JP2879450B2 - マイクロウェーブ吸収発熱体 - Google Patents

マイクロウェーブ吸収発熱体

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はマイクロウェーブの吸収効率を向上させて発
熱量の増大を図ったマイクロウェーブ吸収発熱体に関す
るものである。
従来の技術 従来、緻密なる焼結体としたセラミック素地は気孔率
が極めて小となることによりマイクロウェーブの透過性
も小となり、又マイクロウェーブは誘電体に照射すると
該誘電体の構成分子が振動(毎秒24憶5千万回)して誘
電体自体が発熱する特徴を有しており、例えば上記セラ
ミック素地表面にマイクロウェーブの吸収発熱層をコー
ティング形成してマイクロウェーブ吸収発熱体とすれ
ば、マイクロウェーブの入射地点での吸収発熱層による
発熱だけでセラミック素地を加熱する為、該セラミック
素地の加熱に時間を要すると共に、マイクロウェーブが
セラミック素地内にて減衰して透過しない為、マイクロ
ウェーブの特徴を活用出来ず、よって熱効率が非常に悪
い欠点を有している。
又、マイクロウェーブ透過性材質よりなる鍋等の陶製
容器内面にマイクロウェーブの吸収発熱層をコーティン
グ形成したものもあるが、かかる容器に於いてはマイク
ロウェーブの照射量に対する吸収発熱層の発熱量が一定
となると共に、上記容器に蓋をして保温措置を講じなけ
れば蓄熱されず大部分が放熱し、よって容器が赤熱化し
ない欠点を有している。
発明が解決しようとする課題 本発明は素焼工程により形成した球状のセラミック素
地又は素焼或いは完全焼結工程によりハニカム状に形成
した球状のセラミック素地にマイクロウェーブ吸収発熱
層をコーティング形成して、マイクロウェーブ透過性材
料よりなる容器内に多数重ね合わせて収容する様にした
ことにより、マイクロウェーブの入射地点及び透過地点
において吸収発熱層が発熱して熱効率の向上を図り、又
蓋を取り外した状態の容器に収容しても上記した如く熱
効率大なると共に、該本体間の空気層が加熱昇温するこ
とにより保温効果が向上して本体内に蓄熱されて赤熱状
態と成すことが出来るマイクロウェーブ吸収発熱体を提
供せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、素焼工程において形成した
球状のセラミック素地表面にマイクロウェーブの吸収発
熱層をコーティング形成して、マイクロウェーブ透過性
材料よりなる容器内に多数重ね合わせて収容する様にし
たもの、及びセラミック素地を素焼或いは完全焼結工程
によりハニカム状に形成したマイクロウェーブ吸収発熱
体を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
作 用 本発明はマイクロウェーブを本体に照射し、吸収発熱
層がマイクロウェーブを吸収して発熱し、それによりセ
ラミック素地が加熱されると共に、更に前記吸収発熱層
にて吸収しきれない余剰のマイクロウェーブがセラミッ
ク素地内を透過し反対側の吸収発熱層により吸収して発
熱し、それによりセラミック素地が均一に加熱されて赤
熱状態となるのである。
又、セラミック素地をハニカム状に形成することによ
り、該セラミック素地が有する孔内の空気の加熱昇温に
より保温するのである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本発明に係るマイクロウェーブ吸収発熱体の本体
であり、該本体1は800℃〜850℃程度で焼成する素焼工
程により極小孔が無数に発生して気孔率大となると共
に、構成粒子が若干焼結してある程度の強度を有する球
状のセラミック素地2表面にSiC(炭化珪素)等よりな
るマイクロウェーブMの吸収発熱層3をコーティング形
成している。
又、第2の発明に於けるセラミック素地2は素焼或い
は完全焼結工程においてハニカム状に形成している。
次に本発明に係るマイクロウェーブ吸収発熱体の作用
について説明すると、 マイクロウェーブMを本体1に照射し、吸収発熱層3
がマイクロウェーブMを入射地点Aにおいて吸収すると
共に熱エネルギーに変換して発熱し、それによりセラミ
ック素地2が加熱されると共に、更に吸収発熱層3によ
り吸収しきれない余剰のマイクロウェーブMがセラミッ
ク素地2内を透過して反対側の吸収発熱層3の透過地点
Bにおいて吸収されると共に熱エネルギーに変換されて
発熱し、それによりセラミック素地2が均一に加熱され
て赤熱状態となるのである。
又、セラミック素地2をハニカム状に形成すれば、吸
収発熱層3がマイクロウェーブMの照射により発熱して
セラミック素地2が加熱されると共に、該セラミック素
地2が有する孔内の空気の加熱昇温により保温するので
ある。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、素焼工程において形成した球状の
セラミック素地2表面にマイクロウェーブMの吸収発熱
層3をコーティング形成したので、セラミック素地2を
素焼工程にして形成してマイクロウェーブMの透過率大
と成したことにより、マイクロウェーブMの入射時及び
透過時にマイクロウェーブMが吸収発熱層3により熱エ
ネルギーに変換されるため、熱効率の向上を図ることが
出来、且つセラミック素地2が均一に加熱されるため、
セラミック素地2を赤熱化させることが出来る。
又、本体1をマイクロウェーブ透過性材料よりなる容
器内に多数重ね合わせて収容する様にしたので、かかる
容器内に被加熱物を収容してマイクロウェーブMを照射
すれば、たとえ容器に蓋を装着せずとも、本体1は上記
した効果と同様にして熱効率の向上を図ると共に、吸収
発熱層3の総表面積が大となることにより発熱量の増大
を図り、更に本体1間に発生する空気層が本体1の発熱
で加熱昇温し、かかる空気層により保温効果をより向上
させることが出来る為、本体1内に蓄熱されて該本体1
を更に容易に赤熱化させることが出来、よって本体1か
ら放出される輻射熱、遠赤外線及び容器を透過したマイ
クロウェーブMにより被加熱物の表面を加熱すると共
に、被加熱物を内部からも加熱することが出来るため、
被加熱物を効率良く加熱することが出来る。
又、セラミック素地2を素焼或いは完全焼結工程によ
りハニカム状に形成したので、上述した効果に加えて、
表面積大なることにより吸収発熱層3による発熱量の増
大を図り、又完全焼結してもハニカム状に形成すること
により、セラミック素地2内には多数の孔が存在する
為、たとえセラミック素地が完全焼結されたとしても孔
間のセラミック素地2の肉厚は薄くなり、よってマイク
ロウェーブMが透過性大となると共に、上記孔内の空気
が本体1の発熱で加熱昇温し、よって該本体1の保温効
果を向上させることが出来る等その実用的効果甚だ大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係るマイクロウェーブ吸収発熱体の断
面図である。 2セラミック素地、3吸収発熱層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素焼工程において形成した球状のセラミッ
    ク素地表面にマイクロウェーブの吸収発熱層をコーティ
    ング形成して、マイクロウェーブ透過性材料よりなる容
    器内に多数重ね合わせて収容する様にしたことを特徴と
    するマイクロウェーブ吸収発熱体。
  2. 【請求項2】セラミック素地を素焼或いは完全焼結工程
    によりハニカム状に形成したことを特徴とする請求項1
    記載のマイクロウェーブ吸収発熱体。
JP20415389A 1989-08-07 1989-08-07 マイクロウェーブ吸収発熱体 Expired - Fee Related JP2879450B2 (ja)

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