JP2861576B2 - 絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタ(以下、IGFET、と称す)の製造方法に係
わり、特にシリコンゲート電極を用い、かつドレイン電
極を半導体基板の裏面に形成した高出力IGFETの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の一主面(表面)にソース領
域、チャンネル領域その上にシリコンゲート電極を形成
し、他主面(裏面)にドレイン電極を形成し、電荷を基
板の表面側から裏面側に流し、裏面のドレイン電極から
出力を取り出す構造のIGFETは高耐圧、高出力用に
適している。さらに、シリコンゲート電極を拡散マスク
の一部として用い、かつ、P型不純物とN型不純物を基
板表面の同一箇所から導入する二重拡散法を用いること
によって所定のショートチャンネル長のチャンネル領域
を自己整合的に形成することが出来る。
【0003】この様な技術によるIGFETの製造方法
は、例えば特開昭第57−109376号公報に開示さ
れている。この従来技術では、露出した多結晶シリコン
ゲート電極をマスクに用いて、N型半導体基板にボロン
のイオン注入を行ないアニーリングのための熱処理を行
なってP型ベース領域を形成し、次にこのP型ベース領
域内に、上記露出したままの多結晶シリコンゲート電極
を再度マスクに用いてリンを熱拡散してN型ソース領域
を形成している。この方法によれば、ボロンとリンの横
方向拡散差を利用して、P型ベース領域の基板表面に自
己整合的にチャンネル領域を形成したNチャネル型IG
FETを得ることが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
では、P型ベース領域形成時にP型不純物が多結晶シリ
コンゲート電極に導入され、N型ソース領域形成時にN
型不純物が同じ多結晶シリコンゲート電極に導入される
ので両導電型の不純物どうしが相殺し多結晶シリコンゲ
ート電極の抵抗が高くなってしまう。このためにゲート
入力抵抗が増大してIGFETのスイッチングスピード
が遅くなるという問題を生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第1導
電型例えばP型の半導体基板の一主表面上にゲート絶縁
膜を介してシリコンゲート電極を形成する工程と、第1
導電型とは逆の導電型の第2導電型例えばN型の不純物
を前記シリコンゲート電極をマスクとして用いて前記半
導体基板の一主表面の所定箇所に導入し、導入した不純
物を拡散して該シリコンゲート電極下にまで延在する第
2導電型のベース領域を形成する工程と、前記シリコン
ゲート電極上にマスク層を形成する工程と、前記マスク
層によって前記シリコンゲート電極がマスクされた状態
で第1導電型の不純物を前記半導体基板の一主表面の前
記所定箇所に導入し、導入した不純物を拡散して前記ベ
ース領域内に該シリコンゲート電極下まで延在しこれに
より該ベース領域の表面部にチャンネル領域を区画する
第1導電型のソース領域を形成する工程と、前記半導体
基板の他主表面にドレイン電極を形成する工程とを有す
るIGFETの製造方法にある。
【0006】この様に本発明では、第1導電型の不純物
がシリコンゲート電極に実質的に導入されずにソース領
域が形成されるから、シリコンゲート電極に含有する不
純物は実質的に第2導電型のみから構成することができ
P型不純物とN型不純物とがたがいに相殺することが無
くなり、この電極の抵抗値の増加を抑えることが出来
る。
【0007】ここで前記第2導電型の不純物はイオン注
入により前記半導体基板の一主表面の前記所定箇所に導
入しその後の第1の熱処理により前記ベース領域が形成
され、前記第1導電型の不純物はイオン注入により前記
半導体基板の一主表面の前記所定箇所に導入しその後の
第2の熱処理により前記ソース領域が形成することがで
きる。ソース領域を形成するためにイオン注入される第
1導電型の不純物がP型例えばボロンの場合そのドーズ
量は1×1015乃至1×1016/cm2 の範囲内の量で
あり、ベース領域を形成するためにイオン注入される第
2導電型の不純物がN型例えばリンの場合そのドーズ量
は1×1013乃至1×1014/cm2 の範囲内の量であ
ることであることが好ましい。マスク層がフォトレジス
ト層の場合は第2の熱処理前に除去される。シリコンゲ
ート電極パターン上にマスク層パターンが丁度重畳して
いることが理想であるが、現実の回避困難な目合わせず
れが発生しても、半導体基板の不純物導入箇所の一部を
マスク層で被覆してしまう事が無いようにかつシリコン
ゲート電極パターンのなるべく多くの部分をマスクする
ために、マスク層のパターンはシリコンゲート電極のパ
ターンより、対応する辺において1μm以上2μm以下
の寸法だけ小となるよう形成されていることが好まし
い。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例として、ソース・ド
レイン間耐圧が約40VのIGFETの製造方法ににつ
いて図面を参照して説明する。
【0009】先ず、P型不純物濃度が1×1019/cm
3 、厚さが270μmのP+ 型シリコン基体1上にP型
不純物濃度が1.6×1016/cm3 のP型単結晶シリ
コン層2を膜厚14μmにエピタキシャル成長させて半
導体基板10を構成する。P型単結晶シリコン層2の上
表面、すなわち半導体基板10の一主表面に、マスク
(図示せず)を利用した選択イオン注入技術によって2
5μm間隔で複数のN+型領域3をマトリックス状に配
置形成する。N+ 型領域3は平面形状が一辺5μmの正
方形状で、深さが4μm,N型不純物表面濃度が2×1
17/cm3 である。その後、半導体基板10の上表面
からN+ 型領域3を形成するために用いたマスクを除去
し、上表面に熱酸化により膜厚50nm(ナノメータ)
のゲート酸化膜4を形成する。(図1の(A),
(B))。
【0010】次に、ゲート電極を形成するためにノンド
ープの多結晶シリコン膜を600nmの厚さに堆積さ
せ、熱拡散技術によりリンを拡散させ多結晶シリコン膜
のリン濃度を1×1020/cm3 にして比抵抗を小さく
する。そしてフォトリソグラフィ技術により多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチングして、開口窓6を有し平面
形状が格子状のシリコンゲート電極5およびこの開口窓
6内に多結晶シリコンから成る島状領域15を形成す
る。したがって開口窓6は平面形状がリング状となる。
シリコンゲート電極5の格子幅Xは10μmで、開口窓
6の外周は辺Yが15μmの四角形状の内角16を3×
3μmのテーパー面取りした八角形状である。多結晶シ
リコン膜の島状領域15は5×5μmの正方形状でN+
型領域3上に位置している。その後、シリコンゲート電
極5および島状領域15をマスクとして用い、ドーズ量
5.5×1013/cm2 のリン20を開口窓6を通して
半導体基板の表面箇所に加速電圧80keVでイオン注
入し、1200℃で100分間の活性化熱処理を行うこ
とにより、リンを押込み拡散してN+ 型領域3と一体的
に接続しかつシリコンゲート電極5の下方wまで、端2
5から2.5μm延在するN型ベース領域7を形成す
る。この工程において、シリコンゲート電極5は露出し
ているから、同電極にもリンがイオン注入される。N型
ベース領域7が形成されていない半導体基板10のP型
の部分はIGFETのドレイン領域として作用する(図
2の(A),(B))。尚、シリコン膜は多結晶シリコ
ンでなくアモルファスシリコンでもよく、あるいは必要
に応じて例えばレーザビーム照射により単結晶シリコン
にしてもよい。
【0011】次に、フォトリソグラフィー技術を用い
て、シリコンゲート電極5上のみに膜厚4μmのフォト
レジスト膜のパターン8を形成する。このフォトレジス
ト膜のパターン8は通常の目合せ精度により、シリコン
ゲート電極5のなるべく多くの部分を被覆しかつ開口窓
6内に入り込まないようにするため、開口窓6の外周す
なわちシリコンゲート電極5の端25より1μm以上2
μm以下だけ後退させてシリコンゲート電極5の端上面
35が1μm以上2μm以下の幅のリング状に露出する
様に設計しておくのが好ましい。この実施例では1μm
後退させたパターンである。その後、レジスト膜のパタ
ーン8、1μm幅でリング状に露出する端上面35およ
び多結晶シリコン膜から成る島状領域15をマスクとし
て用い、ドーズ量5×1015/cm2 のボロン30を開
口窓6を通して半導体基板の前記表面箇所に加速電圧5
0keVでイオン注入してP+ 層19を形成する。この
ボロンのイオン注入工程において、シリコンゲート電極
5の端部を除く大部分の箇所はレジスト膜パターン8に
よってマスクされているからボロンが注入されない(図
2の(A),(B))。
【0012】次に、レジスト膜パターン8を除去し、1
000℃で30分間の活性化熱処理を行うことにより、
+ 層19のボロンを押込み拡散してN型ベース領域7
内にシリコンゲート電極5の下方uまで、端25から
1.0μm延在するP+ 型ソース領域9を形成し(図
4)、多結晶シリコン膜の島状領域15およびゲート酸
化膜4の開口窓6内の部分を除去する。この工程の熱処
理条件は前工程におけるリンの押込み拡散より低い温
度、短時間なので、ベース領域は前工程で形状形成さ
れ、この工程ではソース領域が形状形成される。N型ベ
ース領域7はシリコンゲート電極5の端25の下から該
電極の下に2.5μm入り込んでおり一方この工程で形
成されたP+ 型ソース領域9は1.0μm入り込んでい
るからチャンネル長が1.5μmのリング状のチャンネ
ル領域12がシリコンゲート電極5の下に形成される
(図5の(A),(B)。
【0013】次に、層間絶縁膜としてリンガラス膜21
をシリコンゲート電極5上に形成し、P+ 型ソース領域
9とチャンネル領域12が形成されるN型ベース領域7
の取り出し部となるN+ 型領域3とに共通接続されるソ
ース電極13をアルミニウムで形成し、全体をパッシベ
ーション膜22で被覆する。又、ドレイン領域の一部と
なるP+ 型シリコン基体1の裏面、すなわち半導体基板
10の他主面にドレイン電極14をアルミニウムで形成
する(図6)。
【0014】図7に示すように、一辺が2.1mmの半
導体ぺレット50の上面のパッシベーション膜22に開
口を設けてソース電極13の一部を露出させて該電極の
ボンデイングパッド23を形成する。一方、ソース電極
13と同じレベルのアルミニウム層でゲート引き出し電
極17を形成する。ゲート引き出し電極17には格子状
のシリコンゲート電極5が層間絶縁膜21に形成された
開孔(図示せず)を通して接続される複数のゲートフィ
ンガー部18を有し、またパッシベーション膜22に開
口を設けることによって形成されたボンデイングパッド
27を有している。ボンデイングパッド23,27およ
びゲートフィンガー部18は厚い絶縁膜(図示せず)上
に位置している。
【0015】
【発明の効果】本実施例により製造されたIGFETに
おいて、シリコンゲート電極のシート抵抗は20Ω/□
であり、立ち上り時間(tON)が30nS(ナノセコン
ド)、立ち下り時間(tOFF )が40nSの早いスイッ
チングスピードの特性が得られた。
【0016】これに対して、本実施例と同一形状、同一
製造条件だが図3の工程でレジスト膜のパターン8を形
成しないでボロンのイオン注入を行いP型不純物のボロ
ンをシリコンゲート電極に導入してシリコンゲート電極
内にN型不純物とP型不純物とを共存させたIGFET
では、シリコンゲート電極のシート抵抗は30Ω/□で
あり、立ち上り時間(tON)が50nS、立ち下り時間
(tOFF )が70nSの遅いスイッチングスピードであ
った。
【0017】本実施例ではPチャンネル型のIGFET
を例示したが.本発明はNチャンネル型のIGFETに
も適用可能である。しかし高ドーズ量のイオン注入を必
要とするソース領域がP型のPチャンネル型のIGFE
Tの方が、ソース領域がN型のNチャンネル型のIGF
ETよりも、ゲート電極の抵抗が大きくなる傾向がある
ので本発明が特に有効となる。また1019/cm3 以上
のリン濃度を有する膜厚が200nm乃至1000nm
のシリコンゲート電極をマスクとして、ベース領域形成
のためのリンのイオン注入を1×1013乃至1×1014
/cm2 の範囲内のドーズ量で行ない、ソース領域形成
のためのボロンのイオン注入を1×1015乃至1×10
16/cm2 の範囲内のドーズ量で行なうIGFETの製
造方法において本発明の方法を用いることにより上記実
施例と同様の効果が確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造方法を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)を切断線B−Bで切断
し矢印の方向を視た断面図。
【図2】本発明の一実施例の製造方法を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)を切断線B−Bで切断
し矢印の方向を視た断面図。
【図3】本発明の一実施例の製造方法を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)を切断線B−Bで切断
し矢印の方向を視た断面図。
【図4】本発明の一実施例の製造方法を示す断面図。
【図5】本発明の一実施例の製造方法を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)を切断線B−Bで切断
し矢印の方向を視た断面図。
【図6】本発明の一実施例の製造方法を示す断面図。
【図7】図6の工程における半導体ペレット全体を概略
的に示す平面図。
【符号の説明】 1 P+ 型シリコン基体 2 P型単結晶シリコン層 3 N+ 型領域 4 ゲート酸化膜 5 シリコンゲート電極 6 開口窓 7 N型ベース領域 8 フォトレジスト膜のパターン 9 P+ 型ソース領域 10 半導体基板 12 チャンネル領域 13 ソース電極 14 ドレイン電極 15 多結晶シリコンからなる島状領域 16 開口窓6の内角 17 ゲート引き出し電極 18 ゲートフィンガー部 19 P+ 層 20 イオン注入されるボロン 21 層間絶縁膜 22 パッシベーション膜 23,27 ボンデイングパッド 25 シリコンゲート電極の端 30 イオン注入されるリン 35 シリコンゲート電極のリング状に露出された端
上面

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板の一主表面上に
    ゲート絶縁膜を介してシリコンゲート電極を形成する工
    程と、第1導電型とは逆の導電型の第2導電型の不純物
    を、前記シリコンゲート電極をマスクとして前記半導体
    基板の一主表面の所定箇所に導入し、導入された該不純
    物を拡散することによって該シリコンゲート電極下にま
    で延在する第2導電型のベース領域を形成する工程と、
    前記シリコンゲート電極上にマスク層を形成する工程
    と、前記マスク層によって前記シリコンゲート電極がマ
    スクされた状態で第1導電型の不純物を前記半導体基板
    の一主表面の前記所定箇所に導入し、導入された該不純
    物を拡散することによって前記ベース領域内に第1導電
    型のソース領域を形成し、これにより該シリコンゲート
    電極下の該ベース領域の部分にチャンネル領域を区画す
    る工程と、前記半導体基板の他主表面にドレイン電極を
    形成する工程とを有することを特徴とする絶縁ゲート電
    界効果トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2導電型の不純物はイオン注入に
    より前記半導体基板の一主表面の前記所定箇所に導入さ
    れその後の前記拡散は第1の熱処理により行われ、前記
    第1導電型の不純物はイオン注入により前記半導体基板
    の一主表面の前記所定箇所に導入されその後の前記拡散
    は第2の熱処理により行われれることを特徴とする請求
    項1に記載の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1導電型はP型であり、前記第2
    導電型はN型であり、トランジスタはPチャンネル型で
    あることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記イオン注入されるP型の不純物のド
    ーズ量は1×1015乃至1×1016/cm2 の範囲内の
    量であり、前記イオン注入されるN型の不純物のドーズ
    量は1×1013乃至1×1014/cm2 の範囲内の量で
    あることを特徴とする請求項3に記載の絶縁ゲート電界
    効果トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記P型の不純物はボロンであり、前記
    N型の不純物はリンであることを特徴とする請求項3も
    しくは請求項4に記載の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板は高不純物濃度の第1導
    電型のシリコン基体と、該シリコン基体の上面上に成長
    された該シリコン基体より低不純物濃度の第1導電型の
    シリコンエピタキシャル層よりなり、該半導体基板の前
    記一主面が該シリコンエピタキシャル層の上表面であ
    り、該半導体基板の前記他主面が該シリコン基体の下面
    であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート電
    界効果トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記マスク層はフォトレジスト層であ
    り、前記第2の熱処理前に除去されることを特徴とする
    請求項2に記載の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記マスク層のパターンは前記シリコン
    ゲート電極のパターンより、対応する辺において1μm
    以上2μm以下の寸法だけ小となるよう形成されている
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項7に記載の絶
    縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介して多結晶シリコン膜を形成する工程と、前記多
    結晶シリコン膜をパターニングして格子状のシリコンゲ
    ート電極を形成する工程と、第1導電型とは逆の導電型
    の第2導電型の不純物をイオン注入法により、前記シリ
    コンゲート電極に導入し、かつ、該シリコンゲート電極
    をマスクとして前記半導体基板の一主表面の所定箇所に
    導入する工程と、前記イオン注入された前記第2導電型
    の不純物の活性化処理を行ない、半導体基板に導入され
    た該不純物を横方向に拡散させて該シリコンゲート電極
    下に延在する第2導電型のベース領域を形成する工程
    と、前記シリコンゲート電極上にマスク層を形成する工
    程と、前記マスク層によって前記シリコンゲート電極が
    マスクされた状態で第1導電型の不純物をイオン注入法
    により前記半導体基板の一主表面の前記所定箇所に導入
    する工程と、前記マスク層を除去する工程と、前記イオ
    ン注入された前記第1導電型の不純物の活性化処理を行
    ない前記ベース領域内に第1導電型のソース領域を形成
    しこれにより前記シリコンゲート電極下の該ベース領域
    の表面部分にチャンネル領域を区画する工程と、前記ソ
    ース領域に接続するソース電極を前記半導体基板の一主
    表面側に形成する工程と、前記半導体基板の他主表面に
    ドレイン電極を形成する工程とを有することを特徴とす
    る絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2導電型の不純物の活性化処理
    は第1の熱処理であり、前記第1導電型の不純物の活性
    化処理は第2の熱処理であることを特徴とする請求項9
    に記載の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1導電型はP型であり、前記第
    2導電型はN型であり、トランジスタはPチャンネル型
    であることを特徴とする請求項9もしくは請求項10に
    記載の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記導入されるP型の不純物のドーズ
    量は1×1015乃至1×1016/cm2 の範囲内の量で
    あり、前記導入されるN型の不純物のドーズ量は1×1
    13乃至1×1014/cm2 の範囲内の量であることを
    特徴とする請求項11に記載の絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記P型の不純物はボロンであり、前
    記N型の不純物はリンであることを特徴とする請求項1
    1もしくは請求項12に記載の絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記半導体基板は高不純物濃度の第1
    導電型のシリコン基体と、該シリコン基体の上面上に成
    長された該シリコン基体より低不純物濃度の第1導電型
    のシリコンエピタキシャル層よりなり、該半導体基板の
    前記一主面が該シリコンエピタキシャル層の上表面であ
    り、該半導体基板の前記他主面が該シリコン基体の下面
    であることを特徴とする請求項9に記載の絶縁ゲート電
    界効果トランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記マスク層はフォトレジスト層であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の絶縁ゲート電界効
    果トランジスタの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記マスク層のパターンは前記シリコ
    ンゲート電極のパターンより、対応する辺において1μ
    m以上2μm以下の寸法だけ小となるよう形成されてい
    ることを特徴とする請求項9もしくは請求項15に記載
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタの製造方法。
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