JP2864438B2 - スイッチ入力検出方法 - Google Patents

スイッチ入力検出方法

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JP2864438B2
JP2864438B2 JP32322592A JP32322592A JP2864438B2 JP 2864438 B2 JP2864438 B2 JP 2864438B2 JP 32322592 A JP32322592 A JP 32322592A JP 32322592 A JP32322592 A JP 32322592A JP 2864438 B2 JP2864438 B2 JP 2864438B2
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圭三 大沼
眞伸 篠田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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PPONDA GIKEN KOGYO KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチのON/OFF
状態を検出するスイッチ入力検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチ入力検出方法
は、「特願平3−35916」に開示されるものがあ
る。図4に従来のスイッチ入力検出回路17Aの回路図
を示す。同図において、10は一端が接地され、他端が
信号線11に接続されたスイッチであり、ON/OFF
動作により信号の接続及び切断を行う。12はスイッチ
10を介して信号線11に接続された入力端子であり、
13はVCC電源である。
【0003】14は一端がVCC電源13に接続され、
他端が入力端子12に接続されたプルアップ抵抗であ
り、VCC電源13から電源の供給を受ける。15は一
端が入力端子12に接続され、他端が後述する入力ポー
トに接続された積分抵抗である。16は積分抵抗15の
他端と接地間に接続された積分コンデンサであり、積分
抵抗15及び積分コンデンサ16によりスイッチ10の
ON/OFFの変化時に発生するチャタリングを吸収す
る。
【0004】18はCPU及びメモリ等からなるコンピ
ュータであり、コンピュータ18内の入力ポート18c
にはスイッチ入力検出回路17Aで検出されたON/O
FF動作による信号が入力され、コンピュータ18によ
りその信号が処理されていた。
【0005】ところが、かかるスイッチ入力検出回路1
7Aでは、スイッチ10がOFF状態の時に信号線11
と接地間が短絡すると、スイッチ10のON状態と同様
になり、コンピュータ18内の入力ポート18cにLレ
ベルが出力されてスイッチ入力の誤検出が行われるいう
欠点があった。
【0006】そこで、かかる欠点を解消するため、図5
に示すように、信号線11と接地間が短絡しても誤検出
されないスイッチ入力検出回路17が提案されている。
同図において、1はスイッチ10の一端が接続された信
号線であり、2は信号線1に接続された割込入力端子で
ある。3は割込入力端子2と接地間に接続され、プルア
ップ抵抗14より十分大きい抵抗値を有するプルダウン
抵抗である。4は一端が割込入力端子2に直列に接続さ
れた入力保護抵抗であり、5は入力保護抵抗4の他端に
直列に接続されたインバータバッファである。
【0007】6はコレクタが割込入力端子2に接続さ
れ、エミッタがグランドに接続されたNPN型のトラン
ジスタであり、7は一端がトランジスタ6のベースに接
続され、当該ベースにバイアスを掛けるベース抵抗であ
る。18aはインバータバッファ5の出力側に接続され
たコンピュータ18内の割込入力ポートであり、18b
はベース抵抗7の他端が接続されたコンピュータ18内
の出力ポートである。尚、その他の構成については図4
に示されるものと同様なので、その説明を割愛する。
【0008】かかるスイッチ入力検出回路17では、ス
イッチ10がOFFの時はコンピュータ18は割込み待
状態となっており、出力ポート18bはLレベルの信号
を出力し、トランジスタ6はOFFに保たれている。こ
こで、スイッチ10がONになり、割込み入力ポート1
8aが割込みリクエスト信号を受けると、コンピュータ
18は直ちにこれを受け付け、ソフトフラッグをセット
すると共に、直ぐに出力ポート18bからHレベルの信
号を出力し、トランジスタ6をONさせる割込みプログ
ラムを一回動作させる。
【0009】すると、VCC電源13から供給される電
圧がプルアップ抵抗14、入力端子12、信号線11、
スイッチ10、信号線1、割込み入力端子2及びトラン
ジスタ6を介してグランドに放電されると共に、積分コ
ンデンサ16に充電された電圧も積分抵抗15を介して
グランドに放電され、入力ポート18c側に入力される
電圧は低電圧になる。
【0010】その後、コンピュータ18は割込みプログ
ラムでセットされたソフトフラッグ及び入力ポート18
cに入力された状態(Lレベル)の両方を読み取り、ス
イッチ入力検出回路17がON状態であることを判断す
る。この場合、信号線11が接地間で短絡されている場
合は、割込みプログラムによるソフトフラッグのセット
及び入力ポート18cのLレベルは同時に検出されない
ことから、スイッチ入力の誤検出を防止していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスイッチ入力検出回路で複数のスイッチ入力検
出を行う場合、従来の方法をそのまま用いてコンピュー
タ18がスイッチ入力を検出しようとすると、次に示す
場合に問題が生じる。一つは、接続制御手段のトランジ
スタ6の付勢中(つまり、1又は複数のスイッチがON
になっているとき)に、新たに別のスイッチがONにな
った場合である。別のスイッチがONになると、そのス
イッチと接続されている入力ポートはLレベルになるも
のの、先にONされたスイッチにより、インバータバッ
ファ5にはすでにHレベルの信号が入力されている。そ
のため、新たに割込みトリガが掛からず、割込みプログ
ラムが実行されない(つまり、ソフトフラッグのセット
が行われない)。したがって、スイッチがONされて入
力ポートがLレベルになった場合と、例えば信号線の接
地による短絡で入力ポートがLレベルになった場合との
区別できず、スイッチのON/OFF状態の検出が正し
く判断できなくなる。
【0012】もう一つは、例えばコンピュータ18が非
活性中(スリープモード中)に信号線が接地してしま
い、短絡した後、別のスイッチがONし、割込みトリガ
が掛かった場合である。割込みトリガが掛かると、コン
ピュータ18が活性状態(起動)して割込みプログラム
を実行する。割込みプログラムの実行により、ソフトフ
ラッグがセットされ、トランジスタ6が付勢される。こ
のとき、スイッチがONした場合でも、信号線が接地し
た場合でも、入力ポートはLレベルとなる。したがっ
て、信号線が接地した場合でも、スイッチがONしたも
のと判断されることになり、スイッチのON/OFF状
態が正しく判断できなくなる。
【0013】本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、
多数のスイッチ入力を扱うシステムにおいて、いかなる
タイミングで個々のスイッチの信号線と接地間が短絡し
ても個々のスイッチのON/OFF状態が確実に検出で
きるスイッチ入力検出方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するため、各個独立して一端が電源に接続され、ま
た他端が共通線に接続されてON状態となると割込み信
号を出力する複数のスイッチと前記共通線を介して接続
され、最初の割込み信号が入力されると、割込み検出信
号を出力する割込み検出手段と、割込み検出信号が入力
されると付勢し、複数のスイッチの他端側の電位を制御
する接続制御手段と、複数のスイッチの一端側の電位を
それぞれ検出する複数の電位検出手段とを備えた回路で
あって、割込み検出信号及び検出した複数のスイッチの
一端側の電位に基づいて、スイッチ毎のON状態、OF
F状態又は接続異常状態を検出するスイッチ入力検出方
法において、割り込み検出信号に基づいて、接続制御手
段が付勢状態かそれとも非付勢状態かを所定時間間隔で
判断する工程と、接続制御手段が非付勢状態と判断する
と、各スイッチの一端側の電位を検出し、検出した電位
に基づいて各スイッチがOFF状態か又は接続異常状態
かを検出する工程と、一方、接続制御手段が付勢状態と
判断すると、各スイッチの一端側の電位を検出して、少
なくとも1つのスイッチがOFF状態から状態変化した
かどうかを判定し、OFF状態から状態変化したと判定
されたスイッチが存在すると、接続制御手段を非付勢に
して、そのときの各スイッチの一端側の電位を検出し、
接続制御手段が付勢状態のときの各スイッチの一端側の
電位と比較して、各スイッチがON状態か若しくはOF
F状態か又は接続異常状態かを検出する工程とを有する
ものである。
【0015】
【作用】本発明においては、割り込み検出信号に基づい
て、接続制御手段が付勢状態かそれとも非付勢状態かを
所定時間間隔で判断し、非付勢状態と判断すると、各ス
イッチの一端側の電位を検出し、検出した電位に基づい
て各スイッチがOFF状態か又は接続異常状態かを検出
する。非付勢状態にもかかわらず、検出した一端側の電
位が、スイッチがONした状態と同じ電位であれば、接
続異常状態と判定する。一方、接続制御手段が付勢状態
と判断すると、各スイッチの一端側の電位を検出して、
少なくとも1つのスイッチがOFF状態から状態変化し
たかどうかを判定する。OFF状態から状態変化したと
判定されたスイッチが存在すると、このままでは、その
スイッチの一端側の電位が、スイッチがONしてその電
位になったのか、それとも短絡によりその電位になった
のかが判断できない。そこで、スイッチがONされたと
きには、接続制御手段が付勢時と非付勢時とにおけるス
イッチの一端側の電位の極性は、背反する(相反する)
ことを利用して、一度、接続制御手段を非付勢にし、各
スイッチの一端側の電位を検出して、接続制御手段が付
勢状態のときの各スイッチの一端側の電位と比較して、
各スイッチがON状態か若しくはOFF状態か又は接続
異常状態かを検出する。
【0016】
【実施例】本発明のスイッチ入力検出方法に係わる一実
施例を図1〜図3に基づいて従来例と同一構成部分には
同一符号を付して説明する。図1はスイッチ入力検出回
路17の回路図である。同図において、1はスイッチ1
0,20,30の一端が接続された信号線であり、2は
信号線1に接続された割込入力端子である。3は割込入
力端子2と接地間に接続され後述するプルアップ抵抗1
4,24,34より十分大きい抵抗値を有するプルダウ
ン抵抗である。4は一端が割込入力端子2に直列に接続
された入力保護抵抗であり、5は入力保護抵抗4の他端
に直列に接続されたインバータバッファである。
【0017】6はコレクタが割込入力端子2に接続さ
れ、エミッタがグランドに接続されたNPN型のトラン
ジスタであり、7は一端がトランジスタ6のベースに接
続され、当該ベースにバイアスを掛けるベース抵抗であ
る。18aはインバータバッファ5の出力側に接続され
CPU及びメモリ等からなるコンピュータ18内に設け
られた割込入力ポートであり、18bはベース抵抗7の
他端が接続されたコンピュータ18内の出力ポートであ
る。12,22,32はスイッチ10,20,30を介
して信号線11,21,31に接続された入力端子であ
り、13はVCC電源である。
【0018】14,24,34は一端がVCC電源13
に接続され、他端が入力端子12,22,32に接続さ
れたプルアップ抵抗であり、VCC電源13から電源の
供給を受ける。15,25,35は一端が入力端子1
2,22,32に接続され、他端が入力ポート18c,
18d,18eに接続された積分抵抗である。16,2
6,36は積分抵抗15,25,35の他端と接地間に
接続された積分コンデンサであり、積分抵抗15,2
5,35及び積分コンデンサ16,26,36によりス
イッチ10,20,30のON/OFFの変化時に発生
するチャタリングを吸収する。
【0019】次に、かかるスイッチ入力検出回路を用い
たスイッチ入力検出方法を図2及び図3により述べる。
先ず、初期状態においては、スイッチ入力検出回路17
のスイッチ10,20,30はいずれもOFFされてお
り、割込み入力端子2に電源が供給されず、割込み入力
端子2の電圧レベルはLレベルとなり、プルダウン抵抗
3、入力保護抵抗4及びインバータバッファ5を介して
割込み入力ポート18aにはHレベルの信号が印加さ
れ、割込み待ちの状態となっている。この間、コンピュ
−タ18のCPUはメイン処理を行っており、スイッチ
10,20,30がいずれもOFFの時は、出力ポート
18bは常時Lレベルにセットされるようにプログラム
されている。
【0020】メイン処理の中で一定時間毎のスイッチ入
力チェックタイミングになると(ステップS11)、
続制御手段を付勢するための出力ポート18bがHレベ
ル(付勢中)かLレベル(非付勢中)かを自らチェック
する(ステップS12)。ここでは、スイッチ10,2
0,30がいずれもOFFなので、出力ポート18bは
Lレベルで、スイッチ入力状態を格納するRAM(今回
用)をクリア、即ちスイッチ10,20,30がOFF
という意味で各ビットをHレベルにイニシャライズし
(ステップS13)、各入力ポート18c,18d,1
8eの入力レベルをチェックする(ステップS14)。
【0021】チェックの結果、すべての入力ポート18
c,18d,18eがHレベルであることを確認して、
各スイッチ10,20,30をOFFと判定する(ステ
ップS15)。この時、Lレベルの入力ポート18c,
18d,18eがあれば、Lレベルの入力ポート18
c,18d,18eに係わるスイッチ10,20,30
の信号線11,21,31が接地間で短絡していると判
定する(ステップS16)。
【0022】次に、スイッチ10,20,30のいずれ
かをONすると、VCC電源13から供給される電圧
が、ONされたスイッチ10,20,30に係わるプル
アップ抵抗14,24,34、入力端子12,22,3
2、信号線11,21,31、ONされたスイッチ1
0,20,30、信号線1、割込み入力端子2及びプル
ダウン抵抗3を介してグランドに放電される。この時、
プルダウン抵抗3はプルアップ抵抗14,24,34の
抵抗値より十分大きく設定しているので、インバータバ
ッファ5の入力側には入力保護抵抗4を介してHレベル
の信号が入力される。
【0023】そして、入力されたHレベルの信号はイン
バータバッファ5により反転され、Lレベルの信号が割
込みリクエスト信号として割込み入力ポート18aに印
加される。コンピュータ18は割込み入力ポート18a
に割込みリクエスト信号を受けると、割込みプログラム
を一回動作させる。
【0024】この割込み処理では、メイン処理におい
て、出力ポート18bがHレベルを出力中に入力ポート
18c,18d,18eのいずれかがHレベルからLレ
ベルに変化した場合にセットされる“変化したフラッ
グ”がセットされているかをチェックする(ステップS
31)。この場合、初期状態からスイッチ10,20,
30のいずれかがONになって、割込みプログラムが動
作した時は、“変化したフラッグ”はセットされていな
いので、出力ポート18bにHレベルを出力し、接続制
御手段を付勢させて割込み処理を終了する(ステップS
32)。
【0025】次に、割込み処理終了後のメイン処理で
は、スイッチ入力のチェックタイミングになり、出力ポ
ート18bをチェックすると、今度はHレベルなので、
スイッチ入力状態を格納するRAM(今回用)の内容を
前回用のRAMへ転送して(ステップS17)から、新
たに各入力ポート18c,18d,18eの入力レベル
を読込んで今回用のRAMへ格納し(ステップS1
8)、スイッチ入力の読込みを更新する。
【0026】その後、コンピュータ18は各スイッチ入
力について、前回用のRAMの内容と今回用のRAMの
内容とをビット毎に比較し(ステップS19)、前回の
入力レベルがHレベルで今回の入力レベルがLレベルと
いう変化を検出しなかった時は、スイッチ入力はON方
向の変化がないと判定してスイッチの入力チェック処理
を終了する。
【0027】一方、変化を検出した時は、変化した入力
ポート18c,18d,18eに係わるスイッチ10,
20,30が本当にON方向に変化したのか、或いは入
力ポート18c,18d,18eに係わる信号線11,
21,31が接地間で短絡したのかを以下のように確認
する。
【0028】先ず、出力ポート18bをLレベルにする
(ステップS20)。そして、直ちに“変化したフラッ
グ”をセットした(ステップS21)後、出力ポート1
8bがLレベルであることを自ら確認する(ステップS
22)。これは、出力ポート18bをLレベルにしてか
ら“変化したフラッグ”のセットが完了するまでの間
に、何らかの原因で割込みが掛かっていないことをチェ
ックするためである。“変化したフラッグ”のセット後
の確認で出力ポート18bがHレベルの場合はLレベル
が確認できるまで、ステップS20及びステップS21
を繰り返す。
【0029】ここで、出力ポート18bがLレベルにな
り、接続制御手段のトランジスタ6をOFF(非付勢状
態)にすると、スイッチ10,20,30のいずれかが
ONになっている場合には、初期状態からスイッチがO
Nになった時と同じ動作シーケンスで再び割込みリクエ
スト信号が割込み入力ポート18aに印加され、割り込
みプログラムを再動作させる。
【0030】ところが、この場合の割込み処理動作時に
は、“変化したフラッグ”がセットされているので、こ
のフラッグをクリアした上(ステップS33)、割込み
プログラムは、接続制御手段が非付勢状態での各入力ポ
ート18c,18d,18eの入力レベルを新たに読み
込み(ステップS34)、その内容と、接続制御手段
付勢状態の時に読み込み格納してあるスイッチ入力の今
回用RAMの内容とを各ビット毎に比較してスイッチ1
0,20,30のONの正当性を次の(1)〜(4)の
ように判定する(ステップS35)。ここで、回路の構
成上、接続制御手段のトランジスタ6がOFF(非付勢
状態)であれば、通常、各入力ポート18c,18d,
18eの入力レベルはHとなる。
【0031】 (1)メイン処理で読み込んだスイッチ入力がLレベル
で、次に割込み処理で読み込んだスイッチ入力がHレベ
ルの時は、スイッチ10,20,30はONと判定す
る。(正常判定) (2)メイン処理で読み込んだスイッチ入力も、次の割
込み処理で読み込んだスイッチ入力も共にLレベルの時
は、そのスイッチ10,20,30に係わる信号線1
1,21,31が接地間で短絡していると判定する。
(異常判定)(3)メイン処理で読み込んだスイッチ入力がHレベル
で、次に割込み処理で読み込んだスイッチ入力がLレベ
ルの時は、そのスイッチ10,20,30に係わる信号
線11,21,31が接地間で短絡していると判定す
る。(異常判定) (4)メイン処理で読み込んだスイッチ入力も、次の割
込み処理で読み込んだ入力も共にHレベルの時はスイッ
チ10,20,30はOFFと判定する。(正常判定)
【0032】通常、接続制御手段が非付勢状態では、ス
イッチがONであっても、OFFであっても各入力ポー
トの入力レベルはHレベルになるはずである。しかし、
信号線11,21,31が接地間で短絡していると、入
力ポート18c,18d,18eへの入力レベルはLレ
ベルとなる。したがって、接続制御手段を非付勢状態に
したときに、入力レベルがLレベルになっている入力ポ
ートにおいて、その入力ポートと接続されている信号線
は接地し、短絡電流が流れていることになる。
【0033】コンピュータ18は各スイッチ10,2
0,30毎にスイッチ入力判定を行った後、判定結果格
納用RAMの各スイッチ10,20,30に係わる各ビ
ット位置に、異常判定の時は異常ビットセットを行い
(ステップS36)、正常判定の時はビットリセットを
行う(ステップS37)。最後に出力ポート18bをH
レベル(接続制御手段付勢状態)に戻し(ステップS3
2)、再びスイッチ入力を読み取れる状態にして割込み
処理を終了(リターン)する。尚、判定結果格納用RA
Mは異常処理プログラムにより、別途使用され適切に処
理される。
【0034】そして、以後のメイン処理でのスイッチ1
0,20,30の扱いには入力ポート18c,18d,
18eを読み込んで、この内容と上記判定結果とを併わ
せて総合判断し(ステップS23)、スイッチ入力の誤
検出が防止される。
【0035】また、スイッチ10,20,30のいずれ
かが既にONになっていて、出力ポート18bがHレベ
ルの時、メイン処理のスイッチ入力のチェックタイミン
グで入力ポート18c,18d,18eのうちのいずれ
かに新たにLレベル(ON方向の変化)を検出した場合
も、上記のようにメイン処理と割込み処理とを協調動作
させることによりスイッチ入力の誤検出が防止される。
【0036】さらに、コンピュータ18が非活性中(
リープモード中)に信号線11,21,31のいずれか
が接地間で短絡し、その後、スイッチ10,20,30
の内の正常な接続を維持しているスイッチ10,20,
30がONとなって、コンピュータ18を活性化(起
動)させた場合も、上記のようにメイン処理と割込み処
理とを協調動作させることによりスイッチ入力の誤検出
が防止される。
【0037】尚、本実施例ではVCC電源13を正の電
源として説明したが、VCC電源13を負の電源にして
も良い。この場合、インバータバッファ5に代えてレベ
ル変換するアンプを用いると共に、NPN型のトランジ
スタ6に代えてPNP型トランジスタを用い、積分コン
デンサ16,26,36の極性を変える。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、割り込み
検出信号に基づいて、接続制御手段が付勢状態かそれと
も非付勢状態かを所定時間間隔で判断し、非付勢状態と
判断すると、検出した一端側の電位に基づいて各スイッ
チがOFF状態か又は接続異常状態かを検出し、付勢状
態と判断すると、OFF状態から状態変化したスイッチ
が少なくとも1つ存在した場合には、一度、接続制御手
段を非付勢にし、各スイッチの一端側の電位を検出し
て、接続制御手段が付勢状態のときの各スイッチの一端
側の電位と比較して、各スイッチがON状態か、OFF
状態か又は接続異常状態かを検出するようにしたので、
スイッチ毎に状態を確実に検出できる。特に接続制御手
段の付勢時において、付勢時のスイッチの一端側の電位
だけでは、スイッチがONされてその電位になったの
か、それとも短絡によりその電位になったのかが検出で
きないので、スイッチがONされたときには、接続制御
手段が付勢時と非付勢時とにおけるスイッチの一端側の
電位の極性は、背反することを利用し、例えばスイッチ
の信号線と接地間が短絡してもスイッチのON状態か又
は接続異常状態かを確実に検出できるので有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ入力検出回路の回路図であ
る。
【図2】本発明のスイッチ入力検出方法を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】本発明のスイッチ入力検出方法を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】従来のスイッチ入力検出回路の回路図である。
【図5】従来の他のスイッチ入力検出回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21,31 信号線 3 プルダウン抵抗 5 インバータバッファ 6 NPN型トランジスタ 10,20,30 スイッチ 13 VCC電源 14,24,34 プルアップ抵抗 18 コンピュータ 18a 割り込み入力ポート 18b 出力ポート 18c,18d,18e 入力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂爪 辰美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−275616(JP,A) 特開 昭60−41321(JP,A) 特開 昭58−193472(JP,A) 特開 昭59−135928(JP,A) 特開 平4−275616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各個独立して一端が電源に接続され、ま
    た他端が共通線に接続されてON状態となると割込み信
    号を出力する複数のスイッチと前記共通線を介して接続
    され、最初の前記割込み信号が入力されると、割込み検
    出信号を出力する割込み検出手段と、前記割込み検出信
    号が入力されると付勢し、前記複数のスイッチの他端側
    の電位を制御する接続制御手段と、前記複数のスイッチ
    の一端側の電位をそれぞれ検出する複数の電位検出手段
    とを備えた回路であって、前記割込み検出信号及び検出
    した前記複数のスイッチの一端側の電位に基づいて、前
    記スイッチ毎のON状態若しくはOFF状態又は接続異
    常状態を検出するスイッチ入力検出方法において、 前記割り込み検出信号に基づいて、前記接続制御手段が
    付勢状態かそれとも非付勢状態かを所定時間間隔で判断
    する工程と、 前記接続制御手段が非付勢状態と判断すると、前記各ス
    イッチの一端側の電位を検出し、検出した電位に基づい
    て前記各スイッチがOFF状態か又は接続異常状態かを
    検出する工程と、 一方、前記接続制御手段が付勢状態と判断すると、前記
    各スイッチの一端側の電位を検出して、少なくとも1つ
    のスイッチがOFF状態から状態変化したかどうかを判
    定し、OFF状態から状態変化したと判定された前記ス
    イッチが存在すると、前記接続制御手段を非付勢にし
    て、そのときの前記各スイッチの一端側の電位を検出
    し、前記接続制御手段が付勢状態のときの前記各スイッ
    チの一端側の電位と比較して、前記各スイッチがON状
    態か若しくはOFF状態か又は接続異常状態かを検出す
    る工程とを有することを特徴とするスイッチ入力検出方
    法。
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