JP2860478B2 - 光ケーブル - Google Patents

光ケーブル

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JP2860478B2
JP2860478B2 JP63157379A JP15737988A JP2860478B2 JP 2860478 B2 JP2860478 B2 JP 2860478B2 JP 63157379 A JP63157379 A JP 63157379A JP 15737988 A JP15737988 A JP 15737988A JP 2860478 B2 JP2860478 B2 JP 2860478B2
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groove
optical fiber
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康行 菅原
章夫 茂木
直樹 岡田
信行 御園
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Fujikura Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、スロット型光ケーブルに関し、特に光フ
アイバを収容する溝が長手方向に交互に反転するSZスロ
ット型の光ケーブルに関するものである。
なお、溝SZの反転は、後分岐などの場合光フアイバを
とり出し易くするために行われる。
[従来の技術] 第4図において、12はスロットの全体、14は溝、16は
反転部である。
溝14は、ただ1本だけ示したが、実際は、もっと多数
ある。溝14内に光フアイバが収容される。
第4図の一つの反転部16付近(V部分)を拡大して第
5図の上段に示した。また、そのA〜Eの5箇所の断面
を下段に併記した。13はテンションメンバである。
上記A〜Eのうち、中央のCでは溝14が真横を向いて
いる。
また両端のAとEでは溝14が真下を向いている。Cの
ところを溝14のらせんピッチの始点とすれば、AとEは
p/2のところにあたる。
BとDは、それらの中間でほぼp/4である。
なお、このように反転部16の部分を真横から見るよう
な図を描いたのは、反転部16における溝14を見易くする
ためで、それ以上の意味はない。
従来のSZスロット12の溝14の断面形状は、一般に第5
図のように、底18より開口部20の方が広い逆台形で、側
壁22は傾斜している。
[発明が解決しようとする課題] 通常、溝14に光フアイバ10を集合収容するときは口金
を使用して、光フアイバ10が底18に収まるようにする。
すなわち、第5図のFGHの経路(想像線)で、光フアイ
バ10は収まる。
ところが光フアイバ10はバックテンションをかけた状
態で集合される。
溝14の断面形状が、上記のように開口部20の広がった
ものであると、テンションをかけられた光フアイバ10
は、第5図の太い実線で示すように、反転部16におい
て、溝14の側壁22を開口部20の方に次第に昇って来て、
ついには溝14から外れる恐れがある。
それを防ぐため、従来は、光フアイバ10を溝14内に挿
入すると同時に、その上から押えるためのテープなどを
巻く必要があった。
そして、テープを巻くため、次の問題があった。
ケーブルを引張った場合、その特性として、光フアイ
バ10はテープの方に押しつけられるようになる。光フア
イバ10の接するテープの表面は平滑でないので、光フア
イバ10の伝送特性が悪化する。
長尺ケーブルではテープ交換が必要になる。交換のた
め集合機械を停止すると、光フアイバ10が溝14から外れ
易い。
[発明の目的] 光フアイバ10が溝14から外れにくくすると同時に、ケ
ーブルの引張特性を改善する。
[課題を解決するための手段] 解決手段を述べる前に、溝14から光フアイバが外れる
理由について述べる。
・光フアイバが外れる理由: 溝14をさらに見易くするために、スロット12の表面を
仮に展開したとして、第6図に示した。なお、これは第
4図の左端に示すように、Kのところから仮想面24上に
展開し、矢印26の方向から見たものである。
Aにおける溝14の底18の任意の点をF、 Cにおける溝14の底18の任意の点をG、 Eにおける溝14の底18の任意の点をH、 Cにおける溝14の開口部20の下側の点をJ、 とすると、FJHの太い実線で示した光フアイバ10の経路
(反転部で開口部を通る)は、FGHの想像線で示した光
フアイバ10の経路(反転部で底を通る)より、短い。
初め光フアイバ10がFGHの長い方の経路にあったとし
ても、光フアイバ10にテンションが加わった場合、光フ
アイバ10は短くなろうとするから、FJHの短い経路の方
に移動し、場合により、さらに短くなろうとして、溝14
から外れる。
・課題の解決手段: なお、以上の記述は、溝14が、断面形状においてほぼ
逆台形(第5図参照)であることを前提としている。
したがって、光ファイバが溝から外れないためには、 反転部16の前後において溝13の底F,Hを通りかつ反転
部16においても底Gを通る光フアイバ10の経路FGHが、 反転部16においては底以外の位置(例えばJ)を通る
経路FJH場合に比べて、短かければよい。
そしてそのようにするために、第1図に例示するよう
に、 ・反転部における溝14断面の形状において、溝14の底18
から立ち上がる側壁22が、スロットの12の溝の開口縁部
20を通る半径30,40から外にあるようにした(この理由
はすぐ後に述べる)。
また、光ファイバの溝への挿入を容易にするために、 ・溝14の開口縁部20間の幅が底18の幅よりも広くなるよ
うにした。
なお、上記の「側壁22が半径30,40から外にある」と
いう記載は、側壁22が半径30,40上にある場合も含んで
いる。
[作用] 反転部における前記溝14断面の形状において、溝14の
底18から立ち上がる側壁22が、スロットの12の溝の開口
縁部20を通る半径30,40から外にあるようにすると、下
記の理由により、光ファイバが溝から外れない。
また、溝14の開口縁部20間の幅が底18の幅よりも広く
なるようにすると、製造時における光ファイバの溝への
挿入が容易になる。
[溝から光ファイバが外れない理由] 光ファイバの経路を考える場合、第2図(a)の層心
径rと、同図(b)の反転角αが問題になる。
層心径rが大きいほど、また反転角αが大きいほど、
光ファイバ経路は長くなる。
なお、同図(b)の溝14AはS撚りからZ撚りへの反
転部(第4図の反転部16に相当)で、光ファイバ10は図
の位置をとる。また溝14Bは、Z撚りからS撚りへの反
転部で、光ファイバ10は溝14Aと反対側に寄る。
そこで、いま仮に、第3図(a)のように、 溝の底18から立ち上がる側壁22が、スロット12の溝の
開口縁部20を通る半径30,40の内にあったとする。
このとき、底18上にある光ファイバ10A(白丸)と、
側壁22上にある光ファイバ10B(黒丸)との経路長を比
べると、 10Bの方は、層心径rは大であるが、反転角αは小で
ある。
そのため、経路長は短くなる可能性があり、そうなる
と光ファイバが溝14から外れる。
これに対して、第3図(b)のように、 溝の底18から立ち上がる側壁22が、半径30,40の上に
ある場合は、次のようになる。
すなわち、光ファイバ10Bと10Aとを比べると、 10Bの方は、層心径rが大で、反転角αは同じである
(側壁22上の何処にあってもαは同じ)。
したがって、経路長は確実に長くなり、光ファイバが
溝14から外れることがない。
さらに、第3図(c)のように、 溝の底18から立ち上がる側壁22が、半径30,40の外に
あると、 10Bの方が、層心径rと反転角αの両方とも大になる
ため、なおさら光ファイバは溝から外れないようにな
る。
[実施例] 第1図のように、側壁22が、若干半径30,40の外にあ
るようにし、しかも、溝14の開口縁部20間の幅が底18の
幅よりも広くなるようにした。
そして、これにより、所期の目的達成することができ
た。
(1)断面の形状において、溝14の底18から立ち上がる
側壁22が、スロットの12の溝の開口縁部20を通る半径3
0,40から外にあるようにしたので、 上記のように、バックテンションが加わっても、溝14
の底を通る経路が一番安定していて、光フアイバが溝14
の側壁22を登って最後に外れるというような現象は起き
ない。
(2)ケーブルを引っ張ったとき光フアイバ10は平滑な
面の溝14の底18に押しつけられるので、伝送特性の劣化
がない。
(3)溝14の開口縁部20間の幅が底18の幅よりも広くな
るようにしたので、 製造時において、光ファイバの溝への挿入が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の説明図。 第2図はSZ反転部において、光ファイバの経路長に影響
する層心径rと反転角αの説明図。 第3図は、側壁22が、半径30,40に対して、内側にある
場合と、その上にある場合と、外側にある場合におけ
る、溝14の底18にある光ファイバ10Aと側壁22上にある
光ファイバ10Bの経路長の関係の説明図。 第4図はSZスロットの一般的説明図、 第5図は従来の場合の真横から見たスロット12の反転部
16付近に、各部の断面を併記した説明図、 第6図は第5図の溝14の展開説明図。 10:光フアイバ、12:スロット 14:溝、16:反転部 18:底、20:開口部 22:側壁
フロントページの続き (72)発明者 岡田 直樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 御園 信行 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭63−197907(JP,A) 特開 昭62−278513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に交互に反転する溝14を持つスロ
    ット12の前記溝14中に光ファイバを収容している光ケー
    ブルにおいて、 前記溝14の形状がほぼ逆台形をなし、かつ反転部におけ
    る前記溝14の断面形状において、前記溝の底18から立ち
    上がる側壁22が、前記スロット12の前記溝の開口縁部20
    を通る半径30,40から外にあり、かつ開口縁部20間の幅
    が底18の幅よりも広くなっていることを特徴とする、光
    ケーブル。
JP63157379A 1988-06-26 1988-06-26 光ケーブル Expired - Lifetime JP2860478B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62278513A (ja) * 1986-05-27 1987-12-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケ−ブル
JPS63197907A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光伝送用フアイバケ−ブルの光伝送用フアイバ収納線状物体およびその製造方法

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