JPH08319068A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents
油圧エレベータの制御装置Info
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- JPH08319068A JPH08319068A JP8090790A JP9079096A JPH08319068A JP H08319068 A JPH08319068 A JP H08319068A JP 8090790 A JP8090790 A JP 8090790A JP 9079096 A JP9079096 A JP 9079096A JP H08319068 A JPH08319068 A JP H08319068A
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- JP
- Japan
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- hydraulic
- control device
- pressure detector
- check valve
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- Elevator Control (AREA)
Abstract
のエンコーダと、三相誘導電動機の軸に連結されその回
転速度を検出する第二のエンコーダと、第一のエンコー
ダの出力によりエレベータの位置を検出し、第二のエン
コーダの出力を用いて電動機をベクトル制御する制御手
段を備える。
Description
御装置に係り、特に、インバータ制御を用いた油圧エレ
ベータ制御装置に関する。
に記載のように、油圧エレベータの制御方式として、流
量制御弁による方式,ポンプ制御方式、及び、電動機回
転数制御方式がある。従来技術の主流は流量制御弁によ
る方式であったが、最近のパワーエレクトロニクスの進
歩により、インバータ装置による電動機回転数制御方式
が提案されてきた。この方式は、インバータ装置によっ
て誘導電動機を広範囲に速度制御し、電動機の回転数を
制御することにより、定吐出形ポンプの吐出量を可変制
御するものである。この場合、油圧ポンプは可逆回転可
能なポンプで、エレベータの上昇,下降運転共に、電動
機を回転制御することになる。
機回転数制御方式油圧エレベータにおいて、インバータ
装置を用いて誘導電動機を広範囲に速度制御し、電動機
の回転数を制御することにより、ポンプの吐出量を可変
制御するものであるが、単に電動機を回転制御するだけ
ではエレベータの乗心地は良くならず、起動から停止に
至るまで、精密なトルク制御が必要になってくる。さら
に、ポンプには油漏れが発生しており、電動機の回転数
とエレベータの移動量は必ずしも等しくないという問題
があった。本発明の目的はエレベータの乗心地と着床制
御性能の優れた油圧エレベータの制御装置を提供するこ
とにある。
に、本発明は、乗かごの移動に伴ってパルスを発生する
第一のエンコーダと、ポンプを駆動する三相誘導電動機
の軸に連結されこの電動機の速度を検出する第二のエン
コーダと、第一のエンコーダによりエレベータの位置を
検出するとともに前記電動機の速度を検出する第二のパ
ルス発生器の速度信号によって前記電動機をベクトル制
御する手段を備えたことを特徴とする。油圧ポンプは、
良く知られているように、その特性上、油温と圧力によ
ってほぼ定まるある油漏れ量が存在する。従って、ロー
プ式エレベータのように、電動機の回転数とエレベータ
の移動量が等しい、という訳にはいかない。そこで、乗
かごの移動に伴ってパルスを発生する第一のエンコーダ
により正確なかご位置情報が制御装置に送信され、ポン
プを駆動する三相誘導電動機の速度は電動機の軸に連結
した第二のエンコーダにより正確に検出される。この速
度信号を用いて電動機はベクトル制御されるので、エレ
ベータの運転に必要なトルクを、起動から停止に至るま
で正確に制御することができる。
図2を用いて説明する。
1はロープ4を介して駆動され、油圧シリンダ2内の作
動軸を給排することによりプランジャ3を駆動し、乗か
ご1を昇降させる。乗かご1には、乗かごの移動に伴
い、パルスを発生する第一のエンコーダENC1が取付
けてあり、エレベータの位置、速度信号として制御装置
12に送信される。逆止弁8は常時は逆止弁として働
き、下降時、励磁コイル8aが付勢されることにより、
切り換えられて逆方向に導通される電磁切換弁である。
油圧ポンプ5は可逆回転可能なポンプで一方のポートは
逆止弁8を介してシリンダ2に接続され、他のポートは
油圧タンク7に接続されている。油圧ポンプ5は三相誘
導電動機6により駆動される。三相誘導電動機6はイン
バータを含む制御装置12により回転制御し、電動機6
は上昇時、及び、下降時共、運転制御する。尚、制御装
置12は周知のベクトル制御を行うため、電動機6の回
転数を検出する必要があり、電動機6の軸に直結した第
二のロータリエンコーダENC2が取付けられている。
ータの起動指令が発生すると、この時、逆止弁8とシリ
ンダ2との間の圧力P1 と、逆止弁8と油圧ポンプ5と
の間の圧力P2 とは大きく異なっている。通常は、圧力
P2 ≒大気圧となっている。そこで、このまま特に下降
運転を行うと、コンタクタ15が閉路して逆止弁の励磁
コイル8aを励磁して逆止弁8を導通状態にすると、作
動油は、一気に、タンク7へ流れ、その時の起動ショッ
クは非常に大きいものとなる。これを防止するため、油
圧シリンダ2と逆止弁8の間に第一の圧力検出器10を
備え、逆止弁8と油圧ポンプ5との間に第二の圧力検出
器11を備え、起動指令発生後、制御装置12のインバ
ータにより電動機6を上昇運転方向に徐々に回転制御さ
せる。するとポンプ5は作動油をタンク7より逆止弁8
へ供給し、第二の圧力検出器11の出力は徐々に増加し
ていく。そして、ついに第二の圧力検出器11の圧力P
2 が、第一の圧力検出器10の圧力P1 にほぼ等しくな
った時点で(第一の圧力検出器の出力と第二の圧力検出
器の出力の偏差が所定値以下となった時点)、制御装置
12はエレベータの速度指令を発生させ、かつ、逆止弁
用のコンタクタ15を閉路して、電動機6を運転制御す
る。この様子を図2のタイムチヤートで示す。図2では
第二の圧力検出器の出力が第一の圧力検出器の出力値P
1 にほぼ等しくなった時点で(第一の圧力検出器の出力
と第二の圧力検出器の出力の偏差が所定値以下となった
時点)、逆止弁用コンタクタ15をオンさせているが、
このタイミングより少し前にオンさせても良い。また、
コンタクタ15がオンした後、所定時限後速度指令を発
生させても良い。
と同じであるので説明は省略する。本例では、エレベー
タの起動指令発生後、所定時間T1 後に速度指令が発生
し、また、コンタクタ15が閉路する。この所定時間T
1 以内に第二の圧力検出器11が第一の圧力検出器10
の出力とほぼ等しくなる時に(すなわち、第一の圧力検
出器の出力と第二の圧力検出器の出力との偏差が所定値
以下になる様に)電動機6をインバータを含む制御装置
12で圧力帰還する。
なわち、両者の偏差が所定値以下となったらこの値を維
持する様に、電動機6を制御し、速度指令発生時に、上
記の起動時の圧力制御を取りやめても良い。
第一のエンコーダの出力によりエレベータの位置を検出
し、第二のエンコーダの出力を用いて三相誘導電動機を
ベクトル制御する制御手段を備えたことにより、油圧エ
レベータの良好な乗心地と正確な着床が可能となる。
幅に改善した油圧エレベータの制御装置が得られる。
誘導電動機、8…逆止弁、ENC1…第一のエンコー
ダ、ENC2…第二のエンコーダ、12…ベクトル制御
を行う制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】乗かごをプランジャを介して昇降させる油
圧シリンダと、かごの昇降に際し、油圧タンクからこの
油圧シリンダに油を供給あるいは排出する油圧ポンプ
と、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとの間に設けた
逆止弁と、前記油圧ポンプを正逆運転する電動機と、前
記電動機を制御する制御装置を備えた油圧エレベータに
おいて、前記電動機は三相誘導電動機であり、前記乗か
ごの移動に応じた出力を発生する第一のエンコーダと、
前記三相誘導電動機の軸に連結されこの誘導電動機の回
転速度を検出する第二のエンコーダと、前記第一のエン
コーダの出力によりエレベータの位置を検出し、前記第
二のエンコーダの出力を用いて前記電動機をベクトル制
御する制御手段を備えたことを特徴とする油圧エレベー
タの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090790A JPH08319068A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 油圧エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090790A JPH08319068A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 油圧エレベータの制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1242108A Division JP2880193B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 油圧エレベータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08319068A true JPH08319068A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14008392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090790A Pending JPH08319068A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 油圧エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08319068A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335981B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-05-10 | 장병우 | 유압 엘리베이터의 리레벨링 운전방법 |
JP2011063418A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Toshiba Elevator Co Ltd | 信号入出力制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373773A (ja) * | 1989-08-09 | 1991-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧エレベータの制御装置 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP8090790A patent/JPH08319068A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373773A (ja) * | 1989-08-09 | 1991-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧エレベータの制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335981B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-05-10 | 장병우 | 유압 엘리베이터의 리레벨링 운전방법 |
JP2011063418A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Toshiba Elevator Co Ltd | 信号入出力制御装置 |
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