプレッサ作動等によりエンジンアイ
ドリング回転数が上昇する車両の停止〜微速時には、ス
テップ101→ステップ102→ステップ103→ステ
ップ104へと進む流れとなり、ステップ104におい
て制御バルブ43をONにしてポート41とポート42
を連通する指令が出力される。これにより、図示しない
ブレーキペダルを踏み込むと、第2大気室20の大気が
第1大気室16にも導入され、第1負圧室15と第1大
気室16との間に差圧が生じ、第2,第3パワーピスト
ン18,22に加えて第1パワーピストン14も前進す
るので、バルブボデー26はより大きな力で前進するこ
とができ、トルプル型ブレーキブースタ1のブレーキ倍
力特性は、第1,第2,第3パワーピストンにより決定
されることになる(図4の1点鎖線特性)。この状態で
ブレーキ操作を行なうと、ブレーキ倍力特性が一定であ
る場合は駆動輪に作用するアイドリングアップによる駆
動トルク増大分だけ大きなペダル踏力を要するが、トリ
プル型ブレーキブースタ1のブレーキ倍力特性が液圧増
大ゲインの高いブレーキ倍力特性へ変更されることによ
る制動トルクの増大で増大駆動トルク分が補填されるこ
とになる。従って、アイドリングアップ時であっても通
常のアイドリング回転時と同様なペダル踏力によりブレ
ーキペダルの踏み込み操作を行なうことでブレーキを効
かせて車両を停止させることができる。
【0017】また、ステップ101,102,103は
高ブレーキ倍力特性変更制御の開始条件であり、例え、
アイドリングアップが終了しても、制御バルブ43へO
N信号が出力されているブレーキ操作時には、ステップ
101→ステップ105→ステップ106→ステップ1
04へ進み、高ブレーキ倍力特性変更制御が維持される
ことになる。これは、トルクコンバータで発生するクリ
ープトルクは、アイドリングアップが終了すると直ちに
低下するものではなく、残留トルクとして残ってしまう
ため、アイドリングアップが終了すると直ちに通常のブ
レーキ倍力特性に戻した場合、ペダル踏力がそのままで
あれば車両が飛び出してしまう可能性があり、車両制動
状態を維持するにはペダル踏力を高める操作を要するこ
とによる。そして、ステップ102,ステップ103,
ステップ105,ステップ106のいずれかの条件を満
足しなくなると、高ブレーキ倍力特性から通常のブレー
キ倍力特性に戻されることになる。
【0018】以上説明してきたように、実施例の自動変
速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置にあっては、下
記に列挙する効果が得られる。 (1)ブレーキ倍力特性を2段階に変更可能なトリプル
型ブレーキブースタ1を用い、大きな駆動トルクが発生
する停止状態の時には、通常時の倍力比よりペダル踏力
に対し液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性に変える
装置とした為、大きな駆動トルクが発生する停止状態で
のアイドリングアップ時に通常時と同等の良好なブレー
キフィーリング得ることができる。 (2)従来のタンデム型ブレーキブースタをベースにし
て、簡単な構造でトリプル型ブレーキブースタ1とし、
通常時はタンデム型として用い、ブレーキ倍力特性変更
時はトリプル型として用いるようにした為、ブレーキ倍
力特性を変更可能なブレーキブースタを設計変更を最小
にして容易に製造することができる。 (3)高ブレーキ倍力特性変更制御が開始されると、ア
イドリングアップが終了しても、制御バルブ43へON
信号が出力されているブレーキ操作時には、高ブレーキ
倍力特性変更制御を維持するようにした為、トルクコン
バータで発生する残留クリープトルクに対応することに
なり、アイドリングアップが終了すると直ちに通常のブ
レーキ倍力特性に戻す場合のような車両飛び出しを防止
できるし、ペダル踏力を高める操作を要することもな
い。
【0019】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0020】例えば、実施例では、ブレーキブースタに
は負圧式のものを用いたが、正圧式あるいは油圧式のも
のであっても良い。
【0021】実施例では、ブレーキブースタとして、タ
ンデムとトリプルにより2段階変更可能としたが、シン
グルとタンデムにより2段階変更可能としても良いし、
さらに、3段階以上変更可能であっても良いし、また、
無段階変更可能であっても良い。
【0022】また、上記実施例にあっては、エンジンア
イドリング制御ユニットよりのアイドリング制御信号に
よりエンジンアイドルアップの状態か否かを判断してい
たが、車速センサよりの信号のみに基づき、車速が定め
られた設定値VO 以下か否かに応じて一義的にブレーキ
制御特性を変更するようにすることも本発明に含まれる
ものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、トルクコンバータを有する自動変速機搭載車のブレ
ーキ倍力特性制御装置において、ブレーキ倍力特性の倍
力比を 少なくとも2段階変更可能なブレーキブースタを
用い、大きな駆動トルクが発生する停止状態の時には、
通常時の倍力比よりペダル踏力に対し液圧増大ゲインの
高いブレーキ倍力特性の倍力比に変えると共に、液圧増
大ゲインの高いブレーキ倍力特性に変更されている時、
ブレーキ操作中であれば検出される駆動トルクが低くな
っても液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性をそのま
ま維持する手段とした為、停止状態の時に通常時と同等
の良好なブレーキフィーリングを得ると共にブレーキ操
作中に車両の飛び出しを防止することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性
制御装置のクレーム対応図である。
【図2】本発明実施例の自動変速機搭載車のブレーキ倍
力特性制御装置を示す全体システム図である。
【図3】本発明実施例装置の制御ユニットで行なわれる
ブレーキ倍力特性制御作動の流れを示すフローチャート
である。
【図4】本発明実施例装置でのブレーキ倍力特性図であ
る。
【符号の説明】
a アクチュエータ b ブレーキブースタ c 車速検出手段 d 駆動トルク検出手段 e ブレーキ倍力特性制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータへの指令によりブレーキ
    倍力特性の倍力比を少なくとも2段階変更可能なブレー
    キブースタと、 車速を検出する車速検出手段と、駆動トルクを検出する駆動トルク検出手段と、 前記車速検出手段で検出した車速が設定車速以下で所定
    の駆動トルクが検出された時、 通常時の倍力比よりペダ
    ル踏力に対し液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性
    倍力比に変更する指令を前記アクチュエータに出力する
    と共に、液圧増大ゲインの高いブレーキ倍力特性に変更
    されている時、ブレーキ操作中であれば検出される駆動
    トルクが低くなっても液圧増大ゲインの高いブレーキ倍
    力特性をそのまま維持するブレーキ倍力特性制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする自動変速機搭載車のブレ
    ーキ倍力特性制御装置。
JP4190587A 1992-07-17 1992-07-17 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置 Expired - Lifetime JP2890986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4190587A JP2890986B2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4190587A JP2890986B2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0632217A JPH0632217A (ja) 1994-02-08
JP2890986B2 true JP2890986B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=16260551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4190587A Expired - Lifetime JP2890986B2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2890986B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3905574B2 (ja) * 1996-03-12 2007-04-18 日産自動車株式会社 車両の制動制御装置
JP4529744B2 (ja) * 2005-03-16 2010-08-25 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ制御装置
JP4581816B2 (ja) * 2005-04-27 2010-11-17 トヨタ自動車株式会社 駆動系にトルクコンバータを備えた車輌の制駆動力制御装置
JP4826252B2 (ja) * 2005-12-26 2011-11-30 トヨタ自動車株式会社 駆動系にトルクコンバータを備えた車輌の制駆動力制御装置
JP4674543B2 (ja) * 2005-12-26 2011-04-20 トヨタ自動車株式会社 駆動系にトルクコンバータを備えた車輌の制駆動力制御装置
JP5024072B2 (ja) * 2008-01-21 2012-09-12 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0632217A (ja) 1994-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60244659A (ja) 車両ブレ−キ装置
JP2637433B2 (ja) 自動車のスリップ制御付きブレーキ装置
JP2890986B2 (ja) 自動変速機搭載車のブレーキ倍力特性制御装置
JPH0958457A (ja) 負圧ブースタ用負圧源装置
JP3142320B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH10264793A (ja) 電気自動車用回生制動併用式制動装置
CN216424375U (zh) 一种新型电子液压助力装置
JPH10181576A (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2505260B2 (ja) 車両のトラクションコントロ―ル装置
JP2572854B2 (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JPH10119759A (ja) ブレーキ制御装置
JP2996546B2 (ja) ブレーキ制御方法
JPH08258676A (ja) 車両の制動装置
JP3144190B2 (ja) 自動制動用電子制御負圧式ブレーキ装置
JP3314551B2 (ja) 制動力制御装置
JP2004224119A (ja) ブレーキ制御装置
JP2000296767A (ja) 車両用ブレーキブースタ装置及びその制御方法
JPH05139275A (ja) 車両のスリツプ制御装置
JP2001138896A (ja) 車両の液圧ブレーキ装置
JP3108603B2 (ja) ブレーキシステム
JPH0585319A (ja) 車両のブレーキ装置
JPH0649440B2 (ja) 車両用ブレ−キ装置
JP2887998B2 (ja) 車両用トラクション制御装置
JP2523193B2 (ja) 車両のトラクションコントロ―ル装置
JP3112322B2 (ja) 車両のスリップ制御装置