JPH0423168Y2 - - Google Patents

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JPH0423168Y2
JPH0423168Y2 JP16852286U JP16852286U JPH0423168Y2 JP H0423168 Y2 JPH0423168 Y2 JP H0423168Y2 JP 16852286 U JP16852286 U JP 16852286U JP 16852286 U JP16852286 U JP 16852286U JP H0423168 Y2 JPH0423168 Y2 JP H0423168Y2
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electromagnet
latch
slider
spring
locking body
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は錠、特に、スプリングにより前方へ突
出するよう付勢されハンドルハブにより後退され
るラツチの後退を阻止するための電磁石利用型施
錠体を具備する錠に関する。
電磁石利用型施錠体を備えた錠は、不正解錠を
回避するのに、後に説明するように、コンピユー
タの適用の下、施錠体の電磁石の励磁を制御する
ようにでき、例えばいわゆるマンシヨン等集合住
居の警備、防犯管理を旨く図れて、好都合である
特性を有する。
従来の技術とその問題点 従来、電磁石利用型の施錠体を具備する錠とし
ては、定位置に固定された電磁石の励磁による鉄
心の吸引動作により、施錠体をその施錠位置から
解錠位置へ退去させるようにしたものが知られて
いる。この従来の錠は、電磁石の励磁に伴う鉄心
それ自体の動きで施錠体を解錠させるため、電磁
石に比較的強い磁力のものを用いる必要があり、
これに即応する電磁石は比較的寸法が大きく、錠
全体としての占有空間が大きくなることを余儀な
くされる問題があつた。
本考案は、上記従来技術による欠点を除去し、
磁力の弱い電磁石を適用して、電磁石利用型施錠
体を体現でき、電磁石利用型施錠体を具備する錠
の前述した一般的特性による有用性を高め得る、
また、電気系を含め錠システムを全体としてコン
パクトにでき、一般的なドアの本体に無理なく収
納できる上に、ハンドルハブにより後退されるラ
ツチ(いわゆる空錠)を有効な本錠として機能さ
せ得る錠を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記目的達成のため、本考案の錠はスプリング
により前方へ突出するよう付勢されたラツチ、及
び該ラツチに連結されハンドルハブにより作動さ
れて該ラツチを後退させるためのスライダーを具
備しており、該スライダーの縦軸線の側へ前進す
るようスプリングにより付勢されたスライデイン
グプレートが備えられ、上記ハンドルハブに、こ
れの作動時に上記スライデイングプレートを後方
へ押し下げるためのアームが形成され、該プレー
トに、これを所定方向へ付勢する前記スプリング
より弱いばね力のスプリングにより前方へ付勢さ
れた鉄心を有する電磁石が、その鉄心が上記スラ
イダーに縦軸線側の向きとなるよう固定され、該
電磁石の鉄心に、該電磁石の消磁下にあつて上記
スライダーと掛合し該スライダーの後退を阻止す
るための施錠体が取付けられ、該施錠体のスライ
ダー縦軸線方向への前進限度を規制するストツパ
ーが設けられたことを特徴としている。
本考案は、上記の構成をとることによつて、後
に説明するように、初期の技術的課題の解決が達
成されるという作用を奏功する。
実施例 次に本考案の実施例を添付図面を参照して説明
する。
図示の本考案態様例は扉錠の場合のものであ
り、ラツチ1はスプリング2により前方へ突出す
るよう付勢され、また閉扉時に従来と同様に、扉
框(図示せず)上の受座(図示せず)に押されて
後退されるようになつている。更にラツチ1はハ
ンドルハブ3の時計回り方向への回動によりスラ
イダー4を介して後退されるようになつている。
ラツチ1とスライダー4はテレスコピツク結合に
なつており、スライダー4上をラツチ1が摺動で
きる。スライダー4はこれを自動復帰させるスプ
リング5を有する。
上記各部材を内部に備えた錠ケース7内に、ス
プリング11により上記ラツチスライダー4の縦
軸線の側へ前進するように付勢されたスライデイ
ングプレート12を配置する。上記ハンドルハブ
3の作動時に該プレート12を後方へ押し下げる
ためのアーム13を該ハンドルハブ3に形成す
る。
上記スライデイングプレート12を所定方向へ
付勢する上記スプリング11より弱いばね力のス
プリング15により前方(第1図の上方)へ付勢
された鉄心9を有する電磁石8を、所定位置を占
めるようかつその鉄心9がラツチスライダー4の
縦軸線側の向きとなるようにして、上記スライデ
イングプレート12に固定する。スプリング15
による鉄心9の前方付勢は、電磁石8の非励磁時
にのみ奏功し、励磁時には失効されることはいう
までもない。
上記電磁石8の消磁下にあつて、上記ラツチス
ライダー4と掛合して該スライダー4の後退を阻
止するための施錠体10を上記電磁石8の鉄心9
に取付ける。スプリング11付勢による該施錠体
10のスライダー4縦軸線側への前進限度を規制
するストツパー14を設ける。図でこのストツパ
ー14は、施錠体10及びスプリング5を分り易
くするために、施錠体10と離して示されてい
る。
16はハンドルハブ3の自動復帰用スプリング
17はハンドルハブホルダーである。
図示態様例のものでは、ラツチ1及びスライダ
ー4がテレスコピツク結合であるのに対応して、
閉扉時、施錠体10によるスライダー4の後退阻
止とは別に、扉外部から扉と扉框(図示せず)の
間の隙間を通じドライバー等細い棒状物で不正に
ラツチ1を押し下げるのを防止する補助的な施錠
体18が付加されている。該施錠体18は筒状を
なし、その内空に下向き突起部19を有し、開扉
状態下、トリガー20がスプリング21による付
勢で前方へ突出状となり、該突起部19がトリガ
ー20の後端部上側に接触して乗り上げ、施錠体
18が解錠状態に保持するようにされている。ま
た該施錠体18はスプリング付勢或いは重力によ
り降下する傾向を付与されている。
閉扉時、トリガー20は扉框上の受座(図示せ
ず)に押されて後退しており、これに従い補助的
な施錠体18は降下位置をとり、その下端部がラ
ツチ1のスリーブ状部1a後端とハンドルハブ3
前面の間に嵌り込んでいる。このため、閉扉の
下、施錠体10が施錠状態にあるときは、ラツチ
1を不正に後退させようとしても、ラツチスリー
ブ状部1aで施錠体18を介しハンドルハブ3が
スライダー4のつば部6に接触するまで押し下げ
られるのみで、扉を開き得る程、ラツチ1を後退
させることはできない。
上記施錠体10はラツチ1についてのものであ
り、従つてラツチ1がデツドボルト(図示せず)
と併設されたタイプでは、該デツドボルトを主錠
とすれば、施錠体10による施錠の下、ラツチ1
が副錠として機能とし、デツドボルトなしのラツ
チ1単独設置型では、施錠体10による施錠の
下、ラツチ1がデツドボルトの代りとして機能す
る。
図示態様例の本考案錠の作動は次の如くであ
る。
施錠体10及び18の施錠状態が第1図に示さ
れている。施錠体10の施錠状態にあつて、電磁
石8は消磁状態にあり、またスプリング11によ
るスプリング付勢の下、電磁石8及びスライデイ
ングプレート12はラツチスライダー4の縦軸線
の側へ押しやられ、スプリング15が圧縮された
状態にある。施錠体10の施錠状態では、ドアハ
ンドルノブ(図示せず)によりハンドルハブ3を
作動媒体としてラツチ1を後退させようとして
も、ラツチ1のスライダー4は施錠体10に引つ
掛かつて後退を阻止され、ラツチ1も後退を阻止
される。より詳しくは、スライダー4を介しラツ
チ1を後退させるべく、ドアハンドルノブにより
ハンドルハブ3を第1図の時計回り方向へ回動さ
せると、該ハンドルハブ3の時計回り方向への回
動につれ同方向へアーム13が回動し、該アーム
13の下縁でスライデイングプレート12を押下
げるが、該プレート12につれる電磁石8の下降
に伴い、前記の圧縮状態にあるスプリング15が
伸張するにとどまり、鉄心9及び施錠体10が押
下げられることはなく、スライダー4に対する施
錠体10の施錠状態を保持する。
上記から明らかなように、スプリング11によ
りスライデイングプレート12及び電磁石8を所
定方向へ付勢しているのは施錠下にあつて鉄心9
のスプリング15を圧縮状態にすることにより、
施錠体10によるラツチスライダー4の後退阻止
を確保するためである。即ち、当該スプリング付
勢を欠くと、スプリング15の前示圧縮はなされ
ず、施錠体10による所要の施錠、つまりラツチ
1を本錠として機能させることは保証されない。
電磁石8を励磁すると、鉄心9は吸引状態にお
かれる。しかし電磁石8はスライデイングプレー
ト12と共にスプリング11によるスプリング付
勢でラツチ1の縦軸線側へ押上げられた状態にあ
るので、鉄心9及び施錠体10は電磁石8に対し
後退しない。即ち、電磁石8の励磁を以て、施錠
体10は鉄心9の吸引の下、電磁石8と実質上、
一体結合化された状態となる。
電磁石8を励磁した状態下で、ハンドルハブ3
を時計回り方向へ回動させて行くと、これにつれ
るアーム13の同方向回動により該アーム13の
下縁でスライデイングプレート12をスプリング
11のスプリング付勢に抗し押下げ、該プレート
12に伴う電磁石8の押下げに従い、電磁石8の
励磁による鉄心9の吸引の下、施錠体10が後退
されてスライダー4より外れ、更に進むハンドル
ハブ3の時計回り方向への回動によりスライダー
4を介しラツチ1が後退される。ラツチ1の当該
後退時には、その後退に先立つ上記ハンドルハブ
3の時計回り方向回動で、ハンドルハブ3と施錠
体18の間に空間が生じており、当該空間の存在
下、ラツチ1の後退動により該ラツチ1のスリー
ブ状部1aの後端により、押されるようにして施
錠体18が第1図反時計回り方向へ回動されて、
該部1aに乗り上げる。ラツチ1の後退後、電磁
石8は消磁すればよい。
上記から明らかなように、施錠体10は電磁石
8の励磁による鉄心9の吸引作動により解錠され
るのではなく、ハンドルハブ3によりラツチ1の
後退時に電磁石8が後方へ押しやられることによ
り、電磁石8の励磁による該電磁石8との一体結
合化の下、解錠されるのである。
施錠体10の施錠は電磁石8を消磁した状態下
で、スプリング16によりハンドルハブ3を、ス
プリング5によりスライダー4を、スプリング2
によりラツチ1をそれぞれ第1図の元位置へ自動
復帰させることにより、行えばよい。
本考案では必要に応じ、施錠体10の不正解錠
を回避するために、コンピユータの適用の下、電
磁石8の励磁を制御するようにすることができ
る。この制御を行うための手段はブロツク図とし
て第2図に示されている。
電磁石8の励磁を制御するるコンピユータ22
は、所要の制御実行のための入、出力信号を処理
するインターフエイス221と、所要の制御実行
のための必要なデータを記憶させたメモリ222
と、所要の制御実行のための演算処理をするマイ
クロプロセツサ223を包含する。コンピユータ
22には施錠体10を適正解錠するのについての
情報をコード化して記録したカードのためのカー
ドリーダ23、及び電磁石8のスイツチ24が接
続されている。カードリーダ23が前記カードの
コードを読み、それが正しければコンピユータ2
2からの指令によりスイツチ24がオンされ、電
磁石8が励磁される。
考案の効果 上記の如く本考案によれば、電磁石が励磁され
た状態の下、ハンドルハブによりラツチの後退時
に該電磁石が後方へ押しやられることにより該電
磁石上の施錠体が解錠されるので、電磁石の磁力
の弱いものを適用でき、従つて電磁石は相当小さ
なもので充分である。また電磁石のための作動電
圧としては従来が一般的に12〜24Vを必要とした
のに対し本考案では、1.5V程度の電圧で十分で
あり、このための本考案では電磁石の電源として
小型の乾電池の使用が可能となる。
即ち、本考案は磁力の弱い電磁石を適用して、
電磁石利用型施錠体を体現でき、電磁石利用型施
錠体を具備する錠の既述した一般的特性による有
用性を向上し得るし、また電気系を含め錠システ
ム全体をコンパクトにでき、一般的なドアの本体
に無理なく収容できる上に、ラツチ(空錠)を有
効な本錠として機能させることが可能な錠システ
ムを体現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図はコンピユータの適用の下、施錠体の電磁石の
励磁を制御する手段としてのブロツク図である。 1……ラツチ、2……ラツチ付勢用スプリン
グ、3……ハンドルハブ、4……ラツチのスライ
ダー、5……スライダー自動復帰用スプリング、
7……錠ケース、8……電磁石、9……鉄心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプリングにより前方へ突出するよう付勢され
    たラツチ、及び該ラツチに連結されハンドルハブ
    により作動されて該ラツチを後退させるためのス
    ライダーを具備しており、該スライダーの縦軸線
    の側へ前進するようスプリングにより付勢された
    スライデイングプレートが備えられ、上記ハンド
    ルハブに、これの作動時に上記スライデイングプ
    レートを後方へ押し下げるためのアームが形成さ
    れ、該プレートに、これを所定方向へ付勢する前
    記スプリングより弱いばね力のスプリングにより
    前方へ付勢された鉄心を有する電磁石が、その鉄
    心が上記スライダーの縦軸線側の向きとなるよう
    固定され、該電磁石の鉄心に、該電磁石の消磁下
    にあつて上記スライダーと掛合し該スライダーの
    後退を阻止するための施錠体が取付けられ、該施
    錠体のスライダー縦軸線方向の前進限度を規制す
    るストツパーが設けられた錠。
JP16852286U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0423168Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3929059B2 (ja) * 2004-04-21 2007-06-13 タキゲン製造株式会社 解錠位置拘束型ラッチ装置

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