JP2867928B2 - マイクロステップドライバ回路 - Google Patents

マイクロステップドライバ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロステップド
ライバ回路に関し、特にマイクロコンピュータ(以下マ
イコン制御と称す)によりプリンタヘッドの駆動を行う
ためのマイクロステップドライバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のマイクロステップドライ
バ回路の例として、1988年5月1日に株式会社工業
調査会より発行された加藤一著による「小型モータ制御
用IC」のP.73〜74に示されたものがあり、図4
にその回路を示している。
【0003】この種のドライバ回路では、高効率駆動化
を図るために、駆動コイルのリアクタンス分によるエネ
ルギ蓄積効果を利用し、PWM(Pulse Widt
hModulation)チョッパのデューティ値を変
化させることにより、駆動コイルに流れる電流値を、高
速回転時には大きくし、低速回転時や停止時には小さく
し、駆動電力を無駄なく利用するようになっている。
【0004】図4を参照すると、モータM1の負荷電流
IM は抵抗RS により検出されて電圧に変換され、コン
パレータ5の−入力端子へ印加される。
【0005】一方、基準電圧1(VREF )はマイコン
(図示せず)からのディジタル信号6に応じたステップ
電圧を有するアナログ電圧に、D/A(ディジタル/ア
ナログ)コンバータ2にて変換される。このアナログ電
圧は、PWMスイッチングのためのオシレータ3からの
三角波信号と混合器4で混合され、コンパレータ5の+
入力とされる。尚、このオシレータ3の三角波信号は一
般的には約20kHzとされる。
【0006】従って、このコンパレータ5の出力はモー
タ負荷電流に応じて、デューティ値が変化する様になっ
ており、このPWM出力により、チョッピング用トラン
ジスタQ2〜Q4をオンオフ制御することで、モータM
1の駆動が行われる様になっている。
【0007】尚、R1,R2は抵抗を示しており、MO
SトランジスタQ1は相オン/オフ用パワーMOSFE
Tであり、マイコンからの制御信号7によりオン/オフ
制御される。
【0008】図2(A)に図4の回路の負荷電流IM の
波形図を示しており、(B)はプリンタヘッドのリター
ン指示の信号波形であり図4のMOSトランジスタQ1
のゲート入力7である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来のマイ
クロステップドライバ回路においては、プリンタヘッド
リターン時の負荷電流制御はD/Aコンバータ2のディ
ジタル信号6のみにより行うようになっているので、そ
のディジタル入力信号6の生成部がカウンタ構成の場合
でかつプリンタヘッド駆動用のマイクロステップドライ
バ回路の場合、例えば、ヘッドリターン指令タイミング
と最大負荷電流を発生できるタイミングとの間に、時間
のずれを生じる(図2(A)参照)ために、ヘッドリタ
ーン動作が遅れることになる。
【0010】また、D/Aコンバータ2のアナログ出力
電圧VDAC はディジタル入力信号6により決定され、0
V〜VREF ×(15/16)の16段階とされているた
めに、相切換え時に、VDAC =VREF とはならず、VRE
F /16の電圧ロスを生じることになり、結果的に最大
トルクに影響が生ずることになる。
【0011】以上の如く、従来のマイクロステップドラ
イバ回路では、プリンタヘッドのリターン時にステッピ
ングモータの負荷電流がピーク値に到達するまでにかな
りの時間(上記例では、140ms)がかかり、最大ト
ルク発生までの時間ずれが大となっている。また、最大
電圧がVREF とはなり得ず、最大トルクの減少ともなっ
ている。同様に、ヘッド起動時においても最大トルク発
生までの時間ずれが大きくなる。
【0012】本発明の目的は、ヘッド起動時やリターン
時に外部指令タイミングに応答して時間のずれなく直ち
に最大電流を流すことができる様にしたマイクロステッ
プドライバ回路を提供することである。
【0013】本発明による他の目的は、D/Aコンバー
タに起因する電圧ロスをなくして最大電圧を基準電圧V
REF と等しくすることができる様にしたマイクロステッ
プドライバ回路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ステッ
ピングモータを駆動するマイクロステップドライバ回路
であって、前記ステッピングモータの負荷電流に応じた
電圧を生成する手段と、外部からのディジタル駆動信号
に応じたアナログ電圧を生成するD/A変換手段と、こ
のアナログ電圧と前記負荷電流に応じた電圧とを比較し
てこの比較出力に応じて前記ステッピングモータの駆
をなす駆動手段と、外部指令に応答してリセットパルス
を生成してこのリセットパルスの発生期間前記アナログ
電圧を前記駆動手段が最大駆動電流となる基準電圧に設
定するリセット手段とを含み、前記外部指令は前記ステ
ッピングモータで駆動されるプリンタヘッドのリターン
時に生成される信号であることを特徴とするマイクロス
テップドライバ回路が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の作用を述べる。起動時や
ヘッドリターン時等の低速時からの立上げ時において、
リセットパルスを発生させ、このリセットパルスの発生
に応答して、D/Aコンバータの出力に代えてD/Aコ
ンバータの基準電圧をVREF をそのままコンパレータの
入力とする様にして、最大電圧をロスなく直ちに発生さ
せるようにしている。
【0016】図1は、本発明の実施例の回路ブロック図
であり、図4と同等部分は同一符号にて示している。図
4と異なる部分についてのみ説明すると、D/Aコンバ
ータ2の入出力間を短絡開放制御するためのトランジス
タQ5を設けており、このトランジスタQ5のオンオフ
制御をリセットパルス生成回路8からのリセットパルス
により行う。このリセットパルス生成回路8は外部から
の例えばヘッドリターン信号9に応答して一定期間リセ
ットパルスを生成するものであり、そのパルス幅は抵抗
R3,コンデンサC1の時定数により選定自在となって
いる。
【0017】他の構成は図4のそれと同じであり、その
説明は省略する。
【0018】かかる構成において、定常時はヘッドリタ
ーン信号は生成されておらず、よってリセットパルスも
生成されていないために、トランジスタQ5はオフであ
る。従って、D/Aコンバータ2のマイコンからのディ
ジタル入力信号6に応じてVREF がステップ的に変化す
る様になっている。
【0019】このアナログ電圧が混合器4にてオシレー
タ3からの三角波信号と混合されてコンパレータの+入
力となっている。よって、コンパレータ5の出力には負
荷電流IM に応じたPWM制御されたチョッピング電圧
が生成され、トランジスタQ2〜Q4がオンオフ制御さ
れることにより、モータM1の負荷電流の制限がなされ
る。
【0020】ヘッドリターン信号9が入力されると、リ
セットパルス生成回路8から抵抗R3とコンデンサC1
とにより定まる一定幅のリセットパルスが出力される。
このリセットパルスの存在期間トランジスタQ5はオン
となり、D/Aコンバータ2の入出力間は短絡される。
よって、D/Aコンバータ2の出力には基準電圧VREF
がそのまま導出されるのである。
【0021】その結果、コンパレータ5においては、こ
のVREF とIM ×RS との比較がなされ、その比較結果
によりトランジスタQ2のオン/オフが決定されること
になるために、最大負荷電流が直ちにモータM1へ供給
されることになる。
【0022】図2の(C)にはその様子を示す波形例が
示されている。図2の(A),(C)を比較しても明ら
かな様に、相切換え信号の発生に応答して直ちに最大負
荷電流(VREF /RS )を流すことができ、従来例の如
く、140ms遅れて(VREF /RS )×(15/1
6)の最大電流に比し、時間的にも電流値的にも改善さ
れていることが判る。
【0023】本発明では、ヘッドリターン信号9に応答
して最大負荷電流を発生させているので、マイクロステ
ップ動作のみをマイコン制御するのみで良く、最大負荷
電流の発生プログラム等は考慮する必要がなくなる。
【0024】図3は本発明の実施例を適用したシステム
全体構成図であり、図1と同等部分は同一符号にて示し
ている。本例は、プリンタヘッド13のリターン時の衝
撃を圧電素子14にて電圧変換し、ヘッドリターン信号
9を生成する様にしたものである。
【0025】尚、CPU12はD/Aコンバータ2への
ディジタル入力信号6,プリンタヘッド13への制御信
号,ロジック回路11への制御信号を生成するものであ
る。ロジック回路11は相オン/オフ用パワーMOSF
ETトランジスタQ1のゲート信号7を生成するもので
ある。このヘッドリターン信号9として、電源投入時の
起動時やヘッドリターン時のモード切換え等に信号を入
力して、低速動作時に直ちに大電流を供給して、高速ド
ライブを可能とすることができる。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、外部指令
信号が発生されてから最大出力を得るまでの時間を、リ
セットパルス生成回路の動作時間とリセットトランジス
タQ5のスイッチング時間のみの時間ロス(約数10m
s)に短縮でき、よって低速動作時からの高速起動が速
やかに行えるという効果がある。
【0027】また、最大負荷電流もD/Aコンバータの
基準電圧VREF をそのまま使用して生成されるので、電
圧ロスもないという効果もある。更に、リセットパルス
の発生のためのソフトが必要ないので、D/Aコンバー
タへの入力はカウンタ出力のみとすれば良いという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路構成図である。
【図2】(A)は従来回路の動作波形図、(B)はヘッ
ドリターン信号のタイミング図、(C)は本発明の実施
例の動作波形図である。
【図3】本発明の一実施例を用いたシステム全体構成図
である。
【図4】従来のマイクロステップドライバ回路の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 基準電圧VREF 2 D/Aコンバータ 3 オシレータ 4 混合器 5 コンパレータ 6 ディジタル信号 8 リセットパルス生成回路 9 ヘッドリターン信号 10 チョッピング回路 11 ロジック回路 12 CPU 13 プリンタヘッド 14 圧電素子 C1 コンデンサ R1〜R3,RS 抵抗 M1 モータ Q1〜Q5 トランジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステッピングモータを駆動するマイクロス
    テップドライバ回路であって、前記ステッピングモータ
    の負荷電流に応じた電圧を生成する手段と、外部からの
    ディジタル駆動信号に応じたアナログ電圧を生成するD
    /A変換手段と、このアナログ電圧と前記負荷電流に応
    じた電圧とを比較してこの比較出力に応じて前記ステッ
    ピングモータの駆動をなす駆動手段と、外部指令に応答
    してリセットパルスを生成してこのリセットパルスの発
    生期間前記アナログ電圧を前記駆動手段が最大駆動電流
    となる基準電圧に設定するリセット手段とを含み、前記
    外部指令は前記ステッピングモータで駆動されるプリン
    タヘッドのリターン時に生成される信号であることを特
    徴とするマイクロステップドライバ回路。
  2. 【請求項2】前記D/A変換手段は前記基準電圧を前記
    ディジタル信号に応じたレベルの電圧に変換して出力す
    るよう構成されており、前記リセット手段は前記リセッ
    トパルスの発生期間前記D/A変換手段の出力電圧に代
    えて前記基準電圧を出力するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のマイクロステップドライバ回路。
  3. 【請求項3】前記リセットパルスは前記ステッピングモ
    ータの低速動作時に生成されるようにしたことを特徴と
    する請求項1または2記載のマイクロステップドライバ
    回路。
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