JP2859428B2 - ラジアントチューブ交換装置 - Google Patents
ラジアントチューブ交換装置Info
- Publication number
- JP2859428B2 JP2859428B2 JP32450890A JP32450890A JP2859428B2 JP 2859428 B2 JP2859428 B2 JP 2859428B2 JP 32450890 A JP32450890 A JP 32450890A JP 32450890 A JP32450890 A JP 32450890A JP 2859428 B2 JP2859428 B2 JP 2859428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiant tube
- frame
- rail
- rail frame
- exchange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Description
ブの交換作業を安全且つ容易に行えるとともにクレーン
の使用時間を短縮できるように構成したラジアントチュ
ーブ交換装置に関する。
チューブと称する折曲したチューブ状の熱焼室が数十本
配置されているが、これらは地上約5mから20mの高さの
間にあるため、その交換作業は容易ではなく相当な困難
さを伴う。
換例を説明する図であって、第7図に示すような、一端
にラジアントチューブ4(第6図)との接続部6aを有
し、他端にカウンタウエイト6bを取付けたポータバー6
と称する交換用ビームを、天井クレーンのフック5で吊
上げて取替えるべき炉1内のラジアントチューブ4の位
置へ挿入し、接続部6aにラジアントチューブ4を保持固
定する。次いでラジアントチューブ4を水平方向に炉1
外へ引出して床上へ降置し、ポータバー6に固定したラ
ジアントチューブを新品のものに取替えて固定した後、
再び天井クレーンフック5で吊上げ、前記ラジアントチ
ューブを引出した炉内へ挿入し、ポータバー6から取外
すことにより交換を完了する。
ブ取替え方法にあっては、以下のような問題がある。す
なわち、 (1) ポータバーを炉内へ挿入する際、架構デッキ3
の手すり2を部分的ではあるが取外しておく必要がある
ことから、作業者の転落の危険が生じる。
げ、ポータバーの吊振れを静止させつつ炉内へ挿入する
作業を行う際、作業者がポータバーと炉周辺に狭圧され
たりする危険がある。
その間、天井クレーンがラジアントチューブ交換1ヵ所
につき1台専従となるため他の作業ができず、その結
果、他作業工程を遅滞させ、支障を生じさせる。この発
明は、このような従来の問題点にかんがみてなされたも
のであって、天井クレーンはレールフレームを運搬する
際にのみ使用し、ラジアントチューブの交換はレールフ
レームに備えた交換台車を使って行うことにより、上記
課題を解決することを目的としている。
チューブの着脱可能な保持部を有するラジアントチュー
ブ交換台車と、該交換台車の収容部及び移動用レールを
一体化してクレーンにより運搬可能としたレールフレー
ムとより成り、さらに該レールフレームには熱処理炉の
架構デッキに設けたレールフレーム掛止手段および位置
決め手段にそれぞれ掛止される掛合部を具えたラジアン
トチューブ交換装置としたものであり、またラジアント
チューブ交換台車は、ラジアントチューブ交換時にラジ
アントチューブ保持部のみを横行,昇降及び傾動させて
微調整を行うための位置調整手段を有することが望まし
い。
クレーンはラジアントチューブを保持しないレールフレ
ームを交換位置の架構デッキまで運ぶ時と、旧ラジアン
トチューブを炉から引抜いて保持したレールフレームを
床上へ降ろす時と、新ラジアントチューブを保持したレ
ールフレームを前記架構デッキへ運ぶ時に使用するだけ
であって、従来のように、交換に際して先ず空荷のポー
タバーを天井クレーンで吊持した状態のままで交換位置
の架構デッキまで運ぶと共に旧ラジアントチューブをポ
ータバーに保持して抜取り、然る後に該ポータバーを床
上に降ろして新ラジアントチューブと交換後、再び前記
架構デッキまで運んで炉に装着するまで連続して使用す
る方法とは異なり、天井クレーンの連続使用を行わず且
つ使用時間も短いので、他作業の工程に影響を与える時
間は大幅に短くなる。
はレールフレームを架構デッキに設けた掛止手段及び位
置決め手段により架構デッキの所定位置に固定した後、
交換台車によりラジアントチューブの交換を行うので、
従来のようにラジアントチューブを保持したポータバー
を吊持したままで、その荷振れを静止しつつチューブの
着脱を行う場合と異なり、作業は安全である。また架構
デッキで手すりを外した部分はレールフレームが固定さ
れるため、作業者転落の危険も防止できる。
を横行,昇降及び傾動させて微調整を行う位置調整手段
を有しているので、ラジアントチューブの脱着が確実か
つ容易で作業性を著しく向上できる。
5図はこの発明の一実施例を示す図である。なお、従来
例と同一の部分については同一の符号を付す。
て、ラジアントチューブ4の交換台車7は、非作業時に
おいてはレールフレーム16の収容部15内に待機してい
る。また交換台車7は図示しないディーゼルエンジンや
モータ等により駆動され、レールフレーム16に設けた一
対のレール14,14上を移動できるようになっている。レ
ールフレーム16にはレール14,14の外側にボルト掛合部1
3が設けてあり、これに架構デッキ3に設けた固定ボル
ト17を第2図に示すように掛合せしめてレールフレーム
16を架構デッキ3に固定する。但し、固定する前に、レ
ールフレーム16のセンタ掛合部12(第3図)に、架構デ
ッキ3に設けたセンタリングプレート18に掛合させるこ
とにより、レールフレーム16の炉壁1に対する位置決め
を行うようになっている。また、センタリングプレート
18上に固着した押さえピース18aはレールフレーム16の
先端部の浮上がりを防止するためのものである。
位置決め固定した後、ラジアントチューブ4を炉に対し
て正確に装着又は引出すための保持部8の位置を微調整
する位置調整手段が設けられている。この手段は保持部
8を昇降させる昇降用ジャッキ1、傾動させる傾動用ジ
ャッキ10および横行させるシフトハンドル9よりなり、
昇降及び傾動はそれぞれのハンドル11a,10aを回転して
行うようになっている。11c,10cはそれぞれのハンドル
の軸心を示す。19は保持部8に設けたラジアントチュー
ブの受け金具,20は脱着用フックである。
す場合は、ラジアントチューブを有しないレールフレー
ム16を天井クレーンフック5で吊持し、交換位置におけ
る架構デッキ3の一部の手すり2を取外してレールフレ
ーム16を架構デッキ3上に載置する。このとき、第3図
に示すように、レールフレーム先端のセンタ掛合部12を
架構デッキ3に設けたセンタリングプレート18に掛合せ
しめ、次いで第2図に示すようにレールフレームのボル
ト掛合部13に固定ボルト17を係合せしめ、ナット17aで
締付けて架構デッキ3にレールフレーム16を固定する。
固定が終ると天井クレーンフック5をレールフレーム16
から取外し、自由状態とする。
を交換すべき旧ラジアントチューブ直前まで前進させ、
シフトハンドル9、昇降及び傾動ハンドル11a,10a等を
操作して旧ラジアントチューブに対する保持部8の芯合
わせを行った後、保持部8の受け金具19及び脱着用フッ
ク20で旧ラジアントチューブを確実に保持し、交換台車
7を後退させて炉1から旧ラジアントチューブを引き抜
く。
を吊持するとともにナット17aを緩めて固定ボルト17を
ボルト掛合部13から外し、レールフレーム16を架構デッ
キ3から離隔して床上へ降下させる。そこで保持部8の
旧ラジアントチューブを新品と交換し、天井クレーンで
前記位置の架構デッキ3へ吊り上げ、前記と同様に新ラ
ジアントチューブを有するレールフレーム16を架構デッ
キ3に固定し、天井クレーンフック5を取外して自由状
態とする。次いで、前記位置調整手段を操作し、炉1の
ラジアントチューブ装入部に対して保持部8位置を微調
整し芯合わせ後、新ラジアントチューブを装入する。然
る後に脱着用フック20及び受け金具19を新ラジアントチ
ューブから外し、交換台車7を収容部15へ後退させて、
次の交換まで待機する。
で、レールフレーム内に予備的に設けたウインチまたは
チエンブロック等により引抜力を増強するために、レー
ルフレーム16内に設けたものである。
効果が得られる。すなわち、(1)従来のような吊り振
れによる作業者狭圧の危険が極めて少なくなった。
(2)天井クレーンを専従的に使用することなく、ラジ
アントチューブ引出し、装入時には他作業用とすること
ができる。(天井クレーン使用時間は、従来の約1/3と
なった)。(3)固定レール上で交換台車を作動させる
ため、交換時の微調整作業(前後,左右,上下,傾動)
の操作が容易となり、作業性が格段に改善された。
第1図におけるA部詳細斜視図、第3図は第1図におけ
るB部詳細斜視図で、同図(a)はレールフレームと位
置決め手段との掛合前の状態、同図(b)は掛合後の状
態を示す図、第4図は実施例における交換台車の上面
図、第5図は第4図の側面図、第6図はラジアントチュ
ーブの平面図、第7図は従来例におけるポータバーの側
面図、第8図は従来例の使用法を示す斜視図である。 3……架構デッキ,4……ラジアントチューブ,7……交換
台車,8……保持部,12……センタ掛合部,13……ボルト掛
合部,14……移動用レール,15……収容部,16……レール
フレーム,18……センタリングプレート(位置決め手
段),10,11……傾動用ジャッキ,昇降用ジャッキ(位置
調整手段)。
Claims (2)
- 【請求項1】ラジアントチューブの着脱可能な保持部を
有するラジアントチューブ交換台車と、該交換台車の収
容部及び移動用レールを一体化してクレーンにより運搬
可能としたレールフレームとより成り、さらに該レール
フレームには熱処理炉の架構デッキに設けたレールフレ
ーム掛止手段および位置決め手段にそれぞれ掛止される
掛合部を具えたことを特徴とするラジアントチューブ交
換装置。 - 【請求項2】ラジアントチューブ交換台車は、ラジアン
トチューブ交換時にラジアントチューブ保持部のみを横
行,昇降及び傾動させて微調整を行うための位置調整手
段を有する第1請求項記載のラジアントチューブ交換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32450890A JP2859428B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ラジアントチューブ交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32450890A JP2859428B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ラジアントチューブ交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194506A JPH04194506A (ja) | 1992-07-14 |
JP2859428B2 true JP2859428B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=18166586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32450890A Expired - Fee Related JP2859428B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | ラジアントチューブ交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859428B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6047949B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-12-21 | Jfeスチール株式会社 | 連続焼鈍炉におけるラジアントチューブ交換装置 |
JP5323247B1 (ja) * | 2012-11-21 | 2013-10-23 | 中外炉工業株式会社 | 工業用炉の改良方法及び改良用のラジアントチューブ |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32450890A patent/JP2859428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04194506A (ja) | 1992-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2859428B2 (ja) | ラジアントチューブ交換装置 | |
CN214191981U (zh) | 放线架总成 | |
JP2002274774A (ja) | パイプ吊り上げ機具 | |
JP2002248560A (ja) | レードルターレットの軸受交換設備および方法 | |
JP6025240B2 (ja) | トルクコンバータ及び始動モータをガスタービンの補助コンパートメントから取り外す方法 | |
CN211368839U (zh) | 一种挖掘机钢筋笼运输辅助装置 | |
JPH11219829A (ja) | 変圧器 | |
JP3503938B2 (ja) | 転炉間の溶銑鍋搬送装置及びその装置に用いる溶銑鍋セット装置 | |
JP3371772B2 (ja) | ランス交換機構、ランスホース着脱機構、ランス固定機構及びランス自動交換装置 | |
JP3422585B2 (ja) | 下降型工事用エレベータおよびそのエレベータマストを下降方向に延長する方法 | |
JP3059148B1 (ja) | 重量部品の着脱装置および着脱方法 | |
JPH07123539A (ja) | 大容量インバータの着脱装置 | |
JP2020029319A (ja) | 上架治具およびこれを用いた巻上機の上架方法 | |
CN215097617U (zh) | 一种出炉机钢钎运载装置 | |
CN220162339U (zh) | 一种龙门吊大车链条更换工装 | |
JP3341871B2 (ja) | クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 | |
JP7297613B2 (ja) | 吊り具 | |
JPS5921199Y2 (ja) | ハンドリフト | |
JP3527144B2 (ja) | 油圧式エレベーターの主索交換方法 | |
JPH03218933A (ja) | シリコン単結晶の取り出し運搬装置 | |
JP2780470B2 (ja) | 懸垂型電動ホイストの遠隔保守方法 | |
JPH07115759B2 (ja) | 水平長尺物の搬入出装置 | |
JP4270598B2 (ja) | ワーク保持具及びワークの取扱い方法 | |
JPS624362Y2 (ja) | ||
JP3100963B1 (ja) | 重量物の引込み装置及びその方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |