JP2979171B2 - 昇華型熱転写用受像媒体 - Google Patents
昇華型熱転写用受像媒体Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱
転写記録媒体と組合せて使用される昇華型熱転写用受像
媒体に関する。
転写記録媒体と組合せて使用される昇華型熱転写用受像
媒体に関する。
熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱転写記録媒
体と、該記録媒体の裏面からの熱印字によって昇華した
染料を受容する受像媒体とを用いる昇華型熱転写記録方
式は、優れた中間調記録が可能で、カラー写真に近いフ
ルカラーハードコピーを提供するものとして、近年注目
されている。
体と、該記録媒体の裏面からの熱印字によって昇華した
染料を受容する受像媒体とを用いる昇華型熱転写記録方
式は、優れた中間調記録が可能で、カラー写真に近いフ
ルカラーハードコピーを提供するものとして、近年注目
されている。
この記録方式で用いられる受像媒体の染料受容層とし
ては、熱昇華性染料に対して強い染着性を示す熱可塑性
樹脂、例えばポリエステル樹脂が用いられている。しか
し、この樹脂は耐熱性が低いため、記録時に転写記録媒
体（カラーシート）と融着し易く、記録後の剥離性が悪
いという欠点がある。この点を解決するために、即ち熱
融着を防ぎ、剥離性を高めるために、染料受容層にシリ
コーンオイル等の離型剤を含有させることが知られてい
る。
ては、熱昇華性染料に対して強い染着性を示す熱可塑性
樹脂、例えばポリエステル樹脂が用いられている。しか
し、この樹脂は耐熱性が低いため、記録時に転写記録媒
体（カラーシート）と融着し易く、記録後の剥離性が悪
いという欠点がある。この点を解決するために、即ち熱
融着を防ぎ、剥離性を高めるために、染料受容層にシリ
コーンオイル等の離型剤を含有させることが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところがシリコーンオイルを染料受容層に含有させた
場合、シリコーンオイルの量を増すほど、転写記録媒体
／受像媒体間の剥離性は向上するが、剥離性を充分に向
上させる程度にまでその量を増加すると、逆に受像媒体
中の基体と染料受容層との接着力が低下してしまい、記
録後に染料受容層が転写記録媒体側へ剥ぎ取られてしま
うという欠点を生じる。
場合、シリコーンオイルの量を増すほど、転写記録媒体
／受像媒体間の剥離性は向上するが、剥離性を充分に向
上させる程度にまでその量を増加すると、逆に受像媒体
中の基体と染料受容層との接着力が低下してしまい、記
録後に染料受容層が転写記録媒体側へ剥ぎ取られてしま
うという欠点を生じる。
本発明は、前記問題点を解決して、基体と染料受容層
との間の接着力が高く、しかも受像媒体（染料受容層）
と転写記録媒体との剥離性が良好な受像媒体を提供する
ことを目的とする。
との間の接着力が高く、しかも受像媒体（染料受容層）
と転写記録媒体との剥離性が良好な受像媒体を提供する
ことを目的とする。
本発明によれば、基本上に、熱昇華性染料が染着可能
な樹脂を主成分とし、更にシリコーンオイルを含有する
染料受容層を設けてなる受像媒体において、該染料受容
層は高濃度シリコーンオイル含有層と低濃度シリコーン
オイル含有層を積層したものからなり、かつ低濃度シリ
コーンオイル含有層を基体隣接部側に位置させたことを
特徴とする昇華型熱転写用受像媒体が提供される。
な樹脂を主成分とし、更にシリコーンオイルを含有する
染料受容層を設けてなる受像媒体において、該染料受容
層は高濃度シリコーンオイル含有層と低濃度シリコーン
オイル含有層を積層したものからなり、かつ低濃度シリ
コーンオイル含有層を基体隣接部側に位置させたことを
特徴とする昇華型熱転写用受像媒体が提供される。
即ち、本発明の昇華型熱転写用受像媒体は、染料受容
層を積層構成とし、自由表面部（表層部）は比較的多量
のシリコーンオイルを含有させた層とし、一方、基体に
隣接する部分は比較的少量のシリコーンオイルを含有さ
せた層となるように構成したことから、基体と染料受容
層の基体隣接部との間は接着力が高く保てて、基体／染
料受容層間の剥離が防止され、しかも受像媒体（染料受
容層）と転写記録媒体との間の剥離性は良好なものとな
る。
層を積層構成とし、自由表面部（表層部）は比較的多量
のシリコーンオイルを含有させた層とし、一方、基体に
隣接する部分は比較的少量のシリコーンオイルを含有さ
せた層となるように構成したことから、基体と染料受容
層の基体隣接部との間は接着力が高く保てて、基体／染
料受容層間の剥離が防止され、しかも受像媒体（染料受
容層）と転写記録媒体との間の剥離性は良好なものとな
る。
次に本発明を図面により説明すると、本発明の具体的
構成及び作用は以下の通りである。
構成及び作用は以下の通りである。
第１図において、本発明の受像媒体は受像基体Ａ及び
染料受容層Ｂから構成されている。即ち、本発明の受像
媒体は、受像基体Ａ上に、熱昇華性染料が染着可能な樹
脂を主成分とし且つシリコーンオイルを含有する染料受
容層Ｂを塗布した構成となっており、しかもシリコーン
オイル含有量が、染料受容層Ｂの受像基体Ａに隣接する
部分側のＢ−１層よりも、自由表面部側のＢ−２層の方
が多くなるように構成されている。また、１はサーマル
ヘッドを示し、昇華転写記録媒体は耐熱層２、転写基体
３及び染料転写層４から構成されている。
染料受容層Ｂから構成されている。即ち、本発明の受像
媒体は、受像基体Ａ上に、熱昇華性染料が染着可能な樹
脂を主成分とし且つシリコーンオイルを含有する染料受
容層Ｂを塗布した構成となっており、しかもシリコーン
オイル含有量が、染料受容層Ｂの受像基体Ａに隣接する
部分側のＢ−１層よりも、自由表面部側のＢ−２層の方
が多くなるように構成されている。また、１はサーマル
ヘッドを示し、昇華転写記録媒体は耐熱層２、転写基体
３及び染料転写層４から構成されている。
サーマルヘッド１からの加熱により、昇華転写記録媒
体の染料転写層４から熱昇華性染料が昇華及び拡散し、
昇華した染料は受像媒体の染料受容層Ｂに転移する。受
像媒体へ移った昇華染料は、染料受容層Ｂを形成する染
料染着性樹脂中を拡散し、染着する。
体の染料転写層４から熱昇華性染料が昇華及び拡散し、
昇華した染料は受像媒体の染料受容層Ｂに転移する。受
像媒体へ移った昇華染料は、染料受容層Ｂを形成する染
料染着性樹脂中を拡散し、染着する。
前記したように受像媒体において、記録時における熱
融着を防ぎ、記録後の剥離性を高めるために、染料受容
層Ｂ中にシリコーンオイル等の離型剤を含有させること
は、従来から知られているが、離型剤含有量が少ないと
きは、剥離性向上効果が不充分で、第２図に示されるよ
うに、記録後に染料転写層４が染料受容層Ｂ側へ剥ぎ取
られてしまう。ところが、剥離性を高めるために離型剤
の含有量を多くすると、今度は受像基体Ａと染料受容層
Ｂとの間の接着力が弱くなって、第３図に示されるよう
に、記録後に染料受容層Ｂが染料転写層４側へ剥ぎ取ら
れてしまうという現象が起きる。
融着を防ぎ、記録後の剥離性を高めるために、染料受容
層Ｂ中にシリコーンオイル等の離型剤を含有させること
は、従来から知られているが、離型剤含有量が少ないと
きは、剥離性向上効果が不充分で、第２図に示されるよ
うに、記録後に染料転写層４が染料受容層Ｂ側へ剥ぎ取
られてしまう。ところが、剥離性を高めるために離型剤
の含有量を多くすると、今度は受像基体Ａと染料受容層
Ｂとの間の接着力が弱くなって、第３図に示されるよう
に、記録後に染料受容層Ｂが染料転写層４側へ剥ぎ取ら
れてしまうという現象が起きる。
しかしながら、本発明を受像媒体は、染料受容層Ｂに
おいて、シリコーンオイルの含有量に勾配をつけ、その
自由表面部側のＢ−２層に比較的多量のシリコーンオイ
ルが含有されているので、染料受容層Ｂと染料転写層４
との剥離性が高く、しかもその受像基体隣接部側のＢ−
１層には、比較的少量のシリコーンオイルしが含有され
ていないので、受像基体Ａと染料受容層Ｂとの接着力が
高く保たれ、受像基体Ａと染料受容層Ｂとの間での剥離
が防止される。
おいて、シリコーンオイルの含有量に勾配をつけ、その
自由表面部側のＢ−２層に比較的多量のシリコーンオイ
ルが含有されているので、染料受容層Ｂと染料転写層４
との剥離性が高く、しかもその受像基体隣接部側のＢ−
１層には、比較的少量のシリコーンオイルしが含有され
ていないので、受像基体Ａと染料受容層Ｂとの接着力が
高く保たれ、受像基体Ａと染料受容層Ｂとの間での剥離
が防止される。
本発明の染料受容層Ｂにおいて使用されるシリコーン
オイルとしては、例えば市販品として、信越化学社製の
KF96、KF99、KF410、KS707、KM780、KF393、KF857等や
トーレシリコーン社製のSF8417、SF8411、SH490、SH28P
A、SF8427、SR2101等が挙げられる。また、染料受容層
Ｂにおけるシリコーンオイルの含有量は、基体隣接部で
０〜２重量％、自由表面部で１〜20重量％の範囲が好ま
しい。なお、染料受容層Ｂにおける縦方向のシリコーン
オイル含有量の勾配は直線的であってもよいし、また段
階的であってもよい。
オイルとしては、例えば市販品として、信越化学社製の
KF96、KF99、KF410、KS707、KM780、KF393、KF857等や
トーレシリコーン社製のSF8417、SF8411、SH490、SH28P
A、SF8427、SR2101等が挙げられる。また、染料受容層
Ｂにおけるシリコーンオイルの含有量は、基体隣接部で
０〜２重量％、自由表面部で１〜20重量％の範囲が好ま
しい。なお、染料受容層Ｂにおける縦方向のシリコーン
オイル含有量の勾配は直線的であってもよいし、また段
階的であってもよい。
また、染料受容層Ｂにおいて使用される熱昇華性染料
が染着可能な樹脂しては、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリサルフォン、ポリスチレン、ポリビニルアル
コール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル
／酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリウレタン、ス
チレン／アクリル共重合体等が挙げられるが、特に塩化
ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂とポリエステル樹脂が
好ましい。
が染着可能な樹脂しては、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリサルフォン、ポリスチレン、ポリビニルアル
コール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル
／酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリウレタン、ス
チレン／アクリル共重合体等が挙げられるが、特に塩化
ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂とポリエステル樹脂が
好ましい。
なお、染料受容層中には、充填剤を含有させることも
できる。充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム等の白色顔料が挙げられ、その添加量は、該受
容層の樹脂量に対して、５〜60重量％が好ましい。その
他、染料受容層には、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤等を適宜含有させることができる。
できる。充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム等の白色顔料が挙げられ、その添加量は、該受
容層の樹脂量に対して、５〜60重量％が好ましい。その
他、染料受容層には、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤等を適宜含有させることができる。
また、本発明の受像媒体における基体Ａとしては、合
成紙、アート紙、上質紙、コート紙、グラビア紙、バラ
イタ紙、セルロース繊維紙、プラスチックフィルム等が
単独で又はそれらの積層体で、好適に使用される。
成紙、アート紙、上質紙、コート紙、グラビア紙、バラ
イタ紙、セルロース繊維紙、プラスチックフィルム等が
単独で又はそれらの積層体で、好適に使用される。
なお、上記基体上への染料受容層の塗布量は、固形分
量で0.1〜20g/m2が好適である。
量で0.1〜20g/m2が好適である。
本発明の昇華型熱転写用受像媒体は、熱昇華性染料が
染着可能な樹脂を主成分とし、更にシリコーンオイルを
含有する染料受容層を基体上に設け、しかも該受容層中
の自由表面部に比較的多量のシリコーンオイルを含有さ
せ且つ基体に隣接する部分に比較的少量のシリコーンオ
イルを含有させるように、シリコーンオイル含有量に勾
配をもたせた構成としたことから、記録後に染料転写層
が染料受容層側へ掃き取られることも且つ染料受容層が
染料転写層側へ剥ぎ取られることもなく、染料受容層と
染料転写層との間合（即ち受像媒体と転写記録媒体との
間）の剥離性が良好なものとなる。
染着可能な樹脂を主成分とし、更にシリコーンオイルを
含有する染料受容層を基体上に設け、しかも該受容層中
の自由表面部に比較的多量のシリコーンオイルを含有さ
せ且つ基体に隣接する部分に比較的少量のシリコーンオ
イルを含有させるように、シリコーンオイル含有量に勾
配をもたせた構成としたことから、記録後に染料転写層
が染料受容層側へ掃き取られることも且つ染料受容層が
染料転写層側へ剥ぎ取られることもなく、染料受容層と
染料転写層との間合（即ち受像媒体と転写記録媒体との
間）の剥離性が良好なものとなる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お以下において示す％および部はいずれも重量基準であ
る。
お以下において示す％および部はいずれも重量基準であ
る。
実施例１ 下記組成の混合物を、充分混合分散させ、受容層用塗
液〔Ａ−１〕及び〔Ａ−２液〕を調製した。
液〔Ａ−１〕及び〔Ａ−２液〕を調製した。
〔Ａ−１液〕 ポリエステル樹脂（商品名バイロン200;東洋紡績社
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） 0.1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ａ−２液〕 ポリエステル樹脂（商品名バイロン200;東洋紡績社
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） １部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 次に〔Ａ−１液〕をワイヤーバーを用いて、厚さ約15
0μｍの合成紙（商品名ユポFPG−150;王子油化合成紙社
製）上に塗布し、乾燥温度75℃で１分間乾燥した後、そ
の上に〔Ａ−２液〕を同様な方法で塗布し乾燥して、シ
リコーンオイル量の異なった２層からなる染料受容層を
もった、本発明の受像媒体を作成した。
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） 0.1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ａ−２液〕 ポリエステル樹脂（商品名バイロン200;東洋紡績社
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） １部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 次に〔Ａ−１液〕をワイヤーバーを用いて、厚さ約15
0μｍの合成紙（商品名ユポFPG−150;王子油化合成紙社
製）上に塗布し、乾燥温度75℃で１分間乾燥した後、そ
の上に〔Ａ−２液〕を同様な方法で塗布し乾燥して、シ
リコーンオイル量の異なった２層からなる染料受容層を
もった、本発明の受像媒体を作成した。
一方、昇華転写記録媒体として、バック層としてシリ
コーン硬化樹脂膜（厚さ約１μｍ）を設けた厚さ６μｍ
のPETフィルム上に、下記処方のインク層用塗液〔Ｂ
液〕を、約２μｍの厚さに塗布して、転写記録媒体を得
た。
コーン硬化樹脂膜（厚さ約１μｍ）を設けた厚さ６μｍ
のPETフィルム上に、下記処方のインク層用塗液〔Ｂ
液〕を、約２μｍの厚さに塗布して、転写記録媒体を得
た。
ポリビニルブチラール樹脂（商品名BX−1;積水化学社
製） 10部 シアン用昇華分散染料（商品名カヤセット714;日本化
薬社製） ６部 メチルエチルケトン 45部 トルエン 45部 得られた転写記録媒体と受像媒体とを、転写媒体のイ
ンク層と受像媒体の染料受容層とが対面するように重ね
合わせ、転写記録媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱
エネルギーを変えて、画像記録を行なった。なお、サー
マルヘッドの記録密度は６ドット/mmであり、記録出力
は0.42W/ドットであった。
製） 10部 シアン用昇華分散染料（商品名カヤセット714;日本化
薬社製） ６部 メチルエチルケトン 45部 トルエン 45部 得られた転写記録媒体と受像媒体とを、転写媒体のイ
ンク層と受像媒体の染料受容層とが対面するように重ね
合わせ、転写記録媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱
エネルギーを変えて、画像記録を行なった。なお、サー
マルヘッドの記録密度は６ドット/mmであり、記録出力
は0.42W/ドットであった。
実施例２ 実施例１において、〔Ａ−１液〕及び〔Ａ−２液〕の
代わりに下記〔Ｃ−１液〕〜〔Ｃ−３液〕を用い、前記
合成紙上に〔Ｃ−１液〕、〔Ｃ−２液〕、〔Ｃ−３液〕
の順に塗布乾燥した以外は、実施例１と同様にして、本
発明の受像層媒体を作成した。
代わりに下記〔Ｃ−１液〕〜〔Ｃ−３液〕を用い、前記
合成紙上に〔Ｃ−１液〕、〔Ｃ−２液〕、〔Ｃ−３液〕
の順に塗布乾燥した以外は、実施例１と同様にして、本
発明の受像層媒体を作成した。
〔Ｃ−１液〕 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂（商品名VYHH;
ユニオンカーバイド社製） 10部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ｃ−２液〕 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂（商品名VYHH;
ユニオンカーバイド社製） 10部 シリコーンオイル（商品名KF393;信越化学社製） 0.5部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ｃ−３液〕 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂（商品名VYHH;
ユニオンカーバイド社製） 10部 シリコーンオイル（商品名KF393;信越化学社製）１部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 続いて、実施例１と同様にして画像記録を行なった。
ユニオンカーバイド社製） 10部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ｃ−２液〕 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂（商品名VYHH;
ユニオンカーバイド社製） 10部 シリコーンオイル（商品名KF393;信越化学社製） 0.5部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 〔Ｃ−３液〕 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体樹脂（商品名VYHH;
ユニオンカーバイド社製） 10部 シリコーンオイル（商品名KF393;信越化学社製）１部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 続いて、実施例１と同様にして画像記録を行なった。
比較例１ 実施例１において、〔Ａ−１液〕及び〔Ａ−２液〕の
代わりに、下記〔Ｄ液〕を２回前記合成紙上に塗布した
以外は、実施例１と同様にして比較用の受像媒体を作成
し、且つ画像記録を行なった。
代わりに、下記〔Ｄ液〕を２回前記合成紙上に塗布した
以外は、実施例１と同様にして比較用の受像媒体を作成
し、且つ画像記録を行なった。
ポリエステル樹脂（商品名バイロン290;東洋紡績社
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） 0.5部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 比較例２ 実施例２において、〔Ｃ−１液〕〜〔Ｃ−３液〕を順
に用いた代わりに、〔Ｃ−３液〕を２回前記合成紙上に
塗布した以外は、実施例２と同様にして比較用の受像媒
体を作成し、且つ画像記録を行なった。
製） 10部 シリコーンオイル（商品名SF8417;トーレシリコーン
社製） 0.5部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 比較例２ 実施例２において、〔Ｃ−１液〕〜〔Ｃ−３液〕を順
に用いた代わりに、〔Ｃ−３液〕を２回前記合成紙上に
塗布した以外は、実施例２と同様にして比較用の受像媒
体を作成し、且つ画像記録を行なった。
以上の画像記録後の転写記録媒体及び受像媒体の表面
を目視で観察した。その結果を第１表に示す。
を目視で観察した。その結果を第１表に示す。
以上のことから、本発明の昇華型熱転写用受像媒体を
用いることにより、インクシートから受像媒体への剥離
物の融着もなく、しかも受像媒体からインクシートへの
剥離物の融着も起きないことが判る。
用いることにより、インクシートから受像媒体への剥離
物の融着もなく、しかも受像媒体からインクシートへの
剥離物の融着も起きないことが判る。
第１図は本発明に係る昇華型熱転写用受像媒体の受像機
構を示すための模式断面図であり、昇華転写記録媒体の
模式断面図も含んでいる。 Ａ……受像基体、Ｂ……染料受容層、１……サーマルヘ
ッド、２……転写記録媒体の耐熱層、３……転写記録媒
体の転写基体、４……転写記録媒体の染料転写層。 また、第２図は従来の受像媒体において、染料受像層中
の離型剤が少なくて、熱融着による剥離不良を起したと
きの受像媒体及び転写記録媒体の模式断面図であり、更
に第３図は従来の受像媒体において、染料受容層中の離
型剤が多くて、熱融着による剥離不良を起したときの受
像媒体及び転写記録媒体の模式断面図である。
構を示すための模式断面図であり、昇華転写記録媒体の
模式断面図も含んでいる。 Ａ……受像基体、Ｂ……染料受容層、１……サーマルヘ
ッド、２……転写記録媒体の耐熱層、３……転写記録媒
体の転写基体、４……転写記録媒体の染料転写層。 また、第２図は従来の受像媒体において、染料受像層中
の離型剤が少なくて、熱融着による剥離不良を起したと
きの受像媒体及び転写記録媒体の模式断面図であり、更
に第３図は従来の受像媒体において、染料受容層中の離
型剤が多くて、熱融着による剥離不良を起したときの受
像媒体及び転写記録媒体の模式断面図である。
フロントページの続き (72)発明者 望月 秀洋 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−87285（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−229690（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41M 5/38 - 5/40
Claims (1)
- 【請求項１】基本上に、熱昇華性染料が染着可能な樹脂
を主成分とし、更にシリコーンオイルを含有する染料受
容層を設けてなる受像媒体において、該染料受容層は高
濃度シリコーンオイル含有層と低濃度シリコーンオイル
含有層を積層したものからなり、かつ低濃度シリコーン
オイル含有層を基体隣接部側に位置させたことを特徴と
する昇華型熱転写用受像媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63190051A JP2979171B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 昇華型熱転写用受像媒体 |
| US07/386,255 US4931423A (en) | 1988-07-29 | 1989-07-28 | Image receiving medium for use with sublimation-type thermal image transfer recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63190051A JP2979171B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 昇華型熱転写用受像媒体 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0239995A JPH0239995A (ja) | 1990-02-08 |
| JP2979171B2 true JP2979171B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16251526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63190051A Expired - Fee Related JP2979171B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 昇華型熱転写用受像媒体 |
Country Status (2)
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| JP (1) | JP2979171B2 (ja) |
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- 1989-07-28 US US07/386,255 patent/US4931423A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4931423A (en) | 1990-06-05 |
| JPH0239995A (ja) | 1990-02-08 |
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