JP2878876B2 - かつらベース形成用テープ、かつら及びかつらの製造方法 - Google Patents
かつらベース形成用テープ、かつら及びかつらの製造方法Info
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Description
のかつらベースを使用したかつらとその製造方法、並び
に上記かつらベースを形成するためのテープに関するも
のである。
状に形成し、かつらベースの網目の間から自毛を出すよ
うにして、かつらの毛と自毛とがうまり混じりあって、
より自然な雰囲気が得られるようにしたかつらがある。
しては、従来、かつらを着用する部分の人頭の周縁部を
覆う形状の合成樹脂製のネット材によって形成した枠部
材に、合成樹脂製の枠骨を取付けて人頭形状に沿うよう
にし、この枠部材に合成樹脂製の糸を網目形状に張った
ものや、図8に示すように、かつらを着用する部分の人
頭の全面を覆う大きさの合成樹脂製のネット材1に、合
成樹脂製の枠骨2を人頭形状に沿うように網目形状に取
付け、ネット材1が網目形状に残るように枠骨2に沿っ
てネット材1を切除したもの等がある。
らベースのうち、枠部材に、合成樹脂製の糸を網目形状
に張ったものでは、かつらを着用する部分の人頭にぴっ
たりと沿うのは、周縁部の枠部材の部分のみであり、枠
部材の内側の網目形状に張られた合成樹脂製の糸の部分
は保形性がないので、フィット性に欠け、着用する際
に、形を整え難く、形くずれもしやすいという問題があ
る。また、このタイプのかつらベースでは、網目形状に
張った糸に、毛をくくりつけるようにして植毛している
が、くくりつけた毛が糸に沿ってずれやすいし、細い糸
に植毛するので、ボリューム感が得られないという問題
がある。
目形状に残るように、ネット材1を枠骨2に沿って切除
したものは、枠骨2に沿って切除したネット材1がギザ
ギザになるため、頭皮を傷付けるおそれがある。また、
このタイプのかつらベースは、かつらを着用する部分の
人頭の全面を覆う大きさの合成樹脂製のネット材1を、
枠骨2を取付けて人頭形状に沿うように湾曲させている
が、この方法では、複雑な人頭形状にぴったりと沿わせ
ることが困難であるし、ネット材1に枠骨2を取付けた
後で、枠骨2に沿って不用なネット材1を切除しなけれ
ばならず、製造に手間がかかるという問題がある。
と沿い、自然な雰囲気でボリューム感を有するように植
毛することができるかつらベースを使用したかつらとそ
の製造方法、並びに上記かつらベースを形成するための
テープを提供しようとするものである。
めに、この発明は、かつらベース形成用テープとして、
熱溶着が可能で、かつ湾曲した状態に形状を保持し得る
合成樹脂製の線状の骨材を、二つ折りされたテープ状の
植毛用ネットの一側縁に沿って接着したものを使用す
る。
ベース形成用テープを多数本、人頭形状に沿うように湾
曲させながら網目形状に順次溶着連結してかつらベース
を形成し、このかつらベース形成用テープの植毛用ネッ
トに植毛するようにしている。
能で、かつ湾曲した状態に形状を保持し得る合成樹脂製
の骨材が、テープ状の植毛用ネットに沿って接着されて
いるため、人頭形状に沿うように湾曲させながら熱溶着
によって所望の網目形状に順次連結していくことによ
り、人頭形状に沿うかつらベースを容易に製造すること
ができる。
りされたテープ状の植毛用ネットの一側縁に沿って、線
状の骨材を接着しているので、広い面積で植毛すること
が可能となり、自然な雰囲気でボリューム感を有するよ
うに植毛することができる。
て説明する。
10は、テープ状の植毛用ネット11に沿って、骨材1
2を接着したものである。
のようにして一体化される。まず、植毛用ネット11と
骨材12を共に、熱溶着可能な合成樹脂によって形成す
る。そして、植毛用ネット11を図1に示すような1cm
程度のテープ状にし、これを二つ折りにして、図2に示
すように、骨材12を二つ折りした植毛用ネット11の
内側に入れて沿わせたり、あるいは図3に示すように、
骨材12を二つ折りした植毛用ネット11の外側に沿わ
せて、骨材12と植毛用ネット11とを高周波マシン等
によって熱溶着し、その後で2〜3mmの巾にカットす
る。
を沿わせて熱溶着すると、骨材12が扁平になって植毛
用ネット11がしっかりと固着される。なお、植毛用ネ
ット11のみでは、接着面が少ないので、充分固着され
ず、剥れやすい。
曲した形状を保持し得る弾性を有する合成樹脂によって
形成されている。したがって、上記骨材12は、図4に
示すようなかつらベース13の形状を保持するために充
分な程度の太さを有するが、毛量の多いスタイルに使用
されるものでは太く、毛量の少ないスタイルに使用され
るものでは細いものを使用するが、できるだけ細い方が
デザイン的にもよく、また軽量化の点でもよい。通常は
0.5〜0.8mmの合成樹脂製線材を使用する。
を使用して、図4に示すような、かつらベース13を製
造し、このかつらベース13に植毛して、図7に示すよ
うな、ショートのカーリースタイルのかつら14を製造
する方法について説明する。
部を覆う形状のネット材15に、合成樹脂製の枠骨16
を熱接着して枠部材を形成する。次に、この枠部材に、
図2に示すかつらベース形成用テープ10を、人頭形状
に沿うように湾曲させながら、網目形状に溶着連結させ
てかつらベース13を形成する。この後、このかつらベ
ース13の枠部材のネット材15と、かつらベース形成
用テープ10の植毛用ネット11に、手植によって植毛
すると、湾曲したかつらベース形成用テープ10に沿っ
て自然なカーリースタイルが得られる。手植によると、
毛の方向が根本からランダムになり、毛割れを起し難
く、自然感が出る。なお、枠部材の枠骨16には、固定
用のクリップ17が取付けられる。
プは、骨材によって人頭形状に沿って湾曲した形状に保
持されるので、この発明に係るかつらベース形成用テー
プによって形成したかつらベースを使用するかつらは人
頭にぴったりとフィットするという効果がある。
テープは、溶着によって簡単に連結されるため、テープ
の方向、間隔を組合せていろんなスタイルのかつらベー
スを簡単に製造することができる。
用テープは、テープ状の植毛用ネットに植毛するため、
植毛面積が大きく、ボリューム感のある植毛が可能であ
ると共に、植毛針が通りやすく作業性もよい。また、植
毛用ネットを二つ折りしたものでは、表裏両面から立体
的に植毛できるので、毛先の方向がランダムな自然感の
あるかつらが得られると共に大きな網目のかつらベース
でも充分な量の植毛ができ、軽いかつらが得られるとい
う効果もある。
視図
斜視図
斜視図
の斜視図
Claims (5)
- 【請求項1】 熱溶着が可能で、かつ湾曲した状態に形
状を保持し得る合成樹脂製の線状の骨材を、二つ折りさ
れたテープ状の植毛用ネットの一側縁に沿って接着した
かつらベース形成用テープ。 - 【請求項2】 合成樹脂製の骨材が、二つ折りされた植
毛用ネットの外側に接着されていることを特徴とする請
求項1記載のかつらベース形成用テープ。 - 【請求項3】 合成樹脂製の骨材が、二つ折りされた植
毛用ネットの内側に接着されていることを特徴とする請
求項1記載のかつらベース形成用テープ。 - 【請求項4】 多数本の請求項1記載のかつらベース形
成用テープを人頭形状に沿うように湾曲させて網目形状
に溶着連結して形成したかつらベースに植毛したことを
特徴とするかつら。 - 【請求項5】 多数本の請求項1記載のかつらベース形
成用テープを人頭形状に沿うように湾曲させながら網目
形状に順次溶着連結してかつらベースを形成した後、上
記かつらベース形成用テープの植毛用ネットに植毛する
ことを特徴とするかつらの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25385991A JP2878876B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | かつらベース形成用テープ、かつら及びかつらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25385991A JP2878876B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | かつらベース形成用テープ、かつら及びかつらの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598503A JPH0598503A (ja) | 1993-04-20 |
JP2878876B2 true JP2878876B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=17257128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25385991A Expired - Fee Related JP2878876B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | かつらベース形成用テープ、かつら及びかつらの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878876B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5129178B2 (ja) * | 2009-02-23 | 2013-01-23 | 株式会社アデランス | かつら |
JP5922357B2 (ja) * | 2011-09-05 | 2016-05-24 | 株式会社アートネイチャー | かつらベース |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP25385991A patent/JP2878876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0598503A (ja) | 1993-04-20 |
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