JP2865929B2 - 磁気ヘッドユニット - Google Patents

磁気ヘッドユニット

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JP2865929B2
JP2865929B2 JP3102392A JP3102392A JP2865929B2 JP 2865929 B2 JP2865929 B2 JP 2865929B2 JP 3102392 A JP3102392 A JP 3102392A JP 3102392 A JP3102392 A JP 3102392A JP 2865929 B2 JP2865929 B2 JP 2865929B2
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magnetic
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magnetic core
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厚志 岡村
明彦 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク等の記憶
媒体に対して情報の記録・再生・消去等を行う磁気ヘッ
ドユニットに関する
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の磁
気記憶装置には、フレキシブルディスクドライブ(FD
D)が多用されている。そして、このFDDには、磁気
ヘッドユニットが搭載されている。さらに、この磁気ヘ
ッドユニットは、ジンバルプレートと称されるヘッド支
持部材にフレキシブルディスク(FD)等の記録媒体に
対して情報の記録・再生・消去を行う磁気ヘッドを固着
して形成されている。
【0003】以下、このような従来からある磁気ヘッド
ユニットを図2により説明する。
【0004】図2は、従来からある磁気ヘッドユニット
の要部を示す縦断面図である。
【0005】この種の従来の磁気ヘッドユニット1は、
ステンレスあるいは銅合金等の導電性金属により製せら
れた弾性を有する薄板を所定の形状に形成されたヘッド
支持部材としてのジンバルプレート3に、磁気ヘッド2
を接着剤等の適宜な接合部材(図示せず)により固着し
て形成されている。
【0006】また、前記磁気ヘッド2は、記録・再生用
磁気コアと消去用磁気コアとを一体に形成された複合型
の磁気コア4を、セラミック等の非磁性体により製せら
れた1対のスライダ5a,5bにより両側から挟持する
ようにして形成されており、前記スライダ5aをもって
ジンバルプレート3に固着されている。そして、磁気コ
ア4を有する主摺動面6と、一方のスライダ5aに突設
された副摺動面7とが適宜な間隔をもって形成されてい
る。また、前記磁気コア4には、所定のコイル8が巻回
されたコイルボビン9等の構成部品を装着し、バックコ
ア10をクリップ等の所定の固着部材11により固着さ
せて閉磁気回路が形成されている。
【0007】また、磁気コア4の上端とジンバルプレー
ト3とは、両者間に架橋された導電性ペースト等の導電
性接合部材12により電気的に接合されて、最終的にア
ースされている。これは、主摺動面6が図示しないFD
と摺動したときに、磁気コア4に発生する静電気および
ノイズを逃がすために必ず設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在では、
FDDの高性能化および小型化ならびに記憶媒体である
FDの容量の大容量化等が図られている。そして、FD
Dの小型化は主に装置を薄くさせることで行われてお
り、このFDDの小型化にともない磁気ヘッドユニット
も薄型化されている。このような磁気ヘッドユニット1
の薄型化は主として磁気ヘッド2を薄くすること、つま
り、図2にHで示す高さを低くすることにより行われて
いる。そして、前記磁気ヘッド2の薄型化は新機種の開
発とともに順次行われている。
【0009】また、前記磁気ヘッド2の薄型化は機種毎
に対応すると、各構成部品が機種の数だけ必要となり、
部品点数が増加するので、構成部品の共通化が図られて
いる。この構成部品の共通化は、素材、加工工数等の経
済的負担の大きい磁気コア4を共通部品とすることが望
ましい。ところで、磁気コア4を小型化して多機種の磁
気ヘッドに共用させると、機種により図2にhで示す磁
気コア4の上端とジンバルプレート3との間隙が大きく
なり、導電性接合部材12による両者間の架橋ができな
いという問題点があった。
【0010】したがって、新機種の開発とともに流動す
る磁気ヘッドユニット1の種類が多くなり、部品点数が
増加するとともに製品管理に多大の労力を必要とし、経
済的負担が増加するという問題点があった。
【0011】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
磁気コアを小型化するとともに共通部品とし、部品点数
の増大並びに専用部品の増加を極力防止し、経済的負担
を少なくさせることのできる磁気ヘッドユニットを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の磁気ヘッドユニットは、ヘッド支持部材に
固着されるスライダに装着される磁気コアと、この磁気
コアに固着されるバックコアとを有する磁気ヘッドユニ
ットにおいて、前記バックコアの背面を前記磁気コアの
背面よりヘッド支持部材側に位置させるとともに、前記
バックコアの背面と前記ヘッド支持部材とを導電性接合
部材により電気的に接合させたことを特徴としている。
【0013】
【作用】前述した構成からなる本発明の磁気ヘッドユニ
ットによれば、バックコアとヘッド支持部材とを導電性
接合部材を用いて電気的に接合させることにより磁気コ
アをアースさせることができ、また、バックコアとスラ
イダを変更することにより磁気コアを多機種に共用させ
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1について説明す
る。
【0015】図1は本発明の磁気ヘッドユニットの一実
施例を示す要部の縦断面図であり、従来と同一部分につ
いては、図面中に同一の符号を付してある。
【0016】図1に示すように、本実施例の磁気ヘッド
ユニット13は、従来と同様にして磁気ヘッド14がヘ
ッド支持部材であるジンバルプレート3へ接着剤等の適
宜な接合部材により固着されて形成されている。
【0017】一方のジンバルプレート3は、ステンレス
あるいは銅合金等の導電性金属により製せられており、
弾性を有する薄板とされた後に、プレスによる打ち抜き
等によって所定の形状にされている。
【0018】他方の磁気ヘッド14は、薄くて小型の記
録・再生用磁気コアと消去用磁気コアとを一体に形成さ
れた複合型の磁気コア15に、適宜なコイル16を巻回
させたコイルボビン17が従来と同様に装着されてい
る。そして、この磁気コア15に長方体のバックコア1
8がクリップ等の適宜な固着部材19により固着されて
閉磁気回路が形成されている。さらに、この磁気コア1
5を両側から挟持するようにして、セラミック等の非磁
性体により製せられた1対のスライダ20a,20bが
固着されている。そして、磁気ヘッド14は、一方のス
ライダ20aをもってジンバルプレート3に固着されて
いる。また、磁気ヘッド14は磁気コア15を有する主
摺動面21と、一方のスライダ20aに突設された副摺
動面22とが適宜な間隔をもって形成されている。ま
た、前記バックコア18の背面(ジンバルプレート3
側)を磁気コア15の背面(ジンバルプレート3側)よ
りヘッド支持部材としてのジンバルプレート3側に位置
させて、バックコア18の図1上端に示す背面とジンバ
ルプレート3とは、相互に近接されており、両者間に架
橋された導電性ペースト等の導電性接合部材12により
電気的に接合され、最終的にはアースされている。
【0019】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0020】本実施例の磁気ヘッドユニット13は、磁
気ヘッド14に薄くて小型の磁気コア15が装着されて
いるので、前述した薄型にされたFDDに対応できるば
かりでなく、磁気回路を小さくでき、磁気抵抗が少なく
なり磁気ヘッドの効率を向上させることができる。
【0021】そして、前記構成を有する本実施例におい
ては、下記のように形成することにより、小型化された
磁気コア15を、多機種の磁気ヘッドユニットに共通部
品として採用することができる。
【0022】すなわち、図1に符号Hで示す磁気ヘッド
14の高さの変更は、一方のスライダ20aとバックコ
ア18との高さを変更することのみにより行う。このと
き、薄く、かつ小型に形成された磁気コア15部分はバ
ックコア18の高さのみを変更する以外は変更させない
ままにしておく。そして、前記高さHの変更に応じてバ
ックコア18の高さをその上端(背面)がジンバルプレ
ート3との間に導電性接合部材12を架橋することので
きる値となるように変更させ、このバックコア18とジ
ンバルプレート3との間を導電性接合部材12により電
気的に接合させることにより、多種の磁気ヘッドユニッ
ト13を製造する。
【0023】したがって、素材および加工工数から見て
も、部品単位での経済的負担が最も多大な磁気コア15
部分を多機種に共用させ、部品単位での経済的負担が軽
いスライダ20a,20b、バックコア18、ジンバル
プレート3を機種単位の所定品により製することができ
る。よって、本実施例によれば従来と異なり、トータル
での部品点数が少なくなるとともに、部品管理の手間が
減少し、在庫管理にかかる手間を少なくし、経済的負担
を少なくさせることができる。
【0024】また、本実施例では記録・再生用磁気コア
と消去用磁気コアとを一体に形成された複合型の磁気コ
ア15を用いた磁気ヘッドユニット13について説明し
たが、本発明はバックコアを有する単独の記録・再生用
磁気コアおよび消去用磁気コアを用いた単独型の磁気ヘ
ッドユニットにも当然適用することができる。
【0025】また、本発明の磁気ヘッドユニット13
は、例えばハードディスクドライブ、ヘッドフォンステ
レオテープレコーダ等の磁気ヘッドユニットにも当然適
用することができる。
【0026】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ヘッド
ユニットによれば、バックコアとヘッド支持部材たるジ
ンバルプレートとの両者間において電気的に接合させて
最終的にはアースとすることができるので、磁気コアを
小型化する場合の拘束条件が少なくなり、バックコアの
背面を磁気コアの背面よりヘッド支持部材側に位置させ
ることによりバックコアとスライダとの高さ寸法を変更
することで、多機種の磁気ヘッドに小型化した磁気コア
を共用させ、かつ、ヘッド支持部材たるジンバルプレー
トとスライダとバックコアとを機種毎に設けることによ
り各機種の磁気ヘッドユニットを製することができ、ト
ータルでの部品点数が少なくなり、経済的負担を減少さ
せるという極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドユニットの一実施例を示す
要部の縦断面図
【図2】従来の磁気ヘッドユニットを示す要部の縦断面
【符号の説明】
3 ジンバルプレート 12 導電性接合部材 13 磁気ヘッドユニット 14 磁気ヘッド 15 磁気コア 18 バックコア 19 固着部材 20a,20b スライダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド支持部材に固着されるスライダに
    装着される磁気コアと、この磁気コアに固着されるバッ
    クコアとを有する磁気ヘッドユニットにおいて、前記バ
    ックコアの背面を前記磁気コアの背面よりヘッド支持部
    材側に位置させるとともに、前記バックコアの背面と前
    記ヘッド支持部材とを導電性接合部材により電気的に接
    合させたことを特徴とする磁気ヘッドユニット。
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