JP2860464B2 - 電気コネクタの位置決め保証装置 - Google Patents

電気コネクタの位置決め保証装置

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JP2860464B2 JP8085738A JP8573896A JP2860464B2 JP 2860464 B2 JP2860464 B2 JP 2860464B2 JP 8085738 A JP8085738 A JP 8085738A JP 8573896 A JP8573896 A JP 8573896A JP 2860464 B2 JP2860464 B2 JP 2860464B2
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気コネクタの技術
に関するもので、特に相手方接続装置と接合可能な電気
コネクタの位置決め保証装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気コネクタにおいて、一方の電気コネ
クタと、他方の電気コネクタまたは他の接続可能な接続
装置との間における機械的係合および電気的接続を確実
に行なう必要がある。このような機械的および電気的な
接続を確実に行なうために、様々なラッチ装置が電気コ
ネクタに使用されてきた。一般に、このような装置で
は、簡単な着脱により確実な接合が行なわれている。例
えば、互いにインターロックするラッチ機構、または、
接合可能なコネクタもしくは接続装置の相補型ラッチ機
能とインターロックする回動可能に支持されたラッチア
ームを有するラッチ機構が開発されてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】さらに、電気コネクタ
の位置決めを確実にするための位置決め保証装置が、従
来より知られている。一般に、この装置の第一の機能
は、電気コネクタを完全な接合状態にラッチすること、
すなわちラッチ機能により相互に接続される電気コネク
タが完全にまたは確実に接続されることである。第二の
機能は、ラッチ機構を不用意に離脱させて電気コネクタ
を分離させるのを防止することである。これらの電気コ
ネクタの位置決め保証機能は、様々な方法で実施されて
いるが、従来の電気コネクタのほとんどの位置決め保証
装置には、スペーサが設けられている。ラッチアームが
完全に係合されていない場合、スペーサを所定の位置に
挿入することができない。一方、スペーサが適当に位置
決めされた場合、ラッチアームの変位が規制される。取
り外し可能なスペーサは、紛失または誤装着の可能性が
あるために、しばしば問題が生じている。従って、いく
つかの位置決め保証装置において、スペーサを紛失また
は誤装着しないように、電気コネクタのハウジングに仮
組み付けする構成とすることができる。しかしながら、
こうした装置における一つの問題は、仮組み付け状態の
スペーサが、しばしば電気コネクタのハウジングの外側
に取り付けられて、電気コネクタ全体の寸法を増大させ
ると共に、取り扱い中に周囲の物質に干渉する可能性が
ある。
【０００４】例えば、１９９４年５月２４日にカハリー
（Ｃａｈａｌｙ）に付与されたアメリカ特許第５，３１
４，３４５号において、乗員拘束（エアバッグ）装置に
使用される電気コネクタ装置が開示されている。エアバ
ック装置において、確実に電気コネクタ装置を完全に接
合させることが非常に望まれている。エアバック装置に
おいて使用されるこのような電気コネクタ装置には、プ
ラグと結合ジャックが接合される前に、雄型コネクタ内
のリードとともに電気的に短絡するために配置されるい
わゆる短絡クリップが組み込まれている。電気コネクタ
装置は、電気コネクタのハウジングに取り付けられる位
置決め保証ロック要素又はスペーサを有しており、紛失
又は誤装着の可能性がなくなる。しかしながら、取り付
けられたロック要素は、製造や船積みや取り扱い中に種
々の周囲の物質に干渉し易い。
【０００５】本発明は、位置決め保証ロック部材が、電
気コネクタのハウジングに仮組み付けられるばかりでは
なく、ロック部材が電気コネクタのハウジング自体に実
際に組み込まれる電気コネクタの位置決め保証装置を提
供することにより、これらの課題を解決するものであ
る。
【０００６】従って、本発明の目的は、相手方接続装置
と接合可能な電気コネクタの新規であり改良された電気
コネクタの位置決め保証装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決する為の手段】本発明の実施例において、
電気コネクタは、相手方接続装置の適当な端子手段と相
互接合するために、ハウジング取付型端子手段を有して
いる。ハウジングは、内側キャビィティを有している。
可撓性のロックアームが、ハウジングに設けられてお
り、相手方接続装置の適当なロック手段とロック係合可
能となっている。ロックアームは、電気コネクタが相手
方接続装置と完全に接合された場合のロック位置と、電
気コネクタの相手方接続装置との接合が不全の場合のロ
ック位置より内側に変位した非ロック位置との間で、弾
性的に変位可能となっている。
【０００８】本発明のロック部材は、ロック部材の作動
部分のみをハウジングの外側に露出させて、電気コネク
タのハウジングの内側キャビィティ内に実質的に取り付
けられる。ロック部材は、ロック部材を移動させて電気
コネクタと相手方接続装置を接続させる第一の位置と、
電気コネクタと相手方接続装置が完全に接合された場合
のロックアームのロック位置からの変位を規制する第二
の位置との間で変位可能である。電気コネクタと相手方
接続装置との接合が不全の場合の非ロック位置のロック
アームは、第一の位置から第二の位置へのロック部材の
移動を規制し、電気コネクタと相手方接続装置が完全に
接合されていないことを表示する。
【０００９】上述したように、一対の可撓性のロックア
ームは、電気コネクタと相手方接続装置との接合が不全
の場合の非ロック位置に、互いに対して弾性的に変位可
能にハウジングに設けられている。ロック部材は、ロッ
クアームがロック位置にある場合に、一対のロックアー
ム間の第二の位置に移動可能であり、ロックアームの互
いに対する変位を規制する。一対のロックアームは、少
なくとも一部分において、相手方接続装置の適当なソケ
ットに挿入可能な電気コネクタのプラグ部を規定するた
めに、電気コネクタのハウジングから突出している先端
部を有している。
【００１０】本発明のもう一つの特徴は、ロック部材を
第二の位置に保持するために、ロック部材と電気コネク
タのハウジングとの間に相補型相互係合突起手段を有し
ていることである。ロック部材は、第一の位置と第二の
位置との間で摺動運動するために、ハウジングに取り付
けられている。電気コネクタのハウジングの端子手段
は、ロック部材とハウジングの内側キャビィティの内側
壁との間に挟まれる可撓性回路を有している。
【００１１】さらに、本発明の好適実施例において、電
気コネクタのハウジングは、ハウジングの第一および第
二部分間に内側キャビィティを規定する二分割構造とな
っている。相補型相互係合ラッチ手段が、ハウジングの
第一および第二部分を組み込み状態で保持するために、
ハウジングの第一および第二ハウジング部分間に設けら
れている。相補型相互係合ラッチ手段は、ラッチ位置で
他側のハウジング部のラッチと係合可能な一側のハウジ
ング部の少なくとも一つの可撓性ラッチアームを有して
いる。ロック部材は、ロック部材が第二の位置にある場
合に、可撓性ラッチアームのラッチ位置からの変位を規
制する。特に、一対の可撓性ラッチアームは、非ロック
位置に互いに対して弾性的に変位可能であり、ロック部
材は、ロック部材が第二の位置にある場合の、ラッチア
ームの離脱位置への変位を規制する。
【００１２】本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の
図面を参照して説明する以下の詳細な説明より明白とな
るであろう。
【００１３】
【実施例】図面について詳細に説明すれば、まず図１お
よび図２において、本発明の電気コネクタの位置決め保
証装置が、参照符号１０で示される、相手方接続装置と
接合可能な電気コネクタに組み込まれている。電気コネ
クタ１０は、参照符号１２で示される第一または上側ハ
ウジング部と、参照符号１４で示される第二または下側
ハウジング部により規定される二分割構造のハウジング
を有している。二つのハウジング部は、内側キャビィテ
ィ１６を規定するために相互接合可能となっている。内
側キャビィティ１６内に、参照符号１８で示される電気
コネクタの位置決め保証装置のロック部材が摺動可能に
取り付けられる。参照符号２０で示される端子手段は、
相手方接続装置の適当な端子手段と相互接合するため
に、電気コネクタ１０内に取り付けられる。
【００１４】さらに、上側ハウジング部１２は、内側キ
ャビィティ１６の三面を規定する上壁２２および一対の
側壁２４を有している。内側キャビィティ１６の前側
は、テーパ付き側壁２６により形成されている。テーパ
付き側壁２６は、横方向に可撓性のロックアーム２８と
前側ラッチ３０により規定される上側ハウジング部１２
のノーズ部に通じている。それぞれの可撓性のロックア
ーム２８は、傾斜したロックボス３２を有しており、前
側ラッチ３０は、ラッチショルダ３４を規定する開口部
を有している。
【００１５】下側ハウジング部１４は、内側キャビィテ
ィ１６の底壁３６を規定する平面部を有している。一対
の可撓性のラッチアーム３８は、底壁３６から上側に突
出している。それぞれのラッチアーム３８は、外向きに
突出したラッチフランジ４０を有しており、垂直な溝４
２が、それぞれのラッチアーム３８の内側に形成されて
いる。ラッチリップ４６を有している位置決めポスト４
４は、底壁３６の後部で上方に突出している。ラッチリ
ップ５０を有しているラッチアーム４８は、下側ハウジ
ング部１４のノーズ部５２の正面で上方に突出してい
る。最後に、一対の開口部５４は、ノーズ部５２を貫通
している。
【００１６】図１および図２と共に図３について説明す
れば、ロック部材１８は、舌片５６を有している。舌片
５６は、一対の前側に突出し横方向に離間した規制フラ
ンジ５８を規定する二股の先端部を有している。一対の
可撓性ラッチアーム６０が、舌片５６の外側に配置され
ている。可撓性ラッチアーム６０は、外側に突出した円
弧状の突起６２を有している。鍵穴状開口部６４は、舌
片５６の後部に形成されている。最後に、ロック部材１
８は、前側壁６８を規定する拡開後部６６を有してい
る。前側壁６８は、電気コネクタ１０のハウジングの内
側キャビィティ１６を閉塞する。後述により明らかとな
るように、舌片５６と、規制フランジ５８と、可撓性ラ
ッチアーム６０と、突起６２を有しているロック部材１
８のほぼ全体が、ロック部材１８の拡開後部６６のみを
ハウジングの外側に露出させて、二分割構造の電気コネ
クタ１０のハウジングの内側キャビィティ１６内に位置
する。後述するように、ロック部材１８の摺動運動を容
易にするために、傾斜した孔７０がロック部材１８の拡
開後部６６に形成されている。
【００１７】端子手段２０は、回路配線７４を有する可
撓性回路７２を有している。可撓性回路７２は、チップ
７６等の一つ以上の電気部材を有する構造とすることが
できる。可撓性回路７２の孔７８が位置決めポスト４４
のラッチリップ４６に弾性係合することにより、可撓性
回路７２は、下側ハウジング部１４の底壁３６の上面に
位置決め可能となっている。適切に位置決めされると、
可撓性回路７２は、電気コネクタ１０のハウジング内
で、ロック部材１８と下側ハウジング部１４の底壁３６
との間に挟まれる。最後に、可撓性回路７２は、下側ハ
ウジング部１４のノーズ部５２に被さる前側に突出した
ノーズ部８０を有している。回路配線７４は、下側ハウ
ジング部１４のノーズ部５２を貫通する開口部５４に突
出する一対の垂直の導電性端子の８２に電気的に接続さ
れている。電気コネクタ１０が相手方接続装置に接合さ
れると、例えば適当な端子ピンは、端子８２と電気的に
相互接続するために開口部５４に突出する。
【００１８】図２において、上側ハウジング部１２およ
び下側ハウジング部１４が相互係合された組み込み状態
の電気コネクタ１０が示されている。下側ハウジング部
１４のラッチアーム４８のラッチリップ５０（図１）
は、上側ハウジング部１２の前側ラッチ３０のラッチシ
ョルダ３４と弾性係合する。さらに、下側ハウジング部
１４のラッチアーム３８のラッチフランジ４０（図１）
は、上側ハウジング部１２に形成された一対の孔８６
（図１）により規定されている一対のショルダ８４に弾
性係合する。電気コネクタ１０の上側ハウジング部１２
および下側ハウジング部１４のこの組み込み状態におい
て、ハウジングの外側に露出されるロック部材１８の唯
一の部分は、ロック部材１８の拡開後部６６であること
は図２において明らかである。また、下側ハウジング部
１４のノーズ部５２と上側ハウジング部１２の可撓性の
ロックアーム２８が、相手方接続装置（図示せず）の適
当なソケットに挿入可能である電気コネクタ１０の下側
に突出したプラグ部を規定するために係合することは、
図２において明らかである。次に、ソケットは、可撓性
回路７２の端子８２（図１）に相互接合するために端子
手段を有している。
【００１９】図４および図５とともに、本発明の電気コ
ネクタの位置決め保証装置の動作の詳細な説明に進む前
に、全体的な説明を行う。特に、上側ハウジング部１２
の可撓性のロックアーム２８は、相手方接続装置の適当
なロック手段とロック係合可能となっている。特に、可
撓性のロックアーム２８の外側のロックボス３２は、相
手方接続装置のロックと相互係合可能となっている。ロ
ックアーム２８は、電気コネクタ１０が相手方接続装置
と完全に接合された場合の図２に示すロック位置と、電
気コネクタ１０の相手方接続装置との接合が不全の場合
のロック位置より内側に変位した非ロック位置間で、弾
性的に変位可能である。ロック部材１８は、ロックアー
ム２８を変位させて電気コネクタ１０と相手方接続装置
を接合させる第一の位置と、電気コネクタ１０と相手方
接続装置が完全に接合されると、ロック部材１８の前側
の規制フランジ５８が、ロックアーム２８のロック位置
からの内側への変位を規制する図２に示す第二の位置間
で、移動可能である。電気コネクタ１０の相手方接続装
置との接合が不全の非ロック位置にあるロックアーム２
８は、第一の位置から第二の位置へのロック部材１８の
移動を規制し、電気コネクタ１０と相手方接続装置が完
全に接合されていないことを表示する。
【００２０】さらに、図４および図５について説明すれ
ば、電気コネクタ１０のハウジングの後側に矢印Ａの方
向に引き抜かれた第一の位置にあるロック部材１８が、
図４に示されている。可撓性ラッチアーム６０の突起６
２は、上側ハウジング部１２の側壁２４に位置する溝６
３に係合する。この位置において、可撓性のロックアー
ム２８は、電気コネクタ１０を相手方接続装置と接合お
よび接合解除させるために、双頭矢印Ｂの方向に内側お
よび外側に自由に変位する。
【００２１】電気コネクタ１０が相手方接続装置と完全
に接合されると、ロック部材１８は、図５に示す第二の
位置に矢印Ｃの方向に内側に押される。ロック部材１８
のこの第二の位置において、ロック部材１８の前側の規
制フランジ５８は、可撓性のロックアーム２８の内側の
位置に移動する。従って、可撓性のロックアーム２８
は、内側に変位できず、電気コネクタ１０の相手方接続
装置との接合解除が防止される。図１および図２におい
ては明らかではないが、図４および図５において、矩形
のボス９０が、可撓性のロックアーム２８間の上側ハウ
ジング部１２の上壁２２の内側と一体に成形されている
ことは明らかである。ボス９０は、ロック部材１８の規
制フランジ５８をボス９０と可撓性のロックアーム２８
間で前側に移動させることができるように十分内側に、
可撓性のロックアーム２８から離間しており、可撓性の
ロックアーム２８の内側の変位を完全に防止する上側ハ
ウジング部１２および下側ハウジング部１４間の剛性接
合を行うことが可能である。また、矩形のボス９０は、
規制フランジ５８の過度の内側の変位を防止するため
に、過大応力防止手段として作用する。
【００２２】また、図４および図５において、上側ハウ
ジング部１２の上壁２２からロック部材１８の鍵穴状開
口部６４を貫通して、下向きに突出しているポスト９２
が示されている。ポスト９２は、鍵穴状開口部６４の大
径部分を貫通可能である大径部９４を有しており、ロッ
ク部材１８をハウジングの内側キャビィティ１６内に容
易に取り付けることができる。鍵穴状開口部６４の長手
方向部分が狭いために、ロック部材１８は、図４および
図５にそれぞれ示す第一および第二の位置間で摺動可能
である。
【００２３】さらに、図５において、ロック部材１８の
可撓性ラッチアーム６０の先端部の突起６２が、ラッチ
アーム３８の内側の溝４２に変位した状態が示されてい
る。これにより、ロック部材１８の完全な前側または第
二の位置を触覚的に示すばかりではなく、ロック部材１
８の可撓性ラッチアーム６０が、下側ハウジング部１４
のラッチアーム３８の内側への変位を規制し、ロック部
材１８が第二の動作位置にある場合には、二つのハウジ
ング部の離脱を防止する。
【００２４】最後に、可撓性のロックアーム２８が、電
気コネクタ１０の相手方接続装置との接合が不完全であ
ることを示す位置（内側）に変位されると、ロックアー
ム２８の内側に変位した位置により、ロック部材１８の
第一の位置（図４）から第二の位置（図５）への移動を
規制する。換言すれば、ロックアーム２８が内側に変位
されると、ロック部材１８の規制フランジ５８の先端部
がロックアーム２８に対して衝合する。ロック部材１８
は、完全な前側位置に移動できないため、電気コネクタ
１０は相手方接続装置と完全に接合されていないことを
明瞭に表示する。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、上記のように相手方接続装置
と接合可能な電気コネクタの位置決め保証装置であっ
て、前記電気コネクタは、相手方接続装置の適当な端子
手段と相互接合可能なハウジング取付型端子手段を有し
ており、内側キャビィティを有しているハウジングと、
相手方接続装置の適当なロック手段とロック係合可能な
ハウジングの可撓性のロックアームであって、電気コネ
クタが相手方接続装置と完全に接合された場合のロック
位置と、電気コネクタの相手方接続装置との接合が不全
の場合のロック位置より内側に変位した非ロック位置間
で、弾性的に変位可能である前記ロックアームと、電気
コネクタのハウジングの内側キャビィティ内に実質的に
取り付けられ、ハウジングの外側に露出される作動部分
を有しているロック部材であって、ロックアームを変位
させて電気コネクタと相手方接続装置を接合させる第一
の位置と、電気コネクタが相手方接続装置が完全に接合
された場合のロックアームのロック位置からの内側への
変位を規制する第二の位置間で移動可能である前記ロッ
ク部材で構成されており、電気コネクタの相手方接続装
置との接合が不全の場合の非ロック位置の前記ロックア
ームは、第一の位置から第二の位置へのロック部材の移
動を規制し、電気コネクタと相手方接続装置が完全に接
合されていないことを表示するように構成したので、位
置決め保証ロック部材が、電気コネクタのハウジングに
仮組み付けされるばかりではなく、ロック部材が電気コ
ネクタのハウジング自体に実際に組み込み可能な電気コ
ネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による電気コネクタの位置決め保証装置
を有する電気コネクタの分解斜視図である。
【図２】組み込み状態の電気コネクタの斜視図である。
【図３】電気コネクタの位置決め保証装置のロック部材
の斜視図である。
【図４】ロック部材が電気コネクタを接合させる第一の
位置にある、図２の４−４線断面図である。
【図５】電気コネクタの離脱を防ぐために、ロック部材
が可撓性のロックアームの変位を規制する第二の位置に
ある図４と同様の図である。
【符号の説明】
１０ 電気コネクタ １２，１４ ハウジング １６ 内側キャビィティ １８ ロック部材 ２０ 端子手段 ２８ 可撓性のロックアーム ３８ 可撓性ラッチアーム ７２ 可撓性回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−7982（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−285280（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−135823（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−208865（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−166977（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−5277（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/639 H01R 13/64

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 相手方接続装置と接合可能な電気コネク
    タの位置決め保証装置であって、 前記電気コネクタは、相手方接続装置の適当な端子手段
    と相互接合可能なハウジング取付型端子手段を有してお
    り、内側キャビィティを有しているハウジングと、相手
    方接続装置の適当なロック手段とロック係合可能なハウ
    ジングに設けられた可撓性のロックアームであって、電
    気コネクタが相手方接続装置と完全に接合された場合の
    ロック位置と、電気コネクタの相手方接続装置との接合
    が不全の場合のロック位置より内側に変位した非ロック
    位置間で、弾性的に変位可能である前記ロックアーム
    と、電気コネクタのハウジングの内側キャビィティ内に
    実質的に取り付けられ、ハウジングの外側に露出される
    作動部分を有しているロック部材であって、ロックアー
    ムを変位させて電気コネクタと相手方接続装置を接合さ
    せる第一の位置と、電気コネクタが相手方接続装置と完
    全に接合された場合のロックアームのロック位置からの
    内側への変位を規制する第二の位置との間で移動可能で
    ある前記ロック部材で構成されており、 電気コネクタの相手方接続装置との接合が不全の場合の
    非ロック位置の前記ロックアームは、第一の位置から第
    二の位置へのロック部材の移動を規制し、電気コネクタ
    と相手方接続装置が完全に接合されていないことを表示
    することを特徴とする相手方接続装置と接合可能な電気
    コネクタの位置決め保証装置。
  2. 【請求項２】 ロック部材を第二の位置で保持するため
    に、ロック部材と電気コネクタのハウジングとの間に相
    補型の相互係合可能な突起手段を有していることを特徴
    とする請求項１に記載の電気コネクタの位置決め保証装
    置。
  3. 【請求項３】 第一および第二の位置間で摺動運動する
    ために、ロック部材をハウジングに摺動可能に取り付け
    る手段を有していることを特徴とする請求項１に記載の
    電気コネクタの位置決め保証装置。
  4. 【請求項４】 電気コネクタのハウジングの前記端子手
    段は、ロック部材とハウジングの前記内側キャビィティ
    の内側壁との間に挟まれる可撓性回路を有していること
    を特徴とする請求項１に記載の電気コネクタの位置決め
    保証装置。
  5. 【請求項５】 電気コネクタと相手方接続装置との接合
    が不全の場合の非ロック位置に、互いに対して弾性的に
    変位可能である、一対の前記可撓性のロックアームを有
    しており、該ロックアームがロック位置にある場合に、
    前記ロック部材が一対のロックアーム間の第二の位置に
    移動可能であり、ロックアームの互いに対する変位を規
    制することを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ
    の位置決め保証装置。
  6. 【請求項６】 前記一対のロックアームは、少なくとも
    一部分において、相手方接続装置の適当なソケットに挿
    入可能な電気コネクタのプラグ部を規定するために、電
    気コネクタのハウジングから突出する先端部を有してい
    ることを特徴とする請求項５に記載の電気コネクタの位
    置決め保証装置。
  7. 【請求項７】 前記電気コネクタのハウジングは、ハウ
    ジングの第一および第二の部分間に前記内側キャビィテ
    ィを規定する、二分割構造を有していることを特徴とす
    る請求項１に記載の電気コネクタの位置決め保証装置。
  8. 【請求項８】 ハウジングの第一および第二部分を組み
    込み状態で保持するために、ハウジングの前記第一およ
    び第二の部分間に相補型相互係合ラッチ手段を有してい
    ることを特徴とする請求項７に記載の電気コネクタの位
    置決め保証装置。
  9. 【請求項９】 前記相補型相互係合ラッチ手段は、ラッ
    チ位置で他側のハウジング部のラッチと係合可能な、一
    側のハウジング部の少なくとも一つの可撓性ラッチアー
    ムを有しており、前記ロック部材は、該ロック部材が第
    二の位置にある場合に、可撓性ラッチアームのラッチ位
    置からの変位を規制することを特徴とする請求項８に記
    載の電気コネクタの位置決め保証装置。
  10. 【請求項１０】 離脱位置に互いに対して弾性的に変位
    可能である一対の前記可撓性ラッチアームを有してお
    り、前記ロック部材は、該ロック部材が第二の位置にあ
    る場合に、ラッチアームの離脱位置への変位を規制する
    ことを特徴とする請求項９に記載の電気コネクタの位置
    決め保証装置。
  11. 【請求項１１】 相手方接続装置と接合可能な電気コネ
    クタの位置決め保証装置であって、 前記電気コネクタは、内側キャビィティを有するハウジ
    ングと、 相手方接続装置の適当なソケットに挿入可能であり、と
    もにロック係合可能な電気コネクタのプラグ部を規定す
    るために、ハウジングから突出する一対の可撓性のロッ
    クアームであって、電気コネクタが相手方接続装置と完
    全に接合されるロック位置と、電気コネクタの相手方接
    続装置との接合が不全の場合のロック位置より内側に互
    いに対して変位した非ロック位置間で、弾性的に変位可
    能である前記可撓性のロックアームと、 電気コネクタのハウジングの内側キャビィティ内に実質
    的に取り付けられ、ハウジングの外側に露出される作動
    部分を有しているロック部材であって、このロック部材
    は、該作動部分から離れており、ロックアームを変位さ
    せて電気コネクタと相手方接続装置を接合させる第一の
    位置と、電気コネクタと相手方接続装置が完全に接合さ
    れた場合のロックアームの内側への変位を規制する第二
    の位置間で、移動可能である規制フランジを有してお
    り、 電気コネクタの相手方接続装置との接合が不全の場合の
    非ロック位置の前記ロックアームは、第一の位置から第
    二の位置へのロック部材の移動を規制し、電気コネクタ
    と相手方接続装置が完全に接合されていないことを表示
    することを特徴とする相手方接続装置と接合可能な電気
    コネクタの位置決め保証装置。
  12. 【請求項１２】 ロック部材を第二の位置で保持するた
    めに、ロック部材と電気コネクタのハウジングとの間に
    相補型の相互係合可能な突起手段を有していることを特
    徴とする請求項１１に記載の電気コネクタの位置決め保
    証装置。
  13. 【請求項１３】 第一および第二の位置間で摺動運動す
    るために、ロック部材をハウジングに摺動可能に取り付
    ける手段を有していることを特徴とする請求項１１に記
    載の電気コネクタの位置決め保証装置。
  14. 【請求項１４】 電気コネクタのハウジングの前記端子
    手段は、ロック部材とハウジングの前記内側キャビィテ
    ィの内側壁との間に挟まれる可撓性回路を有しているこ
    とを特徴とする請求項１１に記載の電気コネクタの位置
    決め保証装置。
  15. 【請求項１５】 前記電気コネクタのハウジングは、ハ
    ウジングの第一および第二の部分間に前記内側キャビィ
    ティを規制する二分割構造を有していることを特徴とす
    る請求項１１に記載の電気コネクタの位置決め保証装
    置。
  16. 【請求項１６】 ハウジングの第一および第二部分を組
    み込み状態で保持するために、ハウジングの前記第一お
    よび第二の部分間に相補型相互係合ラッチ手段を有して
    いることを特徴とする請求項１５に記載の電気コネクタ
    の位置決め保証装置。
  17. 【請求項１７】 前記相補型相互係合ラッチ手段は、ラ
    ッチ位置で他側のハウジング部のラッチと係合可能な、
    一側のハウジング部の少なくとも一つの可撓性ラッチア
    ームを有しており、前記ロック部材は、該ロック部材が
    第二の位置にある場合に、可撓性ラッチアームのラッチ
    位置からの変位を規制することを特徴とする請求項１６
    に記載の電気コネクタの位置決め保証装置。
  18. 【請求項１８】 離脱位置に互いに対して弾性的に変位
    可能である一対の前記可撓性ラッチアームを有してお
    り、前記ロック部材は、該ロック部材が第二の位置にあ
    る場合に、可撓性ラッチアームの離脱位置への変位を規
    制することを特徴とする請求項１７に記載の電気コネク
    タの位置決め保証装置。
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