JP2879004B2 - 文字発生方法および文字発生装置 - Google Patents

文字発生方法および文字発生装置

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JP2879004B2
JP2879004B2 JP7322500A JP32250095A JP2879004B2 JP 2879004 B2 JP2879004 B2 JP 2879004B2 JP 7322500 A JP7322500 A JP 7322500A JP 32250095 A JP32250095 A JP 32250095A JP 2879004 B2 JP2879004 B2 JP 2879004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉鎖された輪郭線
からなるアウトラインフォントの内側に、単線からなる
単線ストロークフォントを入れた文字を発生する文字発
生方法および文字発生装置に関するものである。特に、
本発明は、チラシ、パンフレット、広報誌、新聞のタイ
トル、あるいは見出し等に使用した際に、読者に強い印
象を与えるための文字発生方法および文字発生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷または表示される文字には、明朝
体、ゴシック体、教科書体、・・・等の書体があり、こ
れらの各書体の中に線幅の太いものと細いものがある。
線幅を変えた文字は、文章の読み手に与える印象に強弱
を与えるためであり、同一の文字であっても、数種類の
サイズとこの1文字サイズに対してさらに数種類の線幅
の文字がそれぞれデザインされている。
【0003】読者に対して強い印象を与える必要がある
チラシ、パンフレット、広報誌、新聞のタイトル、ある
いは見出し等に使用される書体は、近年、多く開発され
るようになった。その中でも特に、アウトラインフォン
トの内側に単線ストロークフォントが入った書体があ
る。この書体は、アウトラインフォントの内側を白抜き
にしたものの中に、黒の単線ストロークが入ったもの
と、アウトラインフォントの内側を黒で塗ったものの中
に、白の単線ストロークが入ったものとがある。上記い
ずれの書体も、チラシ、パンフレット、広報誌、新聞の
タイトル、あるいは見出し等に使用されると、読者に強
い印象を与えると共に、目が引かれ易くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
アウトラインフォントの内側に単線ストロークが入った
書体は、文字の複雑さ(たとえば、白と黒を交互に繰り
返す)によって、そのデータの記憶容量が多くなるとい
う欠点を有する。また、上記書体は、チラシ、パンフレ
ット、広報誌、新聞のタイトル、あるいは見出し等にの
み使用されるだけである。したがって、上記書体は、デ
ータの記憶容量が多いにもかかわらず、使用頻度が少な
いという欠点を有している。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、アウトラインフォントデータと単線ストロ
ークフォントとをそれぞれ記憶しておき、アウトライン
フォント、単線ストロークフォント、アウトラインフォ
ントの内側に単線ストロークフォントの入ったもの、お
よびこれらの書体で白黒あるいは色の異なる書体等多種
類の書体を作成する文字発生方法および文字発生装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1発明) 本発明の文字発生方法は、アウトラインフォント内に単
線ストロークフォントを入れた文字を発生するもので、
アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
れた文字を発生するための指示を行うことにより、アウ
トラインフォントデータが記憶されているアウトライン
フォント記憶装置からアウトラインフォントデータを読
み出し、次に、上記アウトラインフォントデータを基に
して、アウトラインフォントの内側を白抜きにした文字
を生成し、一方、上記指示によって、単線ストロークフ
ォントデータが記憶されている単線ストロークフォント
記憶装置から上記アウトラインフォント内に入れるため
の単線ストロークフォントデータを読み出し、上記白抜
きされたアウトラインフォントの内側に上記単線ストロ
ークフォントが入るように合成することを特徴とする。
【0007】 (第2発明) 本発明の文字発生方法は、アウトラインフォント内に単
線ストロークフォントを入れた文字を発生するもので、
アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
れた文字を発生するための指示を行うことにより、アウ
トラインフォントデータが記憶されているアウトライン
フォント記憶装置からアウトラインフォントデータを読
み出し、次に、上記アウトラインフォントデータを基に
して、アウトラインフォントの内側を黒塗りにした文字
を生成し、一方、上記指示によって、単線ストロークフ
ォントデータが記憶されている単線ストロークフォント
記憶装置から上記アウトラインフォント内に入れるため
の単線ストロークフォントデータを読み出した後、黒白
を反転し、上記黒塗りにしたアウトラインフォントの内
側に白色の単線ストロークフォントが入るように合成す
ることを特徴とする。
【0008】(第3発明)本発明の文字発生方法は、単
線ストロークフォントを含むアウトラインフォントの内
側をぼかす処理を施すことを特徴とする。
【0009】(第4発明)本発明の文字発生方法は、白
黒に変えて他の色から構成される文字を発生することを
特徴とする。
【0010】(第5発明)本発明の文字発生装置は、ア
ウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入れ
た文字を発生するものであり、アウトラインフォント内
に単線ストロークフォントを入れた文字を発生するため
の指示があるか否かを選択する選択回路112と、入力
された文字のアドレスにしたがって、アウトラインフォ
ント記憶装置114からアウトラインフォントデータを
読み出して、一時記憶する第1の一文字分バッファメモ
リ115と、第1の一文字分バッファメモリ115に記
憶されたアウトラインフォントの内側を白抜きまたは黒
塗りにした文字を生成するためのアウトラインフォント
の色塗り回路116と、入力された文字のアドレスにし
たがって、単線ストロークフォント記憶装置119から
単線ストロークフォントデータを読み出して、一時記憶
する第2の一文字分バッファメモリ120と、第1およ
び第2の一文字分バッファメモリ115、120に記憶
されている各データに基づいて、上記白抜きまたは黒塗
りされたアウトラインフォントの内側に反対色の単線ス
トロークフォントが入るように合成する合成回路123
とから構成されることを特徴とする。
【0011】(第6発明)本発明の文字発生装置は、ア
ウトラインフォント内に入れる単線ストロークフォント
の幅を変えるための線幅選択回路121を備えたことを
特徴とする。
【0012】(第7発明)本発明の文字発生装置におけ
るアウトラインフォントの色塗り回路116は、単線ス
トロークフォントを含むアウトラインフォントの内側を
ぼかす処理機能を備えていることを特徴とする。
【0013】 (第8発明) 本発明の文字発生装置におけるアウトラインフォントお
よび単線ストロークフォントは、白黒以外の他の色で構
成された文字を発生するためのデータが記憶されている
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本出願人は、アウトラインフォン
ト内に単線ストロークを入れた文字は、データとしての
記憶容量が多いにもかかわらず、使用される頻度の少な
いことに着目し、上記文字を発生する際に、両者を合成
することによって、二種類の書体から多くの書体を作成
することができることを発見した。すなわち、本発明
は、白抜きアウトラインフォント、黒塗りアウトライン
フォント、単線ストロークフォント、白抜きアウトライ
ンフォントの内側に黒単線ストロークフォント、黒塗り
アウトラインフォントの内側に白単線ストロークフォン
ト、黒塗りアウトラインフォントの内側に線幅の異なる
白単線ストロークフォント、黒塗りアウトラインフォン
トに白単線ストロークフォントで内部をぼかした書体、
あるいは白黒の代わりに異なる色を塗ったアウトライン
フォントと単線ストローク等多くの種類が簡単に作成で
きる。
【0015】(第1発明)第1発明は、まず、アウトラ
インフォント内に単線ストロークフォントを入れた文字
を発生させるための指示をキーボードによって与える。
次に、入力された文字のアドレスによって、アウトライ
ンフォント記憶装置からアウトラインフォントデータが
読み出される。その後、アウトラインフォントは、その
内側が白抜きにされた文字とする。一方、上記指示によ
って、アウトラインフォント内に入れるため、前記アウ
トラインフォントと同じ書体からなる単線ストロークフ
ォントは、単線ストロークフォント記憶装置から読み出
される。そして、アウトラインフォント内に単線ストロ
ークフォントを入れた文字は、上記白抜きにされたアウ
トラインフォントの内側に単線ストロークフォントが入
るように合成される。
【0016】(第2発明)第2発明は、第1発明と同様
にアウトラインフォントデータが読み出された後、その
内側を黒で塗る。一方、アウトラインフォント内に入れ
るため、前記アウトラインフォントと同じ書体からなる
単線ストロークフォントは、単線ストロークフォント記
憶装置から読み出された後、黒の単線ストロークを白に
反転させる。そして、上記黒塗りにしたアウトラインフ
ォントの内側に白色の単線ストロークフォントが入るよ
うに合成する。
【0017】(第3発明および第7発明)黒に塗られた
アウトラインフォントの内側をたとえば、灰色にぼかす
と共に、白い単線ストロークフォントの輪郭線をぼかす
ための処理を施す。このような書体を発生することによ
って、アウトラインフォントと単線ストロークフォント
から異なる印象の書体が作成できる。
【0018】(第4発明および第8発明)一般的には、
白抜きと黒塗りの文字が多いが、白および黒に変えて複
数の色の中から指定された色で、アウトラインフォント
の内側を塗り、他の色の単線ストロークを合成すること
もできる。
【0019】(第5発明)ユーザは、文字発生装置にお
けるキーボードによって、アウトラインフォント内に単
線ストロークフォントを入れた文字を発生するための指
示を行うと共に、所望の文字を入力する。選択回路は、
アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
れた文字を発生するための指示があるか否かを判別す
る。選択回路がアウトラインフォント内に単線ストロー
クを入れた文字の要求があると判断した場合、アウトラ
インフォント記憶装置から、入力された文字のアドレス
にしたがって、アウトラインフォントデータが読み出さ
れる。読み出されたアウトラインフォントデータは、第
1の一文字分バッファメモリに、アウトラインフォント
をビットマップにして一時記憶される。第1の一文字分
バッファメモリに記憶されたアウトラインフォントは、
アウトラインフォントの色塗り回路によって、アウトラ
インフォントの内側を白抜きまたは黒塗りとする。一
方、入力された文字のアドレスにしたがって、単線スト
ロークフォント記憶装置から単線ストロークフォントデ
ータが読み出され、単線ストロークフォントとして、第
2の一文字分バッファメモリに一時記憶される。次に、
合成回路は、第1および第2の一文字分バッファメモリ
に記憶されている各データに基づいて、上記白抜きまた
は黒塗りされたアウトラインフォントの内側に反対色の
単線ストロークフォントが入るように合成する。
【0020】 (第6発明) アウトラインフォント内に入れる単線ストロークフォン
トの線幅は、見る者に対して印象を変えるために、線幅
選択回路によって変えられるようになっている。
【0021】
【実 施 例】図1は本発明の実施例を説明するための
ブロック構成図である。図1において、文字発生装置
は、通常のアウトラインフォントを発生する手段と、単
線ストロークフォントを発生する手段と、アウトライン
フォントと単線ストロークフォントとを合成する手段
と、これらの手段を制御する図示されていない制御手段
と、色を塗るためのアウトラインフォントの色塗り回
路、あるいは線幅を変える線幅選択回路とから構成され
る。
【0022】図1において、アウトラインフォントを発
生する手段は、文字やフォントの種類、色、あるいは線
幅を指定するためのキーボード111と、当該キーボー
ド111によって、指示したフォントがアウトラインフ
ォントであるか、単線ストロークフォントであるか、あ
るいはアウトラインフォントの内側に単線ストロークフ
ォントが入った書体であるか等を選択する選択回路11
2と、前記キーボード111によって入力された所望の
文字に対するアウトラインフォントのアドレスを発生す
るアウトラインフォントアドレス発生回路113と、当
該アウトラインフォントアドレス発生回路113によっ
て発生したアドレスにアウトラインフォントデータを記
憶しているアウトラインフォント記憶装置114と、入
力された文字に対するアウトラインフォントデータをア
ウトラインフォントとして一時記憶する第1の一文字分
バッファメモリ115と、当該第1の一文字分バッファ
メモリ115に記憶されているアウトラインフォントの
内側に色を塗るアウトラインフォントの色塗り回路11
6と、当該色塗り回路116によって色が塗られたアウ
トラインフォントを出力する出力回路117とから構成
される。
【0023】単線ストロークフォントを発生する手段
は、入力された文字における単線ストロークフォントの
アドレスを発生する単線ストロークフォントアドレス発
生回路118と、当該単線ストロークフォントアドレス
発生回路118によって発生したアドレスに単線ストロ
ークフォントデータを記憶している単線ストロークフォ
ント記憶装置119と、入力された文字に対する単線ス
トロークフォントデータを単線ストロークフォントとし
て一時記憶する第2の一文字分バッファメモリ120
と、当該第2の一文字分バッファメモリ120に記憶さ
れている単線ストロークフォントの線幅を変える線幅選
択回路121と、上記単線ストロークフォントの色を選
択する単線ストロークフォントの色選択回路122と、
線幅と色を付けられた単線ストロークフォントを出力す
る出力回路117とから構成されている。
【0024】アウトラインフォントと単線ストロークフ
ォントとを合成する手段は、第1の一文字分バッファメ
モリ115に記憶された色が塗られたアウトラインフォ
ントと、第2の一文字分バッファメモリ120に記憶さ
れた色が付いた、必要に応じて線幅が変えられた単線ス
トロークフォントとを合成する合成回路123と、合成
されたアウトラインフォントの内側に単線ストロークフ
ォントを入れた書体として出力する出力回路117とか
ら構成される。
【0025】次に、図1のブロック構成図と図2および
図3のフローチャートとを基にして、本実施例をさらに
詳細に説明する。図2は本発明の実施例を説明するため
のフローチャートである。図3は本発明の実施例を説明
するためのフローチャートで、図2における(a)と図
3における(a)とがそれぞれ接続されている。ユーザ
は、所望の文字をアウトラインフォントで作成するため
の指示をキーボード111によって与える(ステップ2
11)。次に、ユーザは、キーボード111によって、
所望の文字、およびその色、あるいは線幅等を入力する
(ステップ212)。図示されていない制御手段は、選
択回路112によって、アウトラインフォントで文字を
作成するか否かを調べさせる(ステップ213)。
【0026】制御手段は、選択回路112によって、ア
ウトラインフォントで文字を作成するための指示が与え
られていると判断した場合、アウトラインフォントアド
レス発生回路113によって発生したアドレスに格納さ
れているアウトラインフォントデータをアウトラインフ
ォント記憶装置114から読み出して、第1の一文字分
バッファメモリ115にアウトラインフォントとして記
憶させる(ステップ214)。制御手段は、キーボード
111によって指定されたアウトラインフォントの内側
が黒であるか否かを調べる(ステップ215)。
【0027】制御手段は、選択回路112によって、ア
ウトラインフォントの内側が黒であると判断した場合、
アウトラインフォントの内側を黒に塗り潰すようにアウ
トラインフォントの色塗り回路116に処理を行わせる
(ステップ216)。アウトラインフォントの色塗り回
路116は、たとえば、ノンゼロワインディング方式等
によって行われるが、他の周知の方法を採用できる。制
御手段は、選択回路112によって、アウトラインフォ
ントの内側が黒でないと判断した場合、アウトラインフ
ォントの色塗り回路116にアウトラインフォントの内
側を白抜きとするための処理を行わせる(ステップ21
7)。
【0028】制御手段は、出力回路117によって、ス
テップ216およびステップ217において作成され
た、黒塗りまたは白抜きのアウトラインフォントを印刷
またはディスプレイに表示できるような処理を行わせる
(ステップ218)。ステップ213において、制御手
段は、選択回路112によって、アウトラインフォント
の選択でないと判断した場合、単線ストロークフォント
の選択であるか否かを調べる(ステップ219)。制御
手段は、選択回路112によって、単線ストロークフォ
ントが選択されていると判断した場合、文字入力によっ
て発生したアドレスに従って、単線ストロークフォント
を単線ストロークフォント記憶装置119から読み出す
(ステップ220)。
【0029】制御手段は、単線ストロークフォントの色
選択回路122によって、キーボード111で、単線ス
トロークフォントの色を黒に指示しているか否かを調べ
させる(ステップ221)。上記結果、制御手段は、単
線ストロークフォントに黒が指定されていると判断した
場合、単線ストロークフォントを黒にする(ステップ2
22)。制御手段は、単線ストロークフォントに黒が指
定されていないと判断した場合、単線ストロークフォン
トを白にする(ステップ223)。制御手段は、線幅選
択回路121によって、黒または白の単線ストロークフ
ォントに線幅が指定されているか否かを調べさせる(ス
テップ224)。
【0030】制御手段は、単線ストロークフォントに線
幅の指定があると判断した場合、指定された線幅に変え
るための処理を行う(ステップ225)。制御手段は、
出力回路117に、線幅が変えられた単線ストロークフ
ォントを印刷またはディスプレイに表示するための処理
を行わせる(ステップ218)。制御手段が単線ストロ
ークフォントに線幅の指定がないと判断した場合、出力
回路117は、黒または白の単線ストロークフォントを
そのまま印刷またはディスプレイに表示するための処理
を行う(ステップ218)。
【0031】ステップ213およびステップ219にお
いて、制御手段は、選択回路112によって、アウトラ
インフォントおよび単線ストロークフォントの選択でな
く、アウトラインフォントと単線ストロークフォントと
の合成であると判断した場合、入力した文字によって発
生するアドレスに従って、アウトラインフォントと単線
ストロークフォントをそれぞれ第1および第2の一文字
分バッファメモリ115、120に読み出す(ステップ
227)。ここで、制御手段は、アウトラインフォント
と単線ストロークフォントとの合成でないと判断した場
合、最初のステップに戻るか、あるいはエラーとして処
理を終了させる。
【0032】制御手段は、第1の一文字分バッファメモ
リ115に記憶されたアウトラインフォントの内側を黒
で塗るための指示があるか否かを調べる(ステップ22
8)。制御手段は、アウトラインフォントの内側を黒で
塗るための指示があると判断した場合、アウトラインフ
ォントの内側を黒で塗り潰す(ステップ229)。次
に、制御手段は、第2の一文字分バッファメモリ120
に記憶されている単線ストロークフォントを白にする
(ステップ230)。ステップ228において、制御手
段は、アウトラインフォントの内側を黒で塗るための指
示がないと判断した場合、第1の一文字分バッファメモ
リ115に記憶されているアウトラインフォントの内側
を白抜きとする(ステップ231)。
【0033】次に、制御手段は、第2の一文字分バッフ
ァメモリ120に記憶されている単線ストロークフォン
トを黒にする(ステップ232)。制御手段は、白また
は黒の単線ストロークフォントの線幅を変えるための指
示があるか否かを調べる(ステップ233)。制御手段
は、白または黒の単線ストロークフォントの線幅を変え
るための指示があると判断した場合、単線ストロークフ
ォントの線幅を線幅選択回路121に変えさせる(ステ
ップ234)。制御手段は、合成回路123によって、
黒塗りのアウトラインフォントに白い単線ストロークフ
ォントを入れるか、あるいは白抜きのアウトラインフォ
ントに黒い単線ストロークフォントを入れるための処理
を行わせる(ステップ235)。制御手段は、ステップ
233において、単線ストロークフォントの線幅を変え
ないと判断した場合、そのまま白抜きまたは黒塗りのア
ウトラインフォントと合成するための処理を行わせる。
そして、制御手段は、出力回路117によって、印刷ま
たは表示することができるような処理を行わせる(ステ
ップ218)。
【0034】アウトラインフォントおよび単線ストロー
クフォントの色および線幅は、文字の入力と同時に、キ
ーボード111で入力することによって、文字の属性と
して持たせることができる。したがって、アウトライン
フォントの色塗り回路116および単線ストロークフォ
ントの色選択回路122に、白黒以外の色を塗るための
処理機能を持たせることによって、アウトラインフォン
ト内の色を指定できると共に、アウトラインフォントの
内側に入れる単線ストロークフォントの色も白黒以外の
色にすることもできる。また、上記アウトラインフォン
トの色塗り回路116および単線ストロークフォントの
色選択回路122に白黒をぼかす機能を持たせることに
よって、アウトラインフォントの輪郭線以外をぼかすこ
とができる。
【0035】図4(イ)ないし(ニ)はアウトラインフ
ォントの内側に単線ストロークフォントを入れた例を説
明するための図である。図4(イ)は白抜きアウトライ
ンフォントの内側に黒の単線ストロークフォントを入れ
た例である。図4(ロ)は黒塗りアウトラインフォント
の内側に白の単線ストロークフォントを入れた例であ
る。図4(ハ)は黒塗りアウトラインフォントの内側に
白の単線ストロークフォントを入れると共に、アウトラ
インフォントを塗った黒と単線ストロークの白をぼかし
た例である。図4(ニ)は図4(ロ)の書体で、アウト
ラインフォントの内側をぼかした例である。図4(イ)
ないし(ニ)から判るように、アウトラインフォントの
内側に入れた単線ストロークフォントのそれぞれの色を
変えることで、異なった印象を与える文字となる。
【0036】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、図1におけるブロック回路等は、実施例において詳
細な説明がされていないが、ブロック回路等そのものの
発明ではないため、公知または周知の回路を使用するこ
とができる。特に、アウトラインフォントの色塗り回
路、ぼかすための処理を行う回路等は、公知または周知
の回路を使用することができる。アウトラインフォント
の内側に色を塗るための手法は、たとえば、ノンゼロワ
インディング等の周知のものを使用することができる。
【0037】本実施例において、アウトラインフォント
と単線ストロークフォントとの合成は、単純に重ね合わ
せる場合、予めアウトラインフォントと単線ストローク
フォントが合成された際に、優れたたデザインになるよ
うに設計されている。また、アウトラインフォントと単
線ストロークフォントは、デザイン上必ずしも重ね合わ
せた場合に、実施例のように単線ストロークフォントが
アウトラインフォントの中心に位置しないことも考えら
れる。このような場合、アウトラインフォントは、その
外側輪郭線が検出されるようにして、単線ストロークフ
ォントがその中心に位置するように修正する修正回路を
設けることができる。そして、この修正回路は、外側輪
郭線の座標点を複数選択し、対応する座標点の中心を演
算した後、その中心線を結んだ単線ストロークとする。
【0038】本発明によれば、実施例において、文字の
数に言及していないが、チラシ、パンフレット、広報
誌、新聞のタイトル、あるいは見出し等に使用される書
体は、数を限定して、教育漢字、平仮名、片仮名、およ
び数字とすることができる。さらに、本発明は、チラ
シ、パンフレット、広報誌、新聞のタイトル、あるいは
見出し等に使用される書体以外に、強い印象を与えたい
特殊な文字列の表示に使用すると好適である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、アウトラインフォント
および単線ストロークフォントを別々に記憶しておくこ
とで、アウトラインフォント、単線ストロークフォン
ト、アウトラインフォントの内側に単線ストロークフォ
ントを入れた文字、およびこれらの文字に色付けを行っ
たり、あるいは塗ったりすることによって、多種類の文
字を簡単に作成することができる。本発明によれば、ア
ウトラインフォントの内側に単線ストロークフォントを
入れた文字を一つの書体として、そのフォントデータを
持つのと比較して、データ量が非常に少ない。本発明に
よれば、アウトラインフォントデータおよび単線ストロ
ークフォントデータは、使用頻度の多い特殊な文字ある
いは教育漢字等、文字数を限定することができるため、
少ないデータ量で特殊な文字列を表現できる。本発明に
よれば、アウトラインフォントと単線ストロークフォン
トを組み合わせることで、見る者にとって強い印象を与
える文字を多種類作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのブロック構成
図である。
【図2】本発明の実施例を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施例を説明するためのフローチャー
トで、図2における(a)と図3における(a)とがそ
れぞれ接続されている。
【図4】(イ)ないし(ニ)はアウトラインフォントの
内側に単線ストロークフォントを入れた例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
111・・・キーボード 112・・・選択回路 113・・・アウトラインフォントアドレス発生回路 114・・・アウトラインフォント記憶装置 115・・・第1の一文字分バッファメモリ 116・・・アウトラインフォントの色塗り回路 117・・・出力回路 118・・・単線ストロークフォントアドレス発生回路 119・・・単線ストロークフォント記憶装置 120・・・第2の一文字分バッファメモリ 121・・・線幅選択回路 122・・・単線ストロークフォントの色選択回路 123・・・合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/24 B41J 3/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトラインフォント内に単線ストロー
    クフォントを入れた文字を発生する文字発生方法におい
    て、 アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
    れた文字を発生するための指示を行うことにより、アウ
    トラインフォントデータが記憶されているアウトライン
    フォント記憶装置からアウトラインフォントデータを読
    み出し、 次に、上記アウトラインフォントデータを基にして、ア
    ウトラインフォントの内側を白抜きにした文字を生成
    し、 一方、上記指示によって、単線ストロークフォントデー
    タが記憶されている単線ストロークフォント記憶装置か
    ら上記アウトラインフォント内に入れるための単線スト
    ロークフォントデータを読み出し、 上記白抜きされたアウトラインフォントの内側に上記単
    線ストロークフォントが入るように合成することを特徴
    とする文字発生方法。
  2. 【請求項2】 アウトラインフォント内に単線ストロー
    クフォントを入れた文字を発生する文字発生方法におい
    て、 アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
    れた文字を発生するための指示を行うことにより、アウ
    トラインフォントデータが記憶されているアウトライン
    フォント記憶装置からアウトラインフォントデータを読
    み出し、 次に、上記アウトラインフォントデータを基にして、ア
    ウトラインフォントの内側を黒塗りにした文字を生成
    し、 一方、上記指示によって、単線ストロークフォントデー
    タが記憶されている単線ストロークフォント記憶装置か
    ら上記アウトラインフォント内に入れるための単線スト
    ロークフォントデータを読み出した後、黒白を反転し、 上記黒塗りにしたアウトラインフォントの内側に白色の
    単線ストロークフォントが入るように合成することを特
    徴とする文字発生方法。
  3. 【請求項3】 単線ストロークフォントを含むアウトラ
    インフォントの内側をぼかす処理を施すことを特徴とす
    る請求項2記載の文字発生方法。
  4. 【請求項4】 白黒に変えて他の色から構成される文字
    を発生することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の文字発生方法。
  5. 【請求項5】 アウトラインフォント内に単線ストロー
    クフォントを入れた文字を発生する文字発生装置におい
    て、 アウトラインフォント内に単線ストロークフォントを入
    れた文字を発生するための指示があるか否かを選択する
    選択回路と、 入力された文字のアドレスにしたがって、アウトライン
    フォント記憶装置からアウトラインフォントデータを読
    み出して、一時記憶する第1の一文字分バッファメモリ
    と、 第1の一文字分バッファメモリに記憶されたアウトライ
    ンフォントの内側を白抜きまたは黒塗りにした文字を生
    成するためのアウトラインフォントの色塗り回路と、 入力された文字のアドレスにしたがって、単線ストロー
    クフォント記憶装置から単線ストロークフォントデータ
    を読み出して、一時記憶する第2の一文字分バッファメ
    モリと、 第1および第2の一文字分バッファメモリに記憶されて
    いる各データに基づいて、上記白抜きまたは黒塗りされ
    たアウトラインフォントの内側に反対色の単線ストロー
    クフォントが入るように合成する合成回路と、 から構成されることを特徴とする文字発生装置。
  6. 【請求項6】 アウトラインフォント内に入れる単線ス
    トロークフォントの幅を変えるための線幅選択回路を備
    えたことを特徴とする請求項5記載の文字発生装置。
  7. 【請求項7】 前記アウトラインフォントの色塗り回路
    は、単線ストロークフォントを含むアウトラインフォン
    トの内側をぼかす処理機能を備えていることを特徴とす
    る請求項5または請求項6記載の文字発生装置。
  8. 【請求項8】 アウトラインフォントおよび単線ストロ
    ークフォントは、白黒以外の他の色で構成された文字を
    発生するためのデータが記憶されていることを特徴とす
    る請求項5ないし請求項7記載の文字発生装置。
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