JPH0586920B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0586920B2
JPH0586920B2 JP62325312A JP32531287A JPH0586920B2 JP H0586920 B2 JPH0586920 B2 JP H0586920B2 JP 62325312 A JP62325312 A JP 62325312A JP 32531287 A JP32531287 A JP 32531287A JP H0586920 B2 JPH0586920 B2 JP H0586920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
information
character
skeleton
font
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62325312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01166967A (ja
Inventor
Kazuto Tanaka
Tadashi Yamazaki
Hisashi Ono
Kyoshi Ishii
Shinkichi Takai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Toyo Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Sangyo Co Ltd filed Critical Toyo Sangyo Co Ltd
Priority to JP62325312A priority Critical patent/JPH01166967A/ja
Publication of JPH01166967A publication Critical patent/JPH01166967A/ja
Publication of JPH0586920B2 publication Critical patent/JPH0586920B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は例えば電子計算機やワードプロセツ
サ等において、文字(以下各種記号等を含む)等
を表示・印刷するのに使用される文字パターンデ
ータを発生するパターン発生装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来より、文字や記号等の表示や印刷等に使用
されている文字パターンの代表的なものとして、
ビツトマツプフオント(ラスターフオント)、ス
トロークフオント、アウトラインベクトルフオン
トなどがある。このうち、ビツクマツプフオント
は文字や記号のパターンをm×mの升目に分割
し、その分割された升目内に文字部があるかどう
かにより、その升目を白か黒か(1か0)にして
パターンデータを作成し、そのデータ列を信号列
としてフオントデータを構成している。また、ス
トロークフオントはビツトマツプフオントと同様
文字や記号を升目に分割し、1行又は1列分の文
字等を横方向にスキヤンしたとき、文字のパター
ン部を検出した(黒点)開始点やそのパターン部
の終了点を座標で求め、この座標を信号列にして
フオントを構成したものである。更に、アウトラ
インフオントは文字の輪郭を線で結んで各線の座
標を求め、この座標を信号列にしてフオントを構
成するものである。
[発明が解決しようとする問題点] 以上の如く、フオントデータは文字や信号等の
形状を示すビツト列情報であり、その装置が使用
する文字の種類によつてその情報量は莫大なもの
になる。従つて、できるだけ情報量で必要にして
充分な文字、記号方法を構成することが求められ
る。例えば、日本語の文字(漢字)だけをとつて
も、その種類はJIS第1水準2965文字、JIS第2水
準3384文字の合計6349文字となり、文字の大きさ
は実用的には3〜17ポイントくらい迄要求され
る。
また、書体に関して代表的なものは、明朝体、
ゴシツク体の2種類であるが、その他、行書体、
草書体、更には創作書体等を加えればいくらでも
書体が追加されて増大する可能性がある。
ところが、これらの全ての要求に対応できるフ
オントを作成することはむつかしく、現在は書体
や文字の大きさを限定して、前述の3方式の夫々
の特徴を生かしてフオントパターンを構成してい
るが、それでもフオントの情報量が大きくなり処
理上のネツクになつている。
また、前述した3方式により作成されたフオン
トデータにはそれぞれ一長一短があり、特定の目
的に対して特定のフオントが採用されている。こ
れらフオントに共通して言えることは、1つの文
字に対して書体別、文字サイズ別にフオントを用
意しなければならない。このため、例え1つの書
体に対しても文字別或いはサイズ別に夫々独立し
たフオント情報を構成する必要があるため、その
情報量は膨大なものとなる。まして、複数の書体
を扱えるように、それに対応するフオントを用意
すると、ほとんど経済的に引き合わなくなる虞れ
があり、このことが、例えばEDP機器等におい
て、多様な商標体の処理がなかなか進展しない等
の原因であつた。
一方、従来よりEDP機器の出力手段として、
主としてドツトマトリツクス型のプリンタが使用
されていたが、最近、高解像度のレーザプリンタ
が出現するに至つて、高解像度、高速出力が可能
になり、現在の商業印刷に比肩し得る様な高品
位、多様書体の印字出力が得られる電子出版シス
テムが実現されるに至つた。
しかしながら、このようなレーザープリンタの
性能を駆使して電子出版印刷を行うためには、従
来のフオントを使用すると、フオントデータを収
容する膨大なメモリを備えた大型の機器を必要と
するので、特に文字数や文字種の多い日本語の電
子出版印刷システムの展開がおくれていた。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、
1文字当たりの情報量がより少なく、より多様性
に富み、印字品質や表示品質の高いフオントデー
タを発生するパターン発生装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明のパターン発
生装置は以下の様な構成を備える。即ち、 文字パターンの代表的な端部パターンを、基準
点と該基準点よりの相対座標で表された複数の端
点を含むデータ形式で記憶する端部パターン記憶
手段と、文字パターンの骨格を表わす骨格情報
を、その骨格の端部の座標値で記憶するととも
に、前記端部パターンの内の所定の端部パターン
と前記端部とを対応付け、前記端部パターン同士
の相対的な位置関係及び前記端部パターン同士を
接続する線に関する接続情報とを記憶する記憶手
段と、文字コードを入力すると前記記憶手段より
対応する骨格情報を読出す読出手段と、前記読出
手段により読出された骨格の各端部に対応する端
部パターンを求め、当該端部パターンの基準点を
前記骨格の端部に位置付けて該端部の座標値より
前記相対座標に従つて前記端点の座標値を求める
とともに前記接続情報に従つて前記端部パターン
同士を接続して前記文字コードに対応する文字の
輪郭を形成する輪郭形成手段と、前記輪郭形成手
段により作成された輪郭内を塗潰して文字パター
ンを発生するパターン発生手段とを有することを
特徴とする。
[作用] 以上の構成において、文字コードを入力する
と、記憶手段より対応する骨格情報を読出し、骨
格の各端部に対応する端部パターンを求め、当該
端部パターンの基準点を前記端部に位置付けて前
記端部の座標値より前記相対座標に従つて前記端
点の座標値を求めるとともに、接続情報に従つて
前記端部パターン同士を接続して前記文字コード
に対応する文字の輪郭を形成し、その輪郭内を塗
潰して文字パターンを発生することにより、フオ
ント情報量を少なくして種々の文字種や解像度の
高いパターン情報を発生できる。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
[パターンデータの発生方法(第1図)] 第1図は本実施例のパターンデータの作成方法
を示す機能ブロツク図である。
図中、100で文字のイメージパターンを入力
し、101でその文字パターンの骨格を抽出して
骨格情報を作成する。この骨格の抽出はイメージ
データをx軸及びy軸方向にスキヤンし、そのス
キヤンされたパターンデータの中心ドツトを検出
することにより得られる。また或いは、入力した
イメージデータをCRT等に表示し、デジタイザ
等によりその骨格部分をなぞつて、骨格データを
入力して作成するようにしても良い。
102では101で抽出された骨格データの端
部の相対座標値を求め、各端部の連結状態ととも
に記憶する。これら各端部の相対座標値は、文字
パターンの基準点(例えばパターンの左下点)よ
りの直角座標値や極座標値等で与えられる。そし
て、103でそれら端部のパターンを、端部パタ
ーンメモリ104に格納されている複数の端部パ
ターンの中から選択し、各端部に対応づけて記憶
する。104ではそれら端部同士を接続する線情
報を作成する。この線情報は直線或いは曲線に分
類され、曲線の線情報は曲線の曲率や傾き等に対
応して各種用意されている。
[具体例の説明(第2図〜第6図)] 以下、本実施例では文字「市」の文字パターン
を作成する場合を説明する。
第2図Aは「市」という文字の文字パターンよ
り骨格情報を取出し、デイスプレイに表示したも
のである。この骨格情報は、この文字の各端点2
0〜27の座標値として与えられる。第2図Bは
第2図Aの骨格情報の各端点のパターン情報30
〜37を設定したもので、選択された端点部の文
字輪郭、即ちオブジエクトパターンを各端点20
〜27に配置したものである。次にこれら各オブ
ジエクトパターンを接続する線情報は、これらの
端点を結ぶアウトラインベクトル情報で与えら
れ、これによつて各オブジエクトパターン30〜
37の各端点が結ばれ、第2図Cに示したように
「市」という文字をデイスプレイ上に表示するこ
とができる。
第3図は文字「市」の骨格及びオブジエクトパ
ターン等の設定を行う基本概念を示す図で、第3
図を基に本実施例を詳細に説明する。
文字「市」のコア情報は、「市」という文字の
骨格、即ち第3図においてコア端点20と22、
21と25、23と24、23と26及び26と
27を夫々結ぶ線で示されるものであるが、具体
的には、コア情報は各端点20〜27の座標情報
と、各端点を結ぶ骨格の軌跡の情報(線情報)、
即ち骨格が直線か或る種の曲線であるかを指定す
る情報と、各端点におけるオブジエクト情報の種
類と、その変形を指定する情報などで構成されて
いる。
即ち、例えば端点20については、その座標値
は基準点(例えば文字パターンの左下の点)から
の直角座標又は極座標で与えられ、端点20から
出ている骨格の軌跡は直線として与えられる。ま
た、端点20のオブジエクト情報の種類は“横線
の開始点”として与えられ、端点22については
同様に座標値と骨格の軌跡が与えられ、端点22
のオブジエクト情報の種類は“横線の終了点”と
して与えられる。
“横線の開始点”の情報は第4図Aに示した様
な輪郭の図形で与えられるオブジエクト情報を、
また“横線の終了点”の情報は第4図Bの如き輪
郭の図形で与えられるオブジエクト情報を指定す
るものである。上述の如く。第4図の各オブジエ
クト情報は、骨格情報の端点20,22の各点に
おける文字部分の形状を、この部分の輪郭を表す
線データとして持つている。
第4図Aは第3図のオブジエクトパターン30
の実線形状を示す図、第4図Bはオブジエクトパ
ターン32の実線形状を示す図である。
図示の如く、これら実線形状を示す情報は、骨
格情報の端点20(或いは22)よりの各実線上
の端部41と42(或いは43と44)の相対座
標と、端部41と42(或いは43と44)を結
ぶ曲線情報で構成されており、一般にはアウトラ
インベクトル情報で与えられるが、勿論ビツトマ
ツプ情報でも与えることができる。
コア情報における各端点同士を接続する線情報
は、オブジエクト情報が持つ輪郭を示す線を結ぶ
情報でもあり、例えば第3図の41と43、42
と44、……などを結ぶ線を指定する情報であ
る。この情報は一般には直線であるが、曲線の場
合もありうる。更に、この情報はアウトラインベ
クトル情報であつても良く、ビツトマツプ情報で
あつても良い。
以上の如く本実施例のパターンデータ構成方式
で作られたパターンデータ(以下、これをコア・
オブジエクトフオントと記載する)は、以下の様
な理由により、パターンデータを構成する情報量
(情報ビツト数)を、従来使用されているパター
ンデータに比べて大幅に圧縮できるという特徴を
持つ。
本実施例のコア・オブジエクトフオントにおい
ては、コア情報は各文字や記号に対し固有に保持
され、コア情報は文字、記号の属性として文字、
記号の数だけ存在する。また、オブジエクト情報
は文字の書体や記号群ごとに各文字間、各記号間
で同じ形状を持つ部分が多くあるので、各文字や
記号に関係ななく、書体毎、記号群毎に独立して
持つことになる。
[文字の変形例の対応例の説明(第5図)] 第5図は文字の変形を例を示す図である。
第5図Aは、文字を縦長にした例を示す図で、
第5図Bは文字を横長にした例を示す図で、いず
れの場合においても、コア情報だけを変更するだ
けで、オブジエクト情報はそのままにして簡単に
バランスの良い縦長、横長の文字を作成すること
ができる。
[コア情報とオブジエクト情報の共有関係の説明
(第6図)] 第6図はコア情報とオブジエクト情報の共用関
係を示す図である。
第6図において、文字「亜」「衣」「右」の左欄
のコア情報のうち、黒点をつけた各端点における
オブジエクト情報の種類と、右欄のオブジエクト
情報との対応を矢印で示してある。この図から明
らかな様に、「亜」「衣」「右」の3文字において、
オブジエクト情報30は各文字の4端点で共用さ
れており、オブジエクト情報32は各文字の4端
点で共用されている。
このようにして本実施例の方法を採用すれば、
オブジエクト情報は、例えば明朝体の書体で30種
類程度で書体を構成できる。また、平仮名、数字
等のオブジエクト情報は、文字固有のオブジエク
トになるとしても、明朝体の漢字、平仮名、数字
等を表現するのに、オブジエクト情報は100種類
程度用意すれば良いことになる。
また、書体が明朝体のコア情報は、JIS第1水
準及び第2水準とを合わせて合計6349文字に対
し、1文字の端点が平均15点として約10万端点の
座標情報とオブジエクト情報を指定することによ
り、JISの全ての漢字のフオントデータを構成す
ることができる。また、コア情報は文字の大きさ
に対しては基本的には端点座標の変換で対応でき
るので、コア情報に含まれる文字のサイズを指定
する情報は、端点座標の変換を指定する情報だけ
で良いことになる。
コア・オブジエクト情報を構成するもう1つの
要素である線情報は、オブジエクト情報に含まれ
る輪郭の端点を結ぶための情報で、一般的には直
線で結ばれるので、線情報の情報量はコア情報や
オブジエクト情報に比べるとはるかに少なくな
る。従つて、簡易な文字パターンの場合では、こ
れらオブジエクトパターン同士を直線で接続する
ようにして、線情報をほとんど無視するようにも
できる。
以上の如く本実施例の方式では、例えば明朝体
の書体で、実用的な各種の文字のサイズに対応す
るフオントの種類は、コア情報(約10万点の端点
の座標情報とオブジエクトの種類の指定情報、お
よび文字のサイズを指定する情報)、オブジエク
ト情報(約100種類)及び線情報(約20万の端点
を結ぶ(ほとんど直線)情報)で構成することが
出来、これを従来のフオントデータの容量に比べ
ると、かなりの情報量を節約することができる。
このことはまた、E.D.P.における文字処理の高速
化、多様化、コストダウン等を可能にするもので
ある。
また、本実施例の方式ではコア情報、オブジエ
クト情報、線情報を独自に持ち、その組合せで所
望の文字、図形などを表現するものであるから、
複数の書体についてコア情報を共通に持ち、これ
に異つたオブジエクト情報と線情報を組合わせて
文字、図形を作成したりすることもできる。
以上、漢字を中心に本実施例の方法を説明した
が、平仮名やカタカナ及びアルフアベツトなどの
文字や各種記号等にも適用できることはもちろん
である。
[文字パターン発生器の説明(第7図〜第9図)] 第7図は前述のパターン作成方法で作成された
文字パターンを内蔵した文字パターン発生器の概
略構成を示すブロツク図である。
図中、70は実施例の文字パターン発生器、図
示しない制御部等よりの文字コード72や文字の
回転や拡大等を指示する制御信号71を入力し
て、対応するパターンデータ78を出力する。7
3は第9図のフローチヤートに従つて、文字コー
ドを入力してパターンデータの読出しを行う読出
し制御部で、テーブル74を参照して文字コード
に対応する文字パターンアドレス等を決定し、文
字コードに対応する文字パターンの作成を行つて
いる。
75は第8図に示したフオント情報を格納して
いるフオントROMで、ここには前述したコア情
報(端部座標値やオブジエクトパターンアドレス
及び各端部を接続する線情報等)が格納されてい
る。76は端部のパターンデータ(オブジエクト
パターン)を格納している端部パターンデータメ
モリで、オブジエクトパターンの形状やオブジエ
クトパターンの端点(例えば第4図の端点41や
42等)の座標値等を記憶している。77は各端
部を接続する線の形状等を記憶している線パター
ンメモリである。
第8図はフオントROM75のデータ構成を示
す図である。
図中、80はその文字に含まれる各端部の座標
値(n個分)を示し、これら端部データは並び順
に2個の対になつており、例えば座標(X1,
Y1)と座標(X2,Y2)で示される端部同士が対
応している。端部データエリア80の先頭アドレ
スAD1は、入力した文字コードを基に読出し制
御部73のテーブル74を参照して求められる。
81は端部パターンデータメモリ76のアドレス
を、端部データエリア80の各端部データにに対
応して格納している端部パターンアドレスエリア
で、例えば端部パターンアドレス85は端部デー
タ83のパターンアドレスを格納し、端部パター
ンアドレス86は端部データ84のパターンアド
レスを格納している。また、端部パターンアドレ
スエリア81の先頭アドレスAD2は、テーブル
74により求めることができる。
82は線パターンアドレスを格納しているエリ
アであり、例えば線パターンアドレス87は端部
データ83と84で示される端部間を接続する線
情報のアドレスを示している。従つて、エリア8
2の線パターンアドレスのデータ数(m)は、端部の
数(n)の半分になる。また、線パターンアドレスエ
リア82の先頭アドレスAD3は、テーブル74
を参照して決定される。
以上の構成により、文字コードが入力されてパ
ターンの読出しが指示されたときの読出し制御部
73の動作を第9図のフローチヤートを基に説明
する。
まずステツプS1で図示しない制御部等よりの
文字コード72と制御信号71を入力する。ステ
ツプS2ではステツプS1で入力した文字コード7
2を基にフオントROM75のアドレスAD1を
決定する。次にステツプS3で、各端部の座標値
を入力し、互いに対応している端部同士を求め
る。
ステツプS4では各端部のパターンアドレスを
求める。これは文字コード等を基に端部パターン
アドレスエリア81の先頭アドレスAD2を決定
し、エリア80の各端部の座標値に対応させてパ
ターンアドレスを決定するものである。そして、
そのアドレスを基に端部パターンデータメモリ7
6より端部パターンデータを読出す。もしこのと
き、ステツプS1の制御信号により文字の回転等
が指示されていれば、この端部パターンの回転変
換を行う。これは、各端部の座標値の回転変換
と、各端部のオブジエクトパターンの端点の座標
値を回転変換するとともに、オブジエクトパター
ン(アウトラインベクトル或いはドツトパター
ン)を回転変換する。
ステツプS5でフオントROM75のエリア82
を参照して各端部間の線パターンアドレスを決定
し、そのアドレスを基に線パターンメモリ77よ
り線パターン情報を読み込む。この線パターン情
報もステツプS3の場合と同様に、ステツプS1の
制御信号により回転指示が与えられているときは
その線パターンが回転される。
ステツプS6ではステツプS4で読出した(或い
は更に計算を加えた)端部のオブジエクトパター
ン及びその端点の座標値と、線パターンメモリ7
7より読出した線パターンデータを基に、各端部
のオブジエクトパターン同士を線パターンで接続
し、入力した文字コードの輪郭及び文字幅を決定
する。
ここでは、端部のパターンを示すオブジエクト
パターンの各端点の座標値は、文字の骨格を示す
端部の座標値に対する相対座標値で与えられてい
るため、各端部(エリア80に格納された座標値
で与えられる)とオブジエクトパターンの位置は
容易に決定できる。また線パターンデータは、そ
れぞれ対応する端部間で、その端部に適用された
オブジエクトパターンの端点同士を接続するよう
に各端点間に挿入される。
こうしてステツプS7に進み、ステツプS6で求
めた文字の輪郭で囲まれた部分全て“1”にする
塗り潰しを行つて、入力した文字コードを文字パ
ターンデータ(ドツトデータ)に展開する。そし
てそのドツトデータを文字のパターンデータ78
として外部に出力する。
以上に説明した本実施例の作用効果を要約する
と下記の如くなる。
(1) 本実施例の方法により、オブジエクト情報が
文字のサイズに関係なく共通化できる上に、複
数の書体に対しても共有できるため、文字フオ
ントの情報量を小さくできる効果がある。
また更に、文字のサイズを指定する情報を追
加すれば、複数の文字のサイズに対して共通に
文字フオント情報を持つようにできるため、従
来の方式のように、書体別・サイズ別等毎に膨
大な文字や図形のフオントを持つ必要がなくな
る。これにより、E.D.P.等における文字、図形
処理に極めて有利となり、小容量のメモリを用
いた低価格の装置であつても、高解像に文字や
図形を再現できる。
(2) コア情報、オブジエクト情報、線情報はすべ
て座標情報(直行座標や極座標)で与えること
ができるので、簡単に座標変換が出来る。従つ
て、文字パターンの回転、拡大、縮小、縦長、
横長などの文字や図形の変形が容易になる。又
コア情報、オブジエクト情報を夫々独立して変
形することで、従来むつかしかつた文字、図形
の変形が容易に実現できる。
(3) また本実施例の文字パターン情報によれば、
文字、図形の主要部分が骨格部分を形成するコ
ア情報と輪郭部分を形成するオブジエクト情報
とに分割されて構成されているため、利用者が
新しい文字を創る場合、まず骨格部分のコアを
創り、これに既に持つているオブジエクト情報
を組合せることにより、容易に新しい文字パタ
ーンを作成することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、フオント
情報の記憶容量を少なくして、多くの文字種や解
像度の高い文字や記号等のパターンを発生できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のパターン作成方法の機能ブ
ロツク図、第2図A〜Cは文字「市」のコア情報
への分割、オブジエクトパターンの設定等を説明
した図、第3図は本実施例の文字「市」のフオン
ト作成の基本概念を説明するための図、第4図
A,Bは端部パターンの一例を示す図、第5図
A,Bは文字「市」の他の形状の文字パターンの
例を示す図、第6図は各文字パターンにおけるオ
ブジエクト情報の共有関係を示す図、第7図は実
施例の文字パターン発生器の概略構成を示すブロ
ツク図、第8図はフオントROMの構成例を示す
図、第9図は読み出し制御部におけるフオントパ
ターンの読み出し処理を示すフローチヤートであ
る。 図中、20〜27…端部、30〜37…オブジ
エクトパターン、41〜44…端点、70…文字
パターン発生器、71…制御信号、72…文字コ
ード、73…読出し制御部、74…テーブル、7
5…フオントメモリ、76…端部パターンデータ
メモリ、77…線パターンメモリ、78…パター
ンデータ、80…端部座標データエリア、81…
端部パターンアドレスエリア、82…線パターン
アドレスエリアである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 文字パターンの代表的な端部パターンを、基
    準点と該基準点よりの相対座標で表された複数の
    端点を含むデータ形式で記憶する端部パターン記
    憶手段と、 文字パターンの骨格を表わす骨格情報を、その
    骨格の端部の座標値で記憶するとともに、前記端
    部パターンの内の所定の端部パターンと前記端部
    とを対応付け、前記端部パターン同士の相対的な
    位置関係及び前記端部パターン同士を接続する線
    に関する接続情報とを記憶する記憶手段と、 文字コードを入力すると前記記憶手段より対応
    する骨格情報を読出す読出手段と、 前記読出手段により読出された骨格の各端部に
    対応する端部パターンを求め、当該端部パターン
    の基準点を前記骨格の端部に位置付けて該端部の
    座標値より前記相対座標に従つて前記端点の座標
    値を求めるとともに前記接続情報に従つて前記端
    部パターン同士を接続して前記文字パターンに対
    応する文字の輪郭を形成する輪郭形成手段と、 前記輪郭形成手段により作成された輪郭内を塗
    潰して文字パターンを発生するパターン発生手段
    と、 を有することを特徴とするパターン発生装置。 2 前記記憶手段は更に、前記端部パターンの変
    形を指定する変形情報を記憶していることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のパターン発
    生装置。
JP62325312A 1987-12-24 1987-12-24 パターン発生装置 Granted JPH01166967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62325312A JPH01166967A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 パターン発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62325312A JPH01166967A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 パターン発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01166967A JPH01166967A (ja) 1989-06-30
JPH0586920B2 true JPH0586920B2 (ja) 1993-12-14

Family

ID=18175414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62325312A Granted JPH01166967A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 パターン発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01166967A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2962937B2 (ja) * 1992-07-14 1999-10-12 キヤノン株式会社 文字処理装置及び方法
JPH07110675A (ja) * 1993-06-30 1995-04-25 Iiten Inf Syst Co Ltd 文字の構成方法及び文字の発生装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760457A (en) * 1980-09-29 1982-04-12 Mitsubishi Electric Corp Character fair copy device
JPS62201496A (ja) * 1986-03-01 1987-09-05 富士ソフトウェア株式会社 フオント記憶方式、フオント出力方式及びフオント編集方式
JPS62208715A (ja) * 1986-03-10 1987-09-14 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JPS62239187A (ja) * 1986-04-11 1987-10-20 株式会社日立製作所 学習用字体による漢字フオントの発生方式
JPS62278051A (ja) * 1986-05-27 1987-12-02 Ricoh Co Ltd 文字辞書作成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760457A (en) * 1980-09-29 1982-04-12 Mitsubishi Electric Corp Character fair copy device
JPS62201496A (ja) * 1986-03-01 1987-09-05 富士ソフトウェア株式会社 フオント記憶方式、フオント出力方式及びフオント編集方式
JPS62208715A (ja) * 1986-03-10 1987-09-14 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JPS62239187A (ja) * 1986-04-11 1987-10-20 株式会社日立製作所 学習用字体による漢字フオントの発生方式
JPS62278051A (ja) * 1986-05-27 1987-12-02 Ricoh Co Ltd 文字辞書作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01166967A (ja) 1989-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3375638B2 (ja) アンチ−アライアジング装置及び目的グリッドへの水平・垂直エッジの自動高速合わせの方法
JP3145509B2 (ja) 文字生成方法及びその装置
KR970008546B1 (ko) 문자 또는 도형의 처리방법
JPH0586920B2 (ja)
US4774508A (en) Method of forming matrix image
JPH0687217B2 (ja) 文字パターン発生表示装置
JP2669539B2 (ja) 文字出力方法および文字出力装置
JPS6346429B2 (ja)
JPH0456317B2 (ja)
JPH01191192A (ja) 高品質文字発生装置
JP2710350B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の画像処理方法
JPS6362751B2 (ja)
JP2835056B2 (ja) 高品質文字パターン発生方式
JP2803746B2 (ja) 文字処理方法及びその装置
JPH0239361A (ja) 文書処理装置
JPH0950272A (ja) アウトラインフォント生成方法およびアウトラインフォント生成装置
JPS6347908Y2 (ja)
JPH0226234B2 (ja)
JPH0784739A (ja) データ変換装置
JPH0772847A (ja) 文字フォント出力装置及び文字フォント生成装置
JPH07104664B2 (ja) 文字パターン発生表示装置
JPH0236955B2 (ja)
JPH081554B2 (ja) 文字処理装置
JPH0239362A (ja) 文書処理装置
JPS6346431B2 (ja)