JPH10226462A - 油圧式エレベーターの制御装置 - Google Patents

油圧式エレベーターの制御装置

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JPH10226462A
JPH10226462A JP9044904A JP4490497A JPH10226462A JP H10226462 A JPH10226462 A JP H10226462A JP 9044904 A JP9044904 A JP 9044904A JP 4490497 A JP4490497 A JP 4490497A JP H10226462 A JPH10226462 A JP H10226462A
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
elevator
oil
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP9044904A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsudo
貴司 松土
Shunsuke Mitsune
三根  俊介
Masaya Furuhashi
昌也 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10226462A publication Critical patent/JPH10226462A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベーターの起動時間を短縮すると共に、
起動時の乗り心地を良好にすることにある。 【解決手段】 第1の油圧ポンプ8ト主制御弁7の間に
接続する第2の制御弁20と、高圧油を蓄える蓄圧器2
1と、蓄圧器の油圧を検出する圧力検出器22と、蓄圧
器に圧油を供給する第2の油圧ポンプ23と、第2の油
圧ポンプを駆動する第2の電動機24を設ける。これに
より、エレベーター起動時に、蓄圧器から第2の制御弁
を介して油圧シリンダに高圧油を供給する。また、圧力
検出器の検出油圧値を基に第2の制御弁を制御して供給
圧油を調整する。また、蓄圧器の油圧が設定値を低下し
たとき、第2の油圧ポンプにより蓄圧器に圧油を蓄え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式エレベータ
ーの制御装置に係り、特に、油圧式エレベーターの起動
時の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧式エレベーターの起動時の制
御に関して、特開昭63−252885号公報に示され
るように、油圧シリンダと油圧ポンプとの間に設けた第
一の電磁切換弁と並列に設けたバイパス回路に第二の電
磁切換弁を設け、油圧シリンダからの圧油をこの第二の
電磁切換弁を介して油圧シリンダと油圧ポンプとの間に
設けた第一の電磁切換弁と油圧ポンプとの間の管路に供
給して、予圧し、エレベーター起動時の急激な振動を抑
制する方式がある。また、特開昭60−52480号公
報に示されるように、エレベーター起動時に油圧ポンプ
を乗りかご上昇方向に微速回転させ、油漏れ、圧力低下
相当分の油量を補い、その後電磁切換弁を開き、振動を
抑制する方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において、
前者は、第二の電磁切換弁によって予圧するとき、第二
の電磁切換弁の可変絞りや第一の電磁切換弁のソレノイ
ドの励磁をタイマー調整する必要があり、そのため、タ
イマー調整の煩わしさがあり、また、油温、負荷によっ
て乗り心地がばらつく、という問題があった。また、後
者は、エレベーター起動時、油圧ポンプを一旦乗りかご
の上昇方向に回転させ、制御弁と油圧ポンプとの間の管
路に作動油を供給し、圧力を上昇させた後、走行指令を
発生させるため、走行を開始するまでに時間がかかり、
サービス性が低下する、という問題があった。
【0004】本発明の課題は、エレベーターの起動時間
を短縮すると共に、起動時の乗り心地を良好にするに好
適な油圧式エレベーターの制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の油圧ポンプと主制御弁の間に接続する第2の
制御弁、または、主制御弁と油圧シリンダの間に接続す
る第2の制御弁と、高圧油を蓄える蓄圧器を設け、エレ
ベーター起動時に、蓄圧器から第2の制御弁を介して油
圧シリンダに高圧油を供給する。また、蓄圧器の油圧を
検出する圧力検出器を設け、圧力検出器の検出油圧値を
基に第2の制御弁を制御して供給圧油を調整する。ま
た、蓄圧器に圧油を供給する第2の油圧ポンプと、第2
の油圧ポンプを駆動する第2の電動機を設け、蓄圧器の
油圧が設定値を低下したとき、蓄圧器に圧油を蓄える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す油
圧式エレベーターの制御装置である。図1において、乗
りかご1は、その一端を地上に固定したロープ5、プー
リ4を介して1対2ローピング(勿論、2対4ローピン
グや他の方式でもよい。)され、油圧シリンダ2に油を
供給あるいは排出し、プランジャ3を押し上げ、下げる
ことにより、ロープ、プーリ6a、6bを介して昇降す
る。本実施形態の制御装置は、主制御弁7、第1の油圧
ポンプ8、第1の電動機9、油タンク10、インバータ
制御部12及びマイコン制御部13を有する制御部1
1、接触器14、第2の制御弁20、蓄圧器21、圧力
検出器22、第2の油圧ポンプ23、第2の電動機2
4、第1の逆止弁25、第2の逆止弁26、ロータリエ
ンコーダRE1、RE2からなる。
【0007】エレベーターの走行開始から着床直前まで
は、マイコン制御部13の指令に基づいてインバータ制
御部12が作動し、周知のインバータ制御により第1の
電動機9を回転駆動する。この第1の電動機9に直結し
た第1の油圧ポンプ8は主制御弁7を介して油タンク1
0から油圧シリンダ2に油を供給あるいは排出し、エレ
ベータを速度制御する。この際、乗りかご1の位置、速
度は、乗りかご1にロープ、プーリ6a、6bを介して
乗りかご1の移動と同期するロータリエンコーダRE1
が検出し、その出力パルスをマイコン制御部13に送信
する。また、第1の電動機9に取り付けられたロータリ
エンコーダRE2が第1の電動機9の速度を検出し、マ
イコン制御部13に送信する。マイコン制御部13はこ
れらの検出値を元にインバータ制御の制御性を向上させ
る。また、エレベーターの着床は、着床予定階のレベル
に対し、エレベーターが上方にあるときは、マイコン制
御部13の指令に基づいて第2の制御弁20を制御し、
油圧シリンダ2内の油を第2の制御弁20を介して油タ
ンク10に排出し、エレベーターを微速で下降させ、着
床制御する。これにより精密な着床制御が可能となる。
ここで、第2の制御弁20は、エレベーターの走行開始
から着床直前までの速度制御が行われているとき、閉塞
し、油タンク10に流れる排出油を阻止する。このよう
にして、エレベーターの走行開始から着床直前までの速
度制御及び着床制御が行われるが、エレベーターの走行
開始つまり起動に際し、第1の油圧ポンプ8の出力油圧
が油圧シリンダ2の油圧に上昇するには時間がかかり、
エレベーターの起動が遅れる。
【0008】そこで、本実施形態では、油圧シリンダ2
の油圧より高い高圧油を蓄える蓄圧器21を設け、蓄圧
器21を第2の制御弁20に接続し、第2の制御弁20
を第1の逆止弁25を介して第1の油圧ポンプ8と主制
御弁7の間に接続する。いま、エレベーターの走行開始
指令がマイコン制御部13から発せられると、前述した
ようにインバータ制御部12が起動し、第1の油圧ポン
プ8から油圧シリンダ2に油が供給される。同時に、マ
イコン制御部13から第2の制御弁20に起動指令が発
せられ、蓄圧器21から高圧油が第2の制御弁20と第
1の逆止弁25と主制御弁7を介して油圧シリンダ2に
供給される。この際、蓄圧器21の高圧油は油圧シリン
ダ2の油圧より高く設定してあるため、また、起動時の
第1の油圧ポンプ8から油圧シリンダ2に供給される出
力油圧は蓄圧器21の高圧油より低いため、油圧シリン
ダ2は、蓄圧器21の高圧油によって即時に作動し、エ
レベーターを素速く起動させる。この場合、圧力検出器
22が蓄圧器21の油圧を検出し、マイコン制御部13
に送り、マイコン制御部13では第2の制御弁20の開
度を制御し、蓄圧器21からの出力油圧を調整する。こ
れによりエレベーター起動時のショックを解消する。こ
のように、本実施形態では、起動時の第1の油圧ポンプ
8の出力油圧を蓄圧器21の高圧油によって起動補償す
ることにより、エレベーターの起動時間を短縮すること
ができ、また、蓄圧器21からの出力油圧を調整するこ
とにより、起動時の乗り心地を良好にすることができ
る。
【0009】また、本実施形態では、第2の油圧ポンプ
23、第2の電動機24を設け、第2の油圧ポンプ23
と油タンク10を第2の逆止弁26を介して蓄圧器21
に接続する。マイコン制御部13は、圧力検出器22が
検出した蓄圧器21の油圧が予め設定した値以下になる
と、接触器14を閉じ、第2の電動機24を駆動する。
蓄圧器21の圧力が設定値に達するまで、第2の油圧ポ
ンプ23を駆動して圧油を第2の逆止弁26を介して蓄
圧器21に蓄える。これによって、蓄圧器21の油圧が
所定値に維持される。
【0010】図2は、本発明の他の実施形態を示す。本
実施形態が図1の実施形態と異なるところは、第2の制
御弁20を第3の逆止弁25’を介して主制御弁7と油
圧シリンダ2の間に接続する点にある。そのため、マイ
コン制御部13から第2の制御弁20に起動指令が発せ
られると、蓄圧器21から高圧油が第2の制御弁20と
第3の逆止弁25’を介して油圧シリンダ2に供給され
ることになる。その他の構成は図1の実施形態と同様で
あり、図1の実施形態と同様な機能と効果を発揮する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エレベーターの起動時に、蓄圧された油により起動補償
を行うことによって、エレベーターの起動時間を短縮す
ることができ、また、蓄圧された油の供給圧を調整する
ことによって、起動時の乗り心地を良好にすることがで
きる。また、蓄圧器の油圧を監視することによって、常
時蓄圧器の油圧を所定値に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す油圧式エレベーター
の制御装置
【図2】本発明の他の実施形態
【符号の説明】
1…乗りかご 2…油圧シリンダ 3…プ
ランジャ 7…主制御弁 8…第1の油圧ポンプ 9…第
1の電動機 10…油タンク 11…制御部 12…
インバータ制御部 13…マイコン制御部 14…接触器 20…
第2の制御弁 21…蓄圧器 22…圧力検出器 23…
第2の油圧ポンプ 24…第2の電動機 25…第1の逆止弁 25’
…第3の逆止弁 26…第2の逆止弁 24…第2の電動機 RE1、RE2…ロータリエンコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごをプランジャを介して昇降させ
    る油圧シリンダと、前記乗りかごの昇降に際し、油タン
    クから前記油圧シリンダに油を供給あるいは排出する第
    1の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプと前記油圧シ
    リンダの間に設けた主制御弁と、前記第1の油圧ポンプ
    を駆動する第1の電動機と、エレベータを制御する制御
    部を備えた油圧式エレベータの制御装置において、前記
    第1の油圧ポンプと前記主制御弁の間に接続する第2の
    制御弁と、高圧油を蓄える蓄圧器を設け、エレベーター
    起動時に、前記蓄圧器から前記第2の制御弁を介して前
    記油圧シリンダに高圧油を供給することを特徴とする油
    圧式エレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 乗りかごをプランジャを介して昇降させ
    る油圧シリンダと、前記乗りかごの昇降に際し、油タン
    クから前記油圧シリンダに油を供給あるいは排出する第
    1の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプと前記油圧シ
    リンダの間に設けた主制御弁と、前記第1の油圧ポンプ
    を駆動する第1の電動機と、エレベータを制御する制御
    部を備えた油圧式エレベータの制御装置において、前記
    主制御弁と前記油圧シリンダの間に接続する第2の制御
    弁と、高圧油を蓄える蓄圧器を設け、エレベーター起動
    時に、前記蓄圧器から前記油圧シリンダに高圧油を供給
    することを特徴とする油圧式エレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    蓄圧器の油圧を検出する圧力検出器を設け、前記エレベ
    ータを制御する制御部は、前記圧力検出器の検出油圧値
    を基に前記第2の制御弁を制御して供給圧油を調整する
    ことを特徴とする油圧式エレベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、前記蓄圧器に圧油を供給する第2の油圧ポンプと、
    第2の油圧ポンプを駆動する第2の電動機を設け、前記
    蓄圧器の油圧が設定値を低下したとき、前記蓄圧器に圧
    油を蓄えることを特徴とする油圧式エレベーターの制御
    装置。
JP9044904A 1997-02-14 1997-02-14 油圧式エレベーターの制御装置 Pending JPH10226462A (ja)

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JP9044904A JPH10226462A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 油圧式エレベーターの制御装置

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JP9044904A JPH10226462A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 油圧式エレベーターの制御装置

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JP (1) JPH10226462A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106335833A (zh) * 2015-07-08 2017-01-18 株式会社日成Eng 使作战部署设备的升降机长距离升降的自动紧急升降装置
US10246302B2 (en) 2014-06-16 2019-04-02 Thyssenkrupp Elevator Corporation Auxiliary pumping unit

Cited By (2)

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Effective date: 20040324