JP2862566B2 - 印刷面を有する横方向引裂性粘着テープ - Google Patents

印刷面を有する横方向引裂性粘着テープ

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JP2862566B2 JP1153013A JP15301389A JP2862566B2 JP 2862566 B2 JP2862566 B2 JP 2862566B2 JP 1153013 A JP1153013 A JP 1153013A JP 15301389 A JP15301389 A JP 15301389A JP 2862566 B2 JP2862566 B2 JP 2862566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えば引越し荷造り用として用いる社名入
り粘着テープのような、表面に美麗な印刷面を持ち、か
つ、横方向の引裂性が良好で、しかも、縦方向(テープ
長手方向)の強度が大きい粘着テープに関するものであ
る。
【従来の技術】
引越し用など、特に包装分野での利用が増大している
粘着テープは、従来のカッター等で切断しなければなら
なかったものの不便さを改良するために、縦方向の強度
を十分維持したまま横方向の引裂性を良好にして、手で
引裂くことによって簡単に切断できるものが主流となり
つつある。また、その商品価値を高める効果や使用者の
主体を明示するとか、審美性を高めるためにテープ表面
へ印刷を施すこともなされてきつつある。 従来は横方向の引裂性を良好にしようとすれば、縦方
向の強度が充分なものではなくなり、粘着テープ製造時
においてさえ切断する不都合がみられた。これを改良す
る試みは、例えば、ポリプロピレンと低分子量ポリオ
レフィン系共重合体との混合物にこれらに相溶性を有し
ない有機重合体を少量加えたものを延伸倍率を大きく変
えて2軸延伸するとか(特開昭51−48774号)、紙へ
横方向に大きく配向した1軸延伸フイルムを積層(特公
昭55−8551号)するとか、共重合体混合物から形成さ
れたフイルムの延伸倍率を縦方向よりも横方向を大きく
するとか(特公昭57−5275号)、2軸延伸フイルムを
中心層とし、その両外層に横方向大に配向した1軸延伸
フイルムを積層するとか(特公昭57−8142号)、更に
は、2軸延伸ポリオレイフィンフイルムに横方向大に
配向した1軸延伸フイルムを積層(特公昭60−17439
号)するといった例があみられる。また、フイルムに一
体化される織布の経糸と緯糸のデニールを変える例も提
案されている(実公昭51−28352号)。 従来提案されたこれらの粘着テープは、実際に使用し
てみると、横方向引裂性良好なものは縦方向の強度も小
さかったり、また、せっかく横方向がうまく引裂けても
切口に縦糸の切端が鋸歯状に残って毛羽立つといった解
決すべき問題点を有していたが、この点を本発明者は紙
等のテープ基材に対してテープの横方向にのみ糸状物を
平行配列した構造の粘着テープを開発して先に提案して
いる(特願昭63−231374号)。このような粘着テープに
おいては、必要長で切断したいとき横方向に引裂こうと
すると、テープの横方向に平行配列された糸状物の作用
によって、引裂き線が基材上の他方向へ曲って切断され
るのを防ぐので都合がよい。 しかし、このように開発したものも、これらのテープ
素材がその表面を形成しており、印刷を施したときの状
態はよくなかった。 また、クラフト紙を基材に使用すると、当然のことと
して透明性が失なわれ美しい印刷面とすることができな
かった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような横方向の引裂性が良好で、しか
も、縦方向の強度が大きい粘着テープにおいて、美しい
印刷面のものの提供を可能としようとするものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を種々検討した結果、経緯糸が熱可塑性樹脂
からなる織布または積層構造布に、印刷済のフイルムを
複合するといった手段によって粘着テープ基材(1)を
形成して解決したのである。この粘着テープは前期のよ
うな印刷面を有する横方向引裂性粘着テープ基材(1)
の片面又は両面に感圧性粘着剤層(2)を設けている。 横方向の引裂性を良くするための態様としては、前記
織布の経緯糸がフラットヤーンで、経糸1本当りの強度
が緯糸1本当りの強度より小であるものとか、フイルム
を横1軸延伸又は縦方向より横方向の延伸倍率を大とし
たものを示すことができる。 また、本発明でいう織布には、フラットヤーンの平織
り、積層構造布にはフラットヤーンの経緯積層、フイル
ムの経緯交差積層などによって形成されたものを示すこ
とができる。更にフイルムの印刷面を内側にして積層す
る。
【作用】
このような構造であると、粘着テープ基材(1)の経
緯糸が、フラットヤーンの場合で経糸1本当りの強度を
経糸1本当りの強度より小、フイルムの場合で横1軸延
伸又は縦方向より横方向の延伸倍率を大としたことによ
り、横方向の引裂性が良好で、しかも、縦方向の強度は
大きい作用が得られる。その上に、複合されているフイ
ルムは美麗な印刷が可能であるから、これを透明又は半
透明(無色又は着色)なものとし、印刷面を粘着テープ
基材(1)との接着面側とすることにより、内容印刷が
剥がれず、かつ浮き出て見える。特に、経糸を無色と
し、経糸を有色かつ糸間隔をあけると、ストライプ態様
で優美になる。
【実施例】
以下実施例によって本発明を詳細に説明する。 実施例1 第1図に断面を示したが、片面に35μの低密度ポリエ
チレン層(3)をラミネートした織布(経糸(4)は80
drの高密度ポリエチレンフラットヤーンを46本/吋、緯
糸(5)は300drの同フラットヤーンを16.5本/吋)
と、予め片面に印刷を施した横1軸延伸フイルム(ポリ
エチレン、30μ)(6)を印刷面(7)を内側にして低
密度ポリエチレン(20μ)押出しラミネート加工で接着
して粘着テープ基材(1)とし、35μの低密度ポリエチ
レン層(3)側にブチルゴム系粘着剤を塗布して感圧性
粘着剤層(2)を形成して印刷面を有する横方向引裂性
粘着テープとした。 この印刷面を有する横方向引裂性粘着テープは横方向
の引裂性に優れ、縦方向の強度が大きい美麗な粘着テー
プとなっている。 実施例2 高密度ポリエチレンフイルムに細かな割れ目を入れて
割り繊維したものを縦横に連続的に積層した不織布(23
g/m3、80μ)と、予め印刷された横1軸延伸フイルム
(ポリエチレン30μ)を低密度ポリエチレン20μ厚の押
出ラミネート加工で接着して粘着テープ基材とし、この
不織布側に実施例1と同じ粘着剤を塗布して感圧性粘着
剤層を形成した。 この印刷面を有する横方向引裂性粘着テープは縦横と
もに強度が強く、しかも横1軸延伸フィルムにより横方
向に直線的に引裂くことができ、しかも印刷の美麗であ
るという特徴がある。 実施例3 実施例1で用いた織布と、予め印刷された無延伸ポリ
プロピレン(CPP)フイルムをアンカーコート処理し、
低密度ポリエチレン20μ押出しラミネート加工で接着し
て粘着テープ基材とした。この粘着テープ基材の織布側
に前記同様粘着剤を塗布して感圧性粘着剤層を形成し
た。 この印刷面を有する横方向引裂性粘着テープは横方向
の引裂性に優れ、しかも印刷が美しいという特徴があ
る。
【発明の効果】
本発明の印刷面を有する横方向引裂性粘着テープは以
上のように、テープの印刷面が美しいので、引越し荷物
包装用の社名入り、地域別、内容物別等の印刷粘着テー
プなどに好適であり、しかも、包装用テープにふさわし
い横方向の引裂性が良好で、テープ長手方向の強度が大
きい特徴を備えたものとなっている。 特に、フイルム印刷面を粘着テープ基材との接着面側
とすることにより、内容印刷が剥がれず、かつ浮き出て
見える。特に、経糸を無色とし、緯糸を有色かつ糸間隔
を開けたものは、ストライプ模様で優美な商品価値の高
いものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の印刷面を有する横方向引裂性粘着テー
プの構造例を示す部分縦断面図である。 (1)粘着テープ基材、(2)感圧性粘着剤層 (3)低密度ポリエチレン層、(4)経糸 (5)緯糸、(6)横1軸延伸フイルム (7)印刷面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経緯糸が熱可塑性樹脂からなるフラットヤ
    ーンで経糸1本当りの強度が緯糸1本当りの強度より小
    な織布と、該織布との接着面側に印刷面を有するフイル
    ムとからなる粘着テープ基材(1)の片面又は両面に感
    圧性粘着剤層(2)を設けた印刷面を有する横方向引裂
    性粘着テープ。
  2. 【請求項2】経緯糸が熱可塑性樹脂からなる織布または
    積層構造布と、該織布または積層構造布との接着面側に
    印刷面を有する横1軸延伸又は縦方向より横方向の延伸
    倍率が大なフイルムとからなる粘着テープ基材(1)の
    片面又は両面に感圧性粘着剤層(2)を設けた印刷面を
    有する横方向引裂性粘着テープ。
JP1153013A 1989-06-14 1989-06-14 印刷面を有する横方向引裂性粘着テープ Expired - Fee Related JP2862566B2 (ja)

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