JP3065066B1 - 土間床構造および土間床施工方法 - Google Patents

土間床構造および土間床施工方法

Info

Publication number
JP3065066B1
JP3065066B1 JP11051447A JP5144799A JP3065066B1 JP 3065066 B1 JP3065066 B1 JP 3065066B1 JP 11051447 A JP11051447 A JP 11051447A JP 5144799 A JP5144799 A JP 5144799A JP 3065066 B1 JP3065066 B1 JP 3065066B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
foundation
heat insulating
insulating member
underfloor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11051447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000248681A (ja
Inventor
祐右 梶田
Original Assignee
梶田建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 梶田建設株式会社 filed Critical 梶田建設株式会社
Priority to JP11051447A priority Critical patent/JP3065066B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065066B1 publication Critical patent/JP3065066B1/ja
Publication of JP2000248681A publication Critical patent/JP2000248681A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/244Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 土間床部から床下基礎部への熱損失が最小限
に抑止され、上下方向の負荷に対して優れた床面強度を
有する土間床構造とその施工方法を提供する。 【解決手段】 土間床構造では、外布基礎部3上に亘り
土間床部12が同一体状に形成され、土間床部下全面に配
設された断熱部材9を経て床下基礎部5,7が形成さ
れ、床下基礎部における鉄筋5b,7bが断熱部材を貫通し
て土間床部の鉄筋12aと相互に接続している。土間床施
工方法では、外布基礎部と床下基礎部を打設して形成し
た後、埋め戻した土面上の砂利層8上面を床下基礎部上
端と同一面状に整え、砂利層と床下基礎部上に亘り断熱
部材を同上面から床下基礎部側の鉄筋が突出している態
様に敷設し、土間用鉄筋を床下基礎部側の鉄筋と接続さ
せて組むと共に打設して、外布基礎部3と同一体状で且
つ床下基礎部5,7側と鉄筋5b,7b,12a 同士が相互に
接続している土間床部12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物におけるコンク
リート製の土間床構造および土間床施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の土間床部下側に独立基
礎部やピット形成基礎部等のコンクリート製の床下基礎
部が形成される場合、床下基礎部の上端が土間床部にダ
イレクトに接して支持している構造のものがある。この
構造のものでは、土間床部の温熱が独立基礎部やピット
形成基礎部等の床下基礎部側へ逃げるという現象が生じ
ており、この現象すなわち熱損失は、土間床部しいては
建物の室内の熱が失われるということであり、エネルギ
ーが無駄に消費されている。また、地熱活用という点か
ら、外布基礎部内側における床下基礎部周りへ土を埋め
戻した構造にしたり、断熱材を敷設した構造にしたとし
ても、前記した構造であるために、土面と床下基礎部と
の温度差がそのまま土間床部に影響してしまう不備が有
った。さらに、前者のものの床下基礎部周りへ土を埋め
戻した構造では、土中の湿気を土間床部が吸湿して、室
内環境が悪化している。このように、熱損失を免れない
土間床構造であるが、一方で、床下基礎部が土間床部を
直接支持していることによって、上下方向の負荷に対す
る床面強度が高い土間床構造に仕上がっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、第1には土間床部から床下基礎部への熱損失が最小
限に抑止されていると共に上下方向の負荷に対して一体
タイプのものに準じる床面強度を有する土間床構造を、
第2には、床下基礎部と土間床部を結ぶ鉄筋周りの湿気
の洩れがない土間床構造を、第3には、さらに、土間床
部下における床下基礎部と土面との温度差による影響が
少なくて地熱活用できると共に冷熱および湿気が外布基
礎部から土間床部へ伝わる度合いが少なく且つ土間床部
より外布基礎部への熱損失が少ない土間床構造を、第4
には、前記した土間床構造を効率良く施工できる施工方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、土間床構造では、コンクリート製外布基
礎部上に亘りコンクリート製土間床部が同一体状に形成
されていて、コンクリート製土間床部下全面には断熱部
材が配設され、この断熱部材を経て土間床部下側のコン
クリート製床下基礎部が形成されていると共に、床下基
礎部における鉄筋が前記断熱部材を貫通して土間床部の
鉄筋と相互に接続されていることを特徴とする。また本
発明の土間床構造では、前記断熱部材上面における床下
基礎部側の鉄筋が突出している基部が充填材で閉塞され
ていることを特徴とする。また本発明の土間床構造で
は、前記断熱部材下面におけるコンクリート製床下基礎
部の上端と土上の転圧されている砂利層上面が面一状
で、この床下基礎部のコンクリート製上端と砂利層上面
により前記断熱部材を経てコンクリート製土間床部が受
支されていると共に、外布基礎部の外周面が断熱材で囲
繞されていることを特徴とする。そして、本発明の土間
床施工方法では、外布基礎部と、高さが外布基礎部より
も断熱部材分低い床下基礎部をコンクリート打設して形
成した後、外布基礎部内側へ土を埋め戻し、この埋め戻
し土面上に敷設して転圧した砂利層上面を前記床下基礎
部上端と同一面状に整え、然る後に、砂利層と床下基礎
部上に亘り前記断熱部材を同断熱部材上面から床下基礎
部側の鉄筋が突出している態様に敷設し、この断熱部材
上で土間用鉄筋を前記床下基礎部側の鉄筋と接続させて
組むと共に、コンクリート打設して、外布基礎部と同一
体状で且つ床下基礎部側と鉄筋同士が相互に接続してい
る土間床部を形成するようにしたことを特徴とする。
【0005】本発明におけるコンクリート製の床下基礎
部は、ピット形成基礎部やバットレス等の中布基礎部そ
して独立基礎部等の床下側に形成される各種の基礎であ
り、前記独立基礎とは独立して設けられる直接基礎であ
り、ピットとは土間床に設けた蓋付の溝や、排水ピッ
ト、配線ピット、配管ピットなどの用途を付して呼ばれ
ているものである。この床下基礎部側と土間床部側の鉄
筋同士による接続は、ピット形成基礎部、バットレス、
独立基礎部等の内の一部で行われても良いし、全てで行
われても良い。また、具体的な接続形態としては、溶接
されて接合した状態、結束線で結束された状態、その他
の任意の接続手段のいずれであっても良い。断熱部材
は、圧縮強度が10t /1m2 以上の耐圧性を有する例え
ばXPS板(カネガブチ化学工業株式会社製)等の発泡
ポリエチレンフォーム、発泡ポリスチレンフォーム、そ
の他の発泡樹脂板を含む公知のものである。この断熱部
材と床下基礎部の鉄筋との関係は、断熱部材における鉄
筋の貫通部分から土間床形成用のコンクリートが侵入し
ないように、予め鉄筋が通る孔を開けた断熱部材を用い
たり、鉄筋が貫通する穴をあけた蓋で閉じたり、貫通時
に断熱部材における鉄筋の基部周りに発生した隙間を充
填材で塞いだりして、土間床と床下基礎部側がコンクリ
ートで繋がらないようにする。また、断熱部材同士間の
隙間および/または外布基礎部と断熱部材間の隙間は、
同隙間を跨ぐようにして防水性テープを貼設するか又は
防水性シートを敷設することで、隙間としての断熱空間
を残しながら閉じるようにしても良い。この場合、断熱
部材の敷設作業を、部材間に隙間がある程度に大まかに
済ませることができて施工容易であり、そして、土間床
部の打設時における隙間へのコンクリートの流れ込みを
阻止して、コンクリートが媒体となる熱損失や湿気の伝
播を防げると共に、断熱空間を確保し得る。特に、防水
テープを貼着するタイプのものでは、作業を迅速に進め
られるばかりか材料コストおよび作業コストの軽減に有
効である。また、隙間に、ウレタン樹脂、その他の公知
の充填材を充填して隙間そのものを塞ぐようにしても良
いし、将又、断熱部材同士、外布基礎部内面と断熱部材
が、それぞれどん付け等のように接触した状態の隙間が
ない隣接関係であっても良い。さらに、断熱部材の下側
に塩化ビニール樹脂シートやポリエチレン樹脂シートや
その他の公知の防湿シートを敷設して、下方からの湿気
の侵入を阻止するようにしても良い。また、施工法にお
いて、砂利層を敷設するに際して、埋め戻し土面を転圧
しておくようにしても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1および図2には本発明の土間
床構造における実施の1形態を例示しており、地盤1に
おける転圧された砂利層2上にはコンクリート製外布基
礎部3が、転圧された砂利層4上にはコンクリート製独
立基礎部5が、転圧された砂利層6上にはコンクリート
製ピット形成基礎部7が、それぞれ打ち込まれて形成さ
れている。これらの独立基礎部5およびピット形成基礎
部7の上端高さは外布基礎部3上端よりも断熱部材9の
厚さ分だけ低く形成されている。外布基礎部3内の土面
1a上には砂利層8が転圧されて敷設されていて、砂利層
8上面と独立基礎部5上端およびピット形成基礎部7上
端が同一面状に整えられている。
【0007】同一面状に整えられた砂利層8の上面部8a
と独立基礎部5の上端部5aおよびピット形成基礎部7の
上端部7aとに亘り断熱部材9が配設されて敷設されてい
る。断熱部材9は耐圧性に富む複数枚のXPS板で構成
してあり、この断熱部材9における上面には、独立基礎
部5およびピット形成基礎部7のそれぞれのコンクリー
ト製上端部5a,7aから鉛直状に起立している独立基礎用
鉄筋5b、ピット形成基礎用鉄筋7bが断熱部材9を貫通し
て突出していて、これらの独立基礎用鉄筋5bおよびピッ
ト形成基礎用鉄筋7bは後で説明する土間床部12における
土間床用鉄筋12aと相互に接続している。また、各断熱
部材9における隣り合う縁部間上および断熱部材9と外
布基礎部3との隣接部分上には、両者間の隙間aを跨ぐ
ようにして防水テープ10が貼設されていて、この防水テ
ープ10で土間床部12側と隔てられた隙間aからなる断熱
空間部11が形成されている。
【0008】そして、外布基礎部3上端と断熱部材9上
面に亘りコンクリート製土間床部12が打ち込まれて形成
されている。この土間床部12は外布基礎部3とコンクリ
ート同士および鉄筋3a、12a同士で接続して一体化して
いると共に、断熱部材9により隔てられている独立基礎
部5およびピット形成基礎部7とそれぞれの独立基礎用
鉄筋5b、ピット形成基礎用鉄筋7bを経て一体化してい
る。また、外布基礎部3および土間床部12の外周には外
断熱部材13が沿接状に周設されていて、外布基礎部3内
方への湿気の侵入を阻止し且つ内方から外方への熱損失
および外方から内方への冷熱をカットし得るようにして
ある。外布基礎部3上には防腐土台14が敷設されてアン
カーボルト15で固定され、防腐土台14には柱16が立てら
れ、建物が構築される。
【0009】次に本発明の土間床施工方法における実施
の1形態を前記した土間床構造の場合で説明する。 ・第1段階(図3参照) 外布基礎部用に根堀りした後に敷設して転圧した砂利層
2上に外布基礎用鉄筋3aを組み、内周面に外断熱部材13
が取り外し可能に止着されている外型枠18と内型枠19と
で外布基礎空間を形成する。同様にして、独立基礎部用
およびピット形成基礎部用にそれぞれ根堀りした後に敷
設して転圧した砂利層4,6上に、後工程で形成する土
間床部12の土間用鉄筋12aとそれぞれ接続可能な高さを
有している独立基礎用鉄筋5bおよびピット形成基礎用鉄
筋7bを組み、それぞれ型枠20で独立基礎空間とピット形
成基礎空間を形成する。次いで、外布基礎空間と独立基
礎空間とピット形成基礎空間にコンクリートを打設す
る。独立基礎空間およびピット形成基礎空間では、コン
クリートを外布基礎空間よりも断熱部材9の厚さ分だけ
低く打設する。
【0010】・第2段階(図4参照) 養生後に、外布基礎部3における外型枠18を除く各型枠
19,20を外して、外周面が外断熱部材13で囲繞されてい
る外布基礎部3、独立基礎部5、ピット形成基礎部7を
形成する。然る後に、ピット形成基礎部7内を除く外布
基礎部3内側へ土を埋め戻し、この埋め戻した土面1a上
に砂利を敷設して転圧して、砂利層8の上面部8aと独立
基礎部5の上端部5aおよびピット形成基礎部7の上端部
7aとを同一面状に整える。
【0011】・第3段階(図5参照) 外布基礎部3内側における同一面状に整えられた砂利層
8の上面部8aと独立基礎部5の上端部5aおよびピット形
成基礎部7の上端部7aとに亘り断熱部材9を敷くと共
に、独立基礎部5とピット形成基礎部7位置では断熱部
材9上面側に独立基礎用鉄筋5bおよびピット形成基礎用
鉄筋7bが突き出るように上から押圧して配設する。この
際、断熱部材9における独立基礎用鉄筋5bおよびピット
形成基礎用鉄筋7bの突出基部個所に隙間空間が発生した
場合は、同隙間空間に充填材を注入して塞いで、次の第
4段階で施工される土間床用のコンクリートが侵入しな
いようにする。そして、各断熱部材9における隣り合う
縁部間と、外布基礎部3内面と断熱部材9との間の隙間
aは、それぞれの隙間aを跨ぐようにして防水テープ10
を貼設して閉じて、隙間aからなる断熱空間11を形成す
ると共に、この断熱空間11に次の第4段階で施工される
土間床用のコンクリートが侵入しないようにして、同断
熱空間11を確保している。
【0012】・第4段階(図6参照) 断熱部材9上で土間床用鉄筋12aを組んで外布基礎用鉄
筋3a、独立基礎用鉄筋5b、ピット形成基礎用鉄筋7bと相
互に接続した状態に組み合わせる。
【0013】・第5段階(図7参照) 外断熱部材13で囲まれている断熱部材9上にコンクリー
トを打設して養生して、外布基礎部3とは鉄筋およびコ
ンクリート同士が同一体状で且つ独立基礎部5およびピ
ット形成基礎部7とは鉄筋同士のみが同一体状の土間床
部12を形成する。かくした後に、外型枠18を外して、外
布基礎部3外周に外断熱部材13を露呈させる。これによ
り、効率的に施工することができる。前記した施工法で
は、外型枠18は敢えて外さずに施工するようにしても良
い。また、外断熱部材13が外型枠18を兼ねる施工法であ
っても良い。
【0014】図8には本発明の土間床構造における実施
の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態
様のものと基本的に同一であるため、共通している構成
の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について
説明する。 (A)の態様は、断熱部材9下面における独立基礎用鉄
筋5bおよびピット形成基礎用鉄筋7bが貫通する各部位に
凹部9aがそれぞれ形成されていて、この凹部9a内を経て
独立基礎用鉄筋5bおよびピット形成基礎用鉄筋7bが断熱
部材9を貫通し易くしている。凹部9aは断熱空間部11を
兼ねている。 (B)の態様は、断熱部材9下面における独立基礎用鉄
筋5bおよびピット形成基礎用鉄筋7bが貫通する各部位に
通し穴9bがそれぞれ形成されていて、この通し穴9bを独
立基礎用鉄筋5bおよびピット形成基礎用鉄筋7bが貫通す
るようにしてあり、貫通後の通し穴9bは発泡樹脂等の充
填材17を充填して塞いで、充填材17上に独立基礎用鉄筋
5bおよびピット形成基礎用鉄筋7bが突出しているように
してある。前記した凹部9aおよび通し穴9bの大きさは、
鉄筋が1本通る態様であっても良いし、複数本の鉄筋が
同時に通り得る態様のものであっても良い。
【0015】
【発明の効果】A.請求項1により、土間床部から床下
基礎部への熱損失が鉄筋のみに限定されて最小限に抑止
されていると共に、この鉄筋を経て土間床部と床下基礎
部が一体化されているため、上下方向の負荷に対して一
体タイプのものに準じる床面強度を有する。それによ
り、熱損失および室内環境が悪化しない土間床として有
用であると共に、エネルギーの無駄な消費を最小限にす
ることができ、且つ、上下方向の負荷に対して一体タイ
プのものに準じる強固な床面強度を有する。 B.請求項2により、さらに、床下基礎部と土間床部を
結ぶ鉄筋周りの湿気の洩れがないため、土間床部が温度
安定して、蓄熱作用および放熱作用が得られる。 C.請求項3により、土間床部下における床下基礎部と
土面との温度差による影響が少ないから地熱を有効に活
用できると共に、冷熱および湿気が外布基礎部から土間
床部へ伝わる度合いが少なく、且つ、土間床部より外布
基礎部への熱損失が少ない。 D.請求項4により、安定した下地すなわち断熱部材上
で土間床用鉄筋を独立基礎用鉄筋およびピット形成基礎
用鉄筋と接続させて組むことができると共にコンクリー
トを打設して土間床部を形成できて、効率良く施工する
ことができる。そして、施工した土間床構造は、土間床
部から床下基礎部への熱損失が鉄筋のみに限定されて最
小限に抑止されていると共に、この鉄筋を経て土間床部
と床下基礎部が一体化されているため、上下方向の負荷
に対して一体タイプのものに準じる床面強度を有する。
それにより、寒冷地向建物の土間床として有用であると
共に、エネルギーの無駄な消費を最小限にすることがで
きる。また、湿気が断熱部材で遮られて土間床部へ伝わ
らず、室内環境が悪化しない。また、土間床部下におけ
る床下基礎部と土面との温度差による影響が少ないから
地熱を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の土間床構造における実施の1形態を
例示している縦断面図。
【図2】 図1の(2)−(2)横断平面図。
【図3】 本発明の土間床施工方法における実施の1形
態を例示している第1段階の部分縦断面図。
【図4】 第2段階の部分縦断面図。
【図5】 第3段階の部分縦断面図。
【図6】 第4段階の部分縦断面図。
【図7】 第5段階の部分縦断面図。
【図8】 (A)(B)は本発明の土間床構造における
実施の他の1形態を例示している部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 地盤 1a 土面 2,4,6,8 砂利層 3 外布基礎部 5 独立基礎部 5a 独立基礎部の上端部 5b 独立基礎用鉄筋 7 ピット形成基礎部 7a ピット形成基礎部の上端部 7b ピット形成基礎用鉄筋 8 砂利層 8a 砂利層の上面部 9 断熱部材 9a 断熱部材の凹部 9b 断熱部材の通し穴 10 防水テープ 11 断熱空間部 12 土間床部 12a 土間床用鉄筋 13 外断熱部材 14 防腐土台 15 アンカーボルト 16 柱 17 充填材 18 外型枠 19 内型枠 20 型枠 a 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/43 E02D 27/01 E02D 31/02 E04B 1/74 E04B 1/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製外布基礎部上に亘りコン
    クリート製土間床部が同一体状に形成されていて、コン
    クリート製土間床部下全面には断熱部材が配設され、こ
    の断熱部材を経て土間床部下側のコンクリート製床下基
    礎部が形成されていると共に、床下基礎部における鉄筋
    が前記断熱部材を貫通して土間床部の鉄筋と相互に接続
    されていることを特徴とする土間床構造。
  2. 【請求項2】 前記断熱部材上面における床下基礎部側
    の鉄筋が突出している基部が充填材で閉塞されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の土間床構造。
  3. 【請求項3】 前記断熱部材下面におけるコンクリート
    製床下基礎部の上端と土上の転圧されている砂利層上面
    が面一状で、この床下基礎部のコンクリート製上端と砂
    利層上面により前記断熱部材を経てコンクリート製土間
    床部が受支されていると共に、外布基礎部の外周面が断
    熱材で囲繞されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の土間床構造。
  4. 【請求項4】 外布基礎部と、高さが外布基礎部よりも
    断熱部材分低い床下基礎部をコンクリート打設して形成
    した後、外布基礎部内側へ土を埋め戻し、この埋め戻し
    土面上に敷設して転圧した砂利層上面を前記床下基礎部
    上端と同一面状に整え、然る後に、砂利層と床下基礎部
    上に亘り前記断熱部材を同断熱部材上面から床下基礎部
    側の鉄筋が突出している態様に敷設し、この断熱部材上
    で土間用鉄筋を前記床下基礎部側の鉄筋と接続させて組
    むと共に、コンクリート打設して、外布基礎部と同一体
    状で且つ床下基礎部側と鉄筋同士が相互に接続している
    土間床部を形成するようにしたことを特徴とする土間床
    施工方法。
JP11051447A 1999-02-26 1999-02-26 土間床構造および土間床施工方法 Expired - Lifetime JP3065066B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11051447A JP3065066B1 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 土間床構造および土間床施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11051447A JP3065066B1 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 土間床構造および土間床施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3065066B1 true JP3065066B1 (ja) 2000-07-12
JP2000248681A JP2000248681A (ja) 2000-09-12

Family

ID=12887196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11051447A Expired - Lifetime JP3065066B1 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 土間床構造および土間床施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065066B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294889A (ja) * 2001-03-27 2002-10-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 建物の防蟻構造及びその建物
GB0202766D0 (en) * 2002-02-06 2002-03-27 Insuslab Ltd Foundation
JP6553855B2 (ja) * 2014-09-05 2019-07-31 大和ハウス工業株式会社 建物の基礎構造、および、建物の基礎の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000248681A (ja) 2000-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2377469A1 (en) Integral concrete wall forming system
JPH0699975B2 (ja) 建物を支持するコンクリート床の形成方法
US8011158B1 (en) Footing for support of structure such as building
JP3065066B1 (ja) 土間床構造および土間床施工方法
JP6137394B1 (ja) 低層建築物及び基礎工事用アンカーホルダー
JP4083334B2 (ja) アーチ屋根を有する地下構造物およびその構築方法
JP4519998B2 (ja) ポリスチレン系樹脂発泡板組立体を用いた、軽量地盤構築方法、基礎構築方法、及び軽量盛土施工方法
JP4726366B2 (ja) 基礎工法
JP2874862B1 (ja) 土間床構造および土間床施工方法
JP3173701B2 (ja) 建築物の基礎構造およびその構築方法
JP2874860B2 (ja) 土間床構造および土間床施工方法
US20060239782A1 (en) Methods and apparatuses for shaping concrete slab-on-ground foundations
JP2006348531A (ja) 建築基礎工法および建築基礎構造
JPH0144852B2 (ja)
JPH08177059A (ja) 基礎用ブロック及びこの基礎ブロックを用いた布基礎一体化工法
JP3090642B2 (ja) 木造建築物における基礎および土台の構築工法、ならびに木造建築物における基礎および土台の構造
JP2000248682A (ja) 土間床構造および土間床施工方法
KR100629980B1 (ko) 파형강판 지중구조물의 방수시설
JPS601458B2 (ja) プレキヤストコンクリ−ト地下室の構築工法
JP3377416B2 (ja) 建築物の基礎構造
CN221167862U (zh) 一种用于抗滑桩桩间板的全覆盖式覆绿种植槽结构
JP3401282B2 (ja) ユニット式建物における土間の施工方法
JPH03228921A (ja) コンクリート基礎工事の施工方法
JP7451444B2 (ja) 基礎構造及び基礎構造の施工方法
JP2012041803A (ja) 擁壁パネル及び擁壁パネルを用いた擁壁の積層方法