JP2874226B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、多層配線層間
絶縁膜を有する半導体装置のスルーホールの形成方法に
関する。
〔従来の技術〕
従来の半導体装置の多層配線層間絶縁膜に対する上部
の傾斜をゆるやかなスルーホール(以後、テーパスルー
ホールと記す)の形成は、例えば、特開昭56−90525に
示されている。
上述の形成方法を、第2図の断面図を用いて説明す
る。半導体基板1上に、例えば、SiO2等から成る絶縁膜
2を介して、第1層目の金属配線パターン3が形成さ
れ、さらにその上に絶縁膜4として膜厚約1μmのリン
ガラス膜等を形成し、周知のフォトリソグラフィ技術に
より、フォトレジスト膜によるスルーホールパターンを
形成した後、等方性エッチング(例えば、バレル型プラ
ズマエッチャーを用いるドライエッチング)により絶縁
膜4に約0.6μmのエッチングを施し、等方性エッチン
グ部6を形成する。続いて、異方性エッチング(例え
ば、プレーナ型プラズマエッチャーを用いるドライエッ
チング)により絶縁膜4の残りの部分をエッチングして
異方性エッチング部7を形成する。その後、フォトレジ
スト膜を剥離し、第2層目の金属配線パターン5を周知
の技術により被着形成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来の無機層間絶縁膜にテーパスルーホールを
形成する方法は、以下のような欠点がある。
すなわち、等方性エッチングと異方性エッチングとを
用いてテーパスルーホールを形成すると、第2図に示し
たように、真になだらかなテーパスルーホールを形成す
ることが出来ず、第2層目の金属配線パターン5を形成
したとき、テーパスルーホール内、特に、等方性エッチ
ング部6と異方性エッチング部7との境界付近におい
て、第2層目の金属配線パターン5の膜厚が薄くなり、
第1層目の金属配線パターン3と第2層目の金属配線パ
ターン5との接続抵抗が大きくなるという問題がある。
特に、微細なスルーホールを形成したとき、上述の問
題は顕著になるばかりではなく、スルーホール部で断線
するという問題が起る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置の製造方法は、弗素樹脂膜を多層
配線層間絶縁膜に用いる半導体装置の製造方法であっ
て、下地絶縁膜の表面に下層配線を形成した後、全面に
シリコン含有ポリイミド膜,弗素樹脂膜およびシリコン
酸化膜を順次全面に形成する工程と、フォトレジスト膜
をマスクにした上記シリコン酸化膜を選択的にエッチン
グし、さらに、O2ガスあるいはO2ガスと弗素系ガスとの
混合ガスを用いた反応性イオンエッチングにより上記弗
素樹脂膜およびシリコン含有ポリイミド膜をエッチング
して上記下層配線に達するスルーホールを形成する工程
と、上記フォトレジスト膜およびシリコン酸化膜を除去
し、熱処理せしめることにより前記スルーホール上部の
傾斜をゆるやかにし、上層配線を形成する工程とを有し
ている。 また、上記の弗素樹脂膜は、ポリテトラフル
オロエチレン 〔化学式:-(CF2)m- 但し、m:正整数〕, テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキビニルエ
ーテル共重合体 〔化学式:-(CF2)m-(CFOR)n-但し、m,n:正整数,R:アル
キル基〕, テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体 〔化学式:-(CF2)m-(CF-CF3)n-但し、m,n::正整数〕, テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体 〔化学式:-(CF2)m-(CH2)n-但し、m,n:正整数〕, またはポリビニリデンフルオライド 〔化学式:-(CF2-CH2)m-但し、m:正整数〕、 または、これらのうちの2つ以上の共重合体から成って
いる。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図(a)〜(h)は本発明の一実施例の工程順断
面図である。
まず、第1図(a)に示すように、半導体基板1上
に、厚さ約0.8μmのリンガラス膜9,厚さ約1μmのア
ルミニウム配線8,厚さ約0.2μmのシリコン含有ポリイ
ミド膜10を順次形成する。
ここで、シリコン含有ポリイミド膜10は、リンガラス
膜9と弗素樹脂膜との接着強度を高くするために用いて
いる。
次に、第1図(b)に示すように、厚さ約1μmの弗
素樹脂膜11を形成する。
ここで、弗素樹脂膜11は、テトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキビニルエーテル共重合体の微粒子の
分散液を塗布し、N2雰囲気,350〜400℃で熱処理するこ
とにより重合を促進して形成している。この他に、ポリ
テトラフルオロエチレン,テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体,テトラフルオロエチ
レン−エチレン共重合体、またはポリビニリデンフルオ
ライド、または、これらのうちの2つ以上の共重合体を
用いてもよい。
次に、第1図(c)に示すように、スパッタ法によ
り、厚さ約0.3μmのシリコン酸化膜12を形成した後、
公知のフォトエッチング技術を用いてフォトレジスト膜
13をマスクにしてシリコン酸化膜12に開孔を形成する。
続いて、第1図(d)に示すように、CF4ガスとO2
スとの混合ガスを用いて、ガス流量をそれぞれ5sccm,30
sccmとし、圧力を5Pa、高周波電力を300Wとなる条件で
の反応性イオンエッチングにより弗素樹脂膜11,シリコ
ン含有ポリイミド膜10を順次エッチングし、スルーホー
ル14を形成する。
なお、この反応性イオンエッチングはO2ガスのみでも
よい。
次に、第1図(e)に示すように、フォトレジスト膜
13、シリコン酸化膜12を順次除去する。
続いて、第1図(f)に示すように、N2ガス雰囲気の
電気炉内で、380℃で10分間熱処理することにより、弗
素樹脂膜11がフローし、図示したような上部にゆるやか
な傾斜を持つテーパスルーホール14aが形成される。
弗素樹脂膜11のリフローは、非酸化性雰囲気中で、弗
素樹脂膜11のガラス転移点(本実施例でのガラス転移点
は、250℃)より高い温度の下で行なうこのが必要であ
る。この温度としては、350〜400℃が適当である。350
℃より低温の場合、リフローに時間がかかりすぎ、か
つ、充分にゆるやかな形状が得られず、400℃より高温
の場合には、リフローしすぎてスルーホール部分全てを
弗素樹脂膜11が覆ってしまい、アルミニウム配線8が露
呈しなくなる。
次に、第1図(g)に示すように、厚さ約1μmのア
ルミニウム膜15をスパッタ法により形成する。
最後に、第1図(h)に示すように、公知のフォトエ
ッチング技術を用いて第2のアルミニウム配線15aを形
成する。
以上の工程で形成した2層アルミニウム配線のテーパ
スルーホール14aにおける接続抵抗(配線自身の抵抗も
含む)は、直径約1μmのテーパスルーホール1個当り
80〜100mΩであり、この値は、従来の方法により形成し
たスルーホールにおける接続抵抗に比べ、ほぼ20〜60%
小さな値であった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、弗素樹脂膜を層間絶
縁膜として用い、弗素樹脂層間絶縁膜に垂直なスルーホ
ールを形成した後に、非酸化性雰囲気中において弗素樹
脂膜のガラス転移点より高い温度の下で熱処理を行な
い、ゆるやかなテーパ形状を有するスルーホールを形成
することにより、スルーホール部における多層配線の接
続抵抗を低減することが可能となる。
さらに、この形状のスルーホールでは、スルーホール
部における多層配線の断線が全く無く、このことからス
ルーホールの径がより小さくなっても、本発明の有効性
は存続する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(h)は本発明の一実施例の工程順断面
図、第2図は従来技術の断面図である。 1…半導体基板、2,4…絶縁膜、3,5…金属配線パター
ン、6…等方性エッチング部、7…異方性エッチング
部、8…アルミニウム配線、9…リンガラス膜、10…シ
リコン含有ポリイミド膜、11…弗素樹脂膜、12…シリコ
ン酸化膜、13…フォトレジスト膜、14…スルーホール、
14a…テーパスルーホール、15…アルミニウム膜、15a…
第2のアルミニウム配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/31 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弗素樹脂膜を多層配線層間絶縁膜に用いる
    半導体装置の製造方法において、 下地絶縁膜の表面に下層配線を形成した後、全面にシリ
    コン含有ポリイミド膜,弗素樹脂膜およびシリコン酸化
    膜を順次全面に形成する工程と、 フォトレジスト膜をマスクにした前記シリコン酸化膜を
    選択的にエッチングし、さらに、O2ガスあるいはO2ガス
    と弗素系ガスとの混合ガスを用いた反応性イオンエッチ
    ングにより前記弗素樹脂膜およびシリコン含有ポリイミ
    ド膜をエッチングして前記下層配線に達するスルーホー
    ルを形成する工程と、 前記フォトレジスト膜およびシリコン酸化膜を除去し、
    熱処理せしめることにより前記スルーホール上部の傾斜
    をゆるやかにし、上層配線を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記弗素樹脂膜は、ポリテトラフルオロエ
    チレン,テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
    ルビニルエーテル共重合体,テトラフルオロエチレン−
    エチレン共重合体,またはポリビチリデンフルオライ
    ド、または、これらのうち2つ以上の共重合体からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
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