JP3131163U - ウィッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 蒸れによる頭皮へのトラブルが少なく、簡単に装着することが出来、自毛を起立させることが出来て、希望する増毛効果が得られるようなウィッグを提供する。
【解決手段】 頭部をその両側から挟み付けることで頭部に固定される固定部材と、この固定部材から所要の方向に伸びる基部と、この基部から生える毛髪部とから成るウィッグであって、前記基部に前記毛髪部とは別に生える、自毛起立用の毛髪部を備えていることを特徴とするウィッグとした。固定部材から頭に押し付けるようにするだけで簡単に装着出来て所望の増毛が達成される。前記自毛起立用の毛髪部には自毛を起す作用があり、このウィッグの着用状態をより自然に見せることが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】 頭部をその両側から挟み付けることで頭部に固定される固定部材と、この固定部材から所要の方向に伸びる基部と、この基部から生える毛髪部とから成るウィッグであって、前記基部に前記毛髪部とは別に生える、自毛起立用の毛髪部を備えていることを特徴とするウィッグとした。固定部材から頭に押し付けるようにするだけで簡単に装着出来て所望の増毛が達成される。前記自毛起立用の毛髪部には自毛を起す作用があり、このウィッグの着用状態をより自然に見せることが出来る。
【選択図】図1
Description
この考案は頭に押し付けるようにするだけで簡単に装着出来て、自毛を起立させることが出来、所望の増毛が達成されるようにしたウィッグに関する。
人造毛の根元を結んで毛根様のものを作り、医師がこれを頭皮に直接植え込む増毛法や、残っている毛髪の1本1本に別途用意した複数本の毛を結び付けるようにするなどの各種の増毛法が盛んに行われている。これは薄毛や禿を隠してより若く見せたいとする根強い要望があるためである。しかしながらこれ等は1本1本を植え込むような作業を必要とするため、多大の手間と費用とが掛かる上、そのメンテナンスも大変であり、しかもこうして植えた毛髪は永久的に保たれるものではないと言う問題があった。
これに対してウィッグを被ることで増毛する方法がある。ウィッグには例えば特開平10−195706号の「増毛方法」で用いられているような、付け毛を植毛した柔軟なシート部材を頭に被り、シート部材に設けられた髪挟み止め具で残っている自毛に止めるものがある。あるいは特開2002−115115号の「自毛活用型かつら及び自毛活用型かつらの製造方法」の図4及び図5で説明されているような、頭部に載せる円形の連結用リブに複数本の骨格様のリブが取り付けられていると共に、この骨格様のリブに多数の疑毛が取り付けられており、前記連結用リブに設けられたストッパーでを自毛に挟着するものがある。このようなウィッグであれば、たとえ装着に手間は掛かるにしても、クリニックに通ったりする労力や高額の費用を負担すると言うようなデメリットがない。
なお前記シート部材や骨格様のリブの代わりに網状体を用い、この網状体から付け毛を生やしたものもあり、ブラシを用いて網状体から自毛を引き出し付け毛と混ぜ合わせ馴染ませる(自毛混用である)ようにして頭部に装着するタイプのウィッグも提供されている。
特開平10−195706号公報(図2〜図4) 特開2002−115115号公報(図4、図5)
しかしながら特開平10−195706号のウィッグは髪挟み止め具で残っている自毛に止めるものであるため、使用中に全体がずれたり、シート部材の周縁部分が浮いたり大きく剥がれたり、蒸れて痒くなったりするなど装着感に大きな問題があった。また髪挟み止め具による装着方法であるために装着に手間が掛かる問題や、自毛の残り具合によっては髪挟み止め具が作用しにくかったりするなどの問題を抱えていた。また特開2002−115115号の自毛活用型かつらに於いてもやはりストッパーでを自毛に挟着するものであるため、装着に手間が掛かる、髪挟み止め具が作用しにくい状況がある、シート部材が使用中にずれたり周縁部分が浮いたり剥がれたりするなどの問題があった。
更に特開平10−195706号のウィッグでも特開2002−115115号の自毛活用型かつらでも、自毛が残っている場合にこの自毛を起こしてよりボリュームがあるように見せることが出来ない。仮にブラシを用いて自毛を持ち上げて見ても、時間の経過で寝てしまう問題が解決されていない。
そこでこの考案は上述したような問題点を解決して、蒸れによる頭皮へのトラブルが少なく、簡単に装着することが出来、しかも自毛を起立させることが可能で、希望する増毛効果が得られるようなウィッグの提供を課題とする。
上記課題は、頭部をその両側から挟み付けることで頭部に固定される固定部材と、この固定部材から所要の方向に伸びる基部と、この基部から生える毛髪部とから成るウィッグであって、前記基部に前記毛髪部とは別に生える、自毛起立用の毛髪部を備えていることを特徴とするウィッグとすることによって達成される。
前記固定部材からは基部が伸びており、この基部に毛髪部が設けられている。またこの基部は頭の上に当たる前記固定部材の中央付近の部位から放射状に設けるようにすると良い。例えば前記固定部材で頭部をその両側から挟み付けた場合には、頭の上に当たる前記固定部材の中央部から前後に向かって放射状に設けるのである。或いは中央部に限られず固定部材の全体から伸びるように基部を取り付けて成るものとすることも可能である。
前記基部は前記毛髪部とは別に生える自毛起立用の毛髪部を備えている。前記毛髪部とこの自毛起立用の毛髪部とは別々に基部に設けられていても一体に設けられていても良い。前者では例えば前記毛髪部よりも短い自毛起立用の毛髪部を基部に一緒に植えたり、この自毛起立用の毛髪部だけを基部の横に生やしたり、下面に生やしたりする構成が可能である。また後者では例えば毛髪部を二つ折りにしてその長い方を前記毛髪部とし短い方を自毛起立用の毛髪部として折り部から基部に植えたり、前記毛髪部の基部側の端部を突出させるなどして前記自毛起立用の毛髪部としたりする構成が可能である。また前記毛髪部とこの自毛起立用の毛髪部とでは本数が異なっていても良い。毛髪部の基部側の端部を突出させて自毛起立用の毛髪部とする場合(すなわち両者が一本で一体の場合)では、突出部分(自毛起立用の毛髪部)を折り返すようにする。この自毛起立用の毛髪部は頭皮に添う方向から前記毛髪部に添う方向まで位の間の、任意角度で設けられていれば良い。また前記自毛起立用の毛髪部をJ字形状やループ形状に形成しても良い。
この考案はほぼ頭部の形状に湾曲して作られた弾力性や捲き付き性のある固定部材によって頭部を挟み付けるようにして装着するウィッグである。従って頭に押し付ける、或いは固定部材を開き加減に頭を挿入するようにするだけで頭部に簡単に固定することが出来、使用中にずれたり剥がれたりするなどの従来の問題を生ぜず、また上述した従来の髪挟み止め具に係る自毛の残り具合による問題はこの考案には有り得ないものとなっている。そして前記毛髪部を自毛と合わせてより自然に見えるようにすることも可能である。また固定部材から基部が伸びてあたかも柳の枝のような構造となっているため、蒸れによる問題が大幅に減少している。従来のウィッグに有り勝ちないわゆるトンスラ構造ではないため蒸れが少ないのである。また基部は後述するように個人個人の自毛の残存具合や希望するヘアースタイルに合わせることを可能にしている。なおこのウィッグをエクステンションとして構成することが出来る。
前記自毛起立用の毛髪部は自毛を起す作用がある。このことをここでは自毛起立用と呼んでいる。自毛を起こし自毛と混ざるためである。これによって毛髪全体がより自然なものに見えるようになり、密着性が増してこの考案のウィッグが微妙にずれることを抑制する作用がある。前記基部と基部との間を自然に見せる効果もある。この自毛を起こす作用を高めるために一の基部に対しこの自毛起立用の毛髪部の本数の方を前記毛髪部の本数よりも多くする構成も好ましい。
この考案のウィッグは、頭皮の地膚の色に合わせて固定部材や基部に幾種類もの色目のものを用童しておき、使用者に合わせて選択出来るようにしておくことが望ましい。また毛髪部に付いても各種カラーを選択可能にしておくことが好ましい。或いは上記を注文生産方式により対応させることも可能である。また実際にウィッグを頭に着けた状態で、使用者の頭の状況や希望するヘアースタイルなどに応じて、基部や毛髪部を切り合わせるようにすれば良い。なお生え際処理が必要な場合にはこれまでの技術を併用すれば良い。
この他、前記固定部材の裏面に粘着部を設けて頭皮や自毛に粘着させるようにすることも可能である。また前記基部の先端部に返し部を設けるなどして基部がずれにくくするなどの工夫も好ましい。また前記基部を設ける方向や密度などは個個人の毛髪の残り具合などで調節するようにすれば良い。或いはこれに付いても注文生産とすることが可能である。なお毛髪部でカバーする領域を増やしたい場合には、植える毛髪部の密度を高めたり、固定部を波状に形成してより多くの毛髪部を植え得るような構成を採用することも可能である。
次にこの考案はさらに前記固定部材が2以上設けられているものとすることが出来る。例えば2つの固定部材を各々の中央部分でX字形状に固定して設けるのである。これによれば前記固定部材の数が多くなる分、頭部への固定がより強固なものとなる。またその分基部の数を多くすることも可能で、それだけ毛髪部のボリュームを高めたり、目的とする部位の毛髪部によるカバー効果をより高めることが可能となる。
さらに前記2以上の固定部材を接続するためのジョイント部材を備えているものとしても良い。この構成によればジョイント部材に対して固定部材を取り付けることになるため、固定部材を取り付ける位置や固定部材の数を使用者の要求に合わせて提供することが出来るし、また固定部材を着脱自在として後から変更し得るようなウィッグを提供することが出来る。
さらに前記ジョイント部材から出る基部を備えているものとしても良い。この場合ジョイント部材は固定部材である。固定部材の頭部を挟み付けるようにしてウィッグを装着する機能と、基部を設けるジョイント部材とで役割を分担したものである。
また前記ジョイント部材から生える毛髪部を備えており、且つ前記毛髪部をつむじ状に形成して成るものとすることが出来る。すなわち前記ジョイント部材に毛髪部を設けるに当たり、つむじがそこにあるようにしてより自然な感じを出すことが可能である。なおジョイント部材をこの部分に設けた毛髪部によって隠すことが出来るので都合が良い。
さて上述した請求項1のウィッグに於いて、前記固定部材に磁石が取り付けられているものとすることが出来る。磁石から出る磁力線が血流に作用することにより血行が促進される効果が知られており、肩や背中等のこりを解消する目的で盛んに用いられている。そこで磁力を頭皮の毛細血管に作用させる得るようにしたのである。なお前記基部の所要箇所にに磁石が取り付けられているものを提供することも可能である。
または前記固定部材にトルマリンが取り付けられているものとすることが出来る。今日ではトルマリンの圧電性に起因するマイナスイオン発生作用が認められている。またトルマリンからは遠赤外線が放出されるため融雪システムにも利用されている。とりわけ遠赤外線効果が頭皮に作用することを利用するために前記固定部材にトルマリンを取り付けたのである。
また請求項1のウィッグに於いて、前記基部から生える毛髪部を分け目状に形成して成るものとしても良い。前記毛髪部で増毛しておき、基部の部分に分け目を付けようと言うものである。やはり毛髪全体をより自然なものに見えるようにすることに寄与する。なおこのような分け目状の毛髪部は固定部材に設ける構成も可能である。またこの分け目状の毛髪部を有する固定部材を、他の固定部材と交わるように設けても良い。
さて請求項1のウィッグに於いて、前記基部が複数の基部に分岐しているものとすることが出来る。上述したように前記毛髪部でカバーする領域を増やしたい場合には基部に植える毛髪部の密度を高めたり、基部を波状に形成してより多くの毛髪部を植え得るような構成としたり、この項で言う基部を分岐させて各々の基部に毛髪部を植えた構成のものとすれば良い。
この考案のウィッグは、頭部をその両側から挟み付けることで頭部に固定される固定部材と、この固定部材から所要の方向に伸びる基部と、この基部から生える毛髪部と、前記基部に前記毛髪部とは別に生える自毛起立用の毛髪部とから成ることを特徴とするものであるため、頭に押し付けるようにするだけで手間が掛からずに簡単に装着出来て所望の増毛効果が得られ、ずれにくくて取れにくく、蒸れが少なく、自毛を起立させることが出来、医師等の専門家が不要で、トータルのコストが安くつくと言う優れた効果を奏するものとなっている。
この考案は以下に説明する幾つかの実施形態に限定されるものではない。すなわちこの考案はこの思想の範囲内に於いて数々のバリエーションを提供することが出来るものである。
(第1実施形態)
図1乃至図3を用いてこの考案の第1実施形態のウィッグを説明する。符合1は略U字形状に成型された弾力性を有する合成樹脂製の固定部材であり、図1で示すように頭部の両耳の方向に装着すると頭部を両側から挟着する性質を有するものである。この固定部材1のほぼ中央部分から頭部の前後方向に向けて極く薄く成型された合成樹脂製の基部2が複数個設けられており、この基部2に人造の毛髪である多数の毛髪部3が設けられている。図3は基部2の部分を斜視図的模式図及び部分断面図にて表わしたものであるが、基部2には挿通孔20が開孔されておりこの挿通孔23に毛髪部が植えられるのであるが、特に毛髪部が基部2の挿通孔20を貫通して上方に生える毛髪部3と下方に突出する毛髪部30とに分けられている点に特徴を有する。この下側の毛髪部30は図示するように毛髪部3の方向へカールされている。
図1乃至図3を用いてこの考案の第1実施形態のウィッグを説明する。符合1は略U字形状に成型された弾力性を有する合成樹脂製の固定部材であり、図1で示すように頭部の両耳の方向に装着すると頭部を両側から挟着する性質を有するものである。この固定部材1のほぼ中央部分から頭部の前後方向に向けて極く薄く成型された合成樹脂製の基部2が複数個設けられており、この基部2に人造の毛髪である多数の毛髪部3が設けられている。図3は基部2の部分を斜視図的模式図及び部分断面図にて表わしたものであるが、基部2には挿通孔20が開孔されておりこの挿通孔23に毛髪部が植えられるのであるが、特に毛髪部が基部2の挿通孔20を貫通して上方に生える毛髪部3と下方に突出する毛髪部30とに分けられている点に特徴を有する。この下側の毛髪部30は図示するように毛髪部3の方向へカールされている。
この実施形態のウィッグを頭部に装着した状態を図2で表わすが、頭頂方向から見て固定部材1も基部2も頭部の形状に添った状態となっている。毛髪部3は無数に設けられているわけであるが、図面では煩雑となるのを避けるために省略によってそのほんの一部を描いた。このウィッグによれば頭に押し付けたり固定部材1を開き加減にして頭を挿入するだけで頭部に簡単に固定することが出来、使用中にずれたり剥がれたりするなどの従来の問題を生じにくい。そして前記毛髪部3を残っている自毛と合わせてより自然に見えるようにすることも可能である。また固定部材1から基部2が放射状に伸びているため蒸れによる問題が大幅に減少している。また毛髪部3から前記基部2の挿通孔20を貫通して下方に突出する毛髪部30は自毛起立用の毛髪部であって自毛を起す作用がある。これによって毛髪全体がより自然なものに見えるようになり、密着性が増してウィッグが微妙にずれることを抑制する作用がある。また前記基部2の縁部を隠す効果もある。なおこのような毛髪部とは反対側に生える自毛起立用の毛髪部を備えている基部の構成は、この考案のウィッグ以外のウィッグにも適用可能であり、これに付いても上述したような優れた効果を奏する。
なおこのウィッグは予め使用者の頭皮の地膚の色に合わせた色目の固定部材1や基部2を専門家に決定してもらうと良い。また基部2を出す方向や本数や毛髪部3,30の色目などに付いても事前に決めておくと良い。そして最初の装着時に専門家によって基部2の長さを整えたり毛髪部3を切り揃えたりする。もちろん幾種類かの既成のものの中から好みのものを使用者が選択して着用することも可能である。なお装着に際し固定部材1の下に自毛が入り込むようであればこれをかき出すようにする。毛髪部3にブラシを入れて自毛に馴染ませるようにすると見た目が良い。
なお固定部材1の表面に起毛を施しても良い。これには静電吹き付け加工などの技術が利用し得る。また固定部材1は上述した合成樹脂製に成るものばかりでなく、金属性の薄い板バネを内蔵する布製の固定部材を用いたものなども提供可能である。
(第2実施形態)
次に図4を用いてこの実施形熊のウィッグを説明する。これは2つの固定部材10,10をX字状にし、それ等の中央部分を円形のジョイント部材11で止め合わせ、固定部材10のほぼ中央部分から頭部の周囲方向に向けて極く薄く成型された合成樹脂製の基部2を複数個設け、この基部2に人造の毛髪である多数の毛髪部3,30を設けて成る。また固定部材10やジョイント部材11にも毛髪部3,30を設けている(図4では固定部材10やジョイント部材11の毛髪部30を図示せず)。固定部材10を2つ用いることによって頭部のグリップ性能を高めるようにしている。なお毛髪部3を固定部材10やジョイント部材11にも設けてそれぞれを隠しやすいようにした。
次に図4を用いてこの実施形熊のウィッグを説明する。これは2つの固定部材10,10をX字状にし、それ等の中央部分を円形のジョイント部材11で止め合わせ、固定部材10のほぼ中央部分から頭部の周囲方向に向けて極く薄く成型された合成樹脂製の基部2を複数個設け、この基部2に人造の毛髪である多数の毛髪部3,30を設けて成る。また固定部材10やジョイント部材11にも毛髪部3,30を設けている(図4では固定部材10やジョイント部材11の毛髪部30を図示せず)。固定部材10を2つ用いることによって頭部のグリップ性能を高めるようにしている。なお毛髪部3を固定部材10やジョイント部材11にも設けてそれぞれを隠しやすいようにした。
(第3実施形態)
次に図5によりこの実施形態を説明する。上述した第2実施形態のウィッグではジョイント部材11に毛髪部3を設けているが、この実施形態のジョイント部材12ではつむじ31が形成されるように毛髪部3を整えている点に特徴を有する(毛髪部30は図示していない)。なおつむじは固定部材上に形成することも可能である。
次に図5によりこの実施形態を説明する。上述した第2実施形態のウィッグではジョイント部材11に毛髪部3を設けているが、この実施形態のジョイント部材12ではつむじ31が形成されるように毛髪部3を整えている点に特徴を有する(毛髪部30は図示していない)。なおつむじは固定部材上に形成することも可能である。
(第4実施形態)
次に図6はこの実施形態のウィッグの固定部材13部分の頭部装着状態を表わしたものである。この固定部材13に磁石粒4とトルマリン粒5とを交互に配設して成る。この固定部材13の磁石粒4から出る磁力線が頭皮の毛細血管に作用する。またトルマリン粒5から出る遠赤外線が頭皮に作用する。
次に図6はこの実施形態のウィッグの固定部材13部分の頭部装着状態を表わしたものである。この固定部材13に磁石粒4とトルマリン粒5とを交互に配設して成る。この固定部材13の磁石粒4から出る磁力線が頭皮の毛細血管に作用する。またトルマリン粒5から出る遠赤外線が頭皮に作用する。
(第5実施形態)
次に図7はこの実施形態のウィッグの基部2部分を表わしたものである。この基部2に生えるたくさんの毛髪部3は分け目32を生ずるように左右に振り分けて設けられている。他の毛髪部で増毛しておき、この基部2の部分に分け目32を付けて毛髪全体をより自然なものに見えるようにしようと言うものである。
次に図7はこの実施形態のウィッグの基部2部分を表わしたものである。この基部2に生えるたくさんの毛髪部3は分け目32を生ずるように左右に振り分けて設けられている。他の毛髪部で増毛しておき、この基部2の部分に分け目32を付けて毛髪全体をより自然なものに見えるようにしようと言うものである。
(第6実施形態)
最後に図8はこの実施形態のウィッグの基部21部分を表わしたものである。この基部21は先の方で二股の分岐部22,22に分岐しており、基部21及び分岐部22,22に毛髪部3,30が設けられている。毛髪部30は自毛起立用の毛髪部であって、自毛を起す作用がある。この実施形態の基部を使用することで毛髪部3がカバーし得る領域を増やすなどのコントロールが可能となるのである。なお股数を葉脈のように増やしたりしても良い。
最後に図8はこの実施形態のウィッグの基部21部分を表わしたものである。この基部21は先の方で二股の分岐部22,22に分岐しており、基部21及び分岐部22,22に毛髪部3,30が設けられている。毛髪部30は自毛起立用の毛髪部であって、自毛を起す作用がある。この実施形態の基部を使用することで毛髪部3がカバーし得る領域を増やすなどのコントロールが可能となるのである。なお股数を葉脈のように増やしたりしても良い。
この考案のウィッグでは固定部材や基部や毛髪部の素材に限定はない。例えば固定部材を弾力性のある板バネで構成する以外にも、2枚の合成樹脂ベルトの一方を緊張させるようにして両者を重合し、捲き戻ろうとする性質を付与してこれを固定部材に使用することが出来る。何れにせよ頭部をその両側から(両側側からとは限られない)挟み付けることで頭部に固定されるようなものであればどのような形態のものであっても良い。毛髪部30に付いて、これは毛髪部3と同じ基部2の側に設けて毛髪部3とは異なる方向に突設しても良い。基部2から横方向に突設することも可能である。なおこの考案のウィッグはエクステンションとしての構成が可能である。なおこのような毛髪部とは別に生える自毛起立用の毛髪部を備えている基部の構成は、この考案のウィッグ以外のウィッグにも適用可能であり、これに付いても上述したような優れた効果を奏する。
1 固定部材
10 固定部材
11 ジョイント部材
12 ジョイント部材
13 固定部材
2 基部
20 挿通孔
21 基部
22 分岐部
3 毛髪部
30 毛髪部
31 つむじ
32 分け目
4 磁石粒
5 トルマリン粒
10 固定部材
11 ジョイント部材
12 ジョイント部材
13 固定部材
2 基部
20 挿通孔
21 基部
22 分岐部
3 毛髪部
30 毛髪部
31 つむじ
32 分け目
4 磁石粒
5 トルマリン粒
Claims (9)
- 頭部をその両側から挟み付けることで頭部に固定される固定部材と、この固定部材から所要の方向に伸びる基部と、この基部から生える毛髪部とから成るウィッグであって、前記基部に前記毛髪部とは別に生える、自毛起立用の毛髪部を備えていることを特徴とするウィッグ。
- 前記固定部材が2以上設けられている請求項1に記載のウィッグ。
- 前記2以上の固定部材を接続するためのジョイント部材を備えている請求項2に記載のウィッグ。
- 前記ジョイント部材から出る基部を備えている請求項3に記載のウィッグ。
- 前記ジョイント部材から生える毛髪部を備えており、且つ前記毛髪部をつむじ状に形成して成る請求項3に記載のウィッグ。
- 前記固定部材に磁石が取り付けられている請求項1に記載のウィッグ。
- 前記固定部材にトルマリンが取り付けられている請求項1に記載のウィッグ。
- 前記基部から生える毛髪部を分け目状に形成して成る請求項1に記載のウィッグ。
- 前記基部が複数の基部に分岐している請求項1に記載のウィッグ。
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