JP2881209B2 - 昇華熱転写用受像媒体 - Google Patents

昇華熱転写用受像媒体

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    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱
転写記録媒体と組合せて使用される昇華熱転写用受像媒
体に関する。
〔従来技術〕
熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱転写記録媒
体と、該記録媒体の裏面からの熱印字によって昇華した
染料を受容する受像媒体とを用いる昇華型熱転写記録方
式は、優れた中間調記録が可能で、カラー写真に近いフ
ルカラーハードコピーを提供するものとして、近年注目
されている。
この記録方式で用いられる受像媒体としては、熱昇華
性染料に対して強い染着性を示す熱可塑性のポリエステ
ル樹脂が、主として単独に用いられている。しかし、こ
の樹脂は耐熱性が低いため、記録時に転写記録媒体(カ
ラーシート)と融着するという欠点がある。そのため
に、従来この樹脂の代わりに、耐熱性結着剤やラジカル
重合性の樹脂と熱可塑性樹脂を混合した組成物等からな
る染着層を有する受像媒体(例えば、特開昭58−212994
号、同58−215398号公報等)或いは熱可塑性樹脂からな
る染着層上に硬化性樹脂の耐熱層を設けた受像媒体(特
開昭61−127392号公報)などが提案されている。
しかしながら、このような受像媒体の使用は、耐熱性
向上や融着防止の効果は生じるものの、記録濃度(染着
性)が低下するという問題を生じる。
〔目的〕
本発明は、前記問題点を解決して、熱融着がなく且つ
記録濃度の高い受像媒体を提供することを目的とする。
〔構成〕
本発明によれば、熱昇華性染料を含有した転写層を有
する熱転写記録媒体と組合せて使用される受像媒体であ
って、前記染料に対して染着し易い物質を含有する塩化
ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織か
らなる染着層を基材上に設けたものであることを特徴と
する昇華熱転写用受像媒体が提供され、また熱昇華性染
料を含有した転写層を有する熱転写記録媒体と組合せて
使用される受像媒体であって、前記染料に対して染着し
易い物質からなる染着層及び塩化ビニル/酢酸ビニル系
共重合体樹脂の微細多孔質組織からなる薄層をその順に
基材上に積層してなるものであることを特徴とする昇華
熱転写用受像媒体が提供される。
即ち、本発明の昇華熱転写用受像媒体は、基材上に昇
華染料に対して染着し易い物質を含有する塩化ビニル/
酢酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織からなる染
着層を設けるか、又は基材上に昇華染料に対して染着し
易い物質からなる染着層を設け、更にその上に塩化ビニ
ル/酢酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織からな
る薄層を積層したものであるが、上記構成としたことか
ら、記録濃度の低下をもたらすことなしに熱融着のない
ものとなる。
次に本発明を図面により説明すると、本発明の具体的
構成及び作用は以下の通りである。第1図及び第2図は
本発明の受像媒体の模式断面を示す説明図であって、第
1図は基材上に一層の染着層を設けた場合を示し、第2
図は基材上に染着層と薄層との二層構成からなる層を設
けた場合を示す。
第1図において、本発明の受像媒体は基材A、昇華染
料に対して染着し易い物質B及び微細多孔質組織を有す
る塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂Cから構成さ
れている。即ち、基材A上に、塩化ビニル/酢酸ビニル
系共重合体樹脂Cの微細多孔質組織中に、昇華染料に対
して染着し易い物質Bを含有した染料層を、塗布した構
成となっている。また、1はサーマルヘッドを示し、昇
華熱転写記録媒体はベースフィルム2及び染料転写層3
から構成されている。
サーマルヘッド1からの加熱により、昇華熱転写記録
媒体の染料転写層3から熱昇華性染料が昇華及び拡散
し、昇華した染料は受像媒体の染着層に移転するのであ
るが、特に染着層中の昇華染料に対して染着し易い物質
Bに昇華染料が染着して、高記録濃度が得られる。一方
染着層中には、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂
の微細多孔質組織が形成されているので、熱融着を生じ
ない。
また、第2図においては、第1図における染着層が、
昇華染料に対して染着し易い物質からなる染着層B′
と、その上に積層された塩化ビニル/酢酸ビニル系共重
合体樹脂の微細多孔質組織からなる薄層C′との積層物
からなっている点が、第1図の場合と異なっている。こ
の場合には、昇華熱転写記録媒体の染料転写層3からの
昇華染料は、受像媒体中の薄層C′を通過した後、染着
層B′に移転するのであるが、特に薄層C′には塩化ビ
ニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂の多孔質組織が形成さ
れているので、熱融着を生じることなしに、昇華した染
料は薄層C′中の孔の中を通過し、それから染着層B′
の昇華染料に対して染着し易い物質に染着して、高記録
濃度が得られる。
本発明において用いる熱昇華性染料に対して染着し易
い物質としては、熱昇華性染料に対して染着性を示す樹
脂であれば、特に限定されるものではなく、例えば、ポ
リエステル系樹脂、アクリル系樹脂及びナイロン系樹脂
が挙げられる。たゞガラス転移温度が80℃以下のものが
好ましい。
また塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂として
は、通常塩化ビニルの含量が68〜97重量%で、酢酸ビニ
ルの含量が2〜32重量%である範囲のものが用いられ
る。また、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体にポリビニ
ルアルコール、マレイン酸等を添加したものを用いるこ
とができ、例えば市販品として、VYHH,VYNS,VYHD,VYLF,
VMCH,VMCC,VAGH,VROH(以上ユニオンカーバイド社製)
やデンカビニル#1000A,同1000MT,同1000D,同1000L,同1
000CK2,同1000GKT(以上電気化学社製)等が挙げられ
る。なお、染着性及び剥離性の面から、塩化ビニル/酢
酸ビニル系共重合体樹脂中の塩化ビニル成分が80重量%
以上のものが好ましい。定かな理由は判っていないが、
塩化ビニル含量が多い程、剥離性に対する効果が大き
い。
なお、この塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂に
は、必要に応じて、シリコーンオイル、シリコーン樹脂
等の離型剤を含有させることができる。その場合の配合
量は、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂に対し
て、30重量%以下、好ましくは10重量%以下である。
本発明においては、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合
体は微細多孔質組織を形成しているが、これは通常、平
均孔径1〜20μm、好ましくは1〜10μmの細孔を有す
るものである。平均孔径が20μmを超える場合には、表
面の凹凸が大きくなり、画像記録した部分にザラツキを
与え、逆に1μm未満の場合には、染着し易い染着層の
表面への露出が少なく、全体的に画像濃度が低くなって
しまう。
また、その微細多孔質構造を形成させる方法として
は、公知の(i)溶媒の溶解性及び揮発性の差を利用す
る方法や、(ii)前記樹脂と非相溶性のオイル等を混合
する方法などが挙げられる。上記(ii)の方法で用いる
多孔質樹脂組織形成補助剤用のオイルとしては、前記樹
脂と非相溶性で且つ非揮発性のもの、例えば、綿実油、
菜種油、鯨油、ラノリンオイル等の動植物油或いはモー
ターオイル、スピンドル油等の鉱物油が挙げられる。
また、本発明においては、染着層(二層構成の場合は
染着層B′及び薄層C′)には、界面活性剤、各種微粒
子(例えば、SiO2、TiO2、CaCO3等の無機微粒子や弗素
系樹脂等の有機微粒子など)、紫外線吸収剤、酸化防止
剤等を適宜含有させることもできる。
なお、染着層の厚さとしては、一層構成の場合は、1
〜20μmの範囲が好ましく、特に好ましくは2〜10μm
である。また二層構成の場合は、染着層B′は1〜20μ
mの範囲が好ましく、特に好ましくは1〜10μmであ
り、薄層C′は0.1〜3μmの範囲が好ましく、特に好
ましくは0.1〜2μmである。
また、本発明の受像媒体における基材Aとしては、
紙、合成紙、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフ
ィルム等が好適に使用される。
更に、本発明においては、必要に応じ、基材Aと染着
層(二層構成の場合は染着層B′)との間に、両者の接
着性を向上するために、一般に公知の熱可塑性樹脂から
なるアンダー層等を設けることもできる。
〔効果〕
本発明の昇華熱転写用受像媒体は、基材上に昇華染料
に対して染着し易い物質を含有する塩化ビニル/酢酸ビ
ニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織からなる染着層を
設けるか、又は基材上に昇華染料に対して染着し易い物
質からなる染着層を設け、更にその上に塩化ビニル/酢
酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織からな薄層を
積層した構成としたことにより、従来の受像媒体にみら
れた記録時の熱融着を防止する代償に記録濃度が低下す
るという問題点が解決され、熱融着がなくしかも高記録
濃度を得ることができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お以下において示す%および部はいずれも重量基準であ
る。
実施例1 下記組成の各混合物を、充分混合分散させ、〔A液〕
及び〔B液〕を調製した。
〔A液〕
ポリエステル樹脂 20部 (商品名バイロン200;ガラス転移温度67℃、軟化点16
3℃;東洋紡績社製) ラノリン脂肪酸オイル 5部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 〔B液〕 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 20部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) シリコーンオイル 0.4部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 シリカ 2部 次いで〔B液〕を〔A液〕に加え、約1時間混合分散
し、染着層用組成物の塗剤を作成した。
次にこの塗剤をワイヤーバーを用いて、厚さ約150μ
mの合成紙(商品名ユポFPG−150;王子油化合成紙社
製)上に塗布し、乾燥温度75℃で1分間乾燥して、厚さ
約5μmの染着層を形成させて、本発明の受像媒体を作
成した。得られた受像媒体の表面を、400倍の光学顕微
鏡にて観察したところ、2〜10μm程度の孔径を有する
多孔質状態が観察された。
一方、昇華転写媒体として、バック層としてシリコー
ン硬化樹脂膜(厚さ約1μm)を設けた厚さ6μmのPE
Tフィルム上に、下記処方のインク層用塗剤〔C液〕
を、約2μmの厚さに塗布して、転写媒体を得た。
〔C液〕
ポリビニルブチラール樹脂 10部 (商品名BX−1;積水化学社製) シアン用昇華分散染料 6部 (商品名カヤセット714;日本化薬社製) メチルエチルケトン 45部 トルエン 45部 得られた転写媒体と受像媒体とを、転写媒体のインク
層と受像媒体の染着層とが対面するように重ね合わせ、
転写媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱エネルギーを
変えて、画像記録を行なった。その結果を第2図(曲線
1)及び第1表に示す。なお、サーマルヘッドの記録密
度は6ドット/mmであり、記録出力は0.42W/ドットであ
った。
実施例2 実施例1において、〔A液〕の代わりに下記〔D液〕
を、また〔B液〕の代わりに下記〔E液〕を用いた以外
は、実施例1と同様にして本発明の受像媒体を作成し
た。その表面を、400倍の光学顕微鏡にて観察したとこ
ろ、1〜10μm程度の孔径を有する多孔質状態が観察さ
れた。
〔D液〕
低融点ポリエステル樹脂 20部 (商品名XA−7052;融点86℃;ユニチカ社製) ラノリン脂肪酸オイル 5部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 〔E液〕 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 10部 (商品名VYNS;ユニオンカーバイド社製) シリコーンオイル 0.2部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 30部 トルエン 30部 続いて、実施例1と同様にして画像記録を行なった。
その結果を第2図(曲線2)及び第1表に示す。
実施例3 下記組成の各混合物を、充分混合分散させ、染着層用
塗剤〔F液〕及び薄層用塗剤〔G液〕を調製した。
〔F液〕
ポリエステル樹脂 20部 (商品名バイロン200;東洋紡績社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 〔G液〕 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 10部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) シリコーンオイル 0.2部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) ピーナッツ油 3部 メチルエチルケトン 60部 トルエン 30部 シリカ 2部 次に〔F液〕をワイヤーバーを用いて、厚さ約150μ
mの合成紙(商品名ユポFPG−150;王子油化合成紙社
製)上に塗布し、乾燥温度75℃で1分間乾燥して、厚さ
約4μmの染着層を形成させた。次いで〔G液〕を、上
記染着層上にワイヤーバーを用いて塗布し、同様にして
厚さ約1μmの薄層を形成させて、本発明の受像媒体を
作成した。得られた受像媒体の表面を、400倍の光学顕
微鏡にて観察したところ、2〜10μm程度の孔径を有す
る多孔質状態が観察された。
得られた受像媒体と実施例1で用いたと同じ転写媒体
とを、転写媒体のインク層と受像媒体の薄層とが対面す
るように重ね合わせ、転写媒体の裏面からサーマルヘッ
ドで加熱エネルギーを変えて、実施例1と同様にして画
像記録を行なった。その結果を第2図(曲線3)及び第
1表に示す。
実施例4 実施例3において、〔F液〕の代わりに下記〔H液〕
を、また〔G液〕の代わりに下記〔I液〕を用いた以外
は、実施例3と同様にして染着層及び薄層を形成させた
後、ヘキサン液で薄層の表面を洗浄し、オイル成分を取
り除き、微細多孔質構造をもった本発明の受像媒体を作
成した。
〔H液〕
低融点ポリエステル樹脂 20部 (商品名XA−7052;融点86℃;ユニチカ社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 〔I液〕 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 10部 (商品名VYNS;ユニオンカーバイド社製) シリコーンオイル 0.5部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) ラノリン脂肪酸オイル 3部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 20部 続いて、実施例1と同様にして画像記録を行なった。
その結果を第2図(曲線4)及び第1表に示す。
比較例1 下記組成の混合物を、充分混合攪拌させ、染着層用塗
剤〔J液〕を調製した。
〔J液〕
ポリエステル樹脂 20部 (商品名バイロン200;ガラス転移温度67℃、軟化点16
3℃;東洋紡績社製) シリコーンオイル 0.4部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 60部 トルエン 40部 次に〔J液〕をワイヤーバーを用いて、厚さ約150μ
mの合成紙(商品名ユポFPG−150)上に塗布し、乾燥温
度75℃で1分間乾燥して、厚さ約5μmの染着層を形成
させて、比較用の受像媒体を作成した。
続いて、実施例1と、同様にして画像記録を行なった
が、熱融着を起し、画像濃度を測定することはできなか
った。
比較例2 比較例1において〔J液〕の代わりに下記〔K液〕を
用いた以外は、比較例1と同様にして比較用の受像媒体
を作成した。
〔K液〕
ポリエステル樹脂 20部 (商品名バイロン560;ガラス転移温度7℃、軟化点11
0℃;東洋紡績社製) シリコーンオイル 0.4部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 続いて、実施例1と同様にして画像記録を行なった
が、熱融着を起し、画像濃度を測定することはできなか
った。
比較例3 比較例1において〔J液〕の代わりに下記〔L液〕を
用いた以外は、比較例1と同様にして比較用の受像媒体
を作成した。
〔L液〕
ポリエステル樹脂 15部 (商品名XA−7052;融点86℃;ユニチカ社製) シリコーンオイル 0.15部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 続いて、実施例1と同様にして画像記録を行なった
が、熱融着を起し、画像濃度を測定することはできなか
った。
比較例4 比較例1において〔J液〕の代わりに下記〔M液〕を
用いた以外は、比較例1と同様にして比較用の受像媒体
を作成し、画像記録を行なった。その結果を第2図(曲
線5)及び第1表に示す。
〔M液〕
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 20部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) シリコーンオイル 0.4部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) エチルエチケトン 40部 トルエン 40部 比較例5 比較例1において〔J液〕の代わりに下記〔N液〕を
用いた以外は、比較例1と同様にして比較用の受像媒体
を作成し、画像記録を行なった。その結果を第2図(曲
線6)及び第1表に示す。
〔N液〕
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 10部 (商品名VYHH;ユニカーバイド社製) シリコーンオイル 0.2部 (商品名SF−8417;トーレシリコーン社製) メチルエチルケトン 60部 トルエン 40部 第2図及び第1表から、本発明の昇華熱転写用受像媒
体によると、飽和記録画像濃度1.50以上が得られ、且つ
熱融着が起らないことが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る昇華熱転写用受像媒体
の受像機構を示すための模式断面図であり、昇華熱転写
記録媒体の模式断面図も含んでいる。 A……基材、B……昇華染料に対して染着し易い物質、
C……微細多孔質組織を有する塩化ビニル/酢酸ビニル
系共重合体樹脂、B′……昇華染着に対して染着し易い
物質からなる染着層、C′……塩化ビニル/酢酸ビニル
系共重合体樹脂の微細多孔質組織からなる薄層、1……
サーマルヘッド、2……転写記録媒体のベースフィル
ム、3……転写記録媒体の染料転写層。 また第3図は本発明及び比較用の昇華熱転写用受像媒体
を用いて得られた各印加パルス巾に対する光学画像濃度
を示す。 曲線1(実線):実施例1で得られた受像媒体の画像濃
度 曲線2(実線):実施例2で得られた受像媒体の画像濃
度 曲線3(一点鎖線):実施例3で得られた受像媒体の画
像濃度 曲線4(一点鎖線):実施例4で得られた受像媒体の画
像濃度 曲線5(点線):比較例4で得られた受像媒体の画像濃
度 曲線6(点線):比較例5で得られた受像媒体の画像濃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−294595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱
    転写記録媒体と組合せて使用される受像媒体であって、
    前記染料に対して染着し易い物質を含有する塩化ビニル
    /酢酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織からなる
    染着層を基材上に設けたものであることを特徴とする昇
    華熱転写用受像媒体。
  2. 【請求項2】熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱
    転写記録媒体と組合せて使用される受像媒体であって、
    前記染料に対して染着し易い物質からなる染着層及び塩
    化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂の微細多孔質組織
    からなる薄層をその順に基材上に積層してなるものであ
    ることを特徴とする昇華熱転写用受像媒体。
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