JPH09233881A - Dcブラシレスファンモータの制御回路 - Google Patents

Dcブラシレスファンモータの制御回路

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JPH09233881A
JPH09233881A JP8033495A JP3349596A JPH09233881A JP H09233881 A JPH09233881 A JP H09233881A JP 8033495 A JP8033495 A JP 8033495A JP 3349596 A JP3349596 A JP 3349596A JP H09233881 A JPH09233881 A JP H09233881A
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signal
output
fan motor
integrator
microcomputer
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JP8033495A
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Inventor
Takahiro Ishigami
貴裕 石上
Yoshihiko Yoshikawa
芳彦 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はDCブラシレスファンモータの回
転数データを変更する際に、迅速かつ低コストにて対応
することができないと共に、DCブラシレスファンモー
タの回転数の変更処理、制御が複雑かつ大型になってい
た。 【解決手段】 この発明のDCブラシレスファンモータ
の制御回路は、回転数を決定する速度制御指令機能と速
度制御指令に基づきPWM信号を発生する機能を有した
マイコン2と、PWM信号をアナログ信号に変換すると
共に、変化応答時間を遅らせる機能を設けた積分器9
と、三角波発生回路8と、前記積分器9のアナログ信号
と三角波とを比較してデュティ可変PWM信号を生成す
る比較器7と、この比較器より出力されるデューティ可
変PWM信号と回転子の位置検出信号から、直流電源を
電力逆変換して疑似交流電源を生成するインバータ3及
び制御器5と、ファンモータの回転数を決定する速度制
御指令データが書き込まれた電気的に書き換え可能な不
揮発性メモリ11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は印加電圧を可変し
て回転数制御する、例えば空調機に使用するDCブラシ
レスファンモータの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平5−91786号
公報に示された、従来のDCブラシレスファンモータの
制御回路の構成を示すブロック図である。図において、
1はDCブラシレスモータ、2はマイコンで、ROM2
3を有し、予め記憶された回転数データを読出し、それ
に基づいたPWM信号を生成する、3はインバータ、4
は位置検出部で、DCブラシレスモータ1のロータ位置
からロータ磁束のゼロクロスタイミング、すなわちロー
タの位置検出波形を生成する。、5は制御器で、前記位
置検出部で検出された波形入力に基づき出力相を切換
え、インバータ3を介して疑似交流波形を生成し、前記
DCブラシレスモータ1が駆動される。、6はDC/D
C変換器、7は比較器、8は三角波発生器、10は直流
電源、12はF/V変換器で、マイコン2から出力され
るPWM信号をアナログ電圧信号に変換し、PWMの周
波数により電圧値が決定される。
【0003】次に動作を説明する。インバータ3は、制
御器5より入力する制御信号とDC/DC変換器6より
供給される任意電圧の直流電源により、任意電圧、任意
周波数の疑似交流電源を出力し、DCブラシレスモータ
1を駆動する。DC/DC変換器6は比較器7と接続さ
れ、三角波発生器8とF/V変換器12からのアナログ
入力信号を比較して得られたデューティ可変のPWM信
号によって直流電源10から任意電圧の直流電源電圧を
生成する。結果、ROM23に設定された回転数データ
に基づいたデューティ可変のPWM信号により、疑似交
流波形の電圧、周波数が制御され、DCブラシレスモー
タ1が駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のDCブラシレス
ファンモータの制御回路は、以上のように構成されてい
るので、回転数設定等の各種パラメータを変更する際
に、マイコンの再マスク化やワンタイムROMへのプロ
グラムを含めた書き直しの必要が生じ、変更に多くの時
間が必要、またコストがかかるなどの課題があった。
【0005】また、ブラシレスモータの起動時における
負荷電流の立ち上がり抑制、すなわち起動電流抑制のた
めに回転数制御指令をスロースタートさせる等の処理が
複雑で、マイコンのROM容量が必要、また制御回路の
電流定格が大きくなるなどの課題を含んでいた。
【0006】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、回転数設定等の各種パラメータ
を変更する際に、迅速にかつ低コストにて対応が可能な
DCブラシレスファンモータの制御回路を得ることを目
的としている。
【0007】また、ブラシレスモータの回転数の変更処
理、制御を簡略にし、制御マイコンのROM容量を削減
し、かつ起動電流を抑制、安価なDCブラシレスファン
モータの制御回路を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のDCブラシレ
スファンモータの制御回路は、ファンモータの回転数を
決定する速度制御指令機能と速度制御指令に基づきPW
M信号を発生する機能を有したマイコンと、前記PWM
信号をアナログ信号に変換すると共に変化応答時間を遅
らせる機能を有した積分器と、三角波発生回路と、前記
積分器のアナログ信号と三角波をと比較してデューティ
可変出力信号を生成する比較器と、この比較器より出力
されるデューティ可変出力信号により直流電源をDC/
DC変換して出力電圧を決定するDC/DC変換器と、
直流電源から疑似交流電源を生成するインバータと、回
転子の位置を検出する位置検出器と、この位置検出信号
から前記インバータの駆動信号を生成する制御器を備
え、DCブラシレスモータの回転数決定部を前記マイコ
ンに設けたものである。
【0009】また、この発明のDCブラシレスファンモ
ータの制御回路は、ファンモータの回転数を決定する速
度制御指令データ、この速度制御指令データを電気的に
読み込み、書込み可能な不揮発性メモリに設けたもので
ある。
【0010】また、この発明のDCブラシレスファンモ
ータの制御回路は、PWM信号によりオンオフするトラ
ンジスタと、抵抗器とコンデンサによる充電回路と、抵
抗器と前記コンデンサとからなる放電回路により構成さ
れた積分器を設けたものである。
【0011】また、この発明のDCブラシレスファンモ
ータの制御回路は、ファンモータの回転数を決定する速
度制御指令機能と速度制御指令に基づきPWM信号を発
生する機能を有したマイコンと、前記PWM信号をアナ
ログ信号に変換する積分器と、三角波発生回路と、前記
積分器のアナログ信号と三角波とを比較してデューティ
可変出力信号を生成する比較器と、直流電源から疑似交
流電源を生成するインバータと、回転子の位置を検出す
る位置検出器と、前記比較器から出力されるデューティ
可変出力信号と位置検出信号から前記インバータの駆動
信号を生成する制御器を備え、DCブラシレスモータの
回転数決定部を前記マイコンに設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を説明す
る。図1はこの発明の実施の形態1におけるDCブラシ
レスファンモータの制御回路の構成を示すブロック図で
ある。図において、DCブラシレスモータ1はインバー
タ3並びに位置検出器4に接続されている。インバータ
3は、制御器5より入力する制御信号とDC/DC変換
器6より供給される任意電圧の直流電源により、任意電
圧、任意周波数の疑似交流電源を出力し、DCブラシレ
スモータ1を駆動する。位置検出部4は、DCブラシレ
スモータ1のロータ位置からロータ磁束のゼロクロスタ
イミング、すなわちロータの位置検出波形を生成し、制
御器5に出力する。制御器5は、位置検出波形入力に基
づき出力相を切換え、インバータ3を介して疑似交流波
形を生成し、DCブラシレスモータが駆動される。マイ
コン2には、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ1
1が接続され、この不揮発性メモリ11に予め記憶され
た回転数データを読出し、それに基づいたPWM信号を
生成し積分器9に入力される。積分器9は、マイコン2
から出力されるPWM信号を積分しアナログ電圧信号を
生成し、PWMのデューテイ比により電圧値が決定され
る。DC/DC変換器6は比較器7と接続され、三角波
発生器8と積分器9からのアナログ入力信号を比較して
得られたデューティ可変のPWM信号によって直流電源
10から任意電圧の直流電源電圧を生成する。
【0013】その結果、電気的に書き換え可能な不揮発
性メモリ11に設定された回転数データに基づいたデュ
ーティ可変のPWM信号により、疑似交流波形の電圧、
周波数が制御され、DCブラシレスモータ1が駆動され
る。また、図1には示していないが、DCブラシレスモ
ータ1にはファンが接続される。
【0014】次に、図2のフローチャートに沿って、並
びに図1も用いてこの実施の形態の動作を説明する。マ
イコン2はステップ201で、電気的に書き換え可能な
不揮発性メモリ11から回転数データ1を読出し、ステ
ップ202で回転数1用のRAM1へセットする。続い
てステップ203ないしステップ206で同様に回転数
データ2及び3をそれぞれ読み出し、RAM2、3へセ
ットする。
【0015】続いて、マイコン2はDCブラシレスモー
タ1を起動するため、回転数選択処理であるステップ2
10で回転数指令を判断し、ステップ211ないし21
3でそれぞれの回転数に対応したRAMデータを選択
し、ステップ214でPWMデューティをセット、ステ
ップ215で出力する。
【0016】図3はこの発明の各部の動作を表すタイミ
ング図で、以降マイコンのPWM信号変化によりDC/
DC変換器6の出力、すなわちDCブラシレスモータ1
への印加電圧を制御する動作を説明する。図3におい
て、波形aはマイコン2から出力されるPWM出力、波
形bは積分器9の出力、波形cは三角波発生器8の出
力、波形dは比較器7の出力であり、波形eはDC/D
C変換器6出力のそれぞれ波形を時間経過で示してい
る。
【0017】この図3において、時間t0にて、PWM出
力波形aはHi一定である。時間t1にて、PWM信号が出
力され、積分器出力波形bは上昇をはじめt1aにて安定
する。比較器7は、の三角波波形cと積分器出力波形b
を比較し、比較器出力波形dに示されるPWM信号を生
成する。比較器出力波形dは、積分器出力波形bの上昇
に比例して時間t1からパルス幅が変化(ここではHiの
デューティ比率が高くなるよう示している)し、時間t1
aにて等幅のPWMになり、DC/DC変換器の出力波
形eが得られる。このDC/DC変換器の出力電圧波形
は、積分器出力に比例した波形となる。
【0018】波形gは、インバータ3の出力電圧波形を
示し、DC/DC変換器6の出力電圧がV(小)の場合、
すなわち積分器出力が低い場合には、V(小)電圧を振幅
とした疑似交流電圧が出力されている。
【0019】波形fは、インバータ3の入力電流波形
で、実線で示すようにDC/DC変換器出力電圧値、す
なわちDCブラシレスモータの回転数に準じた電流が流
れている。時間t2にて、回転数を変化させるべく(こ
こでは上げる例で示す)マイコン2がPWM出力を変化
させ、波形aに示す様にLoのデューティ比率を高くする
と、前述のように積分器出力b.が上昇し、比較器出力
dのPWMのHiのデューティ比率が高くなり、DC/D
C変換器出力e.が上昇する。DC/DC変換器6の出
力電圧がV(大)の場合、すなわち、図において積分器出
力が高い場合には、V(大)電圧を振幅とした疑似交流電
圧が出力され、電圧を高くした分、出力電圧の周波数が
高くなり、モータ回転数は高くなっている。
【0020】その結果、マイコン2のPWMのデューテ
ィ比率を変化させる事により、DC/DC変換器6の出
力電圧を制御でき、インバータ3を介してDCブラシレ
スモータ1への印加電圧を制御できるので、回転数制御
出来る。
【0021】次に、図4、図5を用いてこの発明におけ
る積分器の構成を説明する。トランジスタTR41のエミ
ッタには電源が接続され、コレクタは抵抗R142の片側
に接続されている。抵抗R142の他の端子には抵抗R24
3とコンデンサC44の片側が接続され、抵抗R243と
コンデンサC44の他の端子はGNDに接続されてい
る。ここで、トランジスタTR41のベースにはマイコン
2から出力されるデューティ可変のPWM信号が入力さ
れ、トランジスタTR41はこのPWM信号に基づいてオ
ンオフ動作を繰り返す。また、抵抗R142、抵抗R24
3、コンデンサC44の接続部がアナログ電圧の出力端
子部であり、比較器7に入力される。
【0022】トランジスタTR41がオンすると、抵抗R1
42と抵抗R243の分圧値でコンデンサC44に充電さ
れ、アナログ電圧は、時間tの関数で下式1で定められ
る電圧が出力される。
【数1】
【0023】また、トランジスタTR41がオフすると、
コンデンサC44の電荷は抵抗R243を介して放電さ
れ、下式2で定められる電圧となる。
【数2】
【0024】図5に示すように、T1にて、マイコン2か
ら出力されるデューティ可変のPWM信号がLoになると
トランジスタTR41がオンしてアナログ電圧Voutは式1
に従って上昇し、PWM信号がHiになるT1aにてV1aに達
する。T1aにてトランジスタTR41がオフするとV1aから
式2に従って下降をはじめ、再度PWM信号がLoになる
T2にてV2にまで下降する。再度トランジスタTRがT2にて
オンするとV2を初期値として式1に従い上昇し、トラン
ジスタTRがオフするT2aでは、V2aに達する。
【0025】すなわち、V2aは、式1にV2を代入して求
められる時間をtとPWM信号のLo時間でトランジスタ
TRのオン時間T2aーT2の和にて式1にて求められるアナ
ログ電圧値となる。以降、前記動作を、すなわち時間比
率が等しい充放電サイクルが繰り返されると、図5の右
に示すように、V(小)電圧に安定する。すなわちコン
デンサと抵抗の定数とPWMのデューティ比率で定めら
れる電圧値が出力される。
【0026】ここで、図5下に示すように、デューティ
比率が大きくなると、トランジスタTRをオンし時間が長
くなる、すなわち、T1a→T1bとなる。したがって、充電
時間比率が高くなるので、アナログ電圧は高くなり、V
(大)の電圧が出力される。
【0027】例えば、Vcc=5V、R1=15KΩ、R2=
47KΩ、C=47μFの場合、デューティ比率30%
で約2.3Vの出力電圧が、50%で約2.9Vの出力
が得られる。また、充放電による出力電圧リップルを考
慮すると、PWM信号の周波数は100Hzないし200
Hzが選定される。一方、PWM信号出力を始めてから、
安定するまでの時間は、前記定数にて、2秒ないし3秒
が得られる。
【0028】以上、説明したように、コンデンサC4
4、抵抗R142、抵抗R243の定数により、図5の充
電、放電の立上り、立下りの傾きが決定され、図3の積
分器出力bに示す立上り特性、しいては図3に示すDC
/DC変換器出力eの立上り特性が決定される。
【0029】例えば、コンデンサC44の定数が大きく
なると、DC/DC変換器出力波形eの立上りは緩やか
になる。結果、DCブラシレスモータへの印加電圧を緩
やかに立上ることが出来、図3のインバータ入力電流波
形fの実線に示すように、DCブラシレスモータの起動
電流を抑制する等の起動電流を抑制することが可能とな
る。
【0030】また、電気的に書き換え可能な不揮発性メ
モリ11に記憶される回転数データは、8ビット長、も
しくは16ビット長データで設定され、マイコンの源発
振周波数を2の倍数で分周した値をクロックとし、8ビ
ットの場合は256分解能のデータとして、16ビット
の場合には、256×256=16,777,216分
解能のデータに設定される。
【0031】例えば、クロックはマイコンの源発振周波
数が8MHzの場合、0.125μs、0.25μs、
0.5μs、1μs、32μs、64μs、いった具合に、
8MHz=0.125μs×2のn乗で選択される。分解
能を8ビットとした場合、PWM周波数は、前述の10
0Hzないし200Hzに設定するためには、256×
32μs=8.192ms→122Hzに設定され、クロ
ックは32μsが選択される。マイコンの機能によって
は、255×32μs=8.16msの場合もある。回転
数データは、8ビットの場合は0〜255(OFF:1
6進数)の範囲で設定され、例えば、デューティ比(H
i/Lo比)1:3、Lo出力の場合を例として取る
と、PWM周期255の1/4=63(3F:16進
数)が設定、反対にHiとして扱う場合は、1ー1/4
=191(OBF:16進数)となる。
【0032】また同様に16ビットの場合には、256
×256×0.125μs=8.192ms→122Hzと
なり、クロックは0.125μsが選択され、以降同様
に、回転数データは、0ないし16,777,216
(OFFF:16進数)の範囲で、16383(3FF
F:16進数)または49151(OBFFF:16進
数)となる。
【0033】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図6のブロック図で説明する。図において、DC
ブラシレスモータ1はインバータ3並びに位置検出器4
に接続されている。インバータ3は、制御器5より入力
される制御信号と直流電源10より、任意電圧、任意周
波数の疑似交流電源を出力し、DCブラシレスモータ1
を駆動する。位置検出部4は、DCブラシレスモータ1
のロータ位置からロータ磁束のゼロクロスタイミング、
すなわちロータの位置検出波形を生成し、制御器5に出
力する。制御器5は、比較器7、位置検出器4、インバ
ータ3と接続され、三角波発生器8と積分器9からのア
ナログ入力信号を比較して得られたデューティ可変のP
WM信号によってインバータ3から出力する電圧を決定
するとともに、位置検出波形入力に基づき出力相を切換
え、インバータ3を介して疑似交流波形を生成し、DC
ブラシレスモータを駆動する。マイコン2には、電気的
に書き換え可能な不揮発性メモリ11が接続され、この
不揮発性メモリ11に予め記憶された回転数データを読
出し、それに基づいたPWM信号を生成し積分器9に入
力される。積分器9は、マイコン2から出力されるPW
M信号を積分しアナログ電圧信号を生成し、PWMのデ
ューティ比により電圧値が決定される。結果、電気的に
書き換え可能な不揮発性メモリ11に設定された回転数
データに基づいたデューティ可変のPWM信号により、
疑似交流波形の電圧、周波数が制御され、DCブラシレ
スモータ1が駆動される。
【0034】図7はこの実施の形態2の各部の動作を表
すタイミング図で、以降上記実施の形態1と同様に、D
Cブラシレスモータ1への印加電圧を制御する動作を説
明する。図7において、波形aはマイコン2から出力さ
れるPWM出力、波形bは積分器9の出力、波形cは三
角波発生器8の出力、波形dは比較器7の出力であり、
波形eがインバータ3に入力されるDC電源波形を、そ
れぞれ時間経過で示している。
【0035】図7において、時間t0にて、PWM出力波
形aはHi一定である。時間t1にて、PWM信号が出力さ
れ、積分器出力波形bは上昇をはじめt1aにて安定す
る。比較器7は、の三角波波形cと積分器出力波形bを
比較し、比較器出力波形dに示されるPWM信号を生成
する。比較器出力波形dは、積分器出力波形bの上昇に
比例して時間t1からパルス幅が変化(ここではHiのデュ
ーティ比率が高くなるよう示している)し、時間t1aに
て等幅のPWMになる。
【0036】インバータ出力波形gは、インバータ3の
出力電圧波形を示し、インバータ入力電圧波形eの電圧
値の振幅をもつPWM変調による疑似交流波形が出力さ
れる。積分器出力電圧が低いときには、同疑似交流波形
のパルス幅が細く、図において点線で示した様に平均電
圧が低く出力されている。時間t2にて、回転数を変化さ
せるべく(ここでは上げる例で示す)マイコン2がPW
M出力を変化させ、PWM出力波形aに示す様にLoのデ
ューティ比率を高くすると、前述のように積分器出力b
が上昇し、比較器出力dのPWMのHiのデューティ比率
が高くなり、インバータ3出力波形のパルス幅が太くな
り平均電圧が高く出力され電圧を高くした分、出力電圧
の周波数が高くなり、モータ回転数は高くなっている。
【0037】インバータ入力電圧波形fは、インバータ
3の入力電流波形で、インバータ出力電圧、並びにDC
ブラシレスモータの回転数に準じた電流が流れている。
【0038】以上のように、マイコン2のPWMのデュ
ーティ比率を変化させる事により、インバータ3の出力
電圧を制御でき、DCブラシレスモータ1への印加電圧
を制御できるので、DC/DC変換器6を用いない例、
すなわち、制御器5とインバータ3に出力電圧の制御機
能を持たせた場合にも、実施の形態1と同様の効果が得
られる。
【0039】
【発明の効果】この発明の請求項1のDCブラシレスフ
ァンモータの制御回路は、ファンモータの回転数を決定
する速度制御指令機能と速度制御指令に基づきPWM信
号を発生する機能を有したマイコンと、前記PWM信号
をアナログ信号に変換すると共に変化応答時間を遅らせ
る機能を有した積分器と、三角波発生回路と、前記アナ
ログ信号と三角波を比較してデューティ可変出力信号を
生成する比較器と、この比較器より出力されるデューテ
ィ可変出力信号により直流電源をDC/DC変換して出
力電圧を決定するDC/DC変換器と、直流電源から疑
似交流電源を生成するインバータと、回転子の位置を検
出する位置検出器と、同位置検出信号から前記インバー
タの駆動信号を生成する制御器を備え、DCブラシレス
モータの回転数決定部をマイコンに設けた構成としたの
で、回転数データを変更する必要が生じた際には、電気
的に書き換え可能な不揮発性メモリの内容のみ変更する
ことで対応でき、マイコンのマスクROM化や、ワンタ
イムROMへのプログラムを含めた書き直しの必要が無
くなるため早期の対応が可能となった。
【0040】また、この発明の請求項2のDCブラシレ
スファンモータの制御回路は、ファンモータの回転数を
決定する速度制御指令データを電気的に読み込み、書込
み可能な不揮発性メモリに設けた構成としたから、積分
回路を用いることで、DCブラシレスモータへの印加電
圧の変化応答時定数を持たせることが可能になり、DC
ブラシレスモータの回転数の変更処理、制御を簡略に
し、制御マイコンのROM容量を削減、かつ起動電流を
抑制し、安価なDCブラシレスモータの制御回路を得る
ことが可能になった。
【0041】また、この発明の請求項3のDCブラシレ
スファンモータの制御回路は、PWM信号によりオンオ
フするトランジスタと、抵抗器とコンデンサによる充電
回路と、抵抗器と前記コンデンサとからなる放電回路に
より構成された積分器を有した構成としたから、DCブ
ラシレスモータへの印加電圧の変化応答時定数を持たせ
ることが可能になり、DCブラシレスモータの回転数の
変更処理、制御を簡略にし、制御マイコンROM容量を
削減、かつ起動電流を抑制、安価なDCブラシレスモー
タの制御回路を得ることが可能となる効果を有する。
【0042】また、この発明の請求項4のDCブラシレ
スファンモータの制御回路は、ファンモータの回転数を
決定する速度制御指令機能と速度制御指令に基づきPW
M信号を発生する機能を有したマイコンと、前記PWM
信号をアナログ信号に変換する積分器と、三角波発生回
路と、前記アナログ信号と三角波を比較してデューテイ
可変出力信号を生成する比較器と、直流電源から疑似交
流電源を生成するインバータと、回転子の位置を検出す
る位置検出器と、前記比較器から出力されるデューティ
可変出力信号と位置検出信号から前記インバータの駆動
信号を生成する制御器を備え、DCブラシレスモータの
回転数決定部をマイコンに設けた構成としたから、直流
電源をDC/DC変換するトランス等の高価で大きな部
品を使用することなく、システムを安価に、かつ制御部
品としてコンパクトにでき、全体として電気部品を小型
化し、例えば空調機の主要部である熱交換器、送風機等
を大きくして、性能向上を図ることができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図3】 この発明の実施の形態1であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の動作を説明するタイミング
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の積分器の構成を示す回路図
である。
【図5】 この発明の実施の形態1であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の積分器の動作を説明するタ
イミング図である。
【図6】 この発明の実施の形態2であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2であるDCブラシレ
スファンモータの制御回路の動作を説明するタイミング
図である。
【図8】 従来のDCブラシレスファンモータの制御回
路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 マイコン、3 インバータ、5 制御器、7 比較
器、8 三角波発生器、9 積分器、11 電気的に書
き換え可能な不揮発性メモリ、21 回転数決定部、2
2 PWM発生部、41 トランジスタTR、42 抵抗
R1、43 抵抗R2、44 コンデンサC、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンモータの回転数を決定する速度制
    御指令機能と速度制御指令に基づきPWM信号を発生す
    る機能を有したマイコンと、前記PWM信号をアナログ
    信号に変換すると共に、変化応答時間を遅らせる機能を
    有した積分器と、三角波発生回路と、前記積分器のアナ
    ログ信号と三角波とを比較してデューティ可変出力出力
    信号を生成する比較器と、この比較器より出力されるデ
    ューティ可変出力信号により直流電源をDC/DC変換
    して出力電圧を決定するDC/DC変換器と、直流電源
    から疑似交流電源を生成するインバータと、回転子の位
    置を検出する位置検出器と、この位置検出信号から前記
    インバータの駆動信号を生成する制御器とを備え、DC
    ブラシレスモータの回転数決定部を前記マイコンに設け
    たことを特徴とするDCブラシレスフアンモータの制御
    回路。
  2. 【請求項2】 ファンモータの回転数を決定する速度制
    御指令データ、この速度制御指令データを電気的に読み
    込み、書込み可能な不揮発性メモリに設けたことを特徴
    とする請求項1記載のDCブラシレスファンモータの制
    御回路。
  3. 【請求項3】 PWM信号によりオンオフするトランジ
    スタと、抵抗器とコンデンサによる充電回路と、抵抗器
    と前記コンデンサとからなる放電回路により構成された
    積分器を設けたことを特徴とする請求項1記載のDCブ
    ラシレスファンモータの制御回路。
  4. 【請求項4】 ファンモータの回転数を決定する速度制
    御指令機能と速度制御指令に基づきPWM信号を発生す
    る機能を有したマイコンと、前記PWM信号をアナログ
    信号に変換する積分器と、三角波発生回路と、前記積分
    器のアナログ信号と三角波を比較してデューティ可変出
    力信号を生成する比較器と、直流電源から疑似交流電源
    を生成するインバータと、回転子の位置を検出する位置
    検出器と、前記比較器から出力されるデューティ可変出
    力信号と位置検出信号から前記インバータの駆動信号を
    生成する制御器を備え、DCブラシレスモータの回転数
    決定部を前記マイコンに設けたことを特徴とする請求項
    2又は請求項3記載のDCブラシレスファンモータの制
    御回路。
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