JP2872821B2 - コンクリート基礎構造 - Google Patents

コンクリート基礎構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレファブ住宅を建築す
る際において、住宅の基礎部を構成するコンクリート基
礎の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレファブ住宅のコンクリート基
礎は、図14に示す如く構成されていたのである。即
ち、図14のコンクリート基礎の断面図において示す如
く、コンクリート基礎の上下の略全面にわたって梁筋ユ
ニットUが配置されていたのである。そして下端には水
平筋29が配置されていたのである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は従来技術のごとく、
コンクリート基礎の断面の上下の幅一杯に配置されてい
た梁筋ユニットUを、下方のみの略半分の位置に配置す
べく構成し、該梁筋ユニットUから上方へは、上部筋1
5とアンカーボルト5を突設し、これらにより強度の支
持を行わせたものである。故に、梁筋ユニットUから上
部の部分には梁筋ユニットUが無いので、該部分に玄関
の為のコンクリート基礎の切欠や、通風孔の為の切欠等
を設けることが容易となり、従来の如く、梁筋ユニット
Uの切断部分を構成することなく、アンカーボルトと上
部筋の部分の省略のみで簡単に、切欠や通風孔を開ける
ことが可能となったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を
説明する。即ち、コンクリート基礎の断面において、略
下方半分にわたり、梁筋1とフープ筋3により構成した
梁筋ユニットUを配置し、該梁筋ユニットUより上方に
は、上部筋15とアンカーボルト5を延長立設したもの
である。
【0005】
【作用】本発明においては、コンクリート基礎の下部の
半分近くに梁筋ユニットUを配置し、従来コンクリート
基礎の下部に配置していた水平筋の部分も無くしたもの
である。しかし、該梁筋ユニットUの幅を大きくし、捨
てコン11の面から支持金具8により浮かした位置に梁
筋ユニットUを埋設することにより、コンクリート基礎
としての十分な支持強度を維持することが出来るのであ
る。故に、該梁筋ユニットUの上部に上部切欠仕切板1
4により上部切欠部Sや側面切欠部Tを構成したとして
も、該部分の周囲に補強筋を入れる必要が無いのであ
る。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明のコンクリート基礎の側面断面図、図2は通風孔形成
型筒19と通風孔入口部成形型18をメタルフォーム2
に固定した状態の斜視図、図3は梁筋ユニットUの上部
に配置した上部筋15の一部を切り欠いた状態の斜視
図、図4は該コンクリート基礎の一部に切り掻きを設け
た状態の正面図、図5はコンクリート基礎の切欠部Sを
示す斜視図、図6は切欠部Sの他の実施例を示す斜視
図、図7も切欠部Sの他の実施例を示す斜視図、図8は
切欠部Sを構成する為の上部切欠仕切板14を配置した
状態の正面図、図9は上部切欠仕切板14の部分の側面
図、図10は上部切欠仕切板14を取付けた状態の平面
図、図11は上部切欠仕切板14の他の実施例を示す斜
視図、図12は側面切欠部Tを構成したコンクリート基
礎の側面断面図、図13は上部切欠部Sを設けた状態の
側面断面図、図13は従来のコンクリート基礎と梁筋ユ
ニットUの配置を示す側面断面図である。
【0007】従来は第14図に示す如く、コンクリート
基礎の断面において、上下にわたり高さの高い梁筋ユニ
ットUを構成して、これをコンクリート基礎の内部に埋
め込んでいたのである。そして該梁筋ユニットUの下部
には梁筋ユニットUの倒れを防止し、コンクリート基礎
の支持強度を高める為の水平筋29が配置されていたの
である。これに対して本発明は図1に示す如く、コンク
リート基礎の断面の上部には、上部筋15とアンカーボ
ルト5のみを配置し、下方に集中して梁筋1とフープ筋
3により構成した梁筋ユニットUを埋め込んだものであ
る。そして該梁筋ユニットUは、従来は建築現場におい
て、鉄筋工が鉄筋を曲げたり溶接したり、連結針金で締
結したりすることにより作り上げていたのである。しか
し最近の人手不足により、建設技術者が不足し、熟練し
た鉄筋工を十分な人数だけ確保することが困難となった
のである。
【0008】このような状況において、本発明において
は、梁筋ユニットUは工場で量産することが可能なよう
に、何種類かの高さで、何種類かの長さのものを標準化
して用意しているのである。そして該梁筋ユニットUを
支持金具8の上に載置することにより簡単に梁筋ユニッ
トUを配置可能としているのである。図1において、コ
ンクリート基礎を造成する溝をまず掘削し、次に該溝内
に砂利12を入れ、該砂利12の上に、捨てコン11を
打設する。該捨てコン11の上面に支持金具8を載置
し、該支持金具8の上に梁筋ユニットUを載置するので
ある。該支持金具8と捨てコン11と梁筋ユニットUと
の間の間隔を得るという目的があり、また捨てコン11
とコンクリート基礎の間から水が梁筋ユニットUに浸透
してくるというのを阻止する役目もしているのである。
【0009】また捨てコン11の上の左右に、メタルフ
ォーム支持金具6・6を載置し、左右のメタルフォーム
支持金具6・6の間を、連結板28により連結してい
る。また該メタルフォーム支持金具6・6の下方に調節
螺子7・7を設けて、該調節螺子7・7によりメタルフ
ォーム支持金具6・6の高さを調節可能としている。該
メタルフォーム支持金具6・6の上面に左右のメタルフ
ォーム2・2を載置しており、該メタルフォーム2・2
を載置するメタルフォーム支持金具6・6の上面によ
り、側方にベース枠10・10を立て掛けて載置し、こ
の外側に掛け土13を行う。またメタルフォーム2・2
の上端は、数箇所をメタルフォーム上端をアンカーボル
ト取付金具4により連結している。またメタルフォーム
2・2の上端の位置に、面取型枠体9を金具により固定
し、コンクリートの養生終了後に、この面取型枠体9を
取り外すことにより、コンクリート基礎の上部の外側
に、面取部が出来るのである。
【0010】以上の構成により、コンクリート打設型枠
を構成し、この中にコンクリートを打設し、養生するこ
とによりコンクリート基礎が出来るのである。本発明に
おいては、該コンクリート基礎において、下方の略半分
の位置に、梁筋1とフープ筋3により構成した梁筋ユニ
ットUを埋め込むべく構成し、上部の半分近くの部分に
は、上部筋15とアンカーボルト5のみを配置したもの
である。該コンクリート基礎の強度は、下方に配置した
梁筋ユニットUにより十分に計算上は得られるのであ
り、上部は上部筋15とアンカーボルト5により補強す
ることにより、地震や台風等による上下や左右方向の力
に対して十分に支持することが可能となったのである。
【0011】そして上部の略半分の部分には複雑な構成
の梁筋ユニットUが配置されていないので、上部筋15
とアンカーボルト5を省略することにより、該部分に上
部切欠部Sや側面切欠部Tや通風孔を構成することが容
易に出来るのである。図2においては、該梁筋ユニット
Uの配置に干渉しない、コンクリート基礎の上部の部分
に、通風孔形成型筒19と通風孔入口部成形型18によ
り、通風孔を構成すべき状態が図示されている。該通風
孔形成型筒19は通風孔入口部成形型18に固定されて
おり、また通風孔入口部成形型18はメタルフォーム2
・2の上端に係合固定されている。コンクリート打設後
に養生が終了すると、該通風孔入口部成形型18と通風
孔形成型筒19を引き剥がすと、コンクリートの面によ
り構成された通風孔が出来るのである。
【0012】図3と図4においては、床下連絡口用の上
部切欠部Sを設ける場合の構成を開示している。この場
合においては、梁筋ユニットUはそのままであるが、上
部筋15を途中の部分において省略している。そして該
部分に床下連絡口用の上部切欠部Sを、上部切欠仕切板
14により構成するのである。図5・図6・図7におい
ては、該上部切欠部Sの部分の側方に突出したアンカー
ボルト5に、プレファブ住宅の柱基部を固定する状態を
示している。図8においては、該上部切欠部Sを構成す
る為に、メタルフォーム2・2の間に上部切欠仕切板1
4を介装した状態の型枠を示している。そして該上部切
欠仕切板14は側面から見れば図9の如く配置されてお
り、また上部から平面的に見れば、図10の如く構成さ
れている。そして上部切欠仕切板14の上端の固定板1
7により、上部切欠仕切板14をメタルフォーム2・2
に固定しているのである。
【0013】図11においては、梁筋ユニットUの上部
に上部切欠部Sを構成する為の上部切欠仕切板14の他
の実施例を図示している。14aは床下連絡口の為の大
きな上部切欠部Sを構成する為のものであり、また14
bはコンクリート基礎の段違い部を構成する為の小さな
上部切欠部Sを構成するための上部切欠仕切板14であ
る。また14bは玄関に於ける上部切欠部Sを構成する
為の上部切欠仕切板14である。また図12において
は、コンクリート基礎の梁筋ユニットUと干渉しない上
部に、側面切欠部Tを構成した実施例を開示している。
この側面切欠部Tを構成する場合には、上部切欠仕切板
14に代わって、側面切欠仕切板をメタルフォーム2・
2に固定することにより行うのである。図13は上部切
欠部Sを構成した状態の側面図である。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、梁筋ユニットU
をコンクリート基礎の下部の半分程度の部分に配置した
ことにより、上部の半分の空間に、上部切欠部Sや側面
切欠部Tや通風孔を構成する場合において、梁筋ユニッ
トUを切断したり、該切断した部分の強度を補強する為
に、他の補強鉄筋を入れる必要が無くなったのである。
また下部半分に配置した梁筋ユニットUにより、十分に
計算上の強度を維持することが出来るので、上部筋15
は一部を省略しても、コンクリート基礎の強度に悪影響
を与えることは無いのである。また梁筋ユニットUを現
場で加工することなく、工場で大量に精密に生産した梁
筋ユニットUを現場に運搬して、支持金具8の上に載置
することにより、コンクリート型枠を準備することが出
来るので、鉄筋工等の熟練工を必要としなくなったので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート基礎の側面断面図であ
る。
【図2】通風孔形成型筒19と通風孔入口部成形型18
をメタルフォーム2に固定した状態の斜視図である。
【図3】梁筋ユニットUの上部に配置した上部筋15の
一部を切り欠いた状態の斜視図である。
【図4】該コンクリート基礎の一部に切り掻きを設けた
状態の正面図である。
【図5】コンクリート基礎の切欠部Sを示す斜視図であ
る。
【図6】切欠部Sの他の実施例を示す斜視図である。
【図7】切欠部Sの他の実施例を示す斜視図である。
【図8】切欠部Sを構成する為の上部切欠仕切板14を
配置した状態の正面図である。
【図9】上部切欠仕切板14の部分の側面図である。
【図10】上部切欠仕切板14を取付けた状態の平面図
である。
【図11】上部切欠仕切板14の他の実施例を示す斜視
図である。
【図12】側面切欠部Tを構成したコンクリート基礎の
側面断面図である。
【図13】上部切欠部Sを設けた状態の側面断面図であ
る。
【図14】従来のコンクリート基礎と梁筋ユニットUの
配置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
U 梁筋ユニット 1 梁筋 2 メタルフォーム 3 フープ筋 5 アンカーボルト 6 メタルフォーム支持金具 7 調節螺子 8 支持金具 9 面取型枠体 10 ベース枠 11 捨てコン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート基礎の断面において、略下
    方半分にわたり、梁筋1とフープ筋3により構成した梁
    筋ユニットUを配置し、該梁筋ユニットUより上方に
    は、上部筋15とアンカーボルト5を延長立設したこと
    を特徴とするコンクリート基礎構造。
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