JP2874860B2 - 土間床構造および土間床施工方法 - Google Patents

土間床構造および土間床施工方法

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JP2874860B2 JP9170265A JP17026597A JP2874860B2 JP 2874860 B2 JP2874860 B2 JP 2874860B2 JP 9170265 A JP9170265 A JP 9170265A JP 17026597 A JP17026597 A JP 17026597A JP 2874860 B2 JP2874860 B2 JP 2874860B2
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祐右 梶田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寒冷地向建物に有用
なコンクリート製の土間床構造および土間床施工方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の土間床部下側に独立基
礎部やピット形成基礎部等のコンクリート製の床下基礎
部が形成される場合、床下基礎部の上端が土間床部にダ
イレクトに接して支持している構造になっていた。その
ため、土間床部の温熱が独立基礎部やピット形成基礎部
等の床下基礎部側へ逃げるという現象が生じている。こ
の現象すなわち熱損失は、土間床部しいては建物の室内
の熱が失われるということであり、エネルギーが無駄に
消費されている。また、地熱活用という点からしても、
布基礎部内側における床下基礎部周りへ土を埋め戻した
構造にしたり、断熱材を敷設した構造にしたとしても、
前記した構造であるために、土面と床下基礎部との温度
差がそのまま土間床部に影響してしまう不備が有った。
さらに、前者のものの床下基礎部周りへ土を埋め戻した
構造では、土中の湿気を土間床部が吸湿して、凍結によ
るクラックの発生等、土間床部の寿命が縮まる一因にな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、第1には土間床部から床下基礎部への熱損失が少な
く且つ床温度が安定している土間床構造を、第2には、
さらに、土間床部下における床下基礎部と土面との温度
差による影響が少なくて地熱活用できると共に冷熱およ
び湿気が布基礎部から土間床部へ伝わる度合いが少なく
且つ土間床部より布基礎部への熱損失が少ない土間床構
造を、第3には、前記した土間床構造を効率良く施工で
きる施工方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、土間床構造では、コンクリート製布基礎
部上に亘りコンクリート製土間床部が同一体状に形成さ
れていて、コンクリート製土間床部下全面には耐圧性に
富む断熱部材が配設され、この断熱部材を経て土間床部
下側のコンクリート製床下基礎部が形成されていること
を特徴とする。また本発明の土間床構造では、前記断熱
部材下面におけるコンクリート製床下基礎部の上端と土
上の転圧されている砂利層上面が面一状で、このコンク
リート製床下基礎部の上端と砂利層上面により前記断熱
部材を経てコンクリート製土間床部が受支されていると
共に、布基礎部の外周面が断熱材で囲繞されていること
を特徴とする。そして、本発明の土間床施工方法では、
布基礎部と、高さが布基礎部よりも断熱部材分低い床下
基礎部をコンクリート打設して形成した後、布基礎部内
側へ土を埋め戻し、この埋め戻し土面上に敷設して転圧
した砂利層上面を前記床下基礎部上端と同一面状に整
え、然る後に、砂利層と床下基礎部上に亘り前記断熱部
材を敷設し、この断熱部材上に土間用鉄筋を組むと共
に、コンクリート打設して、布基礎部と同一体状の土間
床部を形成するようにしたことを特徴とする。本発明に
おけるコンクリート製の床下基礎部は、独立基礎部、ピ
ット形成基礎部、中基礎部、バットレス等の床下側に形
成される各種の基礎であり、前記独立基礎とは独立して
設けられる直接基礎であり、ピットとは土間床に設けた
蓋付の溝や、排水ピット、配線ピット、配管ピットなど
の用途を付して呼ばれているものである。断熱部材は、
圧縮強度が10t /1m2 以上の耐圧性を有する例えばX
PS板(カネガブチ化学工業株式会社製)等の発泡ポリ
エチレンフォーム、発泡ポリスチレンフォーム、その他
の発泡樹脂板を含む公知の耐圧性に富むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1および図2には本発明の土間
床構造の実施の1形態を例示しており、地盤1における
転圧された砂利層2上にはコンクリート製布基礎部3
が、転圧された砂利層4上にはコンクリート製独立基礎
部5が、転圧された砂利層6上にはコンクリート製ピッ
ト形成基礎部7が、それぞれ打ち込まれて形成されてい
る。これらの独立基礎部5およびピット形成基礎部7の
上端高さは布基礎部3上端よりも断熱部材9の厚さ分だ
け低く形成されている。布基礎部3内の土面1a上には砂
利層8が転圧されて敷設されていて、砂利層8上面と独
立基礎部5上端およびピット形成基礎部7上端が同一面
状に整えられている。
【0006】同一面状に整えられた砂利層8上面と独立
基礎部5上端およびピット形成基礎部7上端に亘り断熱
部材9が配設されている。断熱部材9は耐圧性に富む複
数枚のXPS板で構成してあり、各XPS板における隣
り合う端部間の隙間aと、布基礎部3内面とXPS板に
おける隣り合う隙間bとには、それぞれウレタン樹脂、
その他の公知の充填材10が充填されて閉じられていて、
断熱性が高められ且つ下方からの湿気の侵入を阻止し得
るようにしてある。
【0007】そして、布基礎部3上端と断熱部材9上面
に亘りコンクリート製土間床部11が打ち込まれて形成さ
れている。また、布基礎部3および土間床部11の外周に
は外断熱部材12が沿接状に周設されていて、布基礎部3
内方への湿気の侵入を阻止し且つ内方から外方への熱損
失および外方から内方への冷熱をカットし得るようにし
てある。布基礎部3上には防腐土台13が敷設されてアン
カーボルト14で固定され、防腐土台13には柱15が立てら
れ、建物が構築される。
【0008】次に本発明の土間床施工方法の実施の1形
態を前記した土間床構造の場合で説明する。 ・第1段階(図3参照) 布基礎部用に根堀りした後に敷設して転圧した砂利層2
上に布基礎用鉄筋16を組み、内周面に外断熱部材12が取
り外し可能に止着されている外型枠20と内型枠21とで布
基礎空間を形成する。同様にして、独立基礎部用および
ピット形成基礎部用にそれぞれ根堀りした後に敷設して
転圧した砂利層4,6上に独立基礎用鉄筋17およびピッ
ト形成基礎用鉄筋18を組み、それぞれ型枠22で独立基礎
空間とピット形成基礎空間を形成する。次いで、布基礎
空間と独立基礎空間とピット形成基礎空間にコンクリー
トを打設する。独立基礎空間およびピット形成基礎空間
では、コンクリートを布基礎空間よりも断熱部材9の厚
さ分だけ低く打設する。
【0009】・第2段階(図4参照) 養生後に、布基礎部3における外型枠20を除く各型枠2
1,22 を外して、外周面が外断熱部材12で囲繞されてい
る布基礎部3、独立基礎部5、ピット形成基礎部7を形
成する。然る後に、ピット形成基礎部7内を除く布基礎
部3内側へ土を埋め戻し、この埋め戻した土面1a上に砂
利を敷設して転圧して、砂利層8上面と独立基礎部5上
端およびピット形成基礎部7上端を同一面状に整える。
【0010】・第3段階(図5参照) そして、布基礎部3内側における同一面状に整えられた
砂利層8上面と独立基礎部5上端およびピット形成基礎
部7上端に亘り断熱部材9を敷いて配設し、且つ、各断
熱部材9における隣り合う端部間の隙間aと、布基礎部
3内面と断熱部材9における隣り合う隙間bとに、それ
ぞれ充填材10を充填して閉じる。
【0011】・第4段階(図6参照) 断熱部材9上で土間用鉄筋19を布基礎用鉄筋16と接続し
た状態に組み、コンクリートを打設して養生して、布基
礎部3と同一体状の土間床部11を形成する。かくした後
に、外型枠20を外して、布基礎部3外周に外断熱部材12
を露呈させる。これにより、効率的に施工することがで
きる。前記した施工法では、外型枠20は敢えて外さずに
施工するようにしても良い。また、外断熱部材12が外型
枠20を兼ねる施工法であっても良い。
【0012】前記した態様の他に、図示していないが、
布基礎部3内側において断熱部材9と土面1aまたは砂利
層8との間に空間がある態様であっても良いし、さら
に、XPS板同士、布基礎部3内面とXPS板が、それ
ぞれどん付け等のように隣り合う関係である場合には、
塩化ビニール樹脂シートやポリエチレン樹脂シートやそ
の他の防湿シート(図示せず)が下敷きされる。
【0013】
【発明の効果】
A.請求項1により、土間床部から床下基礎部への熱損
失がなく且つ床温度が安定している。それにより、寒冷
地向建物の土間床として有用であると共に、エネルギー
の無駄な消費をなくせる。また、湿気が断熱部材で遮ら
れて土間床部へ伝わらず、凍結によるクラックの発生が
なくて土間床部の耐久性が向上する。 B.請求項2により、さらに、土間床部下における床下
基礎部と土面との温度差による影響が少ないから地熱を
有効に活用できると共に、冷熱および湿気が布基礎部か
ら土間床部へ伝わる度合いが少なく、且つ、土間床部よ
り布基礎部への熱損失が少ない。 C.請求項3により、同一面状に整えられた砂利層と床
下基礎部上に亘り断熱部材を敷設して、この断熱部材上
に土間用鉄筋を組むと共に、コンクリート打設して、布
基礎部と同一体状の土間床部を形成するようにしたの
で、安定した下地すなわち断熱部材上で打設して土間床
部を形成できて、効率良く施工することができる。そし
て、施工した土間床構造は、土間床部から床下基礎部へ
の熱損失がなく且つ床温度が安定している。それによ
り、寒冷地向建物の土間床として有用であると共に、エ
ネルギーの無駄な消費をなくせる。また、湿気が断熱部
材で遮られて土間床部へ伝わらず、凍結によるクラック
の発生がなくて土間床部の耐久性が向上する。また、土
間床部下における床下基礎部と土面との温度差による影
響が少ないから地熱を有効に活用できると共に、冷熱お
よび湿気が布基礎部から土間床部へ伝わる度合いが少な
く、且つ、土間床部より布基礎部への熱損失が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の土間床構造の実施の1形態を例示し
ている縦断面図。
【図2】 図1の(2)−(2)横断平面図。
【図3】 本発明の土間床施工方法の実施の1形態を例
示している第1段階の部分縦断面図。
【図4】 第2段階の部分縦断面図。
【図5】 第3段階の部分縦断面図。
【図6】 第4段階の部分縦断面図。
【符号の説明】
1 地盤 1a 土面 2、4,6,8 砂利層 3 布基礎部 5 独立基礎部(床下基礎部) 7 ピット形成基礎部(床下基礎部) 9 断熱部材 10 充填材 11 土間床部 12 外断熱部材 13 防腐土台 14 アンカーボルト 15 柱 16 布基礎用鉄筋 17 独立基礎用鉄筋 18 ピット形成基礎用鉄筋 19 土間用鉄筋 20 外型枠 21 内型枠 22 型枠 a,b 隙間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製布基礎部上に亘りコンク
    リート製土間床部が同一体状に形成されていて、コンク
    リート製土間床部下全面には耐圧性に富む断熱部材が配
    設され、この断熱部材を経て土間床部下側のコンクリー
    ト製床下基礎部が形成されていることを特徴とする土間
    床構造。
  2. 【請求項2】 前記断熱部材下面におけるコンクリート
    製床下基礎部の上端と土上の転圧されている砂利層上面
    が面一状で、このコンクリート製床下基礎部の上端と砂
    利層上面により前記断熱部材を経てコンクリート製土間
    床部が受支されていると共に、布基礎部の外周面が断熱
    材で囲繞されていることを特徴とする請求項1記載の土
    間床構造。
  3. 【請求項3】 布基礎部と、高さが布基礎部よりも断熱
    部材分低い床下基礎部をコンクリート打設して形成した
    後、布基礎部内側へ土を埋め戻し、この埋め戻し土面上
    に敷設して転圧した砂利層上面を前記床下基礎部上端と
    同一面状に整え、然る後に、砂利層と床下基礎部上に亘
    り前記断熱部材を敷設し、この断熱部材上に土間用鉄筋
    を組むと共に、コンクリート打設して、布基礎部と同一
    体状の土間床部を形成するようにしたことを特徴とする
    土間床施工方法。
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