JP2887786B2 - 小形トランス - Google Patents

小形トランス

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JP2887786B2 JP24350097A JP24350097A JP2887786B2 JP 2887786 B2 JP2887786 B2 JP 2887786B2 JP 24350097 A JP24350097 A JP 24350097A JP 24350097 A JP24350097 A JP 24350097A JP 2887786 B2 JP2887786 B2 JP 2887786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真撮影用の閃光
放電発光器、カメラ、テレビジョン、小形電子計算機、
その他一般の電気機器、通信機器に利用するところの小
形トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】小形トランスとしては各種構造のものが
あるが最も広く知られている小形トランスとしてE−E
形コアを用いたものがある。図5はこの種の小形トラン
スの一例を示す縦断面図、図6は図5に示した小形トラ
ンスのコアの斜視図である。
【0003】これらの図において、21、22はE形の
コアを示し、このコア21、22はフエライト粉末を焼
成加工して同形に形成され、各々がヨ−ク部21a、2
2a、中央脚21b、22b、左右脚21c、22c、
21d、22dとを有し、これらの脚端面を接合固定し
て閉磁路を形成するようになっている。
【0004】すなわち、上記E形コア21、22は中央
脚21b、22bが左右脚方向に長い長方形断面を有す
ると共に、その下辺が長方形状のヨ−ク部21a、22
aの下辺と一面をなすように片寄って形成してある。
【0005】さらに、左右脚21c、22c、21d、
22dはヨ−ク部21a、22aの両端から延設され、
これらはヨ−ク部21a、22aと同じ幅及び肉厚によ
り形成してある。
【0006】図7は上記コア21の断面を示し、中央脚
21bは縦の長さ21L、横の長さ21Rの断面を有
し、コア21は縦の長さ21M、横の長さ21Nの形状
で、中央脚21bの断面積S1が左脚21cの断面積S2
と右脚21dの断面積S3の和と等断面積となってい
る。なお、コア22も上記コア21と同様の構成であ
る。
【0007】以上のように構成されたコア21、22
は、図8に示した如く、コイル23が巻装されたボビン
24の両側よりその角筒部に中央脚21b、22bを挿
入し、また左右脚21c、22c、21d、22dをコ
イル23外に張り出すようにして脚端面を接合固定して
ある。
【0008】コイル23は予めボビン24に巻装されて
おり、ボビン24の角筒部の上辺及び下辺には僅かなギ
ャップ26a、26bが形成されている。なお、コイル
23の端部はボビン24に植設された端子ピン25に固
着されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上従来例において説
明したこの種の小形トランスは、外形の縮小化、偏平化
が常に要請され、この要請に応じるため、従来例では図
6に示す如くコア21、22の中央脚21b、22bが
ヨ−ク部21a、22aの長辺方向に長く、かつ、その
短辺方向幅より充分小さい肉厚の断面形状としてある。
【0010】一般に小形トランスは効率を低下させるこ
となく、小形化を行なうことが必要であり、このため、
中央脚は左右脚全体と等断面積とし、中央脚と左右脚と
の間が所定の出力を発生させるコイルの巻装に必要最小
限の空間距離を確保する必要がある。このことから、従
来の小形トランスをさらに小形化させることは極めて困
難な問題となってい。
【0011】そこで、本発明は従来の小形トランスに形
成されるギャップ26a、26bに着目し、この僅かな
空間を利用し、トランス形態をさらに小形化することが
できる小形トランスを開発することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、角筒部の両側に鍔を有し、上記鍔に端
子ピンが固着されたボビンと、このボビンの角筒部外周
に巻線されて巻線端部が上記端子ピンに止着されている
コイルと、中央脚を上記角筒部内に挿入させ、左右脚を
コイル外に張り出すようにして上記ボビンに組付けられ
たフエライト材からなる2つのE形コアとからなる小形
トランスにおいて、上記E形コアは、ヨ−ク部が長方形
の板状で、中央脚がヨ−ク部の辺方向に向かって湾曲
状に膨出させた上下辺と左右側に形成した傾斜辺とから
なるほぼ台形状の断面を有すると共に、その肉厚がヨ−
ク部幅より小さく定められ、左右脚が中央脚の傾斜辺と
対向して平行する対角辺のほぼ直角三角形断面を有し、
一方、上記ボビンの角筒部は、上記E形コアの中央脚断
面に合わせて上下筒部を筒外方向に湾曲形成したほぼ台
形状の筒断面となっていることを特徴する小形トランス
を提案する。
【0013】
【作用】E形コアの中央脚は、ヨ−ク部幅の辺方向に
向かって膨出させた上下辺と左右側に形成した傾斜辺と
によってほぼ台形状の断面とし、また、ボビンの角筒部
は、上記中央脚の断面形状に合せて上下筒部を湾曲形成
したことから、中央脚を膨出させた鉄心増加分だけ中央
脚の断面形状の長辺の幅が短縮される。この結果、小形
トランスの効率を低下することなく、左右脚間の長さを
短縮させ、トランス形態を小形化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面に沿って説明する。図1は一実施形態を示す小形ト
ランスの縦断面図、図2は図1に示す小形トランスのコ
アを示す斜視図である。本実施形態の小形トランスはフ
エライト材から形成した同形状のE形コア16、17、
コイル18、ボビン19、端子ピン20から構成してあ
る。
【0015】E形コア16、17は、長方形の板状ヨ−
ク部16a、17aと、このヨ−ク部16a、17aの
中央部に突設した中央脚16b、17bと、このヨ−ク
部16a、17aの両端部から中央脚16b、17bと
平行に延設させた左右脚16c、17c、16d、17
dとを一体形成したものである。
【0016】図3は上記E形コア16の断面を示し、ヨ
−ク部16aはその長辺下方部分に形成した嵌合溝16
eが内部から外部に向かって貫通している。中央脚16
bは図示する如くその上辺16b及び下辺16b
当る脚面が外方に膨出するよに湾曲形成され、かつ、
その左右の辺は一定の傾斜辺となっており、全体として
ほぼ台形の断面形状となっている。左右脚16c、16
dはその対角辺が中央脚16bの傾斜に平行に対向する
ほぼ三角形断面を形成している。
【0017】以上のように構成したE形コア16は中央
脚16bの上辺16b1及び下辺16b2に当る脚面が外
方に湾曲形成してあるが、これは図8に示したギャップ
26a、26bをボビンを介して埋められるように形成
してある。なお、E形コア17はE形コア16と同構成
となっている。
【0018】ボビン19は図4に示すように、その角筒
部がE形コア16、17の中央脚断面に合せて上下筒部
を湾曲形成したほぼ台形状の筒断面となっている。この
角筒部の外周囲には予めコイルを巻装した後、E形コア
16、17の中央脚16b、17bを挿入する。
【0019】上記の如く構成した小形トランスでは、コ
ア16、17の中央脚16b、17bの断面積を上下方
向に拡大させたため、この拡大量に合せて中央脚16
b、17bの横方向の長さを縮小させることができ、小
形トランス全体を小形化することができる。
【0020】このことを図7に示した従来のコア21を
参照しながら説明する。一般に、この種の小形トランス
について動作性能を損なわないで小形化を図るには、中
央脚は左右脚の全体と等断面積とし、また、中央脚と左
右脚各々の間は所定の出力を発生させるためのコイルが
巻装できる最小限の空間距離を設けるように設計され
る。
【0021】そこで、本発明は、図8に示したボビン2
4の角筒部とコイル23間のギャップ26a、26bに
着目し、このギャップ26a、26bをボビンを介して
埋めるようにE形コア16の中央脚16bの上辺16b
1及び下辺16b2に当る脚面を湾曲形成し、これによる
縦方向の鉄量増加分だけ中央脚16bの横方向の長さを
縮小させてある。
【0022】この結果、中央脚の上辺と下辺に当る脚面
が平面状となったコアに比較して縦方向の長さ16Lの
鉄量増加分だけ、横方向の長さ16Rが縮小されるの
で、E形コア16の縦方向の長さ16Mをそのままにし
て横方向の長さ16Nを縮小することができる。E形コ
ア17についても同様である。
【0023】したがって、コイル18を巻装したボビン
19の角筒部にこれらE形コア16、17の中央脚16
b、17bを挿入するようにして組付ければ、図4に示
す如くボビン19の角筒部外周囲上にコイル18が接触
して巻装され小形トランス全体が小形化される。
【0024】
【発明の効果】上記したように本発明に係る小形トラン
スは、E形コアの中央脚を湾曲状に膨出した上下辺と左
右側の傾斜辺とからなるほぼ台形の断面とし、また、コ
イルを巻装するボビンの角筒部を、E形コアの中央脚断
面に合せて上下筒部を湾曲形成したほぼ台形の筒断面と
したことから、コイルとボビン角筒部との間のギャップ
を埋めたトランス構成によってトランス形態が従来製品
に比べ小形化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す小形トランスの縦断
面図である。
【図2】図1に示す小形トランスのE形コアの斜視図で
ある。
【図3】図2に示すE形コアの断面図である。
【図4】図1上のB−B線断面図である。
【図5】従来例を示す小形トランスの縦断面図である。
【図6】図5に示す小形トランスのコアの斜視図であ
る。
【図7】図6に示すコアの断面図である。
【図8】図5上のC−C線断面図である。
【符号の説明】
16、17 E形コア 16a、17a ヨ−ク部 16b、17b 中央脚 16c、17c 左脚 16d、17d 右脚 18 コイル 19 ボビン 20 端子ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒部の両側に鍔を有し、上記鍔に端子
    ピンが固着されたボビンと、このボビンの角筒部外周に
    巻線されて巻線端部が上記端子ピンに止着されているコ
    イルと、中央脚を上記角筒部内に挿入させ、左右脚をコ
    イル外に張り出すようにして上記ボビンに組付けられた
    フエライト材からなる2つのE形コアとからなる小形ト
    ランスにおいて、上記E形コアは、ヨ−ク部が長方形の
    板状で、中央脚がヨ−ク部の辺方向に向かって湾曲状
    に膨出させた上下辺と左右側に形成した傾斜辺とからな
    るほぼ台形状の断面を有すると共に、その肉厚がヨ−ク
    部幅より小さく定められ、左右脚が中央脚の傾斜辺と対
    向して平行する対角辺のほぼ直角三角形断面を有し、一
    方、上記ボビンの角筒部は、上記E形コアの中央脚断面
    に合わせて上下筒部を筒外方向に湾曲形成したほぼ台形
    状の筒断面となっていることを特徴する小形トランス。
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