JP2888612B2 - 電流源回路 - Google Patents

電流源回路

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JP2888612B2
JP2888612B2 JP2171433A JP17143390A JP2888612B2 JP 2888612 B2 JP2888612 B2 JP 2888612B2 JP 2171433 A JP2171433 A JP 2171433A JP 17143390 A JP17143390 A JP 17143390A JP 2888612 B2 JP2888612 B2 JP 2888612B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、特に電源電圧に比例し、抵抗に反比例し
た電流出力が得られる電流源回路に関する。
(従来の技術) 従来、電源電圧に比例した電流が得られる電流源回路
として第2図に示すような回路が知られている。これは
トランジスタQ1のエミッタと基準電位点の間に抵抗R1
接続し、ベースを抵抗R3を介して電圧源Vrefに接続す
るとともに、ベースと基準電位点をダイオード接続した
トランジスタQ2、Q3および抵抗R2の直列回路で接続し、
トランジスタQ1のコレクタから電流出力I0を得るように
したものである。
このような回路では、トランジスタQ2、Q3およびQ1
ベース・エミッタ電圧VFが全て等しいとすると、トラン
ジスタQ1のコレクタ電流 I0は、 ここで、R2=R3とすると、 I0=1/2R1・Vref すなわち、トランジスタQ1のエミッタ電圧がVref/2
となり、この電圧を抵抗R1で割算したものがトランジス
タQ1のコレクタ電流I0となるので、Q1のコレクタ電流I0
は電圧源Vrefに比例し、抵抗R1に反比例する。
したがって、このコレクタ電流I0をカレントミラー回
路等を用いる適当な抵抗に供給することで電圧源Vref
のみに比例した任意の電圧が得られる。特にIC化した場
合、トランジスタや抵抗の相対精度が優れているので、
精度の良い電流出力または電圧が得られる。
しかしながら、実際には各トランジスタQ1〜Q3のベー
スに流れる電流には誤差を生じている。簡単のため、各
トランジスタQ1〜Q3のエミッタ電流IE、ベース電流IB
等しいとして説明すると、抵抗R2にIEの値の電流が流
れ、抵抗R3にはIE+IBの値の電流が流れる。抵抗R1を流
れる電流はIEであるが、トランジスタQ1のコレクタ電流
I0はIE−IBとなる。これにより、トランジスタQ1のエミ
ッタ電圧はVref/2となるばかりか、トランジスタQ1
コレクタ電流I0はエミッタ電圧を抵抗R1で割算したもの
からずれてしまう。
このため、トランジスタQ1のコレクタ電流I0は正確に
電圧源Vrefに比例し、抵抗R1に反比例しておらず、こ
の電流をカレントミラー等で適当な抵抗に供給しても電
圧源Vrefに比例した任意の電圧を得られないという問
題を生じている。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように従来の電流源回路では、ベース電流
の影響により正確に電圧源に比例し、抵抗に反比例した
電流出力が得られず、任意の電圧源に比例した電圧が得
られないという問題があった。
この発明はベース電流による誤差の発生を減少させ、
精度良く電圧源に比例し、抵抗に反比例した電流出力が
得られる電流源回路を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の電流源回路は、第1のトランジスタのエミ
ッタを第1の抵抗を介して基準電位点に接続するととも
に第2のトランジスタのベースに接続し、第2のトラン
ジスタのエミッタを第2の抵抗を介して基準電位点に接
続し、前記第1のトランジスタのベースを第3の抵抗を
介して電圧源に接続するとともに第2のトランジスタの
コレクタ電流路と接続し、前記第1のトランジスタのコ
レクタから電流出力を得るようにしたものである。
(作用) このように構成した電流源回路では、第1に、第2の
トランジスタのベース電流分だけ抵抗を流れる電流を減
少させるので、第2、第3の抵抗を流れる電流が等しく
なり、第1のトランジスタQ1のエミッタから正確に電圧
源に比例した電圧が得られる。第2に、第2のトランジ
スタのベース電流分だけ第1の抵抗を流れる電流を減少
させるので、第1のトランジスタのコレクタ電流と第1
の抵抗を流れる電流が等しくなる。
したがって、第1のトランジスタのコレクタから正確
に電圧源に比例し、抵抗に反比例した電流出力が得られ
る。
(実施例) 以下、この発明の一実施例につき第1図を参照して詳
細に説明する。
第1図はトランジスタQ1のエミッタと基準電圧点を抵
抗R1を介して接続するとともに、トランジスタQ2のベー
スに接続し、トランジスタQ2のエミッタを抵抗R2を介し
て基準電圧点に接続し、トランジスタQ1のベースは抵抗
R3を介して電圧源Vrefに接続するとともに、ダイオー
ド接続したトランジスタQ3からコレクタ電流路を介して
トランジスタQ2のコレクタと接続し、トランジスタQ1
コレクタから電流出力を得るようにしたものである。
このような構成において、抵抗R2とR3を等しく、トラ
ンジスタQ1〜Q3のベース・エミッタ電圧をVF、トランジ
スタQ2のエミッタ電流をIE、抵抗R1を流れる電流をIR
トランジスタQ1〜Q3のベース電流をIBとすると、第1図
に説明したように、抵抗R2とR3を流れる電流は等しくIE
となる。したがって、トランジスタQ1にエミッタ電圧は
正確にVref/2となる。
また、トランジスタQ1のエミッタ電流はIR+IBとなる
ので、コレクタ電流IOはIRとなり、抵抗R1を流れる電流
と等しくなる。すなわち、トランジスタQ1のコレクタか
ら正確に電圧源Vrefに比例し、抵抗R1に反比例した電
流出力が得られる。特にIC化した場合、トランジスタや
抵抗の相対精度が優れているので、精度の良い回路が実
現できる。なお、厳密にいえばトランジスタQ1〜Q3のベ
ース電流IBは等しくならないが、ほとんど無視できる程
度の誤差である。
この発明は電流源だけでなく電圧源としても用いるこ
とができる。上記の説明からわかるように、トランジス
タQ1またはQ3のエミッタから正確にVref/2に等しい電
圧が得られる。但し、電圧の取出すために、たとえばト
ランジスタのベースを接続した場合は、このベース電流
の補償をしないと電流出力に誤差を生じる。もし、ベー
ス電流の補償がない場合に、トランジスタQ3のエミッタ
から電圧を取出した方が誤差の増加を少なくできる。何
故ならば、トランジスタQ1のエミッタから電圧を取出そ
うとすると、ベース電流はそのままトランジスタQ1のコ
レクタ電流となり全て誤差となるが、トランジスタQ3
エミッタから電圧を取出す場合は、トランジスタのベー
ス・エミッタ電圧が一定で抵抗R2=R3とすると、ベース
電流は1/2、R2/R1倍だけしかトランジスタQ1のコレク
タ電流とならないからである。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。たとえば、コレクタ電流路であ
るトランジスタQ3はダイオードでもよく、さらに言えば
トランジスタQ3を省略しトランジスタQ2のコレクタを直
接トランジスタQ1のベースに接続してもよい。但し、こ
の場合の電圧の取出しはトランジスタQ1のエミッタのみ
になる。当然のことながら、NPNトランジスタをPNPトラ
ンジスタに置換えたりもできる。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、ベース電流に
よる誤差の発生を少なくしたことにより、電圧源に比例
し、抵抗に反比例した正確な電流出力が得られるばかり
か、電圧源に比例した正確な電圧出力を得ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電流源回路の一実施例を示す回路
図、第2図は従来の電流源回路を示す回路図である。 Q1、Q2、Q3……トランジスタ R1、R2、R3……抵抗 Vref……電圧源

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタのエミッタを第1の抵
    抗を介して基準電位点に接続するとともに第2のトラン
    ジスタのベースに接続し、前記第2のトランジスタのエ
    ミッタを第2の抵抗を介して基準電位点に接続し、前記
    第1のトランジスタのベースを第3の抵抗を介して電圧
    源に接続するとともに第2のトランジスタのコレクタ電
    流路と接続し、前記第1のトランジスタのコレクタから
    電流出力を得るようにしたことを特徴とする電流源回
    路。
  2. 【請求項2】コレクタ電流路はPN接合を含むことを特徴
    とする請求項1記載の電流源回路。
  3. 【請求項3】第1のトランジスタのエミッタから電圧を
    得ることを特徴とする請求項1記載の電流源回路。
  4. 【請求項4】第2のトランジスタのコレクタから電圧を
    得ることを特徴とする請求項1記載の電流源回路。
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