JP2922074B2 - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents

油圧エレベーターの制御装置

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JP2922074B2 JP5024188A JP2418893A JP2922074B2 JP 2922074 B2 JP2922074 B2 JP 2922074B2 JP 5024188 A JP5024188 A JP 5024188A JP 2418893 A JP2418893 A JP 2418893A JP 2922074 B2 JP2922074 B2 JP 2922074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベーターの制
御装置に係り、特に、油圧エレベーターの乗りかごの速
度精度と、着床レベル精度とを改善することのできる油
圧エレベーターの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベーターの制御方式に関する従
来技術として、電動機回転数制御方式を使用するものが
知られている。
【0003】この従来技術は、乗りかごを昇降させる油
圧シリンダに、通常、逆止弁として働き、電磁コイルの
付勢により逆方向にも導通する電磁切替弁を介して圧油
を送る定吐出形ポンプを誘導電動機で駆動するものであ
り、誘導電動機を駆動するに当たり、電圧及び周波数を
変化させ、該電動機の回転数を広い範囲にわたって変化
させることにより、油圧ポンプの作動油の吐出量を可変
制御して乗りかごを昇降させるものである。
【0004】前記従来技術は、一般に、油圧ポンプに油
漏れが存在するため、油圧ポンプを回転させても乗りか
ごが起動されない範囲があり、起動指令発生と共に油圧
ポンプを駆動し、乗りかごを加速していくと、乗りかご
に起動ショックが発生し、乗り心地が悪いという問題点
を有している。
【0005】このような問題点を解決することのできる
従来技術として、油圧ポンプの作動油の漏れ量に相当す
る作動油の吐出を前もって行う制御、すなわち、乗りか
ごを起動させない程度の低速で電動機を運転するバイア
スパターン信号と乗りかごを走行させるパターン信号と
を重畳させ、乗りかごを円滑に起動させるという技術が
提案されている。
【0006】さらに、他の従来技術として、例えば、特
開昭61−55075号公報等に記載された技術が知ら
れている。
【0007】この従来技術は、油圧ポンプの油漏れ量を
正確に補正するため、乗りかごの重量が作動油に与える
圧力、油温及び漏れ係数を演算して、油圧ポンプの作動
油の漏れ量を補正した後、油圧ポンプの回転速度による
作動油漏れ量の変化分をも補正するというものである。
【0008】すなわち、この従来技術は、インバータ装
置を用いた電動機回転数制御方式の油圧エレベーターに
おいて、起動ショックを緩和するために、乗りかごの起
動前に、かごの重量が油に与える圧力、油温及び作動油
の漏れ係数を演算して得られるバイアスパターン信号を
電動機に与え、乗りかごの起動時に走行パターン信号を
加算させると共に、エレベーターの走行中、油圧ポンプ
の回転速度による作動油の漏れ量の変化分を補正すると
いうものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、作動
油の油圧ポンプからの漏れ量は、作動油の粘度、油圧ポ
ンプの出力圧力、油圧ポンプの漏れ係数により変化す
る。そして、乗りかごの走行中の油圧ポンプからの作動
油の漏れ量を考えた場合、エレベーターの運転中の作動
油の粘度、油圧ポンプの漏れ係数の変化は無視できるほ
ど小さいが、油圧ポンプの出力圧力及び負荷圧力は、乗
りかごの昇降に伴う油圧シリンダ内の作動油の体積変化
のために変化するため、起動時に求めたバイアスパター
ン、また、油圧ポンプの回転速度により補正された補正
バイアスパターンは、走行中の油圧ポンプの漏れ量を完
全に補正することのできないものである。
【0010】このため、前述の従来技術は、乗りかごの
速度制御に対して誤差が発生し、定常走行中の速度が変
動するという問題点を有し、また、乗りかごを停止させ
る場合に、低速走行速度が変動するため、停止点に到達
した時点の速度のばらつきのため、着床レベル誤差が大
きくなるという問題点を有している。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、正確な乗りかごの速度制御を行い、着床レベル
精度の高い油圧エレベーターの制御装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、乗りかごをプランジャを介して昇降させる油圧シリ
ンダと、乗りかごの昇降に際し、油タンクから前記油圧
シリンダに作動油を供給あるいは排出する油圧ポンプ
と、前記油圧シリンダと前記油圧ポンプとの間に設けら
れる逆止弁と、前記油圧ポンプを運転する電動機と、前
記逆止弁と油圧シリンダとの間に設けた第1の圧力検出
器と、前記逆止弁と油圧ポンプとの間に設けた第2の圧
力検出器と、エレベーターの速度指令発生手段と、該速
度指令発生手段からの速度指令に応じて前記電動機を速
度制御する制御装置とを備えて構成される油圧エレベー
ターにおいて、前記第1の圧力検出器の出力に基づく圧
力指令を圧力指令発生回路により発生させ、起動時に前
記圧力指令発生回路の出力と前記第2の圧力検出器の出
力との偏差が所定値以下となるように前記油圧ポンプの
出力圧力を制御して起動補償を行い、前記速度指令の立
上りに基づく前記乗りかごの起動後、前記乗りかごの走
行に伴う乗りかごの位置変化、負荷圧力の変化、あるい
は、前記油圧ポンプの吐出圧力を検出して前記起動補償
の値を補正することにより達成される。
【0013】
【作用】本発明による制御装置は、エレベーターの起動
指令発生後、第1の圧力検出器の出力により作成された
漸次増加する圧力指令を油圧制御系の入力として与え、
逆止弁と油圧シリンダとの間に備えた第2の圧力検出器
の出力と、前記圧力指令とを比較し、これらの偏差を演
算して得られる制御偏差値と、前記漸次増加する圧力指
令とにより、インバータ制御装置からなる制御装置を介
して電動機の回転数を徐々に大きくするように制御す
る。
【0014】そして、逆止弁と油圧ポンプとの間に備え
られた第2の圧力検出器の出力が徐々に大気圧から上昇
し、ついに、圧力指令発生回路の出力値近傍になったと
き、すなわち、圧力指令発生回路の出力と第2の圧力検
出器の出力との偏差が所定値以下となったとき、その圧
力、すなわち、起動補償値を保持するように電動機が制
御される。そして、乗りかごの起動後、前記乗りかごの
走行に伴う位置変化、負荷圧力の変化、あるいは、油圧
ポンプの吐出圧力を検出して前記起動補償値が補正され
る。
【0015】本発明は、前述のような制御方法により乗
りかごの制御を行っているので、負荷及び油温の影響を
受けることなく、良好な乗りかごの起動補償を行うこと
が可能となり、また、乗りかご走行中の油圧ポンプから
の作動油の漏れ量の変化に対応して補償量の補正を行っ
ているので、乗りかごの実速度を適正な速度指令に一致
させて、乗りかごの走行を制御することが可能となり、
さらに、着床レベル精度を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による油圧エレベーターの制御
装置の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の構成を示す図、
図2は制御装置内の油圧制御系の構成を示す図、図3は
動作を説明する各種特性を示す図である。図1、図2に
おいて、1は乗りかご、2は油圧シリンダ、3はプラン
ジャ、4はロープ、5は油圧ポンプ、6は三相誘導電動
機、7は油タンク、8は逆止弁、10は第1の圧力検出
器、11は第2の圧力検出器、12は制御装置、21は
圧力指令発生回路、22は定数器、31は起動補償値記
憶回路、41はバイアスパターン補正回路である。
【0018】図1に示す本発明の一実施例において、乗
りかご1は、油圧シリンダ2内の作動油を給排すること
により駆動されるプランジャ3の上部に設けられたプー
リーに巻掛けられたロープ4を介して駆動される。乗り
かご1には、乗りかご1の移動に伴い、パルスを発生す
る第1のエンコーダENC1が取り付けられており、こ
の第1のエンコーダENC1からの信号がエレベーター
の位置、速度信号として制御装置12に送信される。
【0019】また、逆止弁8は、常時は逆止弁として働
き、乗りかご1の下降時、励磁コイル8aが付勢される
ことにより、切換えられて逆方向に導通するようになる
電磁切替弁である。油圧ポンプ5は、可逆回転可能なポ
ンプであり、一方のポートは逆止弁8を介してシリンダ
2に接続され、他のポートは油圧タンク7に接続されて
いる。
【0020】油圧ポンプ5は、三相誘導電動機6により
駆動される。この三相誘導電動機6は、インバータを含
む制御装置12により回転制御され、乗りかご1の上昇
時、及び、下降時とも運転制御される。なお、制御装置
12は、周知のベクトル制御を行うため、三相誘導電動
機6の回転数を検出する必要があり、このため、三相誘
導電動機6の軸には、軸に直結した第2のロータリエン
コーダENC2が取り付けられている。
【0021】なお、前述の本発明の一実施例において、
9は安全装置であり、油圧ポンプ5と逆止弁8との間の
作動油の圧力が、異常に高くなつた場合に、その圧力を
減少させるために、作動油を油タンク7に逃すリリーフ
弁により構成される。
【0022】次に、前述のように構成される本発明の一
実施例の動作を説明する。
【0023】いま、乗りかご1が停止状態にあるものと
する。この場合、乗りかご1は、逆止弁8により止めら
れている油圧シリンダ2内の作動油により支持されてい
る。このため、この油圧シリンダ2内の油圧を示す第1
の圧力検出器10の圧力P1は、乗りかご1を支えるこ
とができる圧力となっている。一方、油圧ポンプ5は作
動していないので、逆止弁8から油圧ポンプ5側の作動
油の油圧を示す第2の圧力検出器11の圧力P2は、ほ
ぼ大気圧となっている。
【0024】このような状態で、エレベーターの呼びが
発生し、エレベーターの起動指令が発せられ、それによ
り、乗りかご1の下降運転が行われるものとする。
【0025】この場合、乗りかご1を下降運転するた
め、従来技術により説明したように、コンタクト15を
閉路して逆止弁の励磁コイル8aを励磁して逆止弁8を
導通状態とすると、油圧シリンダ2内の作動油は、一気
に、タンク7へ流れる。このとき、乗りかご1に対する
起動ショックは非常に大きいものとなる。
【0026】図1に示す本発明の実施例は、前述のよう
な乗りかご1の起動ショックを防止するため、油圧シリ
ンダ2と逆止弁8の間に第1の圧力検出器10を備え、
さらに、逆止弁8と油圧ポンプ5との間に第2の圧力検
出器11を備え、これらの検出器により検出された作動
油の圧力値を使用して、油圧ポンプ5を駆動する三相誘
導電動機6を制御するものである。
【0027】すなわち、起動指令発生後、制御装置12
は、その内部のインバータにより、電動機6を、乗りか
ご1を上昇運転方向に運転するように徐々に回転数を上
げるように制御する。これにより、ポンプ5は作動油を
タンク7より逆止弁8の方向に供給する。この結果、第
2の圧力検出器11の検出圧力P2は徐々に増加してい
く。そして、制御装置12は、この第2の圧力検出器1
1の検出圧力P2が、第1の圧力検出器10の検出圧力
P1にほぼ等しくなった時点、すなわち、第1の圧力検
出器の検出出力と第2の圧力検出器の検出出力の偏差が
所定値以下となった時点で、エレベーターの速度指令を
発生させ、かつ、逆止弁用のコンタクト15を閉路し
て、電動機6を運転制御する。
【0028】前述のような制御を行う制御装置12内の
油圧制御系は、図2に示すように構成されている。
【0029】この図2に示す油圧制御系は、起動指令発
生時に、油圧シリンダ2の圧力を検出する第1の圧力検
出器10からの出力値P1に基づいて圧力指令Psを生
成する圧力指令発生回路21と、この圧力指令Psと第
2の圧力検出器11の出力値Prとの差より電動機に対
する制御指令、すなわち、制御装置12の内部に設けら
れているインバータに対する制御指令である電動機回転
数指令Vbを生成する定数器22と、起動指令後のこの
制御指令Vbを起動補償回転数として記憶する記憶回路
31と、乗りかごの運転開始後にこの補償値に基づい
て、電動機の回転数補正を行うバイアスパターン補正回
路41とを含んで構成されている。
【0030】なお、図2において、K2〜K7は、油圧
制御系を構成する各機器の伝達関数であり、K2は電動
機6の、K5は電動機6に直結されている第2のエンコ
ーダENC2の、K3、K4は油圧ポンプ5の、K7は
油圧ポンプの漏れ量の、K6は第2の圧力検出器11の
伝達関数である。
【0031】圧力指令発生回路21は、起動指令発生時
における第1の圧力検出器10の検出圧力P1を基準値
として、圧力指令Psが、できるだけ速やかにこの基準
値となるように、その圧力指令を発生させる。
【0032】図2に示す油圧制御系により、電動機6の
回転数制御を行う場合の電動機回転数指令Vbは、定数
器22の利得定数をK1とした場合、 Vb=K1(Ps−Pr) (1) と表わすことができる。
【0033】起動指令が発せられるとき、切り換えスイ
ツチ51、52は閉路、53は開路された状態となって
おり、圧力指令発生回路21は、その圧力指令値が速や
かに圧力P1となるような指令を発する。制御回路12
は、第2の圧力検出器11の出力圧力Prが、前述の圧
力指令に追従するように三相誘導電動機6の回転数を制
御する。この結果、所定時間後に、第1の圧力検出器1
0の出力P1、すなわち、圧力指令Psと第2の圧力検
出器11の出力圧力Prとがほぼ等しくなる。
【0034】そして、第1の圧力検出器10の検出出力
Psと第2の圧力検出器11の出力圧力Prとがほぼ等
しくなったとき、または、起動指令の発生時点から所定
時間の後、制御装置12は、速度指令Vsを発生させ、
これにより、乗りかご1の運転制御を開始する。
【0035】制御装置12は、乗りかご1の運転制御を
開始した後、切り換えスイツチ51及び52を開路と
し、さらに切り換えスイツチ53を閉路とする。このと
き、バイアスパターン補正回路41は、作動油圧力P、
エレベーター起動後の移動距離ΔL、記憶回路31に記
憶されている起動補正回転数ω1、及び、予め記憶して
いた作動油密度ρを使用した演算を行い、補正バイアス
パターンを生成し、このバイアスパターンを電動機6に
対する速度指令に加算する。
【0036】次に、バイアスパターン補正回路41にお
けるバイアスパターンの補正方法について説明する。
【0037】油圧ポンプの吐出量Q0及び油圧ポンプの
漏れ量Qtは、次式のように表わすことができる。 Q0=K4×ω (2) Qt=K7×√(P/E) (3) 但し、 K4:ポンプ定数 ω:油圧ポンプ回転数 K7:油圧ポンプ漏れ定数 P:作動油圧力 E:エングラ粘度 である。
【0038】乗りかご1の昇降に伴い、油圧シリンダ内
の作動油の体積が変化するが、これによる負荷圧力及び
油圧ポンプの吐出圧力の変化は次式のようになる。 ΔP=ρ×ΔL (4) 但し、 ΔP:圧力変化 ρ:作動油の密度 ΔL:油圧シリンダの移動距離 である。
【0039】バイアスパターン補正回路41は、これら
をパラメータとして演算を行い、バイアスパターンの補
正を次式により行う。 ω2=f(ω1、P、ΔP) (5) 具体的には、例えば、 ω2=ω1×(P+ΔP)/P (6) の演算を行うことにより、補正バイアスパターンω2が
求められる。
【0040】すなわち、本発明の実施例によるエレベー
ターの制御装置は、乗りかご1の運転制御開始後、この
この補正バイアスパターンω2と乗りかご1に対する速
度指令Vsとにより、油圧ポンプ5を駆動する電動機6
に対する速度指令が与えられて、乗りかご1の運転を制
御することになる。
【0041】前述した本発明の一実施例によるエレベー
ターの制御時の、前述した各指令等の波形が図3に示さ
れている。
【0042】前述した本発明の実施例によれば、負荷及
び油温の変化による影響を受けることなく、良好なエレ
ベーターの起動補償を行うことが可能となり、また、走
行中の油圧ポンプの漏れ量の変化に対応した補償量の補
正を行っているので、乗りかごの実速度を適正な速度指
令に一致させて、乗りかごの走行を制御することが可能
となり、乗りかごの着床レベル精度を向上させることが
できる。
【0043】前述した本発明の実施例は、乗りかごの位
置変化を検出して走行中のバイアスパターンを補正する
構成としたが、本発明は、負荷圧力の変化あるいは、油
圧ポンプの吐出圧力を検出して走行中のバイアスパター
ンを同様に補正するようにすることもでき、同様な効果
を得ることができる。
【0044】また、前述した本発明の一実施例は、油圧
ポンプを駆動する電動機6の回転数を、圧力指令に従っ
て制御するとしたが、本発明は、電動機6のトルクを前
述した1式に従って制御するようにすることもできる。
【0045】また、圧力指令発生回路21の指令の立ち
上げは速いほどよく、エレベーターの起動指令発生後、
エレベーターの速度指令の発生までの時間所定の時限に
定め、この所定時限内に前記第2の圧力検出器の出力と
前記圧力指令発生回路の出力との偏差が所定値内になる
ように立ち上げるようにすることもできる。
【0046】さらに、前述した本発明の一実施例は、本
発明を間接式油圧エレベーターに適用したものとして説
明したが、本発明は、直接式油圧エレベーターに対して
も適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧エレベーターの良好な起動補償を行うことができ、油
圧エレベーターの乗りかごの速度精度と、着床レベル精
度とを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】制御装置内の油圧制御系の構成を示す図であ
る。
【図3】動作を説明する各種特性を示す図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 油圧シリンダ 3 プランジャ 4 ロープ 5 油圧ポンプ 6 三相誘導電動機 7 油タンク 8 逆止弁 10 第1の圧力検出器 11 第2の圧力検出器 12 制御装置 21 圧力指令発生回路 22 定数器 31 起動補償記憶回路 41 バイアスパターン補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−106785(JP,A) 特開 平3−83777(JP,A) 特開 平5−4780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 1/00 - 1/52 B66B 9/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごをプランジャを介して昇降させ
    る油圧シリンダと、乗りかごの昇降に際し、油タンクか
    ら前記油圧シリンダに作動油を供給あるいは排出する油
    圧ポンプと、前記油圧シリンダと前記油圧ポンプとの間
    に設けられる逆止弁と、前記油圧ポンプを運転する電動
    機と、前記逆止弁と油圧シリンダとの間に設けた第1の
    圧力検出器と、前記逆止弁と油圧ポンプとの間に設けた
    第2の圧力検出器と、エレベーターの速度指令発生手段
    と、該速度指令発生手段からの速度指令に応じて前記電
    動機を速度制御する制御装置とを備えて構成される油圧
    エレベーターにおいて、前記第1の圧力検出器の出力に
    基づく圧力指令を圧力指令発生回路により発生させ、起
    動時に前記圧力指令発生回路の出力と前記第2の圧力検
    出器の出力との偏差が所定値以下となるように前記油圧
    ポンプの出力圧力を制御して起動補償を行い、前記速度
    指令の立上りに基づく前記乗りかごの起動後、前記乗り
    かごの走行に伴う乗りかごの位置変化、負荷圧力の変
    化、あるいは、前記油圧ポンプの吐出圧力を検出して前
    記起動補償の値を補正することを特徴とする油圧エレベ
    ーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力指令発生回路の出力と前記第2
    の圧力検出器の出力との偏差が所定値以下となったと
    き、エレベーターの速度指令を発生させることを特徴と
    する請求項1記載の油圧エレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力指令発生回路の出力と前記第2
    の圧力検出器の出力との偏差が所定値以下となったと
    き、前記逆止弁を導通状態にして前記乗りかごを下降制
    御することを特徴とする請求項1または2記載の油圧エ
    レベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 エレベーターの起動指令発生から所定時
    限後エレベーターの速度指令を発生させ、前記所定時限
    内に前記第2の圧力検出器の出力と前記圧力指令発生回
    路の出力との偏差が所定値内になるように、前記電動機
    を制御することを特徴とする請求項1、2または3記載
    の油圧エレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力指令発生回路の出力と前記第2
    の圧力検出器の出力との偏差が所定値以下となるよう
    に、前記電動機に駆動補償トルクを印加することを特徴
    とする請求項1ないし4のうち1記載の油圧エレベータ
    ーの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力指令発生回路の出力と前記第2
    の圧力検出器の出力との偏差が所定値以下となるよう
    に、前記電動機の回転数制御を行うことを特徴とする請
    求項1ないし4のうち1記載の油圧エレベーターの制御
    装置。
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