JP2868618B2 - 患者のケア,維持および治療で生ずる汚物処理方法ならびにその装置 - Google Patents

患者のケア,維持および治療で生ずる汚物処理方法ならびにその装置

Info

Publication number
JP2868618B2
JP2868618B2 JP5509501A JP50950193A JP2868618B2 JP 2868618 B2 JP2868618 B2 JP 2868618B2 JP 5509501 A JP5509501 A JP 5509501A JP 50950193 A JP50950193 A JP 50950193A JP 2868618 B2 JP2868618 B2 JP 2868618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
patient
container
liquid
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5509501A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06507103A (ja
Inventor
デメトリオス エイ パーノ,
ジェイムズ アール ストルプマン,
ジェイムズ ミルトン チェリー トーマス,
デイヴィッド エヌ アッシュクラフト,
ロジャー ディー ダルトン,
ジェイムズ ジェイ ロマーノ,
ケネス アール スミス,
ティモシー アール トラウアーニヒト,
マイケル ヴィー ボルデン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hill Rom Co Inc
Original Assignee
Hill Rom Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hill Rom Co Inc filed Critical Hill Rom Co Inc
Publication of JPH06507103A publication Critical patent/JPH06507103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2868618B2 publication Critical patent/JP2868618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/0005Means for bathing bedridden persons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/02Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons with toilet conveniences, or specially adapted for use with toilets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/05Parts, details or accessories of beds
    • A61G7/057Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor
    • A61G7/05769Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with inflatable chambers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/05Splash shields for protection of the surgeon, e.g. splash guards connected to the apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G2203/00General characteristics of devices
    • A61G2203/30General characteristics of devices characterised by sensor means
    • A61G2203/46General characteristics of devices characterised by sensor means for temperature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S5/00Beds
    • Y10S5/91Beds with suction means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S5/00Beds
    • Y10S5/928Beds with sprinkling or washing means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、1991年11月13日に出願された07/792216号
の一部継続出願であり、病院ベッドや車椅子あるいは診
療台などの患者に関して生ずる液状汚物を処理する方法
ならびにその装置に関する。
従来の技術 患者の失禁処理は特に大変な作業を伴う。腸や膀胱の
制御ができないか、あるいは十分な能力がなく、必要が
生じたときに従来のトイレ設備まで移動できない患者が
多数いる。そのような患者が腸および/または膀胱の失
禁という事態になったとき、生じた汚物に相当長時間の
接触を余儀なくさせられる。これは患者にとって人間関
係の上でも屈辱的なばかりでなく、そのような汚物で皮
膚が侵されてかぶれてしまう。さらに患者のからだを清
めたり寝床を整えたりするのは看護スタッフにとってと
りわけ疎まれる作業であり、看護上の士気にも悪影響を
もたらす。そのうえ、このような事態がおきるたび、失
禁した患者を清拭するのに一人につき20から40分の看護
時間を要する。患者のなかには、失禁事態が生じてから
だを清めるのに要する時間が全看護時間の40%に達して
いるものもいる。さらに一人の看護人が患者の失禁後、
じゅうぶんに清拭できるほどその患者だけにかかわって
いるとはしばしば不可能となる。したがって、清拭作業
に従事している要員が看護スタッフのなかで一人以上必
要となってくる。
膀胱失禁を処理するのに適用されている従来の方法の
一つに患者に導尿管を差し込む方法がある。この方法に
よれば、患者が特別な労力を費やしたり協力したりする
必要はないが、内在する導尿管がしばしば感染をおこ
し、導尿管を使用している老人患者の死亡原因をもたら
すもののひとつとなっている。
Fugettによる米国特許4631762号に開示された装置で
は、患者は失禁事態が差し迫っていることに気付き、そ
れを看護スタッフに知らせなければならない。あるいは
その装置を動かすためになんらかの処置をして失禁事態
に対処できる配置をとらなければならない。例えば、こ
のFugettの装置では、マットレスの一箇所を取り外し、
便座をマットレスと同じ高さまで持ち上げなければなら
ない。その他にも、Hallによる米国特許3014224号およ
び同3129438号、Barnettによる同3503083号、Whiteによ
る同3562824号、Tuckerによる同3605138号、DiMatteoら
による同4054959号および4085471号、Zurによる同42584
45号、Paunaによる同4821348号、Nishiguchiによる同47
54508号、Korchinskiらによる同4800599号、Usumanらに
よる同4805249号、Kuhnによる同5001790号に開示されて
いる装置は、いずれも失禁事態に対処できるよう配置の
仕直しを要するものばかりである。さらに、このような
装置は、患者の移動が大掛かりとなる。このような移動
はある種の患者、例えばじゅく瘡潰瘍のような過敏な皮
膚の患者にとっては特に避けなければならないものであ
る。さらにこのような装置は、Goodwinによる米国特許4
745647号や、Thomadsらによる同4949414号、そしてVrza
likによる同5003654号に開示された低空気漏洩ベッド
(low air loss bed)のようなタイプの患者支持装置に
は適用が困難となる。つまり、ベッドとなる水平方向の
重量を受けるこのような主支持装置の下部に空気式の延
長“プラミング(plumbing)”が必要になってくるから
である。
Ferrandによる米国特許5023967号に開示された装置
は、大孔部540(図58および図60)を有し、患者の排泄
器官を受けとめるように配された膨張可能な支持クッシ
ョンを備えており、いかなる排泄物もその孔部に落ちる
ようになっている。しかし、このような装置は患者の動
きを厳しく制限し排泄器官がクッションの孔部と一直線
上にのらないこともある。さらに患者の背中側を支えき
れないので患者がが安楽でなくなる。Allenらによる米
国特許3757355号や、Obsonらによる同2656549号に開示
された装置では、患者を支えている面の中央に大孔部が
あり、その部分では支えていないことになる。
Freemanによる米国特許3757356号、Hartmannによる同
4870710号およびKuhnによる同5001790号に開示された装
置は、通常にからだを支えているベッドの面の上に配置
されるので、支持面がいびつになってどれも安楽さに欠
けるという問題が生ずる。
さらに、Smithによる米国特許4965900号に開示された
装置では、臭気処理を行っていないことや、失禁事態の
あと長時間にわたって悪臭が発生すること以外にその事
態をスタッフに知らせる手段がないことが問題であり、
そのうえ欠点はこれに限らない。しかもこの装置は固形
汚物の処理には有効でない。
本発明の主な目的は、32ミリメートル水銀柱以下の圧
力(界面圧力)で、またベッドのヘッド部分が水平線に
対し傾斜して接合されているときはさらに減少した力配
分で、すべての患者とベッドの位置方向に対して患者の
重量を支え、圧力放出を行う汚物処理システムを提供す
ることである。
さらに本発明の主な目的は、患者のケアおよび治療に
関連して生ずる便や尿およびその他の液状汚物に対する
汚物処理システムにおいて、このシステムをモジュール
的に付け加えていく構成要素として連接可能な空気ロス
の低い患者支持システムにも適合させることができるよ
うなシステムを提供することである。
本発明の他の主な目的は、失禁処理システムにおい
て、使用方法が簡単なこと、技術的に進歩しているこ
と、従来方法より優れていること、看護スタッフに時間
的余裕をもたらし処置を容易なものにすること、および
失禁事態に先だって患者も看護スタッフも用心したり協
力したりする必要がないことなどの利点を合わせ持った
システムを提供することである。
また本発明の他の主な目的は、患者の世話に関連して
生ずる汚物を処理する装置および方法において、患者が
自分の腸および/または膀胱の失禁を処理するために何
らかの協力をしたりおよび/または労力を費やしたりす
る必要のない装置および方法を提供することである。
さらに本発明の主な目的は、患者の世話や治療に関連
して生ずる汚物を集める汚物処理システムにおいて、こ
のような汚物を封印でき、手軽に清潔に処理でき、そし
て簡単に処分できるシステムを提供することである。
さらに本発明の別な主な目的は、失禁処理システムに
おいて、尿や便を封印でき、手軽に清潔に処理でき、そ
して簡単に処分できる方法で、このような汚物を集める
システムを提供することである。
さらに本発明の主な目的は、従来技術に比べ患者をよ
り乾いた状態で、より清潔に保てる液状汚物処理システ
ムを提供することである。
また本発明の主な目的は、各患者の失禁事態を処理す
るのに看護婦の費やす時間や労力を減らす失禁処理シス
テムを提供することである。
さらに本発明の別の主な目的は、失禁処理システムに
おいて、患者をどちらに向けることも可能とし病院スタ
ッフ2人以上の要員を必要とせずに患者の世話を迅速化
させるシステムを提供することである。
さらに本発明の別の主な目的は、患者の失禁処理に関
わるコストを削減できる失禁処理システムを提供するこ
とである。
さらに本発明の別の主な目的は、失禁事態に必要な備
品の量を減らす失禁処理システムを提供することであ
る。
さらに本発明の別の主な目的は、失禁処理システムに
おいて、失禁事態後の清拭中に患者の皮膚のダメージを
減らすようにあるいはそれ以上のダメージを与えないよ
うに皮膚をかぶれさせない清拭技術を含むシステムを提
供することである。
さらに本発明の別の主な目的は、失禁処理システムに
おいて、尿の量を測定する必要のない患者やすすぎ液か
ら汚物液の全量をネットで排してもよい患者に対して、
挿入式のカテーテルを使用する必要性のないシステムを
提供することである。
さらに本発明の別の主な目的は、失禁事態に関わる臭
気を抑えられる失禁処理システムを提供することであ
る。
本発明の他の目的や利点の一部は、以下の説明に述べ
られ明らかとなろう、あるいは本発明を実施することに
よっても知ることができるであろう。本発明の目的や利
点は、添付の請求の範囲に特に指摘された手段やその手
段との組み合わせにより、理解され達成されるであろ
う。
発明の開示 これらの目的を達成するため、本発明の目標に対応し
て、ここに形態が示され広範囲にわたって述べられてい
るように、患者の世話、維持および/または治療に関連
して生ずる、失禁、入浴あるいは患者治療中の液状物の
コントロールいずれからの汚物であってもよく、これら
の汚物を処理する装置は、患者のからだの少なくとも一
部分を支える支持手段を有する。患者のからだの部分を
支える支持手段は、圧力放出を行って、しかも典型的な
ものとしては、いかなる患者支持装置の(患者のからだ
の他の部分を支えるのに用いられることもあり得る)い
かなる患者支持面とも共存できるように患者を支えられ
ることが望ましい。つまり、本発明の装置が組み入れら
れたとき、患者のからだの部分を支える支持手段は、患
者支持面と同じ高さであれば望ましい。例えば、患者支
持面が低空気漏洩ベッドの膨張可能なサックの上部表面
によって構成されるならば、本支持手段はこれと「同一
面」で患者のからだの部分を支えるようになっているこ
とが望ましい。
ここに形態で示されているように、患者のからだの部
分を支えるこの支持手段は、支持部材を有する。この支
持部材は、膨張可能な気嚢(bladder)の形態にするこ
とが可能であり、この気嚢は圧縮空気が充填されるよう
に構成された気密性の高い容物である。支持部材の他の
例としては、ポリウレタン製連続気ほうフォームで形成
された支持クッションでもよく、これは支持気嚢と同様
に形成されている。支持部材は複数の突起がこの部材の
床部から持ち上がったように形成されていることが望ま
しい。各突起の横断面は円形状でも多角形状でもよい。
各突起の自由端により患者支持面が決まり、この支持面
は本発明装置の利用者のからだの部分の重量を支えるよ
うに構成される。患者のからだにかかる圧力が代表的毛
管閉鎖しきい値圧力である32ミリメートル水銀柱より低
圧になるような通常のパターンで、複数の突起は並ぶこ
とができる。突起は完全に互いに分離していて、支持面
から床部まで突起の全長に沿って各突起間にギャップが
ある。各突起の支持面面積対ギャップ面積の比率は1以
上であるのが望ましい。各突起の高さは、患者のからだ
の最も重い部分をどちらにも傾かない中立面において維
持したときの変形にも対応できるだけの高さは必要であ
る。しかし、その横断面積の大きさとの釣り合いで相対
的に各突起が高すぎると不安定になる。
本発明によれば、患者のからだの部分を支えている支
持手段において、少なくともからだの一部を支えられて
いる患者の失禁、入浴あるいは他の治療から生ずる汚物
捕捉手段を設けることができる。捕捉手段は患者のから
だの部分を支えている支持手段により支えられているの
が好ましく、支えられているからだの部分とこの支持手
段の間に支えられているのが好ましい。ここに形態で示
されているように、捕捉手段は支持部材の支持突起の少
なくとも自由端の構成に無理なく適合するような構成で
皿部材を有しているのが好ましい。この皿部材は、突起
に適合している部分の全長に沿って、突起間のギャップ
を維持できるような構成であれば望ましい。
この皿部材は極めて柔軟な材質で作られているので、
支持部材がつぶれたときに皿部材までつぶれて平面状に
なってしまうといったような実質的な故障は起きないよ
うになっている。皿部材を作っている材質は、極めて柔
軟で厚さが20ミリメートル位のエラストマーのような、
液体不透過性のものがよい。皿部材の材質には抗菌性を
有するものが好ましい。皿部材は、液状汚物の重力排液
をより確実に行えるように、外側表面が疎水性材質であ
るが疎水性材質の層でコーティングされているのが望ま
しい。皿部材には支持突起の支持面より下部に配置され
る床部がある。皿部材の床部は、この床部を通過する一
つ以上の排液孔にむかって傾斜しているのがよい。つま
り、皿部材の床部は皿部材の周縁部から排液孔にむかっ
て一定の割合で高さが減少するように構成されているの
が望ましい。皿部材の排液孔は、汚物除去導管を介し
て、中央部にあって支持部材の基底部を通る孔を貫通す
る排液用の器具に連結している。
別の形態では、複数の格子で構成された皿部材もあ
る。それぞれの格子は支持部材の各支持突起のひとつひ
とつの支持面上にある。格子状の構造なので、多少盛り
上がった部分が複数集まって局部的な外部形状が定ま
り、この複数の盛り上がった部分は窪んでいる仕切り部
分によってひとつひとつが分離される。盛り上がり部分
が患者のからだを支え、一方仕切り部分は患者のからだ
から液体を迅速に流出させるためのものである。
さらに本発明によれば、捕捉手段は液体透過フィルタ
シートを有し、皿部材の上部に渡されるように配置さ
れ、皿部材より患者のからだに近接している。ここに形
態で示されたように、液体透過フィルタシートは格子構
成部分によって皿部材の上部に渡されるように配置され
捕捉手段の一部分をなし液体を透過させるようになって
いる。このフィルタシートはより大きな固体汚物物質を
残し、このより大きな粒子類が皿部材や(後述の)汚物
除去導管に詰まらないように、ろ過器として機能する。
またこれは皿部材の排液孔と連結されていることが好ま
しい。フィルタシートは柔軟なスクリーンのような布地
構造で、個々の形態で複数の孔を有しているのが好まし
い。フィルタシートの材質としては、抗菌性があり、ア
レルギー性が低く、燃焼しにくく、疎水性で乾きが速
く、臭気が発生しにくく、細菌発達防止性があり、また
尿や便また病院関係で普通に見られるあるいは使用され
る流体からの汚れが予期されるように環境において繰り
返し使用されても汚れにくいようなものが望ましい。さ
らに加えて、フィルタシートを形成する材質としては引
っ張り強さが高く今迄の病院のドローシートの引っ張り
強さ以上で、フィルタシートをドローシートとして使用
できるように摩擦係数が非常に小さいものが望ましい。
フィルタシートは小孔が集まる箇所のまわりに連続境界
線をなすように強化されたエッジを有しているのが好ま
しい。他の形態としては、境界部分にも固定されたハン
ドルやグリップ孔が設けられていてもよい。
さらに本発明によれば、皿部材の上部から離れないよ
うにフィルタシートを固定させておく手段が脱着可能に
備えられている。ここに形態で示されているように、こ
のフィルタシートの脱着可能な固定手段は、面ファスナ
を保持する長い基体を有し、フィルタシートの外側表面
の両側のエッジ付近に水平に配置されると好ましい。水
平に配置されたこれらの基体は、面ファスナを保持しサ
イドパネルの外側表面の両側のエッジ付近に垂直に配置
された基体と組み合わされる。サイドパネル自体は後述
するアダプタシェルの自由端壁表面に取り付ける。サイ
ドパネルの内側表面には複数の他のスナップが設けら
れ、このスナップは空気膨張されたクッション(後述)
の複数の相手スナップ(後述)に脱着可能に取り付けら
れるので、フィルタシートを適切な位置に収め、しかも
フィルタシートがドローシートとして使用されるときは
常に、閉じていた面ファスナを開けて、フィルタシート
を外すことができるようになっている。他の形態として
は、サイドパネルの外側表面に設けられた他のスナップ
と組み合わされるスナップの形式の複数の結合部材を備
えているフィルタシートがある。フィルタシートスナッ
プの止め端は、フィルタシートの境界部分の表面で使用
するため表面に出ていることが好ましい。
さらに本発明によれば、捕捉手段によって捕捉された
汚物物質を取り除くための除去手段を設けることができ
る。ここに形態で示されているように、汚物除去手段は
1個以上の汚物除去導管を有しているのが望ましい。汚
物除去導管は、皿部材の排液孔と連通するように構成さ
れている。また排液管継手は排液孔を通過し汚物除去導
管に接続していることが望ましい。また、除去手段から
汚物除去導管として連通している仮貯蔵タンクを有する
のが好ましい。ここに形態で示されているように除去手
段はさらに、少なくとも除去手段と汚物除去導管に吸引
力をもたらすように構成された真空ポンプを有する。
さらに本発明によれば除去手段は、捕捉手段から除去
した流体内の空気から液体を分ける分離手段を有するこ
とができる。ここに形態で示されているように、分離手
段は分離管を有していることが好ましい。この分離管
は、汚物除去導管が分離管を介して仮貯蔵タンクと連通
するように構成される。分離管は180度曲げられている
部分で構成されていることが望ましい。この曲がってい
る部分は汚物除去導管を出た汚物流体が仮貯蔵タンクに
入るまでの汚物流体の通路内に配置されるのが好まし
い。仮貯蔵タンク内に配置される分離管の曲げられてい
る部分には、通常は仮貯蔵タンクの底部に向かって下向
きとなる点に向かうスロットが構成されており、その結
果遠心力により、空気から液体を分離しその液体はスロ
ットを介して仮貯蔵タンクの底部に向けられるようにな
っている。
さらに本発明によれば除去手段は、持ち運びができる
手作業で支持できるような真空ウォンド(vacuum wan
d)を吸引具として有することができる。これは、分流
弁を介して仮貯蔵タンクと真空ポンプに連通して接続さ
れており、その結果真空ポンプは真空ウォンドの自由端
に吸引力をもたせるような方法で配置される。真空ポン
プに連通している真空ウォンドの先端まで接続される吸
引ラインは、真空ウォンドで吸引したとき導入される液
体噴射によって予め潤滑化することもできる。
さらに本発明によれば、真空ウォンドの起動に応じて
真空ポンプの運転をコントロールする制御手段を設ける
ことができる。ここに形態で示されているように、真空
ポンプ制御手段は、吸引モードで真空ポンプと連通して
真空ウォンドを操作する活性化スイッチからの信号を受
けて、真空ポンプを通常の連続運転速度より高い速度に
起動させるようにプログラムされているコントローラを
有することができる。速度が高くなると真空ポンプは、
真空ウォンドおよび汚物除去導管の両方に十分な吸引力
を与え、汚物流体を皿部材から排し仮貯蔵タンクに移送
する。
本発明によれば、真空ポンプが除去手段から汚物を引
き出し真空ポンプ導管にこの汚物を戻さないようにさせ
る防止手段を設けることができる。ここで真空ポンプ導
管とは真空ポンプを仮貯蔵タンク内部と連通させる管の
ことである。ここに形態で示されているようにこの汚物
戻り防止手段には、仮貯蔵タンク内の高い位置にある高
性能の液レベルセンサからの信号を受け、処置が必要な
ことをオペレータに信号で知らせながらポンプを止める
コントローラを有していてもよい。
さらに本発明によれば、臭いを制御する手段を設ける
ことができる。ここに形態で示されているように、臭い
の制御手段は活性炭のような臭いフィルタを備えるキャ
ニスタを含むことができる。また、キャニスタの接続
は、真空ポンプが吐き出してからキャニスタを通過させ
る、あるいは真空ポンプに入る前にキャニスタを通過さ
せる、どちらかの方法で行う。
さらに本発明によれば、除去手段は洗浄手段を有する
ことができる。ここの形態で示されているように、洗浄
手段は、すすぎ洗い溶液を保持するすすぎ洗い溶液容器
を有することができる。さらに洗浄手段は、すすぎ洗い
溶液容器から真空ポンプにすすぎ洗い溶液を移送するす
すぎ洗い溶液導管を有することができる。また洗浄手段
は、圧力下で真空ポンプにすすぎ洗い溶液を導入するす
すぎ洗い溶液ポンプを有することができる。さらに洗浄
手段は、真空ウォンドに固定されたすすぎ洗い溶液噴射
ノズルを有することができ、すすぎ制動器の起動に応じ
て真空ポンプによりこのノズルからすすぎ洗い溶液を押
し出す。このノズルは真空ウォンドの先端部とは接触せ
ずに先端部の背後側をベースとして噴射を向けるように
構成配置されている。真空ウォンドの先端部は、背後側
に安全ルーバを設け、すすぎ洗い溶液が溜まるようなこ
ともなく、この先端部を介して吸引が面に直接作用する
ようになっている。また洗浄手段は、噴射ノズルに提供
される液体の温度を調整する手段を有することができ
る。洗浄手段は、ノズルから提供されるすすぎ洗い溶液
の噴射をさえぎるように構成配置された噴射ガードを備
えることができる。洗浄手段は、ノズルに対する要求に
応じてすすぎ洗い溶液の波動を起こさずに、すすぎ洗い
溶液を提供する手段を有することができる。
本発明によれば、すすぎ洗い溶液容器を受容する手段
を設けることができる。ここに形態で示されているよう
に、すすぎ洗い溶液容器受容手段には、すすぎ洗い溶液
容器を受容するために構成された第1ハウジングがある
と好ましい。この第1ハウジングは、すすぎ洗い溶液容
器の相互形成部分がスライド可能に繋げるように構成さ
れたスライドレセプタクルを備えると好ましい。
本発明によれば、すすぎ洗い溶液容器の所定の液レベ
ルを検出し、その検出に応じて信号を発する手段を設け
ることができる。すすぎ洗い溶液レベル検出手段は、す
すぎ洗い溶液容器の第1ハウジング内で常任的に固定さ
れた部分を有し、またすすぎ洗い溶液容器内の液レベル
が液レベル検出の近接に達すると電気的レスポンスを出
しそれを検出回路に提供する。検出回路はマイクロプロ
セッサのようなコントローラに電気的に接続され、コン
トロールパネルの警告信号を発し、オペレータにすすぎ
洗い溶液容器に液を満たし直すように忠告する。
本発明によれば、オペレータが真空ウォンドを操作し
ようとするときは常に、すすぎ洗い溶液ポンプが真空ウ
ォンドにすすぎ洗い溶液を自動的に送る手段を設けるこ
とができる。ここに形態で示されているように、このす
すぎ洗い溶液ポンプ自動起動手段はすすぎ洗い溶液導管
内に圧力スイッチとアキュムレータを備えることができ
る。他の形態においては、オペレータが真空ウォンドを
使用しようとするときは常に、すすぎ洗い溶液ポンプを
動かすためにマイクロスイッチが起動される。すすぎ洗
い溶液容器内の溶液レベルが低すぎるときはすすぎ洗い
溶液ポンプが働かないようにするため、すすぎ洗い溶液
容器内の液レベル検出をチェックすることを、コントロ
ーラに予めプログラムしておくとよい。
さらに本発明によれば、すすぎ洗い溶液容器が確実に
ハウジングに収まっていることを検出する手段を設ける
ことができる。ここに形態で示されているように、確実
受容の検出手段は接続されて、信号をコントローラに送
り、つづいてコントローラはこれをコントロールパネル
に送る。確実受容の検出手段は、コントローラと電気的
に連通して接続されているマイクロスイッチと、すすぎ
洗い溶液容器の第1ハウジング内で常任的に固定された
ばね付勢プランジャを持った電気回路を有することがで
きる。ここでマイクロスイッチは、すすぎ洗い溶液容器
が第1ハウジングに収まっているとき、回路にその電気
的状況を変更させるようになっている。
第1ハウジングには、すすぎ洗い溶液容器が第1ハウ
ジングに収まっているとき、液レベル検出手段をコント
ローラに自動的に連結させる手段が設けられている。こ
のような自動結合手段は、第1ハウジング内に固定され
たばね付勢プランジャを備え、すすぎ洗い溶液容器が第
1ハウジングに収まっているときにすすぎ洗い溶液容器
と結び付いてマイクロスイッチの状況を変更させる。
さらに本発明によれば、第1ハウジングには、すすぎ
洗い溶液容器が第1ハウジングに収まっているとき、す
すぎ洗い溶液容器を真空ウォンドのすすぎ洗い溶液噴射
ノズルに自動的に連結させる手段が設けられている。こ
こに形態で示されているように、すすぎ洗い溶液容器連
結手段は、この手段がハウジングから外れたとき、いか
なるすすぎ洗い溶液であってもすすぎ洗い溶液容器から
もれださないように構成されている。この連結手段は、
雄部材と雌部材を備えるドリップレス連結器を有すると
好ましい。それぞれの部材は、ばね荷重をうけたポペッ
ト型の容物を備えており、この容物の孔は相互に結び付
かない限りシールされている。一方の部材が、すすぎ洗
い溶液容器の外側に形成された入口/出口弁の一部をな
し、レベルセンサのレベルよりわずかに低いレベルにあ
る自由端を有するサイホン部材に連結されることができ
る。他方の部材はハウジングの外側に固着され真空ウォ
ンドに接続しているすすぎ洗い溶液導管を連通するよう
に構成されている。
さらに本発明によれば、除去手段によって捕捉手段か
ら除去された汚物を収集する手段を設けることができ
る。汚物収集手段は、除去手段に連通するように配置さ
れ、さらに汚物を患者のまわりから離し患者の対応をす
る人がそこに含まれている汚物の最終的な処置ができる
ような状態で汚物を含有するのが望ましい。ここに形態
で示されているように、収集手段が汚物収集容器を備え
ていることが好ましい。汚物収集容器はすすぎ洗い溶液
容器と同様の手段を有しているが、レベルセンサ手段に
ついては、ほとんど無くなった状態ではなく満たされた
状態を検出するので、容器の一番上近くに配置されてい
る点が異なる。
ここに形態が示されているように、収集手段はさらに
汚物移送ポンプと汚物移送導管を備えていることが好ま
しい。汚物移送導管は仮貯蔵タンクの底部にある出口孔
と汚物収集容器を汚物移送ポンプを介して接続するもの
である。
さらに本発明によれば、仮貯蔵タンク内で汚物が堆積
して所定のレベルまでなったときは常に、除去手段から
汚物収集容器に汚物を移送できるように、汚物移送ポン
プの運転を制御する手段を設けることができる。ここに
形態が示されているように、汚物移送ポンプ制御手段が
仮貯蔵タンクに関連して配置されることのできるもう一
つの液レベルセンサを備えていることが好ましい。この
センサは、仮貯蔵タンクから汚物収集容器へ汚物を圧入
させるために、汚物移送ポンプを起動させなければなら
ないとき、それを検出する。適切な液レベルセンサの一
形態として、仮貯蔵タンクの底付近に配置される容量性
の液レベル近接センサがある。除去手段から収集手段に
汚物を移送できるように、汚物移送ポンプの運転を自動
的に制御する手段には、さらに加えてセンサを有する電
気回路に備えることができる。この電気回路は信号を発
し、この信号をコントローラに供給する。電気回路から
のこの信号を受けて、コントローラは予めプログラムさ
れた機能および操作がいくつであっても実行できる。汚
物移送ポンプを起動させることもこの操作のひとつであ
る。さらにコントローラは、汚物移送容器内の液レベル
センサをチェックし、液レベルセンサが汚物移送容器内
部の汚物レベルが高くなりすぎたことを知らせたとき
は、汚物移送ポンプの運転を行わないようにする。
さらに本発明によれば、仮貯蔵タンク内の所定の液レ
ベルを自動的に検出し、その検出に応じて信号を発する
手段を設けることができる。ここに形態で示されている
ように、この液レベル検出および信号手段は、容量性の
液レベル近接センサが備えられていることが好ましい。
このセンサは、仮貯蔵タンクがその容量の所定の割合ま
で満たされたときそれを検出し信号を発するために構
成、配置されている。このセンサは液レベル検出電気回
路の一部であり、その電気回路は、仮貯蔵タンク内で所
定のレベルでの液の有無に応じて、コントローラに信号
を提供する。このコントローラは、検出回路によって送
られた信号に応じて警告信号を起動させる。
汚物収集容器とすすぎ洗い溶液容器は、各容器が本発
明の汚物処置手段に接続されたとき、汚物収集容器がす
すぎ洗い溶液容器と混同使用されることを防止する手段
を提供できるように、別々に構成されているのがよい。
あるいは、それぞれの容器のコネクタが、異なって構成
され、相対的に異なる位置に配されていてもよい。いず
れの場合にも両方の容器の混同使用は起こりえない。各
コネクタは迅速に外れるタイプのものがよい。容器が接
続されているときは汚物を受けられるようにコネクタは
自動的に開いたままで、一方、容器が外れているときは
適用に応じて容器を満たすために、あるいは容器を開け
るために容器を離れた場所に移動することができるよう
にコネクタは自動的に閉じたままである。
さらに本発明によれば、失禁事態で患者が排した流体
量の変化を留めておく手段を設けることができる。ここ
に形態で示されているように、排された流体の評価手段
は、半透明材質の汚物収集容器を形成すること、および
その容器の内側あるいは外側表面積の変化を提供するこ
とを含んでおり、結果的にその容器内の流体を視覚的に
観察できるレベル表示器を提供する。
さらに本発明によれば、汚物発生事態を検出し信号を
発する手段を設けることができる。この検出信号手段は
捕捉手段、除去手段および収集手段の少なくとも一つと
接続していることが好ましい。ここに形態で示されてい
るように、この検出信号手段は湿気センサを備えること
もでき、このセンサは、捕捉手段、除去手段および収集
手段の少なくとも一つにおける液体について検出できる
ように配置されている。この湿気センサは、汚物除去手
段の上部域近く捕捉手段のすぐ下の排液管継手に配置す
ることができる。そしてこの湿気センサは、管継手の内
部に固定され約1.25インチ間隔をもった一対の電気伝導
性を有するリングを備えることができる。このリング
は、リング間に湿気があるとつながる電気回路と電気的
接続されていることが望ましい。リング間に湿気かある
と信号がコントローラに送られ、その結果コントロール
パネルの信号発信機構を起動させるという信号発信機構
をコントロールパネルに設けることができる。
本発明の他の形態においては、湿気検出信号手段によ
って検出された湿気に応じて、真空ポンプの運転を制御
する手段を設けることができる。この形態において真空
ポンプ制御手段は、汚物除去導管の上部域に湿気が入っ
たことを示す湿気検出回路からの信号を受けると真空ポ
ンプをより高速度に起動するようにプログラムされたコ
ントローラを備えることができる。高速度になると、真
空ポンプは十分な吸引力をもたらし湿気を汚物除去導管
から引き出し仮貯蔵タンクに移す。
本発明によると、任意の一定期間の汚物発生事態の回
数を数えるカウント手段を設けることができる。ここに
形態で示されているように、このカウント手段は、任意
の一定期間を通じて湿気検出信号手段から信号を受けた
回数の変化を留めておくように適切にプログラムされた
コントローラを備えていることができる。
さらに本発明によると、患者支持装置のフレームによ
って本発明装置を保持させる処理手段を適合させる適合
手段を設けることができる。この適合手段は患者支持装
置のフレームによって支持されている。ここに形態で示
されているように、患者支持装置のフレームによって保
持されるように構成された底面をなすアダプタシェルを
備えることができる。このアダプタシェルの中央には受
孔が設けられる。この受孔は、支持部材の支持面を患者
支持装置の支持面とほぼ同一の面にする方法で、本発明
装置処理手段の支持部材を、確実にかつ支持的に受け入
れられるように構成されている。たとえば、低い空気漏
洩のベッドにおいて、患者支持面はこのベッドのサック
の上部表面によって構成される。アダプタシェルは個々
に膨張可能なクッションが複数で組み合わされて通常は
U字型の外形をなし、そこに受孔ができる。アダプタシ
ェルの中央付近にある広いクッションの中間部分には縦
に延びるスロットが形成される。このスロットは、仮貯
蔵タンクに接続し皿部材の排液孔と連通している汚物除
去導管の入口となるものである。このクッションが気密
性の容物で形成されていて、圧縮空気で膨張可能である
と好ましい。もしくは、アダプタシェルがウレタンフォ
ームで形成されていてもよい。
ここに形態で示されているように、本発明装置処理手
段を保持する手段はさらに、足元に容器を取り付けるこ
とができる。この容器には、容物と、水平に摺り動いて
この容物を出たり入ったりするベースプレートを備えて
いる。仮貯蔵タンクと真空ポンプがプレートに据えられ
ると望ましい。また、保持手段が動くサービスカートと
して形成されていてもよい。これは直立していても、あ
るいは断面図では高さが低く患者支持装置のフレームの
一方の端の下を滑る下部走行体でもよい。
汚物発生事態後に患者を洗浄しやすいように患者の向
きをかえるが、本発明によれば、その際に補助となる回
転手段を設けることができる。この回転手段は、患者支
持装置のフレームで保持され、コントローラの制御のも
とで一つまたはそれ以上の構成において圧縮空気が供給
される特別に構成された複数の回転サックを有すると望
ましい。さらに、空気分流弁が、患者支持装置のそれぞ
れの圧力域でクッションに設けられ、コントローラによ
って構成、起動されると、コントローラは回転サックの
片側あるいは両側を選択的に膨張させたり圧縮させたり
できるようになる。別の形態においては、回転サックが
従来の低空気漏洩ベッドの替わりとなることができる。
この形態では、一対の空気分流弁が並んで構成、配置さ
れ、コントローラによって起動されると、コントローラ
は回転サックあるいは従来の支持サックのいずれかを選
択的に膨張させたり圧縮させたりできるようになる。
さらに本発明によれば、本発明装置の種々の状況をオ
ペレータに警告および/または報告する手段を設けるこ
ともできる。この警告および警告手段はコントロールパ
ネルを有することができ、このパネルは、コントローラ
に電気的に接続され種々の表示器を備えている。コント
ローラは、この表示器を操作することもできるし、表示
器が操作された後にリセットすることもできる。
この明細書に組み込まれたその一部をなす添付の図面
は、発明の形態を示すものであり、また詳細な説明とと
もに本発明の原理を示す助けとなるものである。
図面の簡単な説明 図1は、低空気漏洩患者支持システムにおいて側面か
ら遠視的に本発明の好適な形態を略図的に示したもので
ある。
図1Aは、本発明の好適な形態における構成要素を斜視
図により略図的に示したものである。
図2は、本発明の他の形態における構成要素を斜視図
により略図的に示したものである。
図2Aは、本発明の他の形態における構成要素のある部
分について、部分的に切り取った側面図により略図的に
示したものである。
図3は、本発明の構成要素の他の形態におけるある部
分の表面上に設けられた格子配置構造の代表的な部分を
略図的に示したものである。
図4は、本発明の好適な形態における構成要素の側面
図を略図的に示したものである。
図4Aは、本発明の他の形態における構成要素の断面図
を略図的に示したものである。
図5は、本発明の好適な形態における構成要素のある
部分について、通常は隠れて見えない部分を示すために
部分的に切り取って、略図的に示したものである。
図6は、本発明の構成要素を斜視図により略図的に示
したものである。
図7は、本発明の好適な形態における構成要素のある
部分に対するパターンを平面図により略図的に示したも
のである。
図8は、本発明の他の形態における構成要素の斜視図
を略図的に示したものである。
図9は、本発明の他の形態における種々の構成要素の
相互作用や共働作用について略図を示したものである。
図10は、本発明の他の形態における構成要素を斜視図
により略図的に示したものである。
図11は、本発明の他の形態における構成要素につい
て、部分的に切り取って、側面図により略図的に示した
ものである。
図12は、本発明の他の好適な形態における構成要素に
ついて、ある部分は目に見えないところを破線で示し
て、側面図により略図的に示したものである。
図12Aは、図12に示した本発明の好適な形態における
構成要素について、ある部分は一部切り取って、正面図
により略図的に示したものである。
図13は、本発明の他の形態における構成要素を斜視図
により略図的に示したものである。
図14は、本発明の他の形態における構成要素につい
て、ある部分は切り取って、側面図により略図的に示し
たものである。
図14Aは、図14に示した本発明のこの形態における構
成要素の詳細な部分について拡大断面図を示したもので
ある。
図14Bは、図14に示した本発明の構成要素の拡大正面
図を示したものである。
図15は、本発明の他の好適な形態における構成要素に
ついて、ある部分は目で見えないところを破線で示し
て、側面図により略図的に示したものである。
図16は、図15に示した本発明の他の好適な形態におけ
る構成要素について、ある部分は破線で目に見えないと
ころを示してまたある部分は一部切り取って、正面図に
より略図的に示したものである。
図17は、本発明の他の形態における構成要素につい
て、ある部分を切り取り互いに分離して、斜視図により
略図的に示したものである。
図18は、図17の構成要素をよせ集め、ある部分を切り
取って、側面図により略図的に示したものである。
図18Aは、本発明の好適な形態における構成要素につ
いて、ある部分は切り取って、一部は側面図および一部
は断面図により略図的に示したものである。
図19は、本発明の好適な形態における構成要素を平面
図により略図的に示したものである。
図20は、図4Aの多孔部材構成要素をただし底面図によ
り略図的に示したものである。
図21は、本発明の構成要素の他の形態を横断面図によ
り略図的に示したものである。
図22は、本発明の構成要素について、図21中の矢印22
−22の方向から見た断面を、平面図により略図的に示し
たものである。
図23は、本発明の他の形態における構成要素を正面図
により略図的に示したものである。
図23Aは、本発明の現状として好適な形態における構
成要素を正面図により略図的に示したものである。
図24は、本発明の皿部材構成要素の床部における望ま
しいスロープ構成の一例を描くために、この床部の好適
な形態の平面図を略図的に表したものである。
図25は、図4Aに示された本発明の他の形態における構
成要素のある部分について部分断面図を略図的に表した
ものである。
図26は、本発明の他の形態における構成要素につい
て、ある部分は破線で目に見えないところを示しまたあ
る部分は切り取って、側面図により略図的に示したもの
である。
図26Aは、本発明の好適な形態における構成要素につ
いて、ある部分は壊しまたある構成要素の2種類の位置
を示すためにある部分は破線で示して、部分側面図によ
り略図的に示したものである。
図26Bは、本発明の好適な形態における構成要素につ
いて、ある部分は壊しまたある構成要素の2種類の位置
を示すためにある部分は破線で示して、部分側面図によ
り略図的に示したものである。
図27は、本発明の好適な形態における構成要素の他の
形態を略図的に表したものである。
図28は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、ある部分は壊しまたある部分は破線で概略を示し
た、正面図を示したものである。
図29Aは、本発明の汚物収集容器の他の形態につい
て、その容器の正面から見た特徴を示すためにある部分
は切り取り他の部分は破線で目に見えないところを示し
た、背面図を示したものである。
図29Bは、本発明のすすぎ液容器の他の形態につい
て、その容器の正面から見た特徴を示すためにある部分
は切り取り他の部分は破線で目に見えないところを示し
た、背面図を示したものである。
図30は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、ある部分は切り取りまたある部分は概略を示して、
斜視図により略図的に表したものである。
図31は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、図30中の矢印31−31の方向から見た断面を、側面図
により略図的に示したものである。
図32は、図30中の矢印32−32の方向から見た部分的な
拡大断面を、側面図により略図的に示したものである。
図33は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、図30中の矢印33−33の方向から見た断面を、側面図
により略図的に示したものである。
図34は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、図30中の矢印34−34の方向から見た部分的平面図に
より略図的に示したものである。
図35は、本発明の好適な形態における構成要素の斜視
図である。
図36は、図30に示された本発明の好適な形態における
構成要素の斜視図である。
図37は、図30に示された本発明の好適な形態における
構成要素について、ある部分は省略しまたある部分は切
り取りさらにある部分は目に見えないところを破線で示
した、斜視図である。
図38は、本発明の好適な形態における種々の構成要素
の相互作用や共働作用について略図を示したものであ
る。
図39は、本発明の好適な形態における膨張可能な種々
の構成要素に圧縮ガスを移送するための導管について略
図を示したものである。
図40は、本発明の好適な形態における構成要素を斜視
図により略図的に示したものである。
図41は、本発明の好適な形態における気流変換バルブ
構成要素について、異なる運転モードにそれぞれ対応し
た種々の構成を略図的に示したものである。
図42は、本発明の好適な形態におけるすすぎ洗い溶液
容器、廃物容器および仮貯蔵タンクと連結して使用され
る液位検知構成要素の好適な組み合わせた略図的に示し
たものである。
図43は、本発明の好適な形態における構成要素を側面
図により略図的に示したものである。
図44は、本発明の好適な形態における構成要素を側面
図により略図的に示したものである。
図45は、本発明の二位置三ポート、真空分流弁構成の
好適な形態の斜視図である。
図46は、図45中の矢印46−46の方向から見た部分断面
の側面図である。
図47は、本発明の好適な形態における構成要素につい
て、図45中の矢印47−47の方向から見た断面の平面図に
より略図的に示したものである。
図48は、双方向を向くサックの、ある部分は切り取
り、またある部分は概略を示した、斜視図である。
図49Aは、本発明の好適な形態におけるリザーバ/セ
パレータ構成要素について、ある部分は切り取り、また
ある部分は概略を示して、略図的に示したものである。
図49Bは、本発明の好適な形態における構成要素につ
いて、図49A中の矢印49B−49Bの方向から見た断面の平
面図により、ある部分は切り取り、またある部分は概略
を示して、略図的に示したものである。
図49Cは、本発明の好適な形態における構成要素につ
いて、図49A中の矢印49C−49Cの方向から見た断面の正
面図により、ある部分は切り取り、またある部分は概略
を示して、略図的に示したものである。
図49Dは、本発明の好適な形態におけるリザーバ/セ
パレータ構成要素について、斜視図により略図的に示し
たものである。
発明を実施するための最良の形態 ここで、本発明の好適な形態について詳細な説明を行
う、この中で一つあるいはそれ以上の実施例が添付の図
面に描かれている。各実施例は発明の説明のために成さ
れたもので発明を限定するものではない。実際に、本発
明の範囲と精神にとることなく種々の修正や変更が可能
であることが、当業者にとって明らかであろう。たとえ
ば、一つの形態のなかで描かれ述べられている特徴を他
の形態に適用し、さらに別の形態とすることも可能であ
る。したがって本発明は、添付の請求の範囲およびそれ
らと等価なものの範囲内で生じる修正および変更も包含
するものとする。
本発明によれば、低空気漏洩の支持装置において、こ
の支持装置の患者支持面上に少なくともからだの一部を
支えられている患者からの汚物の処理手段を有する支持
装置が提供される。図1の30は低空気漏洩の患者支持装
置の好適な形態を指すもので、この装置30の患者支持面
によって少なくとも部分的に支えられている患者からの
汚物を処理する手段を有するものである。従来からそう
であるように、ベッド30には圧縮ガスで膨張可能に構成
された複数のサック44を維持する頑丈な手段を有するフ
レームが備えられている。ここに形態で示され図1およ
び図1Aに例示されたように、フレームは下部フレーム34
と上部フレーム36を有する。下部フレーム34と上部フレ
ーム36は例えばそれぞれ向かい合う一対の頑丈な管状フ
レームレール38から成り本発明の種々の構成要素を維持
できる。図1Aに例示されるように、各管状フレームレー
ル38は長方形の構造でフレームレール38の高さをなす内
側壁40を備え、これはフレームレール38の幅を構成する
上側壁42に対して直角をなすように配置されている。こ
こで形態に示され図1に例示されたように、上部フレー
ム36は、フレームによって維持されている膨張可能な複
数のサック44を頑丈に下から支える。図1を無用に複雑
にしないように、連接部分は特に図示していない。同様
に、エアーサック44の端壁の外側表面に付けられたスナ
ップに通常はサイドパネルが固定されているが、図面を
無用に複雑にしないように第1図には示さなかった。し
かし、このようなサイドパネルの例は、Goodwinによる
米国特許4745647号、同4768249号、Hargestらによる同4
914760号、同4942635号、Goodwinによる同4949413号、T
homasらによる同4949414号、Blanchardによる同5035014
号、Goodwinによる同5051673号に開示されている。本説
明によって、これらの各特許に開示されたサイドパネル
はすべての本願にも利用され得る。
エアーサック44の製造、構成によって患者のからだの
少なくともある部分−第一部分−に対応する支持面が決
められる。この支持面はサックが圧縮空気で膨張したと
きフレームの上で患者を支える。フレームやサックにつ
いて、またフレームの連接やサックに圧縮空気を供給調
整することについての詳細は、上に引用した米国特許に
おいて一度あるいはそれ以上説明されている。
本発明によれば、患者の世話および治療に関連して汚
物を処理する手段が提供される。本発明の汚物処理手段
は種々の汚物に対して有効であり、汚物とは、患者の失
禁、入浴、患者の傷の洗浄、緊急治療などのとき生ずる
汚物が含まれるが、これらの限定されるものではない。
さらに、本発明の汚物処理手段はさまざまな形態をと
り、種々のベッド、環境、利用者に適合する。例えば、
汚物処理手段の一つの形態としては、車椅子の利用を余
儀なくされている患者の失禁を処理する場合がある。別
の形態としては、非常に皮膚がかぶれやすい患者の入浴
装置として使われる場合がある。さらに別の形態として
は、病院の緊急処置室では、このような環境において生
じる血液、他の体液、処置したときの流体物を扱いなが
ら負傷者が処置されるが、この処置室の設備のなかで作
業面(working surface)として使われる場合もある。
本発明の汚物処理手段を判りやすく示すために、ある患
者を仮定してその患者の汚物処理手段について述べるこ
とにする。この患者のからだは低空気漏洩患者支持装置
の支持面に少なくとも部分的には支えられている。した
がって、図1の32は低空気漏洩ベッド30に患者がいると
きの汚物処理手段の一形態のことを指す。
本発明によれば、この患者の少なくともある部分はこ
の汚物処理手段に支えられているが、この汚物処理手段
は、患者に関しておこる事態から生じる汚物を受け入れ
て(捕捉して)除去し、そして処分のために容器に入れ
るというそれぞれの手段を提供するものであり、この事
態とは患者の失禁や入浴あるいは患者治療の間に起こる
ものいずれでもよく、またこの汚物処理手段の運転につ
いては、汚物の生じるような事態に先だって患者自身が
動いて協力する必要もなく、汚物の生じるような事態に
先だって患者を前以て動かしておく必要もなく、さらに
汚物の生じるような事態に先だって汚物処理手段の部分
を動かす必要もない。
患者の少なくともある部分−第1部分−が、例えば低
空気漏洩ベッド30のような患者支持装置内で支えられて
いると、汚物処理手段に含まれる支持手段は、少なくと
も第1部分とは異なる部分−第2部分−を支えるように
なっているのが望ましい。患者の第2部分を支えるレベ
ルは、患者がどちらにも傾いていない中立面で支えられ
るように決められているのが望ましい。筋肉/骨の組織
が均等になるように、すなわち筋肉が緊張状態にならな
いようにからだが支えられたとき、からだは中立面にあ
る。したがって患者の第2部分は、他の部分が患者支持
装置によって保持されるような方法と共存できるような
レベルで支えられるのが望ましく、つまり実質的に患者
支持装置のフレーム上部と同じ高さで支えられるのが望
ましいということである。したがって、第2部分を支え
る支持手段によって、患者支持装置の支持面と実質的に
共存できるように構成され配置された患者を支える面−
第1面−が決まる。例えば図1に示された低空気漏洩患
者支持装置30において、患者支持面は膨張可能なサック
44の上部表面46が複数集まってできている。患者の失禁
に応じるための汚物処理手段の形態においては、患者の
からだの第2部分に、患者の排泄器官をなす部分が含ま
れていることが好ましい。さらに、患者のからだの第2
部分の支持手段は患者支持装置30の患者支持面46と「同
一面」で患者のからだの第2部分を支える仕組みになっ
ていることが好ましい。このとき、「同一面」という語
句は、厳密な平面というより支えられている患者のから
だの外側の輪郭に沿った面のことを指す。
患者のからだの第2部分を支える支持手段には、患者
のからだの第2部分の重量を保持する支持部材がある。
支持部材がこの重量を保持するとき、圧力放出しながら
患者のからだの第2部分を支持できるようになってい
る。このようにして汚物処理手段の支持部材は低空気漏
洩ベッドと組み合わせて、圧力放出しながら患者のから
だ全体を支持できるようになっている。
図2,図2Aおよび図5に例示された一形態のように、汚
物処理手段の支持部材は支持気嚢48の形をとってもよ
い。図30〜図34に例示された好ましい形態のように、汚
物処理手段の支持部材は、支持気嚢48と同様の構成で作
られた支持気嚢548の形をとってもよい。両方の支持気
嚢の間の主な違いは、支持気嚢548の周縁近傍に配置さ
れた充填シリンダ563である。支持気嚢48,548は、圧縮
空気を内蔵できる気密性の高い容物をなすように構成さ
れた柔軟で弾力のある材質でできている袋である。この
ように構成することによって、支持気嚢48,548に含まれ
るガス、典型的なものとしては空気の圧力を変えること
によって、支持気嚢48,548の剛性を変えることができ
る。抗菌材質については、支持気嚢48,548を形成する柔
軟な材質に直接混入するおよび/または支持気嚢48,548
を形成する柔軟な材質の表面に永久結合することが可能
である。
支持気嚢548の構造は支持気嚢48の構造と同じで以下
のようなものである。図5に例示されているように、支
持気嚢48は上片49および下片51の2片から形成されてい
るのが好ましい。図2Aおよび図5に例示されているよう
に、支持気嚢48の上片49は一体構造となっていて、複数
の円柱状突起50および突起50間を区別し、支持気嚢の上
部床を形成する接合床部52をなすものである。下片51は
支持気嚢の基底部54に対する連続した平面状の裏面をな
し、上片49に、周辺の境界部分53のところで連続的に接
着され、さらに周辺部から離れた中心側の選択された点
55のいくつかにおいても接着されている。
図5に例示されているように、支持気嚢48の上下片4
9,51の各片は浸せき成型で形成されるが、このとき、あ
る種の成型用の道具を用いて支持気嚢48の非連続接着点
55を決定する。上片49は、周辺部53と非連続接着点55を
高周波(RF)接着や接着剤結合することによって、下片
51に気密状態で付着する。この種の構造はシリンダ50間
に空気のながれを起こすように広い開口域をなす通路56
がある。この広い内部通路56は一個あるいはそれ以上の
共同管継手58から空気を迅速に分配し各シリンダ50に導
入する。したがって、支持気嚢48は即座に順応してシリ
ンダ50間の圧力を均等にする。さらに、通路56のサイズ
は大きいが、CPRを行うために支持気嚢から急激に空気
を抜くのになんら障害となるものではない。
支持気嚢の他の好適な形態を図19および図39に例示し
た。この形態では、前述の袋48および548のようにつく
られており、3つの別々に膨張可能な領域X,YおよびZ
が、連続した周縁のシールされた境界部分53によってな
される。図39(図19の平面図には図示されていない)は
略図的に示されているように、各領域X,YおよびZは空
気入れ管継手533を備え、ここを通って圧縮空気がブロ
ワ304から供給される。各領域の長さによって、各領域
X,YおよびZはそれぞれ(後述の)廃液孔66と適合する
孔72を備えることができる。本発明の汚物処理手段が接
合面で保持されているときは図19および図39に示された
支持気嚢の形態が望ましい。そして、袋48の領域X,Yお
よびZはそれぞれこの接合面の分離接合部分で保持する
ことができる。支持気嚢48の図19の形態が、図1図に例
示された低空気漏洩ベッド30に利用され、ベッド30の領
域Xがふくらはぎ部分に対応するならば、ベッド30の領
域Yは腰の部分に対応し、領域Zは胴体の部分に対応す
る。また、患者の清拭や病院の緊急処置室の設備で負傷
患者を治療するために、図19の支持気嚢48の形態は低空
気漏洩面にも有効に使われる。
本発明の支持気嚢48,548を作る浸せき成型製造技術の
別のものとしては、Grebeによる米国特許4698864号、同
4541136号、同3605145号、同3870450号および同4005236
号に一箇所あるいはそれ以上で述べられている。本説明
によって、これらの各特許に開示された製造技術はすべ
て本願でも利用され得る。しかしながら、これの特許の
なかで述べられた製造技術についはより多くの開口通路
56がシリンダ50間に提供されるように変更されているこ
とが望ましい。
図19に示したシリンダ50を伴う支持気嚢48についての
説明は、図30に例示されたシリンダ550を伴う支持気嚢5
48にもよく適応する。上述した図5にも略図的に描かれ
ているように、支持気嚢48は複数の筒状ポケット50を構
成し、シリンダ50すなわち突起50について言及したよう
に、これらは空気で膨張可能になっており、空気の充填
した筒状のカラム50となる。空気の充填した筒状のカラ
ム50は圧力放出を行うシリンダである。図2,図4,図5お
よび図19の例示では、それぞれの筒状のカラム50は円形
の横断面をもっている。しかし、三角形、正方形、長方
形、五角形、六角形、あるいは他の多角形、もしくは曲
線を閉鎖してできた形でもよい。
支持部材のそれぞれの筒状カラムは、非連続の支持突
起50をなし、この突起は互いに近接しているが、接する
ことはなく所定の並び方をとっている。図2,図4,図6お
よび図19に例示されているように、それぞれの支持突起
50(図30では550)は、患者支持面60(図30では560)を
構成する自由端をもっている。各突起50の患者支持面60
はそれぞれ本発明の汚物処理手段の利用者のからだの第
2部分の重量を支えるように配置されている。失禁処理
の形態に本発明を実施する場合、排泄器官をなす患者の
からだの部分が支持部材の患者支持面60の支えられるよ
うな位置になっているのが好ましい。各筒状のカラム50
内の空気圧は、本発明装置が用いられたベッドやそれに
類する構造物のある特定の患者支持域(図19および図39
に例示)内にあるカラムの圧と同じである。
支持部材の他の形態では、弾力あるフォーム部材で形
成された支持クッションでもよい。しかし、このような
形態はCPRを行うために剛性の高い面を要するような場
合にはふさわしくない。支持部材の一形態としての支持
クッションの剛性を変化させるには、もともとクッショ
ンを製造するときに、形成するのに用いられた弾力のあ
るフォームのもつ密度や組成を変えるだけでよい。支持
部材のひとつの形態としての支持クッションの構成は、
支持気嚢48について上述したのと同様で、複数の互いに
はなれた筒状突起50を備える。
支持部材の個々の形態でのシリンダ50がある定まった
パターンに従って並びしかも各シリンダが同様に構成さ
れているとすると、支持部材のサイズや構成が一個ある
いはそれ以上のパラメータで決定される。これらのパラ
メータには次のようなものがある:シリンダ50を形成す
る材質の剛性/柔軟性比率(支持部材は膨張可能な形態
をとり、支持部材の操作圧力もまた考慮しなければなら
ない);接合床部分52(図18A,図31および図32では55
2)から支持面60(図31および図32では560)までのシリ
ンダの高さ;各シリンダ50の自由端によって構成される
支持面60の面積;支持部材の単位面積あたりのシリンダ
50の本数;および/またはシリンダ50の支持面60によっ
て占められる面積対支持面60とシリンダ50間の同じ高さ
でのギャップによって占められる面積の相対百分率など
である。支持部材とその突起50の構成上の設計値、例え
ばサイズや形状は特定の要求に従って決定される。
基本設計要件は界面圧力に関わる。界面圧力とは、支
持部材の各突起50の支持面60によって決まる支持面域に
よって患者のからだにかかる圧力のことである。界面圧
力は毛管閉鎖しきい値圧力より低圧に維持されなければ
ならないが、このしきい値圧力についてほとんどの患者
の場合32ミリメートル水銀柱というのが多くの権威者の
一致するところである。患者の腰を支える部分に最大の
圧力がかかるようにベッドのヘッド部分を接合したとき
ですら、しきい値圧力を越えてはならない。したがっ
て、それぞれのシリンダ50の支持面60によって決まる支
持面域は、シリンダ内の圧力を32ミリメートル水銀柱以
下に維持でき、その結果シリンダの支持面とそこで支え
られている患者との間の界面圧力も32ミリメートル水銀
柱以下に維持できる程度に十分大きくなければならな
い。患者のからだの第2部分と接触するシリンダの支持
面60によって構成される支持面域が大きくなるにつれ、
患者のからだにかかる界面圧力は低くなる。患者のから
だと接触するシリンダ50の支持面60の表面積のすべてを
合わせた値を、支持部材の単位面積あたりのシリンダ50
の本数および各シリンダの自由端のそれぞれの支持面60
の面積によって異なる。この計算値はまた、支えられる
患者の予想体重と身長(体重の方が身長よりその影響は
大きい)によっても異なる。
一方は支持面60を含む平面においてシリンダ50間のギ
ャップによって占められる面積、他方はシリンダ50の自
由端の支持面60によって占められる面積、この両者の間
には相関的な引合がある。後述する本発明の説明から明
らかとなるように、最大の排液能力と排液のしやすさを
得るためには大きいギャップの面積が望ましい。しか
し、前述したように、シリンダ50の支持面60の面積が大
きくなるにつれ、シリンダ50の支持面60と患者のからだ
との間の界面圧力は低くなる。
本発明において、支持気嚢48,548の突起の並び方のパ
ターンは、製造規準、患者支持規準およびこの装置が使
用される環境に応じて選ばれる。患者支持規準について
は、シリンダの支持面積対シリンダ間の間隔としていわ
ゆる「支持比率」が1以上であることが望ましい。した
がって、2.33なる支持比率は(支持面面積70%対シリン
ダ間のギャップ面積30%)好ましい値といえる。したが
って、シリンダ内の内部圧力が低くても任意の体重や体
表面積の患者を支えられる。図7に例示されているよう
に、シリンダ50の並べ方の適切なパターンのひとつに各
シリンダ50が隣接する6つのシリンダ50に囲まれてでき
た六角形のパターンがある。しかし、図5に部分的に例
示されているように、他の適切なパターンとしては、各
シリンダ50が隣接する4つのシリンダ50に囲まれてでき
た四角形がある。四角形のパターンは支持比率が低く、
支持面50%程度でシリンダ間の間隔は50%程度である。
四角形のパターンにおいては、シリンダ50は直線上にカ
ラムのようにならんでいる。
シリンダに対する設計要件の他の要素は、シリンダが
荷重下でどの程度まで曲げられるか、つまり個々のシリ
ンダの圧縮されやすさを考慮することである。設計要件
は、それぞれのシリンダ50に十分な高さを与え、体重の
大きい患者を支えるときに、圧力放出を起こさない、つ
まり膨張していない面まで患者を下落させないようにな
っている。前記したように、支持部材のシリンダ50の支
持面60は、ベッド30あるいは他の患者支持構造物の患者
の他の部分を支える支持面46と同一面になるように構成
されており、これは境界を共有する水平レベル上の同一
平面となるように意図されている。
前記したように、患者のからだがどちらにも傾かない
中立面にあるとき、筋肉/骨の組織が均等になり、筋肉
は緊張状態にないことになる。患者のからだが中立面で
維持されているとき、圧縮空気の入ったシリンダ50は、
たとえ患者の体重が大きい場合も患者のどの部分であっ
ても下落させないように支えることが可能となるように
構成されていることが望ましい。したがって、シリンダ
は変形に対応できるだけの高さが十分にあり、シリンダ
50によって支えられている患者の腰部(からだの中で最
も重い部分)を、変形後もなお維持しなければならな
い。本発明の支持部材のシリンダ50は、各シリンダの変
形が約4インチ以内となるように構成されているのが好
ましい。したがって、本発明の支持部材のシリンダ50
は、5インチ以上の高さがあれば好ましい。このように
すると、シリンダはからだの位置を適切に保ちながら、
シリンダの圧縮変形に対応でき、シリンダの下側の膨張
しない面まで患者を下落させることはない。
さらにシリンダ50の構成に関し示される事柄として
は、断面が小さく背の高いシリンダが曲げやすく、した
がって不安定になるということがある。したがって、シ
リンダは不安定になるほど横断面積と相対して高すぎて
はならない。シリンダの高さの断面の直径に対する比率
は、「縦横比」として知られている有効なパラメータで
ある。本発明において、縦横比は1に極めて近く保たれ
るのが望ましい。5インチ以上というシリンダの高さ
で、縦横比がおよそ1となるようにするには、円形断面
の各シリンダの直径が4インチ程度にすべきであり、好
ましくは4から4.5インチの範囲内にあるようにする。
体重が300ポンドに至るような患者の場合、支持部材
のシリンダ50の高さは約5インチ、シリンダの円形断面
の直径が4から4.5インチ程度にして、シリンダ間のギ
ャップの面積に対するシリンダ50の支持表面面積の比率
についてはシリンダ50の支持表面60の面積が70%でシリ
ンダ間のギャップの面積が30%にすると望ましい。
本発明によるとさらに、第2部分を支える支持手段に
おいて少なくとも第2部分を支えられている患者の失禁
事態、入浴、傷の洗浄および緊急処置などから生じる汚
物を捕捉する手段が提供される。この捕捉手段は第2部
分を支える支持手段に支えられているのが望ましく、患
者のからだの第2部分と第2部分を支える支持手段との
間に支えられているのが望ましい。
図30から図33は捕捉手段の好適な形態として皿部材56
2を示したものである。これは支持部材548の支持シリン
ダ550の少なくとも自由端の構成に無理なく対応できる
ように構成されている。皿部材562には、斜めに切り欠
かれた複数の筒部561があり、支持気嚢548の複数の少な
くとも自由端560と支持突起550の上部とを無理なく受け
とめている。皿部材の高さは、からだの位置を適切に保
ちながら、患者を下落させることなく広範囲にからだを
垂直移動させても対応できるような高さに設計されなけ
ればならない。
捕捉手段の他の形態として好ましくは、図1(目に見
えないところを破線で示した)や図2,図2A,図3,図4,図
9,図17,図18および図24に略図的に例示した皿部材62が
ある。皿部材62は皿部材562と同様な構成で形成されて
いるが、周縁付近に支持気嚢548の充填シリンダに対応
する部分が付け加わっている点が異なる。図2A,図3お
よび図4に例示されているように、皿部材62は支持部材
48の少なくとも自由端の構成に無理なく適合するような
構成になっている。したがって、図2および図2Aに例示
されているように、皿部材62は斜めに切り欠かれた複数
の筒部61があり、支持気嚢48の少なくとも複数の自由端
と支持突起50の上部とを無理なく受けとめている。
皿部材62,562は柔軟な材質で形成されていて、堅い支
持面上でCPR処置を行うため支持気嚢48あるいは548を収
縮させたい場合にこれを潰して平面状にしても、皿部材
62,562が何ら実質的な障害とならないようになってい
る。皿部材62,562を形成するのに望ましい材質は、極め
て柔軟性が高く厚さ約20ミリメートルのエラストマーの
ような液体不透過性のものである。皿部材上部表面(支
持部材のシリンダ50,550を受けとめる下部表面と背中合
わせになっている)が、疎水性で摩擦が小さい材質で形
成されているか、あるいはその材質の一種類またはそれ
以上の種類の層でコーティングされていて、液状汚物を
一つあるいはそれ以上の数の孔(後述する)に向かって
確実に重力排液させ易くなっていることが望ましい。適
切なコーティング材質はポリウレタンとシリコーンの混
合物であり、その混合比率は、ペンシルバニア州、エリ
ーのLoad Corp.から入手できる湿気をもたせながら保護
されているウレタン、CHEMBLAZEV−300(商品名)94グ
ラム、Load Corp.から入手できる触媒、CHEMGLAZE 9995
(商品名)6グラム、ミシガン州、ミッドランドのDow
Corning Corp.から入手できるDC−200(商品名)6グラ
ムである。
図2において矢印4−4で示される中央線についての
断面図である図4、さらに図2,図2Aおよび図9などに例
示されているように、皿部材62には床部64があればなお
好ましい。皿部材62が支持気嚢48を覆い皿部材62の対応
する切り欠かれた筒部61(図2)に支持突起50が受けと
められるようになっているとき、床部64は支持突起50の
支持面60の下に配置されている。図31から図33に示され
た好適な形態においては、皿部材562が支持気嚢548を覆
い、皿部材562の対応する切り欠かれた筒部561に支持突
起550が受けとめられるようになっているとき、床部564
は支持突起550の支持面560の下に配置されており、皿部
材562はこの床部564と同様に構成されている。
さらに、図1,図2,図4,図9および図24に略図的に例示
されているように、皿部材62に、床部64を通過するよう
に1個以上の排液孔66が設けられているのが好ましい。
同様に、図30,図33および図34に例示されているよう
に、皿部材562にも、床部564を通過するように1個以上
の排液孔566が設けられているのが好ましい。床部64,56
4の傾き、すなわち高さ勾配とは、それぞれの排液孔66,
566に近づくにつれ、あるいは離れるにつれ、床部64,56
4の高さが変化する率のことである。切り欠かれた筒部6
1,561がそれぞれの床部64,564と交わる角度は、この床
部64,564の傾きすなわち高さ勾配で決まる。図4および
図30から図33の実線さらに図1の破線で例示されている
ように、皿部材は、皿部材62,562の周縁部からそれぞれ
の排液孔66,566に向かって下り坂になっていることが望
ましい。排液孔はこの下り坂の高さ勾配のなかでもっと
も低い位置になる。したがって、図4に示され、図24に
略図的に例示されているように、皿部材62の望ましい構
成では、中央に1個の排液孔66を有し、床部64は周縁部
から排液孔66のある中央に向かって下り坂になってい
る。第31から33図に例示されているように、床部564の
排液孔566に向かう傾きも同様の構成である。
図24は床部64の好適な構成を示すために、長方形の皿
部材62の平面図を略図的に表したものである。4本の実
線31が排液孔66から出て、皿62の床部64を三角形A,B,C
およびDに4分割した。例えば皿62が低空気漏洩ベッド
30に設けられた場合、4分割された床部Aがベッドの足
元側に向かって配置され、4分割された床部Cがベッド
の頭側に向かって配置され、4分割された床部Bおよび
Dがベッドの縦長側に向かって配置される。望ましく
は、4分割された床部はそれぞれ水平面から排液孔66に
向かって、実質的に一定の勾配で傾いているのがよい。
ある形態では、4分割された床部Aが約8度、4分割さ
れた床部BおよびDが約13度、そして4分割された床部
Cが約15度の勾配である。
支持部材がヘッド30のような接合された支持構造物の
全長いっぱいに延びている形態では、下にあるベッド30
の連接のしかたに合わせてこの装置も曲げなければなら
ないので、1個またはそれ以上の追加の排液孔66が皿部
材62に備えることが必要となってくる。図19に例示され
たような多域袋部材48,548の形態においては、皿部材は
2個以上の排液孔66を備えることが必要となってくる。
支持気嚢548の図19の形態におけるそれぞれの孔72は分
離排液孔66と一致する。つまり、接合領域のひとつひと
つに排液孔66が備えられていることになる。本発明の形
態において、2個以上の排液孔66を有する場合、それぞ
れの排液孔66は床部の高さ勾配の最も低いところに配置
され、このことから汚物は重力によりこの各排液孔66に
向かって移動しやすくなる。
図18Aに示されている本発明の好適な形態において、H
alkey−Robertsの管フランジのような柔軟な管継手576
が皿部材562の排液孔566を通っており、ゴムカバー577
が管継手576のリップ部と皿部材562の床部564とに被さ
るようにして付いている。カバー577は、管継手576を通
る孔551とつながる孔539を有している。主管継手578に
は、うね部分579があり、これは柔軟な管継手576の内側
に脱着可能に取り付けられている。主管継手578のうね
部分579と反対側の端は外ねじがあり、ナット589の内ね
じ部分に確実にねじ止めされている。空洞管状の排液管
継手67の内部の流れは、排液管継手67の端管継手591が
ナット589で保持され、排液管継手の筒部分63がナット5
89の端部の孔553を通って延びているとき、皿部材562の
排液孔566と連通している。排液管継手67の端フランジ5
91と反対側の端は、タイラップ595などによって、汚物
排除管98の一方の端に連結している。柔軟な雌管継手57
6とそれに合う雄管継手とは、支持気嚢548の皿部材552
を通るように中央に作られた孔72に貫入されるように構
成されている。図2,図2A,図4および図4Aに示された皿
部材に適用するには、排液管継手とそれに接続するもの
が、上記のように構成できればよい。排液管継手67は、
皿部材62,562の排液孔66,566のそれぞれと連通している
ことが望ましい。
図17および図18に例示されている本発明の他の形態に
おいて、排液管継手67は排液孔66を通るようになってお
り、円錐台部分65から延びた筒部63を構成している。円
錐台部分65は、排液孔66付近の床部64と同じ角度で傾い
ているように構成されていることが望ましい。図18に略
図的に例示されているように、排液フランジ68は皿部材
62の床部64から筒状の延長部分をなし、排液孔66を越え
て延びている。排液フランジ68は皿部材62と一体構造に
なっていることが望ましい。排液管継手67は、排液フラ
ンジ68の内部を下に延びている筒部63とともに、排液孔
66内に延びている。捕捉管継手69は、排液フランジ68の
外側表面を滑り、捕捉管継手69と排液管継手67の円錐台
部分65の外側表面との間で排液フランジ68を捕捉する。
捕捉管継手69には踊り場構造71があり、これにより排液
管継手67のフリーエッジ73と排液孔66付近の皿床部64の
低層部との間の境界部分75は滑らかな境界部分で、この
境界部分75付近にどのような汚物液体も決してためな
い。ねじ部分77が排液管継手67の筒部63の外側表面にあ
り、ねじナット79を受け入れ、捕捉管継手69を管継手67
の円錐台部分65に取り付ける。排液管継手67の筒部63の
自由端81は支持気嚢48の基底部54を通る中央にある孔72
に貫入される構成になっている。図30から図34に例示さ
れた皿部材562に適用するには、排液管継手とそれに接
続するものが、上記のように構成できればよい。
図2および図3に例示されている他の形態において、
皿部材62は複数の格子構造74をなす。各格子構造74は、
皿部材の一部分にあたり、支持部材の支持突起50の1つ
1つが有する各支持面の上に配置されるようになってい
ることが好ましい。さらに図3に略図的に例示されてい
るように、各格子構造では多少盛り上がった部分が複数
集まって局部的な外部形状が定まり、この複数の盛り上
がった部分は窪んでいる仕切り部分によって、1つ1つ
が分離されている。各格子構造74のパターンの一例とし
て、図3に示されているような仕切り部分78は直線状で
盛り上がり部分76は四角形のパターンがある(図面が複
雑にするのを避けるために仕切り部分および盛り上がり
部分の一部だけを示した)。他の格子構造74では、図2
に示されているように、仕切り部分は中心点から放射状
に出ており、盛り上がった部はパイの形をとるパターン
もある。図2では図面を無用に複雑にするのを避けるた
め、皿部材62の上表面の一部をとって格子構造74を示し
ただけである。
格子構造74の仕切り部分78によって、フィルタシート
は皿部材の上に配置され、汚物流体はこのフィルタシー
トを通って皿部材まで容易に移動できる。この目的を最
も有効に果たすため、仕切り孔78の横幅をフィルタシー
トの孔径よりかなり大きいサイズにする。したがって、
フィルタシートの孔径を通過できる粒体ならばどんなも
のでも、フィルタシートと接触している皿部材の面に形
成された格子構造の仕切り部分78を詰まらせることはな
い。
図4Aに、また図20および図25には部分的に、例示され
ている支持部材および皿部材の他の形態では、支持部材
は皿部材462に完全に周囲を覆われた弾力のあるフォー
ム部材448でもよく、この皿部材462は弾力のあるエラス
トマー材質で形成された柔軟な入れ物である。エラスト
マーの皿部材462は2つの片、上部片449と下部片451と
が組み合わされてできている。組み合わされた2辺449,
451のそれぞれは浸せき成型で形成されていることが好
ましい。エラストマーの皿部材462の上部片449は、気密
性の継ぎ目463において下部片451に加熱し、接着コーテ
ィングでシールさせる。図25に例示されているように上
部片449は筒状フランジ468を延ばす排液孔466をなす。
下部片451は、排液孔466とフランジ468の自由端とで構
成、配置されている孔467をなす。ここで、フランジ468
はこの孔467内を通っており、しかも孔467に沿って下部
片451の底469まで気密性をもってシールされている。し
たがって、上部片449と下部片451とは合わさってフォー
ム部材448を取り囲む気密性のある入れ物を提供する。
図4Aに例示されているように、フィルチューブ458を通
って空気が導入されるが、フィルチューブはエラストマ
ーの皿部材462の下部片451に設けられ、バルブ459を用
いてその先端において取り付けられるようになっている
ことが望ましい。
上部片449は上述の皿部材462と同様の構成で形成され
ており、したがって斜めに切り欠かれた筒部61と同様の
構成の斜めに切り欠かれた筒部461が複数集まってい
る。この筒部461の一端部はそれぞれ実質的に平らな支
持面460となっており、局部的な排液孔466に向かって傾
いている床部464のある部分によって隣接する筒部461に
接続している。複数の平らな支持面460はすべてが同一
面にあることが好ましい。各支持面460は、前述の格子
構造74と同様に構成されている格子構造474を構成し、
疎水性でかつ摩擦係数の極めて低いポリマーで被覆され
ている。
ここに形態が示され、図4Aおよび図25に例示されてい
るように、フォーム部材448は、皿部材462の上部片449
において形成された床部464の下で直接支持を提供する
ように構成されている。フォーム部材448は、皿部材462
の上部片449の床部464に対応するように構成された上面
450を有する。フォーム部材448の上面450と反対側は実
質的に平らな底面452であり、これは皿部材462の下部片
451に対応されている。
フォーム部材448は、空気がフォーム部材を通過でき
るように空気の流れに対して透過性の大きい材質で形成
されていることが好ましい。しかし、図4Aに例示されて
いるように、フォーム部材448はまた垂直に延びる空気
の通路456が複数設けられていても有利である。各通路4
56は、フォーム部材448の上面450から底面452まで全長
にわたって延びている。皿部材462の上部片449によって
決まる斜めに切り欠かれた筒部461の1つ1つの下に各
通路456が配置されるように、フォーム部材448をエラス
トマー皿部材462の内部に構成することが望ましい。さ
らに図4Aおよび図20に略図的に例示されているように、
溝453がフォーム部材の底面452において各通路456のそ
れぞれの孔のところで十字交差し、底面452が水平面で
拡がる格子を作ることが好ましい。
圧縮空気がフィルチューブ458を介して皿部材462の下
部片451に供給されるとき、その空気はフォーム部材448
の底面452の溝453を通過し、フォーム部材内で垂直に延
びる各空気通路456を上昇する。そして、圧縮空気はエ
ラストマー部材462の上部片449で定まる斜めに切り欠か
れた筒部461に充填される。さらにフォーム部材448は十
分圧縮されやすいので、エラストマー皿部材462から圧
縮空気が抜かれても患者の重量で支持部材は圧縮される
ことが可能である。さらに図20および図25に略図的に例
示されているように、フォーム部材448は排液孔470をな
す。筒状排液孔フランジ468はフォーム部材448の排液孔
470を通って皿部材462の孔467を通過し、下部片451の底
面469にシールされる。その後、前記した形態の排液管
継手67が、排液孔466,470さらに孔467を通過でき、その
内部に固定される。例えば、捕捉管継手69とナット79と
は筒部63の上を摺動してねじ止めされ、さらに上部片44
9、フォーム部材448および下部片451を円錐部分65と捕
捉管継手69との間で挟む。
さらに本発明によれば、捕捉手段は皿部材の上部にあ
り、皿部材よりの患者のからだの第2部分に近接した液
体透過フィルタシートを備えることが好ましい。ここに
形態が示され、図2および図2Aに例示されているよう
に、液体透過フィルタシート80は皿部材62の前記格子構
造74部分によって皿部材62の上部に渡されるように配置
され、支持部材の支持突起50の支持面60に対応するよう
になっている。したがって例をあげれば、フィルタシー
ト80(図2),580(図30)は、それぞれの支持気嚢48
(図2),548(図30)の膨張可能な筒50(図2),550
(図3)に支持されている柔軟な皿部材を覆っている。
フィルタシート80(図2),580(図30)は、捕捉手段の
一部分をなし液体を透過させるようになっている。
このフィルタシートは便のようなより大きな固体汚物
物質を残し、皿部材62,562や排液管継手67(および後述
する汚物を移送する導管類)に詰まらないように、ろ過
器として機能する。ここに形態が示され、図2および図
30に例示されているように、フィルタシート80,580は、
フィルタシートを形成する繊維84間に個々の形態で複数
の小孔82を有した布地構造をなす。孔82のサイズは大変
小さく、単位面積あたりのフィルタシート80,580の数は
かなり多いが、孔を通過する排液速度が大きくなりすぎ
る程には孔のサイズを小さくしない。孔82によって、フ
ィルタシート80,580を通過し、皿部材62,562の床部64,5
64まで流体が容易に流れるようにしたことによって、フ
ィルタシート80,580は液体透過性を有するようになっ
た。しかし、孔82は大変小さいので大きな固体汚物は通
過できない。さもなくば、柔軟な皿部材62,562や排液管
継手67あるいは汚物排除管98を閉塞してしまうであろ
う。孔82を含むフィルタシート80,580の液体が透過する
部分は、必要に応じて織物材料や紡織連続繊維(spun b
ond continuous fibers)で作成できる。
図30に示されたフィルタシート580の形態において
は、複数の補助排液孔585がフィルタシート全体にあ
る。このような排液孔585が未完成の穴をレーザや水噴
射でカットされたもので、0.16インチ程度の直径を持
つ。そして、この穴は均一に離れていて、1.25インチ×
2.5インチの各長方形パターンにおいて、隣り合う孔の
中心間の距離が約1.25インチである。二つの長方形パタ
ーンは、一方の長方形の角は他方の長方形の中心に位置
するように互いに重なり合っている。フィルタシート58
0には、織物材料や紡織連続繊維で作成されたセンター
パネルそして孔82および排液孔585を含む重なったパタ
ーンの部分に加えてさらに、センターパネルの両側にサ
イドパネル586が設けられている。各サイドパネル586
は、Caldersonシームとして比較的知られている降り伏
せ縫いされた平らなシーム588によって、センターパネ
ルの側縁に結合されていることが望ましい。各サイドパ
ネル586は、綿50%、ポリエステル50%の布地織物で作
成されていることが望ましい。
運転中に、フィルタシート80,580は、患者からの流体
を汚物処理手段の皿部材まで自由流れさせるドローシー
トの機能も果たす。したがって、フィルタシートを作成
する材質は今迄の病院のドローシートの引っ張り強さ以
上の引っ張り強さを有していなければならない。さらに
またフィルタシートを作成する材質は、摩擦係数が非常
に小さくあるべきで、カナダ国、モノトリオールのCons
oltexから入手できる、HY.TEX(商品名)のような材質
の摩擦係数と同じ、おしくはそれ以下の値である。摩擦
係数が非常に小さいとフィルタシートをドローシートと
して使用し易くなる。フィルタシートは多数の洗濯に耐
えられなければならず、また抗菌性のみならず細菌増殖
防止性、低アレルギー性、難燃性があり、臭気が発生し
にくく、さらに疎水性で速乾性の材質で作成されるべき
である。フィルタシートはまた、尿や便、さらに病院関
係で通常使用される流体などの汚れが予期されるような
環境において、繰り返し使用されても汚れにくいような
材質で作成されるべきである。適切なフィルタシート8
0,580の液体透過性の少なくともセンターパネル部分
は、ナイロンやポリエステルの114ピックフィルタメッ
シュ布地のような単繊維プラスチックで作成されること
が望ましい。フィルタシートに抗菌性を持たせることは
可能である。例えば、抗菌性物質をフィルタシートを形
成しているプラスチック材質にしみこませることができ
る。
図2に示された他の形態では、フィルタシート80は小
孔82の集まる箇所のまわりに連続境界線を形成する強化
エッジ86を有している。図2に例示されているように、
境界部86のフィルタシート80の両側に強化孔87が形成さ
れ、ドローシート機能を発揮させるためにオペレータの
手に対応するように構成されている。図2および図2Aに
部分的に例示されたさらに別の形態では、フィルタシー
ト80にはハンドルやグリップ88が設けられていてもよ
く、これらは縫製や鋲打ち、接着材、ベルクロ(velcr
o)などの従来方法で、フィルタシート80の両側の境界
部86の外側表面に固定される。
さらに本発明によれば、皿部材の上部から離れないよ
うにフィルタシートを固定させておく手段が脱着可能に
備えられている。しかし、この脱着可能な固定手段は、
病院のスタッフがわずかな手作業をするだけでフィルタ
シートを固定された位置から離すことが可能となる。こ
こに形態が示され、図30から図32に例示されているよう
に、フィルタシート580の各サイドパネルには、フィル
タシートの外側表面に沿って水平方向に面ファスナ基体
581がある。図30に示されたように、サイド付属パネル5
23の一端には、このパネルの内側表面に沿って垂直方向
に延びる面ファスナ基体582が付けられている。他の三
枚のサイド付属パネル523の垂直に配置された面ファス
ナ基体582のそれぞれが、フィルタシート580の両方のサ
イドパネルのエッジ付近に保持された面ファスナ基体58
1の対応する水平部分とかみ合うように、他の三枚のサ
イド付属パネル523が設けられている。対応する水平基
体581と垂直基体582が交差することにより、フィルタシ
ートの端が4つのサイド付属パネル523の端と一直線上
に並ばなくとも、フィルタシート580は確実に固定され
る。基体581,582は互いに噛み合ってフィルタシート580
を適切な位置に収め、しかもフィルタシート580がドロ
ーシートとして使用されるときは常にフィルタシート58
0を簡単に外すことができるようになっている。
さらに図32に示されたように、各サイド付属パネル52
3の内側表面には、複数のスナップ536が設けられてお
り、アダプタシェル528(後述)をなす半分の高さの折
れ曲がったクッション510の外側端壁表面に設けられた
複数の第2スナップ521と組み合わされる。同様に図30
に示すように、各サイド付属パネルの内側表面522にも
複数のスナップ536が設けられており、溝付きクッショ
ン509およびアダプタシェル528(後述)をなす半分の高
さで折れ曲がったクッション510の両クッションの外側
端壁表面に設けられた複数の係止スナップ521と脱着可
能に取り付けられる。
図2および図2Aに略図的に例示された他の形態におい
て、フィルタシートを脱着可能に固定する手段は、複数
のスナップ90を有し、サイドパネル94の外側表面に設け
られた複数の第2スナップ92と組み合わされる。また、
そのスナップ自身がアダプタシェル228(後述)の外側
端壁表面に取り付けられたものである。フィルタシート
スナップ90の止め端は、フィルタシート80の境界部分86
の内側表面に出ていることが使用上好ましい。図2Aに例
示されているように、フィルタシートスナップ90はサイ
ドパネル94の外側表面に設けられたパネルスナップ92に
付く。スナップ90,92は互いに噛み合ってフィルタシー
ト80を適切な位置に収め、しかもフィルタシート80がド
ローシートとして使用されるときは常に、強化孔87ある
いはハンドル88を掴んでアダプタシェルから引き出すこ
とにより、フィルタシート80を簡単に外すことができる
ようになっている。
さらに、図2および図2Aに示された他の形態では、サ
イドパネル94の内側表面に複数のスナップ96が設けられ
ている。これらのスナップは、空気膨張されたクッショ
ン234(後述)の脚236(後述)の周囲の壁238、もしく
はエアーサック44の端壁、あるいは回転サック270(後
述)の端壁にある係止スナップ97に脱着可能に付けられ
ている。皿部材62のサイドフラップ部分85を通る付属孔
83を介してスナップ96,97の各組み合わせが噛み合い、
その結果、皿部材62をアダプタシェル228(後述)に取
り付けるものである。
さらに本発明の他の形態によれば、捕捉手段によって
捕捉された汚物物質を取り除くための除去手段を設ける
ことができる。この汚物除去手段は捕捉手段と連通する
ように構成、配置されている。ここに形態で示され、図
1,図2および図9に例示されているように、汚物除去手
段は1個以上の汚物排除管98を有していることが望まし
い。汚物排除管98は、ポリ塩化ビニル(PVC)の柔軟な
チューブで形成されていることが好ましく、また3.25イ
ンチの内径で円形の横断面図をもったチューブであれば
好ましい。図2に例示されたように、汚物排除管98の一
端は、皿部材62(または図30の場合は562)の排液孔66
(または図30の場合は566)1個以上と連通するように
構成されている。また汚物排除管98は排液管継手67の筒
部63(図17,図18および図18A)の自由端に接続している
ことが好ましい。汚物排除管98は、洗浄や使用が容易に
できるように、排液管継手67からの脱着が簡単なように
構成されている。ここに形態で示され、図9に例示され
ているように、排液管継手67の自由端81は汚物排除管98
の一端内部に嵌まり、従来の自動車のラジエータホース
を固定するのに用いられるようなバンドホースクランプ
70によって固定されることが望ましい。図9に略図的に
例示されているように、汚物排除管98は重力を利用して
有利さを図るため垂直方向に配置されることが望まし
く、また汚物が堆積するような段や棚板のない直線通路
となるように構成されることが望ましい。
また、ここに形態で示され、図9に略図的に例示され
ているように、除去手段は汚物排除管98の一端と連通し
ている仮貯蔵タンク100を備えていること好ましい。仮
貯蔵タンク100は液体不透過のプレナムをなし、望まし
くは1から2ガロンの容量を持つ。
ここに形態で示され、図9に略図的に例示されている
ように、除去手段はさらに、少なくとも除去手段と汚物
排除管98に吸引力をもたらすように構成された真空ポン
プ102を備えている。図9および図49に略図的に例示さ
れているように、真空ポンプ201は、導管132を介して仮
貯蔵タンク100と連通し、仮貯蔵タンクは、真空ポンプ1
02が汚物排除管98と間接的につながることを可能にし
た。このとき汚物排除管は、除去導管延長部99と分流弁
(後述)108を介して、仮貯蔵タンク100に接続してい
る。
さらに本発明によると、排除手段は捕捉手段から取り
出される流体として空気から液体を分離する手段を含
む。ここに具体化し、図49A,図49B,図49C,図49Dに概略
的に示すように、分離手段は廃物排除管98が真空分流弁
108(以下で説明)と分離管555とを介して仮貯蔵タンク
100に連絡するように配置される分離管555を含む。図49
A,図49Bに示すように、分離管555の入口端部はリブ付き
で形成され、同リブは排除管延長部99内に挿入され、こ
れと係合する。分離管555は好ましくは、廃物排除管を
出る廃物流体路(気体に関しては破線矢印で示し、液体
に関しては実線矢印で示す)において、流体が仮貯蔵タ
ンク100に入る前に配置される180°湾曲部付きで形成さ
れる。入口端部とは反対の分離管端部には、分離管のブ
ラインド端部が存在する。分離管の湾曲部は入口端部と
ブラインド端部との間に配置され、分離管のブラインド
端部と共に仮貯蔵タンクの内側に配置される。分離管の
ブラインド端部の下部は一般に下方の仮貯蔵タンク100
の底部方向を向く方向に開口するスロット556付きで形
成される。操作中に、廃物流体が分離管555内を湾曲部
に沿ってブラインド端部方向に移動するにつれ、遠心力
が空気から液体を分離し、この液体を管からスロット55
6を通して仮貯蔵タンクの底部方向に導く。タンク100の
底部近くには液体流出口198が設けられ、これは液体流
出管取り付け具557と連絡する。例えば図49Dに概略的に
示すように、流体流出管取り付け具557の自由端部は廃
物ポンプ194(以下で説明)の入口と連絡する。例えば
図49Aに概略的に示すように、タンク100の頂部近くには
空気出口558が設けられる。空気出口558は真空滑り弁59
6を介して空気流出管取り付け具559に連絡する。空気流
出管取り付け具559の自由端部は真空管132に係合するよ
うに形成され、真空管132はタンク100と真空ブロワ102
との間を案内する。真空滑り弁596はタンク100から真空
ブロワ102までの空気流を調節するように調整すること
ができる。さらに、逆止め弁をタンク100の内部に設
け、タンク100内の廃物レベルが真空ブロワ102への侵入
が起こり得るレベルにまで上昇するのを阻止することが
できる。図49A,図49B,図49Cに示すように、逆止め弁は
中空球597を含むことができる。球597をタンク100の角
に隣接して限定するように一対の垂直に伸長するレール
598を配置して、球がタンク100の角と2本のレール598
とによって画定される空間内の垂直路内にのみ自由に移
動できるようにする。例えば図49A,図49Cに示すよう
に、液体レベルがタンク内で上昇するにつれて、球597
は空気出口558に接近するまで浮動し、真空ブロワ102に
よって与えられる吸引が球597を空気出口558中に押し込
み、同出口を封鎖させる。さらに、タンク100の壁を通
して形成されるねじ込み開口は着脱可能なねじ込みプラ
グ599によって封鎖されるので、操作技術者は清浄化の
ためにタンク100の内部に接近することができる。
本発明によると、真空ブロワは廃物処理系の従業者の
下方に流れる空気を供給するために比較的低速度で実質
的に連続的に作動する。従業者の下方から空気を常に排
除することは従業者の下方の臭気と水分を制御するのに
役立つ。真空ブロワ102は好ましくは比較的高速度で運
転されることができ、この速度は廃物処理系の他のパラ
メータの構成に依存する大きさを有するが、廃物除去の
吸引力を与えるために充分でなければならない。好まし
くは、真空ブロワ102は40インチ水柱の真空圧において
毎分27立方フィートの最大スループットで運転するよう
に設計され、110ボルト,60ヘルツの交流電源から操作す
る単相1馬力モータによって動力を与えられる。
別な実施例では、真空ブロワ102は廃物液体を取り出
す場合にのみ作動するように設定することができる。こ
の別な実施例では、真空ブロワは相対的に高速度と相対
的に低速度との2種類の運転速度を与えられる。的確な
速度は廃物処理系の他のパラメータの構成に依存する。
高い速度は真空ウォンド(vacumewand)104(以下で説
明)が使用中である場合に廃物を除去するために吸引力
を与え、低い速度は水分検出手段(以下で説明)によっ
て検出された液体を生ずるイベントが発生する時に真空
力を与える。真空ブロワ102のこの別な実施例において
高い速度または低い速度の選択は好ましくは、制御装置
164によって決定される。適当な制御装置164は適当な論
理回路でプログラムされるリレー列によって形成される
が、好ましくは適当にプログラムされた8051シリーズの
マイクロプロセッサによって形成される。
さらに本発明によると、排除手段は可搬性の手動で管
理される吸引装置をも含むことができる。ここに具体化
し、例えば図1,図9〜図11,図35および図40に概略的に
示すように、適当な可搬性の手動で管理される吸引装置
は一般に数字104によって示される真空ウォンドとして
形成可能である。真空ウォンド104の自由端部は平坦な
ホーンの形状の硬質プラスチック物質から形成される先
端112であってよい。あるいは、先端112の形成に軟質で
可撓性の平滑なプラスチック物質を用いることができ
る。先端112とウォンド104との間の摩擦嵌め合い機械的
結合がウォンド104からの先端112の手動の分離を可能に
する。いつかの実施例では、先端112は使い捨て式であ
り得る。さらに、例えば図9に概略的に示すように、先
端112を吸引ライン106と分流弁108(以下で説明)とを
介して、仮貯蔵タンク100および真空ブロワ102に連通す
るように結合させることによって、真空ウォンド104の
先端112に吸引力が与えられる。
例えば図1,図9〜図11および図40に概略的に示すよう
に、真空ウォンド104を仮貯蔵タンク100に結合させる
(図9)吸引ライン106は好ましくは、特に廃物が減圧
されている場合に、吸引ラインのよじれを阻止するため
に、波形螺旋パターン状にライン106の外側に形成され
るプラスチック螺旋110によって強化されることが好ま
しい(図11)可撓性のプラスチックから形成される。適
当な吸引ライン106は硬質PVC螺旋を備え、曲げ半径1.5
インチを有する6.5フィート長さの可撓性をもった内径
が3/4インチの硬度50(ジュロメーター)のPVC管によっ
て形成される。
分流弁108の好ましい実施態様は図45〜図47に示し、
他の実施例を図21および図22に示す。以下の説明では、
いつかの同様に機能する要素には同じ表示数字を付け
る。従って、ここに具体化し、例えば図9,図22,図45〜
図47に概略的に示すように、分流弁108は好ましくは3
個のポート801,802,803を有する。ポート801は吸引ライ
ン106を介して真空ウォンド104に連結する。ポート802
は廃物排除管98の延長部99を介して仮貯蔵タンク100に
連結する。ポート803は廃物排除管98とドレン取り付け
部品67とを介して皿部材62,562と連通するように結合さ
れる。真空分流弁108は弁モータ804、弁体805および弁
スプール806を含む。分流弁108は2流路の一方に形成可
能であり、電気モータ804によって操作される。図45に
示すように、モータ804は弁体805のハウジング815に取
り付けられたモータ制御PCボード704を介して制御装置1
64によって制御される。弁体805に取り付けられたホー
ル効果センサ705は、スプール806に取り付けられた磁石
706がセンサ705の近くに配置される時を検出することに
よって、分流弁スプール806の位置を決定する。図45に
概略的に示すように、センサ705とモータ804はモータ制
御PCボード704に連結する。モータ制御ボード704はケー
ブル105を介して主制御装置164に電気的に連結する。図
46に示すように、モータ804はモータシャフト812に取り
付けられ、スプール806上のスロット814中に挿入された
駆動ピン810とカラー811とによってスプール806に連結
する。
同様に、図21,図22に示す真空分流弁108の別な実施例
は弁体805,弁スプール806、滑りクラッチハブ807、一対
のばね付勢ボールプランジャおよび制御装置164によっ
て制御される電気モータ804を含む。各ばねボールプラ
ンジャはコイル状ばね809の端部に取り付けられた偏球
要素808を含み、コイル状ばね809は偏球808を滑りクラ
ッチハブ807中に画定された半球状空隙中に偏らせる。
モータ804の操作は弁スプール806を第1位置と第2位
置との間で回転させる。例えば図22,図46〜図47に概略
的に示す第1位置では、分流弁108が皿部材62,562、仮
貯蔵タンク100、真空ウォンド104の吸引ライン106およ
び真空ブロワ102の各々を相互に連通するように連結す
る流路を形成する。従って、分流弁108のこの第1位置
は真空ブロワ104の自由端部における先端112に吸引力を
生じ、皿部材62,562に小さい吸引力を及ぼすように真空
ブロワ102を配置させる。上記ブロワに関するこの第1
位置では、大体毎分20立方フィート(CFM)の吸引流が
真空ウォンド104に与えられ、10CFMが皿部材62,562に与
えられる。図面に示されない第2位置では、分流弁108
は皿部材62(または562)、仮貯蔵タンク100および真空
ブロワ102の各々を相互に連通するように連結する流路
を形成する。従って、分流弁108のこの第2位置は皿部
材62,562から廃物を取り出す吸引力を生じ、真空ウォン
ド104に吸引力を及ぼすことなく、この取り出された廃
物を仮貯蔵タンク100に引き入れることができるよう
に、真空ブロワ102に配置させる。さらに、第1位置を
想定した分流弁108の配向は真空ブロワ102によって与え
られる吸引力を2流路の間で分割し、分流弁108の第1
位置において真空ウォンド104に与えられる吸引力は、
分流弁108が第2位置にある場合に皿部材62,562のみに
与えられる吸引力よりも大きいことが好ましい。この大
きな吸引力を得るために、制御装置164は分流弁108が第
1位置にある時には高速度で、分流弁108が第2位置に
ある時には連続運転の低速度で真空ブロワ102を操作す
るようにプログラムされる。
好ましくは、真空ウォンド104によって与えられる吸
引力は、例えば尿およびすすぎ洗い溶液のような液体廃
物や流動性大便、もしくはゆるい大便のような粘稠な廃
物、ならびに真空チップ112の開口サイズを越えない固
体廃物を取り出すように意図される。真空チップ112の
開口サイズは好ましくは自由端部において幅0.4インチ
×長さ2.5インチである。しかし、先端112の取り付け
(またはスロート)端部では、先端112の開口長さは約
0.7インチに減少する。従って、例えば大きい形状の糞
便物質のような大きい固体廃物はウォンド104によって
直接吸引排除されることはできない。吸引排除されるた
めには、大きい形状の廃物は最初にすすぎ洗いスプレー
によって侵食させ、半液体状態にしなければならない。
上記真空ブロワおよび配管の配置内で吸引排除されるこ
とができる糞便物質の最大サイズは約0.4インチであ
る。
さらに、例えば図9および図11に概略的に示すよう
に、先端112の自由端部の下側面に複数の安全ルーバー1
16の設置は、先端112を介してすすぎ洗い溶液、他の液
体、およびフィルタシート80からの小粒子を吸収するた
めに吸引が加えられるように設計される。安全ルーバー
116は真空度低下、フィルタシート80に液体スプレーが
衝突することからのはねよけ保護、および真空チップ内
側への糞便物質の粘着の防止を助けるためにルーバー11
6を通って真空チップ112中に吸収されるすすぎ洗い溶液
(以下で詳しく説明)のような液体による真空チップの
内側の潤滑をももたらす。
真空ウォンド104が片手で操作可能であることが好ま
しい。例えば図1,図11,図35に概略的に示すように、真
空ウォンド104は好ましくはピストルグリップ118を備
え、使用者がウォンドを片手に維持しながら、使用者の
親指が吸引を開始および停止することができるように始
動機構を有する。
図35に示す現在好ましい実施態様では、“オン”吸引
スイッチ520と“オフ”吸引スイッチ521とが備えられ、
これらによって使用者の親指が吸引を開始および停止す
ることができる。吸引スイッチ520,521はそれらによっ
てオペレータが真空ウォンド104に吸引力を与えるか、
あるいは真空ウォンドから吸引力を奪うか、のいずれか
に分流弁108(図9,図21,図22,図45〜図47)の配置を制
御することができる電気スイッチである。“オン”吸引
スイッチ520は制御装置164に電気信号を送り、制御装置
164はケーブル105を介して制御信号を送ることによって
この電気信号に応じ、モータ804は分流弁108を第1位置
に配置させ、第1位置は真空ウォンド104の先端112と皿
部材62,562とから廃物を除くための吸引力を与え、この
除去された廃物を仮貯蔵タンク100中に輸送するように
真空ブロワ102と結合する(図9)。“オフ”吸引スイ
ッチ521は電気信号を制御装置164に与え、制御装置164
はケーブル105を介して制御信号を送ることによってこ
の電気信号に応じ、モータ操作分流弁108は第2位置を
想定してそれ自体を配置させ、第2位置は真空ウォンド
104が真空ブロワ102によって発生される吸引力を受容す
ることを妨げ、連続運転の低い吸引量がブロワ102から
皿部材62,562に与えられるように真空ブロワ102と結合
する。
さらに本発明によると、真空ブロワの操作を真空ウォ
ンドの活性化に応じて真空ブロワの操作を制御する手段
をも備えることができる。ここに具体化するように、真
空ブロワ制御手段は制御装置164を含むことができ、こ
れは真空分流弁108をウォンド104が真空ブロワ102と連
通するように配置されるときに活性化スイッチ520から
真空ウォンド104を吸引モードで操作する信号を受容し
て真空ブロワ102を高速度(ブロワの通常の連続運転速
度よりも)に活性化するようにプログラム可能である。
この高速度において、真空ブロワは真空ウォンド104と
廃物排除管98との両方に充分な吸引力を与えて、皿部材
562,62から仮貯蔵タンク中に廃物流体を除去する。
図9および図11に示す真空ウォンド104の他の実施例
では、“オン/オフ”吸引スイッチ120は電気的成分を
有さない空気スイッチとして備えられる。図11に概略的
に示すように、吸引スイッチ120は空気ライン122と連通
して連結される小さな可撓性膨出部121を含むことがで
きる。空気ライン122は好ましくはある一定長さの内径1
/16インチのPVC製TYGON(登録商標)管である。オペレ
ータの親指が吸引スイッチ120を加圧し、このスイッチ
が膨出部121を圧迫するときに、吸引スイッチ120の発動
作用が生ずる。膨出部121が圧迫されると、ウォンド104
から電気的成分を除去するためにウォンド104から離れ
た位置に配置される圧力変換器124に、圧力パルスとし
ての信号が空気ライン122を介して送られる(図9)。
圧力変換器124はこの圧力信号を電気信号に転換する。
例えば図9に概略的に示すように、圧力変換器124は制
御装置164に連結する。
膨出部121からの圧力パルスを受容すると、変換器124
は電気信号を制御装置164に送り、制御装置164はケーブ
ル105を介して制御信号を送ることによってこの電気信
号に応じ、モータ操作分流弁108は真空ウォンド104の先
端112と皿部材62とから廃物を除去し、この除去された
廃物を仮貯蔵タンク100に輸送する形式で、真空ブロワ1
02と結合するようにそれ自体を配置させる(図9)。オ
ン/オフ2種速真空ブロワ操作による他の実施例では、
他の制御信号をケーブル224を介して送り、真空ブロワ1
02を高速度で操作する。これらの2種の制御信号は吸引
ライン106に吸引力を供給し、廃物排除管98に適度な吸
引力を生ずる。
他の実施例においてオペレータがウォンド104を通し
ての吸引を中断したいと望ときに、オペレータは膨出ス
イッチ120を押圧する(図11)。他の圧力信号が空気ラ
イン122を介し、圧力変換器124を介して制御装置164に
送られ、制御装置164はケーブル105を介して遅延制御信
号を送るようにプログラムされ、これによって分流弁10
8は真空ウォンド104から吸引力を除き、ブロワ102から
皿部材62に通常の吸引量を与える配置に再配向される。
“オン/オフ"2種速真空ブロワ操作による他の実施例で
は、制御装置164は分流弁108がライン106から吸引力を
除去してから真空ブロワ102が約20秒間後に低速度操作
の開始に戻るようにプログラムされる。
さらに本発明によると、真空ブロワの操作が排除手段
から廃物を引き出し、真空ブロワを仮貯蔵タンクの内部
に連通させる真空ブロワ管内に同廃物を戻し入れること
を阻止する手段を備えることもできる。後者の汚染は不
快な液体、粒子、ガスを真空ブロワ102中に導入させ、
おそらく患者の環境にも導入させるので好ましくない。
例えば、このような液体および粒子はブロワの操作を妨
げるか、またはブロワに損害を与える。ここに具体化
し、例えば図49Aに概略的に示すように、真空ブロワ管
中への廃物戻りを阻止する手段は好ましくは、電気ケー
ブル409を介して制御装置164に連通するように結合され
た高レベルの液体センサ507を含み、制御装置164は真空
ブロワ102の操作を制御し得るように連結される(例え
ば図9参照)。タンク100とブロワ102との間に導かれる
真空管132が仮貯蔵タンク100に入る箇所の直下である仮
貯蔵タンク内のレベルにある液体を検出することができ
るように、液体レベルセンサ507が配置される。センサ5
07がこのレベルにある液体を検出すると、センサ507は
電気信号としての液体検出信号をケーブル133を介して
制御装置164に送る。制御装置164は、センサ507からこ
の液体検出信号の受容時に真空ブロワ102の作動を不活
化するようにプログラムされる。このようにして、制御
装置164は、仮貯蔵タンク100がその容量の所定割合まで
充填されたことを廃物レベルセンサ507が検出した時
に、真空ブロワ102の作動を保護する。真空ブロワ102の
不活化は廃物排除管98および/または真空ウォンド104
からの吸引が、その容量に近づいた仮貯蔵タンク100に
さらに廃物を導入して、真空ブロワ102に通ずる真空管1
32の入口に廃物液体を非常に近づけることを阻止する。
液体レベルセンサ507は好ましくは、例えば図42と図42A
に概略的に示し、すすぎ洗い溶液容器142のために備え
られた液体レベルセンサに関連して以下で説明するよう
に構成された容量性近接レベルセンサである。
さらに本発明によると、排除手段は臭気制御手段を含
むことができる。ここに具体化し、例えば図9に概略的
に示すように、臭気制御手段は例えば活性炭のような臭
気フィルタ138を含むキャニスタ136としてのハウジング
を含むことができる。キャニスタ136は真空ブロワ102を
仮貯蔵タンク100に連結する管132内に配置することがで
きる。例えば図9に示すように、真空ブロワ102は好ま
しくは、真空ブロワ102が臭気制御手段を介して大気に
排気するようにキャニスタ136と仮貯蔵タンク100との間
に配置することができる。あるいは、キャニスタ136を
真空ブロワと仮貯蔵タンク100との間に配置することが
できる。この後者の配置では、真空ブロワは臭気制御手
段を介して仮貯蔵タンクと連通する。適当なキャニスタ
136は2.3ポンドの活性炭を含むことができる硬質プラス
チックまたは金属材料から形成することができ、適当な
時間間隔での臭気制御物質の供給と交換を可能にするた
めに着脱可能なカバー140を有することができる。
さらに本発明によると、排除手段は洗浄手段を含むこ
とができる。この洗浄手段はすすぎ洗い、洗浄、消毒、
傷口洗浄などに用いることができる液体スプレーを供給
することができる。この洗浄手段は好ましくはオペレー
タの片手で管理し、操作することができる。この洗浄手
段は好ましくは洗浄される患者に外傷を与えず、洗浄さ
れる表面から不当なはねちりを生じないように液体スプ
レーを与え、洗浄の対象である表面の効果的な洗浄作用
のために充分な圧力を与える。
ここに具体化し、例えば図6,図26,図28,図29B,図38に
示すように、洗浄手段は容器142の正面端部壁145内に確
定されたハンドル144を有するすすぎ洗い溶液容器142と
してすすぎ洗い溶液容器142を含むことができる。容器1
42は好ましくは、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、
ポリプロピレン、ポリカーボネート、または同様な硬質
プラスチック材料から形成することができる。実施例に
応じてすすぎ洗い溶液容器は患者支持装置(図9)にま
たはサービスカート256(例えば図12,図12A,図15および
図16)に着脱可能に固定されるように形成可能である。
すすぎ洗い溶液容器142は3リットルの容量を与えるこ
とができ、例えば水道水、生理食塩水のすすぎ洗い溶
液、PERI−WASH(登録商標)溶液などのような種々のす
すぎ洗い溶液を円筒形環状要素151の自由端部に画定さ
れる充填口149を介して充填することができる。環状要
素151は、充填口149がねじ山付きキャップによって着脱
可能に封止できるように、ねじ山を与えることができ
る。例えば図26に概略的に示すように、すすぎ洗い溶液
容器142は、その底部近くに配置された開口と、このす
すぎ洗い溶液容器142の背面端部壁147の一部に画定され
るか、あるいは取り付けられた入口/出口弁148に結合
した反対端部とを有する。
図26に概略的に示すように、逆止め弁587をサイホン
管146の開口または開口近くに配置する。逆止め弁587は
すすぎ洗い溶液容器142からサイホン管146中へおよび入
口/出口弁148から液体を流動させるが、液体が逆止め
弁587を流れ過ぎることを防止し、サイホン146がすすぎ
洗い溶液容器142に戻されるのを阻止する。液体がすす
ぎ洗い液供給管126から排出されるのを阻止することに
よって、逆止め弁587はすすぎ洗い液供給管126の充満を
維持し、真空ウォンド104のノズル152にすすぎ洗い液を
要求に応じて供給する手段を提供する。
ここに具体化し、例えば図9,図11,図26に示すよう
に、洗浄手段は真空ウォンド104によって支持される自
由端部と、すすぎ洗い溶液容器142の弁148(図26)とサ
イホン146とに連通するように結合した反対端部とを有
するすすぎ洗い溶液管126を含むことができる。すすぎ
洗い溶液管126の適当な管は内径が0.17インチのPVC製TY
GON(登録商標)管によって形成することができる。好
ましくは、例えば図9に示すように、すすぎ洗い溶液管
126を吸引ライン106内に配置する。例えば図11に示すよ
うに、管126の一端は真空ウォンド104の内部に配置され
たライン106部分を出る。管126の反対端部はライン106
が分流弁108の口803に連結する箇所の近くにあるライン
106部分を出る。
ここに具体化し、例えば図9,図11,図35に概略的に示
すように、洗浄手段はすすぎ洗いスプレーノズル152を
含むことができ、ノズル152は好ましくは真空ウォンド1
04に取り付けることができる。すすぎ洗いスプレーノズ
ル152は好ましくは、すすぎ洗い溶液管126の自由端部に
連通するように結合させることができ、すすぎ洗い液15
4のファン形状パターンを生ずるように形成することが
できる(図11)。例えば図11に概略的に示すように、す
すぎ洗いスプレーノズル152は好ましくは、ウォンド104
に配置され、すすぎ洗い溶液154のファン形状パターン
が真空チップ112上のルーバー116の直後に、例えばフィ
ルタシート80のような、標的表面の部位155に接触する
ように案内されるように形成される。このようにして、
チップ112の自由縁に与えられる真空力(図11のチップ1
12内に矢印157によって概略的に示す)はルーバー116を
通して液体を引き入れ、すすぎ洗い液スプレーの標的部
位155に集められ、すすぎ洗い液154のスプレーによって
はね返される液体量を減ずる。例えば図11および図35に
示すように、すすぎ洗いスプレーノズル152は好ましく
は、吸引チップ112に接触しないように形成され、この
ことは汚染または損傷を助ける。しかし、いつかの実施
例では、ノズル152は着脱可能か、または使い捨て式の
両方であり得る。
さらに、排除手段の一部をなす洗浄手段はさらにすす
ぎ洗いポンプを含むことができる。例えば、図9および
図38に概略的に示すように、すすぎ洗いポンプはすすぎ
洗い溶液容器142からすすぎ洗い溶液管126を通してすす
ぎ洗い溶液を汲み出すことができるように結合される。
適当なすすぎ洗いポンプ150は20psiにおいて毎分0.3ガ
ロンを流すように設計され、120ボルト、60ヘルツの交
流単相電気モータによって動力を与えられる2インチの
ベローズポンプによって形成される。すすぎ洗い流体の
すすぎ洗い流量はすすぎ洗いポンプ150の操作によって
開放創傷を切除せずまたは皮膚外傷を生じないような安
全な速度および圧力であるように制御される。すすぎ洗
い溶液の圧力は、好ましくは、患者の皮膚に8psiを越え
る動的衝撃圧を与えるような大きさであるべきではな
い。それにも拘わらず、すすぎ洗いポンプ150によって
与えられるすすぎ洗い液の速度と圧力は患者とフィルタ
シート80から廃物を洗浄するために充分である。すすぎ
洗い溶液の流量ははねちりを最小にするまたは防止する
ために充分に低いことが好ましい。
さらに本発明によると、オペレータが洗浄手段を用い
る場合に生じ得る逆はねちりにオペレータが接触するこ
とから保護する手段を備える。ここに具体化し、図35,
図38および仮想状態で図40に示すように、はねちり保護
手段は好ましくは、ファン形状要素として形成されるは
ねちりガード501を含む。はねちりガード501は好ましく
は、例えば透明PVCのような半硬質の透明プラスチック
材料から形成される。図35に示すように、はねちり保護
手段は好ましくは、真空ウォンド104から手動で着脱可
能なクリップオンシールドホルダ502をも含む。ホルダ5
02はチップ112の基部の近くに形成される溝(図35に示
す図面には見えない)付きの摩擦嵌めを形成する半環状
カラー要素503を有する。はねちりガード501はホルダ50
2の前方突出フランジ504中に形成されるスロット(図35
に示す図面には見えない)中に摩擦嵌合可能であるか、
あるいはホルダ502との一体構造として統合的に形成す
ることができる。グリップウェブ505はフランジ504をカ
ラー503に結合させ、オペレータがホルダ502をウォンド
104へクリップ止めで取り付けか、あるいはウォンド104
からの脱離のために操作するときに、オペレータの指が
握り易い部位を与えるリブ506を有する。
例えば図1,図10および図40に概略的に示すように、真
空ウォンド104(チップ112を含まず)とその付随吸引ラ
イン106は使用されない時は貯蔵されるのが好ましい。
図40に示したこの好ましい実施例では、貯蔵コンパート
メント111への接近は、貯蔵コンパートメント111に滑り
入り、そこから滑り出る滑動ドロワー(drawer)515を
介してなされる。滑動ドロワー515は渦巻き状にゆるく
巻かれたライン106を収容する。ウォンド104の使用後
に、このウォンドを好ましくはヘッド30の足台113に設
けられる貯蔵コンパートメント内に貯蔵する前に汚れた
チップ112を破棄する。他の実施例では、同様な貯蔵コ
ンパートメントをサービスカート256の一部として形成
することができる(例えば図12,図12A,図15および図1
6)。例えば図10に概略的に示す他の実施例では、ライ
ン106の巻き方向を決定するパターンでドア115に配置さ
れた複数の対立案内要素対240の間の摩擦嵌めによって
貯蔵コンパートメント111内に吸引ライン106を固定する
ことができる。さらに別な実施例では、図10に示した案
内要素240の位置の代わりに、案内要素を好ましくはド
ロワー115の床の周囲に延長する形成みぞとして形成
し、吸引ライン106の円筒形管を受容するように造形さ
れる。
例えば図11および図35に概略的に説明する好ましい実
施例では、洗浄手段はすすぎ洗いスプレーノズル152に
すすぎ洗い溶液を供給するトリガー型すすぎ洗い制御弁
を含むことができる。すすぎ洗い制御弁は好ましくは、
すすぎ洗い溶液容器142からポンプ150によって管126に
供給されるすすぎ洗い溶液をノズル152から分散させる
ように機械的に操作されることができる弁である。好ま
しくは、すすぎ洗い制御弁は真空ウォンド104の手で握
る部分上のピン157の周囲に旋回可能なレバースイッチ1
56を含み、管126をクリンプ(crimp)するようにばね力
が付勢される。トリガー156をピストルグリップ118方向
に手動で圧迫すると、ばねは管126を伸ばし、すすぎ洗
い溶液をノズル152に供給するように作用される。
本発明によると、オペレータが真空ウォンドを用いよ
うとする時にすすぎ洗いポンプが自動的にすすぎ洗い溶
液を供給するような手段を備える。ここに具体化するよ
うに、すすぎ洗いポンプの自動活性化手段は圧力スイッ
チ583とすすぎ洗い溶液管中に配置されるアキュムレー
タとを含むことができる。図38に示すように、すすぎ洗
い液を真空ウォンド104のすすぎ洗いノズル152に供給す
るすすぎ洗い管のブランチ572内の圧力を測定するため
に圧力スイッチ538が備えられる。圧力スイッチ583は、
例えば約12psiのような第1所定圧力、すなわち低い所
定圧力の検出時に、制御装置164に信号を送るように設
定され、制御装置164は圧力スイッチ583からこの信号を
受容すると、すすぎ洗いポンプ150を始動させるように
プログラムされる。例えば約17psiのような、高い第2
所定量の圧力の検出時に、スイッチ583は制御装置164に
信号を送り、制御装置164はブランチ572内の高い検出圧
力を示唆する、圧力スイッチ583からこの信号に応じて
すすぎ洗いポンプ150を停止させる。
さらに、図38に概略的に示すように、すすぎ洗い管12
6内には弾性ベローズとしてインラインアキュムレータ5
84を備える。すすぎ洗いポンプ150の作動中に、すすぎ
洗い溶液管のブランチ572内の圧力が高い所定圧力に達
し、この圧力において圧力スイッチ583が制御装置164に
すすぎ洗いポンプ150を停止させるように信号を送るま
で、すすぎ洗い溶液はアキュムレータ584を充填する。
真空ウォンド104のトリガー156が引かれると、ノズル15
2近くのすすぎ洗い溶液管のブランチ572内の圧力は解放
され、アキュムレータ584内に加圧状態で貯蔵されたす
すぎ洗い溶液はアキュムレータ584からすすぎ洗い溶液
管126を通って、結局はノズル152から流出する。すすぎ
洗い溶液がアキュムレータを出ると、アキュムレータ58
4は収縮する。アキュムレータ584が充分に収縮し、圧力
スイッチ583によって測定される圧力が低い所定圧(例
えば、上記12psi)に達すると、スイッチ583が制御装置
164に、すすぎ洗い溶液をすすぎ洗い溶液管126とアキュ
ムレータ584とに供給するようにすすぎ洗いポンプを活
性化させる信号を送る。このようにして、ノズル152に
供給されたすすぎ洗い溶液は、すすぎ洗いポンプ150の
作動によって生ずるようなすすぎ洗い溶液の変動(surg
e)を受けない。従って、圧力スイッチ583とアキュムレ
ータ584との組合せは、アキュムレータ584内に貯蔵され
る流体から要求に応じてすすぎ洗い溶液を供給する手段
の一部を形成する。
図40に示すすすぎ洗いポンプの自動活性化手段の他の
実施例では、コンパートメント111からドロワー515を引
き出すと、マイクロスイッチ109が活性化され、制御装
置164に警告信号を送り(図9)、制御装置164はケーブ
ル226を介してすすぎ洗いポンプ150と電気的に接続す
る。マイクロスイッチ109はドロワー515上に、またはコ
ンパートメント111内に、任意に配置することができ
る。オペレータが真空ウォンド104に接近したことを示
すマイクロスイッチ109からの信号を制御装置164が受容
すると、制御装置164はすすぎ洗いポンプ150を活性化し
て真空ウォンド104にすすぎ洗い溶液を供給させる電気
制御信号を送る。その後、すすぎ洗いトリガースイッチ
156の手動活性化がスプレーノズル152から図11の矢印15
4に示すようにすすぎ洗い溶液を放出する。
すすぎ洗いポンプの自動活性化手段の他の別な実施例
では図10に示すように、貯蔵コンパートメント111へ接
近は好ましくは、頂部から下方に開いて振動する頂部取
り付けドア115を介してなされる。ドア115を開けると、
マイクロスイッチ109が活性化され、制御装置164に警告
信号を送り、制御装置164はケーブル226を介してすすぎ
洗いポンプ150と電気的に接続する。マイクロスイッチ1
09はドロワー515上に、またはコンパートメント111内
に、任意に配置することができる。さらに、すすぎ洗い
ポンプ自動活性化手段の他の別な実施例では、ドア115
が開放したときではなく、吸引ライン106が一対のガイ
ド240の間から除去されると、マイクロスイッチ109がポ
ンプ150を活性化するように、マイクロスイッチ109が配
置されて形成可能である。
洗浄操作中に、低圧のすすぎ洗い溶液がスプレーノズ
ル152の中央部分から放出され、フィルタシート580,80
および/または患者の洗浄を助ける。このすすぎ洗い溶
液の圧力は患者の創傷や患者の床ずれを傷つけたり、あ
るいは患者の火傷や他の皮膚を剥離するような大きさで
はない。各廃物発生エピソードの終了時に、すすぎ洗い
溶液および廃物の大半が真空ウォンド104から吸引除去
された後、フィルタシートを好ましくはタオルで拭いて
乾かす。
ここに具体化し、例えば図1,図9,図15,図16に概略的
に示すように、本発明の装置は好ましくは少なくとも1
個の制御パネル168を含む。好ましくは、例えば図1に
示すように、制御パネルを足元ガードレール39に取り付
ける。さらに、使用者がヘッドの両側から制御パネルに
接近することができるように、分離した同じ制御パネル
168をベッドの各足元ガードレール39に取り付けること
ができる。図23Aに示すように、各制御パネル168は好ま
しくは、LEDディスプレイ128に出現する短いメッセージ
である複数のインジケータを備える。各制御パネル168
は好ましくは耐流体性構成で形成され、マルチコンダク
タケーブル272を介して制御装置164に電気的に接続する
(図9)。
さらに本発明によると、洗浄手段によって供給される
液体のスプレーを加熱する手段を備える。好ましくは、
洗浄手段によって供給される液体の温度を制御する手段
も備える。洗浄手段があまりに熱すぎて患者に供給する
ことができない液体を供給することを防止する手段を備
えることも望ましい。ここに具体化し、例えば図38に示
すように、この液体加熱手段は好ましくはすすぎ洗い溶
液管126のブランチ543によって形成される別なルートの
流路に配置される熱交換器542を含む。すすぎ洗い溶液
管の熱交換器ブランチ543は3ポート2位置液体分流弁5
08を介して経路を定められ、この弁は制御装置164の制
御下で二位置のいずれかに配向される。液体加熱手段は
好ましくは、熱交換器542内に配置された加熱要素545へ
の電気供給を制御し、熱交換器542内からの温度情報を
温度センサ546を介して受容するヒータ制御ユニット544
を含み、温度センサ546は電気信号をヒータ制御ユニッ
ト544に与える。制御装置164はヒータ制御ユニット544
が熱交換器542の加熱要素545を如何に操作するかを監視
するようにプログラムされる。
ここに具体化し、例えば図38に示すように、洗浄手段
に供給される液体の温度を制御する手段は数字547によ
って確認される破線の矩形ボックスによって概略的に表
される混合弁を含む。混合弁547はすすぎ洗い溶液管の
熱交換器ブランチ543に連結した第1の入口を有し、す
すぎ洗い液管はすすぎ洗い溶液容器142からすすぎ洗い
ポンプ150を介して直接経路を定められる直接ブランチ5
48に連結した第2の入口をも有する。従って、直線ブラ
ンチ548は三方管549によって分流弁を迂回し、三方管54
9はすすぎ洗い溶液容器142からすすぎ洗いポンプを介し
て通過するすすぎ洗い溶液管126を熱交換器ブランチ543
と直接供給ブランチ548とに分割する。混合弁547は弁54
7中で混合される加熱されたすすぎ洗い溶液と加熱され
ないすすぎ洗い溶液との相対的割合を制御するように予
め設定されるサーモスタットを有する。図38に概略的に
示すように、混合弁547はすすぎ洗い溶液容器142からの
加熱されないすすぎ洗い溶液を運搬する直接供給ブラン
チ548からの流動と、熱交換器542からの加熱されたすす
ぎ洗い溶液を運搬する、熱交換器ブランチ543を介して
供給される流動とを制御する。好ましくは、混合弁547
の出口から出されるすすぎ洗い溶液は(98±2)°Fの
温度を有し、直接供給ブランチ548を介して弁547に入る
60〜90°Fの範囲内の液体の水と熱交換器ブランチ543
を介して弁547に入る105〜150°Fの範囲内の液体の水
とによって混合液体の好ましい温度を得ることができ
る。混合弁547の好ましい実施例はサーモスタットによ
って制御される水/水混合弁であるTHERMOTECH MODEL N
o.M/D−WWM098であり、これはペンシルバニア州オレラ
ンドのTherm−Omega−Tech,Inc.から入手可能である。
ここに具体化するように、洗浄手段があまりに熱すぎ
て患者に供給することができない液体を供給することを
防止する手段は、混合弁547を出るすすぎ洗い液管の
(従ってその下流の)ブランチ572に配置された温度セ
ンサ571そ含む。保護温度センサ571は制御装置164に温
度情報を与える。センサ571によって制御装置164に与え
られる温度が例えば105°Fのような所定値を越える
と、制御装置164がヒータ制御ユニット544にヒータ要素
545を不活性化させる信号を与え、制御装置がすすぎ洗
いポンプを不活性化する。このようにして、制御装置16
4はすすぎ洗い液系を不活性化させ、患者への高温すす
ぎ洗い液の供給を防止する。制御装置164はサイドレー
ル制御パネル168のディスプレイ128(図23A)上のCALL
FOR SERVICEメッセージを活性化し、系を再設定するま
ですすぎ洗い系の操作を再び防止する。
さらに本発明によると、洗浄手段の必要に応じた加熱
液体供給の電力必要条件を減ずる手段をも備える。ここ
に具体化し、図38に示すように、本発明の電力管理手段
は好ましくは廃物処理手段の通常の操作中に利用可能な
過剰な電力を用いて熱エネルギーを発生させ、すすぎ洗
い液の温度を維持するための熱を供給する。この熱エネ
ルギーは熱交換器542に貯蔵され、ピーク電力要求時間
中にこの貯蔵熱エネルギーが引き出されて洗浄手段に供
給される。この電力管理手段は下記のように予めプログ
ラムされる制御装置164を含む。ヒータ545が電力を引き
出し、真空ブロワ102が廃物処理手段と患者支持系との
通常操作中に低速度で運転するときに、壁レセプタクル
から約10〜10.5アンペアの電流が引き出される。吸引が
真空ウォンド104に供給されると、真空ブロワ102は高速
度に切り替えられ、さらに5アンペアを引き出す。真空
ブロワが高速度であるときに12.5アンペアの許容電流限
界を越えて電流が引き出されるのを防止するために、制
御装置164はヒータ545を不活性化し、これは約5アンペ
アを節約する。ヒータ545が不活性化されるときに、す
すぎ洗い溶液の加熱は熱交換器542の熱貯蔵量に依存す
る。真空ブロワ熱交換102を低速度に切り替え戻すとき
に、制御装置164はヒータ545を再活性化させる。ベッド
の患者支持面の関節を制御するモータのいずれかが運転
中であることを制御装置164が知るときにも、制御装置1
64は真空ブロワ102を不活性化し、ベッドが壁レセプタ
クルから過剰な電流を引き出すことを防止する。モータ
が離れると、制御装置164が真空ブロワ112に電力を再供
給する。
さらに本発明によると、すすぎ洗い溶液容器を受容す
る手段をも備える。ここに具体化し、例えば図26および
図28に示すように、すすぎ洗い溶液容器受容手段は好ま
しくは、すすぎ洗い溶液容器142を受容するように形成
された第1ハウジング172を含む。本発明の特定の実施
例に依存して、ベッドの一部分として、サービスカート
256の一部として、または緊急治療台の一部などとし
て、第1ハウジング172を備えることができる。例え
ば、第1ハウジング172は足台下方のベッドフレームに
よって支えられ、例えば図28に一般的に示すように上部
フレーム36に固定されることができる。例えば図28に概
略的に示すように、第1ハウジング172は好ましくは、
すすぎ洗い溶液容器142の外側側壁の一部として形成さ
れるか、あるいは同側壁の上部に結合する一対の対立張
り出しフランジ181によって画定される嵌め合い溝要素1
74を滑動可能にかつ回転不能に受容する滑りレセプタク
ル173を含む(図6,図28,図29B)。例えば図28に示すよ
うに、レセプタクル173の内側に面する細長い対立カム
要素をすすぎ洗い溶液容器142の溝要素174中に挿入する
と、すすぎ洗い溶液容器が第1ハウジングに固定される
場合にも、第1ハウジング172に関するすすぎ洗い溶液
容器142の適当な配向が保証される。
例えば、図12,図12A、または図15および図16に概略的
に示すように、第1ハウジングは直立フレーム258の一
部として(図15および図16)または可動なサービスカー
ト256の低プロフィル部分264として形成することができ
る。このようないくつかの実施例では、すすぎ洗い溶液
容器142はサービスカートの常置部分として形成するこ
とができる。例えば図16に概略的に示すように、すすぎ
洗い溶液容器142中に追加のすすぎ洗い溶液を導入する
ために、充填ホース143を備え、好ましくはこれをブラ
ケット141によってサービスカート内に維持する。
本発明のさらに他の実施例によると、第1ハウジング
がすすぎ洗い溶液容器を受容するときに、すすぎ洗い溶
液容器を真空ウォンドのすすぎ洗いスプレーノズルと連
通するように自動的に結合する手段を第1ハウジングは
含む。第1ハウジングがすすぎ洗い溶液容器を受容する
ときに、すすぎ洗い溶液容器結合手段が係合し、それに
よってすすぎ洗い溶液容器が真空ウォンドのすすぎ洗い
スプレーノズルと連通するように自動的に係合する。さ
らに、結合手段がすすぎ洗い溶液容器から解離され、第
1ハウジングがすすぎ洗い溶液容器から解離するとき
に、すすぎ洗い溶液がすすぎ洗い液供給管から流出し、
結合手段から漏出することを防止するように、すすぎ洗
い溶液容器結合手段は形成される。液体がすすぎ洗い液
供給管126から流出するのを防止することによって、す
すぎ洗い溶液容器結合手段はすすぎ洗い液供給管126を
充填状態に維持し、それによって真空ウォンド104のす
すぎ洗いスプレーノズルにすすぎ洗い液を必要に応じて
供給する手段を提供する。
ここに具体化し、例えば図14および図26に概略的に示
すように、すすぎ洗い溶液容器結合手段は好ましくは、
一般に図14中に数字180によって表示され、図26に示さ
れる入口/出口弁148を形成する防滴コネクタを含む。
防滴迅速コネクタ180は、Colder Products Companyから
雌型要素184用のモデルPLCD−160−06および雄型要素18
2用のPCLD−420−06として入手可能であるコネクタであ
る。好ましくは、防滴迅速コネクタ180はすすぎ洗い溶
液容器142の背部端部壁147の上部に配置される。従っ
て、すすぎ洗い溶液容器142は患者支持装置にまたはサ
ービスカート256に、第1ハウジング、結合手段および
カップリング手段を介して着脱可能に固定される。
図14に概略的に示すように、防滴コネクタ180は雄型
要素182と雌型要素184との両方を含み、これらのいずれ
か一方ははすすぎ洗い溶液容器142の外側に取り付けら
れた入口/出口弁148(図9)として形成される。防滴
コネクタ180の雄型要素182と雌型要素184の他方はすす
ぎ洗い溶液管126と連通するように結合される第1ハウ
ジング172の外側の一部として形成される。または同部
分に取り付けられる。雄型要素182と雌型要素184の各々
は、要素182または184のいずれかが第1ハウジング172
またはすすぎ洗い溶液容器142に結合するかに依存し
て、例えばすすぎ洗い溶液管126またはサイホン管146の
ようなホースの端部に結合することができるホース取付
け具183を含む。さらに、雄型要素182および雌型要素18
4の各々は、ポペット型クロージャ187を偏らせ、その各
通路189への各開口188を相互から解離された直後に封鎖
し、コネクタ180から液滴がたれないようにするように
配置されて形成されたばね186を含む。
すすぎ洗い溶液容器の受容手段は好ましくは、すすぎ
洗い溶液容器を受容手段に確実に固定する手段をも含
む。確実に固定する手段のこの好ましい実施例では、例
えば図26Bに概略的に示すように、第1ハウジング172と
滑りレセプタクルとの間の狭いチャンネル225中に滑り
レセプタクル(図示せず)の上方に配置された板ばね71
1として形成される。板ばね711は第1ハウジング172に
取り付けられた一端を有し、その自由端部近くに掛け金
要素712を画定する。掛け金要素712は、容器142を第1
ハウジング172に固定し、コネクタ180の雌型要素184中
に雄型要素182を固定する位置に、ばね711によって偏ら
されるリッジ713を画定する。ばね711の自由端部に画定
される掛け金要素713は、容器142の撤退を可能にするた
めに、オペレータによって図26Bの二点鎖線で示した位
置から持ち上げられることができる。この好ましい実施
例では、図14,図14A,図14Bに示したコネクタ180は固定
ばね199と、環状部分208と放出フランジ203とを有して
形成される固定要素200とを含む確実な固定機構を省略
するように変えられる。
例えば図26Aに概略的に示す確実な固定手段の第1の
別な実施例では、板ばね711が、第1ハウジング172と滑
りレセプタクルとの間の狭いチャンネル225中に滑りレ
セプタクル(図示せず)の上方に配置される。板ばね70
1は第1ハウジング172に結合した一端を有し、その自由
端部近くに戻り止め(detent)702を画定する。戻り止
め702は容器142を第1ハウジング172に固定し、コネク
タ180の雌型要素184中に雄型要素182を固定する位置に
偏らされる。ばね701の自由端部に画定される放出フラ
ンジ703は、容器142の撤退を可能にするために、オペレ
ータによって図26Bに二点鎖線で示した位置に持ち上げ
られることができる。この第1の別な実施例では、図1
4,図14A,図14Bに示したコネクタ180は固定ばね199と、
環状部分208および放出フランジ203を有して形成される
固定要素200とを含む確実な固定機構を省略するように
変えられる。
例えば図14,図14A,図14B,図26に概略的に示す確実な
固定手段の第2の別な実施例では、確実な固定機構が防
滴迅速コネクタ180の一部として形成され、機械的固定
手段に適度な手動力の適用によって一緒または別々に自
動的にスナップ止めされる。例えば図14に示すように、
コネクタ180は環状部分208(図14B)を備えて形成され
る固定要素200を偏らせるように形成され、配置される
固定ばね199を含み、環状部分208(図14B)は雌型要素1
84内で横方向に円周が延長するように形成される固定ス
ロット201内に滑動的に受容される。雄型要素182が雌型
要素184中に挿入されると、固定要素200の環状部分208
の内縁205は雄型要素182の外側に形成される円周溝202
と係合する。このような係合は第1ハウジング172から
のすすぎ洗い溶液容器142の好ましくない移動を防止す
る確実な固定力を与える。固定機構の解離は固定要素20
0の一部として形成される放出フランジ203の加圧を含
む。放出フランジ203が加圧されると、固定要素200がそ
のばね199の付勢力に逆らって動いて、雄型要素182の円
周溝202から出る。同時に、雄型要素と雌型要素182,184
中のポペットクロージャ187を偏らせるばね186が雌型要
素184から雄型要素182を分離する方向に力を与え、迅速
解離力を与える。さらに、図14Aおよび図14Bに示すよう
に、環状部分208が移動して固定ばね199を圧縮すると、
ピンバイアスばね207が先細りボトルノーズピン209を環
状部分208内に画定されるスロット211から移動させ、雌
型要素184から雄型要素182を分離する方向に力を与え、
迅速解離力を与える。
例えば図26および図28に示すように、オペレータが滑
りレセプタクル173への入口の近くかつ上方に配置され
た放出ボタンを押圧すると、放出フランジ203が加圧さ
れる。放出ボタン215は滑りレセプタクル173の上方に配
置され、その長さに沿って延長する狭いチャンネル225
内に制限される細長いプッシュロッド217の1端に結合
される。プッシュロッド217の反対端部はアーム227の一
端に旋回可能に結合する。アーム227の反対端部は第1
ハウジング172の背面壁233に結合した据え付けブロック
231中に垂直方向に移動するように滑動可能に設けられ
たプランジャ229の一端に旋回可能に結合される。プラ
ンジャ229の反対端部は、オペレータが第1ハウジング1
72の背面壁233方向に放出ボタン215を押圧するときに放
出フランジ203を加圧するように形成されて配置され
る。
本発明によると、すすぎ洗い溶液容器が第1ハウジン
グによって固定的に受容する時を検出し、このような固
定受容または固定受容の不存在の検出時に信号を与える
手段を備えることができる。好ましくは、固定的に受容
される検出手段は制御装置にその信号を与えるように結
合され、制御装置は制御パネルのインジケータ手段を作
動させることによって、このような信号の受容を表示す
ることができる。ここに具体化し、例えば図43に示すよ
うに、すすぎ洗い溶液容器の固定的に受容される検出手
段は好ましくは、第1ハウジング172中に設置されるば
ね付勢プランジャ710によって活性化されるマイクロス
イッチ708を含むことができる。マイクロスイッチ708は
ゲート回路要素47に電気的に接続し、ゲート回路要素47
は制御装置164に電気的に接続する。すすぎ洗い溶液容
器142が第1ハウジング内に適当に設置されると、プラ
ンジャ710は付勢ばねに抗して充分に押圧され、スイッ
チ708の接点を開放する。スイッチ708が開放されると、
ゲート47が制御装置164に、図43にプラス5ボルトとし
て概略的に示される基準電圧から比較的高い電圧信号を
送る。プランジャ710とマイクロスイッチ708は、コネク
タ180の雄型要素182が雌型要素184中に固定されない限
り、スイッチ708の接点が開放しないように配置されて
形成される。すすぎ洗い溶液容器142が第1ハウジング1
72から取り出されると、プランジャ710が放出され、ス
イッチ708を閉鎖させ、スイッチ708は正の基準電圧がア
ースに排出されるので比較的低電圧の信号を制御装置16
4に送る。制御装置164がマイクロスイッチ708から、す
すぎ洗い溶液容器142が第1ハウジング172内で適当に結
合していないことを示唆する信号を受容すると、制御装
置164がすすぎ洗いポンプ150を停止させ、サイドレール
制御パネル上のメッセージのディスプレイを活性化し、
音響アラームを発して、すすぎ洗い溶液容器142が取り
出されていることや、あるいは第1ハウジング172内に
適当に設置されていないことをオペレータに知らせる。
すすぎ洗い溶液容器142が適当に再設置されると、制御
装置164はマイクロスイッチ708から適当な信号を受容
し、メッセージおよびアラームはクリアされる。
固定的に受容されると検出手段の他の実施例を例えば
図9,図27,図29Bに概略的に示すが、これは第1接点プレ
ート190を含むことができ、第1接点プレート190は導電
性であり、すすぎ洗い溶液容器142の底部近くのレベル
においてすすぎ洗い溶液容器142の背面端部壁147に配置
される。プレート190は少なくとも1個の導電性取り付
けねじ41によって容器の背面端部壁147に取り付けら
れ、導電性取り付けねじ41はすすぎ洗い溶液容器142の
内部に達し、その中に含まれるすすぎ洗い溶液に接触す
る。例えば図26に概略的に示すように、一対の電気的接
点プローブ43,45(図26の図面には1個のみを示す)が
第1ハウジング172の背面端部壁233から伸びるように配
置され、すすぎ洗い溶液容器142が第1ハウジング172に
よって固定的に受容されるときに、この背面壁233は容
器142の背面端部壁に対立して面する。各電気的接点プ
ローブは好ましくはカンサス州、カンサス市のIntercon
nect Devices,Inc.から入手可能であるような、ワッフ
ル先端形状を有するばね付きプローブである。ワッフル
先端形状は多重点電気的接点を形成する。例えば図27に
概略的に示すように、1個のプローブ43はアースに結合
し、他のプローブ45はゲート回路要素47に結合し、ゲー
ト回路要素47とゲートプローブ45との間を正の基準電圧
が結合する。これらのプローブ43,45は、コネクタ180の
雄型要素182が雌型要素184中に固定されない限り、第1
接点プレート190と接触しないように配置されて形成さ
れる。アースプローブ43とゲートプローブ45とが第1接
点プレート190に接触するときに、これらは基準電圧を
第1プレート190とアースプローブ43とを介してアース
に短絡する電気的回路を完成させ、ゲート47は両プロー
ブがプレート190に接触していることを示唆する第1信
号をケーブル123を介して制御装置164に送る。
制御装置164は、この第1信号を受容すると、インジ
ケータ機構がすすぎ洗い溶液容器142の確実な存在をオ
ペレータに警告するために如何に設計されているか否か
に依存してインジケータを活性化したり、あるいはしな
いようにプログラムされる。例えば、両プローブが第1
接点プレート190に接触できない場合には、ゲート47が
基準電圧を受容し続け、接点プレート190が両プローブ4
3,45に接触していないことを示唆する第2信号を制御装
置164に送る。制御装置164がこの第2信号を受容する
と、制御装置164はオペレータにすすぎ洗い溶液容器142
がすすぎ洗い溶液管126に操作的に結合されないことを
知らせるインジケータ手段を活性化する。ここに具体化
し、例えば図23Aに概略的に示すように、インジケータ
手段は光線またはLEDディスプレイ128内の“ATTACH RIN
SE JUG"メッセージおよび/または制御パネル168上に設
けられたブザーとしてのインジケータを含むことができ
る。インジケータ手段の他の実施例は光線またはLEDデ
ィスプレイ128内の“JUG REMOVED"メッセージ(図23)
および/または制御パネル168上に設けられたブザーと
してのインジケータ280を含むことができる。従って、
インジケータはすすぎ洗い溶液容器142が第1ハウジン
グから取り出されたときを、容器142がすすぎ洗い溶液
を再充填されているときとして知ることを可能にする。
さらに、すすぎ洗い溶液容器が取り出されたならば、制
御装置164は好ましくは、すすぎ洗いポンプ150の活性化
を可能にしないようにプログラムされる。
本発明によると、すすぎ洗い溶液容器中の液体の所定
レベルを検出し、同レベルの検出時に信号を発する手段
を備える。好ましくは、すすぎ洗い溶液レベル検出手段
はすすぎ洗い溶液レベルがすすぎ洗い溶液容器への追加
のすすぎ洗い溶液充填を要するほど低くなったときを検
出するように形成される。ここに具体化するように、す
すぎ洗い溶液レベル検出手段は、すすぎ洗い溶液容器14
2内のすすぎ洗い液体の所定レベルを検出するように形
成され、そして取り付けられて配置される液体センサ要
素を含む。すすぎ洗い溶液容器レベルセンサの液体セン
サ要素は好ましくは、例えば図42および図42Aに概略的
に示すように形成される容量形近接レベルセンサ740で
ある。図42に概略的に示すように、容量形近接レベルセ
ンサ740は容器(例えば、すすぎ洗い溶液容器142)内の
すすぎ洗い液741と接触しないが、液体がセンサに密接
に近接すると電子信号もしくは電気信号を発することに
よって液体の存在を検出する。適当な容量形近接液体レ
ベルセンサはイリノイ州、ホフマンエステートのElectr
omatic Controls Corporationから入手可能である。セ
ンサ740は、台750に保持され、台750はセンサを問題の
液体を有する容器752の所望のレベル近くにセンサを配
置する。本発明の場合に、台750は便利には第1ハウジ
ング172によって提供され、容器752は便利にはすすぎ洗
い溶液容器142によって形成される。すすぎ洗い溶液容
器が第1ハウジング172に適当に設置されるときに、セ
ンサ740は第1ハウジング172中にすすぎ洗い溶液容器14
2の底部近くに定められるレベルに配置される。すすぎ
洗い溶液容器が第1ハウジング172内に固定されるとき
に、センサ740は好ましくは、すすぎ洗い溶液容器142の
外表面に接触するように配置される。すすぎ洗い溶液が
センサに達しないレベルまで枯渇したときに、センサは
ケーブル742を介してインタフェース回路743に信号を送
り、インタフェース回路743は制御装置164のCPUに信号
を送る。制御装置164がすすぎ洗い溶液容器液体レベル
センサ740からこの低い液体レベル近接信号を受容する
と、制御装置164はすすぎ洗いポンプ150を停止させ、例
えば“FILL RINSE JUG"のような指示メッセージをサイ
ドレール制御パネル168のLEDディスプレイ128(図23A)
に送り、音響アラームを発してオペレータにすすぎ洗い
溶液容器142にさらに多くの溶液を加える必要があるこ
とを知らせることができる。すすぎ洗い溶液容器142を
取り出し、再充填し、第1ハウジング172中に適当に再
設置する場合、制御装置164はメッセージとアラームと
をクリアする。
例えば本発明に用いられるような容量形レベルセンサ
740は減衰RCオシレータの挙動を支配する原理に従って
作動する装置である。図42および図42Aに概略的に示す
ように、センサ740はセンサに隣接する空間に静電界744
を与える。対象がこの電界744に入ると、電界が占める
空間の電気的特性は変化し、電界中に振動を生ずる。対
象が接地されない導電性物質を含む場合には、対象も静
電界に妨害を生ずる。対象が静電界に充分に押し入って
センサのいわゆる活性領域に入ると、センサの回路は振
動を検出し、トランジスタスイッチ745として形成され
る出力ドライバの状態を変化させるために用いられるト
リガーパルスとして電気信号を発生させる。センサの出
力ドライバはインタフェース回路743を介して制御装置1
64に電気的に接続する。センサはセンサの感度を直前の
対象に合わせるように調節することができる電位差計74
6を含む。
液体レベルセンサ740を例えばすすぎ洗い溶液容器142
または廃物容器192またはタンク100のようなプラスチッ
ク容器の外側に配置し、感度を調節することによって、
センサは静電界の活性帯に入るレベルにまで液体が移動
するときに液体の存在を検出することができる。図42に
概略的に示すように、液体レベルが活性帯中にあるとき
に、センサの出力ドライバ745はオンに変わり、電流を
制御装置164のインタフェース回路のインタフェースプ
ルアップレジスタ747を通してアースに排出する。イン
タフェース回路のコンパレータ748はこの信号を低い状
態として検出し、この状態を制御装置164に送り、制御
装置164はプログラミングによって決定される作用を実
施する。センサの活性帯から液体が取り出されると、セ
ンサの出力トランジスタ745は停止するので、インタフ
ェースプルアップレジスタ747からの電流排出路は遮断
される。インタフェース入力コンパレータ748はこの信
号を高い状態として検出し、この状態を制御装置164に
送る。
すすぎ洗い溶液容器内の液体の所定レベルを検出する
手段の第1の他の手段を図26,図27および図29Bに概略的
に示す。この第1の他の実施例では、液体センサ要素は
少なくとも2個のねじ込み金属ねじ41を含み、3個以上
を含むこともできる。少なくとも1個のねじ41は導電性
第2接点プレート160を容器142の外面に固定し、容器14
2の背面端部壁を通って容器142の内部に達する。第2接
点プレート160中の各ねじ41は好ましくは、すすぎ洗い
溶液容器142の底部近くにかつサイホン管146の開放入口
端部の上方に、同じ低いレベルで配置される。例えば図
27に概略的に示すように、第2プレート160に取り付け
た各液体センサねじ41は第2接点プレート160と第3プ
ローブ170とを含む電気的検出回路の一部を検出し、す
すぎ洗い溶液容器142内の液体レベルが、プレート160に
取り付けた、容器142内に達するすすぎ洗い液体センサ
ねじ41の全てを覆わないときに電気的反応を生ずる。
例えば図9に概略的に示すように、すすぎ洗い溶液容
器内の液体レベルの検出回路は電気ケーブル166を介し
て制御装置164に電気的に結合する。例えば図27に概略
的に示すように、コンパレータ回路要素171における電
圧は正の基準電圧とキャパシタ175と第3プローブ170と
に結合される。キャパシタ175はアースに連結される。
コンパレータ171の電圧は正の基準電圧未満であり、す
すぎ洗い溶液容器内のすすぎ洗い液体レベルが第2接点
プレート160を容器142に取り付ける、容器142内に達す
る液体センサねじ41の少なくとも1個の上方にある限
り、典型的に正の5ボルトの低い電圧である。この理由
はキャパシタが第3プローブ170およびすすぎ洗い溶液
容器142内の導電性すすぎ洗い溶液およびアースプロー
ブ43を通ってアースに短絡するからである。すすぎ洗い
溶液容器内の液体が第2接点プレート160を容器142に取
り付けて容器142内に達する液体センサねじ41のレベル
未満に低下する場合には、コンパレータ171の電圧が基
準電圧であり、コンパレータ171は第2信号を制御装置1
64に送る。この理由は、アースプローブ43と、すすぎ洗
い溶液容器142内の導電性すすぎ洗い溶液と、第3プロ
ーブ170とを通ってアースに達する電気路が遮断される
からである。
さらに本発明によると、すすぎ洗い溶液容器が第1ハ
ウジングによって収容されうときに、すすぎ洗い液レベ
ル検出手段を制御装置に電気的に結合させる手段を備え
ることができる。ここに具体化し、例えば図27に概略的
に示すように、自動結合手段は好ましくは、一対の導電
性プローブ43,170を含む。例えば図26に概略的に示すよ
うに、プローブ43,170は第1ハウジング172の背面端部
壁233に取り付けられる。さらに、すすぎ洗い溶液容器1
42が第1ハウジング内に収容され、コネクタ180が係合
すると、アースプローブ43が第1接点プレート190と接
触するように形成されて配置され、コンパレータプロー
ブ170は第2接点プレート160と接触し、かつケーブル16
6を介して制御装置164に連結するように形成されて配置
される。従って、プローブ43,170は滑りレセプタクル17
3および防滴コネクタ180と協同作用し、すすぎ洗い液体
レベルセンサを信号発生手段と連通するように結合手段
を形成する、この結合手段は第1ハウジング172がすす
ぎ洗い溶液容器142を確実に収容するときに自動的に係
合可能である。
すすぎ洗い溶液レベル検出手段の第2実施態様は、す
すぎ洗い溶液容器142が殆ど空であるときを検出するよ
うにすすぎ洗い溶液容器142に関して配置することがで
きるフロートスイッチを含む形状で備えることができ
る。フロートスイッチは容器142内の所定の低いレベル
に達するときに、低レベル信号を制御装置164に送るよ
うに形成されて配置される電磁気リードスイッチ(図示
せず)であり得る。
すすぎ洗い液レベルセンサがすすぎ洗い溶液容器内の
所定液体レベルを検出するときに信号を発生する手段の
別な実施例を例えば図9に概略的に示す。この別な実施
例では、信号発生手段は制御パネル168に取り付けら
れ、制御装置164がコンパレータ回路要素171からすすぎ
洗い溶液容器142内のすすぎ洗い溶液の供給が低いこと
を示唆する第2信号を受容するときに制御装置164によ
って活性化される、例えばブザーまたはLED“RINSE JUG
EMPTY"メッセージのような、インジケータ278を含むこ
とができる(図23)。従って、インジケータ278はオペ
レータに、すすぎ洗い溶液容器142内のすすぎ洗い流体
量が殆ど完全に枯渇したので、すすぎ洗い溶液容器142
を満たすために追加のすすぎ洗い溶液を加えるべできあ
るときを警告する。
さらに本発明によると、排除手段は好ましくは、例え
ば患者失禁時からのような液体を患者環境から除去し、
回収し、廃棄のために保持する必要があるときを検出
し、信号を発する手段を含む。この液体検出信号発生手
段は好ましくは捕捉手段および排除手段の少なくとも一
方に連通する。ここに具体化し、例えば図9に示すよう
に、この液体検出信号発生手段は、表示数字216によっ
て一般的に示す水分センサを含むことができる。好まし
くは、水分センサは捕捉手段および排除手段の少なくと
も一方に存在する水分を検出することができ、このよう
な水分の検出に応じて信号を発することができるように
配置される。例えば図9,図18,図18Aに示すように、水分
センサ216は廃物排除管98への入口近くのドレン取付け
具67の円筒形部分63中の水分を検出するように配置され
るので、水分が廃物排除管98を通過する前に水分を検出
することができる。水分センサ216は好ましくは、水分
が回収手段(以下で説明)に達する前に水分を検出する
ように配置される。例えば図9,図18,図18Aに示すよう
に、水分センサ216は1対の導電性要素218,220を含むこ
とができる。各導電性要素218,220は両端が相互に結合
して環を形成する幅が1/2インチのステンレス鋼帯から
形成することができる。各環218,220は約1/2インチの内
径を有する。
ここに具体化し、例えば図18および図18Aに概略的に
示すように、各環218,220はドレン取付け具67の円筒形
部分63の自由端部81(図18Aに図示せず)近くに配置さ
れるドレン取付け具67の一部の内面に画定された溝中に
圧入される。1/4インチ幅のスペーサ環219は各環218,22
0と同じ半径と厚さを有するように絶縁材料から形成さ
れ、環218と環220との間の同じ溝中に圧入される。図9,
図18および図18Aに概略的に示すように、環218,220はリ
ード線222と制御装置164とを含む電気回路中に電気的に
結合される。例えば図18および図18Aに概略的に示すよ
うに、環218,220によって形成される水分検出機構は水
分に対して非常に敏感であり、2つのリング218,220の
間を水分が流れると、リード線222を通って電気回路221
まで電流が流れ、電気回路221はケーブル223を介して制
御装置164に電気信号を送る。
液体検出信号発生手段はさらに、ドレン取付け具67内
に流れる水分が環218,220の間に電気的結合を形成し、
制御装置164に電気信号を送るときに、患者または世話
をする職員によって知覚される信号を発する電気信号発
生機構を含む。適当な信号発生機構は音響および/また
は可視信号を生ずることができる。例えば図9,図23およ
び図23Aに概略的に示すように、適当な信号発生機構は
患者支持装置(図12A)またはサービスカート256(図1
5,図16)に任意に取り付けることができる電気ブザー28
1の制御パネル168に取り付けることができる電気ブザー
281および/または“EVENT"発光ダイオード282を含むこ
とができる。好ましくは制御装置164が環218,220からま
たは水分検出機構の他の実施態様から水分検出信号を受
容するときに、インジケータ機構は制御装置164によっ
て活性化される。
例えば図9,図23および図23Aに示すように、オペレー
タが水分検出インジケータ機構をリセットすることがで
きるようにリセットボタン284を制御パネル168の一部と
して備えることができる。リセットボタン284が活性化
されると、制御装置164は音響アラームを止め、サイド
レール制御パネル168上に取り付けたイベント警報LED28
2の点滅を停止させる。さらに、制御装置164はそれ以上
のエピソード警報の8分間抑制を開始する。この8分間
抑制中にすすぎ洗いポンプを始動させるならば、制御装
置164は8分間抑制を再開する。これは清掃操作中の皿
部材内の誤った検出を除去する。8分間抑制の終了時
に、制御装置164はエピソード警報回路の抑制を終わ
る。
本発明の他の実施例では、液体検出信号発生手段によ
る水分検出に応じて真空ブロワの操作を制御する手段を
備えることができる。このような真空ブロワ制御手段は
好ましくは、真空ブロワと液体検出信号発生手段とに連
結することができる。例えば、図9に概略的に示すよう
に、このような真空ブロワ制御手段は好ましくは、環21
8,220を含む回路にケーブル222を介して電気的に接続
し、真空ブロワ102にケーブル224を介して電気的に接続
する制御装置164を含むことができる。制御装置164は、
ドレン取付け具67の円筒形部分63中に水分が入ったこと
を示唆する水分検出機構からの信号を受容すると、ブロ
ワ102を活性化して皿部材62と取付け具67と管98とから
仮貯蔵タンク100中に水分を引き出す吸引を開始および
/または増強させることができるように、プログラム可
能である。制御装置164は、水分センサ216がもはや液体
を検出しなくなるまで、このようにして真空ブロワを操
作し続けるようにプログラム可能である。水分センサ21
6が液体を検出することができなくなったときから短時
間後に、制御装置164は真空ブロワ102の操作を停止する
信号を送るようにプログラム可能である。さらに、制御
装置164は、廃物が廃物排除管98、皿部材62およびドレ
ン取付け具67から排除され続けることができるように、
真空ブロワ102の不活性化を約10〜20秒間遅延させるよ
うにプログラム可能である。この短い遅延時間はブロワ
不活性化の前に皿部材62、ドレン取付け具67および管98
から全ての廃物を排除することができる。
さらに本発明によると、廃物排除手段によって廃物捕
捉手段から排除される廃物を回収する手段を備える。こ
の廃物回収手段は好ましくは、廃物排除手段に連通する
ように配置され、患者および患者の世話をする人から単
離された位置での廃物の収容を促進する。さらに、この
廃物回収手段は好ましくは廃物の永久的廃棄を促進す
る。ここに具体化し、例えば図6,図9,図28に概略的に示
すように、回収手段は好ましくは、廃物回収容器192を
廃物容器192として含む。好ましくは例えば高密度ポリ
エチレン(HDPE)またはポリプロピレンまたはポリカー
ボネートまたは同様な硬質プラスチック材料のような液
体不透過性材料から形成される容器192の正面端部壁145
には、ハンドル144が画定される。実施例に依存して、
廃物回収手段は患者支持装置(図1)または運搬可能な
サービスカート256(例えば図12,図12A,図15および図1
6)に取り外し可能に固定することができる、またはサ
ービスカートの固定タンクとして形成することができ
る。例えば図29Aに示すように、廃物容器192は好ましく
は4リットルの容量を有し、円筒形環状要素151(破線
で表示)の自由端部に画定される注入口149(仮想で破
線で表示)を介して廃物を排除されることができる。環
状要素は好ましくは、注入口149がねじ山付きキャップ
によって除去可能にシール可能であるように、ねじ山を
有する外表面を備えることができる。
ここに具体化し、例えば図9に概略的に示すように、
回収手段はさらに廃物移送ポンプ194と廃物移送管196と
を含むことができる。廃物移送管196は廃物容器192への
仮貯蔵タンク100の底部に画定された出口開口198に、異
物移送ポンプ194を介して結合する。従って、廃物容器1
92は廃物移送管196と廃物移送ポンプとを介して仮貯蔵
タンク100に連通するように配置される。廃物移送管196
は好ましくは、内径が3/8インチの円形横断面とを有す
るポリ塩化ビニル(PVC)製の可撓管から形成すること
ができる。120ボルト、60ヘルツの単相電気モータによ
って動力を与えられるとき、内径が3/8インチの管を通
しての20psiにおける0.3ガロン/分の定格流量を有する
2インチのベローズポンプによって、適当な廃物移送ポ
ンプが形成される。
さらに本発明によると、仮貯蔵タンク内に廃物の所定
最低レベルが蓄積したならば、排除手段から廃物回収容
器に廃物を移送するように廃物移送ポンプの操作を自動
的に制御する手段を備えることができる。ここに具体化
するように、排除手段から廃物回収容器に廃物を移送す
るように廃物回収手段の操作を自動制御する手段は、排
除手段がその容量の所定割合まで満たされたときを検出
する手段を含む。
ここに具体化し、例えば図49Aに概略的に示すよう
に、排除手段がその容量の所定割合まで満たされたとき
を検出する手段は好ましくは、仮貯蔵タンク100の底部
近くに配置される容量形近接レベルセンサ500として好
ましくは備えられることができる低レベル液体センサを
含む。容量形近接レベルセンサ500は好ましくはタンク1
00内で廃物液体と接触しないように、タンク100の外表
面に配置する。仮貯蔵タンク100の低レベルタンクセン
サ500は好ましくは、上述し、図42および図42Aに概略的
に示すように、すすぎ洗い溶液容器142内にすすぎ洗い
液体レベルを検出する手段と同様な電子構成の一部であ
り、制御装置164に電気的および/または電子的に接続
する。本発明の場合、取り付け具750(図42に示す)に
は図42に示す容器752に相当するタンク100の外側にセン
サ500が配置される。低レベルセンサ500はセンサ500近
くに液体が検出されるときに制御装置164に信号を送
る。センサ500への液体の近接の検出はタンク100内に移
送操作の開始のために充分な液体が存在することを実証
する。制御装置164がこの低レベルセンサ500から液体近
接信号を受容すると、制御装置164が電気ケーブル195を
介して液体廃物移送ポンプ194を始動させ、タンク100か
ら廃物容器192中へ廃物を移動させる。タンク100中の液
体レベルが低レベルセンサ500よりも充分に低いレベル
にまで減少して、低レベルセンサ500が液体近接信号を
制御装置164に送るのを止めるまで、制御装置164は廃物
移送ポンプ194の操作を続ける。低レベルセンサ500はタ
ンク100内のこの不充分な液体状態が生じていることを
制御装置164に信号で知らせ、制御装置164は廃物移送ポ
ンプ194を停止させる。
図9に概略的に示すように、排除手段がその容量の所
定割合まで満たされたときを検出する手段の他の実施例
は、例えば図26,図27に示すすすぎ洗い溶液レベル検出
手段の実施態様に用いることができる種類のステンレス
鋼ねじのような、低タンクプローブ131としての低レベ
ル液体センサを含む。従って、第2ステンレスねじ(図
9に図示せず)が仮貯蔵タンクの底部近くにねじ131と
同じ高さに備えられ、タンク100の内部にタンクの壁か
ら達する。この第2ねじはアースに電気的に接続し、ね
じ131は図27に示すプローブ170と同じ電子構成に連結す
る。プローブ131と第2ねじとが液体によって覆われる
と、電気信号が制御装置164に伝えられ、仮貯蔵タンク1
00中に最低レベルの液体が含まれることを表示する。
ここに具体化するように、排除手段がその容量の所定
割合まで満たされたときを検出する手段は好ましくは、
制御装置164に電気的および/または電子的に接続する
高レベル液体センサを含む。例えば図49Aに概略的に示
すように、高レベル液体センサは好ましくは、タンク10
0内の廃物液体と接触しないように、タンク100の外側に
配置される容量形近接レベルセンサ507として備えられ
る。高レベル液体センサ507は図42および図42Aに概略的
に説明するすすぎ洗い溶液容器142の容量形近接レベル
センサと同様に作用する。高レベル液体センサは液体が
真空ブロワ102の入口中に吸引されるか否かおよび吸引
されるときを検出するために、タンク100の底部の上方
の所定レベルに配置される。一般的にはこの状態は決し
て生じない。この状態が生ずる場合には、高レベルセン
サ507は、タンク100内の廃物液体が高レベルセンサ507
に充分に近接したレベルに達するときに制御装置164に
液体近接信号を送る。制御装置164は高タンクセンサ507
から液体近接信号を受容すると、好ましくは、プログラ
ムされたいくつかの機能を果たす。例えば、高レベル液
体センサから高レベル液体近接信号を受容すると、制御
装置164は真空ブロワ102とすすぎ洗いポンプ150との操
作を不活性化する。制御装置164が真空ブロワ102の操作
を不活性化すると、廃物排除管98および/または真空ウ
ォンド104からの吸引がその容量に近づいた仮貯蔵タン
ク100中へ追加の廃物を導入することはない。さらに、
制御装置164が真空ブロワ102とすすぎ洗いポンプ150と
の操作を抑制している間、廃物移送ポンプ194が液体レ
ベルを安全レベルにまで減ずることができるまで、もは
や液体がタンク100に加えられることはない。充分な液
体がタンク100から廃物容器192に移されて、タンク100
内の液体レベルは高レベルセンサが液体近接信号を制御
装置164に発するレベル未満に低下させ、制御装置164は
真空ブロワ102を復活させ、すすぎ洗いポンプ150の不活
性化を停止させる。さらに、制御装置164は制御パネル1
68(図23A)上の警告インジケータ128を活性化して、仮
貯蔵タンクがその完全容量に近づいたことを表示する所
定レベルに仮貯蔵タンク100内の液体があることをオペ
レータに警告する。仮貯蔵タンク100内のこのような高
レベルにある液体の検出は、サービス職員が知らなけれ
ばならない系の故障が生じたことを示唆する。従って、
警告インジケータが好ましくは制御パネル168上のLEDデ
ィスプレイ128(図23A)上の“CALL FOR SERVICE"のよ
うな指示メッセージとして提供される。しかし、図23に
示すパネル168を他の実施例では、例えば“SERVICE REQ
UIERD"のような、単に知識を与えるメッセージが与えら
れるにすぎない。
図9に概略的に示すように、排除手段がその容量の所
定割合まで満たされたときを検出する手段の他の実施例
は、仮貯蔵タンク100の頂部近くに配置され、タンク100
の内部にタンクの壁から達するステンレス鋼ねじ107と
して形成される高レベル液体センサを含む。仮貯蔵タン
ク100のための高レベル液体センサの別な実施例は好ま
しくは、上述したような、すすぎ洗い溶液容器142内の
すすぎ洗い液レベルを検出する手段と同様な電子構成を
含み、制御装置164に電気的に接続する。従って、第2
ステンレスねじ(図9に図示せず)は仮貯蔵タンク100
の底部近くのねじ131と同じ高さに設けられ、その壁か
らタンク100の内部に達する。この第2ねじはアースに
電気的に接続し、高レベルねじ107は図27に示すプロー
ブ170と同じ電子構成に接続する。ねじ107と第2ねじと
が液体によって覆われると、電気信号が制御装置164に
伝えられ、高レベルの液体が仮貯蔵タンク100内に含ま
れることを表示する。
本発明によると、廃物回収容器を収容する手段を備え
ることができる。ここに具体化し、例えば図28に概略的
に示すように、廃物回収容器収容手段は、好ましくは第
1ハウジング172とほとんど同様に形成される第2ハウ
ジング206を含む。従って、第2ハウジング206の説明は
第2ハウジング206と第1ハウジング172との間に存在す
る差異に集中する。本発明の特定の実施例に依存して、
第2ハウジング206はベッド30の一部として、またはサ
ービスカートの一部として、または緊急治療台の一部な
どとして形成可能である。例えば図28に概略的に示すよ
うに、第2ハウジング206は足台下方のベッドフレーム
によって支えられ、上部フレームによって固定されるこ
とができる。例えば図28に概略的に示すように、第2ハ
ウジング206は少なくとも1個の滑りレセプクタブル173
を含み、滑りレセプクタブル173は、第2ハウジング206
に関して廃物容器192の適当な配向を保証する廃物容器1
92の外側の一部として画定される嵌め合い溝要素174
(図6)を滑動可能にかつ回転不能に収容する。
例えば図12および図12Aまたは図15および図16に概略
的に示すように、第2ハウジングは、直立フレーム258
(図15,図16)の一部としてまたは可動サービスカート2
56の低プロフィル部分264として形成可能である。ある
種のカートの実施例では、廃物回収容器192をサービス
カートの常設部分として形成される。例えば図16に概略
的に示すように、廃物回収容器192内に蓄積した廃物を
排除するために、ドレンホース193が備えられる。ドレ
ンホース192はブラケット191によって維持され、1/4回
転弁197を介して廃物回収容器192に結合し、この弁を容
器192からホース193中への流体移送を支配する。
さらに本発明によると、廃物回収容器を仮貯蔵タンク
と連通するように結合するための手段を備えることがで
きる。好ましくは、第2ハウジングが廃物回収容器を収
容するときに、結合手段は回収容器を仮貯蔵タンクと連
通するように自動的に結合する。さらに、結合手段は、
回収容器が第2ハウジングから解離されるときに、廃物
が漏出することを防止するように形成される。ここに具
体化し、例えば図14に示すように、廃物容器結合手段は
好ましくは、すすぎ洗い溶液容器結合手段を形成し、例
えば図26に示すすすぎ洗い溶液容器142中にコネクタ180
が結合されて配置されるのと同様に、廃物容器192中に
結合されて配置される同種の防滴コネクタ180を含む。
従って、廃物容器結合手段は好ましくは防滴コネクタ18
0を含み、この防滴コネクタ180は入口/出口弁148を形
成し、雄型要素182と雌型要素184の両方を含む。さら
に、廃物回収容器192の収容手段(第2ハウジング206)
を上述した第1ハウジング172にすすぎ洗い溶液容器を
固定するための確実な固定手段と実質的に同じ種類の、
第2ハウジング206に廃物容器を固定するための固定手
段(両方の実施例)をも含む。
さらに本発明によると、廃物回収容器が第2ハウジン
グによって確実に収容されたときを検出し、このような
確実収容の検出時に信号を発する手段を備えることがで
きる。廃物容器確実収容検出手段は好ましくは、制御装
置にその信号を与えるように結合され、制御装置は制御
パネルのインジケータ手段を始動させることによってこ
のような信号の受容を示唆することができる。ここに具
体化し、例えば図9および図44に概略的に示すように、
廃物容器192の確実な収容検出手段はすすぎ洗い溶液容
器142が第1ハウジング172によって確実に収容されたと
きを検出するために上記構成(図43参照)と同種の構成
を含むことができる。ここに具体化し、例えば図44に概
略的に示すように、廃物容器192の確実な収容検出手段
は好ましくはマイクロスイッチ712を含むことができ、
マイクロスイッチ712は第2ハウジング206内に設置され
たばね付勢プランジャ14によって活性化される。マイク
ロスイッチ712は電気的および/または電子的にゲート
回路要素47に接続し、ゲート回路要素47は制御装置164
に電気的および/または電子的に接続する。スイッチ71
2が開放されると、ゲート47が図44に正の5ボルトとし
て概略的に表示される基準電圧から比較的高い電圧信号
を制御装置164に送る。プランジャ714およびマイクロス
イッチ712は、コネクタ180の雄型要素182が雌型要素184
中に固定されない限りスイッチ712の接点が開かないよ
うに、配置されて形成される。廃物容器192が第2ハウ
ジング206から取り出されると、プランジャ714が放出さ
れ、スイッチ712を閉鎖させて正の基準電圧がアースに
漏出し、このときスイッチ712は比較的低い電圧信号を
制御装置164に送る。廃物容器192が第2ハウジング206
内で適切な結合をしていないことを示唆する信号をマイ
クロスイッチから制御装置164が受容すると、制御装置1
64がすすぎ洗いポンプ150を停止させ、サイドレール制
御パネル168上のメッセージのディスプレイを活性化
し、音響アラームを発して、オペレータに廃物容器192
が取り出されたか、あるいは第2ハウジング206内に不
適当に設置されていることを知らせる。廃物容器192が
適当に再設置されると、制御装置164はマイクロスイッ
チ712から適当な信号を受容し、メッセージとアラーム
とをクリアする。
他の実施例では、廃物容器192の確実収容検出手段は
すすぎ洗い溶液容器142が第1ハウジング172によって確
実に収容されたときを検出するため、図27に関連して上
述した構成と同種の構成を含むことができる。一対の電
気プローブ43,45は廃物容器192上に取り付けられた第1
接点プレート190に関して同じように配置される。例え
ば図9に概略的に示すように、廃物容器192の第1接点
プレート190はケーブル213を介して制御装置164に電気
的検出信号を与えることができる。次に制御装置164は
ケーブル272を介して信号を送り、例えばブザー276およ
び/または、図23Aに示す制御パネル168上に取り付けら
れたLEDディスプレイ128に現れる“ATTACH HOLDING JU
G"のような指示LEDメッセージのような、インジケータ
手段の適当な実施例を活性化する。例えば図23に示す
“JUG REMOVED"メッセージ276はインジケータ手段の別
な実施例を形成する。従って、このインジケータは廃物
容器192が第2ハウジング206から取り出されたときを、
容器192が空にされるときとしてオペレータに知らせる
ことができる。
本発明によると、廃物回収容器内の所定の高レベルの
廃物液体を検出し、同レベルの検出時に信号を発するた
めの手段を備えることができる。好ましくは、廃物容器
レベル検出手段は液体廃物のレベルが廃物回収容器の中
身を空にすることを必要にするほど高くなったときを検
出するように形成される。ここに具体化するように、廃
物容器レベル検出手段は廃物容器192内の所定レベルの
廃物液体を検出するため、廃物容器192に関して取り付
けられて配置される流体センサ要素を含むことができ
る。廃物容器レベルセンサの液体センサ要素は好ましく
はすすぎ洗い溶液容器142に関して上述され、図42およ
び図42Aに概略的に説明するような容量形近接レベルセ
ンサ740である。本発明の場合には、第2ハウジング206
によって取り付け具750は便利に提供され、容器752は廃
物容器192によって便利に提供される。容量形近接レベ
ルセンサ740は廃物容器192内の廃物液体に接触しない
で、液体がセンサに密接に近づいたときに電子信号また
は電気信号を発することによって液体の存在を検出す
る。センサ740は第2ハウジング内の、廃物容器が第2
ハウジング206内に適当に設置されたときにセンサの活
性領域を廃物容器192の頂部近くに配置させるようなレ
ベルに取り付けられる。センサ740は好ましくは、容器1
92が第2ハウジング206内に固定されるときに廃物容器1
92の外表面に接触するように配置される。廃物液体が廃
物容器192をセンサに対して必要な近接をするレベルま
で満たしたときに、このセンサは制御装置164に液体近
接信号を送る。制御装置164は廃物容器液体レベルセン
サから高レベル液体近接信号を受容すると、廃物移送ポ
ンプ194を停止させ、サイドレール制御パネル168にJUN
FULLメッセージを送り、音響アラームを発して、オペレ
ータに廃物容器を空にする必要があることを知らせる。
廃物容器19が取り出されて空にされ、第2ハウジング20
6内に適当に再設置されると、制御装置164はメッセージ
とアラームとをクリアする。
例えば図9に概略的に示すように、廃物レベル検出手
段の他の実施例は、すすぎ洗い溶液容器142が低レベル
のすすぎ洗い溶液のみを有し、再充填される必要がある
ときを検出するため、図27に関連して上述した配置と同
種の装置を含むことができる。しかし、例えば図9およ
び図29Aに概略的に示すように、廃物容器192の高レベル
液体検出手段の別な実施例では、第2接点プレート160
およびその液体レベルセンサねじ41は廃物容器192の頂
部近くの廃物容器192上の高レベルに配置される。さら
に、第2接点プレート160中の各液体センサねじ160は、
第2接点プレートと一対のプローブ43,170と第1接点プ
レート190とを含む電気検出回路の一部を形成し、廃物
容器192内の液体レベルが容器192に第2接点プレート16
0を接続させる廃物液体センサねじ41の少なくとも1個
を覆うときに電気的反応を生ずる。例えば図9に概略的
に示すように、この検出回路170は電気ケーブル210を介
して制御装置164に電気的に接続し、廃物容器192内の所
定の高レベル液体を検出したときに制御装置164に電気
信号を送る。
さらに、廃物容器のレベル検出手段は液体レベルセン
サが廃物容器192内の所定の高レベル液体を検出したと
きに信号を発する手段を含むことができる。ここの具体
化するように、信号発生手段は、制御装置164が廃物容
器液体レベルセンサから高液体レベル検出信号を受容す
るときに制御パネル168上に制御装置164によって活性化
されるブザーおよび/またはLEDを含むことができる。
さらに、廃物容器192が廃物移送管196を介して追加の廃
物を受容するために充分な容量を有して第2ハウジング
206内に確実に収容されたことを示唆する信号を制御装
置164が受容しない限り、廃物移送ポンプ194の操作が制
御装置164によって許容されないように、制御装置164を
プログラムすることが好ましい。
この別な手段に関して、廃物容器が第2ハウジングに
よって収容されたときに廃物容器の高液体レベル検出手
段を制御装置に自動的に結合させるための手段を備える
ことができる。ここに具体化するように、自動結合手段
は好ましくは、すすぎ洗い溶液容器の低液体レベル検出
手段に関して上述した構成と実質的に同じ構成を含み、
従ってプローブ43,170を含む。しかし、廃物容器のプロ
ーブ170はその各ねじ41を有する第2接点プレート160と
接触する状態にあるために廃物容器の高レベルに配置さ
れる。従って、プローブ43,170は信号発生手段と連通す
る高液体レベルセンサの結合手段として備えられ、第2
ハウジングが廃物回収容器を確実に収容するときに、こ
の結合手段は自動的に係合する。
各ハウジング175,206内に配置されるそれらの容器14
2,192の各々は、いくつかの実施例ではベッドの下方に
あり(例えば図12,図12A)、他の実施例ではベッドフレ
ームに取り付けられ(例えば図6および図28)、さらに
他の実施例ではサービスカート256に支持されており
(例えば図12,図12A,図15および図16)、これらのいず
れであっても廃物容器192とすすぎ洗い溶液容器142との
交換を不可能にする手段を備える。ここに具体化し、例
えば図6,図28,図29Aおよび図29Bに概略的に示すよう
に、すすぎ洗い溶液容器142は、その狭い正面および背
面の端部壁145によって実証されるように、廃物容器192
よりも狭い幅を有する。同様に、例えば図28に示すよう
に、第1ハウジング172は第2ハウジング206によって画
定される滑りレセプタクル173よりも狭い滑りレセプタ
クル173を有する。従って、廃物容器192が第1ハウジン
グ172によって受容されることは不可能であり、同様に
すすぎ洗い溶液容器142が第2ハウジング206によって受
容されることは不可能である。あるいは、廃物容器192
をすすぎ洗い溶液容器142と交換することが不可能であ
るように、容器142,192の各々は異なる形状のコネクタ1
80を備えるおよび/または相対的に異なる位置に配置さ
れた同じ形状のコネクタ180を有する。
本発明によると、廃物容器中に回収される液体量を追
跡する手段を備えることができる。例えば、これらの液
体は失禁時に患者によって排出される種類であり得る。
ここに具体化し、例えば図29Aに概略的に示すように、
排出液体計量手段は半透明な材料から形成され、容器内
に含まれる液体量を表示する50ml増分の量度盛り214を
備える廃物容器192を含むことができる。同じ種類の度
盛り214(図29A)を、ほぼ透明な材料から形成可能なす
すぎ洗い溶液容器に備えることができる。このようにし
て、各容器は容器内の液体のために可視レベルインジケ
ータを備える。本発明の液体計量手段の他の実施例は廃
物容器192によって受容される液体およびすすぎ洗い溶
液容器142によって受容される液体量を計量し、計算さ
れた情報を制御パネル168のディスプレイ128に供給する
ようにプログラムされる制御装置164を含むことができ
る。
本発明によると、廃物排除手段中に配置される低レベ
ル液体センサによる液体の検出に応じて廃物移送ポンプ
の操作を制御する手段を備えることができる。廃物移送
ポンプ制御手段は好ましくは、廃物移送ポンプと、廃物
排除手段中の低レベル液体センサと、廃物容器中の高レ
ベル液体センサとにそれぞれ連通するように接続され
る。ここに具体化するように、廃物移送ポンプ制御手段
は好ましくは、廃物移送ポンプ194と、仮貯蔵タンク100
上に配置された低レベル液体センサ500(図49A)と、廃
物容器192の高レベル液体センサとにそれぞれ電気的に
接続する制御装置164を含む。制御装置164は低レベル液
体センサ500から、水分がタンク100内でセンサ500の活
性化するために充分な高レベルに達したことを示唆する
信号を受容するとき、廃物容器192が第2ハウジングに
確実に結合され、かつ追加の廃物を受容することができ
るために充分に空の容量を有することを示唆する信号を
チェックするように制御装置164をプログラム可能であ
る。後者の2条件が制御装置164によってチェックされ
た場合には、そしてこの場合にのみ、制御装置164は廃
物移送ポンプ194を活性化し、仮貯蔵タンク100から廃物
回収タンク192へ廃物を供給させる。制御装置164は廃物
容器192が容量に近づいたり、あるいは仮貯蔵タンク100
内の廃物レベルが低レベルセンサ500の下方およびタン
ク100の出口開口198近くにあることを示唆する信号を受
容するまで、ポンプ194を作用させ続ける。しかし、廃
物移送ポンプ194を直ちに停止させる代わりに、制御装
置164は廃物移送ポンプ194を停止させる信号を送る前に
約15秒間遅延させるようにプログラム可能である。これ
はポンプ194が迅速に連続してオンとオフとを繰り返す
ことを防止する。制御装置164は廃物容器の高液体レベ
ルセンサから、廃物容器192が容量に近づいたことを示
唆する信号を受容すると、廃物移送ポンプ194を不活性
化し、制御パネル168上のインジケータを活性化してオ
ペレータに廃物容器192を空にするように警告する。例
えば図23Aに示すように、例えば図23Aに示すように、イ
ンジケータを例えばLEDディスプレイ128上の“EMPTY HO
LDING JUG"のような指示LEDメッセージとして供給する
ことができる。あるいは、例えば図23に示すように、イ
ンジケータ274は例えば“HOLDING JUG FULL"のような情
報LEDメッセージとして供給することができる。
本発明の他の実施例では、液体検出および信号発生手
段による液体検出に応じて廃物移送ポンプの操作を制御
する手段を備えることができる。この他の実施例では、
廃物移送ポンプ制御手段は好ましくは廃物移送ポンプ
と、液体検出信号発生手段と、廃物容器中の高レベル液
体センサとにそれぞれ連通するように結合される。ここ
に具体化し、例えば図9に概略的に示すように、廃物移
送ポンプ制御手段は好ましくは廃物移送ポンプと、水分
検出信号発生手段と、廃物容器192中の高液体レベルセ
ンサとにそれぞれ電気的に接続する制御装置164を含
む。制御装置164は液体検出回路から、水分がドレン取
り付け具67の下部領域に入ったことを示唆する信号を受
容するときに、制御装置164が廃物容器192が第2ハウジ
ング206と確実に結合され、かつ追加の廃物を受容する
ことができるために充分に空の容量を有することを示唆
する信号をチェックするようにプログラム可能である。
後者の2条件が制御装置164によって検出された場合に
は、そしてこの場合にのみ、制御装置164は廃物移送ポ
ンプ194を活性化し、仮貯蔵タンク100から廃物回収タン
ク192へ廃物を供給させる。制御装置164は廃物容器192
が容量に近づいたり、あるいは仮貯蔵タンク100内の廃
物レベルがタンク100の出口開口198近くにあることを示
唆する信号を受容するまで、ポンプ194を作用させ続け
る。制御装置164は廃物容器の高液体レベルセンサか
ら、廃物容器192が容量に近づいたことを示唆する信号
を受容すると、廃物移送ポンプ194を不活性化し、制御
パネル168上のインジケータを活性化し、オペレータに
廃物容器192を空にするように警告する。
さらに本発明によると、廃物処理手段を患者支持装置
のフレームによる支持に適合させる手段を備えることが
できる。この適合手段は好ましくは患者支持装置のフレ
ームによって支えられ、第2部分支持手段を受容し、フ
レームによって支えられるように形成される。例えば低
空気漏洩ベッドの図30〜図34,図36および37に示すこの
好ましい実施例では、適合手段は好ましくはアダプタシ
ェル528を含む。図32に示すように、アダプタシェル528
は好ましくは低空気漏洩ベッドのフレームによって支え
られるために実質的に平らに形成される底面530を画定
する。例えば低空気漏洩ベッドの図1,図2および図2Aに
示す他の実施例では、適合手段は低空気漏洩ベッドのフ
レームによって支えられるために実質的に平らに形成さ
れる底面230を画定するアダプタシェル228を含む。しか
し、異なるフレームは関節接合可能なフレーム付きの通
常の病院ベッドや車椅子あるいは病院救急室治療台など
の一部をなすことができ、各アダプタシェル228の底面2
30,530はこのような異なるフレームに適合するように形
成される。
例えば、図2,図30,図32および図36に示すように、各
アダプタシェル228,528はさらに一般的に中央部分に各
受容口232,532を画定する。受容口232,532は好ましく
は、廃物処理手段の支持手段が患者支持装置の患者支持
面と実質的に同一平面に配置されるように、廃物処理手
段を確実にかつ支持しながら受容する形状を有して画定
される。例えば図1に説明するような低空気漏洩ベッド
では、この患者支持面はサック44の上面46によって画定
される。従って、例えば図2および図2Aに示すように、
支持気嚢48の基部54はアダプタシェル228の受容口232に
よって受容され、この受容口はこの支持要素を確実に受
容する。同様に、例えば図32に示すように、支持気嚢54
8の基部554はアダプタシェル528の受容口532によって受
容され、この受容口は支持要素を確実に受容する。
図30〜図34および図36〜図37に示すこの廃物処理手段
の好ましい実施例では、アダプタシェル528が好ましく
は2種類の下方膨張性支持クッション509,510と2種類
の周辺収納クッション511,512とによって形成される。
下方膨張性支持クッション509,510は、例えば気嚢548ま
たは48のような第2部分支持手段の周辺の周囲に配置さ
れ、気嚢548または48の周辺収納を提供する。従って、
図30に示すように、これらの4種類の膨張性低空気漏洩
式クッション509,510,511,512は結合して、受容口532を
画定する。4種類のクッションの各々は好ましくは、互
いの頂部に堆積される2個のクッションを組み合わせた
高さが通常の低空気漏洩の静的支持サック44または低空
気漏洩ベッドの回転サック270の通常の高さと同じとな
るように、1/2高さクッションである。
図36に示すように、2種類の下方支持クッションは一
対の中央に配置された、隣接するスロット入りクッショ
ン509を含む。図34,図36および図37に示すように、各ス
ロット入りクッション509はそれを通る中央配置スロッ
ト513を画定し、このスロットはスロット入りクッショ
ン509の長さを横断する方向に延長する。図33に示すよ
うに、スロット513はドレン取り付け具67および/また
は廃物排除管98へ接近するための通過開口として機能す
る。図37に示すように、各スロット入りクッション509
は上部外側パネル565と下部外側パネル567とを画定す
る。下部外側567は細長い開口568を画定し、上部外側パ
ネル565は、下部外側パネル567に画定された細長い開口
568と見当を合わせて形成されて配置された細長い開口5
69を画定する。細長い開口568,569の間にはウェブ514が
伸びており、スロット513によって形成される通過開口
の対立端部を画定する。各スロット入りクッション509
のスロット513を形成するウェブ514(図34の破線)のい
ずかの側に、スロット入りクッション509を3個の相互
に連絡する室516に分割するように対称的に配置される
一対の細長い分割ウェブ(図34の破線)が伸びている。
図37に示すように、一対の第1空気供給接合部517がク
ッション509の下部外側パネル567を通してクッション50
9の端部よりもスロットウェブ514に近接した位置に配置
される。各第1空気供給接合部517は第1空気供給開口5
18を画定する。スロット入りクッション509のスロット
ウェブ514の反対側に配置された一対の第2空気供給接
合部519および各空気供給開口520(図37に示す図面には
破線で示す1個のみが見られる)は、第1空気供給接合
部517および開口518に対して鏡像関係にある。各クッシ
ョン509の対立外側端部面は例えばスナップ521のような
取り付け手段を含む。図30に示すように、これらのスナ
ップ521はスロット入りクッション509と1/2高さ回転ク
ッション510(以下で説明)との一緒の保持を助けるサ
イド取り付けパネル522に付着する。
図30,図33および図36に示すように、一対の1/2高さ回
転クッション510は2個の中央配置スロット入りクッシ
ョン509の各々に隣接して配置される。図31の縦断面図
に示すように、各1/2高さ回転クッション510は図8およ
びThomasらの米国特許第4949414号に示す形式と同様な
形成で形成される。1/2高さクッション510とThomasらの
米国特許と図8とに示される回転クッションとの主な相
違は高さであり、前者の高さは後者の高さの1/2であ
る。図31に示すように、各1/2高さクッション510は相互
に対向して配置され、対角に伸びるウェブ575によって
分離した一対の膨張室を含む。図31および図32に示すよ
うに、各対立配置室は端部室525と、ウェブ573によって
端部室525から分離された中間室570とによってさらに画
定される。空気交換開口574は分離ウェブ573によって画
定され、中間室570と端部室525との間に空気を連絡させ
る。空気供給管524は1/2高さ回転クッション510の各端
部室525と連通する。対角配置ウェブ575は2個の対立配
置室を分離し、各中間室570の共通壁を形成する。この
ようにして、対立配置室は少なくとも1個の膨張性室を
対立配置室を収縮させながら選択的に膨張させるための
選択的に膨張または収縮するように形成され、それによ
って対立配置室対の一方の高さを対立配置室の他方の高
さに関して変化させる。
図30に示すように、周辺サイド収容クッション511を
受容開口532の各対向側に配置し、周辺端部収容クッシ
ョン512を受容開口532の各対向側に配置する。図30およ
び図39に示すように、周辺収容クッション511,512は好
ましくは圧縮空気によって膨張し、共に結合して支持気
嚢548または48の周囲に連続縁を形成する。両側周辺収
容クッション511の隣接配置端部と隣接周辺収容クッシ
ョンとを結合させる手段を備えている。図30に示すよう
に、両側周辺収容クッション511の端部は端部収容クッ
ション512の内側部分の端部近くに配置された嵌め合い
スナップ529に取り付けるためにスナップ529が備えられ
る。他の実施例では、スナップ529の代わりに面ファス
ナを用いることができる。さらに、図36に示すように、
複数の面ファスナ590が各スロット入りクッション509の
上部外側パネル565の対向縁近くに備えられる。図30に
示す図面には見られないが、両側周辺収容クッション51
1の下部パネルには嵌め合い面ファスナ590が備えられ、
これはスロット入りクッション509のファスナ590と係合
し、サイドクッション511をスロット入りクッション509
に固定する。同様に、図36に示すように、複数の面ファ
スナ590が、両端部周辺収容クッション512の下方に配置
される各1/2高さ回転クッション510の上部外側パネルの
長さに沿って備えられる。図36に示すように、両端部周
辺収容クッション512の底部パネルには1/2高さ回転クッ
ション510のファスナ590と係合し、端部クッション512
を回転クッション510に固定するように配置される嵌め
合い面ファスナ590が備えられる。
図30に示すように、面ファスナ531の細長いストリッ
プがサイド周辺収容クッション511の細長い側面の3側
面を囲むように形成される皿部材562の下部自由縁に取
り付けられる。面ファスナ531の他の細長いストリップ
がサイド取り付けパネル522の上部自由縁近くに取り付
けられ、皿部材562のファスナ531と見当を合わせて配置
される。各ファスナ531の係合はサイド取り付けパネル5
22に皿部材562を固定するために役立つ。さらに、図30
および図32に示すように、サイドパネル522および523に
は、患者支持装置のフレームのフランジ594に沿って配
置される一列の嵌め合いスナップ593と見当を合わせて
配置される一列のスナップ592が備えられる。さらに、
図33に示すように、皿部材562は一対の下方に伸びるフ
ラップ部分を有し、これは端部周辺収容クッション512
の細長い外側を覆い、クッション512と完全な高さの回
転サック270との間に挟まれる。
低空気漏洩ベッドに用いられるように設計された廃物
処理手段の別な実施例は、受容開口232を画定する一般
にU形の外形を有する複数の個別膨張性クッション234
によって形成されるアダプタシェル228として図1およ
び図2に示される。各クッション234の各対向配置脚部
分236は低空気漏洩ベッドの通常のサック44の垂直高さ
と同じ10インチ高さを有する。しかし、各U形クッショ
ン234の中間ベース部分は、低空気漏洩ベースの垂直高
さサック44の10インチの高さとは対照的に、僅か約5〜
5.5インチの高さである。U形クッション234の脚236の
内面は、U形クッションのベース部分と協同作用して、
受容開口232を画定する。例えば図1および図2に概略
的に示すように、アダプタシェル228は複数の並立クッ
ション234の各対向端部に配置され、受容開口232をさら
に画定する通常高さのエアーサック44をも含むことがで
きる。
例えば図2に示すように、アダプタシェル228の中央
クッション235の対向側に配置されたアダプタシェルク
ッション234よりも約3倍幅広い、中央配置クッション2
35の中央部分に細長いスロット237を画定することがで
きる。スロット237はドレン取り付け具67および/また
は廃物排除管98への接近を可能にし、仮貯蔵タンク100
と、皿部材62の床64に画定されたドレン開口66との間を
連絡させる。さらに、各クッション234または235のU形
の形状の脚236の外面は外側に面する対向周辺壁238を画
定する。
好ましくは、クッション234,235,509,510,511,512は
全体的に、ウレタンフィルムがラミネートされたナイロ
ン綾織り材料から形成される。このような材料はヒート
シールが可能であり、圧縮空気によって膨張される気密
性エンクロージャを形成することができる。あるいは、
ポリテトラフルオロエチレン、例えばテフロン(登録商
標)を塗布された布帛を用いて、例えば縫合によるよう
に、このような材料を機械的にシールする場合は、クッ
ション234,235,509,510,511,512を形成することができ
る。各クッション234,235,509,510,511,512は好ましく
は、低空気漏洩ベッドの空気供給系または独立の空気供
給系を用いて空気によって膨張できるように、入口取り
付け具(各クッションに対して図示せず)を備える。
さらに、アダプタシェル228,528の別な実施例は、例
えば可撓性のある弾性材料から、または廃物処理手段に
適当な支持受容形状を与えることができる他の可撓性材
料から形成することができる。
図39は5群の低空気漏洩サックを有する低空気漏洩ベ
ッド中に配置された廃物処理手段のこの好ましい実施態
様に圧縮空気を供給する空気供給管の概略図を表し、各
群のサックは5分割圧縮帯域1〜5のいずれかに配置さ
れる。通常、帯域1のサックは患者の頭を支え、帯域5
のサックは患者の足を支える。図39に概略的に示すよう
に、ブロワ304は多重弁マニホルド306に圧縮空気を供給
し、多重弁マニホルド306は5個の圧力制御弁(それぞ
れ、Z1,Z2,Z3,Z4およびZ5と標記された整列矩形で表
示)を含む。
各圧力制御弁Z1,Z2,Z3,Z4およびZ5は大気と、流入口
と、排出口に連通するベント口(図39に図示せず)とを
有する。CPR処置を実施すべき場合には、各圧力制御弁Z
1,Z2,Z3,Z4およびZ5はその排出口をそのベント口に結合
させ、患者が膨張要素を有する硬い支持マニホルド上に
位置するように装置の膨張要素の全てを収縮させるため
の空気流路を与えるように形成することができる。
各圧力制御弁Z1,Z2,Z3,Z4およびZ5は対応する空気分
流弁の入口に結合する。これらの弁は同じ標識Z1,Z2,Z
3,Z4およびZ5を囲む円によって表される。各圧力制御弁
Z1,Z2,Z3,Z4およびZ5と対応する空気分流弁は制御装置1
64(図39に図示せず)によって制御される。
図41に概略的に示すように、各空気分流弁Z1,Z2,Z5は
4ポート三位置弁であり、これはホール効果センサ(図
示せず)を活性化して制御装置164(図示せず)に弁の
配置を示すマグネット706を有する。各空気分流弁Z1,Z
2,Z5は大気に連通するベント口736と、左排出口718と、
右排出口719と、対応する圧力制御弁Z1,Z2,Z5の排出口
に連通する流入口717とを有する。各空気分流弁Z1,Z2,Z
5はその入口717をその左排出口718および右排出口719の
両方に接続させるように配置可能である。各空気分流弁
Z1,Z2,Z5はその入口717をその左排出口718および右排出
口719のいずれかに接続させ、そのベント口736をその左
排出口718および右排出口719の他方に結合させるように
配置可能である。
図41に概略的に示すように、各空気分流弁Z3およびZ4
は4ポート2位置分流弁であり、これはその入口720が
その左排出口721および右排出口722の両方に接続する
か、あるいはそのベント口723がその左排出口721および
右排出口722の両方に接続するように配置可能である。
図39に概略的に示すように、帯域1に示す各エアーサ
ックの空気供給開口のいずれかは第1左側マニホルド72
4に結合し、このマニホルド724は第1分流弁Z1の左排出
口718に接続する。同様に、帯域1に示す各エアーサッ
クの空気供給開口の他方は第1右側マニホルド725に接
続し、このマニホルド725は第1分流弁Z1の右排出口719
に接続する。図39に概略的に示すように、第1分流弁Z1
は二股バッグ(siamese bag)269と(図8に示すよう
な)完全な高さの回転バッグ270とを含む。
図48に概略的に示すように、二股バッグ269は、一緒
に結合し、一対の空気流連通スロット762,763によって
相互に連通する一対の完全高さバッグ気嚢760,761を有
する。各連通スロット762,763は気嚢760,761の隣接側壁
中の共通に見当合わせされた開口を結合させることによ
って形成される。各気嚢760,761は対角に伸びるウェブ7
64,765によって分割される。両気嚢760,761の対角ウェ
ブ764,765は相互に並行に配置される。スロット762の一
つは2つの気嚢760,761の各上部室766,767の間の空気流
の連通を生じ、他方のスロット763は2つの気嚢の下部
室768,769の間の空気流連通を生ずる。一方の気嚢761は
気嚢761の底部壁772を通して形成されるそれぞれの一対
の空気供給口を囲む、間隔を置いた空気流供給取り付け
具770,771を有する。取り付け具771に対応する空気供給
開口は対角ウェブ765の片側で気嚢761の一端に配置さ
れ、取り付け具770に対応する空気供給開口は対角ウェ
ブ765の他方の側で気嚢761の他方の端部に配置される。
図39に示すように、各空気供給取り付け具770,771は第
1左側マニホルド724または第1右側マニホルド725のい
ずれかに受容されることができる。図39に示すように、
空気供給取り付け具770,771を備える気嚢761は好ましく
は最外側気嚢ではなく帯域1の端部からの第2気嚢とし
て配置される。この配置において、マニホルド724,725
に圧縮空気を運び、二股バッグ629に空気を供給する空
気供給管はヘッド領域の自由縁に接触せずに、患者支持
装置の他の要素の収容に利用可能なこの空間から出る。
図39に概略的に示すように、帯域2に示す各エアーサ
ックの空気供給開口の一つは第2左側マニホルド726に
接続し、第2左側マニホルド726は第2分流弁Z2の左出
口718に接続する。同様に、帯域2に示す各エアーサッ
クの空気供給開口の他方は第2右側マニホルド727に接
続し、第2右側マニホルド727は第2分流弁Z2の右出口7
19に接続する。図39に概略的に示すように、Z2は(図8
に示すような)1個の完全な高さの回転バッグ270と
(図30,図31,図33および図36に示すような)2個の1/2
高さ回転バッグ510とを含む。
図39に概略的に示すように、第2圧力制御弁Z2は、第
2分流弁Z2に圧縮空気を供給する他に、圧縮空気を(図
36に示すような)空気供給管534,535を介して周辺端部
収容クッション512の一つと、支持気嚢548の下部胴体領
域Z(例えば図19参照)とにも供給する。
図39に概略的に示すように、第3圧力制御弁Z3は第3
分流弁Z3の入口720に供給される空気流を制御する。帯
域3に示すスロット入りクッション509の空気供給開口
の2個は第3左側マニホルド728に接続し、第3左側マ
ニホルド728は第3分流弁Z23の左出口721に接続する。
同様に、帯域3に示すスロット入りクッション509の空
気供給開口の他の2個は第3右側マニホルド729に接続
し、第3右側マニホルド729は第3分流弁Z3の右出口722
に接続する。さらに、第3圧力制御弁Z3は(図36に示す
ような)空気供給管537,538を介して2個の側部周辺支
持クッション511と、支持気嚢548の臀部領域Y(例えば
図19参照)とに供給される空気流を制御する。
図39に概略的に示すように、第4圧力制御弁Z4は第4
分流弁Z4の入口720に供給される空気流を制御する。帯
域4に示すスロット入りクッション509の空気供給開口
の2個は第4左側マニホルド730に接続し、第4左側マ
ニホルド730は第4分流弁Z4の左出口721に接続する。同
様に、帯域4に示すスロット入りクッション509の空気
供給開口の他の2個は第4右側マニホルド731に接続
し、第4右側マニホルド731は第3分流弁Z4の右出口722
に接続する。さらに、第4圧力制御弁Z4は、第4分流弁
Z4に圧縮空気を供給する他に、(図36に示すような)空
気供給管540,541を介して周辺端部収容クッション512の
一つと、支持気嚢548のふくらはぎ領域X(例えば図19
参照)とに圧縮空気を供給する。
図39に概略的に示すように、帯域5に示す各エアーサ
ックの空気供給開口の一つは第5左側マニホルド732に
接続し、第5左側マニホルド732は第5分流弁Z2の左出
口718に接続する。同様に、帯域5に示す各エアーサッ
クの空気供給開口の他方は第5右側マニホルド733に接
続し、第5右側マニホルド733は第5分流弁Z5の右出口7
19に接続する。Z5は(図30,図31,図33および図36に示す
ような)2個の1/2高さ回転バッグ510と、(図8に示す
ような)4個の完全高さ回転バッグ270を含む。
従って、アダプタシェル228,528の少なくとも第1区
分はガスによって膨張可能であるように形成可能であ
る。クッション234,509,510,511,512および支持気嚢48,
548に圧縮空気を供給する手段は、圧縮空気を低空気漏
洩ベッドの支持サック44および/または270に供給する
ために存在する空気供給系に容易に適合させることがで
きるので、本発明の廃物処理手段は既存の低空気漏洩ベ
ッドに合わせて容易に改造することができる。
ここに具体化し、例えば図1および図1Aに概略的に示
すように、廃物処理手段の運搬手段はトレー242を含む
ことができる。トレー242は下部フレーム34のほぼ中点
に配置され、好ましくは、壁出口から供給される正常電
力が利用不能になるときにブロワ304に電力を供給する
4個の17アンペアバッテリー252を有することができ
る。トレー242はトレー底部246から垂直に伸びる一対の
対向側壁244を有する。各側壁の自由縁は側壁244に垂直
にかつトレー底部246に並行に配置されるフランジ248を
形成するように配置される。各側壁246は高さは好まし
くは下部フレーム34のフレームレール38の高さと少なく
とも同じ高さであるように形成され、例えば図1に示す
よりも高くなり得る。各フランジ248の幅は好ましく
は、下部フレーム34のフレームレール38の幅と同じ寸法
に形成される。フランジ248はトレー242を支える下部フ
レーム34のフレームレール38の頂部に存在する。
ここに具体化し、例えば図1,図6,図10および図28に概
略的に示すように、廃物処理手段を支える手段はさらに
ベッド脚に取り付けた容器254を含むことができる。脚
に取り付けた容器254は好ましくはエンクロージャとベ
ースプレートとを含み、ベースプレートはエンクロージ
ャ内にかつ内から水平にこのベースプレートを滑動させ
るスライドに取り付けられる。仮貯蔵タンク100および
真空ブロワ102は好ましくはベッド脚に取り付けた容器2
54のベースプレート上に取り付けられ、ベースプレート
の頂部に支えられる。
あるいは、例えば図12,図12A,図15および図16に示す
ように、廃物処理手段の運搬手段は可動のサービスカー
ト256を含むことができる。例えば図15,図16に示すよう
に、直立の可動なサービスカート256は直立フレーム258
と、ハンドル260と、ホイール262とを含むことができ
る。例えば図12,図12Aに概略的に示すように、下部構造
サービスカート256はベッドのフレームの一端の下方に
滑り入ることができ、一端に配置された大支持ホイール
266と低プロフィル端部に配置された小ホイール268とに
よって運搬される。
さらに本発明によると、例えば失禁した後に患者の清
浄を容易にするために患者を回転させる手段を備えるこ
とができる。好ましくは、本発明の装置は、真空ブロワ
104による患者の清浄を容易にするために一人の病院職
員が途中で患者を患者の側方に回転させることができる
ように、患者を水平面から自動的に約20度回転させるこ
とができる。さらに、回転手段は好ましくは、患者支持
装置のフレームによって支えられる。ここに具体化し、
例えば図2,図2Aおよび図30に概略的に示すように、回転
手段はまた好ましくは、上述したドローイングシートの
機能を発揮させるために用いられるフィルタシート80,5
80を含む。しかし、ここに具体化し、図8,図31,図39お
よび図48に示すように、回転手段は好ましくは、複数の
特定形状の完全高さ回転サック269,270と1/2高さ回転サ
ック510とを含み、これらは制御装置164の制御下での1
種以上の配置において圧縮空気を供給される。回転サッ
ク269,270,510は自動的にかつ病院職員の労力なしに患
者を約20度いずれかの側方へ回転させることによって回
転操作を助成する。患者のこの自動的部分回転は看護婦
または他の病院職員が一人でフィルタシート80,580を引
っ張ることによって患者を患者の側方に完全に回転させ
ることを可能にする。
例えば図8,図31および図48に概略的に示すように、機
能的回転サック270,510,269はそれぞれ、Thomasらの米
国特許第4949414号に開示されたいわゆるRESTCUE(登録
商標)型サックとして形成することができ、この特許の
開示はこの言及によって本特許出願に関係する。図8に
示す実施例は、複数の完全高さの回転サック270は、例
えばGoodwinの米国特許第4745647号,Goodwinの米国特許
第4768249号およびGoodwinの米国特許第4949413号に開
示されている、いわゆるFLFEXICAIR(登録商標)サック
のような、複数の通常の低空気漏洩ベッド支持サック44
と交換することができ、これらの特許の開示はこの言及
によってこの特許出願に関係する。
例えば図31,図39および図41に概略的に示すこれらの
好ましい実施例では、回転手段に供給される空気の制御
手段は複数の空気分流弁Z1,Z2,Z3,Z4,Z5を含み、これら
の弁を通して低圧空気が完全高さ回転サック269,270と1
/2高さ回転サック510とにそれぞれの左側マニホルド72
4,726,728,732とそれぞれの右側マニホルド725,727,733
とを介して選択的に供給される。各空気分流弁Z1,Z2,Z
3,Z4,Z5は制御装置164の制御下でモータ操作され、同様
に制御装置164によって制御されるブロワ304と多重弁マ
ニホルド306とから低圧空気を供給されることができ
る。図41に概略的に示すように、分流弁Z1,Z2,Z5は3操
作形式、すなわち患者中央に存在、患者左に回転、患者
右に回転の各々に関して同様に配置される。さらに、分
流弁Z3,Z4はこれらの3操作形式の各々に関して同様に
配置される。患者支持面の左側への患者の回転を助成す
るめに、図41に概略的に示すように、各分流弁Z1,Z2,Z5
は低圧空気を回転サック269,270,510の右側に供給し、
回転サック269,270,510の左側を各分流弁Z1,Z2,Z5のベ
ント口736を介して大気に排出させることができるよう
に形成可能である。各分流弁Z3,Z4はスロット入りクッ
ション509を各分流弁Z3,Z4のそれぞれのベント口723を
介して大気に排出させることができるように形成可能で
ある。あるいは、患者支持面の右側への患者の回転を助
成するために、各分流弁Z1,Z2,Z5は低圧空気を回転サッ
ク270,510の左側に供給し、回転サック270,510の右側を
各分流弁Z1,Z2,Z5のベント口736を介して大気に排出さ
せることができるように形成可能である。さらに、各分
流弁Z3,Z4はスロット入りクッション509を各分流弁Z3,Z
4のそれぞれのベント口723を介して大気に排出させるこ
とができるように形成可能である。好ましくは、各回転
サック269,270,510の対角ウェブ(図8では完全高さサ
ック270に対して775で表示、図31では1/2高さサック510
に対して575で表示)の位置が各隣接回転サックによっ
て交換され、各隣接回転サック対に関して、より大きい
容量の上部中間室が患者支持装置の右側と患者支持装置
の左側との間に交互に配置されるように、隣接回転サッ
クが患者支持装置の長さに沿って配置されて配向され
る。さらに、各制御パネル168は好ましくは、回転サッ
ク270,510を用いて患者を回転させるために制御手段と
インジケータとを含む。ここに具体化し、例えば図9,図
23および図23Aに概略的に示すように、制御ボタン286は
制御装置164に患者の右への回転を実行させ、インジケ
ータ288を活性化させ、インジケータ288は患者が支持面
の右側に回転されたことを表示する。同様に、制御ボタ
ン290は制御装置164に患者の左への回転を実行させ、イ
ンジケータ292を活性化させ、インジケータ292は患者が
支持面の左側に回転されたことを表示する。さらに、制
御ボタン294は制御装置164に患者の支持面に左側または
右側のいずれかから中央への戻り回転を実行させ、イン
ジケータ296を活性化させ、インジケータ296は患者が支
持面の中央部分に戻り回転されたことを表示する。
オペレータが左回転または右回転ボタンを押圧する
と、制御装置164は分流弁モータを活性化させて、それ
ぞれの分流弁Z1,Z2,Z3,Z4およびZ5を例えばブロワ304と
多重弁マニホルド306のような空気供給手段からの空気
を例えば回転バッグ269(図48)、270(図8および図1
3)および510(図30および図31)ならびにスロット入り
クッション509のような回転装置に、上述のやり方で供
給するように配置される。制御装置164はまた、制御信
号を送って、適当な回転インジケータ288,292,296を活
性化させる。
回転装置はオペレータが中央ボタン294を押圧するま
で回転した状態に留まる。中央ボタンが押圧されると、
制御装置164は信号を送って、回転サック269,270,510の
左側と右側の両方およびスロット入りクッション509に
空気を供給するように、空気分流弁Z1,Z2,Z3,Z4,Z5を再
配置させる。同時に、患者を中央位置に戻ることを助成
するために、制御装置164は信号を例えばブロワ304のよ
うな空気供給源に送って、サック269,270,510の両側を
最大膨張状態に1分間膨張させる。この1分間最大膨張
後に、制御装置164はブロワ304に信号を送って、支持サ
ック269,270,510に正規の空気圧を送るように操作させ
る。さらに、制御装置164は制御パネル上の中央インジ
ケータ296を活性化して、系が患者を中央位置に戻しつ
つあることを表示させる。空気供給源がサック269,270,
510を通常圧縮状態に戻すや否や、制御装置164は中央イ
ンジケータ296をオフ状態に戻す。
例えば図8および図13に概略的に示す他の実施例で
は、回転手段に供給される空気を制御する手段は、一対
の空気分流弁300,302を含み、これらによって空気流管1
76,177,178,179を介して完全高さ回転サック270に低圧
空気を選択的に供給する。管177,179が管177,179を支持
するフレームの関節領域を通過する各位置において、管
177,179に伸縮領域185を備える。第1分流弁300は4ポ
ート2位置弁であり、第2分流弁302は16ポート2位置
弁である。分流弁300,302の両方は制御装置164の制御下
でモータ操作され、制御装置164によって制御されるブ
ロワ304と多重弁マニホルド306とから低圧空気を供給さ
れる。第1分流弁300は回転サック270の右側に低圧空気
を供給し、サック270の左側をベント口308を介して大気
に連結させ続けるように配置可能である(図13の実線対
角線)。あるいは、第1分流弁300は回転サック270の左
側に低圧空気を供給し、サック270の右側をベント口308
を介して大気に連結させ続けるように配置可能である
(図13の破線対角線)。第2分流弁302は回転サック口3
09と第1分流弁300とを介して、回転サック270,510に低
圧空気を供給し、同時に、図8に示すように回転サック
270の各対の間に交互に配置される支持サック44を、5
つのベント口310と、ベッド30内の各帯域支持サック群
のための1つのベント口310と、5つの支持サック口312
とを介して大気に連結させるように形成可能である(図
13の実線対角線)。支持サック44に空気を供給するため
に用いられる空気流管は、図13に示す管176,177,178,17
9とは異なるが、図13に示されない。第2分流弁302は第
2の別な構成(図13の破線対角線)では、圧縮空気をブ
ロワ304から5つの支持サック口312を介して、図8に示
すようにそれぞれ一対の回転サック270の間に交互に配
置された支持サック44に供給し、回転サック270を第1
分流弁300とベント口310とを介して大気に連通させる
(図13の破線対角線)。
例えば図13に概略的に示す別な実施例では、制御装置
164は好ましくは、両分流弁300,302を用いて、患者回転
手段を形成する2群(回転270,510および支持44)のエ
アーサックに供給される空気を制御するように予めプロ
グラムされる。回転操作中に、2群のエアーサックの一
方(例えば回転サック270)は完全に充填されたか、ま
たは充填中であるかのいずれかであり、2群のエアーサ
ックの他方(例えば支持サック44)は完全に空である
か、または収縮中である。制御装置164は好ましくは、
エアーサックの完全膨張群の収縮が開始すると同時に、
エアーサックの完全収縮群の膨張が開始するように予め
プログラムされる。
図13のこの別な実施例においてオペレータが左回転ボ
タンまたは右回転ボタンを押圧すると、制御装置164は
分流弁モータを活性化し、例えばブロワ304と多重弁マ
ニホルド306のような空気供給手段とからの空気を例え
ば回転バッグ270(図8および図13)および510(図30お
よび図31)のような回転装置に供給する。制御装置164
はまた、制御信号を送って、適当な回転インジケータ28
8,292,296を活性化させ、第1分流弁300を回転サック27
0,510の適当な側、つまり左または右に空気を供給する
ように配置させる。
図13の実施例の回転装置はオペレータが中央ボタン29
4を押圧するまで回転した状態に留まる。中央ボタンが
押圧されると、制御装置164は信号を送って、回転サッ
ク270,510のそれまでに膨張した側から空気をベント口3
10から排出させるように、第2分流弁302を再配置させ
る。同時に、患者を中央位置に戻すことを助成するため
に、制御装置164は信号を例えばブロワ304のような空気
供給源に送り、支持サック44を最大膨張状態に1分間膨
張させる。この1分間最大膨張後に、制御装置164はブ
ロワ304に信号を送り、支持サック44に正規の空気圧を
送るように操作させる。さらに、制御装置164は制御パ
ネル168上の中央インジケータ296を活性化し、系が患者
を中央位置に戻しつつあることを表示させる。空気供給
源がサック44を通常圧縮状態に戻すと同時に、制御装置
164は中央インジケータ296をオフ状態に戻す。
30度以上の関節角度では、患者回転手段を活性化させ
ることは好ましくない。従って、制御装置164はベッド
のヘッド領域の角度が水平から30度より上昇する場合に
は、回転操作の開始を防止するようにプログラムされ
る。さらに、各制御パネル168は好ましくは、患者支持
面が水平から少なくとも30度の角度に関節でつながれた
場合にオペレータに警告するように制御装置164によっ
て操作される警告インジケータを含む。
本発明によると、患者支持系においてサイドレール16
7が上昇位置にない限り、患者回転手段の作動を防止す
る手段を備えることができる。ここに具体化し、例えば
図1の破線に概略的に示すように、サイドレール167が
低い位置にあるときに回転手段の作動を防止する手段は
好ましくは、適当に配置されて配線されたサイドレール
連動マイクロスイッチ169を含み、このマイクロスイッ
チはサイドレール167が直立状態に固定されるときに
(例えば、図1に概略的に示す)制御装置164に信号を
送る。制御装置164は各マイクロスイッチ169から受容さ
れる信号がサイドレール167が直立状態に固定されるこ
とを表示しない限り、患者回転手段の活性化を防止する
ようにプログラムされる。さらに、制御装置164は、サ
イドレール167が低い位置にあるときをオペレータに警
告するように制御パネル168上の警告インジケータを活
性化し、オペレータは患者回転手段を活性化させようと
試みる。例えば図23Aに示すように、このインジケータ
はLEDディスプレイ128上の“RAISE RIGHT SIDE RAIL"の
ような指示メッセージとして提供可能である。例えば図
23に示す他の実施例では、インジケータはLEDディスプ
レイ上の“SIDE RAIL DOWN"のような情報メッセージ165
として供給可能である。
本発明によると、一定期間中に生ずる失禁イベント回
数を計数する手段を備えることができる。ここに具体化
し、例えば図9に概略的に示すように、計数手段は一定
期間中に水分検出信号発生手段から受容される信号数を
計数するように適当にプログラムされた制御装置164を
含むことができる。
ここに具体化するように、制御装置164は好ましく
は、例えばすすぎ洗いポンプ150,廃物移送ポンプ194,真
空ブロワ102、および膨張性サック44,269,270、クッシ
ョン234もしくは509,510,511,512のために備えられた種
々の弁Z1,Z2,Z3,Z4,Z5,300,302,306、および支持気嚢48
または548のような、種々な電気的動作装置を自動的に
制御する能力が与えられる。制御装置164は好ましく
は、系の種々な要素と、オペレータに系の状態を監視さ
せる制御パネルの可視インジケータとの間にインタフェ
ースを与える。これに関して、制御装置164は好ましく
は自動的に、患者支持装置の既存機能を監視し、患者環
境から排除され、廃棄のために保持される必要のある廃
物を生ずるときを監視し、すすぎ洗い溶液容器142と、
仮貯蔵タンク100と、廃物容器192との中の液体量レベル
を監視する。
CPR処置を実施する必要がある場合には、制御装置164
は適当な信号を送り、廃物処理装置が実施中の如何なる
操作をも停止させる。例えば、制御装置164は廃物移送
ポンプ194,真空ブロワ102およびすすぎ洗いポンプ150か
ら電力を除去する。さらに、制御装置164はまた圧力制
御弁Z1,Z2,Z3,Z4,Z5(図39)をそれらの排出口をそれら
のベント口に接続させるように配置させ、対応する空気
分流弁Z1,Z2,Z3,Z4,Z5を必要に応じて、回転サック269,
270,510、支持気嚢48または548、アダプタシェル288ま
たは528を収縮させるように配置させる。さらに、本発
明の廃物処理装置を関節接合可能なな低空気漏洩ベッド
と組み合わせて用いるならば、CPR処置が実施中である
か否かに関係なく、電力回路の過負担を防止するため
に、制御装置164は好ましくはベッドの関節と上昇また
は降下との両方の間に真空ブロワ102とすすぎ洗いポン
プ150とを停止させるようにプログラムされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス, ジェイムズ ミルトン チ ェリー アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29464 マウント プレザント シャ イアー ロード 1311 (72)発明者 アッシュクラフト, デイヴィッド エ ヌ アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29414 チャールストン イーリース トッカート ロード 1709 (72)発明者 ダルトン, ロジャー ディー アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29456 ラドソン ロット 7 ハイ ウェイ 78 9919 (72)発明者 ロマーノ, ジェイムズ ジェイ アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29412 チャールストン オイスター ポイント ロウ 135 (72)発明者 スミス, ケネス アール アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29414 チャールストン キャスルブ ルック プレイス 1311 (72)発明者 トラウアーニヒト, ティモシー アー ル アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29412 チャールストン アンカー ロード 972 (72)発明者 ボルデン, マイケル ヴィー アメリカ合衆国 サウス キャロライナ 29144 チャールストン イースト エステイト ブールヴァード 852 (56)参考文献 特開 平3−80860(JP,A) 特開 昭63−290566(JP,A) 特開 昭61−149148(JP,A) 実開 昭53−55291(JP,U) 実開 昭61−133031(JP,U) 実開 平2−111427(JP,U) 実開 昭54−137293(JP,U) 実開 昭59−36329(JP,U) 実開 昭55−137632(JP,U) 実開 昭64−9627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61G 7/00 - 7/16 A61G 9/00

Claims (54)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者のケア,維持および治療の少なくとも
    一つから生ずる廃物を処理する装置であって、 患者の身体の少なくとも一部を支持する支持手段と、 この支持手段によって保持される廃物の捕捉手段と、 この捕捉手段から廃物を吸引するために配置される真空
    ブロワと、 前記捕捉手段から前記真空ブロワによって吸引される廃
    物を受容するために前記捕捉手段と前記真空ブロワとに
    連通するように配置される仮貯蔵タンクと、 前記捕捉手段によって捕捉される廃物を生ずるイベント
    の回数を計数する手段と を具えたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記仮貯蔵タンクと連通するように取り外
    し可能に固定されて前記仮貯蔵タンクにより受容される
    廃物の回収手段をさらに具えたことを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記回収手段は、廃物回収容器と、この廃
    物回収容器および前記仮貯蔵タンクと連通するように結
    合される廃物移送ポンプとを有することを特徴とする請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記廃物移送ポンプと結合する廃物移送管
    と、 前記廃物回収容器を前記廃物移送管を介して前記廃物移
    送ポンプに選択的に連通させるように形成されて配置さ
    れ、前記廃物回収容器が廃物を受容するように配置され
    る場合には自動的に開放し、前記廃物回収容器が廃物廃
    棄箇所に運搬される場合には自動的に封鎖されるように
    さらに形成される防滴迅速コネクタと をさらに具えたことを特徴とする請求項3に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記仮貯蔵タンクと連通するように結合さ
    れる洗浄手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記洗浄手段は、真空ウォンドと、この真
    空ウォンドを前記真空ブロワと連通するように選択的に
    結合させるように形成されて配置される分流弁とを有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記捕捉手段の洗浄手段をさらに具え、 この洗浄手段は、すすぎ洗い溶液容器と、すすぎ洗い溶
    液ノズルと、前記すすぎ洗い溶液容器と前記すすぎ洗い
    溶液ノズルとに連通するように結合されるすすぎ洗い溶
    液ポンプとを有することを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】前記すすぎ洗い溶液ノズルに結合するすす
    洗い溶液管と、前記すすぎ洗い溶液容器が前記すすぎ洗
    い溶液管を介して前記すすぎ洗い溶液ノズルに連通する
    ように形成されて配置される防滴迅速コネクタとをさら
    に具え、 このコネクタは、前記すすぎ洗い溶液容器が前記すすぎ
    洗い溶液ポンプに連通するように配置される場合には自
    動的に開放し、前記すすぎ洗い溶液容器が前記すすぎ洗
    い溶液ポンプとの連通から解離される場合には自動的に
    封鎖されるようにさらに形成されることを特徴とする請
    求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】患者支持系の支持面上に患者身体の少なく
    とも第1部分が支持される患者の治療および/またはケ
    アと維持からの廃物処理装置であって、 患者身体の少なくとも第2部分を支持する患者身体第2
    部分支持手段と、 患者と前記患者身体第2部分支持手段との間に配置され
    るように、前記患者身体第2部分支持手段によって保持
    される廃物の捕捉手段と を具え、前記患者身体第2部分支持手段は、患者支持系
    の支持面と実質的に同一面上に形成されて配置される第
    1面が定められていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】前記捕捉手段と連通するように配置され
    て、前記捕捉手段からの廃物の排除手段をさらに具えた
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記排除手段は、前記捕捉手段と連通す
    るように結合した少なくとも1個の廃物排除管と、 この廃物排除管に結合した仮貯蔵タンクと、 前記廃物排除管内に吸引力を生ずるように配置される真
    空ブロワと を有することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記排除手段は、前記廃物排除管と前記
    捕捉手段との間の流体廃物の移送を可能にするように形
    成されて配置されるドレン管継手をさらに有することを
    特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記真空ブロワは、前記仮貯蔵タンクに
    連通するように結合され、 前記廃物排除管は、前記仮貯蔵タンクと連通するように
    選択的に結合される真空ウォンドをさらに有し、前記真
    空ブロワが前記真空ウォンド内に吸引力を生ずることが
    できることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記排除手段は、前記真空ウォンドによ
    って支えられる一端を有するすすぎ洗い溶液管と、 患者支持系に除去可能に固定されるように形成され、前
    記すすぎ洗い溶液管と連通するように結合されるすすぎ
    洗い溶液容器と、 前記すすぎ洗い溶液容器から前記すすぎ洗い溶液管を介
    してすすぎ洗い溶液をくみ出し、前記真空ウォンドを介
    して分配させるように結合したすすぎ洗い溶液ポンプと をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】前記すすぎ洗い溶液容器内の液体の所定
    レベルを検出し、同レベルの検出時に信号を発生するす
    すぎ洗い溶液レベル検出手段をさらに具え、 このすすぎ洗い溶液レベル検出手段は、前記すすぎ洗い
    溶液容器内のすすぎ洗い溶液の所定レベルを検出するた
    めに配置された部分を有する液体センサ要素と、 前記すすぎ洗い液容器内のすすぎ洗い溶液の前記所定レ
    ベルを検出する前記液体センサ要素に反応して信号を発
    生する手段と を有することを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】患者の治療および/またはケアと維持に
    付随する液体を処理する装置であって、 容器を収容するように形成されるレセプタクルを定める
    ハウジングと、 このハウジングの前記レセプタクルと係合するように形
    成されて配置された外側部分を有し、さらに開口を有す
    る液体不透性容器と、 前記ハウジングに取り付けられた管と、 前記容器が前記管に結合される時には前記管と前記容器
    との間の流路を自動的に開き、前記容器が前記管から解
    離される時には前記流路を自動的に閉鎖するように形成
    され、前記容器開口に前記管を選択的に脱着可能に結合
    させる手段と を具えたことを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】前記容器内の液体の所定レベルを検出す
    る手段をさらに具えたことを特徴とする請求項16に記載
    の装置。
  18. 【請求項18】患者のケア,維持および治療の少なくと
    も一つから生ずる廃物を処理する方法であって、 可撓性材料から形成され、圧縮ガスを充填される細長い
    ガス膨張性円筒形をそれぞれが定める、複数の圧力解放
    突起の頂部面に患者の身体の少なくとも一部を支持する
    ステップと、 患者のケア,治療および身体機能の少なくとも1種に付
    随するイベントから生ずる廃物を捕捉するステップと、 捕捉された流体廃物を患者の直接の環境から移送するた
    めに真空力および重力を用いるステップと、 廃物を受容するように配置される場合には自動的に開放
    し続け、廃物廃棄箇所に運搬される場合には自動的に封
    鎖され続ける、ポータブルな廃物回収容器中に移送され
    る流体廃物を収容するステップと を具えたことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】液体センサを用いて、捕捉された流体廃
    物を患者の直接の環境から移送する真空力の活性化を誘
    発するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項
    18に記載の方法。
  20. 【請求項20】患者のケアおよび/または治療からの廃
    物の処理装置であって、 患者の身体の少なくとも一部を支持する支持手段と、 この支持手段によって保持される廃物の捕捉手段と、 この捕捉手段から廃物を吸引するために配置される真空
    ブロワと、 前記捕捉手段から前記真空ブロワによって吸引される廃
    物を受容するために前記捕捉手段と前記真空ブロワとに
    連通するように配置される仮貯蔵タンクと、 すすぎ洗い溶液容器と、 すすぎ洗い溶液ノズルと、 熱交換器と、 前記すすぎ洗い溶液容器と前記すすぎ洗い溶液ノズルと
    の間を前記熱交換器を介して液体を運搬する液体運搬手
    段と、 前記すすぎ洗い溶液ノズルに供給される液体の流れを制
    御する液体流制御手段と を具えたことを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】前記すすぎ洗い溶液ノズルに供給される
    液体の温度を調節する液体温度調節手段をさらに具えた
    ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】前記液体温度調節手段は、前記熱交換器
    と前記すすぎ洗い溶液ノズルとの間の前記液体運搬手段
    と連通するように形成されて配置された混合弁を有し、 この混合弁は、前記すすぎ洗い溶液ノズルに連通するよ
    うに結合する出口を有することを特徴とする請求項21に
    記載の装置。
  23. 【請求項23】前記液体流制御手段は、前記液体運搬手
    段と連通するすすぎ洗い溶液ポンプを有し、 前記液体温度調節手段は、前記混合弁から供給される液
    体の温度を感知して、前記温度を表示する信号を与える
    ように形成されて配置される温度センサと、 前記温度センサによって与えられる信号に依存して、前
    記すすぎ洗い溶液ポンプの操作を制御するように、前記
    温度センサに連通して形成されて配置される制御装置と を有することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】前記すすぎ洗い溶液ノズルから分散され
    る逆はねちり液を遮断するように形成されて配置される
    はねちりガードをさらに具えたことを特徴とする請求項
    20に記載の装置。
  25. 【請求項25】要求に応じてすすぎ洗い溶液を、すすぎ
    洗い溶液量の変動なく、前記ノズルに供給するすすぎ洗
    い溶液供給手段をさらに具えたことを特徴とする請求項
    20に記載の装置。
  26. 【請求項26】前記すすぎ洗い溶液供給手段は、 前記液体運搬手段と連通するすすぎ洗い溶液ポンプと、 このすすぎ洗い溶液ポンプと前記すすぎ洗い溶液ノズル
    との間に配置されて前記液体運搬手段の一部をなす弾性
    アキュムレータと、 前記液体運搬手段内および前記弾性アキュムレータ内の
    圧力を感知するために前記すすぎ洗い溶液ポンプと前記
    すすぎ洗い溶液ノズルとの間に配置された圧力スイッチ
    と を有することを特徴とする請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】前記液体容器は、底部と、出口と、サイ
    ホン管と、このサイホン管内に配置される逆止め弁とを
    有し、 前記サイホン管は、前記出口に連通する第1端部と、こ
    の第1端部に対立して前記底部近くに配置される第2端
    部とを有することを特徴とする請求項20に記載の装置。
  28. 【請求項28】患者のケア,維持および治療の少なくと
    も1種から生ずる廃物の処理装置であって、 患者身体の少なくとも第1部分の支持手段と、この第1
    部分の支持手段によって保持される廃物の捕捉手段とを
    具え、 前記第1部分の支持手段は、圧縮空気を含むように形成
    される支持部材を有し、 この支持部材は、相互に隣接して配置され、それらの長
    さに沿って相互から分離される複数の不連続な、細長い
    円筒形の支持突起を定め、 自由端部を有する各前記支持突起は、患者身体の第1部
    分の重量を支えるように配置された患者支持面を定め、 前記捕捉手段は、液体不透性皿部材を有し、 この皿部材は、前記支持突起に適合してこれらを受容す
    るように形成され、かつ前記支持突起上に取り付けられ
    て前記支持突起を受容する場合に、前記患者支持面の最
    上部レベルの下方に配置される床によってさらに形成さ
    れ、かつ前記床を通して定められた少なくとも1個のド
    レン開口によってさらに形成され、 前記床は、前記少なくとも1個のドレン開口方向に傾斜
    するように形成されていることを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】フレームと、 前記第1部分の支持手段を前記フレームによる運搬に適
    合させる適合手段と をさらに具えたことを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  30. 【請求項30】前記適合手段は、上部外側パネルおよび
    下部外側パネルを持った少なくとも1個のスロット入り
    膨張性クッションを有し、 前記下部外側パネルは、少なくとも1個の空気供給開口
    と少なくとも1個の細長い第1開口とを定め、 前記上部外側パネルは、前記下部パネルに定められた前
    記第1開口と見当合わせに形成されて配置された細長い
    第2開口を定め、 これら第1および第2開口は、前記スロット入り膨張性
    クッションの一部を通して定められたスロットの対立端
    部を定めることを特徴とする請求項29に記載の装置。
  31. 【請求項31】前記適合手段は、相互に対立して配置さ
    れる少なくとも一対の膨張性室を有し、これら一対の膨
    張性室の一方を選択的に膨張させるときに、他方の膨張
    性室を収縮させ、それによって前記一対の膨張性室の一
    方の相対的高さが他方の前記膨張性室の高さに対して変
    化するように、前記一対の膨張性室が別々に膨張・収縮
    されるように形成したことを特徴とする請求項29に記載
    の装置。
  32. 【請求項32】廃物の洗浄を容易にするために、前記第
    1部分の支持手段に隣接して配置される、患者の回転手
    段をさらに具えたことを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  33. 【請求項33】前記回転手段は、少なくとも1個の回転
    サックと、この回転サックに連通して配置される空気分
    流弁とを有することを特徴とする請求項32に記載の装
    置。
  34. 【請求項34】少なくとも一つの所定安全条件が満たさ
    れない限り、前記回転手段の作動を防止する手段をさら
    に具えたことを特徴とする請求項32に記載の装置。
  35. 【請求項35】前記捕捉手段は、前記皿部材の頂部上に
    保持され、少なくとも一対の面ファスナによってこの頂
    部上に脱着可能に固定される液体透過性のフィルタシー
    トをさらに有することを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  36. 【請求項36】前記フィルタシートは、このフィルタシ
    ートの一般に中央配置区分に形成される複数の排出口を
    さらに有することを特徴とする請求項35に記載の装置。
  37. 【請求項37】複数の低空気損失のサックをさらに具
    え、 これらサックは、前記フレームによって保持され、圧縮
    ガス供給源と連通して接続されるように形成され、圧縮
    ガスによって膨張可能となるように形めに患者身体の少
    なくとも第2部分に適合した低空気損失の支持面を定め
    るように形成され、 前記第1部分の支持手段は、前記サックによって定めら
    れる前記支持面と同じ範囲で、患者の第1部分を支える
    ように形成されることを特徴とする請求項29に記載の装
    置。
  38. 【請求項38】前記回転手段の操作を容易にするために
    前記適合手段の一部を自動的に収縮させる手段をさらに
    具えたことを特徴とする請求項32に記載の装置。
  39. 【請求項39】前記ドレン開口と連通するように結合し
    た廃物タンクと、 この廃物タンクと前記ドレン開口との間にこれらに連通
    して配置され、少なくとも第1方向と第2方向との間で
    選択的に交替し得るように形成される真空分流弁と、 この真空分流弁と連通し、当該真空分流弁の前記第1方
    向を経て前記廃物タンクと連通し、該真空分流弁の前記
    第1方向を介して前記ドレン開口と連通するように配置
    される真空ウォンドと をさらに具え、 前記真空分流弁は、マグネットと、この真空分流弁が前
    記第1方向に配置されたときを検出するための少なくと
    も1個のホール効果センサとを有することを特徴とする
    請求項28に記載の装置。
  40. 【請求項40】前記ドレン開口と連通して結合される廃
    物タンクと、 この廃物タンク内の液体の所定レベルを検出するために
    当該廃物タンクの外側に配置された容量形液体レベルセ
    ンサを有する該廃物タンク内の液体レベル検出手段と をさらに具えたことを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  41. 【請求項41】前記ドレン開口と連通して除去可能に結
    合され得るように形成される廃物容器と、 この廃物容器内の液体の所定レベルを検出するために当
    該廃物容器の外側に配置された容量形液体レベルセンサ
    を有する該廃物容器内の液体レベル検出手段と をさらに具えたことを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  42. 【請求項42】前記ドレン開口と連通して除去可能に結
    合され得るように形成される廃物容器と、 この廃物容器の収容手段と、 前記廃物容器と係合するように形成されて配置されるば
    ね付勢掛け金部材を有し、前記廃物容器を前記収容手段
    中に確実に固定する手段と をさらに具えたことを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  43. 【請求項43】前記ドレン開口と連通して除去可能に結
    合され得るように形成される廃物容器と、 この廃物容器の収容手段と、 前記廃物容器が前記収容手段によって確実に収容された
    ときを検出する検出手段とをさらに具え、 この検出手段は、前記収容手段のマイクロスイッチとば
    ね付勢プランジャとを有し、前記廃物容器が前記収容手
    段によって確実に収容されるときに前記マイクロスイッ
    チを第1状態に活性化させ、前記廃物容器が前記収容手
    段によって不確実に収容されたときには前記マイクロス
    イッチを第2状態に活性化させるように形成されて配置
    されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  44. 【請求項44】前記ドレン開口と連通して結合され、湾
    曲した分離管を有し、前記捕捉手段によって捕捉された
    廃物から液体廃物を分離する手段をさらに具えたことを
    特徴とする請求項28に記載の装置。
  45. 【請求項45】前記分離管を有し、空気出口を定める仮
    貯蔵タンクをさらに具えたことを特徴とする請求項43に
    記載の装置。
  46. 【請求項46】前記仮貯蔵タンクの前記空気出口と連通
    して配置される逆止め弁をさらに具えたことを特徴とす
    る請求項45に記載の装置。
  47. 【請求項47】患者のケア,維持および治療の少なくと
    も1種から生ずる廃物の処理装置であって、 患者のケア,維持および治療の少なくとも1種から生ず
    る廃物の捕捉手段を具え、 この捕捉手段は、可撓性の皿部材と、この皿部材の前記
    上面を被覆し、当該皿部材を液体不透性にするように配
    置される液体不透性塗膜とを有し、 前記皿部材は、患者のケア,維持および治療の少なくと
    も1種から生ずる廃物を受容するように配置される上面
    を定め、 この上面は、床と、この床から上方に伸びてそれらの長
    さを定め、相互に隣接して配置され、それらの長さに沿
    って相互から分離される、複数の不連続な、細長い中空
    の円筒形の支持突起とによって形成され、 自由端部を有する各前記支持突起は、前記床から伸びる
    端部とは反対側の、その長さの端部において患者支持面
    を定め、 前記皿部材は、前記患者支持面の下方のレベルにおいて
    前記上面を通して定められる少なくとも1個のドレン開
    口をさらに形成し、 前記床は、前記ドレン開口方向に傾斜し、前記支持突起
    を横切ってこれを斜めに切頭するように形成され、 前記塗膜は、抗菌性組成物を有することを特徴とする装
    置。
  48. 【請求項48】前記塗膜は、ポリウレタンとシリコーン
    とを有することを特徴とする請求項47に記載の装置。
  49. 【請求項49】患者のケア,維持および治療の少なくと
    も1種に関連するイベントから生ずる、水分を含む廃物
    の処理装置であって、 患者の身体の少なくとも一部を支持する支持手段と、 この支持手段によって保持される廃物の捕捉手段と、 この捕捉手段から廃物を吸引するために配置される真空
    ブロワと、 前記捕捉手段から吸引される廃物を受容するために、前
    記捕捉手段と前記真空ブロワとに連通して配置される仮
    貯蔵タンクと、 患者のケア,維持および治療の少なくとも1種に関連す
    るイベントから生ずる水分の存在を、この水分が前記仮
    貯蔵タンクに達する前に検出する水分検出手段と を具えたことを特徴とする装置。
  50. 【請求項50】前記水分検出手段は、前記仮貯蔵タンク
    への途中で、前記捕捉手段から吸引される水分が運ばれ
    る流路中に配置される1対の導電性リングを有すること
    を特徴とする請求項49に記載の装置。
  51. 【請求項51】前記水分検出手段に連通するように結合
    されて検出水分を表示する検出水分表示手段をさらに具
    えたことを特徴とする請求項49に記載の装置。
  52. 【請求項52】前記検出水分表示手段は、光表示器を有
    することを特徴とする請求項51に記載の装置。
  53. 【請求項53】前記水分検出手段に連通するように結合
    されて、一定期間中に生ずる廃物発生イベント回数を計
    数する廃物イベント計数手段をさらに具えたことを特徴
    とする請求項49に記載の装置。
  54. 【請求項54】前記水分検出手段は、水分の検出時に前
    記廃物イベント計数手段に信号を送るように形成され、 前記廃物イベント計数手段は、一定期間中に前記水分検
    出手段から受容される信号を追跡するようにプログラム
    される制御装置を有することを特徴とする請求項53に記
    載の装置。
JP5509501A 1991-11-13 1992-11-10 患者のケア,維持および治療で生ずる汚物処理方法ならびにその装置 Expired - Fee Related JP2868618B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/792,216 US5269030A (en) 1991-11-13 1991-11-13 Apparatus and method for managing waste from patient care, maintenance, and treatment
US792,216 1991-11-13
PCT/US1992/009954 WO1993009749A1 (en) 1991-11-13 1992-11-10 Apparatus and method for managing waste from patient care, maintenance, and treatment

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10143531A Division JPH1119138A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 患者支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06507103A JPH06507103A (ja) 1994-08-11
JP2868618B2 true JP2868618B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=25156155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5509501A Expired - Fee Related JP2868618B2 (ja) 1991-11-13 1992-11-10 患者のケア,維持および治療で生ずる汚物処理方法ならびにその装置

Country Status (9)

Country Link
US (3) US5269030A (ja)
EP (1) EP0566735B1 (ja)
JP (1) JP2868618B2 (ja)
AT (1) ATE171368T1 (ja)
CA (1) CA2098994C (ja)
DE (1) DE69227101T2 (ja)
ES (1) ES2125277T3 (ja)
HK (1) HK1011607A1 (ja)
WO (1) WO1993009749A1 (ja)

Families Citing this family (155)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5606754A (en) 1989-03-09 1997-03-04 Ssi Medical Services, Inc. Vibratory patient support system
US5269030A (en) * 1991-11-13 1993-12-14 Ssi Medical Services, Inc. Apparatus and method for managing waste from patient care, maintenance, and treatment
US5419347A (en) * 1992-11-16 1995-05-30 Ssi Medical Services, Inc. Automated flushing module
US6131868A (en) 1992-11-30 2000-10-17 Hill-Rom, Inc. Hospital bed communication and control device
KR960000389B1 (ko) * 1993-06-07 1996-01-06 이성규 휴대용 변기
US5586346A (en) * 1994-02-15 1996-12-24 Support Systems, International Method and apparatus for supporting and for supplying therapy to a patient
KR0168326B1 (ko) * 1994-09-01 1999-01-15 스미요 가나이 환자용 침대에 조립된 배설장치
WO1996025134A1 (en) * 1995-02-17 1996-08-22 Renzo Vidali System and means for removing odour from bedpans
US7017208B2 (en) 1995-08-04 2006-03-28 Hill-Rom Services, Inc. Hospital bed
FR2739790B1 (fr) * 1995-10-17 2001-01-26 Douineau Pierre Appareil autonome et mobile de lavage de certaines parties du corps
US5944494A (en) * 1997-04-29 1999-08-31 Hill-Rom, Inc. Blower apparatus mounted in a housing without a rigid connection
US7073464B2 (en) * 2004-01-20 2006-07-11 Dbl. 7, Llc Veterinary height adjustable wet table
US8443761B2 (en) * 1997-12-16 2013-05-21 Midmark Corporation Veterinary procedure table with scale
US6101956A (en) * 1997-12-16 2000-08-15 Keil; Charles C. Mobile veterinary treatment prep table
AU3463199A (en) 1998-03-31 1999-10-18 Hill-Rom, Inc. Air-over-foam mattress
US9462893B2 (en) 1998-05-06 2016-10-11 Hill-Rom Services, Inc. Cover system for a patient support surface
US7191482B2 (en) 1998-05-06 2007-03-20 Hill Rom Services, Inc. Patient support
DE69918824T2 (de) 1998-05-06 2004-11-25 Hill-Rom Services, Inc., Batesville Matratze/kissenaufbau
US6360619B1 (en) 1999-08-23 2002-03-26 Robert L. Schultz, Jr. Aviation fuel sampling safety valve assemblies
US6282735B1 (en) * 1999-08-23 2001-09-04 Hill-Rom Services, Inc. Hydrotherapy bed
US6539558B2 (en) * 1999-08-31 2003-04-01 Kathryn Shero Multi-function, comfort wheel chair
CN1247171C (zh) 1999-12-29 2006-03-29 希尔-罗姆服务股份有限公司 医疗用床
US6521051B1 (en) 2000-04-06 2003-02-18 U.S. Liquids, Inc. Portable vacuum storage unit and method for use
US6493888B1 (en) 2000-04-18 2002-12-17 Hill-Rom Services, Inc. Pediatric mattress
WO2002000158A2 (en) * 2000-06-27 2002-01-03 Hill-Rom Services, Inc. Disposable mattress portion
US20040204701A1 (en) * 2000-10-18 2004-10-14 Brian Cox Mechanism for the deployment of endovascular implants
JP2005500083A (ja) * 2001-01-25 2005-01-06 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド 外科用テーブルのための油圧式アクチュエータ装置
TW513958U (en) * 2001-03-07 2002-12-11 Shan Lin Heat Treat Co Ltd Cushion bed with flushing device
AU2002309987A1 (en) * 2001-05-25 2002-12-09 Hill-Rom Services, Inc. Modular patient room
US6839929B2 (en) 2001-12-13 2005-01-11 Hill-Rom Services, Inc. Self-sealing mattress structure
US20030167568A1 (en) * 2001-12-20 2003-09-11 Brooke Jason C. Bed siderails
US6893425B2 (en) * 2002-03-04 2005-05-17 Dornoch Medical Systems, Inc. High volume liquid waste collection and disposal system
US6661317B2 (en) * 2002-03-13 2003-12-09 The Boeing Co. Microwave monolithic integrated circuit assembly with multi-orientation pyrolytic graphite heat-dissipating assembly
US8439893B2 (en) 2002-06-11 2013-05-14 Medela Holding Ag System and method for efficient drainage of body cavity
CA2497181C (en) * 2002-09-12 2013-08-13 Radiant Medical, Inc. System and method for determining and controlling core body temperature
US20040147216A1 (en) * 2002-11-15 2004-07-29 Temple Toni M Environmental protection booth
US6857137B2 (en) * 2003-03-27 2005-02-22 Edgar A. Otto Urine collection device
US6904621B2 (en) * 2003-03-27 2005-06-14 Preferred Medical Devices, Inc. Urine collection device
CA2425350A1 (en) * 2003-04-14 2004-10-14 Peter Alex Container shut-off valve with venting
US20040267621A1 (en) * 2003-06-27 2004-12-30 Schuller Robert J. Food product scale-based incentive system
DE10333742A1 (de) * 2003-07-23 2005-02-10 Horn, Andreas, Dr. Luftgepolstertes Auflagesystem als Patientenliegefläche, insbesondere für Operationstische
CA2441991C (en) * 2003-09-19 2012-11-13 Ronald R. Chisholm Fluid transfer apparatus
US20050115606A1 (en) * 2003-10-01 2005-06-02 Chisholm Ronald R. System for effecting liquid transfer from an elevated supply container
US7171711B2 (en) * 2003-11-03 2007-02-06 Kap Medical Inflatable cushion cell with diagonal seal structure
US20090044762A1 (en) * 2007-08-14 2009-02-19 Midmark Corporation Grille for veterinary procedure tables
US7469432B2 (en) * 2004-04-30 2008-12-30 Hill-Rom Services, Inc. Method and apparatus for improving air flow under a patient
US20070235036A1 (en) * 2004-04-30 2007-10-11 Bobey John A Patient support
US7469436B2 (en) 2004-04-30 2008-12-30 Hill-Rom Services, Inc. Pressure relief surface
US7557718B2 (en) * 2004-04-30 2009-07-07 Hill-Rom Services, Inc. Lack of patient movement monitor and method
US7883478B2 (en) * 2004-04-30 2011-02-08 Hill-Rom Services, Inc. Patient support having real time pressure control
AU2005277535A1 (en) * 2004-08-16 2006-03-02 John P. Biondo Dynamic cellular person support surface
EP1906793B1 (en) 2005-07-08 2016-10-26 Hill-Rom Services, Inc. Pressure control for a hospital bed
AU2006269277B2 (en) 2005-07-08 2012-02-16 Hill-Rom, Inc. Patient support
EP1906794A4 (en) 2005-07-08 2014-05-07 Hill Rom Services Inc CONTROL UNIT DESIGNED FOR PATIENT SUPPORT
WO2007016054A2 (en) 2005-07-26 2007-02-08 Hill-Rom Services, Inc. System and method of controlling an air mattress
WO2007030103A1 (en) * 2005-09-06 2007-03-15 Promethean Medical Technologies, Inc. Disposable fluid collection apparatus
EP1779800B1 (de) * 2005-10-18 2008-01-02 W & H Dentalwerk Bürmoos GmbH Reinigungs- oder Pflegegerät für medizinische Instrumente
US7802323B2 (en) * 2006-03-15 2010-09-28 Al-Mutairi Ahmad L B M Portable toilet
ES2681523T3 (es) * 2006-03-17 2018-09-13 Irobot Corporation Robot para el cuidado del césped
WO2007133552A2 (en) 2006-05-09 2007-11-22 Hill-Rom Services, Inc. Pulmonary mattress
US7909265B2 (en) * 2006-08-24 2011-03-22 Randy L Adams Herbicide and pesticide carrier
US8025173B2 (en) 2006-09-07 2011-09-27 Allegiance Corporation Collapsible canister liner for medical fluid collection
CN201005890Y (zh) * 2006-09-19 2008-01-16 王厦定 保温式卫生护理床
FR2907646B1 (fr) * 2006-10-26 2009-02-06 Hill Rom Ind S A Sa Dispositif et procede de regulation de l'humidite a la surface d'une element de support du type matelas.
US7849545B2 (en) 2006-11-14 2010-12-14 Hill-Rom Industries Sa Control system for hospital bed mattress
US7682360B2 (en) * 2006-12-07 2010-03-23 Tyco Healthcare Group Lp Bipolar tissue debrider and method
CA2681734A1 (en) 2007-03-23 2008-10-02 Allegiance Corporation Fluid collection and disposal system having interchangeable collection and other features and methods relating thereto
US9889239B2 (en) 2007-03-23 2018-02-13 Allegiance Corporation Fluid collection and disposal system and related methods
FR2917278A1 (fr) 2007-06-18 2008-12-19 Hill Rom Ind S A Sa Dispositif de support de type matelas comportant une structure gonflable heterogene
FR2922427B1 (fr) 2007-10-18 2013-03-29 Hill Rom Ind Sa Cellule gonflable, procede de fabrication et dispositif de support en comportant
FR2922439B1 (fr) 2007-10-18 2010-12-10 Hill Rom Ind Sa Procede de gonflage alterne d'un dispositif de support a cellules gonflables et dispositif pour sa mise en oeuvre
EP2234562B1 (en) 2007-12-21 2019-02-27 MicroVention, Inc. A system and method of detecting implant detachment
EP2231030B1 (en) 2007-12-21 2019-02-27 MicroVention, Inc. System and method for locating detachment zone of a detachable implant
US9192457B2 (en) * 2008-04-14 2015-11-24 Midmark Corporation Veterinary procedure table
US20090287170A1 (en) * 2008-05-13 2009-11-19 Preferred Medical Devices, Inc. Urine collection system
US20100096961A1 (en) * 2008-10-20 2010-04-22 Scott Jolley Mobile Operating Table and Storage Device
US8261388B1 (en) 2009-05-16 2012-09-11 Gill Zora S Human cushion apparatus
WO2011008961A1 (en) 2009-07-15 2011-01-20 Allegiance Corporation Fluid collection and disposal system and related methods
KR101054014B1 (ko) * 2009-08-18 2011-08-03 김주영 욕창 방지용 매트리스
US20110041246A1 (en) * 2009-08-20 2011-02-24 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Systems and methods providing temperature regulated cushion structure
FR2949320B1 (fr) 2009-08-31 2012-11-16 Hill Rom Ind Sa Dispositif de basculement lateral
US8525680B2 (en) 2009-09-18 2013-09-03 Hill-Rom Services, Inc. Apparatuses for supporting and monitoring a condition of a person
EP2301505B1 (en) * 2009-09-23 2016-03-16 Arjo Hospital Equipment AB Shower stretcher
US9664602B2 (en) * 2009-12-09 2017-05-30 Foss Analytical Ab Filtering device
US8856992B2 (en) * 2010-02-05 2014-10-14 Stryker Corporation Patient/invalid handling support
JP5562060B2 (ja) 2010-02-05 2014-07-30 パラマウントベッド株式会社 エアマットレス
WO2011117681A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 Nokia Corporation Contortion of an electronic apparatus
CN102906666A (zh) 2010-05-21 2013-01-30 诺基亚公司 用于控制设备的显示器输出的方法、设备和计算机程序
BR112013009081A2 (pt) * 2010-10-14 2016-07-19 Star Cushion Products Inc métodos e apparatus para fabricar acolchoamento celular
US9101224B2 (en) 2011-06-10 2015-08-11 Picard Healthcare Technolgy (Dongguan) Co. Ltd. Medical air mattress
US10143609B2 (en) * 2011-06-14 2018-12-04 Picard Healthcare Technology (Dongguan) Co. Ltd. Medical air mattress
CN107456339B (zh) * 2011-06-16 2018-09-28 东莞沛佳医疗保健科技有限公司 医用充气床垫
US8826473B2 (en) * 2011-07-19 2014-09-09 Hill-Rom Services, Inc. Moisture detection system
US8973186B2 (en) 2011-12-08 2015-03-10 Hill-Rom Services, Inc. Optimization of the operation of a patient-support apparatus based on patient response
US9823707B2 (en) 2012-01-25 2017-11-21 Nokia Technologies Oy Contortion of an electronic apparatus
US9823696B2 (en) 2012-04-27 2017-11-21 Nokia Technologies Oy Limiting movement
US9009892B2 (en) * 2012-05-10 2015-04-21 Hill-Rom Services, Inc. Occupant support and topper assembly with liquid removal and microclimate control capabilities
US9833369B2 (en) 2012-06-21 2017-12-05 Hill-Rom Services, Inc. Patient support systems and methods of use
US9228885B2 (en) 2012-06-21 2016-01-05 Hill-Rom Services, Inc. Patient support systems and methods of use
US9233038B2 (en) * 2012-09-04 2016-01-12 Hill-Rom Services, Inc. Patient support with a microclimate system and a graphical user interface
US9158332B2 (en) 2012-10-22 2015-10-13 Nokia Technologies Oy Limiting movement
US9158334B2 (en) 2012-10-22 2015-10-13 Nokia Technologies Oy Electronic device controlled by flexing
FR3000667B1 (fr) * 2013-01-04 2016-05-20 System Assist Medical Dispositif de support pour supporter un corps, en particulier un corps humain
US9463124B2 (en) 2013-01-15 2016-10-11 Hill-Rom Services, Inc. Microclimate system for a patient support apparatus
US9333136B2 (en) 2013-02-28 2016-05-10 Hill-Rom Services, Inc. Sensors in a mattress cover
US20140276504A1 (en) 2013-03-13 2014-09-18 Hill-Rom Services, Inc. Methods and apparatuses for the detection of incontinence or other moisture, methods of fluid analysis, and multifunctional sensor systems
USD710509S1 (en) 2013-09-23 2014-08-05 Hill-Rom Services Pte. Ltd. Head rail for a patient bed
USD710507S1 (en) 2013-09-23 2014-08-05 Hill-Rom Services Pte. Ltd. Patient bed
USD710510S1 (en) 2013-09-23 2014-08-05 Hill-Rom Services Pte. Ltd. Foot rail for a patient bed
US9339429B1 (en) 2013-09-24 2016-05-17 Lynne Eland-Rodriguez Body transfer assembly
IL230084B (en) * 2013-12-22 2019-02-28 Sason Albert a bed
EP3102165A1 (en) * 2014-02-06 2016-12-14 Aslan Ali Pirli Support unit for physically handicapped patients
US9615984B2 (en) 2014-03-11 2017-04-11 Herniamesh S.R.L. Treatment of chronic back pain using a three-dimensional monofilament mattress overlay
WO2015153109A1 (en) 2014-03-31 2015-10-08 Irobot Corporation Autonomous mobile robot
US9375842B2 (en) 2014-05-15 2016-06-28 Irobot Corporation Autonomous mobile robot confinement system
CN104027212B (zh) * 2014-06-25 2016-06-29 汪奕刚 医用护理床智能洁身设备
FI125745B (fi) * 2014-07-18 2016-01-29 Maricare Oy Anturijärjestely
US9504620B2 (en) 2014-07-23 2016-11-29 American Sterilizer Company Method of controlling a pressurized mattress system for a support structure
US20160037889A1 (en) * 2014-08-06 2016-02-11 Eartha Marcia Green-Cox Hair washing support device
USD769042S1 (en) 2014-08-12 2016-10-18 Hill-Rom Services, Inc. Head end siderail
USD768422S1 (en) 2014-08-12 2016-10-11 Hill-Rom Services, Inc. Foot end siderail
USD770824S1 (en) 2014-08-12 2016-11-08 Hill-Rom Services, Inc. Barrier for a hospital bed
US9516806B2 (en) 2014-10-10 2016-12-13 Irobot Corporation Robotic lawn mowing boundary determination
US9510505B2 (en) 2014-10-10 2016-12-06 Irobot Corporation Autonomous robot localization
US9420741B2 (en) 2014-12-15 2016-08-23 Irobot Corporation Robot lawnmower mapping
US9538702B2 (en) 2014-12-22 2017-01-10 Irobot Corporation Robotic mowing of separated lawn areas
USD771259S1 (en) 2015-01-29 2016-11-08 Hill-Rom Services, Inc. Foot rail for patient bed
USD770829S1 (en) 2015-01-29 2016-11-08 Hill-Rom Services, Inc. Head rail for patient bed
CN104606041A (zh) * 2015-02-15 2015-05-13 张宁 神经内科护理架
US11115798B2 (en) 2015-07-23 2021-09-07 Irobot Corporation Pairing a beacon with a mobile robot
US10765576B2 (en) * 2015-08-18 2020-09-08 Sage Products, Llc Apparatus and system for boosting, transferring, turning and positioning a patient
US9849053B2 (en) 2015-08-18 2017-12-26 Sage Products, Llc Apparatus and system for boosting, transferring, turning and positioning a patient
US11707387B2 (en) 2015-11-16 2023-07-25 Hill-Rom Services, Inc. Incontinence detection method
US10653567B2 (en) 2015-11-16 2020-05-19 Hill-Rom Services, Inc. Incontinence detection pad validation apparatus and method
US11147719B2 (en) 2015-11-16 2021-10-19 Hill-Rom Services, Inc. Incontinence detection systems for hospital beds
US10021830B2 (en) 2016-02-02 2018-07-17 Irobot Corporation Blade assembly for a grass cutting mobile robot
US10459063B2 (en) 2016-02-16 2019-10-29 Irobot Corporation Ranging and angle of arrival antenna system for a mobile robot
US10115291B2 (en) 2016-04-26 2018-10-30 Hill-Rom Services, Inc. Location-based incontinence detection
USD804883S1 (en) 2016-05-28 2017-12-12 Hill-Rom Services, Inc. Footrail
USD804882S1 (en) 2016-05-28 2017-12-12 Hill-Rom Services, Inc. Headrail
US20180146906A1 (en) 2016-11-29 2018-05-31 Hill-Rom Services, Inc. System and method for determining incontinence device replacement interval
US10375880B2 (en) 2016-12-30 2019-08-13 Irobot Corporation Robot lawn mower bumper system
US10945679B2 (en) * 2017-01-31 2021-03-16 Welch Allyn, Inc. Modular monitoring smart bed
US10687676B2 (en) * 2017-06-09 2020-06-23 Hamilton Sundstrand Corporation Microgravity urine collection and storage
WO2019013989A1 (en) 2017-07-14 2019-01-17 Irobot Corporation BLADE ASSEMBLY FOR MOBILE GRASS CUTTING ROBOT
EP3451235B1 (en) 2017-08-29 2021-06-02 Hill-Rom Services, Inc. Rfid tag inlay for incontinence detection pad
US11540964B2 (en) 2018-02-27 2023-01-03 Hill-Rom Services, Inc. Patient support surface control, end of life indication, and x-ray cassette sleeve
US10925788B2 (en) * 2018-05-21 2021-02-23 Thu Thi Pham Integrated hospital bed with bath and wash facilities
US10945892B2 (en) 2018-05-31 2021-03-16 Hill-Rom Services, Inc. Incontinence detection system and detectors
US10463550B1 (en) * 2018-08-28 2019-11-05 Kayvan Shekarchi Bed hair-washing station
CA3205268A1 (en) * 2019-05-03 2020-11-12 Gen-Probe Incorporated System and method for managing liquid waste
US11950987B2 (en) 2019-05-21 2024-04-09 Hill-Rom Services, Inc. Manufacturing method for incontinence detection pads having wireless communication capability
US11712186B2 (en) 2019-09-30 2023-08-01 Hill-Rom Services, Inc. Incontinence detection with real time location information
CN113350076B (zh) * 2021-07-15 2022-07-05 中国人民解放军总医院第八医学中心 一种军用输液护理床
CN115006168B (zh) * 2022-06-04 2023-03-31 佳木斯大学 一种用于医学解剖的辅助装置

Family Cites Families (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2656549A (en) * 1949-11-17 1953-10-27 Jr John William Osbon Mattress with toilet attachment
US2761149A (en) * 1953-08-24 1956-09-04 Leo L Kay Self-flushing bedpan
US3014224A (en) * 1958-06-27 1961-12-26 Nat Hospital Mfg & Distributin Adjustable mattress and supporting means therefor for use with hospital beds
US3129438A (en) * 1961-10-30 1964-04-21 Hall Rex Credell Adjustable mattress and bed pan for use therewith
DE1816838C3 (de) * 1968-01-12 1973-08-16 Svenska Utvecklings Ab Vorrichtung zum waschen von personen, insbesondere bettlaegerigen patienten
US3503083A (en) * 1968-03-22 1970-03-31 Forest H Barnett Invalid's bed adjustable to sitting up position and having toilet facilities
US3605145A (en) * 1968-12-05 1971-09-20 Robert H Graebe Body support
US3562824A (en) * 1968-12-30 1971-02-16 William Wayne White Hammock for invalid beds
US3605138A (en) * 1970-01-05 1971-09-20 Ballard Wesley D Inflatable bed pad providing bed pan space
US3757355A (en) * 1971-09-09 1973-09-11 R Allen Portable body waste collecting system
US3805305A (en) * 1971-12-23 1974-04-23 Foerenade Fabriksverken Portable patient washing apparatus
US3919730A (en) * 1972-04-14 1975-11-18 John J Regan Inflatable body support
US3771143A (en) * 1972-06-01 1973-11-06 Burroughs Corp Method and apparatus for providing alternate storage areas on a magnetic disk pack
US3757356A (en) * 1972-07-13 1973-09-11 H Freeman Therapeutic bed pan
US3870450A (en) * 1973-05-16 1975-03-11 Robert H Graebe Multicelled structure apparatus for making same
US4005236A (en) * 1973-05-16 1977-01-25 Graebe Robert H Expandable multicelled cushioning structure
US4054959A (en) * 1975-01-28 1977-10-25 Dynell Electronics Corporation Invalid bed arrangement
US4023218A (en) * 1975-01-28 1977-05-17 Dynell Electronics Corporation Invalid bed arrangement
US4085471A (en) * 1976-05-11 1978-04-25 Dynell Electronics Corporation Invalid bed arrangement
US4258445A (en) * 1976-07-15 1981-03-31 Zur Henry C Beds and adjustable body supporting assemblies
NL7711623A (nl) * 1977-10-24 1979-04-26 Oce Van Der Grinten Nv Tonerpoeder voor het ontwikkelen van latente electrostatische beelden.
JPS54146873A (en) * 1978-05-10 1979-11-16 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Method of making pressure conductive elastomer
JPS5664905A (en) * 1979-10-24 1981-06-02 Nat Jutaku Kenzai Packer
JPS5764090A (en) * 1980-10-03 1982-04-17 Hitachi Ltd Washing machine with drier
US4483030A (en) * 1982-05-03 1984-11-20 Medisearch Pr, Inc. Air pad
US4635621A (en) * 1982-12-01 1987-01-13 Snyder Laboratories, Inc. Lavage system with replaceable pump
US4561431A (en) * 1982-12-01 1985-12-31 Snyder Laboratories, Inc. Lavage system with linear motor
JPS5993524U (ja) * 1982-12-15 1984-06-25 狩野 千世子 コンピユ−タ操作によるエアマツト式ベツト
US4541136A (en) * 1983-09-01 1985-09-17 Graebe Robert H Multicell cushion
US4662012A (en) * 1983-12-07 1987-05-05 Torbet Philip A Bed utilizing an air mattress
JPS60181747A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Oji Paper Co Ltd 静電記録体
JPS61149148A (ja) * 1984-12-22 1986-07-07 田阪工業株式会社 排泄物処理装置
US4631762A (en) * 1985-05-10 1986-12-30 Fugett Mary B Hospital bed with toilet facility
US4620333A (en) * 1985-05-21 1986-11-04 Ritter Russell F Incontinent bed facility
US4692140A (en) * 1985-07-01 1987-09-08 Snyder Laboratories, Inc. Lavage/suction tip with dual splash shield
US4698864A (en) * 1985-11-25 1987-10-13 Graebe Robert H Cellular cushion
US4949413A (en) * 1985-12-30 1990-08-21 Ssi Medical Services, Inc. Low air loss bed
US5051673A (en) * 1985-12-30 1991-09-24 Goodwin Vernon L Patient support structure
US4768249A (en) * 1985-12-30 1988-09-06 Ssi Medical Services, Inc. Patient support structure
US4745647A (en) * 1985-12-30 1988-05-24 Ssi Medical Services, Inc. Patient support structure
SE451941B (sv) * 1986-03-05 1987-11-09 Landstingens Inkopscentral Forlossningsseng
JPH07116139B2 (ja) * 1986-06-09 1995-12-13 三菱化学株式会社 ラクタム類の製造方法
JPS635784A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 新田 和夫 飛行体
US4722105A (en) * 1986-09-02 1988-02-02 Owen Douglas Fluid support systems
US5003654A (en) * 1986-09-09 1991-04-02 Kinetic Concepts, Inc. Method and apparatus for alternating pressure of a low air loss patient support system
US4805249A (en) * 1986-09-19 1989-02-21 Pulukadang Freddy Usman Rehabilitation bed
US5001790A (en) * 1986-11-26 1991-03-26 Try Sheet, Inc. Bed with disposable bedpan
JPS63290566A (ja) * 1987-05-21 1988-11-28 Masahira Shimokawabe 病臥者用のベッド
JPH042659Y2 (ja) * 1987-09-07 1992-01-29
US4800599A (en) * 1987-09-08 1989-01-31 Korchinski Vernard S Somatic support system
US4821348A (en) * 1988-02-22 1989-04-18 Richard Paterson Convertable bed and bathroom combination
RU2128479C1 (ru) * 1988-03-23 1999-04-10 Хилл-Ром, Инк. Устройство для поддержания пациента (варианты) и способ поддержания тела человека на матраце
US4864671A (en) * 1988-03-28 1989-09-12 Decubitus, Inc. Controllably inflatable cushion
JPH02138058A (ja) * 1988-11-16 1990-05-28 Fuji Tekkosho:Kk 膜状物の巻取方法ならびにその装置
US4914760A (en) * 1988-12-20 1990-04-10 Ssi Medical Services, Inc. Fluidized bed with collapsible side
US4942635A (en) * 1988-12-20 1990-07-24 Ssi Medical Services, Inc. Dual mode patient support system
JPH02270578A (ja) * 1989-01-18 1990-11-05 Alport Holding Inc フォトビデオ装置
US5058222A (en) * 1989-02-23 1991-10-22 Workman James P Support structure containing closed system for collection of human wastes
US4870710A (en) * 1989-03-03 1989-10-03 Richard Hartmann Body-liquid collecting and mattress protecting apparatus
US4949414A (en) * 1989-03-09 1990-08-21 Ssi Medical Services, Inc. Modular low air loss patient support system and methods for automatic patient turning and pressure point relief
JPH0380860A (ja) * 1989-08-22 1991-04-05 Sanyo Electric Co Ltd 便器付介護用ベッドおよびこのベッドにおける脱臭方法
US5077845A (en) * 1989-10-20 1992-01-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Bed with built-in commode
US4965900A (en) * 1989-10-25 1990-10-30 Smith Gary D Absorbent device
US4989280A (en) * 1990-02-06 1991-02-05 Bair Richard M Automatically actuated invalid bed toilet system
JPH0410280A (ja) * 1990-04-26 1992-01-14 Chinon Ind Inc 信号再生装置
US5035014A (en) * 1990-08-10 1991-07-30 Ssi Medical Services, Inc. Comfort guard for low air loss patient support systems
JPH04291217A (ja) * 1991-03-19 1992-10-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光スイッチ
US5269030A (en) * 1991-11-13 1993-12-14 Ssi Medical Services, Inc. Apparatus and method for managing waste from patient care, maintenance, and treatment

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06507103A (ja) 1994-08-11
US5588167A (en) 1996-12-31
WO1993009749A1 (en) 1993-05-27
EP0566735B1 (en) 1998-09-23
EP0566735A4 (en) 1995-06-14
US5269030A (en) 1993-12-14
ES2125277T3 (es) 1999-03-01
HK1011607A1 (en) 1999-07-16
EP0566735A1 (en) 1993-10-27
ATE171368T1 (de) 1998-10-15
CA2098994C (en) 1997-09-09
US5438721A (en) 1995-08-08
DE69227101D1 (de) 1998-10-29
DE69227101T2 (de) 1999-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2868618B2 (ja) 患者のケア,維持および治療で生ずる汚物処理方法ならびにその装置
WO2013150588A1 (ja) 排泄物処理装置及びその方法
US3757355A (en) Portable body waste collecting system
JP5215310B2 (ja) 失禁者のための下着及び下着に接続された処理装置
CN110192956B (zh) 患者支撑装置
US5350369A (en) Apparatus and methods for closed collection of human wastes
US11399999B1 (en) Easy drain mattress
US20060282944A1 (en) Smart bath
WO1996011652A1 (en) Fluid collection system
US4312084A (en) Inflatable bathtub for bedridden patients
US5224223A (en) Disposable inflatable bedpan
KR20160141643A (ko) 이동식 샤워 장치
KR101771472B1 (ko) 배설물 자동 처리 장치용 와변기 모듈
JPH1119138A (ja) 患者支持装置
JP2013212352A (ja) 排泄物処理装置及びその方法
WO2015183209A1 (en) A cleaning device for bedridden patients
CA2773557C (en) The bib sheet poop sheet system
JP2532990Y2 (ja) 介護用給排水装置
CN215875165U (zh) 一种大便失禁病人卧床用引流装置
JPH0966076A (ja) 浴槽となるベッド、それに着脱できるトイレおよびそれを使用したベッド、バスおよびトイレシステム、褥そう防止用マット並びに水洗トイレ
JPH08224285A (ja) 浴槽となるベッド、それに着脱できるトイレおよびそれを使用したベッド、バスおよびトイレシステム
CN115089394A (zh) 一种智能护理床集便器及护理床
WO2008069767A1 (en) Bed system performing automatic cleaning of bedridden patients
CN106691751A (zh) 一种智能冲洗机
CN117860460A (zh) 一种人体排泄物智能处理收集装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees