JP2875723B2 - 油圧ダンパ - Google Patents

油圧ダンパ

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JP2875723B2
JP2875723B2 JP5274418A JP27441893A JP2875723B2 JP 2875723 B2 JP2875723 B2 JP 2875723B2 JP 5274418 A JP5274418 A JP 5274418A JP 27441893 A JP27441893 A JP 27441893A JP 2875723 B2 JP2875723 B2 JP 2875723B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • F16F13/105Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by features of partitions between two working chambers
    • F16F13/106Design of constituent elastomeric parts, e.g. decoupling valve elements, or of immediate abutments therefor, e.g. cages

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のシャシと自動
車のエンジンのような、二つの剛性の要素の間に、振動
減衰と結合のため、あるいはまた支持のために設けるた
めの油圧ダンパに関する。
【0002】より特定的に言うならば本発明は、そのよ
うな油圧ダンパの中でも、結合されるべき二つの要素の
それぞれのものに固定されるようになっている二つの剛
性のフレーム部材と、それら二つのフレーム部材の間を
結合してそれらと共に二つの密封チャンバーを少なくと
も部分的に形成しているエラストマー質のボディと、そ
れら二つのチャンバーの相互間を永久的に連通させてい
る絞られた通路と、二つのチャンバーと絞られた通路の
中に充満している一定量の液体と、弾性変形する材料で
できたプレートの形をなして、二つのチャンバーの少な
くとも一方のものと望ましくは前記二つのチャンバーの
うちの第2のものである他のチャンバーを限界してい
て、回転の軸線または類似のものを有しているバルブ部
材と、前記バルブ部材の移動を制限する少なくとも一つ
のグリッド、を含んで成っている油圧タンパに関する。
【0003】
【従来の技術】公知であるように、このような油圧ダン
パにおいては、アイドリング中のエンジンによって発生
される振動のような周波数が高くて振幅が小さい振動
は、急速に交番して継続するバルブ部材の往復動変形、
すなわち、バルブ部材自体に対して垂直であって問題の
振動の伝達を減衰させるに適するバルブ部材の往復動変
形を起こさせる。
【0004】それとは対照的に、自動車が地上を走行し
ている間の路面の不規則性とか傾斜の変化による振動の
ような、振幅が大きくて周波数が低い振動の場合には、
バルブ部材の変形が可能な最大の振幅に達し、液体が、
二つのチャンバーの一方のものから他方のものへ、そし
てまたその逆に、絞られた通路を経て移動させられ、そ
のように動かされる一定量の液体は、その振動の周波数
が絞られた通路の軸方向長さと直角方向断面積の間の比
の関数である所定の値に達したときには、共振すること
となる。そのような共振は、問題の振動の所望の減衰を
実現する働きをする。
【0005】バルブ部材の往復動変位における不連続
性、特には、バルブ部材と組み合うグリッドによってバ
ルブ部材の移動に課せられた限界に起因する不連続性
が、衝突音や望ましくない騒音を起こさせ、それは、不
都合なことにもなり得るものである。このことは、特
に、乗客用車室を可能な限り静粛にすることが望まれる
市販の自動車に取り付けられた油圧ダンパの場合にあて
はまる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、このような欠点を少なくすることにある。
【0007】本出願者は、既に、第91 03579号の番号で
受け付けられた本出願者のフランス特許出願の中で、前
述のタイプの一つの油圧ダンパを提案している。その油
圧ダンパにおいては、バルブ部材の面がそれと一体にな
った複数の膨らみ部を含んでいる。バルブ部材の作動の
間には、それら膨らみ部は、順次、バルブ部材の移動を
制限するグリッドに当たって圧縮されてその後に弾性的
に膨脹する。より詳しく言うならば、前記の膨らみ部が
あることにより、バルブ部材は、角度的に均一な形でグ
リッドに押し当たるのではなく、周方向で波打った形に
変形させられるのであり、バルブ部材の、各膨らみ部の
どの側にある領域も、均一なブロックとしてグリッドの
支持用面に押し当たるのではなく、角度的に順次、その
面と接触することになるのである。
【0008】前記の特許出願の中に記載された実施態様
においては、バルブ部材の外形は円形であり、膨らみ部
は、環状のリングの形に設けられていて、そのリング上
に均等に分布されている。
【0009】バルブ部材の面が複数の突出異形部を有し
ているという油圧ダンパも公知である。それら異形部
は、前記の面上に角度的に均一な形で分布されており、
それの存在によって前記の衝突音や望ましくない騒音の
ある程度の減衰が達せられるという可能性はある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によって提案され
る油圧ダンパを用いるならば、前記の衝突音や望ましく
ない騒音の、より大きい減衰が得られる。
【0011】この目的のために、本発明の油圧ダンパ
は、移動中のバルブ部材が、グリッドに、角度的に順次
という形で押し当たるようにするための手段を含んでい
るという意味では前述の種類の油圧ダンパであって、な
お、前記の手段が、軸線の回りでの繰り返しのない角度
的不均等性を示していることを特徴としている。
【0012】つまり、バルブ部材のグリッドへの当たり
においては、どんな対称性も妨げられている。
【0013】上記の油圧バルブが、下記の種々の特徴
を、単独または技術的に可能な限りでの組み合わせで含
んでいるのが有利である。
【0014】不均等性の手段が、少なくとも部分的に
は、前記バルブ部材が移動する間に相互に接触するに至
るグリッドの面とバルブ部材の面の少なくとも一つのも
のにある繰り返しのない角度的不均等性で構成されてい
ること。
【0015】表面の不均等性が、それの全体的外形に起
因していること。
【0016】表面の不均等性が、全体的外形に対しては
突出している少なくとも一つのレリーフ部品の存在に起
因していること。
【0017】一つのそのようなレリーフ部品は、レリー
フの外形と最も近くにあるレリーフの外形の間の角度の
1/5よりも大きくない角度にわたって延びていること。
【0018】レリーフ部品の少なくとも一つのものがリ
ブであること。
【0019】レリーフ部品の少なくとも一つのものがス
タッドであること。
【0020】不均一な表面がグリッドの接触面であるこ
と。
【0021】バルブ部材が、二つのグリッドの間におい
て限られた変形が可能であるように取り付けられている
とき、表面の不均一性は、バルブ部材とグリッドが相互
接触する二つの場所のうちの、ただ一つのものに関係し
ていること。
【0022】不均等性の手段が、少なくとも部分的に
は、バルブ部材の剛性での繰り返しのない角度的不均等
性で構成されていること。
【0023】バルブ部材の剛性の不均一性が、それの厚
さの変化に起因していること。
【0024】バルブ部材の剛性の不均一性が、少なくと
も一つの、相異なる剛性が組み合って入ったインサート
に起因していること。
【0025】不均一性の手段の少なくとも幾つかのもの
が、絞られた通路がチャンバーの中へと開口していると
ころの貫通オリフィスのうちの、少なくとも一つのもの
の付近に設けられていること。
【0026】
【実施例】下記の、本発明の特定の実施例の説明は、純
粋に説明用であり、制限的ではない。下記の説明は添付
の図面を参照しつつ読むべきものである。
【0027】特には図1で見られるように、この実施例
を構成する油圧ダンパは、普通の形においては、ねじ付
きのシャンク1bでもって上方に延びている中央ヘッド
1aを含んで成る剛性のベース1と、垂直の軸線Xを有
して、二つの互いに重なった環状プレート2a,2bで
構成されており、それら環状プレートの各々は、内側に
おいてそれぞれに参照番号2a1 ,2b1 で示す折り返
しリムを有するように形作られており、それら2枚のプ
レートは、二つの、直径上相反する位置にあるタブ2c
を形成するように外側へと延びており、タブ2cの各々
のものには貫通した固定用の穴2c1 がある、剛性のリ
ング2と、軸線Xの回りの切頭円錐形をなしていて、軸
方向の圧縮に対する良好な抵抗を有することによってサ
ポートとしての働きをなし、ベース1をリング2に気密
性ある形で結合しており、前記のベースからプレート2
aの方へと末広がりになっている厚いエラストマー質の
壁体3と、リング2に気密性ある形で結合されていて、
そのリング、壁体3、およびベース1と共に働くことに
よって一つのハウジングを画定している、薄くて柔軟性
のあるベロー4と、ベロー4を保護するための、周囲が
リング2に固定されている剛性のキャップ5と、ハウジ
ングを、二つのチャンバー、すなわち、壁体3の近くの
作動チャンバーAとベロー4の近くの補償チャンバーB
とにさらに分割している剛性の中間仕切体6と、二つの
チャンバーAとBの間を連結していて、中間仕切体6の
周辺部の中に形成されている絞られた通路7と、二つの
チャンバーと絞られた通路に充満している一定量の液体
Lと、中間仕切体6の構成部分である二つのグリッド
9,10の間に、自身のどの点の軸方向移動の振幅も1
mmより小さい値に、望ましくは0.5mmのオーダーの値に
制限されるように取り付けられていて、外形は円形のエ
ラストマー質のディスクの形をなしているバルブ部材
と、を含んで成っている。
【0028】エッジ2b1 が、仕切体6、ベロー4、お
よびキャップ5、の三者の周辺エッジを包囲している。
柔軟性のベロー4は、それの周辺がキャップ5の周辺エ
ッジと仕切体6の周辺領域の間でクランプされることに
よって、リング2に対して固定されている。この目的の
ために、仕切体6、ベロー4、およびキャップ5、の三
者は、エッジ2b1 の末端部周辺をキャップ5の周辺の
方に折り込むことによって、切頭円錐形の壁体3の大き
い底面部とエッジ2b1 との間において固定される。
【0029】プレート2aのエッジ2a1 は、プレート
の主要部分から最も離れた仮想底面に向けて広がってい
る切頭円錐の形をなしている。このエッジ2a1 は、厚
くて切頭円錐形の壁体3の大きい底面部の中に埋め込ま
れている。
【0030】グリッド9と10、そしてまたメンブレン
8、のすべてのものは、外形が円形であって、軸線Xを
中心にしている。
【0031】特に図2から図4までを見るならば、中間
仕切体6が主として二つの、互いに嵌まり合う部品11
と12で構成されていて、それら部品は重なり合い、両
者の壁が組み合って、バルブ部材8のためのハウジング
8aを画定し、なお、絞られた通路7をも画定してい
る、ということが知られる。
【0032】部品11は、外形が円形であるグリッド9
と、そのグリッド9を包囲している環状の溝13によっ
て構成されている。溝13は、グリッド9を円筒形に包
囲している内側スカート15と、平らな環状の端壁17
と、その端壁17の外周を包囲しているスカート19、
によって限界されている。内側スカート15は、グリッ
ド9および端壁17から、バルブ部材8のハウジング8
aの高さにほぼ対応している高さにわたって延びてい
る。スカート19の高さは、通路7の高さの半分に対応
している。制振用の液体が絞られた通路7に出入りし得
るように、端壁17を貫通して出入り口21が形成され
ている。
【0033】それと同様に部品12は、グリッド10と
溝14を含んで成っていて、その溝14は、端壁18と
二つのスカート、すなわち内側スカート16と外側スカ
ート20、によって限定されている。端壁18には、そ
れを貫通する出入り口22がある。
【0034】スカート16の外側壁面とスカート15の
内側壁面は、どちらもほぼ切頭円錐形で、互いに嵌まり
合う形になっている。部品11と12が組み立てられた
ときに、それらスカートは、嵌まり合うことによって気
密性あるクランピングを実現する。スカート19と20
は、直径が同じであり、両者の自由端エッジは、エッジ
2b1 を折り込むことで行われる前述のクランピングに
よって、気密性ある形で相互に押し当たる。
【0035】絞られた通路7は、グリッド9と10の回
りで、ほぼ全周にわたって延びている。溝13は、開口
21から角度的に最も離れたそれの端部において、開口
22とほぼ揃ったところにあって通路7の両方の端の間
の気密性ある仕切り部になっている壁部分23によって
限界されている。スカート20は、仕切り部23および
開口22と揃うところにおいて中断されている。それに
よってスカート20を貫通するように形成された開口部
20aが、仕切り部23の寸法と嵌まり合う寸法になっ
ているので、部品11と12が組み立てられたときに
は、開口部20aが、仕切り部23に気密性ある形で係
合する。
【0036】それぞれ参照番号11aと12aで示され
ているスロットが、グリッド9と10の壁を貫通するよ
うに形成されている。それらスロットは、グリッド9,
10のどちらにおいても、二つの主たる周囲を巡って均
等に分布されている。スロット11a同志間と12a同
志間には、固体としてのリング27とアーム24が延び
ていて、それらリングとアームは、バルブ部材8の面が
当たる相手となる支持面を構成している。グリッド9と
10の各々が中央の突起26を有していて、それら突起
同志間にバルブ部材8が挟まれている。
【0037】本発明は、より特定的には、グリッド9,
10とバルブ部材8に関している。バルブ部材8が当た
る相手となるグリッド9の、複数の放射状アーム24の
面の上に、放射状リブ25が分布配置されていて、それ
らリブ25は、グリッド9の、スカート16のエッジを
収容している周囲領域からグリッドの中央に向かって延
びている。開口21に最も近いアーム24は、グリッド
9の挟み用突起26に至るまでのほぼ全長にわたって延
びているリブ25を担持している。角度的に所与の方向
でそれに続いている三つのアーム24には、角度が増す
と共に長さが低減しているリブ25が設けられている。
グリッドの、他の二つの放射状アーム24、特には開口
22に最も近いアームは、そのようなリブ25を有して
はいない。グリッド10は、どこにおいてもリブを担持
していない。したがって、リブ25は、軸線の回りに、
不均一であって繰り返しのない形で分布配置されている
ことになる。
【0038】各リブ25の角度的厚さは、約1mmであ
り、相隣る二つのリブ25の相互に最も近い点の間は、
10mmよりも大きい距離をもって離れている。したがっ
て、相隣る二つのリブ25の外形同志の間の角度は、一
つのそのようなリブ25が延びている角度の10倍よりも
大きい。
【0039】バルブ部材8が変形する間には、このバル
ブ部材は、角度的に順次複数のリブ25のところを巡っ
て圧縮される。これらリブの設けられ方の故に、バルブ
部材8の動きの対称性が破られている。バルブ部材の往
復動変位の不連続性、特には、そのバルブ部材が放射状
および環状の支持用面に当たるときの衝撃に起因する望
ましくない騒音や衝突音という現象が相当に低減され
る。この、望ましくない現象の低減は、最も大きいリブ
25を、絞られた通路7の出入り口(開口21)の近く
に位置させること、そしてまた、グリッド10がどこに
おいてもリブを有していないという事実によって強調さ
れている。
【0040】他の変形の実施態様も可能である。リブの
代わりに、グリッドおよびバルブ部材の軸線に関して繰
り返しがない配置のどんな他のレリーフでも、特にはス
タッドが、用いられ得る。スタッドは、グリッドをスタ
ンピングして作られ得るものであり、球面のキャップの
形をなしているのが有利である。
【0041】不均一なレリーフをバルブ部材が担持して
いてもよいが、より大きい減衰が、グリッドで担持され
たレリーフ、特に一つのグリッドによって担持されてい
てバルブ部材を挟むための突起26と同様に働くレリー
フ、によって得られる。
【0042】衝突音や望ましくない騒音という現象の減
衰は、接触する両面が、レリーフを有するのではなくて
グリッドおよびバルブ部材の軸線の回りの全体にわたっ
て角度的に不均一で繰り返しのない全体プロフィルを呈
している場合にも得られる。そのような全体プロフィル
に、角度的に不均一で繰り返しがないレリーフが組み合
っているのが有利である。
【0043】バルブ部材が前記グリッドに角度的に順次
押し当たることは、剛性が前述の軸線に関して繰り返し
のない不均一になったバルブ部材を用いることによって
も達成され得る。この目的のためには、バルブ部材が、
角度的に均一な材料でではあるが、厚さが角度的に繰り
返しのない形で変化している厚さをもってできているな
らばよい。代案として、バルブ部材が不均一な材料で、
つまり、バルブ部材に不均一な剛性が付与されるよう
に、バルブ部材の厚さを通して一つまたはより多くのイ
ンサートが分布配置されていることとして作られていて
もよい。
【0044】経験が示すところによれば、グリッドにあ
るスロット11a,12aのうちの少なくとも幾つかの
ものに沿って、バルブ部材8に面しているグリッドの面
の中で、引っ込んだ領域11b,12b、すなわち“ス
ポットフェイス”を設けることが、なお、特に有利であ
る。これらのスポットフェイスは、フライス加工で形成
され得るが、対応するグリッドと一体の型成形でも形成
され得るものであり、そのような引っ込んだ領域に起因
する表面の不連続性は、非対称のレリーフによる好まし
い衝突音軽減効果を強化する。
【0045】当然のことであり、上述のことからも知ら
れるように、本発明は、なおも特定的に説明された特定
の応用や実施例に限定されるのでは決してなく、むしろ
逆に、本発明は、どんなそれの変形へも発展して行くも
のである。特にそれら変形を示すならば、下記のとおり
である。
【0046】バルブ部材が、円形ではなくて、回転の軸
線に類似の一つの軸線、例えば繰り返しの軸線(すなわ
ち、nを整数としてバルブ部材が前記軸線の回りで2π
/nだけ回転させられたことでバルブ部材の外形が繰り
返される)を限定する外形を有するという変形、特に
は、バルブ部材の外形が楕円形または長方形であるとい
う変形。
【0047】二つの油圧ダンパが並列に接続されてい
て、二つに分かれたバルブ部材が、それら二つの油圧ダ
ンパのチャンバー相互間の連通を制御するという変形。
【0048】ダンパーの二つのグリッドの間にあるバル
ブ部材が、中間仕切体6に設けられているのではなく、
作動チャンバーAの内側面上の別の位置、特にはベース
1の近傍に設けられていて、そのバルブ部材は、チャン
バーAと第3のチャンバー(図示せず)の間の連通を制
御しており、その第3のチャンバーは、同様に変形可能
であるが、特にこの目的のために、気密的に取り付けら
れた柔軟性のメンブレンによって限定されていて、その
メンブレンの、問題のチャンバーの外側である面は、一
つの空気チャンバーを限定していて、その空気チャンバ
ーは、オプションとしてフォーム材料でライニングされ
てもよいが、直接に大気に接続していてもよい、という
変形。
【0049】問題の油圧ダンパが、本質的には直径に沿
うように作動するスリーブの形のものであって、そこで
の二つの剛性のフレーム部材は管状で、一方のものが他
方のものの内側にあり、望ましくは、少なくとも荷重が
かかった状態では円形の対称性で同心にある、という変
形。
【0050】油圧ダンパを構成しているフレーム部材の
一つのものが、その油圧ダンパを貫通しているチューブ
の形をなしており、バルブ部材は、そのフレーム部材を
包囲している一つの環状のプレートである、という変
形。
【0051】絞られた通路が、油圧ダンパの、中間仕切
体の周辺部以外の部分において、特にはバルブ部材自体
の中央領域を通るように形成されている、という変形。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特定の実施例を構成している油圧ダン
パの軸方向断面図である。
【図2】図1の油圧ダンパの各グリッドの上面図であ
る。
【図3】図1の油圧ダンパの各グリッドの下面図であ
る。
【図4】図2のグリッドの線IV−IVに沿う断面のほか、
図1の油圧ダンパの、バルブ部材と他方のグリッドをも
示している断面図である。
【符号の説明】
1 剛性のベース 1a 中央ヘッド 1b シャンク 2 剛性のリング 2a,2b 環状プレート 2c タブ 2a1 ,2b1 折り返しリム 2c1 固定用穴 3 エラストマー質の壁体 4 ベロー 5 剛性のキャップ 6 中間仕切体 7 絞られた通路 8 バルブ部材 8a ハウジング 9,10 グリッド 11,12 中間仕切体の部品(9,10,7を含
む) 11a,12a スロット 11b,12b 引っ込んだ領域 13,14 溝 15,16 スカート 17,18 溝の端壁 19,20 スカート 20a スカートの開口部 21,22 絞られた通路の出入り口 23 仕切り部(壁部分) 24 放射状アーム 25 リブ 26 挟み用突起 27 リング A,B チャンバー L 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パスカル リシャール フランス国 28200 シャトーダン リ ュウ デュウ マレシャール リオーテ イ 15 (56)参考文献 特開 平5−248485(JP,A) 特開 昭64−49731(JP,A) 特開 昭62−28542(JP,A) 特開 昭60−252834(JP,A) 実開 平5−27380(JP,U) 実開 平2−24142(JP,U) 実開 平1−178251(JP,U) 実開 昭63−9537(JP,U) 実開 昭58−163734(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合されるべき二つの要素のそれぞれの
    ものに固定されるようになっている二つの剛性のフレー
    ム部材(1,2)と、それら二つのフレーム部材(1,
    2)の間を結合してそれらと共に二つの密封チャンバー
    (A,B)を少なくとも部分的に形成しているエラスト
    マー質のボディ(3)と、それら二つのチャンバーの相
    互間を永久的に連通させている絞られた通路(7)と、
    二つのチャンバー(A,B)と絞られた通路(7)の中
    に充満している一定量の液体(L)と、弾性変形する材
    料でできたプレートの形をなして二つのチャンバー
    (A,B)の少なくとも一方のものと望ましくは前記二
    つのチャンバーのうちの第2のものである他のチャンバ
    ーを限界していて回転の軸線(X)または類似のものを
    有しているバルブ部材(8)と、前記バルブ部材(8)
    の移動を制限する少なくとも一つのグリッド(9,1
    0)と、なお、バルブ部材(8)が移動する間にバルブ
    部材がグリッド(9,10)に軸線(X)の回りで角度
    的に順次に押し当たるようにする手段(25)とを含ん
    で成る、二つの剛性の要素の間に挿入されるように設計
    された油圧ダンパにおいて、前記の手段(25)が、軸
    線(X)の回り全体にわたって角度的に繰り返しのない
    不均等性のものであることを特徴とする油圧ダンパ。
  2. 【請求項2】 不均等性の手段(25)が、少なくとも
    部分的には、前記バルブ部材が移動する間に相互に接触
    するに至るグリッド(9,10)の面とバルブ部材
    (8)の面の少なくとも一つのものにある繰り返しのな
    い角度的不均等性で構成されている、請求項1記載の油
    圧ダンパ。
  3. 【請求項3】 不均等性の手段が、少なくとも部分的に
    は、バルブ部材の剛性での繰り返しのない角度的不均等
    性で構成されている、請求項1記載の油圧ダンパ。
  4. 【請求項4】 グリッド(9,10)のうちの少なくと
    も一つのものに貫通するように形成されているスロット
    (11a,12a)の、少なくとも幾つかのものに沿っ
    て、引っ込んだ領域(11b,12b)が、バルブ部材
    (8)に面しているそれらグリッドの面において設けら
    れている、請求項1記載の油圧ダンパ。
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