JP2597932Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2597932Y2 JP2597932Y2 JP1998001662U JP166298U JP2597932Y2 JP 2597932 Y2 JP2597932 Y2 JP 2597932Y2 JP 1998001662 U JP1998001662 U JP 1998001662U JP 166298 U JP166298 U JP 166298U JP 2597932 Y2 JP2597932 Y2 JP 2597932Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- magnetic head
- bonding pads
- electromagnetic transducer
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Heads (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、例えば磁気ディス
クに対して情報の記録・再生を行なうのに用いる磁気ヘ
ッドに関する。
クに対して情報の記録・再生を行なうのに用いる磁気ヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、ハードディスクドラ
イブ装置に搭載された薄膜磁気ヘッドは、このヘッド本
体を形成するスライダ10と、このスライダ10の下方
側に長手方向に形成された突起状の2つの浮上レール1
1A,11Bとを有している。上記浮上レール11A,
11Bは、例えば磁気ディスクのような磁気記録媒体
(図示せず)に対向し、この浮上レール11A,11B
の一端には、磁気ヘッドを浮上させるための空気流入部
12A,12Bを形成し、他端は空気流出端13A,1
3Bとなっている。上記空気流出端13A,13Bに
は、薄膜の電磁変換素子14A,14Bが形成されてい
る。さらに、上記電磁変換素子14A,14Bから導出
された各引出端子は、同一平面上に形成された複数のボ
ンディング・パッド21,22及び23に接続されてい
る。なお、上記電磁変換素子14A,14Bとボンディ
ング・パッド21,22及び23はスライダ10の同一
側面側に形成され、この側面の中央を境として左右対象
に且つ縦に配置された構成となっている。
イブ装置に搭載された薄膜磁気ヘッドは、このヘッド本
体を形成するスライダ10と、このスライダ10の下方
側に長手方向に形成された突起状の2つの浮上レール1
1A,11Bとを有している。上記浮上レール11A,
11Bは、例えば磁気ディスクのような磁気記録媒体
(図示せず)に対向し、この浮上レール11A,11B
の一端には、磁気ヘッドを浮上させるための空気流入部
12A,12Bを形成し、他端は空気流出端13A,1
3Bとなっている。上記空気流出端13A,13Bに
は、薄膜の電磁変換素子14A,14Bが形成されてい
る。さらに、上記電磁変換素子14A,14Bから導出
された各引出端子は、同一平面上に形成された複数のボ
ンディング・パッド21,22及び23に接続されてい
る。なお、上記電磁変換素子14A,14Bとボンディ
ング・パッド21,22及び23はスライダ10の同一
側面側に形成され、この側面の中央を境として左右対象
に且つ縦に配置された構成となっている。
【0003】図4に示すように、浮上レール11A側に
設けられた薄膜の電磁変換素子14Aは、層間絶縁層1
5Aを介し膜形成された記録再生用コイル16Aと、こ
の記録再生用コイル16Aから導出された引出端子17
A,18A及び19Aと、膜形状の磁気コア20Aとか
ら構成されている。そして、上記記録再生用コイル16
Aは、膜形状の磁気コア20A,20Aで、上・下から
挟み込むサンドイッチ構造となっている。なお、この磁
気コア20Aの先端、つまり浮上レール11A面には、
記録再生用ギャップ(図示せず)が形成されている。
設けられた薄膜の電磁変換素子14Aは、層間絶縁層1
5Aを介し膜形成された記録再生用コイル16Aと、こ
の記録再生用コイル16Aから導出された引出端子17
A,18A及び19Aと、膜形状の磁気コア20Aとか
ら構成されている。そして、上記記録再生用コイル16
Aは、膜形状の磁気コア20A,20Aで、上・下から
挟み込むサンドイッチ構造となっている。なお、この磁
気コア20Aの先端、つまり浮上レール11A面には、
記録再生用ギャップ(図示せず)が形成されている。
【0004】このように構成された薄膜の電磁変換素子
14Aにあっては、例えば引出端子17Aおよび引出端
子19Aの間を導通させて、磁気コア20Aの先端から
発生する磁界によって磁気記録媒体に情報の記録を行
い、磁気記録媒体から発生する磁界を磁気コア20Aで
拾い上げ、記録再生用コイル16Aで検出することによ
り、情報の再生が行われている。
14Aにあっては、例えば引出端子17Aおよび引出端
子19Aの間を導通させて、磁気コア20Aの先端から
発生する磁界によって磁気記録媒体に情報の記録を行
い、磁気記録媒体から発生する磁界を磁気コア20Aで
拾い上げ、記録再生用コイル16Aで検出することによ
り、情報の再生が行われている。
【0005】また、他方の浮上レール11B側に設けら
れた電磁変換素子14Bについても同様な構成・機能と
なっている。これら2つの電磁変換素子14A,14B
が設けられているが、一般には記録・再生を行うには、
いずれか一方のみが使用される。
れた電磁変換素子14Bについても同様な構成・機能と
なっている。これら2つの電磁変換素子14A,14B
が設けられているが、一般には記録・再生を行うには、
いずれか一方のみが使用される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の薄膜磁気ヘッドにあっては、近年次のような問
題点が発生してきた。例えば、ハードディスクドライブ
装置が搭載されたラップトップあるいはハンドヘルトと
呼ばれる小型で持ち運びが容易なパーソナルコンピュー
タの出現により、小型で持ち運びが容易、且つ高密度記
録ができる磁気ディスクが要求されてきている。
た従来の薄膜磁気ヘッドにあっては、近年次のような問
題点が発生してきた。例えば、ハードディスクドライブ
装置が搭載されたラップトップあるいはハンドヘルトと
呼ばれる小型で持ち運びが容易なパーソナルコンピュー
タの出現により、小型で持ち運びが容易、且つ高密度記
録ができる磁気ディスクが要求されてきている。
【0007】このため、ハードディスクドライブ装置に
用いられる磁気ヘッドも多数を占めるメタルインギャッ
プのバルクタイプから薄膜化された小型、軽量及び高密
度記録に対応できる薄膜磁気ヘッドの要求が強くなって
きた。そして、上述したように昨今ではラップトップあ
るいはハンドヘルトと呼ばれるコンピュータの出現によ
り3.5インチ、2.5インチそして2インチとだんだ
ん磁気ディスクが小型化してきている。
用いられる磁気ヘッドも多数を占めるメタルインギャッ
プのバルクタイプから薄膜化された小型、軽量及び高密
度記録に対応できる薄膜磁気ヘッドの要求が強くなって
きた。そして、上述したように昨今ではラップトップあ
るいはハンドヘルトと呼ばれるコンピュータの出現によ
り3.5インチ、2.5インチそして2インチとだんだ
ん磁気ディスクが小型化してきている。
【0008】すなわち、従来の薄膜磁気ヘッドでは、ス
ライダ10の側面に形成されたボンディング・パッド2
1,22及び23が一対ずつ、縦に配列されているの
で、小型化に対応できないという問題点があった。無理
にスライダ10を小型化すると、従来の薄膜磁気ヘッド
のボンディング・パッド21,22及び23の配列パタ
ーンでは、上記ボンディング・パッド21,22及び2
3間等が近接し、リード線等を結線する際に、隣同志が
短絡するおそれがあった。また、ボンディング・パッド
21,22及び23そのものを小さくすると、電気的絶
縁不良を発生させるおそれもあった。
ライダ10の側面に形成されたボンディング・パッド2
1,22及び23が一対ずつ、縦に配列されているの
で、小型化に対応できないという問題点があった。無理
にスライダ10を小型化すると、従来の薄膜磁気ヘッド
のボンディング・パッド21,22及び23の配列パタ
ーンでは、上記ボンディング・パッド21,22及び2
3間等が近接し、リード線等を結線する際に、隣同志が
短絡するおそれがあった。また、ボンディング・パッド
21,22及び23そのものを小さくすると、電気的絶
縁不良を発生させるおそれもあった。
【0009】本考案は、以上の点に鑑み、磁気ヘッドの
小型化に対応出来るとともに、小型化しても短絡現象あ
るいは電気的絶縁不良が発生しない、信頼性の高い磁気
ヘッドを提供することを目的としている。
小型化に対応出来るとともに、小型化しても短絡現象あ
るいは電気的絶縁不良が発生しない、信頼性の高い磁気
ヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係る磁気ヘッド
においては、スライダと、このスライダの側面の幅方向
の端部に形成された電磁変換素子とを有してなる磁気ヘ
ッドにおいて、前記電磁変換素子と接続した少なくとも
3つのボンディング・パッドを、前記電磁変換素子の形
成面に、前記スライダの厚み方向に該電磁変換素子と該
ボンディング・パッドが重なり合わないように設け、且
つ前記全てのボンディング・パッドを、前記スライダの
幅方向にほぼ等間隔に一列に配置したことを特徴とする
ものである。また本考案は、スライダと、このスライダ
の側面に形成された電磁変換素子とを有してなる磁気ヘ
ッドにおいて、前記電磁変換素子の形成面には、一つの
電磁変換素子に接続されたボンディング・パッドが、少
なくとも2つの間隔を有して複数個、スライダの幅方向
に一列に形成され、しかも前記ボンディング・パッド
は、前記スライダの厚み方向に前記電子変換素子と重な
り合わないように、且つ前記少なくとも2つの間隔がほ
ぼ等間隔となるように配置されることを特徴とするもの
である。
においては、スライダと、このスライダの側面の幅方向
の端部に形成された電磁変換素子とを有してなる磁気ヘ
ッドにおいて、前記電磁変換素子と接続した少なくとも
3つのボンディング・パッドを、前記電磁変換素子の形
成面に、前記スライダの厚み方向に該電磁変換素子と該
ボンディング・パッドが重なり合わないように設け、且
つ前記全てのボンディング・パッドを、前記スライダの
幅方向にほぼ等間隔に一列に配置したことを特徴とする
ものである。また本考案は、スライダと、このスライダ
の側面に形成された電磁変換素子とを有してなる磁気ヘ
ッドにおいて、前記電磁変換素子の形成面には、一つの
電磁変換素子に接続されたボンディング・パッドが、少
なくとも2つの間隔を有して複数個、スライダの幅方向
に一列に形成され、しかも前記ボンディング・パッド
は、前記スライダの厚み方向に前記電子変換素子と重な
り合わないように、且つ前記少なくとも2つの間隔がほ
ぼ等間隔となるように配置されることを特徴とするもの
である。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】このように形成された磁気ヘッドのボンディン
グ・パッドは、記録再生用コイルから導出された各引出
端子と接続されていて、情報の記録及び再生をコントロ
ールするディスク装置等の外部との情報伝達経路を形成
する。
グ・パッドは、記録再生用コイルから導出された各引出
端子と接続されていて、情報の記録及び再生をコントロ
ールするディスク装置等の外部との情報伝達経路を形成
する。
【0014】本考案では、前記ボンディング・パッド
を、スライダの厚み方向において、電磁変換素子と重な
り合わないように配置しているので、ボンディング・パ
ッドの数が多くても、前記スライダの厚みを薄くするこ
とが可能である。
を、スライダの厚み方向において、電磁変換素子と重な
り合わないように配置しているので、ボンディング・パ
ッドの数が多くても、前記スライダの厚みを薄くするこ
とが可能である。
【0015】しかも前記ボンディング・パッドを、前記
スライダの幅方向にほぼ等間隔に一列に配置したり、あ
るいは前記ボンディング・パッドを、少なくとも2つの
間隔を有して複数個、スライダの幅方向に一列に形成
し、しかも前記少なくとも2つの間隔をほぼ等間隔とな
るようにボンディング・パッドを配置しているので、前
記スライダの幅をも短くでき、スライダの小型化を実現
できる。
スライダの幅方向にほぼ等間隔に一列に配置したり、あ
るいは前記ボンディング・パッドを、少なくとも2つの
間隔を有して複数個、スライダの幅方向に一列に形成
し、しかも前記少なくとも2つの間隔をほぼ等間隔とな
るようにボンディング・パッドを配置しているので、前
記スライダの幅をも短くでき、スライダの小型化を実現
できる。
【0016】また、本考案では、小型スライダの狭いス
ペース内でボンディング・パッドの間隔を可能な限り広
くでき、またボンディング・パッドそのものも広くでき
て、小型のスライダ内でボンディング・パッド間の電気
的な絶縁を確保でき、しかもリード線の接続が容易であ
る。
ペース内でボンディング・パッドの間隔を可能な限り広
くでき、またボンディング・パッドそのものも広くでき
て、小型のスライダ内でボンディング・パッド間の電気
的な絶縁を確保でき、しかもリード線の接続が容易であ
る。
【0017】また本考案では、1つの電磁変換素子に少
なくとも3つのボンディング・パッドを接続している。
これにより、ディスク装置との電気信号の入出力インピ
ーダンス整合に応じ、前記3つのボンディング・パッド
を使い分けることができる。
なくとも3つのボンディング・パッドを接続している。
これにより、ディスク装置との電気信号の入出力インピ
ーダンス整合に応じ、前記3つのボンディング・パッド
を使い分けることができる。
【0018】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図1を基
にして説明する。なお、従来の薄膜磁気ヘッドと同一の
部分及び同一部品には、同一符号を付して、詳細な説明
を省略する。本実施例の薄膜磁気ヘッドにおいて、従来
例と同様スライダ10に形成した浮上レール11A,1
1Bの端部に電磁変換素子14A,14Bが形成され、
これら電磁変換素子14A,14Bから導出された各引
出端子17,18及び19はリード線等が半田付けされ
るボンディング・パッド21,22及び23と接続して
いる。これらボンディング・パッド21,22及び23
はスライダ10の一側面に、スライダ10の幅方向に一
列に配置されている。そして、例えば引出端子17,1
8は記録再生用コイル16の両端にそれぞれ接続され、
引出端子19は上記記録再生コイル16のほぼ中間位置
に接続されている。
にして説明する。なお、従来の薄膜磁気ヘッドと同一の
部分及び同一部品には、同一符号を付して、詳細な説明
を省略する。本実施例の薄膜磁気ヘッドにおいて、従来
例と同様スライダ10に形成した浮上レール11A,1
1Bの端部に電磁変換素子14A,14Bが形成され、
これら電磁変換素子14A,14Bから導出された各引
出端子17,18及び19はリード線等が半田付けされ
るボンディング・パッド21,22及び23と接続して
いる。これらボンディング・パッド21,22及び23
はスライダ10の一側面に、スライダ10の幅方向に一
列に配置されている。そして、例えば引出端子17,1
8は記録再生用コイル16の両端にそれぞれ接続され、
引出端子19は上記記録再生コイル16のほぼ中間位置
に接続されている。
【0019】各引出端子17,18及び19は、例えば
ディスクドライブ装置との電気信号の入出力インピーダ
ンスの整合に応じて、使い分けられている。すなわち、
各引出端子17,18及び19に接続されたボンディン
グ・パッド21,22及び23は、ディスクドライブ装
置から入出力された書き込み及び読み込みデータに応じ
て、電磁変換素子14が記録再生する電流の伝達経路を
形成していることなる。
ディスクドライブ装置との電気信号の入出力インピーダ
ンスの整合に応じて、使い分けられている。すなわち、
各引出端子17,18及び19に接続されたボンディン
グ・パッド21,22及び23は、ディスクドライブ装
置から入出力された書き込み及び読み込みデータに応じ
て、電磁変換素子14が記録再生する電流の伝達経路を
形成していることなる。
【0020】次に本考案の一実施例の薄膜磁気ヘッドの
動作を説明する。例えば情報記録の際に、ボンディング
・パッド21,22及び23に接続された各引出端子1
7,18及び19のうち、2つの引出端子が用いられ、
ディスクドライブ装置等の外部と接続して、薄膜の電磁
変換素子14を形成する記録再生コイル16に、書き込
みデータに応じて記録電流を印加する。すると、それに
応じた磁界が磁気コア20から発生して、磁気記録媒体
を磁化し磁気記録させることが出来る。
動作を説明する。例えば情報記録の際に、ボンディング
・パッド21,22及び23に接続された各引出端子1
7,18及び19のうち、2つの引出端子が用いられ、
ディスクドライブ装置等の外部と接続して、薄膜の電磁
変換素子14を形成する記録再生コイル16に、書き込
みデータに応じて記録電流を印加する。すると、それに
応じた磁界が磁気コア20から発生して、磁気記録媒体
を磁化し磁気記録させることが出来る。
【0021】また、再生の場合には、磁気コア20が磁
気記録媒体から発生される磁界で磁化され、記録再生コ
イル16によって検出される。その場合、記録再生コイ
ル16に生じた再生電流は上記引出端子17,18及び
19に、さらにボンディング・パッド21,22及び2
3を通ってディスク装置に入力され、再生される。この
ように動作する本考案の一実施例である薄膜磁気ヘッド
においては、上述したように、ボンディング・パッド2
1,22及び23をスライダ10の幅方向に一列に配置
したことにより、スライダ10の厚みを薄くすることが
出来る。よって、薄膜磁気ヘッドの小型化を図ることが
可能となる。
気記録媒体から発生される磁界で磁化され、記録再生コ
イル16によって検出される。その場合、記録再生コイ
ル16に生じた再生電流は上記引出端子17,18及び
19に、さらにボンディング・パッド21,22及び2
3を通ってディスク装置に入力され、再生される。この
ように動作する本考案の一実施例である薄膜磁気ヘッド
においては、上述したように、ボンディング・パッド2
1,22及び23をスライダ10の幅方向に一列に配置
したことにより、スライダ10の厚みを薄くすることが
出来る。よって、薄膜磁気ヘッドの小型化を図ることが
可能となる。
【0022】また、スライダ10の厚みを薄くしても、
ボンディング・パッド間の間隔を広くとれるので、パッ
ドどうしの電気的な短絡現象を生じることがなく、さら
にそれぞれのパッドそのものも大きくとれるので、結線
等の電気的絶縁不良を発生させることがない。よって、
歩留まりの良い、信頼性ある薄膜磁気ヘッドが作れる。
ボンディング・パッド間の間隔を広くとれるので、パッ
ドどうしの電気的な短絡現象を生じることがなく、さら
にそれぞれのパッドそのものも大きくとれるので、結線
等の電気的絶縁不良を発生させることがない。よって、
歩留まりの良い、信頼性ある薄膜磁気ヘッドが作れる。
【0023】本考案の他の実施例である薄膜磁気ヘッド
は、図2に示すように、スライダ10の一側面部に、且
つスライダ10の幅方向に一列に配置された複数のボン
ディング・パッドのうち、一対のパッドを共通化し、ア
ース端子用パッド30とした構成をしている。上記ボン
ディング・パッドの数を少なくしたことにより、スライ
ダ10の幅も、厚み同様、狭くすることが出来、大幅な
小型化が図れる。また、パッド間の間隔をさらに広くと
ることが出来るので、パッドそのものが大きく形成さ
れ、電気的絶縁不良が低減される。また、パッドヘのリ
ード線等の半田付け箇所が少なくなるので、短絡現象も
低減させることが出来る。
は、図2に示すように、スライダ10の一側面部に、且
つスライダ10の幅方向に一列に配置された複数のボン
ディング・パッドのうち、一対のパッドを共通化し、ア
ース端子用パッド30とした構成をしている。上記ボン
ディング・パッドの数を少なくしたことにより、スライ
ダ10の幅も、厚み同様、狭くすることが出来、大幅な
小型化が図れる。また、パッド間の間隔をさらに広くと
ることが出来るので、パッドそのものが大きく形成さ
れ、電気的絶縁不良が低減される。また、パッドヘのリ
ード線等の半田付け箇所が少なくなるので、短絡現象も
低減させることが出来る。
【0024】
【考案の効果】上述したように、本考案によれば、ボン
ディング・パッドを、スライダの厚み方向において、電
磁変換素子と重なり合わないように配置しているので、
ボンディング・パッドの数が多くても、前記スライダの
厚みを薄くすることが可能である。
ディング・パッドを、スライダの厚み方向において、電
磁変換素子と重なり合わないように配置しているので、
ボンディング・パッドの数が多くても、前記スライダの
厚みを薄くすることが可能である。
【0025】しかも前記ボンディング・パッドを、前記
スライダの幅方向にほぼ等間隔に一列に配置すること
で、あるいは前記ボンディング・パッドを、少なくとも
2つの間隔を有して複数個、スライダの幅方向に一列に
形成し、しかも前記少なくとも2つの間隔をほぼ等間隔
となるようにボンディング・パッドを配置しているの
で、前記スライダの幅をも短くでき、スライダの小型化
を実現できる。
スライダの幅方向にほぼ等間隔に一列に配置すること
で、あるいは前記ボンディング・パッドを、少なくとも
2つの間隔を有して複数個、スライダの幅方向に一列に
形成し、しかも前記少なくとも2つの間隔をほぼ等間隔
となるようにボンディング・パッドを配置しているの
で、前記スライダの幅をも短くでき、スライダの小型化
を実現できる。
【0026】また、本考案では、小型スライダの狭いス
ペース内でボンディング・パッドの間隔を可能な限り広
くでき、またボンディング・パッドそのものも広くでき
て、小型のスライダ内でボンディング・パッド間の電気
的な絶縁を確保でき、しかもリード線の接続が容易であ
る。
ペース内でボンディング・パッドの間隔を可能な限り広
くでき、またボンディング・パッドそのものも広くでき
て、小型のスライダ内でボンディング・パッド間の電気
的な絶縁を確保でき、しかもリード線の接続が容易であ
る。
【0027】また本考案では、1つの電磁変換素子に少
なくとも3つのボンディング・パッドを接続している。
これにより、ディスク装置との電気信号の入出力インピ
ーダンス整合に応じ、前記3つのボンディング・パッド
を使い分けることができる。
なくとも3つのボンディング・パッドを接続している。
これにより、ディスク装置との電気信号の入出力インピ
ーダンス整合に応じ、前記3つのボンディング・パッド
を使い分けることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る薄膜磁気ヘッドの要部
斜視図、
斜視図、
【図2】本考案の他の実施例に係る薄膜磁気ヘッドの斜
視図、
視図、
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドに係る斜視図、
【図4】図3における磁気ヘッドの要部側面図、
10 スライダ 14 電磁変換素子 17,18,19 引出端子 21,22,23 ボンディング・パッド
Claims (2)
- 【請求項1】 スライダと、このスライダの側面の幅方
向の端部に形成された電磁変換素子とを有してなる磁気
ヘッドにおいて、前記電磁変換素子と接続した少なくと
も3つのボンディング・パッドを、前記電磁変換素子の
形成面に、前記スライダの厚み方向に該電磁変換素子と
該ボンディング・パッドが重なり合わないように設け、
且つ全てのボンディング・パッドを、前記スライダの幅
方向にほぼ等間隔に一列に配置したことを特徴とする磁
気ヘッド。 - 【請求項2】 スライダと、このスライダの側面に形成
された電磁変換素子とを有してなる磁気ヘッドにおい
て、前記電磁変換素子の形成面には、一つの電磁変換素
子に接続されたボンディング・パッドが、少なくとも2
つの間隔を有して複数個、スライダの幅方向に一列に形
成され、しかも前記ボンディング・パッドは、前記スラ
イダの厚み方向に前記電子変換素子と重なり合わないよ
うに、且つ前記少なくとも2つの間隔がほぼ等間隔とな
るように配置されることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001662U JP2597932Y2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001662U JP2597932Y2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215U JPH10215U (ja) | 1998-09-14 |
JP2597932Y2 true JP2597932Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=15828762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998001662U Expired - Lifetime JP2597932Y2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597932Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7782568B2 (en) | 2005-02-14 | 2010-08-24 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Compact thin-film magnetic head and magnetic disk drive using the same |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP1998001662U patent/JP2597932Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7782568B2 (en) | 2005-02-14 | 2010-08-24 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Compact thin-film magnetic head and magnetic disk drive using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10215U (ja) | 1998-09-14 |
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