JP2881796B2 - タングステン膜の選択的形成方法 - Google Patents

タングステン膜の選択的形成方法

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【発明の詳細な説明】 以下の順序に従って本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする問題点[第4図] E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例[第1図乃至第3図] H.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明はタングステン膜の選択的形成方法、特に表面
に絶縁膜が選択的に形成されたシリコンからなる半導体
基板の露出部上にタングステン膜を成長させるタングス
テン膜の選択的形成方法に関する。
(B.発明の概要) 本発明は、上記のタングステン膜の選択的形成方法に
おいて、 タングステン膜の選択的形成をボイドの発生やタング
ステンの異常成長を伴うことなく行なうことができるよ
うにするため、 水素及び/又は不活性雰囲気中での熱処理による不純
物の脱離と、プラズマエッチングによる自然酸化膜の除
去を行なったうえでタングステン膜の成長を行なうもの
である。
(C.従来技術) タングステン膜の選択的形成は一般に、半導体基板の
表面にSiO2膜を形成し、該SiO2膜をフォトエッチングす
ることにより半導体基板の表面を選択的に露出させ、そ
の後、水素還元法あるいはシリコン還元法等によりタン
グステン膜を半導体基板の露出部上に気相成長させると
いう方法で行なわれる。タングステンを選択的に成長さ
せることができるのはSiO2膜上には通常タングステンが
成長しないからである。
(D.発明が解決しようとする問題点)[第4図] ところで、タングステン膜の形成をする場合に第4図
(A)に示すようにタングステン膜が異常成長したり、
同図(B)に示すようにタングステンの異常成長により
ボイドが生じたりするという問題があった。同図におい
て、aはp型シリコン半導体基板、bは半導体基板aの
表面部に形成されたn+型拡散層、cはSiO2からなる絶縁
膜、dは該絶縁膜cに形成されたコンタクトホール、e
は上記拡散層bの上記コンタクトホールdに露出した部
分に成長したタングステン膜、f、fは異常成長したタ
ングステン、gは異常成長したタングステンf、fによ
り上部を塞がれたためコンタクトホールd内に生じたボ
イド(す)である。
このようにタングステンが異常成長すると断線等の原
因となるので好ましくない。このようにタングステンが
異常成長するのは、フォトエッチング後レジスト膜を除
去した状態ではナトリウムNa、鉄Fe、カーボンC等が残
り、それが還元法によりタングステン膜を成長させる際
に活性水素、即ち水素ラジカルを発生する源となり延い
ては還元反応を生ぜしめ、タングステン異常成長の核と
なるためである。
また、拡散層bのコンタクトホールdの表面に露出し
た部分に自然酸化膜がある場合にはタングステン膜の成
長がスムーズに行なわれないという問題もあった。
本発明はこのような問題点を解決すべく為されたもの
であり、シリコンからなる半導体基板の露出部上へのタ
ングステン膜の選択的形成をボイドの発生やタングステ
ン膜の異常成長を伴うことなく行なうことができるよう
にすることを目的とする。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明タングステン膜の選択的形成方法は上記問題点
を解決するため、水素及び/又は不活性雰囲気中での熱
処理による不純物の脱離と、プラズマエッチングによる
自然酸化膜の除去を行なったうえでタングステンの成長
を行なうことを特徴とする。
(F.作用) 本発明タングステン膜の選択的形成方法によれば、タ
ングステン膜の形成前における水素及び/又は不活性雰
囲気中での熱処理によりタングステンの異常成長の核と
なる不純物を除去することができる。従って、タングス
テンの異常成長を防止することができる。
また、タングステン膜の形成前にプラズマエッチング
により自然酸化膜を除去するので半導体の露出部上にタ
ングステン膜を支障なく成長させることができる。
(G.実施例)[第1図乃至第3図] 以下、本発明タングステン膜の選択的形成方法を図示
実施例に従って詳細に説明する。
第1図(A)乃至(D)は本発明タングステン膜の選
択的形成方法の一つの実施例を工程順に示す断面図であ
る。
(A)p型シリコン半導体基板1の表面部にn+型拡散層
2を選択的に形成し、半導体基板1表面上にSiO2からな
る絶縁膜3を例えば熱酸化により形成し、該絶縁膜3を
フォトエッチングすることにより上記拡散層2を露出さ
せるコンタクトホール4を形成し、その後、フォトレジ
スト膜を除去する。第1図(A)はフォトレジスト膜除
去後の状態を示す。5はこの状態のときに拡散層2のコ
ンタクトホール4に露出する部分上に生じている自然酸
化膜、6、6、…は後のタングステン膜の選択的形成の
際に活性な水素である水素ラジカルを生ぜしめ易い不純
物、例えばナトリウウNa、鉄Fe、炭素C等である。
(B)次に、同図(B)に示すように水素(または不
活性)雰囲気での熱処理により上記の活性な水素を生ぜ
しめ易い不純物を除去する。処理温度は400℃以上ない
と不純物除去効果が得られないし、活性化アニール温度
より高いと拡散層2の深さ、不純物濃度プロファイルに
悪影響を及ぼす。従って、処理温度は400℃以上活性化
アニール温度以下の範囲であることが必要である。
なお、この工程の前までに拡散層2の活性化アニール
を行なっていない場合にはこの工程で活性化アニールを
も行なうようにしても良い。その場合は、この工程での
処理温度は活性化に最適な温度にする必要がある。そし
て、最適アニール温度は第2図に示すアニール温度・シ
ート抵抗関係図、第3図に示すアニール温度・拡散層深
さ関係図等を参考にして適宜選択すると良い。第2図、
第3図において、△は20分間加熱アニールの場合を、○
は2分間加熱アニールの場合を、□は10秒間短時間アニ
ールの場合を示す。ちなみに、拡散層2の深さ250Å、
シート抵抗50Ω/□程度、2分間加熱アニールの場合に
は最適アニール温度が1000℃ということになり、本工程
における熱処理の温度を1000℃で行なえば、不純物Na、
Fe、C等の除去とアニールとを同時に行なうことができ
るということになり工数低減により製造コストの低減も
期待できる。もちろん、最適熱処理温度は諸条件によっ
て異なり、これはあくまで一例に過ぎない。
尚、本熱処理を行なう場合の雰囲気は水素H2100%雰
囲気でも良いが、アルゴンAr等不活性ガス100%雰囲気
でも良いし、H250%、Ar50%というように水素と不活性
ガスを混合した雰囲気でも良い。
(C)次に、第1図(C)に示すようにフッ素F系ラジ
カルが発生するプラズマエッチングにより自然酸化膜5
を除去する。このプラズマエッチングは拡散層2の表面
部を該層2の深さの例えば10%程度エッチオフする程度
に深く行なえば、自然酸化膜5を完全に除去できるだけ
でなく、SiO2からなる絶縁膜3の表面部に浸透して絶縁
膜との結び付きが比較的強固な不純物(水素ラジカルを
発生させ易いナトリウムNa、鉄Fe、炭素C等の有害の不
純物)を除去することができる。
(D)その後、第1図(D)に示すようにタングステン
膜7をCVDにより選択的に形成する。この選択的形成
は、例えばエンクローチメントの少ないSiH4+WF6+H2
のガスを供給することにより行なうことができる。この
場合、CVD初期(例えば膜厚が100〜200Å程度になるま
で)は選択性の良いシリコン還元を生ぜしめ、その後は
シランSiH4還元を生ぜしめることができる。
どのような還元法でタングステン膜の選択的形成を行
なうにせよ、本タングステン膜の選択的形成方法によれ
ば、還元法によるタングステン膜の形成を行なう前に、
タングステンの異常成長の核となるところの水素ラジカ
ルを発生させる不純物6、6、…を除去し、更にタング
ステン膜の成長の妨げになる自然酸化膜5を除去してお
くので、タングステン膜7を異常成長を伴うことなく拡
散層2のコンタクトホール4に露出する部分上に円滑に
成長させることができる。
(H.発明の効果) 以上に述べたように、本発明タングステン膜の選択的
形成方法は、シリコンからなる半導体基板の表面部に選
択的に拡散層を形成する工程と、該半導体基板の表面に
絶縁層を選択的に形成する工程と、水素及び/又は不活
性雰囲気中で水素ラジカルを発生し易い不純物の脱離か
つ上記拡散層の活性化を行う熱処理工程と、プラズマエ
ッチングにより半導体基板表面の自然酸化膜の除去を行
う工程と、上記熱処理工程より後にタングステン膜を上
記半導体基板の露出部上に成長させる工程と、を有する
ことを特徴とするものである。
従って、本発明タングステン膜の選択的形成方法によ
れば、タングステン膜の形成前における水素及び/又は
不活性雰囲気中での熱処理によりタングステンの異常成
長の核となる不純物を除去することができる。依って、
タングステンの異常成長を防止することができる。
また、タングステン膜の形成前にプラズマエッチング
により自然酸化膜を除去するので半導体の露出部上にタ
ングステン膜を支障なく成長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)乃至(D)は本発明タングステン膜の選択
的形成方法の一つの実施例を工程順に示す断面図、第2
図はアニール温度・シート抵抗関係図、第3図はアニー
ル温度・拡散層深さ関係図、第4図(A)、(B)は発
明が解決しようとする問題点を示す断面図である。 符号の説明 1、2……半導体、3……絶縁膜、5……自然酸化膜、
6……水素ラジカルを発生し易い不純物、7……タング
ステン膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンからなる半導体基板の表面部に選
    択的に拡散層を形成する工程と、 上記半導体基板の表面に絶縁層を選択的に形成する工程
    と、 水素及び/又は不活性雰囲気中で水素ラジカルを発生し
    易い不純物の脱離かつ上記拡散層の活性化を行う熱処理
    工程と、 プラズマエッチングにより半導体基板表面の自然酸化膜
    の除去を行う工程と、 上記熱処理工程より後にタングステン膜を上記半導体基
    板の露出部上に成長させる工程と、 を有することを特徴とするタングステン膜の選択的形成
    方法
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