JP2887465B2 - 装飾シート - Google Patents

装飾シート

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JP2887465B2
JP2887465B2 JP11610296A JP11610296A JP2887465B2 JP 2887465 B2 JP2887465 B2 JP 2887465B2 JP 11610296 A JP11610296 A JP 11610296A JP 11610296 A JP11610296 A JP 11610296A JP 2887465 B2 JP2887465 B2 JP 2887465B2
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正敬 大島
康雄 北
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾シート、詳し
くは袋物素材、テーブルクロス、食卓用マット、バスル
ームのカーテンなどに使用される装飾シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光沢を有する装飾シート
としては、シート基材の表面に金色や銀色の光沢層を印
刷したものがよく知られており、これら装飾シートは、
テーブルクロスやバスルームのカーテンシートなどに広
く使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単にシート基
材の表面に金色や銀色の光沢層を印刷しただけでは、該
基材の表面で光沢層が光り輝くのみで、立体感に富み深
みのある光沢感をだすことはできない。
【0004】この発明の主な目的は、立体感にあふれた
光沢感をもつ装飾シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、基材の一面に透明樹脂層を
積層したドレープ性を有する装飾シートであって、基
は透明又は半透明であり、凹凸面をもち、基材の他面に
光沢層を設けていることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、光沢層が
属光沢又は真珠光沢をもつ成分により構成されているこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、凹凸面に
ける凹部の深さ及び凸部の高さをそれぞれ異ならしめ
いることを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、透明樹脂層
と光沢層との間に、印刷層を設けていることを特徴とす
る。
【0009】さらに、請求項5記載の発明は、基材に透
明樹脂層を積層したドレープ性を有する装飾シートであ
って、基材は凹凸面をもち、該凹凸面に光沢層を設けて
おり、凹凸面における各々の凹凸形状を、受けた光を互
いに異なる角度で反射させ、反射させた光を同一の点又
は線上に集光させるような形状に形成していることを特
徴とするさらにまた、請求項6記載の発明は、透明樹
脂層と光沢層との間に、印刷層を設けていることを特徴
とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
光沢層4は基材2の凹凸面1に設けられているので、か
かる光沢層4を立体的に見ることができ、しかも、この
光沢層4で反射して透明樹脂層3からでていく光は、透
明樹脂層3と空気との境界で屈折するので、基材2の凹
凸面1が強調されるように見ることができ、より立体感
に溢れた深みのある光沢感をだすことができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、光沢層4が
金属光沢又は真珠光沢をもつ成分により構成されている
ので、光沢層4は強い光沢を放ち、より一層に光り輝い
た装飾シートを得ることができる。
【0012】請求項3記載の発明によれば、凹凸面1に
おける凹部5の深さ及び凸部6の高さをそれぞれ異なら
しめているので、凹凸面1はより立体感に富んだ形状と
なり、より一層、立体感に溢れた深みのある光沢感をだ
すことができる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、透明樹脂層
3と光沢層4との間に設けた印刷層16によって凹凸面
1を強調したり、或いは強調しなかったりできるので、
任意に凹凸感を強調できて意匠性に富んだ装飾シートを
得ることができる。
【0014】請求項5記載の発明によれば、凹凸面1に
おける各々の凹凸形状を、受けた光を互いに異なる角度
で反射させ、反射させた光を同一の点又は線上に集光さ
せるような形状に形成しているので、光沢層4は反射し
た光を集光させるレンズの作用をもち、凹凸面1をより
立体的に浮き上がったように見せることができる。 請求
項6記載の発明によれば、透明樹脂層3と光沢層4との
間に設けた印刷層16によって凹凸面1を強調したり、
或いは強調しなかったりできるので、任意に凹凸感を強
調できて意匠性に富んだ装飾シートを得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1に示す。
図1は装飾シートの拡大断面図で、凹凸面1をもつ基材
の一面に透明樹脂層3を積層しており、他面に光沢層
4が設けられている。
【0016】前記基材2としては、テーブルクロスやバ
スルームのカーテンシートなどとして用いた場合に垂れ
る性質、すなわちドレープ性をもつシートであって、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどの汎用の
合成樹脂シート、またはこれらと生布との複合シートが
用いられ、柔軟性の面からは塩化ビニルシートが好適に
用いられる。
【0017】この基材2は、透明性又は半透明性のもの
である
【0018】前記基材2に設けられる凹凸面1は、図1
に示すように、凹部5の深さ及び凸部6の高さをそれぞ
れ同じ深さ及び同じ高さで繰り返し設けるほか、凹部5
の深さ及び凸部6の高さをそれぞれ異ならしめて設けて
もよい。この場合には、凹凸面1はより立体感に富んだ
形状となり、後で詳述する光沢層4を設けた場合には、
立体感に溢れた深みのある光沢感をだすことができる。
【0019】また、図3に示すように、凹凸面1におけ
る各々の凹凸形状を、受けた光を互いに異なる角度で反
射させ、反射させた光を同一の点又は線上に集光させる
ような形状に形成してもよい。この凹凸形状において、
反射させた光を同一の点に集光させるものは、所謂フレ
ネルレンズと呼ばれる同心円状に配列された段付きレン
ズの形状をもつものであって、また、反射させた光を同
一の線上に集光させるものは、この同心円状に配列され
た段付きレンズを平行状に配列した形状をもつもので、
何れの凹凸形状においても、光沢層4は反射した光を集
光させるレンズの作用をもつので凹凸面1をより立体的
に浮き上がったように見せることができる。この例では
基材2の一面に光沢層4及び透明樹脂層3をこの順序で
設けている。
【0020】さらに、凹凸面1の形態としては、凹部
5、凸部6または凹凸部5、6でスポット状、直線状、
曲線状の形態を構成して、幾何学模様、レース柄、刺繍
柄のような任意のデザインを配してもよい。
【0021】前記凹凸面1に設けられる光沢層4は、入
射した光線の反射率が高いものであれば何れでもよく、
金属光沢や真珠光沢のように強い光沢を放つものが好ま
しい。凹凸面1に金属光沢層を設ける場合には、市販の
金属転写紙などから金属箔を転写するか、若しくは、例
えばアルミニウムペイントなど金属粉末を含有する塗料
を塗布することにより行われる。また、凹凸面1に真珠
光沢層を設ける場合には、酸化チタン粉末などを含有す
るパールインキを塗布することにより行われる。
【0022】そして、前記基材2に積層される透明樹脂
層3は、透明な合成樹脂シートであれば、前記基材2と
同様のものを用いてよく、好適には塩化ビニルシートが
用いられる。
【0023】さらに、透明樹脂層3と光沢層4との間
に、印刷を設けてもよい。
【0024】この印刷は、グラビア印刷やオフセット
印刷など公知の印刷方法により設けることができ、例え
ば透と不透明とを組み合わせた印刷層を設けるこ
とによって、凹凸面1を強調したり、或いは強調しなか
ったりできるので、任意に凹凸感を強調できて意匠性に
富んだ装飾シートを得ることができる。
【0025】本発明の装飾シートの製造方法としては、
例えば図2に示す装置のように、予め光沢層4を設けた
基材2をロール状に巻いておいて、このロール状巻物1
1から基材2を長尺状に引き出す。そして、基材2の何
れか一方の面に、リバースロール8を介して貯蔵槽7に
溜めたペースト状の透明性脂層3を塗布する。
【0026】次に、加熱ロール9と押圧ロール10とを
回転自由に対設させて、この押圧ロール10に凹凸面を
形成しておく。そして、基材2が押圧ロール10に形成
された凹凸面と接するような状態で、ペースト状の透明
性樹脂3が塗布された基材2をこれらロール9、10間
に通過させる。
【0027】ペースト状の透明性樹脂3は、加熱ロール
9と押圧ロール10との間を通過するあいだにゲル化
し、基材2もまた加熱ロール9と押圧ロール10との間
を通過するあいだに凹凸面1が形成される。
【0028】前記押圧ロール10としては、シリコン樹
脂や電鋳メッキなどを用いて製作した複製型などが使用
できる。
【0029】さらに、図2に示すごとく、もう一対の加
熱ロール12と押圧ロール13とを用いて、例えば、ポ
リエステルフィルムなどからなる透明性の表面保護材1
4を基材2における透明性脂層3側に貼り合わせてもよ
い。
【0030】このようにして得られた装飾シートは、ロ
ール状巻物15として再び巻き取られ、立体感にあふれ
た光沢感をもち、テーブルクロスやバスルームのカーテ
ンシートなどに好適に使用される。
【0031】尚、本発明の装飾シートを製造する他の方
法としては、押出成形機により透明性樹脂3を押し出し
て基材2に貼着させるなどしてもよい。
【0032】
【実施例】実施例1 基材2として透明の塩化ビニルシートを用い、この基材
2に銀色転写紙から銀色層を転写して光沢層4を設け
次いで基材2における光沢層4を設けた他の面に白色不
透明部と青色透明部とからなる印刷層を印刷した。次い
で、前述した図に示す装置において、透明性樹脂3と
して塩化ビニルペーストを用い、また押圧ロール10
、同心円状のフレネルレンズ形状の模様を複数配した
凹凸面を形成したものを用いて、前記基材2の印刷層
に、リバースロール8を介して貯蔵槽7に溜めた塩化ビ
ニルペーストを塗布した。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】そして、基材2の光沢層4側が押圧ロー
ル10に形成された凹凸面と接するような状態で、塩化
ビニルペーストが塗布された基材2をロール9、10間
に通過させ、塩化ビニルペーストをゲル化させると共に
基材2にフレネルレンズのデザインを配した凹凸面1を
形成した。
【0040】このようにして得られた装飾シートは、印
層の青色透明部においては、レンズの作用により凹凸
面1が光輝きながら浮き上がったように見え、また、印
層の白色不透明部においては、立体感のない状態が見
られるので、凹凸面が強調されたり、或いは強調されな
かったりして、意匠性に富んだ装飾シートを得ることが
できた。この装飾シートをテーブルクロスに加工したと
ころ装飾性に優れたものが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装飾シートの部分拡大断面図
【図2】 装飾シートの製造装置を説明する概念図
【図3】 装飾シートの部分拡大断面図
【符号の説明】
1 凹凸面、2 基材、3 透明樹脂層、4 光沢層、
5 凹部、6 凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B44C 1/00 - 1/28 A47G 11/00 A47G 27/00 - 27/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一面に透明樹脂層を積層したドレ
    ープ性を有する装飾シートであって、基材は透明又は半
    透明であり、凹凸面をもち、基材の他面に光沢層を設け
    ていることを特徴とする装飾シート。
  2. 【請求項2】 光沢層が金属光沢又は真珠光沢をもつ成
    分により構成されている請求項1記載の装飾シート。
  3. 【請求項3】 凹凸面における凹部の深さ及び凸部の
    さをそれぞれ異ならしめている請求項1又は2に記載の
    装飾シート。
  4. 【請求項4】 透明樹脂層と光沢層との間に、印刷層を
    設けている請求項1〜3の何れかに記載の装飾シート。
  5. 【請求項5】 基材に透明樹脂層を積層したドレープ性
    を有する装飾シートであって、基材は凹凸面をもち、該
    凹凸面に光沢層を設けており、凹凸面における各々の凹
    凸形状を、受けた光を互いに異なる角度で反射させ、反
    射させた光を同一の点又は線上に集光させるような形状
    に形成していることを特徴とする装飾シート。
  6. 【請求項6】 透明樹脂層と光沢層との間に、印刷層を
    設けている請求項5に記載の装飾シート。
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