JP2877444B2 - くじ付きはがき - Google Patents

くじ付きはがき

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JP2877444B2
JP2877444B2 JP2140552A JP14055290A JP2877444B2 JP 2877444 B2 JP2877444 B2 JP 2877444B2 JP 2140552 A JP2140552 A JP 2140552A JP 14055290 A JP14055290 A JP 14055290A JP 2877444 B2 JP2877444 B2 JP 2877444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、くじ付きはがきに関し、特にたとえば、
くじ部分を郵送中においては隠し、正規の受け取り人が
受け取った後、そのくじ部分を適宜見ることができる、
くじ付きはがきに関する。
(従来技術) 現在、お年玉付き年賀はがきのように、番号をその表
面に付しておき、抽選で当たり番号を決定するものがあ
る。
一方、近年、銀行の預金残高などの通知などのように
秘密事項を記載した郵便物が増加しているが、秘密事項
の記載欄を輸送中は隠し、正規の受け取り人が受け取っ
た後、比較的簡単にその内容を見ることができるように
形成されたはがきが開発されている。
従来のはがき単片の表面に被覆材が接着されたものと
しては、被覆材の裏面に形成された感熱型接着剤層面を
はがき大の単片上に加熱加圧して接着したものがあっ
た。すなわち、はがき大の単片上にて加熱され加圧され
ることにより、熱接着性樹脂層が溶融して、被覆材がは
がき単片上の表面に接着される。
(発明が解決しようとする課題) ところが、はがきの表面に番号を付したものは、抽選
が必要であるために、受け取ったその場で、たとえばあ
たり,はずれはわからない。
また、従来のくじ付きはがきでは、被覆材が加熱され
加圧されて、はがき台紙に貼着されても、適度な安定し
た接着力で貼着させることが困難であった。
すなわち、接着力が強すぎると、はがき台紙から被覆
材を剥がす際に、はがき台紙を破損してしまう場合があ
った。また、接着力が弱すぎると、はがきの郵送中に被
覆材の一部が、剥がれてしまう危険性があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、正規の受け取
り人において受け取った後比較的簡単に被覆材を引き剥
がし、その下部にあるくじ部の内容を見ることができ、
しかも、はがき台紙から被覆材を剥がす際に、はがき台
紙を破損してしまうことのなく、はがきの郵送中に被覆
材の一部が、剥がれてしまうこともない、適度な安定し
た接着力で被覆材が貼着された、くじ付きはがきを提供
することである。
(課題を解決するための手段) この発明は、はがき台紙と、はがき台紙に貼着され、
少なくともその一部分を被覆する被覆材とを含み、少な
くとも、被覆材のはがき台紙に貼着される面、あるいは
はがき台紙の被覆材に被覆された面のいずれかにくじ部
が形成され、この被覆材は、基材の少なくともその表面
の一部に難接着層が形成され、難接着層の主面に、接着
力調整層が形成され、接着力調整層の主面に熱接着性樹
脂層が、その一部において前記難接着層と接するように
形成されて、難接着層は熱接着性樹脂層と強く接着さ
れ、接着力調整層は難接着層と弱く接着され、前記被覆
材は、前記熱接着性樹脂層を溶融してはがき台紙に貼着
され、被覆材がはがき台紙より剥がされるとき、熱接着
性樹脂層がはがき台紙に接着した状態においてはがき台
紙に残存するように形成された、くじ付きはがきであ
る。
(作用) 被覆材の裏面に形成された熱接着性樹脂層は、はがき
台紙の表面上にて、加熱され加圧されることにより、熱
接着性樹脂層を溶融してはがき台紙に貼着される。難接
着層と熱接着性樹脂層の間には、接着力調整層が形成さ
れている。難接着層は、熱接着性樹脂層と強く接着され
る。また、接着力調整層は、難接着層と弱く接着され
る。したがって、難接着層と熱接着性樹脂層は強く接着
され、難接着層と接着力調整層は適度にコントロールさ
れた弱い接着力で接着されている。そのため、被覆材は
適度な安定した接着力で、はがき台紙に貼着される。
したがって、はがきの郵送中に被覆材の一部が、剥が
れてしまうことを防止でき、かつ、受け取り人は受け取
った後、熱接着性樹脂層がはがき台紙に接着した状態に
おいてはがき台紙に残存し且つ基材が切目により切り離
し可能に形成されていることにより、容易に被覆材を引
き剥がすことができる。
(発明の効果) この発明によれば、被覆材をはがき台紙に貼着させる
のに熱接着性樹脂が用いられた場合、接着力調整層が被
覆材と熱接着性樹脂との間に形成されているため、被覆
材は適度な安定した接着力で、はがき台紙に貼着され
る。
そのため、はがき台紙から被覆材を剥がす際に、はが
き台紙を破損してしまうことがなく、また、はがきの郵
送中に被覆材の一部が、剥がれてしまうこともない。
そして、正規の受け取り人は、熱接着性樹脂層がはが
き台紙に接着した状態においてはがき台紙に残存し且つ
基材が切目により切り離し可能に形成されているので、
接着力調整層が形成された部分においては、はがき台紙
より比較的簡単に被覆材を引き剥がすことができ、はが
き台紙あるいは被覆材の主面に形成されたくじ部を見る
ことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例であるくじ付きはがき
を示す斜視図であり、第2図は第1図の線II−IIにおけ
る部分断面図である。
このはがき10は、官製はがき大に形成されたはがき台
紙12とこのはがき台紙12の一部に貼着された被覆材14と
を含む。この被覆材14には切り離し用切目16が形成され
ている。
このはがき台紙12の表面に、特にたとえば金融や保険
の案内などのような秘密事項などの画線構成部が形成さ
れた部分に貼着される、被覆材14について、主として第
2図に基づいて説明する。
この被覆材14は、たとえば紙,合成樹脂フィルムなど
の比較的柔軟で、手や鋏などで切断することが可能な素
材をもって形成された基材18を含む。
この基材18の一方主面には、接着剤層20が形成され
る。この接着剤層20を形成する接着剤としては、たとえ
ばポリ酢酸ビニルエマルジョンなどのエマルジョン,ラ
テックス接着剤や、水ガラス,カゼインなどの水溶性接
着剤や、ポリウレタンなどの溶剤系反応型接着剤などが
ある。
この接着剤層20の一方主面には、隠ぺい層22が形成さ
れる。この隠ぺい層22はアルミホイルなどの隠ぺい力を
有するフィルム材を接着剤層20の接着力をもって積層す
ることによって形成されるが、たとえば隠ぺい性のある
インクで印刷することによって形成してもよい。
隠ぺい層22の表面には、難接着層24がポリエチレン,
ポリプロピレンなどの不活性で極性基の無い樹脂を押し
出して、ラミネート加工により形成される。
なお、難接着層24にカーボンブラックやアルミ粉など
の隠ぺい性のある充填剤を配合して隠ぺい化すれば、前
記隠ぺい層22は形成しなくてよい。
難接着層24の一方主面には、接着力調整層26が形成さ
れる。
難接着層24の接着力調整層26側表面には、難接着層24
のポリオレフィン樹脂に接着する熱接着性樹脂を、加熱
しながら押し出しコーティングし、あるいは溶剤に溶解
させまたは水に分散させてグラビアまたはシルクスクリ
ーンなどの印刷をすることによって、熱接着性樹脂層28
が形成される。
この熱接着性樹脂層28は、たとえば60℃ないし200℃
の温度で軟化,溶融し、はがき台紙12に完全に接着する
ことができるように形成される。
切り離し用切目16は、接着力調整層26の左右両端の少
し内側に形成される。また、切り離し用切目16は、基材
18,接着剤層20,隠ぺい層22,難接着層24,接着力調整層26
および熱接着性樹脂層28の上下両端に形成される。
そして、被覆材14の先端部分にて、ライン状に難接着
層24と熱接着性樹脂層28とが直接接着するように、接着
力調整層26が形成されていないライン状接着部30が存在
する。接着力調整層26が形成されていないライン状接着
部30では、難接着層24と熱接着性樹脂層28とが強く接着
される。また、難接着層24と接着力調整層26は、適度に
コントロールされた弱い接着力で接着されている。そこ
で、切り離し用切目16で切り離すことによって、容易に
被覆材14をはがき台紙12から剥がすことができる。
そして、はがき台紙12の表面には、たとえば当たり,
はずれなどの文字を記載してなるくじ部32が形成され
る。なお、くじ部32が熱接着性樹脂層28を通して透視し
得るようにするためには、熱接着性樹脂層28が透明また
は半透明である必要性がある。また、くじ部32は、難接
着層24の表面に形成してもよい。
熱接着性樹脂層28の表面において、被覆材14ははがき
台紙12に貼着される。
第3図はこのはがき10を切り離し用切目16で切り離し
て、被覆材14を剥がした状態を示す。くじ部32は熱接着
性樹脂層28を通して透視できるようになっている。
なお、基材18の例としては、前記実施例の他、合成
紙,セロハン,ポリエチレン,ポリエステルなどのフィ
ルムまたはアルミホイルなどが挙げられるが、この被覆
材14をはがき台紙12に貼着したときに、難接着層24と熱
接着性樹脂層28との接着力に抗してこの被覆材14が不用
意に層間剥離しないように、比較的柔軟なものを選択す
るのがよい。
また、この基材18としてアルミホイルなどのように隠
ぺい性に優れたものを選択した場合には、前記実施例の
ように、隠ぺい層22を形成しなくてもよい。
接着力調整層26の材料は、難接着層24との関係で選択
される。たとえば、難接着層24を形成する樹脂として、
ポリエチレンを選択した場合には、接着力調整層26の材
料としては、たとえば、ポリビニルメチルエーテル,ポ
リビニルエチルエーテル,ポリビニルイソブチルエーテ
ル,カルボキシル変成アクリル樹脂,ポリアミド樹脂,
塩素化ポリプロピレン,エチレン・アクリル酸共重合
体,エチレン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・エチル
アクリレート樹脂,スチレン・ブタジエン・スチレンの
ブロック共重合体,スチレン・イソプレン・スチレンの
ブロック共重合体,ポリエステル樹脂,テルペン樹脂,
ロジン,エステルロジン,水添ロジン,重合ロジン,ブ
チラール樹脂,石油樹脂などやポリエチレンワックス,
パラフィンワックス,モンタンワックス、マイクロクリ
スタリンワックスなどのワックス類や塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体,ニトロセルロースなどが選択できる。
そして、これら単体か、または2種類以上を混合したも
のをコーティングして接着力調整層26とすることができ
る。
発明者の実験によれば、上述の実施例において、ポリ
オレフィン樹脂層すなわち難接着層24に、塩素化ポリプ
ロピレンと塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体の混合溶液
を塗布して、接着力調整層26を形成し、それらの配合比
率を、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体100部に対して
塩素化ポリプロピレン40部〜240部とした場合、塩素化
ポリプロピレン120部を配合したときに最も良好な結果
が得られた。
また、上述の実施例において、ポリオレフィン樹脂層
すなわち難接着層24に、スチレン・ブタジエン・スチレ
ンのブロック共重合体と塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体との混合溶液を塗布して、接着力調整層26を形成し、
それらの配合比率を、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
100部に対してスチレン・ブタジエン・スチレンのブロ
ック共重合体1部〜40部とした場合、スチレン・ブタジ
エン・スチレンのブロック共重合体10部を配合したとき
に最も良好な結果が得られた。
前記熱接着性樹脂の例としては、EVA系の接着剤が選
択される。その組成は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂),粘着付与剤,ワックス,坑酸化剤からな
り、補助的に可塑剤,充填剤が添加される場合がある。
粘着付与剤としては、部分水添ロジンのグリセリンエ
ステル,ロジンのグリセリンエステル,ペンタエリスリ
トール変成ロジン,石油樹脂,αメチルスチレン/ビニ
ルトルエン共重合体,テルペン油重合体,テルペンフェ
ノール重合体などがある。
ワックスとしては、パラフィンワックス,マイクロク
リスタリンワックス,低分子量ポリエチレンワックス,
フィッシャートロプシュワックス,カスターワックス,
塩素化パラフィンなどがある。
坑酸化剤としては、ヒンダードフェノール系化合物,
サリチル酸系化合物,ベンゾフェノン系化合物,ベンゾ
トリアゾール系化合物,燐系化合物,硫黄系化合物,有
機金属系化合物などがある。
前記実施例以外の熱接着性樹脂としては、スチレン−
ブタジエン−スチレン共重合樹脂,スチレン−イソブレ
ン−スチレン共重合樹脂,ポリエチレン,エチレン−エ
チルアクリレート共重合樹脂,エチレン−アクリル酸共
重合樹脂,エチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂,エ
チレン−メチルメタクリレート共重合樹脂,エチレン−
メタクリル酸共重合樹脂,アイオノマー樹脂,ポリメチ
ルペンテン樹脂,エチレン−ビニルアルコール共重合樹
脂,塩化ビニリデン樹脂,塩ビ−酢ビ共重合樹脂,ポリ
アミド樹脂,スチレン−アクリル共重合樹脂,ポリスチ
レン樹脂,ポリアクリル酸共重合樹脂,ポリエステル樹
脂,ポリウレタン樹脂,ワックス類などが選択できる。
これらを印刷・塗工するときには、加熱しながら、ある
いは溶剤に溶解させ、または水に分散して適宜用いれば
よい。
熱接着性樹脂層28を加熱により溶融させることによっ
て、被覆材14ははがき台紙12に貼着される。はがき台紙
12の最適な位置に被覆材14が重ね合わされたことを確認
したときに初めて加熱すれば、被覆材14がはがき台紙12
の表面の最適な位置に正確に接着される。したがって、
感圧型接着剤を用いたときのように正確な位置に貼り付
けられないといういわゆる貼りミスは起こらない。
また、被覆材14には、切り離し用切目16が形成されて
いるので、万が一、正規の受け取り人でない第3者に内
容が見られても、その際に切り離し用切目16が破られて
いて、内容が見られたことが正規の受け取り人にわか
る。
本発明によれば、接着力調整層26が被覆材14と熱接着
性樹脂層28の間に形成されていて、被覆材14と熱接着性
樹脂層28は強く接着され、被覆材14と接着力調整層26は
適度にコントロールされた弱い接着力で接着されている
ため、被覆材14は適度な安定した接着力で、はがき台紙
12に貼着される。
そのため、接着力が強すぎて、はがき台紙12から被覆
材14を剥がす際に、はがき台紙12を破損してしまった
り、接着力が弱すぎて、はがきの輸送中に被覆材14の一
部が、剥がれてしまったりすることはない。
前記実施例においては、接着力調整層26は、基材18の
幅方向に適宜な間隔をおいて帯状に形成されているが、
たとえば第4図に示すように、基材18の長手方向端縁近
傍付近においてスポット状に接着力調整層26を形成しな
い部分を設けてもよい。このようにすれば、基材18の両
端縁近傍付近において、スポット状に熱接着性樹脂層28
が露出した部分が形成されることになり、この被覆材14
をはがき台紙12に貼りつけたときに、基材18の長手端縁
近傍から、この被覆材14がはがき台紙12より不用意に引
き剥がれることを防止することができる。
第5図は、この発明のさらに他の実施例を示す要部断
面図であり、第6図は、第5図に示す実施例においては
がき台紙12から被覆材14を剥がした状態を示す要部断面
図である。
この実施例では、被覆材14の先端部分にて、ライン状
に熱接着性樹脂層28と隠ぺい層22とが直接接着するよう
に、難接着層24および接着力調整層26が形成されていな
いライン状接着部30が存在する。難接着層24および接着
力調整層26が形成されていないライン状接着部30では、
熱接着性樹脂層28と隠ぺい層22とが強く接着される。ま
た、難接着層24と接着力調整層26は、適度にコントロー
ルされた弱い接着力で接着されている。このような構成
によっても、切り離し用切目16で切り離すことによっ
て、容易に被覆材14をはがき台紙12から剥がすことがで
きる。
第7図は、この発明の別の実施例を示す要部断面図で
ある。この実施例では、特に、基材18,接着剤層20,隠ぺ
い層22,難接着層24,接着力調整層26および熱接着性樹脂
層28の上下両端に、接着力調整層26の縁に沿って、切り
離し用切目16aおよび切り離し用切目16bが形成され、さ
らに切り離し用切目16aの内側に切り離し用切目16cが形
成される。
第7図に示す実施例では、切り離し用切目16aおよび1
6cの間の基材18が、第8図に示すように、切り離せるよ
うになっている。なお、この切り離し用切目16aおよび1
6cの間の基材18の先端には、指あるいは爪を引っ掛けや
すくするために凹みを形成してもよく、あるいは指で摘
みやすくするために凸片を形成してもよい。
第9図は、この発明のさらに別の実施例を示す要部平
面図である。この実施例では、特に、多数の切目34が被
覆材14の周囲に沿って形成される。また、それぞれの切
目34は、被覆材14を引き剥がす方向に見て隣合った切目
34の一部が重なるように、直線状の切目部分36aと円弧
状の切目部分36bとで構成される。このようにすれば、
被覆材14の中央部分が容易に引き剥がされる。
第10図は、第9図に示す実施例の変形例を示す要部平
面図である。この実施例では、特に、被覆材14を引き剥
がす方向に見て隣合った切目34の一部が重なるように、
基材18の周囲に直線状の各切目34が斜めに形成される。
このようにしても、被覆材14の中央部分が容易に引き剥
がされる。なお、第9図に示す実施例では、はがき台紙
12の一部に、被覆材14が貼着されているが、この実施例
のように、はがき台紙12全体に被覆材14が貼着されても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例におけるはがきを示す斜
視図であり、第2図は、第1図の線II−IIにおける部分
断面図である。 第3図は、はがき台紙から被覆材を剥がした状態を示す
部分断面図である。 第4図は、この発明の他の実施例を示す斜視図である。 第5図は、この発明のさらに他の実施例を示す要部断面
図であり、第6図は、第5図に示す実施例においてはが
き台紙から被覆材を剥がした状態を示す要部断面図であ
る。 第7図は、この発明の別の実施例を示す要部断面図であ
り、第8図は、第7図に示す実施例においてはがき台紙
から被覆材を剥がした状態を示す要部断面図である。 第9図は、この発明のさらに別の実施例を示す要部平面
図である。 第10図は、第9図に示す実施例の変形例を示す要部平面
図である。 図において、10ははがき、12ははがき台紙、14は被覆
材、18は基材、24は難接着層、26は接着力調整層、28は
熱接着性樹脂層、32はくじ部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】はがき台紙と、 前記はがき台紙に貼着され、少なくともその一部分を被
    覆する被覆材とを含み、 少なくとも、前記被覆材の前記はがき台紙に貼着される
    面、あるいは前記はがき台紙の前記被覆材に被覆された
    面のいずれかにくじ部が形成され、 前記被覆材は、基材の少なくともその表面の一部に難接
    着層が形成され、前記難接着層の主面に、接着力調整層
    が形成され、前記接着力調整層の主面に熱接着性樹脂層
    が、その一部において前記難接着層と接するように形成
    されて、難接着層は熱接着性樹脂層と強く接着され、接
    着力調整層は難接着層と弱く接着され、 前記被覆材は、前記熱接着性樹脂層を溶融して前記はが
    き台紙に貼着され、被覆材がはがき台紙より剥がされる
    とき、熱接着性樹脂層がはがき台紙に接着した状態にお
    いてはがき台紙に残存するように形成された、くじ付き
    はがき。
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