JPH0543943Y2 - - Google Patents

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JPH0543943Y2
JPH0543943Y2 JP1986015069U JP1506986U JPH0543943Y2 JP H0543943 Y2 JPH0543943 Y2 JP H0543943Y2 JP 1986015069 U JP1986015069 U JP 1986015069U JP 1506986 U JP1506986 U JP 1506986U JP H0543943 Y2 JPH0543943 Y2 JP H0543943Y2
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Priority to CH3753/89A priority patent/CH680577A5/de
Priority to GB8702591A priority patent/GB2187125B/en
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、板状のワークピースにパンチング加
工を行なうパンチプレスに係り、さらに詳細に
は、パンチプレスの加工位置に対してパンチとダ
イを自動的に着脱交換自在なパンチプレスに関す
る。
(従来の技術) 一般に、パンチプレスは、ベースの一側に立設
したコラムの上部に上部フレームを片持状に支持
したC形フレーム構造に構成されている。上部ベ
ース上に装置されたダイホルダにはダイが装着さ
れ、このダイと共働して板状のワークピースにパ
ンチング加工を行なうパンチは、上部フレームに
上下動自在に支承されたラムまたはパンチホルダ
の下部に装着されている。
従来のパンチプレスにおいて、パンチホルダを
上下動するためのラムを駆動するラム駆動部は、
上部フレームの先端部に装着されるのが一般的で
ある。
上記構成のごときパンチプレスにおいて、ワー
クピースに種々の形状のパンチング加工を行なう
ために、パンチとダイを加工位置における前記パ
ンチホルダおよびダイホルダに対して自動的に着
脱交換する自動工具交換装置が開発されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来のパンチプレスにおいて、加工位置に対し
てパンチ、ダイを自動的に着脱交換するために備
えられた自動工具交換装置においては、動作上の
停止位置をストツパによつて設定されている。し
たがつて、特に3通りの位置決めを必要とする場
合の中間位置に停止させる場合、カトツパに対す
る自動工具交換装置の当接方向により停止位置が
ストツパ厚さ分だけずれるといつた問題があつ
た。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、
パンチプレスにおける加工位置に備えられたパン
チ、ダイと工具ホルダプレートに備えられた複数
のパンチ、ダイとを交換すべく、前記加工位置の
パンチ、ダイを把持して工具ホルダプレート側へ
移送する第1のアームと、工具ホルダプレートの
パンチ、ダイを把持して前記加工位置側へ移送す
る第2のアームとを所定の位相角を保持して支承
すると共に、第1、第2のアームを個別に上下動
自在に支承したブラケツトを、前記パンチプレス
のフレームに回転自在に支承された回動軸に取付
けてなる工具交換装置にして、上記回動軸に取付
けたピニオンと噛合したラツクを前記フレームに
往復摺動自在に設け、前記フレームに装着した第
2シリンダと上記ラツクに一体的に装着した第1
シリンダとを上記ラツクの移動方向に並列に設け
ると共に、第1、第2シリンダの各ピストンロツ
ドを一体的に連結してなり、上記第1、第2シリ
ンダを選択的にストロークエンドまで作動するこ
とにより前記第1、第2のアームを前記加工位置
および前記工具ホルダプレートに対応した位置へ
交互に位置決め自在に設けてなるものである。
(実施例) 第1図を参照するに、本考案の実施例に係るパ
ンチプレス1は、C形フレーム構造に構成してあ
る。すなわちパンチプレス1におけるフレーム3
は、ベース5、コラム部7および上部フレーム9
よりなるC形状に構成されている。
板状のワークピースWの加工を行なうための加
工位置に加工工具を保持するために、前記ベース
5、コラム部7および上部フレーム9によつて3
方を囲まれたC形状ののど部11内には、上部ア
ーム13Uおよび下部アーム13Lを備えたC形
フレーム構造のホルダ13が配置されている。こ
の工具ホルダ13における下部アーム13Lはボ
ルト等によつてベース5の上面に一体的に取付け
られており、上記下部アーム13Lの先端部に
は、後述するように、ダイ15を着脱交換自在に
支承するダイホルダ部17が設けられている。ま
た、上記工具ホルダ13における上部アーム13
Uの先端部には、前記ダイ15と共働してワーク
ピースWにパンチング加工を行なうパンチ19を
着脱交換自在に支承したパンチホルダ部21が支
承されている。
上記ダイホルダ部17に支承されたダイ15と
パンチホルダ部21に支承されたパンチ19によ
つてワークピースWにパンチング加工を行なうべ
くパンチ19を上下動するためのラム駆動ユニツ
ト23が前記パンチホルダ部21の上方に配置さ
れている。このラム駆動ユニツト23は、後述す
るように、上部フレーム9に熱的影響を付与しな
いように上部フレーム9の先端部に装着されてい
る。
また、第1図、第2図より明らかなように、パ
ンチプレス1には、加工位置の前記パンチホルダ
部21およびダイホルダ部17に対して着脱交換
される種々のパンチ19とダイ15よりなる複数
の工具セツト25を着脱自在に支承する円板状の
工具ホルダプレート27が適宜に設けられてい
る。さらにパンチプレス1には、後で詳述するよ
うに、上記工具ホルダプレート27から取外した
工具セツト25を前記パンチホルダ部21および
ダイホルダ部17に対して自動的に装着自在、か
つパンチホルダ部21およびダイホルダ部17か
ら取外した工具セツト25を工具ホルダプレート
27へ装着自在な自動工具交換装置29が設けら
れている。
さらに前記パンチプレス1には、パンチング加
工されるワークピースWをX軸方向およびY軸方
向へ移動位置決めするためのワークピース移動位
置決め装置31が、ベース5上に移動自在に装着
されている。
より詳細には、第2図に示されるように、前記
ベース5の両側部にはY軸方向(第2図において
左右方向)に延伸したガイド部材33が互いに平
行に設けられている。上記両側部のガイド部材3
3には、ガイド部材33の長手方向に対して直交
するX軸方向(第2図において上下方向)に延伸
したキヤリツジベース35の両側部側が移動自在
に支承されている。上記キヤリツジベース35
は、長手方向のほぼ中央部を中心として対称形状
に形成してある。
キヤリツジベース35の両端部の下面には、前
記ガイド部材33に移動自在に支承されたスライ
ダ(図示省略)がそれぞれ取付けてある。すなわ
ち、キヤリツジベース35は、複数のスライダを
介してガイド部材33に移動自在に支承されてい
るものであり、ガイド部材33に沿つて移動する
ことにより、加工位置に対して接近離反する方向
へ往復動自在なものである。
上記キヤリツジベース35をガイド部材33に
沿つて往復動するために、キヤリツジベース35
の長手方向のほぼ中央部の下面にはナツト部材3
7(第1図参照)が取付けてあり、このナツト部
材37はY軸方向に延伸したボールネジ39と螺
合してある。上記ボールネジ39の一端部は、前
記ダイホルダ部17に近接してベース5上に取付
けた門形状の第1軸承ブロツク41に回転自在に
支承されており、他端部はベース5の他端部側に
取付けた角柱状の第2軸承ブロツク43に回転自
在に支承されている。上記ボールネジ39を回転
するために、ベース5の他端部側にはY軸用のサ
ーボモータ45が適宜に装着してあり、このY軸
用サーボモータ45の出力軸とボールネジ39
は、タイミングベルトあるいは歯車機構等よりな
る適宜の伝達機構を介して連動連結してある。
上記構成により、Y軸用サーボモータ45を適
宜に制御駆動することによりボールネジ39が適
宜に回転される。したがつてボールネジ39に螺
合したナツト部材37を介してキヤリツジベース
35はY軸方向に移動位置決めされることとな
る。
加工されるべきワークピースWをX軸方向へ移
動位置決めするために、前記キヤリツジベース3
5には、キヤリツジベース35の移動方向に対し
て直交するX軸方向に延伸したX軸ガイド部材4
7が設けられている。このX軸ガイド部材47に
は、ワークピースWを把持自在なワーククランプ
装置49を複数備えたキヤリツジ51が往復動自
在に支承されている。上記ワーククランプ装置4
9の構成は一般的なものであるから、その構成の
詳細については説明を省略する。
上記キヤリツジ51の一端部側にはナツト部材
53が取付けてあり、このナツト部材53には、
X軸方向に延伸したボールネジ55が螺合してあ
る。上記ボールネジ55の一端部は、キヤリツジ
ベース35の一端部側に取付けた軸承ブロツク5
7に回転自在に支承されており、ボールネジ55
の他端部は、キヤリツジベース35の長手方向の
ほぼ中央部付近に装着した減速ユニツト59に回
転自在に支承されている。この減速ユニツト59
には、キヤリツジベース35の中央部側に延伸し
た態様でX軸用サーボモータ61が装着してあ
る。なお、減速ユニツト59は、一般的構成の減
速装着と同様の構成であるから、その構成の詳細
については説明を省略する。
前記キヤリツジ51に備えられたワーククラン
プ装置49に把持されて移動されるワークピース
Wを支持するために、前記キヤリツジベース35
にはそれぞれ可動テーブル63が一体的に取付け
てある。また上記各可動テーブル63の間にはキ
ヤタピラテーブル65が配置してある。
ワークピースWをX軸方向およびY軸方向に移
動位置決めし、パンチ19とダイ15により追抜
き加工を行なつて、板状のワークピースWから比
較的大きな製品あるいはスクラツプを分離すると
き、加工位置から製品等を搬出するために、搬出
コンベヤ67がシリンダ68を介して上下動自在
に設けられている。
以上のごとき構成により、加工位置におけるパ
ンチホルダ部21およびダイホルダ部17に対し
て、自動工具交換装置29によつて種々の工具セ
ツト25の着脱交換が行なわれ、ラム駆動ユニツ
ト23を適宜に作動することにより、パンチホル
ダ部21に装着されたパンチ19とダイホルダ部
17に装着されたダイ15とによつてワークピー
スWに適宜のパンチング加工が行なわれ得ること
が理解されよう。また、上述のごとくワークピー
スWにパンチング加工が行われるとき、ワークピ
ース移動位置決め装置31によつてワークピース
WをX軸方向およびY軸方向へ適宜に位置決めす
ることにより、ワークピースWの所望の位置にパ
ンチング加工が行われ得ることが理解されよう。
第1図を再度参照するに、パンチ19を上下動
するための前記ラム駆動ユニツト23は、既述し
たように、フレーム3における上部フレーム9の
先端部に装着されている。
より詳細には、ラム駆動ユニツト23には前後
方向(第1図において左右方向)に延伸した比較
的短かな偏心軸69を回転自在に支承した箱状の
ラムガイドケーシング71が備えられており、こ
のラムガイドケーシング71は、前記上部フレー
ム9の前端部に垂直に固定された前面板73のX
軸方向の中央部に複数のボルト等を介して着脱可
能に取付けられている。上記ラムガイドケーシン
グ71から後方向(第1図において右方向)に突
出した偏心軸69には、前記前面板73に形成さ
れた大きな貫通孔73Hを通過可能なフライホイ
ール75が回転自在に支承されている。さらに上
記偏心軸69には、フライホイール75の回転を
偏心軸69へ伝達遮断自在なクラツチ・ブレーキ
ユニツト77が支承されている。このクラツチ・
ブレーキユニツトのケーシング77Cは、前面板
73から離隔して上部フレーム9に設けられたサ
ブプレート79に複数のボルト等によつて固定さ
れている。
既に明らかなように、上記ラム駆動ユニツト2
3は、ラムガイドケーシング71、フライホイー
ル75およびクラツチ・ブレーキユニツト77を
1つの組立体として構成してある。したがつて、
上部フレーム9に対するラム駆動ユニツト23の
組付けが容易であると共に、上部フレーム9から
取外しての保守点検をも容易に行ない得るもので
ある。
また、ラム駆動ユニツト23は、ラムガイドケ
ーシグ71、フライホイール75およびクラツ
チ・ブレーキユニツト77が偏心軸69に沿つて
前後方向に配置してあるので、偏心軸69の長手
方向、例えば第1図において左方向から見た場
合、左右対称形に構成されている態様である。そ
して上記ラム駆動ユニツト23は、上部フレーム
9の左右方向(第2図において上下方向)の中央
部に配置されているので、上部フレーム9におけ
る左右のサイドプレート(図示省略)に対する熱
的影響は均等的である。
したがつて、クラツチ・ブレーキユニツト77
等より発生する熱によつて上部フレーム9が左右
方向(第2図において上下方向)に変形するよう
なことがなく、ダイ15とパンチ19との軸心を
常に整合した状態に保持し得るものである。
前記フライホイール75を回転せしめるため
に、上部フレーム9の先端部付近には軸承ブロツ
ク81を介して駆動プーリ83が回転自在に支承
されており、この駆動プーリ83とフライホイー
ル75にはエンドレスベルトが掛回されている。
上記駆動プーリ83は、ユニバーサルジヨイント
のごとき適宜の伝達機構85を介して、上部フレ
ーム9に支承された駆動モータ87に連動連結さ
れている。
上記構成により、駆動モータ87の駆動によつ
てフライホイール75が回転され、クラツチ・ブ
レーキユニツト77の連続作動によつて、フライ
ホイール75の回転が偏心軸69へ伝達される。
また、クラツチ・ブレーキユニツト77の遮断作
動によつて偏心軸69の回転が停止される。
ところで、前記クラツチ・ブレーキユニツト7
7の構成は一般的な構成でよいものであるから、
その構成についての詳細な説明は省略する。
第1図より明らかなように、前記ラム駆動ユニ
ツト23におけるラムガイドケーシング71内に
はラムガイド89が設けられており、このラムガ
イド89には、前記パンチ19を保持したパンチ
ホルダ部21を上下動するためのラム91が上下
動自在に支承されている。上記ラム91の上部
は、コネクテイングロツド93を介して前記偏心
軸69と連動連結してある。したがつて、偏心軸
69の回転によつてラム91は上下動されること
となる。
第1図、第2図を再び参照するに、複数の前記
工具セツト25を支承する前記工具ホルダプレー
ト27は、ダイホルダ部17より高位置に設けら
れており、その外周縁付近には、工具セツト25
を着脱自在に支承する複数の工具セツトホルダ1
77が適宜間隔に配置されている。上記工具ホル
ダプレート27は、本実施例において、工具ホル
ダ13における上部アーム13Uの長手方向のほ
ぼ中央部に回転自在に支承されている。より詳細
には、前記工具ホルダ13における上部アーム1
3Uの中央部には固定軸179が垂設してあり、
この固定軸179に前記工具ホルダプレート27
が回転自在に支承されている。この工具ホルダプ
レート27に一体的に備えられたチエンスプロケ
ツト181にはチエン183(第2図参照)が掛
回してある。上記チエン183は、減速装置18
5に回転自在に備えられた駆動スプロケツト18
7に掛回してある。上記減速装置185は、パン
チプレス1のフレーム3に適宜に装着されてお
り、この減速装置185には、前記駆動スプロケ
ツト187を回転するためのサーボモータ189
が装着されている。
上記構成により、サーボモータ189を駆動す
ることによつて前記工具ホルダプレート27が適
宜に回転されることとなる。すなわち、工具ホル
ダプレート27に支承された工具セツト25を所
定の位置に割出し位置決めすることができるもの
である。すなわち、加工位置におけるパンチホル
ダ部21、ダイホルダ部17に対してパンチ1
9、ダイ15を自動的に着脱交換自在な前記自動
工具交換装置29に対応する位置へ、所望の工具
セツト25を割出すことができるものである。
第2図を参照するに、加工位置における前記パ
ンチホルダ部21およびダイホルダ部17に対し
てパンチ19とダイ15とを自動的に着脱交換す
るための前記自動工具交換装置29は、多数の工
具セツト25を支承した前記工具ホルダプレート
27と加工位置とからほぼ等しい距離の位置に配
置されている。
より詳細には、前記自動工具交換装置29は、
第1アーム191と第2アーム193とを備えて
なるものである。上記第1アーム191は、前記
工具ホルダプレート27から工具セツト25を取
外して加工位置における前記パンチホルダ部21
およびダイホルダ部17へ装着する作用をなすも
のである。第2アーム193は、加工位置から工
具セツト25を取外して、工具ホルダプレート2
7へ収納する作用をなすものである。
上記自動工具交換装置29は第1アーム191
が工具ホルダプレート27に対応する位置に位置
するときには、第2アーム193が加工位置に対
応して位置するように、第1アーム191と第2
アーム193とに位相差を保持して構成されてい
る。上記第1アーム191と第2アーム193
は、伸縮する方向へは互に個別に作動できるもの
であり、かつ構成は対称形であるので、以後の説
明においては、第2アーム193の構成について
詳細に説明し、第1アーム191については、第
2アーム193と同一機能を奏する構成部材に同
一符号を付することとして、その詳細についての
説明は省略する。
第3図、第4図を参照するに、前記パンチプレ
ス1の上部フレーム9(第3図には図示省略)に
はブラケツト195が取付けられており、このブ
ラケツト195に前記自動工具交換装置29が支
承されている。
すなわち、上記ブラケツト195には軸承装置
197を介して回動軸199が垂直にかつ回動自
在に支承されている。上記ブラケツト195から
突出した回動軸199の上端部にはピニオンギヤ
201が一体的に取付けてある。また前記回動軸
199には上下方向から見た場合にL字形状をな
す上下一対のL形ブラケツト203U,203L
(下部側のL形ブラケツト203Lは図示省略)
の中央部がキー等によつて一体的に固定されてい
る。
上下のL形ブラケツト203U,203Lの一
端部側には、前記第2アーム193を上下方向に
案内するためのガイドバー205が垂直に支持さ
れている。また、L形ブラケツト203U,20
3Lの他端部側には前記第1アーム191を上下
方向に案内する別個のガイドバー207が垂直に
支持されている。
前記第2アーム193を上下動するために、前
記ガイドバー205には昇降ブロツク209が上
下動自在に案内支承されており、この昇降ブロツ
ク209と一体的に設けられた昇降シリンダ21
1から上方向に延伸したピストンロツド213の
上端部は、ブラケツト215を介して上部のL形
ブラケツト203Uの一端部に連結されている。
したがつて、上記昇降シリンダ211を適宜に
作動することにより、昇降ブロツク209がガイ
ドバー205に沿つて上下動することが理解され
よう。
前記第2アーム193を水平に往復動するため
に、前記昇降ブロツク209にはガイドレール支
持板217が一体的に取付けてあり、このガイド
レール支持板217にはガイドレール219が水
平に支持されている。このガイドレール219に
はスライダ221が往復動自在に支承されてお
り、スライダ221には連結板223が取付けて
ある。
また、前記ガイドレール支持板217にはT字
形状の支持ブラケツト225を介して流体圧シリ
ンダ227が支持されており、この流体圧シリン
ダ227に往復動自在に備えられたピストンロツ
ド229の先端部は、適宜に屈曲された連結部材
231を介して前記連結板223に連結されてい
る。
したがつて上記流体圧シリンダ227を適宜に
作動することにより、前記連結板223等がガイ
ドレール219に沿つて水平に往復動され得るこ
とが理解されよう。
前記第2アーム193を構成するために、前記
連結板223には、前記ガイドレール219の下
方位置を直交する方向に横切つて延伸したアーム
プレート233の基部が一体的に取付けてあり、
アームプレート233の先端部には、C字形状の
アームブラケツト235が一体的に取付けてあ
る。このアームブラケツト235には、一対のフ
インガ237がヒンジピン239を介して水平に
揺動自在に支承されている。
上記一対のフインガ237は、前述した工具セ
ツト25を把持解放自在なもので、各フインガ2
37の間に張設されたスプリング(図示省略)に
よつて、互に接近する方向へ常に付勢されてい
る。すなわち、上記スプリングの作用によつて工
具セツト25を把持するように構成されている。
上記一対のフインガ237によつて把持された
工具セツト25を解放するために、前記アームブ
ラケツト235の上部には開閉用シリンダ241
が装着されており、この開閉用シリンダ241に
上下動自在に備えられたピストンロツド243の
下端部はテーパ状に形成してあつて、両フインガ
237の間に割込自在に設けられている。したが
つて、開閉用シリンダ241におけるピストンロ
ツド243を、一対のフインガ237の間に割込
ませることにより、各フインガ237はスプリン
グに抗して開かれることとなり、工具セツト25
の把持を解放することとなる。
加工位置と工具ホルダプレート27との間にお
いて工具セツト25の着脱交換を行なうべく、自
動工具交換装置29を回動するために、前記回動
軸199に設けられた前記ピニオンギヤ201に
はラツク245が噛合してある。
より詳細には、第3図、第5図より明らかなよ
うに、ラツク245はスライド板247に一体的
に取付けてあり、このスライド板247は、前記
ブラケツト195上に水平に敷設したガイドレー
ル249にスライダ251を介して往復動自在に
支承されている。上記スライド板247を往復動
するために、上記スライド板247上には第1シ
リンダ253が装着してあり、この第1シリンダ
253に往復動自在に備えられたピストンロツド
255の先端部は、第2シリンダ257における
ピストンロツド259の先端部と連結部材261
を介して一体的に連結してある。上記第2シリン
ダ257は、前記ブラケツト105に立設した支
持プレート263にブラケツト265を介して支
持されている。
上記構成により、第1シリンダ253あるいは
第2シリンダ257の適宜一方または両方を適宜
に作動することにより、ラツク245を介してピ
ニオンギヤ201が回動され、自動工具交換装置
29の回動が行なわれ得ることが理解されよう。
既に理解されるように、第5図に示されるよう
に、第1シリンダ253のピストンロツド255
がストロークエンドまで引込作動され、かつ第2
シリンダ257のピストンロツド259がストロ
ークエンドまで引込作動された状態にあるとき、
前記第1アーム191は、第6図Aに示されるよ
うに、交換位置に割出された工具ホルダプレート
27上の工具セツト25Aと対応した位置にあ
り、第2アーム193は加工位置Pに対応した位
置にある。
したがつて、各昇降シリンダ211を適宜に作
動して、第1アーム191、第2アーム193を
それぞれ工具ホルダプレート27および加工位置
Pの高さに対応せしめた後、それぞれの流体圧シ
リンダ227を作動して第1アーム191、第2
レアーム193を往動することにより、第1アー
ム191のフインガ237には工具ホルダプレー
ト27上の工具セツト25Aが把持される。また
第2アーム193のフインガ237には加工位置
Pの工具セツト25が把持される。
上述のごとく、第1アーム191および第2ア
ーム193に工具セツトをそれぞれ把持した後
に、各流体圧シリンダ227により各アーム19
1,193を復作動させる。その後、第1シリン
ダ253をストロークエンドまで突出作動する
と、第6図Bに示されるように、第1アーム19
1が加工位置Pに対応して位置決めされる。
したがつて、加工位置Pの高さ位置に対応すべ
く第1アーム191を下降せしめた後に伸張作動
し、かつ開閉用シリンダ241を作動することに
より、第1アーム191に把持されていた工具セ
ツト25Aが加工位置Pに装着されることとな
る。なお、加工位置Pにおいては、ダイ固定装置
(図示省略)およびパンチ固定装置(図示省略)
が作動して、工具セツト25におけるダイ15、
パンチ19の固定、解放が適宜に行われるもので
ある。
前述のごとく第1アーム191に把持されてい
た工具セツト25Aを加工位置に装着し、かつ第
1アーム191が往作動された後に、第1シリン
ダ253のピストンロツド255をストロークエ
ンドまで引込作動し、かつ第2シリンダ257の
ピストンロツド259をストロークエントまで突
出作動すると、第6図Cに示されるように、第2
アーム193が工具ホルダプレート27に対応す
る位置に位置決めされる。したがつて、加工位置
Pから取出された工具セツト25を工具ホルダプ
レート27へ収納され得ることが理解されよう。
前述のごとく工具セツト25の着脱交換が行わ
れた後に、第6図Aに示されるように第1アーム
191を位置決めし、かつ第1アーム191に次
の工具セツト25を予め把持せしめておくことに
より、加工位置Pに対する工具セツト25の着脱
交換が迅速に行なわれ、作業能率が向上すること
となる。
また、上記実施例においては、第1、第2のシ
リンダ253,257のストロークエンドにおい
て第1、第2のアーム191,193の位置決め
を行なうので、上記第1、第2アーム191,1
93の回動方向に拘りなく、常に正確に位置決め
できるものである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、本考案によれば、第1、第2のシリンダをス
トロークエンドまで作動して第1、第2のアーム
の回動位置決めを行なう構成であるから、工具交
換装置のアームを回動方向に拘りなく正確に位置
決めでき、加工位置に対するパンチ、ダイの着脱
交換を能率よくかつ迅速、正確に行ない得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したパンチプレスの側面
図で、1部断面した状態で図示してある。第2図
は第1図における平面図で1部省略した態様で図
示してある。第3図は第2図における−線に
沿つた方向から見た場合の拡大図である。第4図
は第3図における−線に沿つた断面図であ
る。第5図は第3図の平面図である。第6図は概
略的に示した作動説明図である。 15……ダイ、19……パンチ、27……工具
ホルダプレート、191,193……第1、第2
アーム、199……回動軸、201……ピニオ
ン、245……ラツク、253,257……第
1、第2シリンダ、255,259……ピストン
ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パンチプレスにおける加工位置に備えられたパ
    ンチ、ダイと工具ホルダプレート27に備えられ
    た複数のパンチ、ダイとを交換すべく、前記加工
    位置のパンチ、ダイを把持して工具ホルダプレー
    ト27側へ移送する第1のアーム191と、工具
    ホルダプレート27のパンチ、ダイを把持して前
    記加工位置側へ移送する第2のアーム193とを
    所定の位相角を保持して支承すると共に、上記第
    1、第2のアーム191,193を個別に上下動
    自在に支承したブラケツト203U,203L
    を、前記パンチプレスのフレームに回転自在に支
    承された回動軸199に取付けてなる工具交換装
    置にして、上記回動軸199に取付けたピニオン
    201と噛合したラツク245を前記フレームに
    往復摺動自在に設け、前記フレームに装着した第
    2シリンダ257と上記ラツク245に一体的に
    装着した第1シリンダ253とを上記ラツク24
    5の移動方向に並列に設けると共に、上記第1、
    第2シリンダ253,257の各ピストンロツド
    255,259を一体的に連結してなり、上記第
    1,第2シリンダ253,257を選択的にスト
    ロークエンドまで作動することにより前記第1,
    第2のアームを前記加工位置および前記工具ホル
    ダプレート27に対応した位置へ交互に位置決め
    自在に設けてなることを特徴とするパンチプレス
    における工具交換装置。
JP1986015069U 1986-02-06 1986-02-06 Expired - Lifetime JPH0543943Y2 (ja)

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CH3755/89A CH676944A5 (ja) 1986-02-06 1987-02-05
CH425/87A CH676945A5 (ja) 1986-02-06 1987-02-05
CH3753/89A CH680577A5 (ja) 1986-02-06 1987-02-05
GB8702591A GB2187125B (en) 1986-02-06 1987-02-05 Punch press
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US07/011,867 US4901427A (en) 1986-02-06 1987-02-06 Punch press
DE3745091A DE3745091C2 (de) 1986-02-06 1987-02-06 Stempelhalterungseinrichtung für eine Stanzpresse
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JPS62127321U JPS62127321U (ja) 1987-08-12
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JPH01228620A (ja) * 1988-03-09 1989-09-12 Murata Mach Ltd パンチプレス機
CN1281356C (zh) * 2000-11-06 2006-10-25 株式会社阿玛达 对冲孔机的冲头和/或模具的更换方法以及冲孔系统

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