JP2869129B2 - マルチタレットパンチプレス - Google Patents

マルチタレットパンチプレス

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JP2869129B2 JP3392490A JP3392490A JP2869129B2 JP 2869129 B2 JP2869129 B2 JP 2869129B2 JP 3392490 A JP3392490 A JP 3392490A JP 3392490 A JP3392490 A JP 3392490A JP 2869129 B2 JP2869129 B2 JP 2869129B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、複数組のタレットを備えたマルチタレッ
トパンチプレスに関する。
(従来の技術) 従来のタレットパンチプレスでは、パンチを装着した
上部タレットとダイを装着した下部タレットとが本体フ
レームに回動自在に1対装着されているものであり、し
たがって金型数も例えば58組と限定されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、定着した金型より別の種類を必要とす
るときは、その都度パンチング加工を停止して金型交換
を行なう必要があり、そのため、金型交換にかなりの工
数や時間がかかり、また、大型金型を交換するときに
は、大きな労力を必要とするので誰れにでも容易に交換
することが難しく、そのため生産性の向上が図れないと
いう課題があった。
この発明の目的は上記課題を改善するため、上、下タ
レットを複数組装着して金型交換の頻度を低減し、パン
チング加工中でも他組(予備)の金型交換を可能とし
て、交換のための工数や時間の省力化を図り、大型金型
の交換も容易にし、誰でも交換でき、生産性の向上を図
ったマルチタレットパンチプレスを提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき問題に鑑みて、本発明は、本体フレーム
に水平に回転自在に支持されたタレット保持フレーム
に、複数のパンチを支持した上部タレットと複数のダイ
を支持した下部タレットとを対とした複数対のタレット
を回転自在に装着して設け、前記本体フレームに上下動
自在に備えたラムの下方位置へ一方のタレットを位置決
めしたとき他方のタレットはパンチ、ダイを交換可能の
位置に位置する構成としてなるものである。
また、前記マルチタレットパンチプレスにおいて、タ
レット保持フレームと複数のタレットとが複数の切換可
能なクラッチを介して1個の駆動モータにより個々に回
転可能に設けられていることが望ましい。
また、前記マルチタレットパンチプレスにおいて、加
工位置にあるタレットが1つの駆動モータで回転可能
に、加工位置にあるタレット以外の複数のタレットとタ
レット保持フレームとが複数の切換可能なクラッチを介
して他の駆動モータにより個々に回転可能に設けられて
いることが望ましい。
さらに、前記マルチタレッチパンチプレスにおいて、
本体フレームがC型形状フレームで、かつレット保持フ
レームがスワンネック形状フレームで構成されることが
よい。
(作用) 上記構成により、本発明においては、本体フレームに
回転自在に支持されたタレット支持フレームには複数対
のタレットが支持されており、一方のタレットに装着さ
れた複数のパンチ、ダイによってワークの加工を行って
いる最中に、他方のタレットに対してパンチ、ダイの着
脱交換を行うことができる。
而して、加工位置にある一対のタレットに装着された
複数のパンチとダイとでワークにパンチング加工が行な
われる。パンチング加工を行なっている間に、加工位置
以外にあるタレットでは次に必要とされるパンチとダイ
の金型が容易に誰でも交換されかつ、大型金型の交換も
容易に行なわれる。しかも、複数のタレットがタレット
保持フレームに回転可能に設けられているから、金型数
を従来より2倍以上装着されるため、金型交換の回数
(時間)並びに工数が低減されると共に生産性の向上が
図られる。
(実施例) 以下、本発明に係る第1実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図を参照するに、マルチタレットパンチプレス1
は、上部フレーム3、コラム5、下部フレーム7とで一
体的にC型形状に構成されている。
前記上部フレーム3と下部フレーム7の中間部9にお
いて、コラム5と反対側の端部付近には上、下部両フレ
ーム3,7を繋持するタイロッド11が回転可能に支承され
ている。
このタイロッド11にはタレット保持フレーム13が固定
されている。このタレット保持フレーム13は、第3図に
示すように、菱形の上翼15と、同形の下翼17とを中央部
において繋結した柱筒19とによってスワンネック状に形
成されている。
前記上翼15と下翼17との中間において、上翼15の両端
に設けた軸21Aと21Bには回転可能な第1上部タレット23
Aと第2上部タレット23Bが、また、下翼17の両端に設け
た軸25Aと25Bには回転可能な第1下部タレット27Aと第
2下部タレット27Bが、回転自在に設けられている。
第1上部タレット23Aと第1下部タレット27A、および
第2上部タレット23Bと第2下部タレット27Bとが、それ
ぞれ上下に対向して設けられており(以後、前者を第1
組、後者を第2組と称呼する)、同期をとって回動され
るようになっている。
前記第1上部タレット23Aと第2上部タレット23Bの円
周上には多数個のパンチ29(本実施例では、例えば従来
と同様の58個とする)が、また、前記第1下部タレット
27Aと第2下部タレット27Bの円周上には、前記パンチ29
と同数のダイ31とが上下に対応した位置に装着されてい
る。
前記上部フレーム3には図示を省略したが、電動機よ
り駆動部材を介してクランク軸33に係合されたラム35が
上下動自在に設けられている。
ラム35の下端には、パンチ29を打撃するためのストラ
イカ37が設けられている。
前記下部フレーム7上には固定テーブル39が設けられ
ており、その固定テーブル34上にはレール41が取付けら
れている。
固定テーブル39の左端には、板材(以後、ワークとい
う)Wの前後(第1図のY軸方向)、左右(Y軸と直交
するX軸方向)の移動位置決めを行なうための移動位置
決め装置43が設けられている。
この移動位置決め装置43の一部を構成し、かつ、X軸
方向に延伸したキャレッジベス45がレール41上をY軸方
向に摺動自在に装架されている。
また、キャレッジベース45には、ワークWを把持する
ために複数個のワーククランプ装置47を備えたキャリッ
ジ49がX軸方向へ移動自在に設けられている。
上記構成によって、ワーククランプ装置47にクランプ
されたワークWを、キャレッジベース45、キャリッジ49
によってX軸、Y軸方向に移動させ、パッチング加工位
置に位置決めさせる。
一方、電動機(図示省略)より駆動部材(図示省略)
を介してクランク軸33を回転させ、クランク軸33に係合
したラム35を介してストライカ37を上下動させる。
ラム35の上下動により第1上部タレット23Aのパンチ2
9と第1下部タレット27Aのダイ31とが協働してワークW
にパンチング加工を行うものである。
前記タイロッド11には、その中心に回転軸51が装着さ
れており、回転軸51の上下部は上、下部両フレーム3,7
に設けた軸支(図示省略)に回転自在に軸承されてい
る。
回転軸51は、その下端において下部フレーム7に設け
られたT軸モータ53のモータ軸55に連結されている。
第2図を参照すると、前記タレット保持フレーム13の
上翼には上翼鎖動装置57が設けられ、また、下翼17には
下翼鎖動装置59が設けられている。
上翼鎖動装置57は、第2図および第3図に示すように
回転軸51に2連の上翼主動鎖車61A、61Bが上下に対向
し、回転自在に取付けられており、上翼主動鎖車61Aと
軸21Aに取付けられた上翼従動鎖車63Aとの間にはリンク
チェーンがエンドレス状に装架され、また、上翼主動鎖
車61Bと軸21Bに取付けられた上翼従動鎖車63Bとの間に
はリンクチェーンがエンドレス状に装架されている。
また、下翼鎖動装置59は、上翼鎖動装置57と同様に回
転軸51に2連の下翼主動鎖車65A、65Bが上下に対向し、
回動自在に取付けられており、下翼主動鎖車65Aと軸25A
に取付けられた下翼主動鎖車67Aとの間に、また、下翼
主動鎖車65Bは軸25Bに取付けられた下翼主動鎖車67Bと
の間に、それぞれリンクチェーンがエンドレス状に装架
されている。
回転軸51の上下部には、上翼主動鎖車用のクラッチ装
置69Aと下翼主動鎖車用のクラッチ装置69Bとが固定され
ている。
上翼主動鎖車用のクラッチ装置69Aは、上翼主動鎖車6
1Aを噛鎖させるためのクラッチ片71Aと上翼主動鎖車61B
を噛鎖させるためのクラッチ片71Bとによって構成され
ており、また下翼主動鎖車用のクラッチ装置69Bは下翼
主動鎖車65Aを噛鎖させるためのクラッチ片73Aと下翼主
動鎖車65Bを噛鎖させるためのクラッチ片73Bとによって
構成されている。
タイロッド11の下端にはタイロッド用のクラッチ装置
75が設けられており、そのクラッチ受け77がタイロッド
11側に固定され、これに嵌脱自在のクラッチ片79がT軸
モータ53のモータ軸55に固定されている。
上記上翼主動鎖車用のクラッチ装置69A、下翼主動鎖
車用のクラッチ装置69Bおよびタイロッド用クラッチ装
置75の噛鎖、開放動作はすべてNC装置(自動制御装置)
によって操作される。
上記構成によって、第1組の第1上部タレット23Aの
パンチ29と第1下部タレット27Aのダイ31との協働によ
ってワークWにパンチング加工を行った後、第2組の第
2上部タレット23Bのパンチ29と第2下部タレット27Bの
ダイ31とによってワークWに、第1組とは別サイズのパ
ンチング加工を行う時、まず、上翼主動鎖車用のクラッ
チ装置69Aのクラッチ片71Aと71Bを上翼主動鎖車61A、61
Bの各クラッチ受け(図示省略)より開放し、また、下
翼主動鎖車用のクラッチ装置69Bのクラッチ片73Aと73B
を下翼主動鎖車65A、65Bの各クラッチ受け(図示省略)
より開放する。
さらに、タイロッド用クラッチ装置75のクラッチ受け
77に、T軸モータ53のモータ軸55に固定されたクラッチ
片79を噛鎖させる。
次に、T軸モータ53を起動し、タイロッド11を軸とし
てタレット保持フレーム13を回動させ、第2組の第2上
部タレット23Bと第2下部タレット27Bをラム35の下方に
移動させる。
次に、上翼主動鎖車61Bのクラッチ片71Bと下翼主動鎖
車65Bのクラッチ片73Bを噛鎖させ、また、モータ軸55の
クラッチ片79を開放させる。
T軸モータ53を起動させて回転軸51を回転させ、上翼
主動鎖車61Bと上翼従動鎖車63Bおよび下翼主動鎖車65B
と下翼動鎖車67Bを同期して鎖動させ第2上部タレット2
3Bと第2下部タレット27Bとを上下対向して回転させ、
ストライカ37の真下に所望のパンチ29とダイ31を位置決
めさせる。
さらに、電動機(図示省略)を起動させてラム35を介
してストライカ37を上下動させ、パンチ29とダイ31との
協働によってワークWにパンチング加工を行う。
以上説明してきたように、本実施例のマルチタレット
パンチプレス1は上記した構成により、第1組のパンチ
ング加工を行った後、第2組のパンチング29とダイ31と
によってワークWに第1組とは別サイズのパンチング加
工を行うときには、上翼主動鎖車用のクラッチ装置69A
によって上翼主動鎖車61A,61Bを開放し、また、下翼主
動鎖車用のクラッチ措置69Bによって下翼主動鎖車65A,6
5Bを開放する。
さらに、タイロッド用のクラッチ装置75によってモー
タ軸55とタイロッド11とを噛鎖させる。
T軸モータ53を起動し、タイロッド11を軸としてタレ
ット保持フレーム13を回動させ、第2組のタレット23B,
27Bとをラム35の下方に移動させる。
次いで、上翼主動鎖車のクラッチ装置69Aによって上
翼主動鎖車61Bと下翼主動鎖車65Bを噛鎖させ、また、タ
イロッド用のクラッチ装置75によってモータ軸55とタイ
ロッド11を開放させる。
T軸モータ53を起動させて上翼主動鎖車63および下翼
主動鎖車65Bを鎖動させ、第2組のタレット23Bと27Bと
を上下対向して回動させてストライカ37の真下に所望の
パンチ29とダイ31を位置決めさせる。
さらに、ラム35を上下動させてストライカ37により、
パンチ29とダイ31との協働によってワークWにパンチン
グ加工を行う。
以上、この発明に係る第1実施例について述べたが、
以下、第2実施例を図面に基づき詳細に説明する。
なお、第2実施例の構成および作用は前記した第1実
施例と基本的には、ほぼ同様であるが、鎖動機構などに
いくらかの相違があるので、その点を中心に説明する。
しかし、同様の機械要素については必要なもののみ図中
に同一番号を付し、その説明を省略する。
第4図を参照するに、タイロッド11に固定したタレッ
ト保持フレーム13内において、タイロッド11に近接し、
第1組(第4図においてタイロッド11の左側)、第2組
(タイロッド11の右側)にタイロッド11と平行して垂直
に2連の回転軸81A,81Bを装着する。
回転軸81A,81Bの上下端は、タレット保持フレーム13
に設置した軸受によって回転自在に軸承される。
回転軸81Aの上部には上翼主動鎖車61Aを装着し、この
上翼主動鎖車61Aと、第1タレット23Aの軸21Aに取付け
られた上翼従動鎖車63Aとの間にリンクチェーンがエン
ドレス状に装架される。同様に、回転軸81Aの下部に固
定した下翼主動鎖車65Aと、第1下部タレット2Aの軸25A
に取付けられた下翼従動鎖車67Aとの間にリンクチェー
ンがエンドレス状に装架される。
また、回転軸81Bの上下部に上翼主動鎖車61Bと下翼主
動鎖車65Bを装設し、それぞれ、上翼従動鎖車63Bと下翼
従動鎖車67Bとの間にリンクチェーンが装架される。
回転軸81A,81Bの下端には、それぞれ従動歯車83A,83B
が装着されており、従動歯車83Aは、サーボモータ85の
モータ軸87に取付けられた主動歯車89に噛合され、ま
た、従動歯車83Bは、DCモータ91のモータ軸93と直結さ
れた歯車軸95に回動自在に取付けられた主動歯車97に噛
合される。
モータ軸93には主動歯車99が回動自在に取付けられて
おり、この主動歯車99は、タイロッド11の下端に固定さ
れた従動歯車101に噛合される。
また、鎖車側の主動歯車97とDCモータ側の主動歯車99
との間には、切換クラッチ装置103が装着されている。
切換クラッチ装置103は、その中間に切換えクラッチ
片105が歯車軸95に固定されており、その切換歯に嵌着
されるクラッチ受け107は鎖車側の主動歯車97に、ま
た、他のクラッチ受け109はDCモータ側の主動歯車99
に、それぞれ固定されている。
以上の構成によって第1組のパンチング加工が終った
後、第2組のパンチング加工を行うときは、まず、切換
クラッチ装置103の切換クラッチ片105を作動して鎖車側
の主動歯車97のクラッチ片107より脱出(開放)させ、D
Cモータ側の主動歯車99のクラッチ片109に嵌設(噛鎖)
させる。
次に、DCモータ91を起動させてモータ軸93を回動し、
主動歯車99と従動歯車101との歯車伝動によってタイロ
ッド11を軸として、タレット保持フレーム13を回動さ
せ、第2組の第2上部タレット23Bと第2下部タレット2
7Bとをラム35の下方に位置決めさせる。
このとき、歯車軸95が回転しても主動歯車97はクラッ
チ噛合より開放されているので、回転せず、したがっ
て、第2組側の鎖車伝動は停止する。また、サーボモー
タ85は消動してあるので、第1組の鎖動伝動は停止され
ている。
第2組の上、下部両タレット23Bと27Bとがラム35の下
方に位置決めされると、切換クラッチ片105を作動させ
て主動歯車97のクラッチ受け107に嵌設し、主動歯車99
のクラッチ受け109より脱出させる。
次に、サーボモータ85を起動させて従動歯車83Aを回
転させ、回転軸81Aを介して鎖動伝動を行い、第2上部
タレット23Bのパンチ29と第2下部タレット27Bとを上下
対向のまま、同期して前記ストライカパンチ37の真下に
位置決めさせる。
さらに、電動機(図示省略)を起動させてラム35を上
下動させ、パンチ29とダイ31との協働によってワークW
にパンチング加工を行う。
なお、金型交換については例えば第1図の右端取付け
られたビーム111の先端に手動式フォーリングブロック1
13を取付け、その下端のロープ115の先端に設けられた
フック117を従業員119が、パンチ29の上部に取付けられ
たパンチ嵌脱補助具121に引掛け、手動式フォークリン
グブロック113を手動でパンチ嵌脱補助具121とともにパ
ンチ29をパンチ孔より引抜き(あるいは嵌設)する。
一方、ダイ31の下部に小型ジャッキ123を配置し、ジ
ャッキ123の上端に設けた押し棒125をタレットの下部よ
りダイ孔に押し込み、小型ジャッキ123を上昇させてダ
イ31を押し出す。
この金型交換作業は、パンチング加工中でも行うこと
ができる。
以上説明してきたように、本第2実施例のマルチタレ
ットパンチプレスは上記した構成より、第1組のパンチ
ング加工を行った後、第2組のパンチング29とダイ31と
によってワークWに第1組とは別サイズのパンチング加
工を行うときは、切換クラッチ装置103によって鎖車側
の主動歯車97を開放させる。
次にDCモータ91を起動させて主動歯車99と従動歯車10
1との歯車伝動によってタイロッド11を軸としてタレッ
ト保持フレーム13を回動させ、第2組のタレット23Bと2
7Bとをラム35の下方に位置決めさせる。
第2組のタレット23Bと27Bがラム35の下方に位置する
と、切換タレット装置103を作動させて主動歯車99を開
放させる。
次に、サーボモータ85を起動させ、歯車伝動によって
回転軸81Aを回転させて上翼主動鎖車61Bと下翼主動鎖車
65Bによる鎖車伝動を行い、タレット23Bと27Bとを上下
対向して回動させ、ストライカ37の真下に所望のパンチ
ンチ29とダイ31を位置決めさせる。
さらに、ラム35を上下動させてストライカ37により、
パンチ29とダイ31との協働によってワークWにパンチン
グ加工を行う。
また、本体フレームの構造は、C型形状に構成されて
おり、1方をタイロッドで結ばれているので、本体フレ
ームの剛性は向上される。
また、C型形状の本体フレームを2個、お互いに正逆
嵌め合うことによって製作さが確認できると共に側板材
料の歩留りの向上を図ることができる。
さらに、タレット保持フレーム13をスワンネック状と
したので熱影響等による上下タレットの芯ずれをなくす
等の効果が得られる。
以上本発明の実施例を図面により詳細に説明してきた
が、具体的な構成は、この実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更
があっても本発明に含まれる。
例えば本実施例では、2組の上下部タレットを用いて
説明してきたが、なにも2個に限られるものではなく、
例えば第5図(A),(B),(C)に例示するように
3組、4組、あるいは6組としてもよい。要は、金型数
を多くして金型交換の頻度を低減するように構成されれ
ばよい。
ちなみに従来の単一型式のタレットでは、金型数は例
えば58個であるが、本第1,第2実施例では2組のため、
金型数は例えば116個(58×2)であり、第5図(A)
の3組では例えば174個(58×3)、第5図(B)の4
組では例えば232個(58×4)、また、第5図(C)の
6組では例えば348個(58×6)である。
また、本実施例では、タレットの回転に鎖動装置を用
いているが、なにも鎖動装置に限られるものでなく、ベ
ルト伝動装置あるいは歯車伝動装置としてもよい。要
は、タレット保持フレーム13の回動とタレットの伝動と
を確実に行い、タレットの交換と位置決めを正確に行う
ものであればよい。
また、本実施例では、タレット保持フレーム13の回動
と、タレット回転の切換えを移動式クラッチ片による単
一切換クラッチ装置を用いたが、なにも単一切換スイッ
チ装置に限られるものではなく、円すい式クラッチ装
置、円板式クラッチ装置あるいは遠心式クラッチ装置を
用いてもよい。要は、タイロッドの回動とタレットの伝
動とを確実に切換えるものであればよい。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本
発明においては、本体フレームに回転自在に支持された
タレット保持フレームは、複数のパンチ、ダイを支持し
て対をなす上下のタレットの複数対が回転自在に装着し
てあり、本体フレームに上下動自在に備えたラムの下方
位置へ一方のタレットを位置決めし、パンチ、ダイを割
出してワークに加工を行うとき、他方のタレットはパン
チ、ダイを交換可能な位置に位置するものであるから、
一方のタレットに装着した複数のパンチ、ダイによって
ワークの加工を行っている最中に他方のタレットに対し
てパンチ、ダイの交換を行うことができるので、タレッ
トパンチプレスの稼働率を向上することができるもので
ある。
タレット保持フレームと複数のタレットとが複数の切
換可能なクラッチを介して1個の駆動モータにより個々
の回転可能に設けられているから、駆動装置のコストが
安価で済む。また、加工位置にあるタレットが1つの駆
動モータで回転可能に、加工位置にあるタレット以外の
複数のタレットとタレット保持フレームとが複数の切換
可能なクラッチを介して他の駆動モータにより個々に回
転可能に設けられているから、駆動装置のコストが上述
のものより高くつくが、加工中に使用しているタレット
と交換するタレットとが別個駆動の為、金型交換時の省
力化と安全性の高い面で優れている。
また、本体フレームの構造が、C型形状に構成され、
一方をタイロッドで連続したことにより、本体フレーム
の剛性を確保し、素材の歩留りの向上を図ることができ
る。
さらにタレット保持フレームをスワンネック状とした
ので、熱影響などによる上、下タレットの芯ずれをなく
すなどの効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のマルチタレットパンチプレスの第
1実施例における側面図、第2図は、第1実施例の要部
の側面図、第3図は、第2図のIII-III矢視図、第4図
はこの発明の第1図に代る第2実施例における側面図、
第5図は、マルチタレットのいくつかを例示した平面図
(第2図のIII-III矢視図)であって、(A)図は3
組、(B)図は4組、(C)図は6組を、それぞれ示す
ものである。 1……マルチタレットパンチプレス、11……タイロッ
ド、13……タレット保持フレーム、29……パンチ、31…
…ダイ、69A……上翼主動鎖車用のクラッチ装置 69B……下翼主動鎖車用のクラッチ装置 75……タイロッド用のクラッチ装置、103……切換クラ
ッチ装置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体フレームに水平に回転自在に支持され
    たタレット保持フレームに、複数のパンチを支持した上
    部タレットと複数のダイを支持した下部タレットとを対
    とした複数対のタレットを回転自在に装着して設け、前
    記本体フレームに上下動自在に備えたラムの下方位置へ
    一方のタレットを位置決めしたとき他方のタレットはパ
    ンチ、ダイを交換可能の位置に位置する構成としてなる
    ことを特徴とするマルチタレットパンチプレス。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の発明において、タレ
    ット保持フレームと複数のタレットとが複数の切換可能
    なクラッチを介して1個の駆動モータにより個々に回転
    可能に設けられていることを特徴とするマルチタレット
    パンチプレス。
  3. 【請求項3】請求項(1)に記載の発明において、加工
    位置にあるタレットが1つの駆動モータで回転可能に、
    加工位置にあるタレット以外の適数のタレットとタレッ
    ト保持フレームとが複数の切換可能なクラッチを介して
    他の駆動モータにより個々に回転可能に設けられている
    ことを特徴とするマルチタレットパンチプレス。
  4. 【請求項4】請求項(1)に記載の発明において、本体
    フレームがC型形状フレームで、かつタレット保持フレ
    ームがスワンネック形状フレームで構成されていること
    を特徴とするマルチタレットパンチプレス。
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