JP2863254B2 - Icカードリーダライタのインターロック機構 - Google Patents
Icカードリーダライタのインターロック機構Info
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- JP2863254B2 JP2863254B2 JP2092096A JP9209690A JP2863254B2 JP 2863254 B2 JP2863254 B2 JP 2863254B2 JP 2092096 A JP2092096 A JP 2092096A JP 9209690 A JP9209690 A JP 9209690A JP 2863254 B2 JP2863254 B2 JP 2863254B2
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- lever
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カード等に半導体集積回路(IC)を組込
み、記憶および演算機能を保持させてなるICカードとの
間で、情報の受け渡しを行うように構成したICカードリ
ーダライタのインターロック機構に関する。
み、記憶および演算機能を保持させてなるICカードとの
間で、情報の受け渡しを行うように構成したICカードリ
ーダライタのインターロック機構に関する。
カード等に半導体集積回路(IC)を組込み、記憶およ
び演算機能を保持させたICカードを、カードホルダに収
容して、ICカードとの間で情報の受け渡しを行うように
構成したICカードリーダライタが知られている。
び演算機能を保持させたICカードを、カードホルダに収
容して、ICカードとの間で情報の受け渡しを行うように
構成したICカードリーダライタが知られている。
このようなICカードリーダライタにおいては、カード
ホルダ内の適正位置に配置したICカードとの間で情報の
受け渡しが完了した後に、ICカードを取出し操作するた
めのイジェクトレバーが設けられている。しかるに、こ
のイジェクトレバーは、ICカードとの間で情報の受け渡
しが行われている間、インターロック機構により固定さ
れており、取出し操作することができないように構成さ
れている。
ホルダ内の適正位置に配置したICカードとの間で情報の
受け渡しが完了した後に、ICカードを取出し操作するた
めのイジェクトレバーが設けられている。しかるに、こ
のイジェクトレバーは、ICカードとの間で情報の受け渡
しが行われている間、インターロック機構により固定さ
れており、取出し操作することができないように構成さ
れている。
このインターロック機構としては、長手方向に移動可
能なイジェクトレバーの先端の係止片に対向する位置
に、ソレノイドを励磁することにより進退移動する作動
杆を備えた駆動源を配設し、この駆動源と前記イジェク
トレバーの係止片との間に、揺動可能なロックレバーを
配設した構成からなるものが知られている。
能なイジェクトレバーの先端の係止片に対向する位置
に、ソレノイドを励磁することにより進退移動する作動
杆を備えた駆動源を配設し、この駆動源と前記イジェク
トレバーの係止片との間に、揺動可能なロックレバーを
配設した構成からなるものが知られている。
しかるに、前記ロックレバーは、その中央をピンによ
り枢支すると共に、このレバーの一端を前記駆動源の動
作杆に枢支し、このレバーの他端をばねにより付勢し
て、無励磁の場合にはロックレバーをイジェクトレバー
の移動が可能な状態となるよう退避位置に揺動するよう
構成されている。また、前記ロックレバーは、ICカード
との間で情報の受け渡しが実行されている間、駆動源の
励磁による前記作動杆の引込み作用により、ロックレバ
ーをばねの付勢力に抗して揺動し、これによりイジェク
トレバーが前記ロックレバーとの当接により前進移動が
阻止され、このレバーの押込み操作が不能となって、リ
ーダライタの誤操作を防止することができるように構成
されている(例えば、特開平1−219973号公報)。
り枢支すると共に、このレバーの一端を前記駆動源の動
作杆に枢支し、このレバーの他端をばねにより付勢し
て、無励磁の場合にはロックレバーをイジェクトレバー
の移動が可能な状態となるよう退避位置に揺動するよう
構成されている。また、前記ロックレバーは、ICカード
との間で情報の受け渡しが実行されている間、駆動源の
励磁による前記作動杆の引込み作用により、ロックレバ
ーをばねの付勢力に抗して揺動し、これによりイジェク
トレバーが前記ロックレバーとの当接により前進移動が
阻止され、このレバーの押込み操作が不能となって、リ
ーダライタの誤操作を防止することができるように構成
されている(例えば、特開平1−219973号公報)。
前述したように、ICカードを位置決め係止するインタ
ーロック機構により、ロックレバーを作動させる駆動源
は、通電による励磁作用のみによってロック動作し、非
通電時にロックが解除される単一な動作を行う種類のも
のが使用できる構造とされている。
ーロック機構により、ロックレバーを作動させる駆動源
は、通電による励磁作用のみによってロック動作し、非
通電時にロックが解除される単一な動作を行う種類のも
のが使用できる構造とされている。
従って、このようなインターロック機構は、イジェク
トレバー等の操作機構を介して過大な力を加えた場合、
その負荷の作用により消費電力が増大し、またその作用
力によりロックレバーが外れるか、またはインターロッ
ク機構が破損する難点を有していた。
トレバー等の操作機構を介して過大な力を加えた場合、
その負荷の作用により消費電力が増大し、またその作用
力によりロックレバーが外れるか、またはインターロッ
ク機構が破損する難点を有していた。
そこで、本発明の目的は、イジェクトレバー等の操作
機構を設けることなく、ICカードを位置決め固定するト
リガーマグネットを制御することにより、ICカードの位
置決め係止状態の解除が可能にしてICカードの排出を行
う動作と、ICカードの位置決め係止状態の解除が不能な
動作とを、それぞれ選択使用し得る構成とすることがで
きると共に、消費電力を削減しかつICカードの取扱いを
安全に行うことができるICカードリーダライタのインタ
ーロック機構を提供することにある。
機構を設けることなく、ICカードを位置決め固定するト
リガーマグネットを制御することにより、ICカードの位
置決め係止状態の解除が可能にしてICカードの排出を行
う動作と、ICカードの位置決め係止状態の解除が不能な
動作とを、それぞれ選択使用し得る構成とすることがで
きると共に、消費電力を削減しかつICカードの取扱いを
安全に行うことができるICカードリーダライタのインタ
ーロック機構を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係るICカードリ
ーダライタのインターロック機構は、カード挿入口(54
a)から挿入されるICカード(58)をカードホルダ(1
0)内に収納し、ICカードとの間で情報の受け渡しを行
うICカードリーダライタにおいて、 カードホルダ(10)内へICカード(58)を挿入する動
作で当接し、このICカードを排出する方向の付勢力に抗
して回転するように軸支された操作レバー(40)と、 ICカード(58)の切欠部(62)と係合可能な突起部
(16)を有しかつ長手方向に係止部(18)を延設し、前
記突起部をICカードの切欠部と係合する方向に付勢され
て回動可能に軸支されたロックレバー(12)と、 一端を回動可能に軸支すると共に他端に金属片(30)
を備えたアームに係止アーム(34)を設けて、この係止
アームが前記ロックレバー(12)の係止部(18)に当接
する方向に付勢する弾性部材(38)の一端を前記操作レ
バー(40)の一部に係止したロック解除レバー(32)
と、 非通電時に磁力が作用して前記ロック解除レバー(3
2)の金属片(30)を吸着してロック解除レバーを弾性
部材(38)の付勢力に抗して保持し、前記ロックレバー
(12)の突起部(16)とICカード(58)の切欠部(62)
との係合状態を保持し、通電時に前記磁力が低下して金
属片(30)が解放されるトリガーマグネット(28)とを
備えたことを特徴とする。
ーダライタのインターロック機構は、カード挿入口(54
a)から挿入されるICカード(58)をカードホルダ(1
0)内に収納し、ICカードとの間で情報の受け渡しを行
うICカードリーダライタにおいて、 カードホルダ(10)内へICカード(58)を挿入する動
作で当接し、このICカードを排出する方向の付勢力に抗
して回転するように軸支された操作レバー(40)と、 ICカード(58)の切欠部(62)と係合可能な突起部
(16)を有しかつ長手方向に係止部(18)を延設し、前
記突起部をICカードの切欠部と係合する方向に付勢され
て回動可能に軸支されたロックレバー(12)と、 一端を回動可能に軸支すると共に他端に金属片(30)
を備えたアームに係止アーム(34)を設けて、この係止
アームが前記ロックレバー(12)の係止部(18)に当接
する方向に付勢する弾性部材(38)の一端を前記操作レ
バー(40)の一部に係止したロック解除レバー(32)
と、 非通電時に磁力が作用して前記ロック解除レバー(3
2)の金属片(30)を吸着してロック解除レバーを弾性
部材(38)の付勢力に抗して保持し、前記ロックレバー
(12)の突起部(16)とICカード(58)の切欠部(62)
との係合状態を保持し、通電時に前記磁力が低下して金
属片(30)が解放されるトリガーマグネット(28)とを
備えたことを特徴とする。
本発明に係るICカードリーダライタのインターロック
機構によれば、ICカードを位置決め固定するトリガーマ
グネットを制御することにより、イジェクトレバー等の
操作機構を設けることなく、ICカードの位置決め係止状
態の解除が可能な動作と解除が不能な動作とを選択使用
し得る構成とすることができる。すなわち、トリガーマ
グネットが非通電時に吸着固定される型式の場合は、僅
かの通電時間でICカードを排出することができると共
に、消費電力を削減することができる等の利点をそれぞ
れ有している。
機構によれば、ICカードを位置決め固定するトリガーマ
グネットを制御することにより、イジェクトレバー等の
操作機構を設けることなく、ICカードの位置決め係止状
態の解除が可能な動作と解除が不能な動作とを選択使用
し得る構成とすることができる。すなわち、トリガーマ
グネットが非通電時に吸着固定される型式の場合は、僅
かの通電時間でICカードを排出することができると共
に、消費電力を削減することができる等の利点をそれぞ
れ有している。
次に、本発明に係るICカードリーダライタのインター
ロック機構の実施例につき、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
ロック機構の実施例につき、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第1図ないし第3図は、本発明に係るインターロック
機構を備えたICカードリーダライタの一実施例であっ
て、第1図はICカードを収納するカードホルダを底面か
ら見た平面図であり、第2図はICカードを収納するカー
ドホルダを上面から見た平面図であり、第3図はICカー
ドを収納した状態のカードホルダを底面から見た平面図
である。
機構を備えたICカードリーダライタの一実施例であっ
て、第1図はICカードを収納するカードホルダを底面か
ら見た平面図であり、第2図はICカードを収納するカー
ドホルダを上面から見た平面図であり、第3図はICカー
ドを収納した状態のカードホルダを底面から見た平面図
である。
第1図ないし第3図において、参照符号10はICカード
を収納するカードホルダを示し、このカードホルダ10の
側縁の突出部14には、カードホルダ10内に収納されたIC
カード58(第3図)を、このICカードの切欠部62(第3
図)との係止により位置決めするロックレバー12が回動
自在に軸支されている。
を収納するカードホルダを示し、このカードホルダ10の
側縁の突出部14には、カードホルダ10内に収納されたIC
カード58(第3図)を、このICカードの切欠部62(第3
図)との係止により位置決めするロックレバー12が回動
自在に軸支されている。
また、このロックレバー12は、その側面にICカードの
切欠部と係合する突起部16が形成され、前記側面に形成
された段付き部12aからさらに延出して先端に係止部18
を形成したレバー19が形成されている。このレバー19
は、段付き部12aから先端はカードホルダ10の上面に位
置している。
切欠部と係合する突起部16が形成され、前記側面に形成
された段付き部12aからさらに延出して先端に係止部18
を形成したレバー19が形成されている。このレバー19
は、段付き部12aから先端はカードホルダ10の上面に位
置している。
第1図に示すように、ロックレバー12は、突出部14の
係止部20に一端を係止して、このロックレバー12の回動
中心のボスに巻回された弾性部材としてのトーションコ
イルばね22により、時計回りに付勢され、この付勢力に
よるレバー12の回動は、カードホルダ10の側面に形成さ
れた突起部24との当接により阻止されている。
係止部20に一端を係止して、このロックレバー12の回動
中心のボスに巻回された弾性部材としてのトーションコ
イルばね22により、時計回りに付勢され、この付勢力に
よるレバー12の回動は、カードホルダ10の側面に形成さ
れた突起部24との当接により阻止されている。
一方、カードホルダ10の先端角部の裏面には、ブラケ
ット26を介してトリガーマグネット28が設けられてい
る。この場合、前記トリガーマグネット28は、電気的な
制御によって、ICカードの位置決め係止状態を解除が可
能な動作と解除が不能な動作とを選択使用し得る構成と
することができる。
ット26を介してトリガーマグネット28が設けられてい
る。この場合、前記トリガーマグネット28は、電気的な
制御によって、ICカードの位置決め係止状態を解除が可
能な動作と解除が不能な動作とを選択使用し得る構成と
することができる。
すなわち、このトリガーマグネット28は、2種類の型
式のものを使用目的に応じて選択的に採用することがで
きる。その1つの型式は、非通電時に磁力により吸着固
定することができる永久磁石型ソレノイド(例えば、株
式会社白金製作所製のトリガーマグネットCM−8型)で
あり、他の1つの型式は、通電時に磁力が作用して吸着
固定することができる電磁石型ソレノイド(例えば、株
式会社白金製作所製のトリガーマグネットCM−1DC型)
である。
式のものを使用目的に応じて選択的に採用することがで
きる。その1つの型式は、非通電時に磁力により吸着固
定することができる永久磁石型ソレノイド(例えば、株
式会社白金製作所製のトリガーマグネットCM−8型)で
あり、他の1つの型式は、通電時に磁力が作用して吸着
固定することができる電磁石型ソレノイド(例えば、株
式会社白金製作所製のトリガーマグネットCM−1DC型)
である。
そこで、トリガーマグネット28として前者の永久磁石
型ソレノイドを使用した場合に、本実施例のインターロ
ック機構は、次のような動作をさせることができる。
型ソレノイドを使用した場合に、本実施例のインターロ
ック機構は、次のような動作をさせることができる。
カードホルダ10の先端には、吸着部としての金属片30
を設けたロック解除レバー32が回動自在に軸支され、こ
の金属片30を吸着するトリガーマグネット28は永久磁石
で構成されているため、非通電時にこれを吸着固定する
ことができる。
を設けたロック解除レバー32が回動自在に軸支され、こ
の金属片30を吸着するトリガーマグネット28は永久磁石
で構成されているため、非通電時にこれを吸着固定する
ことができる。
このロック解除レバー32は、その側面に直角に係止ア
ーム34が延設され、この係止アーム34をさらに後方へ折
曲してカードホルダ10の上面のロックレバー12に設けら
れたレバー19の係止部18と同位相に位置させている。
ーム34が延設され、この係止アーム34をさらに後方へ折
曲してカードホルダ10の上面のロックレバー12に設けら
れたレバー19の係止部18と同位相に位置させている。
これにより、ロック解除レバー32の係止アーム34の先
端は、この回動動作により、ロックレバー12に設けたレ
バー19の先端係止部18と係合可能となっている。
端は、この回動動作により、ロックレバー12に設けたレ
バー19の先端係止部18と係合可能となっている。
さらに、このロック解除レバー32の回動中心のボス36
には、弾性部材としてのトーションコイルばね38が巻回
され、このコイルばね38の各出力端は、ロック解除レバ
ー32の後端およびその中間に形成された係止部32a、32b
にそれぞれ係止している。
には、弾性部材としてのトーションコイルばね38が巻回
され、このコイルばね38の各出力端は、ロック解除レバ
ー32の後端およびその中間に形成された係止部32a、32b
にそれぞれ係止している。
また、カードホルダ10の上面の先端角部には、ICカー
ドを排出するための操作レバー40が、カードホルダ10の
上面に植設された軸41に回動自在に軸支されている。そ
して、この操作レバー40の先端側面にはL字形を形成し
た突起片42、44が形成され、これら突起片の一方の横片
を係止片(42)とすると共に縦片を検出片(44)として
機能させる(第2図参照)。
ドを排出するための操作レバー40が、カードホルダ10の
上面に植設された軸41に回動自在に軸支されている。そ
して、この操作レバー40の先端側面にはL字形を形成し
た突起片42、44が形成され、これら突起片の一方の横片
を係止片(42)とすると共に縦片を検出片(44)として
機能させる(第2図参照)。
そして、操作レバー40の中間側面には、突起部45が形
成され、これをロック解除レバー32のボス36と係止部32
Bとの外側に臨ませて、トーションコイルばね38の延出
した出力端と係合可能に位置させる。
成され、これをロック解除レバー32のボス36と係止部32
Bとの外側に臨ませて、トーションコイルばね38の延出
した出力端と係合可能に位置させる。
さらに、第2図に示される操作レバー40の先端には、
フック43が形成され、このフック43にはカードホルダ10
の挿入口のフック46に一端を係止した引張りばね48の他
端を係止して、この操作レバー40を反時計回りに付勢し
ている。
フック43が形成され、このフック43にはカードホルダ10
の挿入口のフック46に一端を係止した引張りばね48の他
端を係止して、この操作レバー40を反時計回りに付勢し
ている。
この場合、操作レバー40の下面に形成された突起部50
は、係止アーム34の折曲段部に当接し、この操作レバー
40の反時計回りの回動を阻止している。さらに、操作レ
バー40の先端の前記突起片42、44は、カードホルダ10の
先端に形成された切欠部52内に侵入してカードホルダ10
内に臨んでいる。
は、係止アーム34の折曲段部に当接し、この操作レバー
40の反時計回りの回動を阻止している。さらに、操作レ
バー40の先端の前記突起片42、44は、カードホルダ10の
先端に形成された切欠部52内に侵入してカードホルダ10
内に臨んでいる。
また、第2図に示すように、操作レバー40の枢支軸41
の近傍には、これを中心とする扇形の段付き凹部が形成
されると共に、この段付き凹部内にはこれを貫通するL
字形の案内穴56を形成した係合部55が設けられている。
の近傍には、これを中心とする扇形の段付き凹部が形成
されると共に、この段付き凹部内にはこれを貫通するL
字形の案内穴56を形成した係合部55が設けられている。
従って、操作レバー40の組込みに際しては、カードホ
ルダ10の先端の折曲係止片57をL字形の案内穴56の一端
から通過させた後、操作レバー40を回動して係合部55に
係止し、軸41からの離脱防止を図っている。
ルダ10の先端の折曲係止片57をL字形の案内穴56の一端
から通過させた後、操作レバー40を回動して係合部55に
係止し、軸41からの離脱防止を図っている。
このようにして、カードホルダ10の底面に合成樹脂等
で形成された回路基板59を固定することにより、カード
ホルダ10内に適正に収納されたICカードとの間で情報の
受け渡しを行うリーダライタが構成される。
で形成された回路基板59を固定することにより、カード
ホルダ10内に適正に収納されたICカードとの間で情報の
受け渡しを行うリーダライタが構成される。
従って、第3図に示すように、カードホルダ10の前面
に挿着された操作パネル54のICカード挿入口54aからIC
カード58を挿入すると、このICカード58の先端は、操作
レバー40の係止部42に係合し、この挿入動作と共に操作
レバー40は引張りばね48のばね付勢力に抗して反時計回
りに回動し、ICカード58はカードホルダ10の先端のスト
ッパ61に当接する位置まで人為的に挿入される。
に挿着された操作パネル54のICカード挿入口54aからIC
カード58を挿入すると、このICカード58の先端は、操作
レバー40の係止部42に係合し、この挿入動作と共に操作
レバー40は引張りばね48のばね付勢力に抗して反時計回
りに回動し、ICカード58はカードホルダ10の先端のスト
ッパ61に当接する位置まで人為的に挿入される。
この場合、ロック解除レバー32は、操作レバー40の回
動によりその先端をトリガーマグネット28から離反させ
る力が作用するが、その先端の金属片30がトリガーマグ
ネット28の永久磁石に吸着されているため、ロック解除
レバー32の時計回りの回動が阻止される(第1図参
照)。
動によりその先端をトリガーマグネット28から離反させ
る力が作用するが、その先端の金属片30がトリガーマグ
ネット28の永久磁石に吸着されているため、ロック解除
レバー32の時計回りの回動が阻止される(第1図参
照)。
ICカード58がカードホルダ10の適正な位置に挿入され
ると、ロックレバー12の突起部16は、ICカード58の切欠
部62に係合して位置決めされる。
ると、ロックレバー12の突起部16は、ICカード58の切欠
部62に係合して位置決めされる。
次いで、位置決めされたICカード58との間で情報の受
け渡しが完了し、これが確認されると、ICカード58のロ
ックを解除する指令信号が発せられる。これにより、ト
リガーマグネット28が短時間(例えば、10msec)におい
て通電されると、磁石の極性が反転してこの磁力が低下
し、ロック解除レバー32の金属片30はトリガーマグネッ
ト28から解放される。
け渡しが完了し、これが確認されると、ICカード58のロ
ックを解除する指令信号が発せられる。これにより、ト
リガーマグネット28が短時間(例えば、10msec)におい
て通電されると、磁石の極性が反転してこの磁力が低下
し、ロック解除レバー32の金属片30はトリガーマグネッ
ト28から解放される。
従って、ロック解除レバー32は、トーションコイルば
ね38の作用により、係止部32bに当接するまで時計回り
に回動する。この回動作用により、ロック解除レバー32
より延出している係止アーム34も同様に回動し、この係
止アーム34がロックレバー12の係止部18に当接すると、
このロックレバー12を反時計回りに回動し、ICカード58
との係合が解除される(第3図参照)。
ね38の作用により、係止部32bに当接するまで時計回り
に回動する。この回動作用により、ロック解除レバー32
より延出している係止アーム34も同様に回動し、この係
止アーム34がロックレバー12の係止部18に当接すると、
このロックレバー12を反時計回りに回動し、ICカード58
との係合が解除される(第3図参照)。
本発明によれば、トリガーマグネット28により、電気
的に吸着を解除すれば、ICカード58は、引張りばね48の
弾力作用により操作レバー40を時計回りに回動させると
共に、そのばね弾力によってICカード58を外部へ容易に
排出させることができる。
的に吸着を解除すれば、ICカード58は、引張りばね48の
弾力作用により操作レバー40を時計回りに回動させると
共に、そのばね弾力によってICカード58を外部へ容易に
排出させることができる。
この場合、ICカードリーダライタを、例えばパーソナ
ルコンピュータ等に接続して電気的制御を行えば、ICカ
ードの排出をリモートコントロールにより簡単に行うこ
とが可能である。
ルコンピュータ等に接続して電気的制御を行えば、ICカ
ードの排出をリモートコントロールにより簡単に行うこ
とが可能である。
以上本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能であ
る。
明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能であ
る。
前述した実施例から明らかなように、本発明のICカー
ドリーダライタのイターロック機構によれば、イジェク
トレバー等の操作機構を設けることなく、ICカードを位
置決め固定するトリガーマグネットを制御することによ
り、ICカードの位置決め係止状態の解除が可能にして直
接にICカードの排出を行う動作と、ICカードの位置決め
状態の解除が不能な動作とを、選択使用し得る構成とす
ることができる。従って、例えば永久磁石型ソレノイド
からなるトリガーマグネットを使用する場合には、僅か
の時間の通電によりICカードを排出することができるた
め、消費電力の大幅な節減を達成することができる等、
多くの優れた利点を得ることができる。
ドリーダライタのイターロック機構によれば、イジェク
トレバー等の操作機構を設けることなく、ICカードを位
置決め固定するトリガーマグネットを制御することによ
り、ICカードの位置決め係止状態の解除が可能にして直
接にICカードの排出を行う動作と、ICカードの位置決め
状態の解除が不能な動作とを、選択使用し得る構成とす
ることができる。従って、例えば永久磁石型ソレノイド
からなるトリガーマグネットを使用する場合には、僅か
の時間の通電によりICカードを排出することができるた
め、消費電力の大幅な節減を達成することができる等、
多くの優れた利点を得ることができる。
第1図は本発明に係るインターロック機構を備えたICカ
ードリーダライタの一実施例であって、ICカードを収納
するカードホルダを底面から見た平面図であり、第2図
はICカードを収納するカードホルダを上面から見た平面
図であり、第3図はICカードを収納した状態のカードホ
ルダを底面から見た平面図である。 10……カードホルダ、12……ロックレバー 12a……段付き部、14……突出部 16……突起部、18、20……係止部 19……レバー 22……トーションコイルばね(弾性部材) 24……突起部、26……ブラケット 28……トリガーマグネット、30……金属片 32……ロック解除レバー、32a、32b……係止部 34……係止アーム、36……ボス 38……トーションコイルばね(弾性部材) 40……操作レバー、41……回動軸 42……突起片(係止片)、43、46……フック 44……突起片(検出片)、45、50……突起部 48……引張りばね、51……案内穴 52……切欠部、54……操作パネル 54a……ICカード挿入口、55……係合部 56……案内穴、57……折曲係止片 58……ICカード、59……回路基板 60……検出器、61……ストッパ 62……切欠部
ードリーダライタの一実施例であって、ICカードを収納
するカードホルダを底面から見た平面図であり、第2図
はICカードを収納するカードホルダを上面から見た平面
図であり、第3図はICカードを収納した状態のカードホ
ルダを底面から見た平面図である。 10……カードホルダ、12……ロックレバー 12a……段付き部、14……突出部 16……突起部、18、20……係止部 19……レバー 22……トーションコイルばね(弾性部材) 24……突起部、26……ブラケット 28……トリガーマグネット、30……金属片 32……ロック解除レバー、32a、32b……係止部 34……係止アーム、36……ボス 38……トーションコイルばね(弾性部材) 40……操作レバー、41……回動軸 42……突起片(係止片)、43、46……フック 44……突起片(検出片)、45、50……突起部 48……引張りばね、51……案内穴 52……切欠部、54……操作パネル 54a……ICカード挿入口、55……係合部 56……案内穴、57……折曲係止片 58……ICカード、59……回路基板 60……検出器、61……ストッパ 62……切欠部
Claims (1)
- 【請求項1】カード挿入口(54a)から挿入されるICカ
ード(58)をカードホルダ(10)内に収納し、ICカード
との間で情報の受け渡しを行うICカードリーダライタに
おいて、 カードホルダ(10)内へICカード(58)を挿入する動作
で当接し、このICカードを排出する方向の付勢力に抗し
て回動するように軸支された操作レバー(40)と、 ICカード(58)の切欠部(62)と係合可能な突起部(1
6)を有しかつ長手方向に係止部(18)を延設し、前記
突起部をICカードの切欠部と係合する方向に付勢されて
回動可能に軸支されたロックレバー(12)と、 一端を回動可能に軸支すると共に他端に金属片(30)を
備えたアームに係止アーム(34)を設けて、この係止ア
ームが前記ロックレバー(12)の係止部(18)に当接す
る方向に付勢する弾性部材(38)の一端を前記操作レバ
ー(40)の一部に係止したロック解除レバー(32)と、 非通電時に磁力が作用して前記ロック解除レバー(32)
の金属片(30)を吸着してロック解除レバーを弾性部材
(38)の付勢力に抗して保持し、前記ロックレバー(1
2)の突起部(16)とICカード(58)の切欠部(62)と
の係合状態を保持し、通電時に前記磁力が低下して金属
片(30)が解放されるトリガーマグネット(28)とを備
えたことを特徴とするICカードリーダライタのインター
ロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2092096A JP2863254B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2092096A JP2863254B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10292581A Division JP3109494B2 (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03290777A JPH03290777A (ja) | 1991-12-20 |
JP2863254B2 true JP2863254B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14044918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2092096A Expired - Fee Related JP2863254B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | Icカードリーダライタのインターロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863254B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62281099A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-05 | Tokyo Tatsuno Co Ltd | Icカ−ド読取り・書込み装置 |
JPH0664634B2 (ja) * | 1988-08-04 | 1994-08-22 | 日本ケミコン株式会社 | Icカードリーダライタのロック機構 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP2092096A patent/JP2863254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03290777A (ja) | 1991-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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