JP3095866B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3095866B2
JP3095866B2 JP04062618A JP6261892A JP3095866B2 JP 3095866 B2 JP3095866 B2 JP 3095866B2 JP 04062618 A JP04062618 A JP 04062618A JP 6261892 A JP6261892 A JP 6261892A JP 3095866 B2 JP3095866 B2 JP 3095866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術(図5〜図7) ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)第1の実施例(図1,図2) (2)第2の実施例(図3,図4) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、より詳しくは、スピンオングラス(SO
G)を用いて、配線層等が形成されて凹凸を有する半導
体基体の表面を平坦化する半導体装置及びその製造方法
に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、半導体装置の高密度化により、配
線層等の形成された半導体基体の表面の凹凸の現れ方は
ますます顕著になりつつある。このため、このような半
導体基体の表面に直接層間絶縁膜や上部配線層等を形成
すると、膜厚の不均一等が生じ、絶縁性の低下や配線抵
抗の増大を招く。従って、これを改善すべく、半導体基
体の表面にSOGを塗布して凹凸をより平坦化してい
る。
【0004】図5(a)〜(c),図6(d),(e)
は、スピンオングラス(SOG)を用いて、配線層等が
形成されて凹凸を有する半導体基体の表面を平坦化す
る、従来例の半導体装置の製造方法について説明する断
面図である。
【0005】まず、図5(a)に示すように、半導体基
板1上の絶縁膜2の上に選択的に下部配線層3a,3b
を形成する。続いて、下部配線層3a,3bを被覆して
CVD法により下層の絶縁膜4を形成する。
【0006】次いで、半導体基体の表面を平坦化すべ
く、SOGを塗布し、加熱によりキュアして平坦化絶縁
膜5を形成する(図5(b))。続いて、平坦化絶縁膜
5上に上層の絶縁膜6を形成する(図5(c))。
【0007】次に、レジスト膜7をマスクとしてCF4
+CHF3 ガスを用いたドライエッチングにより、下部
配線層3a,3b上の3層の絶縁膜4,5,6を選択的
にエッチング・除去してビアホール8a,8bを形成す
る。
【0008】その後、上部配線層9を形成すると、上下
の配線層の接続が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、平坦化絶縁
膜5はキュアにより収縮・固化されているので、応力の
蓄積があり、膜厚が厚くなると、図7(a)に示すよう
に、クラック10a,10bが生じるという問題がある。ま
た、下部配線層3a,3bのストレスマイグレーション
が生じるという問題もある。
【0010】この問題を解決するため、キュア温度を低
下したり、SOGの材料自身の組成を調整したりするこ
とにより応力を低減している。しかし、このようにする
と、平坦化絶縁膜5aの架橋による結合が緩くなるた
め、エッチングレートが大きくなる。このため、図7
(b)に示すように、ビアホール8a,8bの形成の
際、上下の絶縁膜に挟まれた平坦化絶縁膜5aの側壁に
サイドエッチングによる凹み11a,11bが生じ、上部配
線層9を形成した場合、鬆が入り、断線等に至る場合が
あり、問題である。
【0011】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、平坦化絶縁膜の応力を低減
し、かつそのエッチングレートをCVD法により形成さ
れた絶縁膜のエッチングレートの程度に適度に調整して
半導体基体の表面を平坦化する半導体装置及びその製造
方法に関する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体装置の製造方法に係
り、第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に選択的に形成
された下部配線層とを少なくとも有する基体上に、シリ
カゾルを添加したスピンオングラスを塗布し、乾燥して
平坦化絶縁膜を形成する工程と、前記平坦化絶縁膜上に
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記下部配線層上の平
坦化絶縁膜及び第2の絶縁膜を選択的にエッチングし、
除去することにより、開口部を形成する工程と、前記開
口部の底部の下部配線層と接続する上部配線層を形成す
る工程とを有する半導体装置の製造方法において、前記
平坦化絶縁膜のエッチングレートが前記第2の絶縁膜の
エッチングレートとほぼ同じになるように前記スピンオ
ングラスへのシリカゾルの添加量が調整されていること
を特徴とし、請求項2記載の発明は、半導体装置の製造
方法に係り、第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に選択
的に形成された下部配線層と、該下部配線層を被覆する
第2の絶縁膜とを少なくとも有する基体上に、シリカゾ
ルを添加したスピンオングラスを塗布し、乾燥して平坦
化絶縁膜を形成する工程と、前記平坦化絶縁膜上に第3
の絶縁膜を形成する工程と、前記下部配線層上の第2の
絶縁膜、平坦化絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的にエッ
チングし、除去することにより、開口部を形成する工程
と、前記開口部の底部の下部配線層と接続する上部配線
層を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法にお
いて、前記平坦化絶縁膜のエッチングレートが前記第2
及び第3の絶縁膜のエッチングレートとほぼ同じになる
ように前記スピンオングラスへのシリカゾルの添加量が
調整されていることを特徴とし、請求項3記載の発明
は、半導体装置に係り、第1の絶縁膜と、前記第1の絶
縁膜上に選択的に形成された下部配線層と、前記下部配
線層上に形成され、シリカゾルを添加したスピンオング
ラスからなる平坦化絶縁膜と、前記平坦化絶縁膜上に形
成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜及び前記平
坦化絶縁膜を前記下部配線層上から選択的に除去してで
きる開口部と、前記開口部の底にて前記下部配線層と接
続するように前記開口部内に形成される上部配線層とを
有し、前記開口部内の、前記平坦化絶縁膜と前記第2の
絶縁膜との境界に実質的に段差ができないように、前記
スピンオングラスへのシリカゾルの添加量が調節されて
なることを特徴とし、請求項4記載の発明は、半導体装
置に係り、第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に選択
的に形成された下部配線層と、前記下部配線層上に形成
された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成さ
れ、シリカゾルを添加したスピンオングラスからなる平
坦化絶縁膜と、前記平坦化絶縁膜上に形成された第3の
絶縁膜と、前記第3の絶縁膜及び前記平坦化絶縁膜を前
記下部配線層上から選択的に除去してできる開口部と、
前記開口部の底にて前記下部配線層と接続するように前
記開口部内に形成される上部配線層とを有し、前記開口
部内の、前記平坦化絶縁膜と前記第2の絶縁膜との境界
に実質的に段差ができないように、前記スピンオングラ
スへのシリカゾルの添加量が調節されてなることを特徴
としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、シリカゾルを添加したスピン
オングラスを用いているので、添加したシリカゾルによ
りスピンオングラスの収縮による応力発生を抑制して絶
縁膜に生じる応力を低減することができる。
【0014】また、スピンオングラスの組成やキュア条
件の変更を伴わなず、かつ添加されたシリカゾルはシリ
コンを含み、CVD絶縁膜と同程度のエッチングレート
を有するので、シリカゾルの添加量の所定の範囲で、C
VD法等により形成された絶縁膜とほぼ同程度のエッチ
ングレートを維持することができる。
【0015】これにより、配線層が形成されて凹凸を有
する半導体基体の表面を平坦化する平坦化絶縁膜とし
て、シリカゾルが添加されたスピンオングラスを用いた
場合、平坦化絶縁膜のクラックを防止することができる
とともに、CVD絶縁膜とのエッチングレートの違いに
よるカバレージの悪化を防止し、かつ平坦化絶縁膜の応
力による下部配線層のストレスマイグレーションを防止
することができる。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)第1の実施例 図1(a),(b),図2(a),(b)は、本発明の
第1の実施例の実験について説明する断面図である。
【0017】図1(a),(b)は、実験に用いた試料
の作成方法について説明する断面図である。スピンオン
グラス(SOG)としてSi(OR)4 (但し、Rはエ
チル基C2 5 である)で示されるアルコキシシランの
加水分解物を用い、これに更に添加量を種々変化させて
シリカゾルを添加した。また、シリカゾルの添加量を変
化させることを粒径200Å,500Åの2種のシリカ
ゾルについて行った。なお、添加量が零の場合が、従来
の場合に相当する。この場合、Rの含有量を多くし、形
成される絶縁膜の応力は大きいが、エッチングレートは
小さく、CVDシリコン酸化膜のエッチングレートとほ
ぼ等しくなるように調整したものを用いている。CVD
シリコン酸化膜のエッチングレートは100Å/分程度
である。
【0018】まず、図1(a)に示すように、熱酸化に
よりシリコン基板21上に膜厚約5000Åのシリコン酸化
膜22を形成する。なお、これらが基体23を構成す
る。次いで、図1(b)に示すように、上記のようなシ
リカゾルを添加したSOGを、シリコン酸化膜22の上
に回転塗布法により塗布した後、窒素中,温度450℃
で30分間加熱して絶縁膜24を形成する。
【0019】次に、上記のようにして作成された試料を
用いて、種々の事項を調査した。即ち、第1に、ソリと
膜厚の関係から絶縁膜24の応力を計算により求めた。
即ち、
【0020】
【数1】
【0021】但し、 ts:シリコン基板21の厚さ(cm) tf:絶縁膜24の膜厚(cm) Rf:絶縁膜24の形成後のシリコン基板21の曲率半
径(cm) R0:絶縁膜24の形成前のシリコン基板21の曲率半
径(cm) k=Es/(1−γs):1.81×1012ダイン/cm2
(シリコン基板21の面方位(100)の場合) :2.3×1012ダイン/cm2 (シリコン基板21の
面方位(111)の場合) 第2に、種々の試料について、顕微鏡により、絶縁膜2
4のクラックの発生状況を観察した。
【0022】第3に、反応ガスとしてCF4 ガス+O2
ガスの混合ガスを用い、CF4 ガス90wt%,O2
ス10%の混合比を保持したままチャンバ内部圧力1To
rrとなるように全体のガス流量を調整し、RFパワーを
150Wとしてドライエッチングを行い、各種の絶縁膜
のエッチングレートを求めた。
【0023】以上により得られたデータをまとめ、シリ
カゾルの粒径をパラメータとして添加量に対する応力及
びエッチングレートの関係を求めた。図2(a),
(b)にその結果について示す。
【0024】図2(a)に示すように、シリカゾルの添
加量が増加するとともに、粒径200Å又は500Åの
シリカゾルを添加した絶縁膜24の応力は、両方とも低
下した。これは、添加したシリカゾルによりSOGの収
縮による応力が抑制されるためであると考えられる。ク
ラックの発生状況と対応させてみると、応力がほぼ1×
109 ダイン/cm2 以下の場合にクラックの発生は認
められなくなる。一方、図2(b)に示すように、シリ
カゾルの添加量を増加してもエッチングレートは100
Å/分程度であまり大きくならず、CVDシリコン酸化
膜のエッチングレートとほぼ等しい、適度な値を維持す
ることができる。これは、SOGの組成やキュア条件の
変更を伴わなず、かつ添加されたシリカゾルはシリコン
を含み、CVDシリコン酸化膜と同程度のエッチングレ
ートを有するためであると考えられる。
【0025】また、粒径200Å,500Åのシリカゾ
ルについてともに、シリカゾルの添加量が50%のもの
は膜厚1.5μm以上でもクラックの発生は見られなか
ったが、従来のものは膜厚4000Åでクラックが見られ
た。
【0026】なお、第1の実施例ではSOGとして、S
OGの一般的な組成を示すR1 n Si(OR2 4-n
うち、n=0,R2 =エチル基C2 5 であるSi(O
R) 4 を用いているが、R1 ,R2 は少なくともいずれ
かが炭素数1〜8のアルキル基,アリル基,ビニル基又
はプロトンであり、nは0〜3である組成を有するR 1
n Si(OR2 4-n で示されるアルコキシシランの加
水分解物を用いることができる。
【0027】また、実験では、シリカゾルの粒径として
200Å,500Åのものを用いているが、粒径150
Å以上,1000Å以下のものであればよい。この場合、粒
径150Å以上としたのは、粒径があまり小さいと、シ
リカゾルを添加しないものとあまり変わらなくなるため
であり、1000Å以下としたのは、これ以上だと加水分解
物に沈殿するため、シリカゾルが加水分解物に均一に混
合しないためである。
【0028】以上のように、R1 n Si(OR2 4-n
(但し、R1 ,R2 は少なくともいずれかが炭素数1〜
8のアルキル基,アリル基,ビニル基又はプロトンであ
り、nは0〜3である)で示されるアルコキシシランの
加水分解物に、粒径150Å以上,1000Å以下のシリカ
ゾルを添加したものを用いて、基体23の表面に塗布・
乾燥し、絶縁膜24を形成することにより、応力とエッ
チングレートとのトレードオフ関係を調整して、絶縁膜
24の応力を低減するとともに、そのエッチングレート
をCVD法により形成された絶縁膜のエッチングレート
の程度に適度に調整することができる。
【0029】(2)第2の実施例 図3(a)〜(c),図4(d),(e)は、本発明の
第2の実施例の半導体基体の表面を平坦化し、上下の配
線層を接続する半導体装置の製造方法について説明する
断面図である。
【0030】まず、シリコン基板(半導体基板)31上
に熱酸化により、膜厚約5000Åのシリコン酸化膜(第3
の絶縁膜)32を形成する。次いで、シリコン酸化膜3
2上にスパッタにより形成された膜厚約3000ÅのAl膜
を選択的にエッチング・除去して下部配線層33a,33b
を形成する。
【0031】次に、下部配線層33a,33bを被覆して膜
厚約3000Åのシリコン酸化膜(第4の絶縁膜)34をC
VD法により形成する。以上が基体を構成する。基体の
表面には下部配線層33a,33bにより凹凸が生じている
(図3(a))。
【0032】次いで、Si(OR)4 (但し、RはC2
5 である)で示されるアルコキシシランの加水分解物
のSOGに、添加量50wt%で粒径200Åのシリカ
ゾルを添加する。続いて、凹凸を平坦化するため、この
シリカゾルを添加したSOGを回転塗布法により、基体
の表面に塗布した後、窒素中,温度450℃で30分間
加熱して膜厚約5000Åの絶縁膜(平坦化絶縁膜)35を
形成する(図3(b))。
【0033】次に、絶縁膜35上に膜厚約2000Åのシリ
コン酸化膜(第5の絶縁膜)36をCVD法により形成
する(図3(c))。次いで、シリコン酸化膜36上に
レジスト膜37を形成した後、下部配線層33a,33b上
に開口部37a,37bを形成する。続いて、反応ガスとし
てCF4 ガス+O2 ガスの混合ガスを用い、CF4 ガス
90wt%,O2 ガス10%の混合比を保持したままチ
ャンバ内部圧力1Torrとなるように全体のガス流量を調
整し、RFパワーを150Wとしてドライエッチングを
行うことにより、開口部37a,37bを介して下部配線層
33a,33b上の3層のシリコン酸化膜34/絶縁膜35
/シリコン酸化膜36を選択的にエッチング・除去して
ビアホール(開口部)38a,38bを形成する(図4
(d))。
【0034】その後、上部配線層39となるAl膜をス
パッタにより形成した後、ビアホール38a,38bを被覆
するように選択的にエッチング・除去すると、下部配線
層33a,33bと接続する上部配線層39が形成される
(図4(e))。
【0035】以上のように、本発明の第2の実施例によ
れば、平坦化絶縁膜35としてシリカゾルが添加された
SOGを用いているので、添加したシリカゾルによりS
OGの収縮による応力を抑制して平坦化絶縁膜35に生
じる応力を低減することができる。また、SOGの組成
やキュア条件の変更を伴わず、かつ添加されたシリカゾ
ルはシリコンを含み、CVDシリコン酸化膜34,36
と同程度のエッチングレートを有するので、平坦化絶縁
膜35は、シリカゾルの添加量の所定の範囲で、CVD
法等により形成されたシリコン酸化膜34,36とほぼ
同程度のエッチングレートを維持することができる。
【0036】これにより、平坦化絶縁膜35のクラック
を防止することができるとともに、CVDシリコン酸化
膜34,36とのエッチングレートの違いによるカバレ
ージの悪化を防止し、かつ平坦化絶縁膜35の応力によ
る下部配線層33a,33bのストレスマイグレーションを
防止することができる。
【0037】なお、第2の実施例では、下部配線層33
a,33bを被覆してCVD法によりシリコン酸化膜34
を形成し、その上に平坦化絶縁膜35を形成している
が、下部配線層33a,33bを被覆して直ちに平坦化絶縁
膜35を形成してもよい。
【0038】また、下部配線層33a,33bは、半導体基
板31上方の第1層目の配線層となっているが、第2層
目以上の配線層であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基体の
表面を平坦化する絶縁膜を形成するため、スピンオング
ラスにシリカゾルを添加したものを用いているので、シ
リカゾルの添加量を調整することにより、絶縁膜の応力
とエッチングレートのトレードオフ関係を調整すること
ができる。従って、スピンオングラスからなる絶縁膜の
応力を低減するとともに、そのエッチングレートをCV
D法により形成された絶縁膜のエッチングレートの程度
に適度に調整することができる。
【0040】これにより、平坦化のための絶縁膜のクラ
ックを防止することができるとともに、CVD絶縁膜と
のエッチングレートの違いによるカバレージの悪化を防
止し、かつ平坦化のための絶縁膜の応力による下部配線
層のストレスマイグレーションを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例について説明する断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例についての説明図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例について説明する断面図
(その1)である。
【図4】本発明の第2の実施例について説明する断面図
(その2)である。
【図5】従来例について説明する断面図(その1)であ
る。
【図6】従来例について説明する断面図(その2)であ
る。
【図7】従来例の問題点について説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
21 シリコン基板、 22 シリコン酸化膜、 23 基体、 24 絶縁膜、 31 シリコン基板(半導体基板)、 32 シリコン酸化膜(第3の絶縁膜)、 33a,33b 下部配線層、 34 シリコン酸化膜(第4の絶縁膜)、 35 絶縁膜(平坦化絶縁膜)、 36 シリコン酸化膜(第5の絶縁膜)、 37a,37b 開口部、 38a,38b ビアホール(開口部)、 39 上部配線層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−10418(JP,A) 特開 昭63−143821(JP,A) 特開 平2−79461(JP,A) 特開 平3−190984(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/316

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に選
    択的に形成された下部配線層とを少なくとも有する基体
    上に、シリカゾルを添加したスピンオングラスを塗布
    し、乾燥して平坦化絶縁膜を形成する工程と、前記平坦
    化絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記下部
    配線層上の平坦化絶縁膜及び第2の絶縁膜を選択的にエ
    ッチングし、除去することにより、開口部を形成する工
    程と、前記開口部の底部の下部配線層と接続する上部配
    線層を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記平坦化絶縁膜のエッチングレートが前記第2の絶縁
    膜のエッチングレートとほぼ同じになるように前記スピ
    ンオングラスへのシリカゾルの添加量が調整された半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に選
    択的に形成された下部配線層と、該下部配線層を被覆す
    る第2の絶縁膜とを少なくとも有する基体上に、シリカ
    ゾルを添加したスピンオングラスを塗布し、乾燥して平
    坦化絶縁膜を形成する工程と、前記平坦化絶縁膜上に第
    3の絶縁膜を形成する工程と、前記下部配線層上の第2
    の絶縁膜、平坦化絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的にエ
    ッチングし、除去することにより、開口部を形成する工
    程と、前記開口部の底部の下部配線層と接続する上部配
    線層を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記平坦化絶縁膜のエッチングレートが前記第2及び第
    3の絶縁膜のエッチングレートとほぼ同じになるように
    前記スピンオングラスへのシリカゾルの添加量が調整さ
    れた半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に選択的に形成された下部配線層
    と、 前記下部配線層上に形成され、シリカゾルを添加したス
    ピンオングラスからなる平坦化絶縁膜と、 前記平坦化絶縁膜上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜及び前記平坦化絶縁膜を前記下部配線
    層上から選択的に除去してできる開口部と、 前記開口部の底にて前記下部配線層と接続するように前
    記開口部内に形成される上部配線層とを有し、 前記開口部内の、前記平坦化絶縁膜と前記第2の絶縁膜
    との境界に実質的に段差ができないように、前記スピン
    オングラスへのシリカゾルの添加量が調節されてなる半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に選択的に形成された下部配線層
    と、 前記下部配線層上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成され、シリカゾルを添加した
    スピンオングラスからなる平坦化絶縁膜と、 前記平坦化絶縁膜上に形成された第3の絶縁膜と、 前記第3の絶縁膜及び前記平坦化絶縁膜を前記下部配線
    層上から選択的に除去してできる開口部と、 前記開口部の底にて前記下部配線層と接続するように前
    記開口部内に形成される上部配線層とを有し、 前記開口部内の、前記平坦化絶縁膜と前記第2の絶縁膜
    及び第3の絶縁膜との境界に実質的に段差ができないよ
    うに、前記スピンオングラスへのシリカゾルの添加量が
    調節されてなる半導体装置。
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