JP2878153B2 - プラスチック筐体のフレームグランド強化構造 - Google Patents

プラスチック筐体のフレームグランド強化構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の電子機器における、プラスチック筐体のフレーム
グランド(以下、F/G)強化構造に関する。F/G
(フレームグランド)とは、プリント板内で生じた電位
を装置内の各プリント板・筐体間で電気的導通を行うこ
とで均一化するための物理的接触を言う。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータを初めとする電
子機器における重要な規格の一つに、VCCI規格があ
る。電子機器の筐体はその使用用途・デザイン等の制約
からプラスチック筐体を用いることが多く、この条件下
で規格をクリアする為には「放射ノイズを最小限に抑え
ること」→「装置内での電位差を極力無くすこと」が必
須条件の一つである。その為には、電位の発生源である
電子回路自体で対応するのが適策であるが、現状では電
気的な対策だけでは不十分であることから、構造面から
も対応しているのが殆どである(例えば、実開昭60−
131971号公報)。その最も代表的な対策がプラス
チック筐体内面へのメッキ(あるいは蒸着・塗装等)処
理であり、この場合重要な事はプリント板とメッキ面と
の電気的導通を安定させることである。
【0003】従来、この種のプラスチック筐体のF/G
構造における導通方法としては、図5に示すように、適
切な位置にF/Gスプリング105を取り付けたプリン
ト板102を、ねじ104を用いねじ用取り付け座10
3に固定することで、プリント板102とプラスチック
筐体101の物理的接触を行うのが現状の一般的な方法
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のF/G
の導通方法においては、F/G箇所の数が増えることに
伴ってプリント板面をF/Gスプリングが占有し、プリ
ント板の小型化→装置自体の小型化の大きな妨げとなる
こと、および部品点数の増加やプリント板パターン面に
F/Gスプリングを取り付けることによる後工事の発生
が不経済性に繋がることが課題であった。
【0005】また、電気的導通性能を左右する導通抵抗
においても大きな課題を持っている。従来の導通方法に
おいては、接触点がプリント板・F/Gスプリング、F
/Gスプリング・プラスチック筐体内面と2箇所存在す
るため、導通抵抗の増加により導通性能の保証値が低下
し、VCCI規格をクリアする際にその妨げとなる可能
性が高い。
【0006】本発明の目的は、上記従来の課題を解消
し、電気的導通の安定化、プリント板の小型化および部
品点数の削減をはかったプラスチック筐体のフレームグ
ランド強化構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプラスチック筐
体のフレームグランド強化構造は、メッキが施されたプ
ラスチック製の筐体の内面に形成されプリント板を締結
固定するための取り付け座と、この取り付け座の周囲の
任意の位置に前記筐体内面もしくは前記取り付け座の一
部から連なって一体成形され弾力性を有するスプリング
部およびその一端に接触部を設けてなり且つ前記スプリ
ング部を含めて全体にメッキが施された接触体とからな
り、前記プリント板を前記取り付け座に締結固定するこ
とにより前記接触部が前記プリント板表面と前記筐体内
面の双方に一定の圧力をもって接触すべくしたものであ
る。
【0008】このプラスチック筐体のフレームグランド
強化構造において、前記スプリング部を前記筐体内面か
ら2個成形し前記接触部の両端につなげ且つ全体にメッ
キを施してもよいし、また前記接触部の接触部位に補助
スプリングを一体成形して設け且つメッキを施してもよ
い。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示し、
(a)はプリント板を取り付ける前の状態の側面図、
(b)はプリント板を取り付けた状態の側面図である。
また、図2ないし図4はそれぞれ本発明の第2ないし第
4の実施例を示す図である。
【0011】図1に示す本発明の第1の実施例は、内面
にメッキが施されたプラスチック筐体1、プリント板
2、プリント板2を固定するためにプラスチック筐体1
内に成形してあり且つメッキ処理したねじ用取り付け座
3とを有し、ねじ4を用いてプリント板2がプラスチッ
ク筐体1に固定されるようになっている。プラスチック
筐体1には、本実施例のポイントである接触体5が一体
に設けられている。
【0012】この接触体5の形状について説明すると、
図1からも明らかなように、接触体5は、薄板状のスプ
リング部6と、その先端に設けた接触部7から構成さ
れ、これらはプラスチック筐体1の内面の一部から連な
って一体成形されており、プラスチック筐体1と同じく
すべてにメッキ処理が施されている。スプリング部6は
任意の力が長時間掛かっても塑性変形や破壊が生じない
ようになっており、また接触部7の長さ寸法Lはねじ用
取り付け座3の高さより大きくしてある。
【0013】このような第1の実施例において、プリン
ト板2をねじ4によってねじ用取り付け座3に締結固定
することにより、図1(b)に示すように、接触部7が
プリント板2とプラスチック筐体1の内面の間に挟ま
れ、接触部7自体のプラスチック固有の弾性力による撓
みによってプリント板2表面とプラスチック筐体1内面
の双方に一定の圧力をもって接触し、両者間の電気的導
通が一体成形のスプリング部6を介した接触部7とプリ
ント板2の1箇所のみの接触点によって得られる。
【0014】図2は本発明の第2の実施例を示し、
(a)および(b)はそれぞれプリント板の取り付け前
および取り付け後を示す側面図である。
【0015】この第2の実施例は、接触体15の接触部
17が、プラスチック筐体1から一体成形された2本の
スプリング部16によってその両端部を保持される構成
となっており、プリント板2を締結固定したときの電気
的導通は、図2(b)に示すように、接触部17とプリ
ント板2の1箇所のみの接触で得られる。ここで、プラ
スチック筐体1、スプリング部16および接触部17の
すべてにメッキ処理が施されている。
【0016】この場合、第1の実施例と比較して接触体
15が必要とするプラスチック筐体1内のスペースは大
きいものの、接触体15とプラスチック筐体1との接点
が3箇所有り、また、プリント板2の取り付け時に発生
する接触部17の傾きがないため、より確実な物理的接
触を得ることができる。
【0017】図3は本発明の第3の実施例を示し、
(a)および(b)はそれぞれ取り付け物の取り付け前
および取り付け後を示す側面図である。
【0018】この第3の実施例は、プラスチック筐体1
から一体成形された接触体25の接触部27の上下端
に、補助スプリング部28を一体成形により追加して設
け、取り付け物29に対する反力を低減させ、尚且つ安
定した接触力を得るように構成したものであり、プラス
チック筐体1、接触体25、接触部27および補助スプ
リング部28のすべてにメッキ処理を施している。取り
付け物29を固定したときの電気的導通は、図3(b)
に示すように、接触部27と取り付け物29の1箇所の
みの接触で得られる。これは、取り付け物29がスナッ
プフィット嵌合によるプラスチック筐体などの場合、筐
体間の嵌合不良を避けるためには本実施例の形状が適切
である。
【0019】図4は本発明の第4の実施例を示し、
(a)および(b)はプリント板を取り付ける前の側面
図および斜視図、(c)はプリント板取り付け後の側面
図である。
【0020】この第4の実施例は、接触体35のスプリ
ング部36をねじ用取り付け座3の側面から一体成形
し、その先端に接触部37を設けた構成となっており、
ねじ用取り付け座3、接触体35、スプリング部36お
よび接触部37のすべてにメッキ処理を施している。
リント板2を締結固定したときの電気的導通は、図4
(c)に示すように、接触部37とプリント板2の1箇
所のみの接触で得られる。
【0021】第4の実施例の形状は、プラスチック筐体
1の内面のスペースをとらず、接触体35の省スペース
化に有効である。なおこの場合、接触部37の片側は必
ずしもプラスチック筐体1に接触していなくてもよい。
【0022】なお上述した各実施例において、第3の実
施例の補助スプリング部28は、あたかも第1の実施例
の接触部7相当のものに付加するように例示したが、こ
れに限らず、第2および第4の実施例の接触部17およ
び37に補助スプリング部を付加するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、従来の技術ではプ
リント板とプラスチック筐体内面の電気的導通をF/G
スプリングにて行っていたが、本発明ではプラスチック
筐体と一体成形した接触体を用いる構成とすることによ
り、プリント板の小型化・部品点数削減による経済性を
もたらし、尚且つ、F/G媒体数を削減することならび
にプラスチック固有の弾性力を用いることにより、各部
品間の導通抵抗の削減と接触圧力の向上を図り、結果的
に電子機器から発生される放射ノイズを従来より低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、(a)はプリン
ト板取り付け前、(b)はプリント板取り付け時の状態
をそれぞれ示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、(a)はプリン
ト板取り付け前、(b)はプリント板取り付け時の状態
をそれぞれ示す側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示し、(a)は取り付
け物取り付け前、(b)は取り付け物取り付け時の状態
をそれぞれ示す側面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示し、(a)および
(b)はプリント板取り付け前の状態の側面図および斜
視図、(c)はプリント板取り付け時の状態を示す側面
図である。
【図5】従来のF/G構造の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1,101 プラスチック筐体 2,102 プリント板 3,103 ねじ用取り付け座 4,104 ねじ 5,15,25,35 接触体 6,16,26,36 スプリング部 7,17,27,37 接触部 28 補助スプリング部 29 取り付け物 105 F/Gスプリング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキが施されたプラスチック製の筐体
    の内面に形成されプリント板を締結固定するための取り
    付け座と、この取り付け座の周囲の任意の位置に前記筐
    体内面もしくは前記取り付け座の一部から連なって一体
    成形され弾力性を有するスプリング部およびその一端に
    接触部を設けてなり且つ前記スプリング部を含めて全体
    にメッキが施された接触体とからなり、前記プリント板
    を前記取り付け座に締結固定することにより前記接触部
    が前記プリント板表面と前記筐体内面の双方に一定の圧
    力をもって接触すべくしたことを特徴とするプラスチッ
    ク筐体のフレームグランド強化構造。
  2. 【請求項2】 前記スプリング部を前記筐体内面から2
    個成形し前記接触部の両端につなげ且つ全体にメッキを
    施してなることを特徴とする請求項1記載のプラスチッ
    ク筐体のフレームグランド強化構造。
  3. 【請求項3】 前記接触部の接触部位に補助スプリング
    一体成形して設け且つメッキを施してなることを特徴
    とする請求項1または2記載のプラスチック筐体のフレ
    ームグランド強化構造。
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JPH1116617A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Yamatake Honeywell Co Ltd 計器の接地構造
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