JPH01166967A - パターン発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は例えば電子計算器やワードプロセッサ等にお
いて文字や記号等を表示、印刷するのに使用される、文
字や記号等のパターンデータを発生するパターンデータ
の作成方法と該パターンデータを収納したパターン発生
装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来より、文字や記号等の表示や印刷等に使用されてい
る文字パターンの代表的なものとして、ビットマツプフ
ォント（ラスターフォント）、ストロークフォント、ア
ウトラインベクトルフォントなどがある。このうち、ビ
ットマツプフォントは文字や記号のパターンをｍＸｍの
升目に分割し、その分割された升目内に文字部があるか
ごうかにより、その升目を白か黒か（１かＯ）にしてパ
ターンデータを作成し、そのデータ列を信号列としてフ
ォントデータを構成している。また、ストロークフォン
トはビットマツプフォントと同様文字や記号を升目に分
割し、１行又は１列分の文字等を横方向にスキャンした
とき、文字のパターン部を検出した（黒点）開始点とそ
のパターン部の終了点を座標で求め、この座標を信号列
にしてフォントを構成したものである。更に、アウトラ
インフォントは文字の輪郭を線で結んで各線の座標を求
め、この座標を信号列にしてフォントを構成するもので
ある。

［発明が解決しようとする問題点１ 以上の如く、フォントデータは文字や記号等の形状を示
すビット列情報であり、その装置が使用する文字の種類
によってその情報量は莫大なものになる。従って、でき
るだけ少ない情報量で必要にして充分な文字、記号方法
を構成することが求められる。例えば、日本語の文字（
漢字）だけをとっても、その種類はＪＩＳ第１水準２．
９６５文字、ＪＩＳ第２水準３，３８４文字の合計６゜
３４９文字となり、文字の大きさは実用的には３〜１７
ポイントくらい迄要求される。

また、書体に関して代表的なものは、明朝体、ゴシック
体の２種類であるが、その他、行書体、草書体、更には
創作書体等を加えればいくらでも書体が追加されて増大
する可能性がある。

ところが、これらの全ての要求に対応できるフォントを
作成することはむつかしく、現在は書体や文字の大きさ
を限定して、前述の３方式の夫々の特徴を生かしてフォ
ントパターンを構成しているが、それでもフォントの情
報量が大きくなり処埋土のネックになっている。

また、前述した３方式により作成されたフォントデータ
にはそれぞれ一長一短があり、特定の目的に対して特定
のフォントが採用されている。これらフォントに共通し
て言えることは、１つの文字に対して書体別、文字サイ
ズ別にフォントを用意しなければならない。このため、
例え１つの書体に対しても文字別或いはサイズ別に夫々
独立したフォント情報を構成する必要があるため、その
情報量は膨大なものとなる。まして、複数の書体を扱え
るように、それに対応するフォントを用意すると、はと
んど経済的に引き合わなくなる虞れがあり、このことが
、例えばＥＤＰ機器等において、多様な商標体の処理が
なかなか進展しない等の原因であった。

一方、従来よりＥＤＰ機器の出力手段として、主として
ドツトマトリックス型のプリンタが使用されていたが、
最近、高解像度のレーザプリンタが出現するに至って、
高解像度、高速出力が可能になり、現在の商業印刷に比
肩し得る様な高品位、多様書体の印字出力が得られる電
子出版システムが実現されるに至った。

しかしながら、このようなレーザープリンタの性能を駆
使して電子出版印刷を行うためには、従来のフォントを
使用すると、フォントデータを収容する膨大なメモリを
備えた大型の機器を必要とするので、特に文字数や文字
種の多い日本語の電子出版印刷システムの展開がおくれ
でいた。

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、１文字当
りの情報量がより少なく、より多様性に冨み、印字品質
や表示品質の高いフォントデータを発生するパターンデ
ータの作成方法と該パターンデータを発生するパターン
発生装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明のパターンデータの作
成方法は以下の様な構成からなる。即ち、 文字、記号などの骨格を表す骨格情報を抽出する工程と
、前記骨格の特定点の座標値を決定する工程と、前記特
定点の形状を示すパターンを複数のパターンの中から選
択して特定部パターンとする工程と、前記特定部パター
ン情報に含まれている特定点同士を結ぶ線情報を設定す
る工程とを含む。

また他の発明のパターン発生装置は以下の様な構成から
なる。即ち、 文字、記号などの骨格を表す骨格情報を基に、前記骨格
の特定点の座標値を収納する収納手段と、特定点におけ
る代表的な形状情報を複数記憶しているパターン情報記
憶手段と、複数の形状情報のうちの１つのパターン情報
と前記特定点とを対応づけて記憶する記憶手段と、前記
特定点の形状情報同士の相対的な位置関係を記憶する手
段と、コード情報を人力して前記特定点の座標値や形状
情報及び位置関係を示す情報を基に前記コード情報に対
応するパターン情報を作成して出力する出力手段とを備
える。

［作用］ 以上の構成において、本発明のパターン作成方法は、文
字、記号などの骨格を表す骨格情報を抽出し、次にその
骨格の特定点の座標値を決定する。そして、特定点の形
状を示すパターンを複数のパターンの中から選択して特
定部パターンとし、その特定部パターン情報に含まれて
いる特定点同士を結ぶ線分情報を設定するようにしてパ
ターン情報を作成する。

また、以上の構成により本発明のパターン発生装置は、
文字、記号などの骨格を表す骨格情報を基に、その骨格
の特定点の座標値を収納する。また、特定点における代
表的な形状情報を複数記憶しているパターン情報記憶手
段の、複数の形状情報のうちの１つのパターン情報と特
定点とを対応つけて記憶する。また更に、これら特定点
の形状情報同士の相対的な位置関係を記憶して、コード
情報を入力してて特定点の座標値や形状情報及び位置関
係を示す情報を基に、そのコード情報に対応するパター
ン情報を作成して出力するように動作する。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［パターンデータの発生方法　（第１図）コ第１図は本
実施例のパターンデータの作成方法を示す機能ブロック
図である。

図中、１００で文字のイメージパターンを入力し、１０
１でその文字パターンの骨格を抽出して骨格情報を作成
する。この骨格の抽出はイメージデータをＸ軸及びｙ軸
方向にスキャンし、そのスキャンされたパターンデータ
の中心ドツトを検出することにより得られる。また或い
は、入力したイメージデータなＣＲＴ等に表示し、デジ
タイザ等によりその骨格部分をなぞって、骨格データを
入力して作成するようにしても良い。

１０２では１０１で抽出された骨格データの端部の相対
座標値を求め、各端部の連結状態とともに記憶する。こ
れら各端部の相対座標値は、文字パターンの基準点（例
えばパターンの左下点）よりの直角座標値や極座標値等
で与えられる。そして、１０３でそれら端部のパターン
を、端部パターンメモリ１０４に格納されている複数の
端部パターンの中から選択し、各端部に対応づけて記憶
する。１０４ではそれら端部同士を接続する線情報を作
成する。この線情報は直線或いは曲線に分類され、曲線
の線情報は曲線の曲率や傾き等に対応して各種用意され
ている。

［具体例の説明　（第２図〜第６図）］以下、本実施例
では文字「市」の文字パターンを作成する場合を説明す
る。

第２図（Ａ）は「市」という文字の文字パターンより骨
格情報を取出し、デイスプレィに表示したものである。

この骨格情報は、この文字の各端点２０〜２７の座標値
として与えられる。第２図（Ｂ）は第２図（Ａ）の骨格
情報の各端点のパターン情報３０〜３７を設定したもの
で、選択された端点部の文字輪郭、即ちオブジェクトパ
ターンな各端点２０〜２７に配置したものである。次に
これら各オブジェクトパターンを接続する線情報は、こ
れらの端点な結ぶアウトラインベクトル情報で与えられ
、これによって各オブジェクトパターン３０〜３７の各
端点が結ばれ、第２図（Ｃ）に示したように「市」とい
う文字をデイスプレィ上に表示することができる。

第３図は文字ｒ市」の骨格及びオブジェクトパターン等
の設定を行う基本概念を示す図で、第３図を基に本実施
例を詳細に説明する。

文字「市」のコア情報は、「市」という文字の骨格、即
ち第３図においてコア端点２０と２２、２１と２５．２
３と２４．２３と２６及び２６と２７を夫々結ぶ線で示
されるものであるが、具体的には、コア情報は各端点２
ｏ〜２７の座標情報と、各端点な結ぶ骨格の軌跡の情報
（線情報）、即ち骨格が直線か成る種の曲線であるかを
指定する情報と、各端点におけるオブジェクト情報の種
類と、その変形を指定する情報などで構成されている。

即ち、例えば端点２０については、その座標値は基準点
（例えば文字パターンの左下の点）からの直角座標又は
極座標で与えられ、端点２０から出ている骨格の軌跡は
直線として与えられる。また、端点２０のオブジェクト
情報の種類は“横線の開始点”として与えられ、端点２
２については同様に座標値と骨格の軌跡が与えられ、端
点２２のオブジェクト情報の種類は°°横線の終了点”
として与えられる。

“横線の開始点”の情報は第４図（Ａ）に示した様な輪
郭の図形で与えられるオブジェクト情報を、また“横線
の終了点°°の情報は第４図（Ｂ）の如き輪郭の図形で
与えられるオブジェクト情報を指定するものである。上
述の如く。第４図の各オブジェクト情報は、骨格情報の
端点２０，２２の各点における文字部分の形状を、この
部分の輪郭を表す線データとして持っている。

第４図（Ａ）は第３図のオブジェクトパターン３０の実
線形状を示す図、第４図（Ｂ）はオブジェクトパターン
３２の実線形状を示す図である。

図示の如く、これら実線形状を示す情報は、骨格情報の
端点２０（或いは２２）よりの各実線上の端部４１と４
２（或いは４３と４４）の相対座標と、端部４１と４２
（或いは４３と４４）を結ぶ曲線情報で構成されており
、一般にはアウトラインベクトル情報で与えられるが、
勿論ビットマツプ情報でも与えることができる。

コア情報における各端点同士を接続する線情報は、オブ
ジェクト情報が持つ輪郭を示す線を結ぶ情報でもあり、
例えば第３図の４１と４３．４２と４４、・・・・など
を結ぶ線を指定する情報である。この情報は一般には直
線であるが、曲線の場合もありうる。更に、この情報は
アウトラインベクトル情報であっても良く、ビットマツ
プ情報であっても良い。

以上の如く本実施例のパターンデータ構成方式で作られ
たパターンデータ（以下、これをコア・オブジェクトフ
ォントと記載する）は、以下の様な理由により、パター
ンデータを構成する情報量（情報ビット数）を、従来使
用されているパターンデータに比べて大幅に圧縮できる
という特徴を持つ。

本実施例のコア・オブジェクトフォントにおいては、コ
ア情報は各文字や記号に対し固有に保持され、コア情報
は文字、記号の属性として文字、記号の数だけ存在する
。また、オブジェクト情報は文字の書体や記号群ごとに
各文字間、各記号間で同じ形状を持つ部分が多くあるの
で、各文字や記号に関係なく、書体毎、記号群毎に独立
して持つことになる。

［文字の変形例の対応例の説明　（第５図）］第５図は
文字の変形を例を示す図である。

第５図（Ａ）は、文字を縦長にした例を示す図で、第５
図（Ｂ）は文字を横長にした例を示す図で、いずれの場
合においても、コア情報だけを変更するだけで、オブジ
ェクト情報はそのままにして簡単にバランスの良い縦長
、横長の文字を作成することができる ［コア情報とオブジェクト情報の 共有関係の説明　（第６図）］ 第６図はコア情報とオブジェクト情報の共用関係を示す
図である。

第６図において、文字「亜」　「衣」　「右」の左欄の
コア情報のうち、黒点をつけた各端点におけるオブジェ
クト情報の種類と、右欄のオブジェクト情報との対応を
矢印で示しである。この図から明らかな様に、「亜」　
「衣」　「右」の３文字において、オブジェクト情報３
０は各文字の４端点で共用されており、オブジェクト情
報３２は各文字の４端点で共用されている。

このようにして本実施例の方法を採用すれば、オブジェ
クト情報は、例えば明朝体の書体で３０種類程度で書体
な↑１４成できる。また、平仮名、数字等のオブジェク
ト情報は、文字固有のオブジェクトになるとしても、明
朝体の漢字、平仮名、数字等を表現するのに、オブジェ
クト情報は１００種類程度用意すれば良いことになる。

また、書体が明朝体のコア情報は、ＪＩＳ第１水準及び
第２水準とを合わせて合計６，３４９文字に対し、１文
字の端点が平均１５点として約１０万端点の座標情報と
オブジェクト情報を指定することにより、ＪＩＳの全て
の漢字のフォントデータを構成することができる。また
、コア情報は文字の大きさに対しては基本的には端点座
標の変換で対応できるので、コア情報に含まれる文字の
サイズを指定する情報は、端点座標の変換を指定する情
報だけで良いことになる。

コア・オブジェクト情報を構成するもう１つの要素であ
る線情報は、オブジェクト情報に含まれる輪郭の端点な
結ぶための情報で、一般的には直線で結ばれるので、線
情報の情報量はコア情報やオブジェクト情報に比べると
はるかに少なくなる。従って、簡易な文字パターンの場
合では、これらオブジェクトパターン同士を直線で接続
するようにして、線情報をほとんど無視するようにもで
きる。

以上の如く本実施例の方式では、例えば明朝体の書体で
、実用的な各種の文字のサイズに対応するフォントの種
類は、コア情報（約１０万点の端点（７）座標情報とオ
ブジェクトの種類の指定情報、および文字のサイズを指
定する情報）、オブジェクト情報（約１００種類）及び
線情報（約２０万の端点を結ぶ（はとんど直線）情報）
、で構成することが出来、これを従来のフォントデータ
の容量に比べると、かなりの情報量を節約することがで
きる。このことはまた、Ｅ、Ｄ、Ｐ　　における文字処
理の高速化、多様化、コストダウン等を可能にするもの
である。

また、本実施例の方式ではコア情報、オブジェクト情報
、線情報を独自に持ち、その組合せで所望の文字、図形
などを表現するものであるから、複数の書体についてコ
ア情報を共通に持ち、これに異ったオブジェクト情報と
線情報を組合わせて文字、図形を作成したりすることも
できる。

以上、漢字を中心に本実施例の方法を説明したが、平仮
名やカタカナ及びアルファベットなどの文字や各種記号
等にも適用できることはもちろんである。

［文字パターン発生器の説明 （第７図〜第９図）］ 第７図は前述のパターン作成方法で作成された文字パタ
ーンを内蔵した文字パターン発生器の概略構成を示すブ
ロック図である。

図中、７０は実施例の文字パターン発生器で、図示しな
い制御部等よりの文字コード７２や文字の回転や拡大等
を指示する制御信号７１を入力して、対応するパターン
データ７８を出力する。７３は第９図のフローチャート
に従って、文字コードを入力してパターンデータの読出
しを行う読出し制御部で、テーブル７４を参照して文字
コードに対応する文字パターンアドレス等を決定し、文
字コードに対応する文字パターンの作成を行っている。

７５は第８図に示したフォント情報を格納しているフォ
ントＲＯＭで、ここには前述したコア情報（端部座標値
やオブジェクトパターンアドレス及び各端部な接続する
線情報等）が格納されている。７６は端部のパターンデ
ータ（オブジェクトパターン）を格納している端部パタ
ーンデータメモリで、オブジェクトパターンの形状やオ
ブジェクトパターンの端点（例えば第４図の端点４１や
４２等）の座標値等を記憶している。７７は各端部な接
続する線の形状等を記憶している線パターンメモリであ
る。

第８図はフォントＲＯＭ７５のデータ構成を示す図であ
る。

図中、８０はその文字に含まれる各端部の座標値（ｎ個
分）を示し、これら端部データは並び順に２個の対にな
っており、例えば座標（Ｘｌ、Ｙｌ）と座標（Ｘ２．Ｙ
２）で示される端部同士が対応している。端部データエ
リア８０の先頭アドレスＡＤＩは、入力した文字コード
を基に読出し制御部７３のテーブル７４を参照して求め
られる。８１は端部パターンデータメモリ７６のアドレ
スを、端部データエリア８０の各端部データにに対応し
て格納している端部パターンアドレスエリアで、例えば
端部パターンアドレス８５は端部データ８３のパターン
アドレスを格納し、端部パターンアドレス８６は端部デ
ータ８４のパターンアドレスを格納している。また、端
部パターンアドレスエリア８１の先頭アドレスＡＤ２は
、テーブル７４により求めることができる。

８２は線パターンアドレスを格納しているエリアであり
、例えば線パターンアドレス８７は端部データ８３と８
４で示される端部間を接続する線情報のアドレスを示し
ている。従って、エリア８２の線パターンアドレスのデ
ータ数（ｍ）は、端部の数（ｎ）の半分になる。また、
線パターンアドレスエリア８２の先頭アドレスＡＤ３は
、テーブル７４を参照して決定される。

以上の構成により、文字コードが入力されてパターンの
読出しが指示されたときの読出し制御部７３の動作を第
９図のフローチャートを基に説明する。

まずステップＳｌで図示しない制御部等よりの文字コー
ド７２と制御信号７１を入力する。ステップＳ２ではス
テップＳｌで入力した文字コード７２を基にフォントＲ
ＯＭ７５のアドレスＡＤ１を決定する。次にステップＳ
３で、各端部の座標値を入力し、互いに対応している端
部同士を求める。

ステップＳ４では各端部のパターンアドレスを求める。

これは文字コード等を基に端部パターンアドレスエリア
８１の先頭アドレスＡＤ２を決定し、エリア８０の各端
部の座標値に対応させてパターンアドレスを決定するも
のである。そして、そのアドレスを基に端部パターンデ
ータメモリ７６より端部パターンデータな読出す。もし
このとき、ステップＳ１の制御信号により文字の回転等
が指示されていれば、この端部パターンの回転変換を行
う、これは、各端部の座標値の回転変換と、各端部のオ
ブジェクトパターンの端点の座標値を回転変換するとと
もに、オブジェクトパターン（アウトラインベクトル或
いはドツトパターン）を回転変換する。

ステップＳ５でフォントＲＯＭ７５のエリア８２を参照
して各端部間の線パターンアドレスを決定し、そのアド
レスを基に線パターンメモリ７７より線パターン情報を
読み込む、この線パターン情報もステップＳ３の場合と
同様に、ステップＳｌの制御信号ににより回転指示が与
えられているときはその線パターンが回転される。

ステップＳ６ではステップＳ４で読出した（或いは更に
計算を加えた）端部のオブジェクトパターン及びその端
点の座標値と、線パターンメモリ７７より読出した線パ
ターンデータを基に、各端部のオブジェクトパターン同
士を線パターンで接続し、入力した文字コードの輪郭及
び文字幅を決定する。

ここでは、端部のパターンを示すオブジェクトパターン
の各端点の座標値は、文字の骨格を示す端部の座標値に
対する相対座標値で与えられているため、各端部（エリ
ア８０に格納された座標値で与えられる）とオブジェク
トパターンの位置は容易に決定できる。また線パターン
データは、それぞれ対応する端部間で、その端部に適用
されたオブジェクトパターンの端点同士を接続するよう
に各端点間に挿入される。

こうしてステップＳ７に進み、ステップＳ６で求めた文
字の輪郭で囲まれた部分全て“ｌ”にする塗り潰しを行
って、入力した文字コードを文字パターンデータ（ドツ
トデータ）に展開する。そしてそのドツトデータを文字
のパターンデータ７８として外部に出力する。

以上に説明した本実施例の作用効果を要約すると下記の
如くなる （１）本実施例の方法により、オブジェクト情報が文字
のサイズに関係なく共通化できる上に、複数の書体に対
しても共有できるため、文字フォントの情報量を小さく
できる効果がある。

また更に、文字のサイズを指定する情報を追加すれば、
複数の文字のサイズに対して共通に文字フォント情報を
持つようにできるため、従来の方式のように、書体別・
サイズ別等毎に膨大な文字や図形のフォントを持つ必要
がなくなる。これにより、Ｅ、Ｄ、Ｐ等における文字、
図形処理に極めて有利となり、小容量のメモリを用いた
低価格の装置であっても、高解像に文字や図形を再現で
きる。

（２）コア情報、オブジェクト情報、線情報はすべて座
標情報（直行座標や極座標）で与えることができるので
、簡単に座標変換が出来る。従って、文字パターンの回
転、拡大、縮小、縦長、横長などの文字や図形の変形が
容易になる。又コア情報、オブジェクト情報を夫々独立
して変形することで、従来むつかしかった文字、図形の
変形が容易に実現できる。

（３）また本実施例の文字パターン情報によれば、文字
、図形の主要部分が骨格部分を形成するコア情報と輪郭
部分を形成するオブジェクト情報とに分割されて構成さ
れているため、利用者が新しい文字を創る場合、まず骨
格部分のコアを創り、これに既に持っているオブジェク
ト情報を組合せることにより、容易に新しい文字パター
ンを作成することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、少ない情報量のフ
ォントデータを作、成できるため、種々の文字種や解像
度の高い文字や記号等のパターンデータの記憶、再生を
小容量のメモリで実現できる効果がある。

また本発明のパターン発生装置によれば、少ないメモリ
容量で多くの文字種や記号等のパターンデータを記憶で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例のパターン作成方法の機能ブロック図
、 第２図（Ａ）〜（Ｃ）は文字「市」のコア情報への分割
、オブジェクトパターンの設定等を説明した図、 第３図は本実施例の文字「市」のフォント作成の基本概
念を説明するための図、 第４図（Ａ）（Ｂ）は端部パターンの一例を示す図、 第５図（Ａ）（Ｂ）は文字「市」の他の形状の文字パタ
ーンの例を示す図、 第６図は各文字パターンにおけるオブジェクト情報の共
有関係を示す図、 第７図は実施例の文字パターン発生器の概略構成を示す
ブロック図、 第８図はフォントＲＯＭの構成例を示す図、第９図は読
み出し制御部におけるフォントパターンの読み出し処理
を示すフローチャートである。 図中、２０〜２７・・・端部、３０〜３７・・・オブジ
ェクトパターン、４１〜４４・・・端点、７０・・・文
字パターン発生器、７１・・・制御信号、７２・・・文
字コード、７３・・・読出し制御部、７４・・・テーブ
ル、７５・・・フォントメモリ、７６・・・端部パター
ンデータメモリ、７７・・・線パターンメモリ、７８・
・・パターンデータ、８０・・・端部座標データエリア
、８１・・・端部パターンアドレスエリア、８２・・・
線パターンアドレスエリアである。 第１図 区　　　　　　　　　　　　　　　　　　区へ　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旧派
　　　　　　　　　　　　　　　　　昧第３図 （Ａ）　　　　　　　（Ｂ） 第４図 ロ　　　　　　へ　　　　　　。 η　　　　　　Ｃｏ　　　　　　　ｃ。 ミ １二 ト

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字、記号などの骨格を表す骨格情報を抽出する
   工程と、前記骨格の特定点の座標値を決定する工程と、
   前記特定点の形状を示すパターンを複数のパターンの中
   から選択して特定部パターンとする工程と、前記特定部
   パターン情報に含まれている特定点同士を結ぶ線分情報
   を設定する工程とを含むことを特徴とするパターンデー
   タの作成方法。
2. （２）前記特定点は前記骨格情報の端部であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載のパターンデータ
   の作成方法。
3. （３）文字、記号などの骨格を表す骨格情報を基に、前
   記骨格の特定点の座標値を収納する収納手段と、特定点
   における代表的な形状情報を複数記憶しているパターン
   情報記憶手段と、複数の形状情報のうちの１つのパター
   ン情報と前記特定点とを対応づけて記憶する記憶手段と
   、前記特定点の形状情報同士の相対的な位置関係を記憶
   する手段と、コード情報を入力して前記特定点の座標値
   や形状情報及び位置関係を示す情報を基に前記コード情
   報に対応するパターン情報を作成して出力する出力手段
   とを備えることを特徴とするパターン発生装置。
4. （４）前記特定点の形状情報同士の相対的な位置関係を
   示す情報は前記形状情報同士を接続する線情報であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載のパターン
   発生装置。（５）前記特定点は前記骨格情報の端部であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のパタ
   ーン発生装置。