JP2973012B2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JP2973012B2 JP2973012B2 JP2007175A JP717590A JP2973012B2 JP 2973012 B2 JP2973012 B2 JP 2973012B2 JP 2007175 A JP2007175 A JP 2007175A JP 717590 A JP717590 A JP 717590A JP 2973012 B2 JP2973012 B2 JP 2973012B2
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- magnetic
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気カードや磁気テープなどの記録媒体
に情報の書込と読出を共通の磁気ギャップによって行う
磁気ヘッドに関するものである。
に情報の書込と読出を共通の磁気ギャップによって行う
磁気ヘッドに関するものである。
従来、磁気カードや磁気テープなどの記録媒体に情報
の書込と読出を兼用で行う磁気ヘッドは、リード・ライ
ト磁気ヘッドと呼ばれており、第2図に示すような構造
になっている。
の書込と読出を兼用で行う磁気ヘッドは、リード・ライ
ト磁気ヘッドと呼ばれており、第2図に示すような構造
になっている。
第2図において、1は幅広の書込用コア(以下、ライ
トコアという。)、2は幅がライトコア1より狭い読出
用コア(以下、リードコアという。)、3はリードコア
2の両側に設けられたサイドコア、4は磁気的遮蔽を目
的とした遮蔽板である。5は磁気ギャップ(以下、ギャ
ップという。)、6はライトコア1に巻回された書込用
コイルであり、7はリードコア2に巻回された読出用コ
イルである。リードコア2は遮断板4を介してサイドコ
ア3,3と接着固定され、この接着固定されたリードコア
2とサイドコア3,3は、その一端を非磁性スペーサで形
成されたギャップ5を介し、他端は直接何れもライトコ
ア1と接着固定されて磁気回路を形成している。10は磁
気ヘッドである。
トコアという。)、2は幅がライトコア1より狭い読出
用コア(以下、リードコアという。)、3はリードコア
2の両側に設けられたサイドコア、4は磁気的遮蔽を目
的とした遮蔽板である。5は磁気ギャップ(以下、ギャ
ップという。)、6はライトコア1に巻回された書込用
コイルであり、7はリードコア2に巻回された読出用コ
イルである。リードコア2は遮断板4を介してサイドコ
ア3,3と接着固定され、この接着固定されたリードコア
2とサイドコア3,3は、その一端を非磁性スペーサで形
成されたギャップ5を介し、他端は直接何れもライトコ
ア1と接着固定されて磁気回路を形成している。10は磁
気ヘッドである。
なお、上述の構成の従来例では、信号読出時にトラッ
クがずれた場合も考慮して、前記ライトコア1のトラッ
ク幅に対し、前記リードコア2のトラック幅を狭くして
あり、両側のサイドコア3,3を用いて書込時のトラック
幅を確保するように構成されている。
クがずれた場合も考慮して、前記ライトコア1のトラッ
ク幅に対し、前記リードコア2のトラック幅を狭くして
あり、両側のサイドコア3,3を用いて書込時のトラック
幅を確保するように構成されている。
次に動作について説明する。
まず、書込用コイル6に書込信号による電流が流れる
と、この電流により磁束が発生し、ライトコア1に磁束
が流れ、ギャップ5を越えてリードコア2及びサイドコ
ア3,3を通り元にもどってくる。交流を書込用コイル6
に流すことにより、磁束の向きは交互に変わるがギャッ
プ5を飛び越える際、この磁束によって磁気カードや磁
気テープに信号として書き込まれる。次に、予め磁気カ
ードや磁気テープに信号が書き込まれている場合、書き
込まれている信号によって生じる磁束をギャップ5で拾
い、リードコア2にその磁束が流れ込み、読出用コイル
7に電圧が発生し、この発生電圧を信号として書込信号
を読み出すことができる。
と、この電流により磁束が発生し、ライトコア1に磁束
が流れ、ギャップ5を越えてリードコア2及びサイドコ
ア3,3を通り元にもどってくる。交流を書込用コイル6
に流すことにより、磁束の向きは交互に変わるがギャッ
プ5を飛び越える際、この磁束によって磁気カードや磁
気テープに信号として書き込まれる。次に、予め磁気カ
ードや磁気テープに信号が書き込まれている場合、書き
込まれている信号によって生じる磁束をギャップ5で拾
い、リードコア2にその磁束が流れ込み、読出用コイル
7に電圧が発生し、この発生電圧を信号として書込信号
を読み出すことができる。
しかしながら、前記従来例では、リードコア2と両側
のサイドコア3,3とが接近しているため、記録媒体がト
ラック幅方向にずれた場合、何れかのサイドコア3が隣
接トラックの磁束を拾い、この磁束がリードコア2に流
れ込み、本来の信号と異なった出力信号になるばかり
か、読出側のインダクタンスが高くなり、これによって
出力が低下するという問題があった。
のサイドコア3,3とが接近しているため、記録媒体がト
ラック幅方向にずれた場合、何れかのサイドコア3が隣
接トラックの磁束を拾い、この磁束がリードコア2に流
れ込み、本来の信号と異なった出力信号になるばかり
か、読出側のインダクタンスが高くなり、これによって
出力が低下するという問題があった。
この発明は、以上のような従来例の問題点を解消する
ためになされたもので、記録媒体がトラック幅方向にず
れた場合でも、隣接トラックの磁束を拾ったサイドコア
の磁気的な影響をリードコアが受けることのないリード
コアとサイドコアの間の磁気抵抗の大きい磁気ヘッドを
提供することを目的としている。
ためになされたもので、記録媒体がトラック幅方向にず
れた場合でも、隣接トラックの磁束を拾ったサイドコア
の磁気的な影響をリードコアが受けることのないリード
コアとサイドコアの間の磁気抵抗の大きい磁気ヘッドを
提供することを目的としている。
このため、この発明に係る磁気ヘッドは、書込用磁気
ギャップと読出用磁気ギャップが共通であり、書込用コ
ア幅より幅の狭い読出用コアと、この読出用コアに遮蔽
板を介して複数の積層されたコアからなるサイドコアと
を備え、前記積層されたコアは、前記読出用コアから遠
ざかるに従って、媒体摺動方向における前記磁気ギャッ
プからの長さが大きくなるように形成されている構成と
することにより、前記の目的を達成しようとするもので
ある。
ギャップと読出用磁気ギャップが共通であり、書込用コ
ア幅より幅の狭い読出用コアと、この読出用コアに遮蔽
板を介して複数の積層されたコアからなるサイドコアと
を備え、前記積層されたコアは、前記読出用コアから遠
ざかるに従って、媒体摺動方向における前記磁気ギャッ
プからの長さが大きくなるように形成されている構成と
することにより、前記の目的を達成しようとするもので
ある。
以上のような構成としたこの発明に係る磁気ヘッド
は、複数の積層されたコアからなるサイドコアを備え、
この積層されたコアが読出用コアから遠ざかるに従っ
て、媒体摺動方向における磁気ギャップからの長さが大
きくなるように形成されているので、情報の読出時に、
読出用コアとサイドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記
録媒体がトラック幅方向にずれた場合でも隣接トラック
の磁束を拾ったサイドコアの磁気的な影響を読出用コア
が受けることがなくなる。その上、読出側のイダクタン
スが従来に比べて下るので、これによって読出信号電圧
が従来より高くなる。
は、複数の積層されたコアからなるサイドコアを備え、
この積層されたコアが読出用コアから遠ざかるに従っ
て、媒体摺動方向における磁気ギャップからの長さが大
きくなるように形成されているので、情報の読出時に、
読出用コアとサイドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記
録媒体がトラック幅方向にずれた場合でも隣接トラック
の磁束を拾ったサイドコアの磁気的な影響を読出用コア
が受けることがなくなる。その上、読出側のイダクタン
スが従来に比べて下るので、これによって読出信号電圧
が従来より高くなる。
以下に、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
(構成) 第1図はこの発明の一実施例を示す磁気ヘッドの斜視
図である。なお、従来例と同一または相当部分は同一符
号で表わす。
図である。なお、従来例と同一または相当部分は同一符
号で表わす。
第1図において、3a,3b,3cは3枚の積層されたサイド
コアである。図で明らかなように、リードコア2に最も
近いサイドコア3aから順次サイドコア3b,3cとコア長さ
を長くし、ギャップ5から遠ざかるにつれて、リードコ
ア2の側面Aと直接対向するサイドコア3a,3b,3cの側面
B1,B2,B3との間隔を順次広くし、リードコア2との磁気
抵抗を大きくする構造になっている。また、遮断板4の
長さは、リードコア2に最も近いサイドコア3aの長さと
同一になっている。11は磁気ヘッドである。
コアである。図で明らかなように、リードコア2に最も
近いサイドコア3aから順次サイドコア3b,3cとコア長さ
を長くし、ギャップ5から遠ざかるにつれて、リードコ
ア2の側面Aと直接対向するサイドコア3a,3b,3cの側面
B1,B2,B3との間隔を順次広くし、リードコア2との磁気
抵抗を大きくする構造になっている。また、遮断板4の
長さは、リードコア2に最も近いサイドコア3aの長さと
同一になっている。11は磁気ヘッドである。
(動作) 以上の構成に基づいて動作を説明する。
磁気カードや磁気テープなどの記録媒体に情報の書込
及び読出を行う動作は従来例と同様であるので詳細の説
明は省略する。
及び読出を行う動作は従来例と同様であるので詳細の説
明は省略する。
前述したように、ギャップ5から遠くなるに従って、
サイドコア3a,3b,3cの側面B1,B2,B3とリードコア2の側
面Aとの間隔が順次大きくなるように形成して積層され
ているので、リードコア2とサイドコア3a,3b,3c間の磁
気抵抗が大きくなり、これによって情報の読出時、記録
媒体のずれによる隣接トラックの信号をリードコア2が
読み出したりすることがなくなる。その上、従来例に比
べて読出側のインダクタンスが下るので、情報の読出電
圧が従来より高くなり、これによって、磁気ヘッド11の
性能と品質を向上することができる。
サイドコア3a,3b,3cの側面B1,B2,B3とリードコア2の側
面Aとの間隔が順次大きくなるように形成して積層され
ているので、リードコア2とサイドコア3a,3b,3c間の磁
気抵抗が大きくなり、これによって情報の読出時、記録
媒体のずれによる隣接トラックの信号をリードコア2が
読み出したりすることがなくなる。その上、従来例に比
べて読出側のインダクタンスが下るので、情報の読出電
圧が従来より高くなり、これによって、磁気ヘッド11の
性能と品質を向上することができる。
なお、この実施例では3枚のサイドコア3a,3b,3cを積
層したがこれに限定されるものでなく、その積層枚数は
2枚以上何枚積層してもよい。
層したがこれに限定されるものでなく、その積層枚数は
2枚以上何枚積層してもよい。
また、この実施例では遮断板4の長さを最も短いサイ
ドコア3aと同じにしたが、従来例と同様の長さとしても
よく、磁気特性に影響は与えない。
ドコア3aと同じにしたが、従来例と同様の長さとしても
よく、磁気特性に影響は与えない。
以上説明したように、この発明によれば、サイドコア
の複数の積層されたコアが読出用コアから遠ざかるに従
って、媒体摺動方向における磁気ギャップからの長さが
大きくなるように形成されているので、読出用コアとサ
イドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記録媒体のズレに
よる隣接トラックの信号を読み出したりすることがなく
なるとともに、従来に比べて読出側のインダクタンスを
下げ、これによって読出電圧が従来より高くなるので、
磁気ヘッドの性能と品質を著しく向上することができ
る。
の複数の積層されたコアが読出用コアから遠ざかるに従
って、媒体摺動方向における磁気ギャップからの長さが
大きくなるように形成されているので、読出用コアとサ
イドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記録媒体のズレに
よる隣接トラックの信号を読み出したりすることがなく
なるとともに、従来に比べて読出側のインダクタンスを
下げ、これによって読出電圧が従来より高くなるので、
磁気ヘッドの性能と品質を著しく向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す磁気ヘッドの斜視
図、第2図は従来例の磁気ヘッドの斜視図である。 1はライトコア、2はリードコア、3,3a,3b,3cはサイド
コア、4は遮断板、5はギャップ、10,11は磁気ヘッド
である。 なお各図中同一または相当部分は同一符号で表わす。
図、第2図は従来例の磁気ヘッドの斜視図である。 1はライトコア、2はリードコア、3,3a,3b,3cはサイド
コア、4は遮断板、5はギャップ、10,11は磁気ヘッド
である。 なお各図中同一または相当部分は同一符号で表わす。
Claims (1)
- 【請求項1】書込用磁気ギャップと読出用磁気ギャップ
が共通であり、書込用コア幅より幅の狭い読出用コア
と、 この読出用コアに遮蔽板を介して複数の積層されたコア
からなるサイドコアとを備え、 前記積層されたコアは、前記読出用コアから遠ざかるに
従って、媒体摺動方向における前記磁気ギャップからの
長さが大きくなるように形成されていることを特徴とす
る磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007175A JP2973012B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007175A JP2973012B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03214407A JPH03214407A (ja) | 1991-09-19 |
JP2973012B2 true JP2973012B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=11658741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007175A Expired - Fee Related JP2973012B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2973012B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-18 JP JP2007175A patent/JP2973012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03214407A (ja) | 1991-09-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |