JP2867804B2 - プリント板カバーの取り付け構造 - Google Patents

プリント板カバーの取り付け構造

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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント板に取り付け
られるプリント板カバーの取り付け構造の改良に関す
る。
【0002】電子・通信分野では装置の機能構成の単位
としてのプリント板回路を多数組み合わせて装置が構成
される。図5に示されるようなプリント板収容筐体1の
上下面に多数の通気孔2が形成され、この通気孔2の間
をプリント板挿入ガイドとしてプラグイン挿入されるプ
リント板3(図は1枚のみを示す)が多数並列に挿入実
装される。
【0003】プリント板3の先端にはコネクタ4が設け
られており、筐体1の背面側にはプリント板でなるバッ
クボード5が取り付けられ、このバックボード5にはバ
ックボードコネクタ6が設けられている。挿入されたプ
リント板3のコネクタ4とバックボードコネクタ6とが
プラグイン接続される。このバックボード5を介してプ
リント板3に電源供給や信号接続がなされる。
【0004】このようなプリント板収容筐体1でなる電
子・通信装置ユニットが図示省略の装置架に多段に取り
付けられて電子・通信装置が構成されるのが通常であ
る。装置架は金属製の側板、前後の扉などで覆われ電気
的に遮蔽される。プリント板収容筐体1もまた金属製で
あるから、ある程度の電気的な遮蔽が行なわれるが、こ
のような遮蔽は装置外部との遮蔽に対して効果がある。
【0005】しかしながら、隣接するプリント板3同士
の間における電気的な干渉障害に対する遮蔽もまた必要
であり、このためにプリント板単位に金属板製のシール
ドカバーが取り付けられる。プリント板は表面に電気部
品が実装され裏面に回路パターンが形成されており、こ
の回路パターンによって電気部品の回路接続が行なわれ
る。したがって、この回路パターン側を覆うシールドカ
バー(以下プリント板カバーと称する)が取り付けられ
る。また、このプリント板カバーは接地(アース)電位
に接続される。
【0006】
【従来の技術】図6に従来のプリント板カバーの取り付
け構造を要部断面図に示す。図6の図(a)はねじを取
り付ける前の状態であり、プリント板10はたとえばガ
ラスエポキシ基板といわれるガラス繊維入りのエポキシ
樹脂基板に回路パターンの形成されてなるものである。
上面11側が電気部品の搭載される面で、下面12が図
示省略の回路導体パターンの形成された面である。構造
用鋼板にNiめっきの施されたプリント板カバー13が
下面12と適宜な間隔14を形成してパターン面側を覆
っている。
【0007】このプリント板カバー13はパターン面側
に接して取り付けられるように、適当な箇所がプレス加
工によって絞られている。この面が取り付け面15であ
り、プリント板10の取り付け用の孔16に対応して取
り付け孔17が形成されている。これらの孔16,17
はねじの挿通孔である。
【0008】プリント板10の上面11には金属板でな
るナット板18が配置される。このナット板18にはね
じ孔19が設けられており、端部は折り曲げられた端子
部分20で、プリント板10のスルーホール21に挿入
されて下面のアースパターン22に半田付け23接続さ
れている。符号の24はマイラ(ポリエステル)樹脂な
どの電気絶縁シートであり、パターン面12に半田付け
された電気部品などの先端がプリント板カバー3に接
触しないよう保護するためにプリント板カバー13の内
面側に貼り付けられたものである。
【0009】図6の図(b)に示されるようにプリント
板カバー13側から孔16,17にねじ25を挿入し、
ナット板18のねじ孔19に先端からねじ込み締め付け
る。このようにしてプリント板10とプリント板カバー
13の取り付け面15とがねじ25によってナット板1
8との間に挟み付けられ締め付け固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取り付け構
造ではプリント板カバー13の取り付け面15とナット
板18の金属板同士の間に、合成樹脂でなるプリント板
10が挟み付けられて取り付けられる構造であり、この
間に介在される締め付け部材はやはり金属製のねじ25
であり、合成樹脂と金属とでは熱膨張率が相違する。
【0011】この部分に製造後の保管、輸送などによる
地域や時候の冷暖の温度差による温度サイクルが繰り返
し作用されると、高い温度によるプリント板10の膨張
がねじ25によって規制され、完全にではないが弾性疲
労による塑性変化を起こし、常温でのプリント板10の
ねじ25の締め付けによる内部応力が製造時の内部応力
よりも減少することとなる。
【0012】このようなことから、ねじ25の緩みを起
こすまでには到らないまでも製造時の締め付け力よりも
減少するといった事態を生じ、製造出荷時の試験検査で
は所定の締め付け力であったものが、出荷先の受け入れ
検査で所定値ではないといった不都合な問題点が発生し
た。
【0013】ナット板18はプリント板10のアース回
路に接続されており、ねじ25を介してプリント板カバ
ー13がプリント板10のアース電位と同電位である
が、締め付け力の低下によっては同電位に一致しない恐
れも生じる。また、締め付け力の低下は振動などによる
ねじの緩みを引き起こすことにもなりかねない。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決しねじの
締め付け力の低下をなくするプリント板カバーの取り付
け構造の達成を発明の課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨は、第1の手段によると、取り
付け部がプリント板面に接するプリント板カバーをねじ
により取り付ける取り付け構造であって、プリント板カ
バーの取り付けられる面とは反対のプリント板の面から
プリント板の厚さに相当する長さで内部がねじ孔である
円筒部とプリント板の接地回路に接続される端子部分と
を有する接地形のナット板をプリント板に挿入配置し、
ねじにより上記ナット板の円筒部の端部が上記プリント
板カバーの取り付け部の面と接するように締め付けるこ
とにある。
【0016】第2の手段によると、取り付け部がプリン
ト板面に接するプリント板カバーをねじにより取り付け
る取り付け構造であって、プリント板カバーに設けられ
プリント板の厚さに相当する長さで内部がねじ挿通孔
である円筒部をプリント板に挿入し、プリント板カバー
の取り付けられる面とは反対のプリント板の面にプリン
ト板の接地回路に接続される端子部分を有する接地形の
ナット板を配置し、ねじにより上記プリント板カバーの
円筒部の端部が上記ナット板と接するように締め付ける
ことにある。
【0017】第3の手段によると、取り付け部がプリン
ト板面に接するプリント板カバーをねじにより取り付け
る取り付け構造であって、先端のねじ部よりも大径にし
プリント板とプリント板カバーの厚さの和に相当す
る長さの柱状部を有するねじをプリント板カバーとプリ
ント板とのねじ挿入孔に挿入し、プリント板カバーの取
り付けられる面とは反対のプリント板の面にプリント板
の接地回路に接続される端子部分を有する接地形のナッ
ト板を配置し、上記ねじの柱状部の端部が上記ナット板
と接するように締め付けることにある。
【0018】上記、ナット板の端子部分は複数であるこ
とが、上記第1の手段乃至第3の手段に適用される。
【0019】
【作用】上記本発明の構成要旨の第1の手段によれば、
ナット板にプリント板の厚さに相当する長さの円筒部を
設けたことにより、この円筒部の端部がプリント板カバ
ーの面と接するからねじの締め付け力が円筒部に作用
し、金属同士の内部応力で釣り合うので温度サイクルに
よる締め付け力の低下がなくなる。ナット板の端子部分
はプリント板の接地回路に接続されるので、このナット
板に圧接されるプリント板カバーは確実にプリント板と
接地接続されて安定な接地電位でのシールドカバーの機
能が維持される。
【0020】第2の手段によると、プリント板カバーに
プリント板の厚さに相当する長さの円筒部を設けたこと
により、この円筒部の端部がナット板の面と接するから
ねじの締め付け力が円筒部に作用し、金属同士の内部応
力で釣り合うので温度サイクルによる締め付け力の低下
がなくなる。ナット板の端子部分はプリント板の接地回
路に接続されるので、このナット板に圧接されるプリン
ト板カバーは確実にプリント板と接地接続されて安定な
接地電位でのシールドカバーの機能が維持される。
【0021】第3の手段によると、締め付けねじにプリ
ント板とプリント板カバーの厚さの和に相当する長さ
にして大径な柱状部を設け、この柱状部の端部がナット
板の面と接するからねじの締め付け力が柱状部に作用
し、金属同士の内部応力で釣り合うので温度サイクルに
よる締め付け力の低下がなくなる。ナット板の端子部分
はプリント板の接地回路に接続されるので、このナット
板に圧接される締め付けねじを介して接触されるプリン
ト板カバーはプリント板と接地接続されて安定な接地電
位でのシールドカバーの機能が維持される。
【0022】上記の各手段に用いられるナット板は、そ
の端子部分を複数とすることで、プリント板の所定位置
にナット板を確実に位置決め設定し得る。
【0023】
【実施例】以下、本発明のプリント板カバーの取り付け
構造について上記構成の要旨にもとづいた実施例につき
図を参照して具体的かつ詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の第1の発明の一実施例の要
部のみの側断面図であって、図(a)はナット板、図
(b)はプリント板にナット板が取り付けられた状態で
ある。図において、ナット板30はねじ孔31の形成さ
れた円筒部32を有し、先端部は折り曲げられた端子部
分33である。図2の図(a)の斜視図によく示される
ように、金属板をプレス加工によって形成され表面にN
iめっきなどが施され、端子部分33は2箇所に形成さ
れたものである。
【0025】この円筒部32の長さL1 は取り付けられ
るプリント板34の厚さT1 と同じか、僅かに長く形成
されたものである。プリント板34はたとえは、ガラス
エポキシ基板に図示省略の回路パターンの形成されたも
のであり、上面35側が電気部品の搭載される面で、下
面36側が回路パターンの形成された面である。構造用
鋼板にNiめっきの施されたプリント板カバー37が下
面36と適宜な間隔38を形成してパターン面側を覆っ
ている。
【0026】このプリント板カバー37はパターン面側
に接して取り付けられるように、適当な箇所がプレス加
工によって絞られ、この面が取り付け面39となってい
る。プリント板34のナット板30取り付け用の孔40
に対応して取り付け孔41が形成されている。この取り
付け孔41はねじの挿通孔である。
【0027】プリント板34の上面35から取り付け用
の孔40にナット板30の円筒部32が挿入され、スル
ーホール42に端子部分33が挿入されて下面36のア
ースパターン43に半田付け44接続される。符号の4
5はマイラ(ポリエステル)樹脂などの電気絶縁シート
であり、パターン面36に突出する電気部品などのリー
ド先端がプリント板カバー37に接触しないよう保護用
にプリント板カバー37の内面に貼り付けられたもので
ある。
【0028】図1の図(C)に示されるように、プリン
ト板カバー37側から孔41に金属製のねじ46を挿入
し、ナット板30のねじ孔31に先端からねじ込み締め
付ける。これによって、プリント板カバー37の取り付
け面39とナット板30の円筒部32の端部とが当接し
て締め付けられ固定される。
【0029】取り付け面39はプリント板34に接する
かもしれないが、主としてねじ46の締め付け固定力は
この円筒部32の端面に作用することになる。温度サイ
クルによるプリント板34の膨張、収縮があったとして
も、プリント板34によるプリント板カバー37の固定
には無関係であり、金属同士による確実な締め付け固定
力が保証される。
【0030】上記ナット板30の端子部分33は1箇所
であってもよいものである。これは円筒部32がプリン
ト板の取り付け用の孔40に挿入されることから、ねじ
孔31の位置がプリント板34に対して規定されるから
である。
【0031】図3は本発明の第2の発明の一実施例の要
部の断面図であって、図(a)はプリント板カバー、図
(b)はプリント板に取り付けた状態である。図におい
て、プリント板カバー50は構造用鋼板にNiメッキの
施されたもので、プリント板のパターン面側とは適当な
間隔51を設けるように形成され、プリント板と接して
取り付けられるように適当箇所がプレス加工によって絞
られた取り付け面52と、この取り付け面52にねじ挿
通孔53を有する円筒部54の形成されたものである。
【0032】図2の図(b)の斜視図に示されるよう
に、本発明に適用されるナット板55はねじ孔56が形
成され、先端部は折り曲げられた端子部分57が2箇所
に形成されるように、金属板をプレス加工によって形成
し表面にNiめっきなどの処理が施されたものである。
【0033】プリント板58はたとえば、ガラスエポキ
シ基板に回路パターンの形成されたものであり、上面5
9側が電気部品の搭載される面で、下面60側が図示省
略の回路パターンの形成された面である。
【0034】プリント板58の上面59側からナット板
55の端子部分57をスルーホール61に挿入し、下面
60のアースパターン62に半田付け63接続させる。
このナット板55の端子部分57が2箇所あることから
ナット板55のねじ孔56の位置がプリント板58に対
して位置が規定される。すなわち、プリント板58のプ
リント板カバーの円筒部54挿入用の孔64位置に正確
に一致されるように設定される。
【0035】プリント板カバー50の円筒部54の長さ
2 は取り付けらるプリント板58の厚さT2 と同じ
か、僅かに長く形成されている。図3の図(b)に示さ
れるように、プリント板58の下面60からプリント板
カバー50の円筒部54を孔64に挿入し、ねじ挿入孔
53に金属製のねじ65を挿入してナット板55のねじ
孔56にねじ込み締め付ける。これによって、プリント
板カバー50の円筒部54の端部がナット板55の面に
当接して締め付けられ固定される。
【0036】プリント板58の面にプリント板カバー5
0の取り付け面52が接するかもしれないが、主として
ねじ65の締め付け固定力はこの円筒部54の端面に作
用することになる。
【0037】温度サイクルによるプリント板58の膨
張、収縮があったとしても、プリント板58によるプリ
ント板カバー50の固定には無関係であり、金属同士に
よる確実な締め付け固定が保証される。
【0038】上記ナット板55の端子部分57が一か所
であると、この端子部分57を中心にプリント板58に
対するねじ孔56の位置が特定されないことから2箇所
以上あることが必要である。
【0039】図4は本発明の第3の発明の一実施例の要
部のみの側断面図であって、図(a)はねじ、図(b)
はプリント板にねじの取り付けられていない状態、が示
される。
【0040】ねじ70は先端のねじ部71と頭部72と
の間にねじ部よりも大径の柱状部73が形成されたもの
である。この柱状部73は全体を一体に形成したもので
あってもよいが、円筒をねじ込むか単に嵌めたものでも
可能であるが、何れにしても金属である。
【0041】プリント板74はたとえば、ガラスエポキ
シ基板に回路パターンの形成されたものであり、上面7
5側が電気部品の搭載される面で、下面76側が図示省
略の回路パターンの形成された面である。構造用鋼板に
Niメッキの施されたプリント板カバー77が下面76
と適当な間隔78を形成してパターン面側を覆ってい
る。
【0042】このプリント板カバー77はパターン面側
に接して取り付けられるように、適当な箇所がプレス加
工によって絞られて取り付け面79が形成されている。
プリント板74のねじ挿入孔80に対応して、取り付け
面79側にもねじ挿入孔81が形成されている。これら
の挿入孔80,81は柱状部73の挿通孔である。
【0043】本発明に適用されるナット板は図2の図
(b)に示されるものが用いられる。この構成は前実施
例で述べたので省略するが、理解のためには前述の記載
を参照されたい。
【0044】プリント板74の上面75からナット板5
5の端子部分57をスルーホール82に挿入し、下面7
6のアースパターン83に半田付け84接続させる。図
(b)のようにプリント板74の下面76にプリント板
カバー77の取り付け面79が接した状態で、このプリ
ント板74の厚さとプリント板カバー77の板厚さとの
和T3 に対して、ねじ70の柱状部73の長さL3 の長
さは同じか、僅かに長く形成されている。
【0045】符号の85はマイラ(ポリエステル)樹脂
などの電気絶縁シートであり、パターン面に突出するリ
ード先端などがプリント板カバー77に接触しないよ
う、プリント板カバーの内面側に貼り付けられたもので
ある。
【0046】図4の図(c)に示されるように、プリン
ト板カバー77側から孔80,81にねじ70を挿入し
ナット板55のねじ孔56にねじ部71をねじ込み締め
付ける。これによって柱状部73の端部がナット板55
の面に当接してねじ70がナット板55に対して固定さ
れる。
【0047】取り付け面79はプリント板74に接する
かもしれないが、主としてねじ70の締め付け固定力は
このナット板55の面に作用することになる。温度サイ
クルによるプリント板74の膨張、収縮があったとして
も、プリント板74によるプリント板カバー77の固定
には無関係であり、金属同士による確実な締め付け固定
力が保証される。
【0048】本実施例の場合締め付け力は変わらない
が、プリント板カバー77とねじ70との電気的な接続
の低下する可能性があるので、このようなことに対する
対応として図4の図(d)に示されるように孔81から
放射状の切り溝86を複数設け、これによって孔81側
を曲げ起こす87ことで、ばね性を付与する。この曲げ
起こし部分87がねじ70の頭部2とばね接触して安
定な電気的接続状態が得られる。または、曲げ起こし8
7に代えて円周方向の波形を形成しても同様の作用、効
果が得られる。
【0049】以上の各実施例で述べた内容に限定され
ず、本発明は種々の手段、構成が本発明の内容に適用可
能なことである。たとえば、図2の図(c)の断面図に
示されるようにナット板90は折り返して二重とし、上
側に絞り突起91を形成してねじ孔92を形成すること
により、ねじ孔92の長さを長くすることができる。ま
たは二枚分を共通のねじ孔とするこも可能であって比
較的に薄板の場合でも強固なねじ孔が得られる。
【0050】そのほか、プリント板カバーについても構
造用鋼板に限らず、たとえばアルミニウム材などの金属
板が適用され得る。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に述べたように本発明のプリン
ト板カバーの取り付け構造によると、第1の手段によれ
ばナット板のねじ孔の長さを十分な長さ得られるので締
め付け力を十分作用させることができ信頼性の高いもの
である。
【0052】第2の手段によると円筒部にねじを形成し
ないことからナット板への接触部分を円筒部端面全面の
十分な広さの面で当接させるから安定した締め付け力を
作用させることができる。
【0053】第3の手段によるとこれもまた柱状部の端
面を任意の面積となし得るので、任意な締め付け力が得
られる。また、プレス加工を要しない利点もある。いず
れにしても、本発明によれば、製造後の温度変化、振動
などによるねじの締め付け力の低下が解消される以外
に、ナット板の端子部分がプリント板の接地回路に確実
に接続されることからプリント板カバーの確実な接地電
位への接続が維持保証されるといった実用上の実施効果
はきわめて顕著であり、簡易にして汎用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の一実施例の側断面図
【図2】本発明に適用されるナット板の実施例
【図3】本発明の第2の発明の一実施例の側断面図
【図4】本発明の第3の発明の一実施例の側断面図
【図5】電子・通信装置ユニットの一例
【図6】従来のプリント板カバーの取り付け構造の要部
断面図
【符号の説明】
30 ナット板 32 円筒部 34 プリント板 39 取り付け面 46 ねじ 50 プリント板カバー 52 取り付け面 54 円筒部 55 ナット板 58 プリント板 65 ねじ 70 ねじ 73 柱状部 74 プリント板 77 プリント板カバー 90 ナット板 L1 ,L2 円筒部の長さ T1 ,T2 プリント板の厚さ L3 柱状部の長さ T3 プリント板とプリント板カバーの厚さの和
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−42300(JP,U) 実開 昭59−14385(JP,U) 実開 昭57−97998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付け部がプリント板面に接するプリ
    ント板カバーをねじにより取り付ける取り付け構造であ
    って、 プリント板カバーの取り付けられる面とは反対のプリン
    ト板の面から該プリント板の厚さに相当する長さで内部
    がねじ孔である円筒部とプリント板の接地回路に接続さ
    れる端子部分とを有する接地形のナット板をプリント板
    挿入配置し、ねじにより上記ナット板の円筒部の端部
    が上記プリント板カバーの取り付け部の面と接するよう
    に締め付けることを特徴とするプリント板カバーの取り
    付け構造。
  2. 【請求項2】 取り付け部がプリント板面に接するプリ
    ント板カバーをねじにより取り付ける取り付け構造であ
    って、 プリント板カバーに設けられたプリント板の厚さに相当
    する長さで内部がねじ挿通孔である円筒部をプリント板
    に挿入し、 プリント板カバーの取り付けられる面とは反対のプリン
    ト板の面にプリント板の接地回路に接続される端子部分
    を有する接地形のナット板を配置し、ねじにより上記プ
    リント板カバーの円筒部の端部が上記ナット板と接する
    ように締め付けることを特徴とするプリント板カバーの
    取り付け構造。
  3. 【請求項3】 取り付け部がプリント板面に接するプリ
    ント板カバーをねじにより取り付ける取り付け構造であ
    って、先端のねじ部よりも大径にして プリント板とプリント板
    カバーの厚さの和に相当する長さの柱状部を有するね
    じをプリント板カバーとプリント板とのねじ挿入孔に挿
    入し、 プリント板カバーの取り付けられる面とは反対のプリン
    ト板の面にプリント板の接地回路に接続される端子部分
    を有する接地形のナット板を配置し、上記ねじの柱状部
    の端部が上記ナット板と接するように締め付けることを
    特徴とするプリント板カバーの取り付け構造。
  4. 【請求項4】 上記ナット板の端子部分は複数であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のプリント板カバーの取り付け構造。
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JPS55164899U (ja) * 1979-05-12 1980-11-27
JPS5797998U (ja) * 1980-12-04 1982-06-16

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JPH0661676A (ja) 1994-03-04

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