JP2880193B2 - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧エレベータの制御装置に係り、特に、起
動時の油圧エレベータの乗心地の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特開昭63−225082号公報に記載のよう
に、油圧エレベータの制御方式として、流量制御弁によ
る方式、ポンプ制御方式、及び、電動機回転数制御方式
がある。従来技術の主流は流量制御弁による方式であつ
たが、最近のパワーエレクトロニクスの進歩により、イ
ンバータ装置による電動機回転数制御方式が提案されて
きた。この方式は、インバータ装置によつて誘導電動機
を広範囲に速度制御し、電動機の回転数を制御すること
により、定吐出形ポンプの吐出量を可変制御するもので
ある。この場合、油圧ポンプは可逆回転可能なポンプ
で、エレベータの上昇、下降運転共に、電動機を回転制
御することになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、インバータ装置を用いた電動機回転
数制御方式油圧エレベータにおいて、エレベータ起動時
の乗かごの急激な振動を防止するために、油圧シリンダ
と油圧ポンプの間に第一の逆止弁、油圧ポンプと油圧タ
ンクとの間に第二の逆止弁を設けているが、この二つの
逆止弁は高価で、かつ、その二つの逆止弁の設計には自
由度がなく、ある特別な関係式に基づいて設計されねば
ならないという問題があつた。
本発明の目的は二つの高価な逆止弁を用いることな
く、安価で、かつ、起動時の乗心地を良好にする油圧エ
レベータの制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、下記の様に二つの圧力検
出器を用いて、起動時に電動機の制御を行うことによ
り、起動時のシヨツクを軽減したものである。すなわ
ち、かごをプランジヤを介して昇降させる油圧シリンダ
と逆止弁の間に第一の圧力検出器を設け、さらに、逆止
弁と油圧ポンプとの間に第二の圧力検出器を設け、起動
時に、両方の圧力の偏差が所定値以下となる、すなわ
ち、換言すると、ほぼ等しくなる様に、電動機を制御す
るようにしたものである。
〔作用〕
エレベータの停止中には、シリンダと逆止弁との間に
圧力は、かご重量と積載量で決まるある値P1があるが、
逆止弁と油圧ポンプの間の圧力は大気圧に等しくなる。
この状態で電動機を回転させ、油圧エレベータを速度制
御させると、起動時に大きなシヨツクが発生する。
今、エレベータの起動指令発生後、所定時間の後、発
生する速度指令があり、起動指令発生後、所定時間内
に、インバータ制御装置から成る制御装置で電動機を徐
々に回転させ、逆止弁と油圧ポンプとの間に備えた第二
の圧力検出器の出力が徐徐に大気圧から上昇し、つい
に、逆止弁と油圧シリンダ間に備えた第一の圧力検出器
の出力値近傍になつた時、すなわち、第一の圧力検出器
の出力と第二の圧力検出器の出力との偏差が所定値以下
となつた時、その圧力を保持するよう電動機を制御す
る。そして、所定時間経過後、速度指令が発生し、エレ
ベータを制御する。
また、上記は、所定時間経過後、速度指令が発生する
様にしたが、第二の圧力検出器の出力が第一の圧力検出
器の出力にほぼ等しくなつた時点ですなわち、第一の圧
力検出器の出力と第二の圧力検出器の出力との偏差が所
定値以下となつた時点で速度指令を発生させる様にして
も良い。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図,第2図を用いて説
明する。
第1図は本発明の全体構成図である。乗かご1はロー
プ4を介して駆動し、油圧シリンダ2内の作動軸を給排
することによりプランジヤ3を駆動し、乗かご1を昇降
させる。乗かご1には、乗かごの移動に伴い、パルスを
発生する第一のエンコーダENC1が取付けてあり、エレベ
ータの位置、速度信号として制御装置12に送信される。
逆止弁8は常時は逆止弁として働き、下降時、励磁コイ
ル8aが付勢されることにより、切り換えられて逆方向に
導通される電磁切換弁である。油圧ポンプ5は可逆回転
可能なポンプで一方のポートは逆止弁8を介してシリン
ダ2に接続され、他のポートは油圧タンク7に接続され
ている。油圧ポンプ5は三相誘導電動機6により駆動さ
れる。三相誘導電動機6はインバータを含む制御装置12
により回転制御し、電動機6は上昇時、及び、下降時
共、運転制御する。尚、制御装置12は周知のベクトル制
御を行うため、電動機6の回転数を検出する必要があ
り、電動機6の軸に直結した第二のロータリエンコーダ
ENC2が取付けられている。
さて、エレベータの呼が発生し、エレベータの起動指
令が発生すると、この時、逆止弁8とシリンダ2との間
の圧力P1と、逆止弁8と油圧ポンプ5との間の圧力P2
は大きく異なつている。通常は、圧力P2≒大気圧となつ
ている。
そこで、このまま特に下降運転を行うと、コンタクト
15が閉路して逆止弁の励磁コイル8aを励磁して逆止弁8
を導通状態にすると、作動油は、一気に、タンク7へ流
れ、その時の起動シヨツクは非常に大きいものとなる。
これを防止するため、油圧シリンダ2と逆止弁8の間に
第一の圧力検出器10を備え、逆止弁8と油圧ポンプ5と
の間に第二の圧力検出器11を備え、起動指令発生後、制
御装置12のインバータにより電動機6を上昇運転方向に
徐々に回転制御させる。するとポンプ5は作動油をタン
ク7より逆止弁8へ供給し、第荷の圧力検出器11の出力
は徐々に増加していく。そして、ついに第二の圧力検出
器11の圧力P2が、第一の圧力検出器10の圧力P1にほぼ等
しくなつた時点で(第一の圧力検出器の出力と第二の圧
力検出器の出力の偏差が所定値以下となつた時点)、制
御装置12はエレベータの速度指令を発生させ、かつ、逆
止弁用のコンタクト15を閉路して、電動機6を運転制御
する。この様子を第2図のタイムチヤートで示す。第2
図では第二の圧力検出器の出力が第一の圧力検出器の出
力値P1にほぼ等しくなつた時点で(第一の圧力検出器の
出力と第二の圧力検出器の出力の偏差が所定値以下とな
つた時点)、逆止弁用コンタクタ15をオンさせている
が、このタイミングより少し前にオンさせても良い。ま
た、コンタクタ15がオンした後、所定時限後速度指令を
発生させても良い。
第3図は、他の実施例で、全体構成図は第1図と同じ
であるので説明は省略する。
本例では、エレベータの起動指令発生後、所定時間T1
後に速度指令が発生し、また、コンタクタ15が閉路す
る。この所定時間T1以内に第二の圧力検出器11が第一の
圧力検出器10の出力とほぼ等しくなる時に(すなわち、
第一の圧力検出器の出力と第二の圧力検出器の出力との
偏差が所定値以下になる様に)電動機6をインバータを
含む制御装置12で圧力帰還する。
そして、両者の圧力が等しくなつたら、すなわち、両
者の偏差が所定値以下となつたらこの値を維持する様
に、電動機6を制御し、速度指令発生時に、上記の起動
時の圧力制御を取りやめても良い。
以上、述べた様に、本発明の実施例では、良好な起動
補償ができ起動遅れのタイミングが負荷によらず一定と
することが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、起動時の乗心地が大幅に改善でき、
良好な運転特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は第1図の
タイムチヤート、第3図は第1図の他の例のタイムチヤ
ートである。 2……シリンダ、3……プランジヤ、5……ポンプ、6
……三相誘導電動機、8……逆止弁、10……第一の圧力
検出器、11……第二の圧力検出器、12……制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 和利 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 松土 貴司 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−23169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 1/26 B66B 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗かごをプランジャを介して昇降させる油
    圧シリンダと、かごの昇降に際し、油圧タンクからこの
    油圧シリンダに油を供給あるいは排出する油圧ポンプ
    と、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとの間に設けた
    逆止弁と、前記油圧ポンプを正逆運転する電動機と、前
    記電動機を制御する制御装置を備えた油圧エレベータに
    おいて、前記逆止弁と油圧シリンダとの間に設けた第一
    の圧力検出器と、前記逆止弁と油圧ポンプとの間に設け
    た第二の圧力検出器と、エレベータの起動時に前記第一
    の圧力検出器の出力と前記第二の圧力検出器の出力との
    偏差が所定値以下となるように前記電動機を制御する手
    段と、前記第一の圧力検出器の出力と前記第二の圧力検
    出器の出力との偏差が所定値以下となつたことに応動し
    てエレベータの速度指令を発生する手段と、エレベータ
    の下降時に前記第一の圧力検出器の出力と前記第二の圧
    力検出器の出力との偏差が所定値以下となつたことに応
    動して前記逆止弁を導通状態にする手段を備えた油圧エ
    レベータの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、エレベータの起動指令
    発生から所定時限後にエレベータの速度指令を発生する
    手段と、前記所定時限内に前記第一の圧力検出器の出力
    と第二の圧力検出器の出力の偏差が所定値内になるよう
    に前記電動機を制御する手段を備えた油圧エレベータの
    制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記第一の圧
    力検出器の出力と前記第二の圧力検出器の出力との偏差
    が所定値以下となるように前記電動機に、漸次、増加す
    る起動補償トルクを発生させる手段を備えた油圧エレベ
    ータの制御装置。
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