JP2881568B2 - 端子位置保証機構を有する電気コネクタ - Google Patents
端子位置保証機構を有する電気コネクタInfo
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に電気コネクタ
に係り、より詳細には、改良された端子位置保証機構を
組み込んだ電気コネクタに係る。
に係り、より詳細には、改良された端子位置保証機構を
組み込んだ電気コネクタに係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気コネクタは、少なくとも1
つの導電性の端子を取り付けた絶縁ハウジングを備えて
いる。端子は、個別ワイヤのような別の回路部分に電気
的に接続される。電気コネクタは、嵌合対としてしばし
ば使用され、一方の電気コネクタの各端子及び絶縁ハウ
ジングが他方の電気コネクタの対応端子及び絶縁ハウジ
ングに嵌合される。
つの導電性の端子を取り付けた絶縁ハウジングを備えて
いる。端子は、個別ワイヤのような別の回路部分に電気
的に接続される。電気コネクタは、嵌合対としてしばし
ば使用され、一方の電気コネクタの各端子及び絶縁ハウ
ジングが他方の電気コネクタの対応端子及び絶縁ハウジ
ングに嵌合される。
【0003】電気コネクタの端子は、薄いシートメタル
材料から型抜き及び/又は成形された部品のように非常
に小型の部品であることが多い。1つ以上の端子がその
各々の絶縁ハウジングに適切に安住されない場合は、悪
質な電気的接続になってしまう。絶縁ハウジングにおけ
る端子の不適切な安住は、電気コネクタの最初の組立中
に端子が絶縁ハウジングに完全に挿入されない場合、又
は電気コネクタの使用中に端子がその完全な安住位置か
ら振動でずれたり引き抜かれたりする場合に生じる。こ
の種類の欠陥は、電気部品が通常の使用中にほとんど常
時振動を受けたり、メンテナンス中に直接的な力を受け
たりする自動車産業において特に問題となる。これらの
問題を解消するために、自動車産業では、端子の不完全
挿入を検出するためのある形態の端子位置保証(TP
A)機構を電気コネクタに設けることを要求している。
更に、自動車産業では、端子を絶縁ハウジングにロック
するためのロック手段も一般に要求し、TPA機構又は
システムがこの機能を果たすこともある。
材料から型抜き及び/又は成形された部品のように非常
に小型の部品であることが多い。1つ以上の端子がその
各々の絶縁ハウジングに適切に安住されない場合は、悪
質な電気的接続になってしまう。絶縁ハウジングにおけ
る端子の不適切な安住は、電気コネクタの最初の組立中
に端子が絶縁ハウジングに完全に挿入されない場合、又
は電気コネクタの使用中に端子がその完全な安住位置か
ら振動でずれたり引き抜かれたりする場合に生じる。こ
の種類の欠陥は、電気部品が通常の使用中にほとんど常
時振動を受けたり、メンテナンス中に直接的な力を受け
たりする自動車産業において特に問題となる。これらの
問題を解消するために、自動車産業では、端子の不完全
挿入を検出するためのある形態の端子位置保証(TP
A)機構を電気コネクタに設けることを要求している。
更に、自動車産業では、端子を絶縁ハウジングにロック
するためのロック手段も一般に要求し、TPA機構又は
システムがこの機能を果たすこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】典型的なTPA機構を
使用する際に、1つ以上の端子が完全に安住されないこ
とを検出すると、その挿入が不完全な端子の位置を探索
する必要がある。これは時間のかかる作業であり、電気
コネクタの組立作業のコストを高める。そこで、本発明
は、端子の不完全な挿入を検出するだけでなく、その不
完全に挿入された端子を完全挿入位置へ移動するのにそ
れ自身を使用できるTPA機構を提供することに向けら
れる。
使用する際に、1つ以上の端子が完全に安住されないこ
とを検出すると、その挿入が不完全な端子の位置を探索
する必要がある。これは時間のかかる作業であり、電気
コネクタの組立作業のコストを高める。そこで、本発明
は、端子の不完全な挿入を検出するだけでなく、その不
完全に挿入された端子を完全挿入位置へ移動するのにそ
れ自身を使用できるTPA機構を提供することに向けら
れる。
【0005】従って、本発明の目的は、上記特徴の新規
で且つ改良された端子位置保証(TPA)機構を有する
電気コネクタを提供することである。
で且つ改良された端子位置保証(TPA)機構を有する
電気コネクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気コ
ネクタは、前方嵌合端と、後方終端接続端と、これら両
端間で軸方向に延びる少なくとも1つの端子受入空洞と
を有する絶縁ハウジングを備えている。端子は、絶縁ハ
ウジングの後方終端接続端から空洞に挿入することがで
きる。端子は、空洞に完全に挿入されたときに所定の軸
方向位置に配置される横方向拡大部分を有している。
ネクタは、前方嵌合端と、後方終端接続端と、これら両
端間で軸方向に延びる少なくとも1つの端子受入空洞と
を有する絶縁ハウジングを備えている。端子は、絶縁ハ
ウジングの後方終端接続端から空洞に挿入することがで
きる。端子は、空洞に完全に挿入されたときに所定の軸
方向位置に配置される横方向拡大部分を有している。
【0007】本発明によれば、後方終端接続端において
絶縁ハウジングに係合可能な後方のTPA機構が提供さ
れる。この後方のTPA機構は、離間位置と近接位置と
の間で軸方向に対し横方向に相対的に移動するように相
互接続された少なくとも2つの部分を備え、これらの部
分の間には、これら部分が離間位置にあるときに端子を
受け入れるための通路が形成される。これら部分は、端
子が端子受入空洞に少なくとも実質的に挿入されていな
い場合にこれら部分がその近接位置へ移動するのを阻止
するように端子の拡大部分に当接し、これにより、端子
の不完全挿入状態を指示する。
絶縁ハウジングに係合可能な後方のTPA機構が提供さ
れる。この後方のTPA機構は、離間位置と近接位置と
の間で軸方向に対し横方向に相対的に移動するように相
互接続された少なくとも2つの部分を備え、これらの部
分の間には、これら部分が離間位置にあるときに端子を
受け入れるための通路が形成される。これら部分は、端
子が端子受入空洞に少なくとも実質的に挿入されていな
い場合にこれら部分がその近接位置へ移動するのを阻止
するように端子の拡大部分に当接し、これにより、端子
の不完全挿入状態を指示する。
【0008】後方のTPA機構と絶縁ハウジングとの間
には、TPA機構の2つの部分が離間位置にあるときに
TPA機構を予め装填された状態で絶縁ハウジングに取
り付けるための相補的な相互係合ラッチ手段が設けられ
る。このラッチ手段は、絶縁ハウジングと、TPA機構
の各部分とにラッチ部品を備えている。
には、TPA機構の2つの部分が離間位置にあるときに
TPA機構を予め装填された状態で絶縁ハウジングに取
り付けるための相補的な相互係合ラッチ手段が設けられ
る。このラッチ手段は、絶縁ハウジングと、TPA機構
の各部分とにラッチ部品を備えている。
【0009】又、後方のTPA機構と絶縁ハウジングと
の間にはTPA機構の2つの部分をその近接位置にロッ
クするための相補的な相互係合ロック手段が設けられ
る。このロック手段は、絶縁ハウジングと、TPA機構
の各部分とにロック部品を備えている。
の間にはTPA機構の2つの部分をその近接位置にロッ
クするための相補的な相互係合ロック手段が設けられ
る。このロック手段は、絶縁ハウジングと、TPA機構
の各部分とにロック部品を備えている。
【0010】本発明の好適な実施形態においては、後方
のTPA機構の2つの部分は、構造が同一である。更
に、雄電気コネクタと雌電気コネクタの両方について説
明するが、各電気コネクタの後方のTPA機構は、実質
的に同一である。
のTPA機構の2つの部分は、構造が同一である。更
に、雄電気コネクタと雌電気コネクタの両方について説
明するが、各電気コネクタの後方のTPA機構は、実質
的に同一である。
【0011】更に、2つの部分で構成されるTPA機構
は、これら部分が近接位置にあるときに絶縁ハウジング
の長手方向に移動可能である。TPA機構は、不完全に
挿入された端子をその完全挿入位置へ移動することがで
き、そしてロック手段はTPA機構を位置保持する。
は、これら部分が近接位置にあるときに絶縁ハウジング
の長手方向に移動可能である。TPA機構は、不完全に
挿入された端子をその完全挿入位置へ移動することがで
き、そしてロック手段はTPA機構を位置保持する。
【0012】本発明によれば、絶縁ハウジングの前方嵌
合端にも、前方のTPA機構を備えている。この前方の
TPA機構は、絶縁ハウジングに、予めの装填位置と完
全装填位置の間で軸方向に移動可能に装着される。端子
が完全に挿入されていない場合に、この端子によって移
動させられた絶縁ハウジングの主ロックアームがこのT
PA機構の完全装填位置への移動を阻止し、これによっ
ても端子の不完全な挿入状態を指示する。また、端子が
完全に挿入された場合、このTPA機構に設けたラッチ
アームが上記主ロックアームの一側に沿って延びて、端
子と係合している主ロックアームの移動を阻止する。
合端にも、前方のTPA機構を備えている。この前方の
TPA機構は、絶縁ハウジングに、予めの装填位置と完
全装填位置の間で軸方向に移動可能に装着される。端子
が完全に挿入されていない場合に、この端子によって移
動させられた絶縁ハウジングの主ロックアームがこのT
PA機構の完全装填位置への移動を阻止し、これによっ
ても端子の不完全な挿入状態を指示する。また、端子が
完全に挿入された場合、このTPA機構に設けたラッチ
アームが上記主ロックアームの一側に沿って延びて、端
子と係合している主ロックアームの移動を阻止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
の好適な実施形態を詳細に説明する。添付図面の図1乃
至図5は、雄電気コネクタ12を示し、そして図6乃至
図10は、それに嵌合する雌電気コネクタ14を示す。
両電気コネクタ12、14は、本発明によるTPA機構
を組み込んでいる。従って、TPA機構の基本的な原理
は両電気コネクタ12、14において同じであるから、
雄電気コネクタ12及びそのTPA機構を先ず詳細に説
明し、その後に、雌電気コネクタ14を説明する。
の好適な実施形態を詳細に説明する。添付図面の図1乃
至図5は、雄電気コネクタ12を示し、そして図6乃至
図10は、それに嵌合する雌電気コネクタ14を示す。
両電気コネクタ12、14は、本発明によるTPA機構
を組み込んでいる。従って、TPA機構の基本的な原理
は両電気コネクタ12、14において同じであるから、
雄電気コネクタ12及びそのTPA機構を先ず詳細に説
明し、その後に、雌電気コネクタ14を説明する。
【0014】図1を参照すれば、雄電気コネクタ12
は、前方嵌合端18及び後方終端接続端20を有する絶
縁ハウジング16を備えている。この絶縁ハウジング1
6は、プラスチック等の絶縁材料で一体成形される。絶
縁ハウジング16の前方嵌合端18と後方終端接続端2
0との間で軸方向に沿って一対の端子受入空洞22が延
びている。一対の端子24は、絶縁ハウジング16の後
方終端接続端20から矢印Aの方向に端子受入空洞22
に挿入することができる。これら端子24は、前方ブレ
ード部分24a及び後方の拡大部分24bを有してい
る。これら端子24は、電気ケーブル又はワイヤ26に
終端される。
は、前方嵌合端18及び後方終端接続端20を有する絶
縁ハウジング16を備えている。この絶縁ハウジング1
6は、プラスチック等の絶縁材料で一体成形される。絶
縁ハウジング16の前方嵌合端18と後方終端接続端2
0との間で軸方向に沿って一対の端子受入空洞22が延
びている。一対の端子24は、絶縁ハウジング16の後
方終端接続端20から矢印Aの方向に端子受入空洞22
に挿入することができる。これら端子24は、前方ブレ
ード部分24a及び後方の拡大部分24bを有してい
る。これら端子24は、電気ケーブル又はワイヤ26に
終端される。
【0015】後方の端子位置保証(TPA)機構28
は、雄電気コネクタ12の後方終端接続端20において
その絶縁ハウジング16に係合することができる。第2
のTPA機構30は、前方嵌合端18において絶縁ハウ
ジング16に係合可能である。
は、雄電気コネクタ12の後方終端接続端20において
その絶縁ハウジング16に係合することができる。第2
のTPA機構30は、前方嵌合端18において絶縁ハウ
ジング16に係合可能である。
【0016】より詳細には、後方のTPA機構28は、
同一の第1及び第2の部分32を互いに対向させた2部
分構造のもので、互いに相手方の部分32のグルーブ3
6内に圧入する舌状フランジ34を有している。それ
故、TPA機構28の2つの部分32は、雄電気コネク
タ12の長手軸を横切る矢印Bの方向で互いに離接移動
できるように相互接続される。各部分32は、プラスチ
ック等の絶縁材料で一体成形される。TPA機構28の
2つの部分32は、これら部分32が以下に述べる相対
的な離間位置にあるときに端子24を受け入れるための
一対の通路38を形成する。本質的に、TPA機構28
の2つの部分32は、矢印Bの方向に離間位置と近接位
置との間で移動できる。
同一の第1及び第2の部分32を互いに対向させた2部
分構造のもので、互いに相手方の部分32のグルーブ3
6内に圧入する舌状フランジ34を有している。それ
故、TPA機構28の2つの部分32は、雄電気コネク
タ12の長手軸を横切る矢印Bの方向で互いに離接移動
できるように相互接続される。各部分32は、プラスチ
ック等の絶縁材料で一体成形される。TPA機構28の
2つの部分32は、これら部分32が以下に述べる相対
的な離間位置にあるときに端子24を受け入れるための
一対の通路38を形成する。本質的に、TPA機構28
の2つの部分32は、矢印Bの方向に離間位置と近接位
置との間で移動できる。
【0017】TPA機構28と絶縁ハウジング16との
間には、TPA機構28の部分32が離間位置にあると
きにTPA機構28を予め装填された状態で絶縁ハウジ
ング16に取り付けるための相補的な相互係合ラッチ手
段が設けられている。より詳細には、図1と共に図2を
参照すれば、TPA機構28の各部分32は、一対のフ
レキシブルな片持梁ラッチアーム40を備え、これら片
持梁ラッチアーム40は、絶縁ハウジング16の後方終
端接続端20において絶縁ハウジング16の後方に突出
する一対のラッチボス42にスナップ係合するためのス
ロット40aを有している。TPA機構28は、矢印C
の方向に絶縁ハウジング16に取り付けられ、その際
に、ラッチアーム40の遠方端がラッチボス42のカム
面42aに係合し、ラッチアーム40はラッチボス42
を取り囲み、ラッチボス42がラッチアーム40のスロ
ット40a内に入れられる。2つの部分32でなるTP
A機構28のこの予めの装填状態は、図2に示されてい
る。
間には、TPA機構28の部分32が離間位置にあると
きにTPA機構28を予め装填された状態で絶縁ハウジ
ング16に取り付けるための相補的な相互係合ラッチ手
段が設けられている。より詳細には、図1と共に図2を
参照すれば、TPA機構28の各部分32は、一対のフ
レキシブルな片持梁ラッチアーム40を備え、これら片
持梁ラッチアーム40は、絶縁ハウジング16の後方終
端接続端20において絶縁ハウジング16の後方に突出
する一対のラッチボス42にスナップ係合するためのス
ロット40aを有している。TPA機構28は、矢印C
の方向に絶縁ハウジング16に取り付けられ、その際
に、ラッチアーム40の遠方端がラッチボス42のカム
面42aに係合し、ラッチアーム40はラッチボス42
を取り囲み、ラッチボス42がラッチアーム40のスロ
ット40a内に入れられる。2つの部分32でなるTP
A機構28のこの予めの装填状態は、図2に示されてい
る。
【0018】TPA機構28と絶縁ハウジング16との
間には、TPA機構28の2つの部分32を近接位置
(以下に述べる)にロックすると共に、TPA機構28
をその最終組立位置にロックするための相補的な相互係
合ロック手段が設けられている。より詳細には、2つの
部分32でなるTPA機構28の各部分32は、フック
付きの遠方端44aを有する一対のフレキシブルな片持
梁ロックアーム44を両側に有している。絶縁ハウジン
グ16は、その各側に一対の横方向を向いたフランジ4
6を備え、これらフランジ46間には開口48が設けら
れている。
間には、TPA機構28の2つの部分32を近接位置
(以下に述べる)にロックすると共に、TPA機構28
をその最終組立位置にロックするための相補的な相互係
合ロック手段が設けられている。より詳細には、2つの
部分32でなるTPA機構28の各部分32は、フック
付きの遠方端44aを有する一対のフレキシブルな片持
梁ロックアーム44を両側に有している。絶縁ハウジン
グ16は、その各側に一対の横方向を向いたフランジ4
6を備え、これらフランジ46間には開口48が設けら
れている。
【0019】2つの部分32でなるTPA機構28の動
作を説明する前に、図2を参照すれば、絶縁ハウジング
16には主ロックアーム50が形成され、各端子受入空
洞22内に配置されている。この主ロックアーム50
は、絶縁ハウジング16に一体成形され、その遠方端5
0aは、端子24の挿入方向に対して横方向の矢印Dで
示された弧状路において枢着運動する。主ロックアーム
50の内側にはその遠方端50aの付近にロック肩部5
0bが設けられている。このロック肩部50bは、以下
に述べるように端子24の上部ロック肩部24cに当接
する。又、端子24は、以下に述べる目的で下部ロック
肩部24dも備えている。
作を説明する前に、図2を参照すれば、絶縁ハウジング
16には主ロックアーム50が形成され、各端子受入空
洞22内に配置されている。この主ロックアーム50
は、絶縁ハウジング16に一体成形され、その遠方端5
0aは、端子24の挿入方向に対して横方向の矢印Dで
示された弧状路において枢着運動する。主ロックアーム
50の内側にはその遠方端50aの付近にロック肩部5
0bが設けられている。このロック肩部50bは、以下
に述べるように端子24の上部ロック肩部24cに当接
する。又、端子24は、以下に述べる目的で下部ロック
肩部24dも備えている。
【0020】動作に際し、2つの部分32でなる後方の
TPA機構28は、先ず、図2に示す予め装填された状
態で絶縁ハウジング16に予め取り付けられる。TPA
機構28の片持梁ラッチアーム40は、TPA機構28
の予め装填された状態において絶縁ハウジング16のラ
ッチボス42を取り囲む。TPA機構28の2つの部分
32は、横方向に開いた離間位置にあることを理解され
たい。この位置において、TPA機構28の2つの部分
32間の通路38を通して絶縁ハウジング16の端子受
入空洞22へ端子24を挿入することができる。図2
は、端子24がその端子受入空洞22に部分的にのみ挿
入された状態を示している。この位置において、TPA
機構28の2つの部分32は、肩部51において端子2
4の拡大部分24bと横方向に当接整列する状態にあ
る。それ故、TPA機構28の2つの部分32は、横方
向に互いに近づくことができず、これにより、端子24
の不完全な挿入状態が指示される。
TPA機構28は、先ず、図2に示す予め装填された状
態で絶縁ハウジング16に予め取り付けられる。TPA
機構28の片持梁ラッチアーム40は、TPA機構28
の予め装填された状態において絶縁ハウジング16のラ
ッチボス42を取り囲む。TPA機構28の2つの部分
32は、横方向に開いた離間位置にあることを理解され
たい。この位置において、TPA機構28の2つの部分
32間の通路38を通して絶縁ハウジング16の端子受
入空洞22へ端子24を挿入することができる。図2
は、端子24がその端子受入空洞22に部分的にのみ挿
入された状態を示している。この位置において、TPA
機構28の2つの部分32は、肩部51において端子2
4の拡大部分24bと横方向に当接整列する状態にあ
る。それ故、TPA機構28の2つの部分32は、横方
向に互いに近づくことができず、これにより、端子24
の不完全な挿入状態が指示される。
【0021】図3は、端子24がまだ完全に挿入されな
いが、TPA機構28の2つの部分32が矢印Eの方向
にそれらの近接位置へと互いに近づくに充分なだけ端子
24が移動された状態を示している。TPA機構28そ
れ自体は、まだ予め装填された位置にあり、片持梁ラッ
チアーム40が絶縁ハウジング16のラッチボス42を
取り囲んでいる。又、図3から明らかなように、端子2
4は、主ロックアーム50の遠方端50aに矢印Fの方
向の横方向にカム作用して、主ロックアーム50を移動
させている。しかしながら、主ロックアーム50のロッ
ク肩部50bは、端子24の上部ロック肩部24cに係
合していないことに注意されたい。
いが、TPA機構28の2つの部分32が矢印Eの方向
にそれらの近接位置へと互いに近づくに充分なだけ端子
24が移動された状態を示している。TPA機構28そ
れ自体は、まだ予め装填された位置にあり、片持梁ラッ
チアーム40が絶縁ハウジング16のラッチボス42を
取り囲んでいる。又、図3から明らかなように、端子2
4は、主ロックアーム50の遠方端50aに矢印Fの方
向の横方向にカム作用して、主ロックアーム50を移動
させている。しかしながら、主ロックアーム50のロッ
ク肩部50bは、端子24の上部ロック肩部24cに係
合していないことに注意されたい。
【0022】図4は、TPA機構28が矢印Gの方向に
前方へ移動されそして端子24がその完全挿入位置にあ
って、主ロックアーム50のロック肩部50bが端子2
4の上部ロック肩部24cにロック係合した状態を示し
ている。図2乃至図4の端子24は、通常予想される殆
どの場合において完全挿入位置へ移動できたものである
ことを理解されたい。このような場合には、TPA機構
28の2つの部分32がそれらの近接位置へと互いに向
かって移動され、そしてTPA機構28は、端子24と
の干渉を何ら生じることなく矢印G(図4)の方向にそ
の最終位置へと前方に移動される。しかしながら、端子
24が図3に示すように実質的に挿入されたが、図4に
示すように完全に挿入されていない場合には、TPA機
構28それ自体を用いて端子24を押し、端子24をそ
の完全挿入位置へ移動させることができる。更に、TP
A機構28が図4に示すその最終位置にあるときは、ロ
ックアーム44のフック付きの遠方端44a(図1)が
絶縁ハウジング16のフランジ46の後方にパチンとロ
ックする。このロック状態は、TPA機構28の2つの
部分32をフランジ46によって近接位置にロックし、
かつ、TPA機構28をその前方の最終位置にフランジ
46によってロックし、これにより、図4に示すよう
に、TPA機構28が端子24の拡大部分24bの後部
に当接することにより端子24をその完全挿入位置にロ
ックする。もちろん、これは、主ロックアーム50によ
り与えられる端子24の主ロック作用に加えてのもので
ある。
前方へ移動されそして端子24がその完全挿入位置にあ
って、主ロックアーム50のロック肩部50bが端子2
4の上部ロック肩部24cにロック係合した状態を示し
ている。図2乃至図4の端子24は、通常予想される殆
どの場合において完全挿入位置へ移動できたものである
ことを理解されたい。このような場合には、TPA機構
28の2つの部分32がそれらの近接位置へと互いに向
かって移動され、そしてTPA機構28は、端子24と
の干渉を何ら生じることなく矢印G(図4)の方向にそ
の最終位置へと前方に移動される。しかしながら、端子
24が図3に示すように実質的に挿入されたが、図4に
示すように完全に挿入されていない場合には、TPA機
構28それ自体を用いて端子24を押し、端子24をそ
の完全挿入位置へ移動させることができる。更に、TP
A機構28が図4に示すその最終位置にあるときは、ロ
ックアーム44のフック付きの遠方端44a(図1)が
絶縁ハウジング16のフランジ46の後方にパチンとロ
ックする。このロック状態は、TPA機構28の2つの
部分32をフランジ46によって近接位置にロックし、
かつ、TPA機構28をその前方の最終位置にフランジ
46によってロックし、これにより、図4に示すよう
に、TPA機構28が端子24の拡大部分24bの後部
に当接することにより端子24をその完全挿入位置にロ
ックする。もちろん、これは、主ロックアーム50によ
り与えられる端子24の主ロック作用に加えてのもので
ある。
【0023】図1及び図2に戻ると、雄電気コネクタ1
2の前方のTPA機構30は、絶縁ハウジング16の前
方嵌合端18において開口52内に完全に配置すること
ができる。このTPA機構30は、内部通路56を定め
る中空前端54を備えている。換言すれば、中空前端5
4は、以下に述べるように嵌合接続装置を受け入れるた
めに中空になっている。
2の前方のTPA機構30は、絶縁ハウジング16の前
方嵌合端18において開口52内に完全に配置すること
ができる。このTPA機構30は、内部通路56を定め
る中空前端54を備えている。換言すれば、中空前端5
4は、以下に述べるように嵌合接続装置を受け入れるた
めに中空になっている。
【0024】TPA機構30は、一対の上部ラッチアー
ム58及び一対の下部ロックアーム60を備え、これら
は全て外側のシュラウド62によって保護されている。
上部ラッチアーム58はラッチフック58aを有し、そ
して下部ロックアーム60はロックフック60aを有す
る。ラッチフック58aは、絶縁ハウジング16の端子
受入空洞22内においてラッチ肩部64の後方にラッチ
し、そしてロックフック60aは、以下に述べるよう
に、端子24の下部ロック肩部24dにロック係合され
る。
ム58及び一対の下部ロックアーム60を備え、これら
は全て外側のシュラウド62によって保護されている。
上部ラッチアーム58はラッチフック58aを有し、そ
して下部ロックアーム60はロックフック60aを有す
る。ラッチフック58aは、絶縁ハウジング16の端子
受入空洞22内においてラッチ肩部64の後方にラッチ
し、そしてロックフック60aは、以下に述べるよう
に、端子24の下部ロック肩部24dにロック係合され
る。
【0025】雄電気コネクタ12の前方のTPA機構3
0の動作において、このTPA機構30は、絶縁ハウジ
ング16の前方嵌合端18にある開口52内で図2に示
す第1の位置即ち予め装填された位置に組み立てられ、
上部ラッチアーム58のラッチフック58aは、絶縁ハ
ウジング16のラッチ肩部64に相互係合される。TP
A機構30のこの第1の即ち予め装填された位置では、
主ロックアーム50が端子24の挿入に応答して矢印D
(図2)の方向に自由に移動する。
0の動作において、このTPA機構30は、絶縁ハウジ
ング16の前方嵌合端18にある開口52内で図2に示
す第1の位置即ち予め装填された位置に組み立てられ、
上部ラッチアーム58のラッチフック58aは、絶縁ハ
ウジング16のラッチ肩部64に相互係合される。TP
A機構30のこの第1の即ち予め装填された位置では、
主ロックアーム50が端子24の挿入に応答して矢印D
(図2)の方向に自由に移動する。
【0026】図3及び図4から明らかなように、前方の
TPA機構30は、端子24が完全に挿入される間及び
後方の2つの部分32からなるTPA機構28の種々の
移動又は動作段階中に、その第1の即ち予め装填された
位置に保持される。
TPA機構30は、端子24が完全に挿入される間及び
後方の2つの部分32からなるTPA機構28の種々の
移動又は動作段階中に、その第1の即ち予め装填された
位置に保持される。
【0027】端子24が完全に挿入されそして後方のT
PA機構28がその最終ロック位置に来ると、前方のT
PA機構30は、図5の矢印Hの方向に第2のロック位
置へ移動される。この位置において、2つの構造上の状
態が生じる。第1に、図5から明らかなように、上部ラ
ッチアーム58は、主ロックアーム50の一側に沿って
延びて端子24とのロック係合から外れる主ロックアー
ム50の移動を阻止する。第2に、下部ロックアーム6
0のロックフック60aは、端子24の下部ロック肩部
24dとロック係合状態になる。それ故、下部ロックア
ーム60は、端子24が完全挿入位置にありそしてTP
A機構30がその第2の即ち完全装填位置にあるときに
前方のTPA機構30と端子24との間の二次的なロッ
ク手段を形成する。もちろん、図3を参照すれば、主ロ
ックアーム50は、端子24が部分的にしか挿入されな
い場合に、上部ラッチアーム58と突き当たってTPA
機構30の完全装填位置への移動を阻止し、従って、端
子24の不完全挿入状態を指示する。
PA機構28がその最終ロック位置に来ると、前方のT
PA機構30は、図5の矢印Hの方向に第2のロック位
置へ移動される。この位置において、2つの構造上の状
態が生じる。第1に、図5から明らかなように、上部ラ
ッチアーム58は、主ロックアーム50の一側に沿って
延びて端子24とのロック係合から外れる主ロックアー
ム50の移動を阻止する。第2に、下部ロックアーム6
0のロックフック60aは、端子24の下部ロック肩部
24dとロック係合状態になる。それ故、下部ロックア
ーム60は、端子24が完全挿入位置にありそしてTP
A機構30がその第2の即ち完全装填位置にあるときに
前方のTPA機構30と端子24との間の二次的なロッ
ク手段を形成する。もちろん、図3を参照すれば、主ロ
ックアーム50は、端子24が部分的にしか挿入されな
い場合に、上部ラッチアーム58と突き当たってTPA
機構30の完全装填位置への移動を阻止し、従って、端
子24の不完全挿入状態を指示する。
【0028】上記したように、図6乃至図10は、図1
乃至図5の雄電気コネクタ12に組み込まれた上記のT
PA機構28、30と同様又は同一の前方及び後方のT
PA機構を組み込んだ雌電気コネクタ14を示してい
る。特に、雌電気コネクタ14は、図6に示すように、
プラスチック等の絶縁材料で一体成形された絶縁ハウジ
ング66を備えている。この絶縁ハウジング66は、前
方のTPA機構70が係合される前方嵌合端68と、後
方のTPA機構28が係合される後方終端接続端72と
を有している。更に、絶縁ハウジング66は、一対の端
子76を受け入れるための一対の端子受入空洞74(図
7)を有している。端子76は、図1乃至図5の端子2
4と同様であり、各端子76は、前方の嵌合部分76a
及び後方の拡大部分76bを有し、適当な電気ケーブル
又はワイヤ26に終端される。端子76と端子24との
相違は、端子76の前方嵌合部分76aが、端子24の
前方ブレード部分24aのような適当なピン端子を受け
入れるためのソケット構成になっていることである。
乃至図5の雄電気コネクタ12に組み込まれた上記のT
PA機構28、30と同様又は同一の前方及び後方のT
PA機構を組み込んだ雌電気コネクタ14を示してい
る。特に、雌電気コネクタ14は、図6に示すように、
プラスチック等の絶縁材料で一体成形された絶縁ハウジ
ング66を備えている。この絶縁ハウジング66は、前
方のTPA機構70が係合される前方嵌合端68と、後
方のTPA機構28が係合される後方終端接続端72と
を有している。更に、絶縁ハウジング66は、一対の端
子76を受け入れるための一対の端子受入空洞74(図
7)を有している。端子76は、図1乃至図5の端子2
4と同様であり、各端子76は、前方の嵌合部分76a
及び後方の拡大部分76bを有し、適当な電気ケーブル
又はワイヤ26に終端される。端子76と端子24との
相違は、端子76の前方嵌合部分76aが、端子24の
前方ブレード部分24aのような適当なピン端子を受け
入れるためのソケット構成になっていることである。
【0029】雌電気コネクタ14の後方のTPA機構2
8は、雄電気コネクタ12の後方のTPA機構28と同
一であり、ここでは詳細に説明しない。図6乃至図10
のTPA機構28は、グルーブ36に圧入される舌状フ
ランジ34を有する2つの部分32を含み、そしてこれ
ら2つの部分32がそれらの間に通路38を画成するこ
とを述べれば充分であろう。これらの部分32は、フレ
キシブルな片持梁ラッチアーム40を備え、該片持梁ラ
ッチアーム40は、絶縁ハウジング66のラッチボス4
2に係合するためのスロット40aを有している。又、
これら部分32は、フレキシブルな片持梁ロックアーム
44も有し、そのフック付きの遠方端44aは、絶縁ハ
ウジング66のフランジ46に相互係合される。TPA
機構28は、雄電気コネクタ12のTPA機構28につ
いて述べたのと同様に雌電気コネクタ14において機能
し且つ動作する。実際に、図7乃至図10は、図2乃至
図5に匹敵するもので、これについての上記の説明は、
雌電気コネクタ14におけるTPA機構28の動作を完
全に理解するためのものである。
8は、雄電気コネクタ12の後方のTPA機構28と同
一であり、ここでは詳細に説明しない。図6乃至図10
のTPA機構28は、グルーブ36に圧入される舌状フ
ランジ34を有する2つの部分32を含み、そしてこれ
ら2つの部分32がそれらの間に通路38を画成するこ
とを述べれば充分であろう。これらの部分32は、フレ
キシブルな片持梁ラッチアーム40を備え、該片持梁ラ
ッチアーム40は、絶縁ハウジング66のラッチボス4
2に係合するためのスロット40aを有している。又、
これら部分32は、フレキシブルな片持梁ロックアーム
44も有し、そのフック付きの遠方端44aは、絶縁ハ
ウジング66のフランジ46に相互係合される。TPA
機構28は、雄電気コネクタ12のTPA機構28につ
いて述べたのと同様に雌電気コネクタ14において機能
し且つ動作する。実際に、図7乃至図10は、図2乃至
図5に匹敵するもので、これについての上記の説明は、
雌電気コネクタ14におけるTPA機構28の動作を完
全に理解するためのものである。
【0030】雌電気コネクタ14の前方のTPA機構7
0について詳細に説明する前に、図7を参照すれば、雌
電気コネクタ14の絶縁ハウジング66は、雄電気コネ
クタ12の主ロックアーム50に構造及び機能が類似し
た主ロックアーム78を備えている。この主ロックアー
ム78は、矢印Iで示された弧を描くように枢着回転す
る遠方端78aを含んでいる。又、この主ロックアーム
78は、端子76の上部ロック肩部76cにロック係合
するロック肩部78bを備えている。端子24と同様、
端子76は、下部ロック肩部76dも備えている。
0について詳細に説明する前に、図7を参照すれば、雌
電気コネクタ14の絶縁ハウジング66は、雄電気コネ
クタ12の主ロックアーム50に構造及び機能が類似し
た主ロックアーム78を備えている。この主ロックアー
ム78は、矢印Iで示された弧を描くように枢着回転す
る遠方端78aを含んでいる。又、この主ロックアーム
78は、端子76の上部ロック肩部76cにロック係合
するロック肩部78bを備えている。端子24と同様、
端子76は、下部ロック肩部76dも備えている。
【0031】図6と共に図7を参照すれば、雌電気コネ
クタ14の前方のTPA機構70は、中空の前部80を
備え、その前面80aは、これを貫通すると共に、絶縁
ハウジング66の前方嵌合端68においてTPA機構7
0を貫通する通路82を画成する。これら通路82は、
雄電気コネクタ12の端子24のブレード部分24aの
ような嵌合接続装置を受け入れるためのものである。上
部ラッチアーム84及び下部ロックアーム86は、通路
82の両側でTPA機構70内において後方に向けて片
持梁構成にされる。下部ロックアーム86は、端子76
の下部ロック肩部76dとロック係合するためのロック
肩部86aを有している。TPA機構70は、絶縁ハウ
ジング66の前方嵌合端68において開口88に少なく
とも部分的に配置できる。開口88内にはリブ付きのシ
ール90が配置される。
クタ14の前方のTPA機構70は、中空の前部80を
備え、その前面80aは、これを貫通すると共に、絶縁
ハウジング66の前方嵌合端68においてTPA機構7
0を貫通する通路82を画成する。これら通路82は、
雄電気コネクタ12の端子24のブレード部分24aの
ような嵌合接続装置を受け入れるためのものである。上
部ラッチアーム84及び下部ロックアーム86は、通路
82の両側でTPA機構70内において後方に向けて片
持梁構成にされる。下部ロックアーム86は、端子76
の下部ロック肩部76dとロック係合するためのロック
肩部86aを有している。TPA機構70は、絶縁ハウ
ジング66の前方嵌合端68において開口88に少なく
とも部分的に配置できる。開口88内にはリブ付きのシ
ール90が配置される。
【0032】雌電気コネクタ14の前方のTPA機構7
0は、図7乃至図9に示す予めの装填位置と、図10に
示す完全装填位置との間で移動できる。図7乃至図9の
予めの装填位置においては、TPA機構70内の上部ラ
ッチアーム84は、主ロックアーム78を自由に移動さ
せ且つ端子76を完全挿入できるようにする。端子76
が完全に挿入されると、TPA機構70は、矢印J(図
10)の方向に図10に示す完全装填位置へと内方に押
される。この位置においては、雄電気コネクタ12のT
PA機構30と同様に、TPA機構70は、2つの機能
を果たす。第1に、上部ラッチアーム84は、主ロック
アーム78の一側に沿って延びて、主ロックアーム78
が端子76とのロック係合から外れるように移動するの
を阻止する。第2に、下部ロックアーム86のロック肩
部86aは、端子76の下部ロック肩部76dに対して
ロック係合状態となる。
0は、図7乃至図9に示す予めの装填位置と、図10に
示す完全装填位置との間で移動できる。図7乃至図9の
予めの装填位置においては、TPA機構70内の上部ラ
ッチアーム84は、主ロックアーム78を自由に移動さ
せ且つ端子76を完全挿入できるようにする。端子76
が完全に挿入されると、TPA機構70は、矢印J(図
10)の方向に図10に示す完全装填位置へと内方に押
される。この位置においては、雄電気コネクタ12のT
PA機構30と同様に、TPA機構70は、2つの機能
を果たす。第1に、上部ラッチアーム84は、主ロック
アーム78の一側に沿って延びて、主ロックアーム78
が端子76とのロック係合から外れるように移動するの
を阻止する。第2に、下部ロックアーム86のロック肩
部86aは、端子76の下部ロック肩部76dに対して
ロック係合状態となる。
【0033】要約すれば、雄電気コネクタ12及び雌電
気コネクタ14の端子ロック機構及びTPA機構は、各
電気コネクタ12、14への端子24、76の完全挿入
を絶対的に保証する種々の冗長性を与えることが理解さ
れよう。これは、自動車業界のように、乗物の運転及び
乗員乗客の安全にとって確実な電気的接続が必須である
用途において非常に重要である。もちろん、雄電気コネ
クタ12の主ロックアーム50及び雌電気コネクタ14
の主ロックアーム78は、電気コネクタ12、14の主
ロック機構である。しかしながら、前方のTPA機構3
0及び70は、両方とも、これら主ロックアーム50、
78が端子24、76とのロック係合から外れて移動す
るのを阻止すると共に、それらの個別の下部ロックアー
ム60及び86の形態の二次的なロック手段も構成す
る。端子24、76の1つが完全に挿入されない場合に
は、前方のTPA機構30、70はそれらの作動位置即
ち完全装填位置へ移動できない。というのは、主ロック
アーム50、78がその移動を阻止するからである。従
って、端子24、76の不完全な挿入状態が指示され
る。後方のTPA機構28は、システム全体に対し更に
冗長な保護を与える。後方のTPA機構28は、端子2
4、76の不完全な状態の指示を与えるだけでなく、端
子24、76を完全に挿入する助けとして使用できると
共に、上記したように端子24、76に対して第3のロ
ック機構を果たすことができる。
気コネクタ14の端子ロック機構及びTPA機構は、各
電気コネクタ12、14への端子24、76の完全挿入
を絶対的に保証する種々の冗長性を与えることが理解さ
れよう。これは、自動車業界のように、乗物の運転及び
乗員乗客の安全にとって確実な電気的接続が必須である
用途において非常に重要である。もちろん、雄電気コネ
クタ12の主ロックアーム50及び雌電気コネクタ14
の主ロックアーム78は、電気コネクタ12、14の主
ロック機構である。しかしながら、前方のTPA機構3
0及び70は、両方とも、これら主ロックアーム50、
78が端子24、76とのロック係合から外れて移動す
るのを阻止すると共に、それらの個別の下部ロックアー
ム60及び86の形態の二次的なロック手段も構成す
る。端子24、76の1つが完全に挿入されない場合に
は、前方のTPA機構30、70はそれらの作動位置即
ち完全装填位置へ移動できない。というのは、主ロック
アーム50、78がその移動を阻止するからである。従
って、端子24、76の不完全な挿入状態が指示され
る。後方のTPA機構28は、システム全体に対し更に
冗長な保護を与える。後方のTPA機構28は、端子2
4、76の不完全な状態の指示を与えるだけでなく、端
子24、76を完全に挿入する助けとして使用できると
共に、上記したように端子24、76に対して第3のロ
ック機構を果たすことができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、端子の不完全な挿入を検出するだけでなく、そ
の不完全に挿入された端子を完全挿入位置へ移動するの
にそれ自身使用することのできる端子位置保証(TP
A)機構が提供され、そしてこのような機構を備えた電
気コネクタが提供された。
により、端子の不完全な挿入を検出するだけでなく、そ
の不完全に挿入された端子を完全挿入位置へ移動するの
にそれ自身使用することのできる端子位置保証(TP
A)機構が提供され、そしてこのような機構を備えた電
気コネクタが提供された。
【図1】本発明のTPA機構を組み込んだ雄電気コネク
タの分解斜視図である。
タの分解斜視図である。
【図2】雄電気コネクタの軸方向断面図で、雄電気コネ
クタの後方の2つの部分からなるTPA機構が離間位置
にあり、雄電気コネクタの前方のTPA機構が予め装填
された位置にありそして端子が絶縁ハウジングに部分的
にのみ挿入された状態を示す図である。
クタの後方の2つの部分からなるTPA機構が離間位置
にあり、雄電気コネクタの前方のTPA機構が予め装填
された位置にありそして端子が絶縁ハウジングに部分的
にのみ挿入された状態を示す図である。
【図3】図2と同様の図であるが、端子が絶縁ハウジン
グに更に挿入されそして雄電気コネクタの後方の2つの
部分からなるTPAがその近接位置にある状態を示す図
である。
グに更に挿入されそして雄電気コネクタの後方の2つの
部分からなるTPAがその近接位置にある状態を示す図
である。
【図4】図3と同様の図であるが、端子が完全に挿入さ
れそして雄電気コネクタの後方の2つの部分からなるT
PA機構がロック位置へ移動された状態を示す図であ
る。
れそして雄電気コネクタの後方の2つの部分からなるT
PA機構がロック位置へ移動された状態を示す図であ
る。
【図5】図4と同様の図であるが、雄電気コネクタの前
方のTPA機構がその完全装填位置へ移動された状態を
示す図である。
方のTPA機構がその完全装填位置へ移動された状態を
示す図である。
【図6】本発明のTPA機構を組み込んだ雌電気コネク
タの分解斜視図である。
タの分解斜視図である。
【図7】図6の雌電気コネクタの端子及びTPA機構の
同じ順次位置を示す図2と同様の図である。
同じ順次位置を示す図2と同様の図である。
【図8】図6の雌電気コネクタの端子及びTPA機構の
同じ順次位置を示す図3と同様の図である。
同じ順次位置を示す図3と同様の図である。
【図9】図6の雌電気コネクタの端子及びTPA機構の
同じ順次位置を示す図4と同様の図である。
同じ順次位置を示す図4と同様の図である。
【図10】図6の雌電気コネクタの端子及びTPA機構
の同じ順次位置を示す図5と同様の図である。
の同じ順次位置を示す図5と同様の図である。
12 雄電気コネクタ 14 雌電気コネクタ 16 絶縁ハウジング 22 端子受入空洞 24 端子 28 後方の端子位置保証(TPA)機構 30 前方のTPA機構 32 TPA機構を構成する部分 34 舌状フランジ 36 グルーブ 38 通路 40 片持梁ラッチアーム 44 片持梁ロックアーム 46 フランジ 50 主ロックアーム 58 上部ラッチアーム 60 下部ロックアーム 62 シュラウド 64 ラッチ肩部 66 絶縁ハウジング 70 前方のTPA機構 76 端子 78 主ロックアーム 82 通路 84 上部ラッチアーム 86 下部ロックアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンソニー ジェイ ピル アメリカ合衆国 イリノイ州 ナパービ ル サウス 447 プレインフィールド ロード 7 (56)参考文献 実開 平6−58569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/64 H01R 13/42
Claims (17)
- 【請求項1】 前方嵌合端18、68と、後方終端接続
端20、72と、これらの両端間で軸方向に沿って延び
る少なくとも1つの端子受入空洞22、74とを有する
絶縁ハウジング16、66と、 上記絶縁ハウジング16、66の後方終端接続端20、
72から上記端子受入空洞22、74へ挿入できる端子
24、76であって、この端子24、76が端子受入空
洞22、74に完全に挿入されたときに所定の軸方向位
置に配置される横方向拡大部分24b、76bを有する
端子24、76と、 上記絶縁ハウジング16、66の後方終端接続端20、
72において上記絶縁ハウジング16、66に係合可能
な後方の端子位置保証(TPA)機構28と、 上記絶縁ハウジング16、66の前方嵌合端18、68
において絶縁ハウジング16、66に係合可能な前方の
TPA機構30、70とを備え、 上記後方のTPA機構28は、離間位置と近接位置との
間で上記軸方向に対し横方向に相対的に移動するように
相互接続された少なくとも2つの部分32を含み、これ
ら部分32がその離間位置にあるときに上記端子24、
76を受け入れるための通路38がこれら部分32間に
形成され、これらの部分32は、上記端子24、76が
上記端子受入空洞22、74へ少なくとも実質的に挿入
されていない場合に上記端子24、76の拡大部分24
b、76bに当接してこれら部分32がその近接位置へ
移動するのを阻止し、これにより、上記端子24、76
の不完全挿入状態を指示するように構成されていると共
に、 上記前方のTPA機構30、70は、上記端子受入空洞
22、74で、完全に挿入された上記端子24、76に
係合するように絶縁ハウジング16、66に設けた主ロ
ックアーム50、78の一側に沿って延びるようにした
ラッチアーム58、84を備えており、 上記端子24、76が完全に挿入されていない場合に、
端子24、76によって移動された主ロックアーム5
0、78に上記ラッチアーム58、84が突き当たっ
て、TPA機構30、70の予めの装填位置から完全な
装填位置への移動を阻止して端子24、76の不完全挿
入状態を指示し、かつ、 上記端子24、76が完全に挿入され、TPA機構3
0、70が完全な装填位置へ移動されると、上記ラッチ
アーム58、84が主ロックアーム50、78の一側に
沿って延びて、端子24、76と係合している主ロック
アーム50、78の移動を阻止するようにしてあること
を特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項2】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジン
グ16、66との間には、上記TPA機構28の2つの
部分32がその離間位置にあるときに上記TPA機構2
8を絶縁ハウジング16、66に予め装填された状態で
取り付けるための相補的に相互係合するラッチ手段4
0、42が更に設けられた請求項1に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項3】 上記ラッチ手段は、上記絶縁ハウジング
16、66と、上記TPA機構28の各部分32とにラ
ッチ部品40、42を含む請求項2に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項4】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジン
グ16、66との間には、上記TPA機構28の2つの
部分32をその近接位置にロックするための相補的に相
互係合するロック手段44、46が更に設けられた請求
項1に記載の電気コネクタ。 - 【請求項5】 上記ロック手段は、上記絶縁ハウジング
16、66と、上記TPA機構28の各部分32とにロ
ック部品44、46を含む請求項4に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項6】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジン
グ16、66との間には、上記TPA機構28の2つの
部分32がその離間位置にあるときに上記TPA機構2
8を絶縁ハウジング16、66に予め装填された状態で
取り付けるための相補的に相互係合するラッチ手段4
0、42が更に設けられた請求項4に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項7】 上記ラッチ手段は、上記絶縁ハウジング
16、66と、上記TPA機構28の各部分32とにラ
ッチ部品40、42を含む請求項6に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項8】 上記TPA機構28の上記2つの部分3
2は同一の構造である請求項1に記載の電気コネクタ。 - 【請求項9】 上記絶縁ハウジング16、66の軸方向
に上記TPA機構28が移動するのに応答して上記端子
24、76の完全挿入を助成するように上記端子24、
76の拡大部分24b、76bに係合するための肩部手
段51を上記TPA機構28に備えた請求項1に記載の
電気コネクタ。 - 【請求項10】 前方嵌合端18、68と、後方終端接
続端20、72と、これらの両端間で軸方向に沿って延
びる少なくとも1つの端子受入空洞22、74とを有す
る絶縁ハウジング16、66と、 上記端子受入空洞22、74へ完全挿入位置まで挿入で
きる端子24、76と 上記端子24、76が上記端子受入空洞22、74内で
完全挿入位置を容易に確実にとれるようにするために上
記絶縁ハウジング16、66の後方終端接続端20、7
2に係合できる後方の端子位置保証(TPA)機構28
とを備えた電気コネクタ12、14において、 上記後方のTPA機構28は、離間位置と近接位置との
間で上記軸方向に対し横方向に相対的に移動するよう相
互接続された少なくとも2つの部分32を含み、これら
の部分32は、上記端子24、76が上記端子受入空洞
22、74へ少なくとも実質的に挿入されていない場合
に上記端子24、76の一部分24b、76bに当接し
てこれら部分32がその近接位置へ移動するのを阻止
し、これにより、上記端子24、76の不完全挿入状態
を指示し、更に、 上記絶縁ハウジング16、66の前方嵌合端18、68
に前方のTPA機構30、70を備え、 上記前方のTPA機構30、70は、予めの装填位置と
完全な装填位置で移動可能とされ、端子24、76が完
全に挿入されていない場合に、この端子24、76で移
動した絶縁ハウジング16、66の主ロックアーム5
0、78がTPA機構30、70の完全な装填位置への
移動を阻止し、これによっても、上記端子24、76の
不完全挿入状態を指示することを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項11】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジ
ング16、66との間に、上記TPA機構の2つの部分
32がその離間位置にあるときに上記TPA機構28を
絶縁ハウジング16、66に予め装填された状態で取り
付けるための相補的に相互係合するラッチ手段40、4
2が設けられた請求項10に記載の電気コネクタ。 - 【請求項12】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジ
ング16、66との間に、上記TPA機構28の2つの
部分32をその近接位置にロックするための相補的に相
互係合するロック手段44、46が設けられた請求項1
1に記載の電気コネクタ。 - 【請求項13】 上記TPA機構28と上記絶縁ハウジ
ング16、66との間に、上記TPA機構28の2つの
部分32がその離間位置にあるときに上記TPA機構2
8を絶縁ハウジング16、66に予め装填された状態で
取り付けるための相補的に相互係合するラッチ手段4
0、42が設けられた請求項12に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項14】 上記TPA機構28の上記2つの部分
32は同一の構造である請求項10に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項15】 上記絶縁ハウジング16、66に対し
て上記TPA機構28が軸方向に移動するのに応答して
上記端子24、76の完全挿入を助成するように上記端
子24、76の一部分24b、76bに係合するための
肩部手段51を上記TPA機構28に備えた請求項10
に記載の電気コネクタ。 - 【請求項16】 端子受入空洞22、74を有する絶縁
ハウジング16、66と、 軸方向に沿って上記端子受入空洞22、74に完全挿入
位置まで挿入できる端子24、76と、 離間位置と近接位置との間で上記軸方向に対し横方向に
相対的に移動するよう相互接続された少なくとも2つの
部分32を含み、上記絶縁ハウジング16、66に係合
できる後方の端子位置保証(TPA)機構28と、上記
絶縁ハウジング16、66に、予めの装填位置と完全装
填位置の間で上記軸方向に移動可能とされた前方のTP
A機構30、70とを備え、 上記後方のTPA機構28の部分32は、上記端子2
4、76が上記端子受入空洞22、74へ少なくとも実
質的に挿入されていない場合に上記端子24、76の一
部分24b、76bに当接してこれら2つの部分32が
その近接位置へ移動するのを阻止し、これにより、上記
端子24、76の不完全挿入状態を指示し、 更に、上記TPA機構28は、上記部分32がその近接
位置にあるときに上記絶縁ハウジング16、66に対し
ロック位置まで軸方向に移動可能とされ、 上記前方のTPA機構30、70は、上記端子24、7
6が端子受入空洞22、74へ完全に挿入されていない
場合に、予めの装填位置から完全装填位置への移動が阻
止されて、端子24、76の不完全挿入状態を指示する
ことを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項17】 上記絶縁ハウジング16、66に対し
て上記TPA機構28が軸方向に移動するのに応答して
上記端子24、76の完全挿入を助成するように上記端
子24、76の一部分24b、76bに係合するための
肩部手段51を上記TPA機構28に備えた請求項16
に記載の電気コネクタ。
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