JP2942483B2 - 色文字作製方法、および色文字作製装置 - Google Patents

色文字作製方法、および色文字作製装置

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JP2942483B2 JP7268960A JP26896095A JP2942483B2 JP 2942483 B2 JP2942483 B2 JP 2942483B2 JP 7268960 A JP7268960 A JP 7268960A JP 26896095 A JP26896095 A JP 26896095A JP 2942483 B2 JP2942483 B2 JP 2942483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告文、プレゼン
テーションにおける文章、あるいは目立たせたい文等に
おいて、見る者に強い印象を与えるための色文字作製方
法、および色文字作製装置に関するものである。本明細
書においていう「エレメント」とは、文字の最小単位で
ある閉鎖された輪郭線からなる点、縦棒、横棒、ハライ
等によって一つの文字を構成するものである。
【0002】
【従来の技術】文字は、黒でべた塗りされているか、あ
るいは輪郭線の内部を白く抜いたものが一般的である。
また、文字は、見る者に強い印象を与えるために色を付
けることがある。このような色文字の作製は、輪郭線の
内部に一つ一つ色を指定して塗り潰している。あるい
は、色文字の作製は、文字全体に対して一つの色を指定
している。色文字の作製方法は、たとえば、特開平3−
169655号公報がある。当該公報に記載されている
カラー画像出力・表示方式は、文字を構成するエレメン
ト毎のアウトラインフォントデータと、アウトラインフ
ォント番号と、色コードとが予め記憶されており、決め
られた色の文字が生成されるというものである。 また、
上記発明は、文字の色を変える場合、色指定テーブルの
色コードを変えるという手間が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、文字の最小単
位である閉鎖された輪郭線を有するエレメント毎に色を
塗り分けた色文字は、その作製に多くの手間がかかると
いう問題を有する。また、同じ文字において、印象の異
なる色文字を作製する場合、いちいち試作をしてみない
と判らない。この場合、同じ文字で、印象の異なる色文
字を多数作製することは、非常に手間がかかることであ
る。色文字を組み合わせて文章を作製する際に、所望の
印象を与える一つ一つの文字から構成される文章でも、
全体の印象が悪い場合がある。このような場合、色文字
の配色を変えることは、非常に手間がかかることであ
る。上記公報に記載された色文字の作製方法は、ストロ
ークアドレステーブル、順序テーブル、色指定テーブル
を必要とするため、色文字としての記憶容量が多くなる
と共に、予め決められた色文字しかできず、異なる色の
文字を作製しようとすると、色指定テーブルの内容を変
えるといった手間が必要になる。 また、上記公報に記載
された色文字の作製方法は、予め色が指定されているた
め、通常の文字を使用したい場合には、必要なフォント
を改めて指定する必要がある。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、閉鎖された輪郭線から構成されるエレメン
トの内外に異なる色を自動的に塗り分けることができる
色文字作製方法、および色文字作製装置を提供すること
を目的とする。本発明は、色文字の印象を変えるため
に、複数の色を指定することができる色文字作製方法、
および色文字作製装置を提供することを目的とする。本
発明は、自動的に作製できると共に、読み易くすること
ができる色文字作製方法、および色文字作製装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(第1発明) 本発明の色文字作製方法は、閉鎖された輪郭線で、文字
を構成する最小単位であるエレメントを塗り潰したアウ
トラインフォントを生成すると同時に、上記各エレメン
トの輪郭線で構成される内側をそれぞれ異なる色で塗り
分けることができるもので、文字を構成するエレメント
毎にアドレスを持たせ、文字を入力することによって、
エレメント毎のアドレスを順次発生させ、当該アドレス
に基づいて記憶されているエレメント情報を抽出した
後、上記エレメントを塗り分けるために入力された複数
色情報が所定の順序で記憶された後、上記記憶された
色の順序で上記各エレメントを繰り返し塗り潰して生成
されたエレメントを組み立てることによって色文字を作
製することを特徴とする。
【0006】(第2発明) 本発明の色文字作製方法は、文字を構成する一つのエレ
メントとなる輪郭線の内側および輪郭線の外側にでき
閉鎖された輪郭線内に、異なる色情報を持たせること
によって色分けされた文字を作製することを特徴とす
る。
【0007】
【0008】(第発明) 本発明の色文字作製方法において、文字を構成する一つ
エレメントとなる輪郭線の内側または輪郭線の外側
にできる閉鎖された輪郭線内に塗る色は、ランダムに塗
られることを特徴とする。
【0009】(第発明) 本発明の色文字作製方法において、文字を構成する一つ
エレメントとなる輪郭線の内側または輪郭線の外側
にできる閉鎖された輪郭線内に塗る色は、黒または灰色
を一定の割合で入れることを特徴とする。
【0010】(第発明) 本発明の色文字作製装置は、閉鎖された輪郭線で、文字
を構成する最小単位であるエレメントを塗り潰したアウ
トラインフォントを生成すると共に、上記各エレメント
の輪郭線で構成される内側をそれぞれ異なる色で塗り分
けるものであり、文字に色を塗り分けるための指定があ
るか否かを判別する判別回路312と、文字を構成する
エレメント毎に異なるアドレスを発生するアドレス発生
回路313と、当該アドレス発生回路313によって発
生したアドレスにエレメントの輪郭線情報が格納されて
いる文字情報記憶装置314と、指定された色を指定
に記憶する色順記憶回路318と、エレメントの輪郭線
情報の発生順に塗る色を順次繰り返して発生させる色発
生回路319と、各エレメントの輪郭線情報と指定され
た順序の色によって色文字を組み立てるための一文字分
バッファメモリ315とから構成されることを特徴とす
る。
【0011】
【0012】(第発明) 本発明の色文字作製装置は、文字の筆順または指定され
た色の順序をランダムに変えることができる乱数発生回
路または乱数表を備えていることを特徴とする。
【0013】(第7発明) 本発明の色文字作製装置における文字情報記憶装置に
は、エレメントの少なくとも一つが黒または灰色になる
ような情報が記憶されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1発明) 本出願人は、文字を構成する最小単位であるエレメント
の閉鎖された輪郭線毎に自動的に色を塗り分けることに
よって、黒く塗り潰された輪郭線文字を作製すると同時
に、印象の異なる広告文やプレゼンテーション等の際に
使用される文章が簡単に作製できることに着目した。文
字は、閉鎖された輪郭線で構成されているエレメント毎
にアドレスを有している。色文字を作製するに際し、ま
ず、文字を入力する。文字を入力することによって、閉
鎖された輪郭線で構成されているエレメント毎のアドレ
スが順次発生し、当該アドレスに基づいて記憶されてい
るエレメントの輪郭線情報が読み出される。一方、所望
の色で上記輪郭線を塗り分けるために、入力された色情
報が所定の順序に記憶される。その後、上記エレメント
の輪郭線は、上記入力された所定の順序で繰り返し色が
塗られて順次生成される。そして、色が塗られた各エレ
メントは、組み立てられることによって一つの色文字が
自動的に作製される。第1発明は、目的に合った複数の
色を入力することによって、色文字からなる広告文やプ
レゼンテーション用の文章を作製できると共に、でき上
がりを見て、色を入れ換えることが容易である。 第1発
明は、通常の文字からなる文章の中の一部を色文字で構
成することも簡単にできる。
【0015】(第2発明) 本発明の色文字は、文字を構成するエレメントで、閉鎖
された輪郭線で囲まれた内に塗られると共に輪郭線
外側にできる閉鎖された輪郭線の内側にも、それぞれ
異なる色情報を持たせることができる。このようにする
ことによって、多くの印象の異なる色文字が作製され
る。
【0016】
【0017】(第発明) 文字を構成するエレメントで、閉鎖された輪郭線の内
または輪郭線の外側にできる閉鎖された輪郭線の内
部に塗る色は、予め指定された複数の色乱数表等に
ってランダムに付ける。このような色文字は、同じ文字
を作製しても何時も異なる色文字ができ、印象をその時
々によって変えることができる。また、気に入らない色
文字は、作製しなおすことにより、バランスの取れた色
文字を簡単に得ることができる。
【0018】(第発明) 文字を構成するエレメントで、閉鎖された輪郭線の内
または輪郭線の外側にできる閉鎖された輪郭線の内
部に塗る色によっては、異なる印象を与える代わりに読
む者にとって見ずらい場合がある。このような欠点を防
止するために、指定された色以外に予め黒または灰色を
一定の割合で入れるようにする。
【0019】
【0020】(第発明) 文字が入力されると、判別回路は、文字を構成するエレ
メントの輪郭線内外に色を塗り分けるための指定がある
か否かを判別する。判別回路が色を塗り分ける指定があ
ると判断した場合、アドレス発生回路は、入力された文
字を構成するエレメント毎の輪郭線に異なるアドレスを
発生する。入力された文字に関して、アドレス発生回路
によって発生したアドレスは、文字情報記憶装置からエ
レメントの輪郭線情報を抽出する。一方、色順記憶回路
は、指定された色をその順に記憶する。色発生回路は、
指定された色の順序またはその他の順序によって色を発
生する。そして、一文字分バッファメモリは、前記各エ
レメントの輪郭線情報に指定された順序の色によって色
文字を自動的に組み立てる。本発明の色文字作製装置
は、文字を構成する最小単位であるエレメントの閉鎖さ
れた輪郭線毎に自動的に色を塗り分けることによって、
黒く塗り潰された輪郭線文字を作製すると同時に、簡単
に印象の異なる広告文やプレゼンテーション等の際に使
用される文章を作製することができる。
【0021】(第発明) たとえば、乱数発生回路または乱数表は、文字の筆順ま
たは指定された色の順序をランダムに変えることができ
る。そして、文字の筆順または指定された色の順序をラ
ンダムにすることで、同じ文字を繰り返し一つの文章内
に使用しても、その時々で異なる印象の文字とすること
ができる。
【0022】(第7発明) 文字情報記憶装置には、エレメントの少なくとも一つが
黒または灰色になるような情報が記憶されている。この
ように、各種の色文字で文章を構成しても、文字を構成
するエレメントの少なくとも一つが黒または灰色である
ため、文章を見易くしている。
【0023】
【実 施 例】図1は本発明における一実施例である色
文字作製装置を説明するための概略ブロック構成図であ
る。図1において、色文字作製装置は、文字等を入力す
るキーボード111と、エレメント毎に色を塗り分ける
ための指定がされているか否かを判別する判別回路11
2と、エレメント毎に色を塗り分けるための指定がされ
ていると判断された場合、エレメントの輪郭線毎にアド
レスを発生する第1アドレス発生回路113と、当該第
1アドレス発生回路113によって発生したアドレスに
エレメントの輪郭線情報および当該輪郭線の内部を塗り
分けるための予め決められた色情報が格納されている第
1文字情報記憶装置114と、エレメントの輪郭線情報
および色情報とに基づいて文字を組み立てるための一文
字分バッファメモリ115と、組み立てられた一文字を
表示または印字するための出力制御回路116と、当該
文字を出力する表示装置または印字装置からなる出力装
置117と、前記判別回路112において、色文字の指
定がなく、普通の文字が入力されたと判断した場合、当
該文字のアドレスを発生する第2アドレス発生回路11
8と、当該第2アドレス発生回路118によって発生し
たアドレスに基づいた当該文字の輪郭線情報が格納され
ている第2文字情報記憶装置119と、図示されていな
い色文字作製装置の制御装置とから構成されている。
【0024】図2は図1における色文字作製装置の動作
を説明するためのフローチャートである。図1および図
2を参照しつつ本実施例の色文字作製装置を説明する。
先ず、キーボード111によって、所望の文字が入力さ
れる(ステップ211)。判別回路112は、入力され
た文字のエレメント毎に色を塗り分けるための設定がさ
れているか否かを調べる(ステップ212)。前記判別
回路112が入力された文字のエレメント毎に色を塗り
分けるための設定がされていると判断した場合、第1ア
ドレス発生回路113は、入力された文字のエレメント
毎のアドレスを発生する(ステップ213)。
【0025】第1番目のアドレスに基づいて、第1文字
情報記憶装置114から当該エレメントの輪郭線情報お
よびその色情報が一文字分バッファメモリ115に抽出
される(ステップ214)。また、図示されていない制
御装置は、前記色情報に基づいて、エレメントに色を付
けるための処理を行う(ステップ215)。なお、アド
レスにエレメントの輪郭線情報と色情報とを持たせる場
合、ステップ215は、不要になる。そして、輪郭線情
報と色情報とを別々に持つ場合は、エレメントを構成し
た後、その色を付けるための処理を行う。次に、前記制
御装置は、次にエレメントの輪郭線情報があるか否かを
調べる(ステップ216)。前記制御装置は、次にエレ
メントの輪郭線情報があると判断した場合、nに「1」
を加える(ステップ217)。すなわち、第2番目のア
ドレスに対応したエレメントの輪郭線情報と当該輪郭線
の色情報を抽出して一文字分バッファメモリ115に格
納する(ステップ214)。
【0026】制御装置は、入力された文字に対するエレ
メントの輪郭線情報がある限り続け、次に、エレメント
の輪郭線情報がない場合、次の文字があるか否かを調べ
る(ステップ218)。次に、入力された文字がある場
合、図2における(a)を通ってステップ211に戻
り、前記と同様な操作を繰り返し、入力文字がない場
合、操作を終了する。 図示されていない制御装置は、
一文字分バッファメモリ115において、色が塗られた
各エレメントが所望の文字となるように組み立てるため
の処理を行う(ステップ219)。入力された文字とし
て完成した文字は、表示または印字するための処理が出
力制御回路116によって処理された後、出力装置11
7によって表示または印字される(ステップ220)。
【0027】ステップ212において、判別回路112
が入力文字のエレメント毎に色を塗り分けるための設定
がないと判断した場合、第2アドレス発生回路118
は、当該文字に対応したアドレスを発生する(ステップ
221)。一文字分バッファメモリ115には、前記ア
ドレスに格納された文字のアウトラインフォントデータ
が抽出される(ステップ222)。その後、入力された
文字は、前記色文字の作製と同様に、ステップ219お
よびステップ220の処理が行われた後、出力装置11
7に表示または印字される。
【0028】図3は本発明における他の実施例である色
文字作製装置を説明するための概略ブロック構成図であ
る。図3において、色文字作製装置は、文字等を入力す
るキーボード311と、エレメント毎に色を塗り分ける
ための指定がされているか否かを判別する判別回路31
2と、エレメント毎に色を塗り分けるための指定がされ
ていると判断された場合、エレメント毎のアドレスを発
生する第1アドレス発生回路313と、当該第1アドレ
ス発生回路313によって発生したアドレスにエレメン
トの輪郭線情報が格納されている第1文字情報記憶装置
314と、エレメントの輪郭線情報および後述の色発生
回路からの色情報に基づいて文字を組み立てるための一
文字分バッファメモリ315と、組み立てられた一文字
を表示または印字するための出力制御回路316と、当
該文字を出力する表示装置または印字装置からなる出力
装置317と、キーボード311によって色が設定され
た順序を記憶する色順記憶回路318と、当該色順記憶
回路318によって記憶された色順にしたがって色を発
生させる色発生回路319と、前記判別回路312で色
文字の指定がなく、普通の文字が入力された場合、当該
文字のアドレスを発生する第2アドレス発生回路320
と、当該第2アドレス発生回路320によって発生した
アドレスに基づいた当該文字のアウトラインフォントデ
ータが格納されている第2文字情報記憶装置321と、
図示されていない色文字作製装置の制御装置とから構成
されている。
【0029】図4は図3における色文字作製装置の動作
を説明するためのフローチャートである。図3および図
4を参照しつつ本実施例の色文字作製装置を説明する。
先ず、キーボード311によって、所望の文字が入力さ
れる(ステップ411)。判別回路312は、入力され
た文字のエレメント毎に色を塗り分けるための設定がさ
れているか否かを調べる(ステップ412)。前記判別
回路312が入力された文字のエレメント毎に色を塗り
分けるための設定がされていると判断した場合、第1ア
ドレス発生回路313は、入力された文字のエレメント
毎のアドレスを発生する(ステップ413)。
【0030】第1番目のアドレスに基づいて、第1文字
情報記憶装置314から当該エレメントの輪郭線情報が
一文字分バッファメモリ315に抽出される(ステップ
414)。一方、キーボード311から、たとえば複数
の色が入力される(ステップ415)。図示されていな
い制御装置は、色の指定が終了したか否かを調べる(ス
テップ416)。色が指定されたか否かの調査は、色の
指定が終了するまで続けられる。色の指定が終了した場
合、色順記憶回路318は、その指定された色の順序を
記憶する(ステップ417)。その後、図示されていな
い制御装置は、指定された色の順に繰り返して色情報を
送出するような処理を行う(ステップ418)。
【0031】また、制御装置は、上記色の指定された順
とエレメントの発生順、たとえば筆順とを対応させて色
発生回路319に色情報を発生させる(ステップ41
9)。一文字分バッファメモリ315では、前記アドレ
スに対応したエレメントの輪郭線情報と色発生回路31
9において発生した色情報に基づいて、エレメントの輪
郭線の内部に色を塗るための処理が前記制御装置によっ
て行われる(ステップ420)。次に、前記制御装置
は、次にエレメントの輪郭線情報があるか否かを調べる
(ステップ421)。前記制御装置は、次にエレメント
の輪郭線情報があると判断した場合、nに「1」を加え
る(ステップ422)。すなわち、第2番目のエレメン
トのアドレスに対応した輪郭線情報を抽出して一文字分
バッファメモリ315に格納する(ステップ414)。
【0032】図示されていない制御装置は、一文字分バ
ッファメモリ315において、色が塗られた各エレメン
トが所望の文字となるように組み立てるための処理を行
う(ステップ423)。入力された文字として完成した
文字は、表示または印字するための処理が出力制御回路
316によって処理された後、出力装置317によって
表示または印字される(ステップ424)。前記制御装
置は、入力された文字に対するエレメントの輪郭線情報
がある限り、上記操作を繰り返し、エレメントの輪郭線
情報がない場合、次に文字があるか否かを調べる(ステ
ップ425)。次に、入力された文字がある場合、図4
における(b)を通ってステップ411に戻り、前記と
同様な操作を繰り返し、入力文字がない場合、操作を終
了する。
【0033】ステップ412において、判別回路312
が入力文字のエレメント毎に色を塗り分けるための設定
がないと判断した場合、第2アドレス発生回路320
は、当該文字に対応したアドレスを発生する(ステップ
426)。一文字分バッファメモリ315には、前記ア
ドレスに格納された文字のアウトラインフォントデータ
が第2文字情報記憶装置321から抽出される(ステッ
プ427)。その後、入力された文字は、前記色文字の
作製と同様に、ステップ423およびステップ424の
処理が行われた後、出力装置317によって表示または
印字される。
【0034】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。たとえば、「口または日」というような輪郭線の外
側によって囲まれた部分が発生する文字は、輪郭線の外
側によって囲まれた部分にも輪郭線情報と色情報とを持
たせることもできる。また、図3における色発生回路3
19には、たとえば、乱数発生回路や乱数表等が備えら
れ、指定された色順や筆順をその都度変えることができ
る。このようにすると、一つの文章の中に同じ文字が繰
り返される場合、その都度異なる色で塗り分けられてい
るため、見る者にとって常に異なる印象を与える文字に
することができる。
【0035】色文字は、見る者にとって印象を強く与え
る代わりに、色の組み合わせによって、読み難いものに
なる場合がある。このような場合を防ぐために、一定の
割合で輪郭線に黒または灰色を採用するようにする。図
1の実施例の場合は、予め輪郭線の色情報が第1文字情
報記憶装置114に記憶されているので、色文字を設定
する際に、印象と読み易さとを考慮したものにすると良
い。図3の実施例の場合は、色を指定する際に黒または
灰色を入れるようにしても良く、あるいは色発生回路3
19において、一定の割合で必ず黒または灰色を入れる
ように設定しておくことができる。
【0036】図5は本発明の具体例で、3種類の色を選
択した場合を説明するための図である。図5において、
符号11ないし15は、同じ「祥」という文字を異なる
3色を選択することによって塗った例である。図5は、
色が表現できないため、網かけで色を表しており、文字
に対する印象が正確に表現されていない。図6は図5に
おける選択された色の組み合わせとそのコードとの対応
をテーブルとして表した図である。図6において、
(イ)ないし(ハ)は、文字に塗られた場所を示してい
る。
【0037】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、図1および図3におけるブロック回路等は、実施例
において詳細な説明がされていないが、ブロック回路等
そのものの発明ではないため、公知または周知の回路を
使用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、複数の色文字を指定す
るだけで、指定された順序を繰り返すことにより、色文
字が自動的に作製され、色々異なる印象を与える文字と
することができる。本発明によれば、複数の色を指定す
ることで、文字のエレメント毎にランダムに塗り分ける
ことができるため、同じ文字でもその都度異なる印象の
色が自動的に作製される。本発明によれば、エレメント
の少なくとも一つを黒または灰色とすることで、見る者
にとって強い印象を与えると共に、読み易い色文字が作
製される。本発明によれば、文字を構成する一つのエレ
メントとなる輪郭線の内側、および輪郭線の外側にでき
る閉鎖された輪郭線内に、異なる色情報を持たせること
ができ、輪郭線の内部以外の部分も色が塗られるため、
変化に富んだ色文字とすることができる。 本発明によれ
ば、通常のアウトラインフォントデータに、複数の色を
指定するか否かの選択だけで、色文字と共に通常の文字
も作製できるため、メモリの容量を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例である色文字作製装置
を説明するための概略ブロック構成図である。
【図2】図1における色文字作製装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】本発明における他の実施例である色文字作製装
置を説明するための概略ブロック構成図である。
【図4】図3における色文字作製装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本発明の具体例で、3種類の色を選択した場合
を説明するための図である。
【図6】図5における選択された色の組み合わせとその
コードとの対応をテーブルとして表した図である。
【符号の説明】
111、311・・・キーボード 112、312・・・判別回路 113、313・・・第1アドレス発生回路 114、314・・・第1文字情報記憶装置 115、315・・・一文字分バッファメモリ 116、316・・・出力制御回路 117、317・・・出力装置 118、320・・・第2アドレス発生回路 119、321・・・第2文字情報記憶装置 318・・・色順記憶回路 319・・・色発生回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉鎖された輪郭線で、文字を構成する最
    小単位であるエレメントを塗り潰したアウトラインフォ
    ントを生成すると同時に、上記各エレメントの輪郭線で
    構成される内側をそれぞれ異なる色で塗り分ける色文字
    作製方法において、 文字を構成するエレメント毎にアドレスを持たせ、文字
    を入力することによって、エレメント毎のアドレスを順
    次発生させ、当該アドレスに基づいて記憶されているエ
    レメント情報を抽出した後、 上記エレメントを塗り分けるために入力された複数の色
    情報が所定の順序で記憶された後、上記記憶された色の
    順序で上記各エレメントを繰り返し塗り潰して生成され
    たエレメントを組み立てることによって色文字を作製す
    ることを特徴とする色文字作製方法。
  2. 【請求項2】 文字を構成する一つのエレメントとなる
    輪郭線の内側、および輪郭線の外側にできる閉鎖された
    輪郭線内に、異なる色情報を持たせることによって色分
    けされた文字を作製することを特徴とする請求項1記載
    の色文字作製方法。
  3. 【請求項3】 文字を構成する一つのエレメントとなる
    輪郭線の内側、または輪郭線の外側にできる閉鎖された
    輪郭線内に塗る色は、ランダムに塗られることを特徴と
    する請求項1記載の色文字作製方法。
  4. 【請求項4】 文字を構成する一つのエレメントとなる
    輪郭線の内側、または輪郭線の外側にできる閉鎖された
    輪郭線内に塗る色は、黒または灰色を一定の割合で入れ
    ることを特徴とする請求項1記載の色文字作製方法。
  5. 【請求項5】 閉鎖された輪郭線で、文字を構成する最
    小単位であるエレメントを塗り潰したアウトラインフォ
    ントを生成すると共に、上記各エレメントの輪郭線で構
    成される内側をそれぞれ異なる色で塗り分ける色文字作
    製装置において、 文字に色を塗り分けるための指定があるか否かを判別す
    る判別回路と、 文字を構成するエレメント毎に異なるアドレスを発生す
    るアドレス発生回路と、 当該アドレス発生回路によって発生したアドレスにエレ
    メントの輪郭線情報が格納されている文字情報記憶装置
    と、 指定された色を指定順に記憶する色順記憶回路と、 エレメントの輪郭線情報の発生順に塗る色を順次繰り返
    して発生させる色発生回路と、 各エレメントの輪郭線情報と指定された順序の色によっ
    て色文字を組み立てるための一文字分バッファメモリ
    と、 から構成されることを特徴とする色文字作製装置。
  6. 【請求項6】 文字の筆順または指定された色の順序を
    ランダムに変えることができる乱数発生回路または乱数
    表を備えていることを特徴とする請求項5記載の色文字
    作製装置。
  7. 【請求項7】 前記文字情報記憶装置には、エレメント
    の少なくとも一つが黒または灰色になるような情報が記
    憶されていることを特徴とする請求項5記載の色文字作
    製装置。
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